JP2847435B2 - マンホール等の蓋の施錠装置 - Google Patents

マンホール等の蓋の施錠装置

Info

Publication number
JP2847435B2
JP2847435B2 JP2415504A JP41550490A JP2847435B2 JP 2847435 B2 JP2847435 B2 JP 2847435B2 JP 2415504 A JP2415504 A JP 2415504A JP 41550490 A JP41550490 A JP 41550490A JP 2847435 B2 JP2847435 B2 JP 2847435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
slide bar
lid
pinion
lock slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2415504A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04261920A (ja
Inventor
辺 信 彦 渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2415504A priority Critical patent/JP2847435B2/ja
Publication of JPH04261920A publication Critical patent/JPH04261920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2847435B2 publication Critical patent/JP2847435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマンホール、地下室当
の地下空間の出入口の蓋の施錠装置に関し、外側から
と、内側からとの両方から解錠操作を行うことができる
ものについて施錠の確実性、施錠操作の容易性、施錠装
置の耐久性を向上させるために利用して有効なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来マンホール等の蓋の施錠装置につい
て、図5を参照しつつその概略を説明する。地下空間C
への出入口Eには蓋1を支持する断面L型の支持枠Fが
設けられており、蓋1の一辺の下面に突出したフック3
を支持枠Fに引っ掛け、他辺の下面に突出した錠4を支
持枠Fに係止させて蓋1を支持枠Fにロックしている。
錠4は垂直な錠軸5と、錠軸5に螺合しているロックア
ーム6とを有し、錠軸5の上端の角穴7に工具を係合さ
せて、これによって外から錠軸5を90度左右に回動さ
せて、外から錠4の施錠、解錠を行ない、また内側から
ロックアーム6を錠軸5に対して90度左右に回動させ
て、内側から施錠、解錠を行なうものである。通常、蓋
1は雨曝しにされているのでロックアーム6と錠軸5と
の螺合ねじが錆等によって堅くなり、そのため緊急時の
手動操作が不能になることがたびたび生じ、また蓋に自
動車等から加えられる激しい振動によってロックアーム
6が錠軸5に対して自然に回動して開錠されてしまう不
都合がしばしば生じた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたもので、マンホール等の蓋が雨曝し
になっても、錆付きにより手動操作等による該蓋の開閉
が困難になることがなく、また、該蓋に加えられた自動
車等からの振動により蓋が自然に開錠されることのな
い、耐久性、安全性、確実性、操作性のよい蓋の施錠装
置を提供することをその課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた手段は次の要素(イ)〜(ニ)によって構成さ
れるものである。 (イ)下方に手動操作部を設けた錠軸を蓋に対して回
動、上下動自在に支持させ、当該錠軸にピニオンを設け
たこと、 (ロ)ロックスライドバーを蓋に対して左右に摺動自在
に支持させ、当該ロックスライドバーにラックギアーを
設けたこと、 (ハ)上記ピニオンを上記ラックギアーに噛み合い自在
に配置し、ばねによって錠軸を上方に付勢して上記ピニ
オンを上記ラックギアーに対して外れた位置に保持して
いること、 (ニ)位置決めストッパーによって、ロック位置とロッ
ク解除位置との二位置にロックスライドバーを係止する
こと。
【0005】
【作 用】ロック状態、ロック解除状態のいずれにお
いても、錠軸は付勢ばねによって上方へ押し上げられて
おり、そのピニオンはロックスライドバーのラックギア
ーから外れ、ロックスライドバは位置決めストッパーに
よってロック位置、またはロック解除位置に保持されて
いる。この状態において仮に激しい振動が錠軸に加わっ
て錠軸が回動したとしても、錠軸のピニオンはロックス
ライドバーのラックギアーから外れているので、錠軸の
回動によってロックスライドバーが動かされて、その位
置が変わることはない。錠軸の上端に操作ハンドルなど
の工具を係合させて、錠軸を付勢ばねに抗して押し下げ
て錠軸のピニオンをロックスライドバーのラックギアー
に噛み合わせ、つづいて錠軸を回転させる。これによっ
て、ロックスライドバーは左右にスライドして、ロック
位置からロック解除位置、あるいはロック解除位置から
ロック位置へ移動する。そして、移動した位置に位置決
めストッパーによって再び係止されて、その位置に保持
される。地下空間内から操作するときは、錠軸下端のハ
ンドルを把持して錠軸を引き下げて上記ピニオンを上記
ラックギアーに噛み合わせ、その後、錠軸を左右に回動
させてロックスライドバーを左右にスライドさせる。長
期の供用期間中に錠軸や、ロックスライドバーが錆等に
よって作動不能になることはなく、また、ピニオンとラ
ックギアーとが噛み合い不能になることもない。したが
って、その耐久性は向上する。また、錠軸の上端と上記
工具との係合関係に無断使用を防止する工夫を講じるこ
とによってその安全性を確保することができる。
【0006】
【実 施 例】まず、図1、図2を参照しつつ、第一実
施例を説明する。地下空間の蓋1の右辺の下面に突設し
たフック3を壁面Wに設けたロックブラケット2に係合
させ、左辺の下面に設けた本発明の施錠装置Rのロック
スライドバー12の左端を壁面Wのロックブラケット2
に係合させることによって、蓋1を施錠している。錠軸
11は蓋1の下面に固着したロックケーシング13に回
動、上下動自在に支承されており、錠軸11にはピニオ
ン15が、また、錠軸11の下端にはハンドル16が設
けられている。ロックケーシング13の底14とピニオ
ン15との間に付勢ばね17を設け、これによって錠軸
11を上方へ付勢している。錠軸11の上端は中空円筒
になっていて、その底に六角部18が設けられている。
ロックスライドバー12はロックケーシング13に左右
に摺動自在に支承されており、その側面にラックギアー
19が設けられている。また、ロックケーシング13に
はロックスライドバー12の位置決めストッパーとして
のクリックストップ20(これは従来周知、慣用のもの
であるのでその詳細な説明は省略する。)が設けられて
おり、これがロックスライドバー12の側面に設けた二
つの穴のいずれかに選択的に係合してロックスライドバ
ー12をロック位置、またはロック解除位置のいずれか
の位置に保持する。ロックスライドバー12の右端上面
に指示ロッド21が設けられており、この指示ロッドの
上端が地表面の指示板22のスロット23に臨んでい
る。さらに、ロックスライドバー12の右端に対向して
ロック検知スイッチ24が設けてあり、これによってロ
ックスライドバー12が左端位置、すなわちロック位置
にあることを検知する。ロックスライドバーがロック位
置にあるとき指示ロッド21の上端は、指示板22のス
ロット23の左端にあるのでこれによってロックスライ
ドバーがロック位置にあることを外から目視で確認する
ことができる。ロック検知スイッチ24によりロックス
ライドバー12がロック位置にあることを検知すること
によって、施錠装置Rの状態を遠隔監視することができ
る。錠軸11の上端の中空円筒部にはプラグを嵌めてそ
の内部への雨水、異物等の浸入を防ぐことが望ましい。
通常は、ロックスライドバー12はロック位置にあっ
て、その左端がロックブラケッ2の下面に係合してい
る。この状態では錠軸11は付勢ばね17によって上方
へ付勢されていて、ピニオン15はロックスライドバー
12のラックギアー19から外れている。錠軸11上端
のプラグ(図示せず)を外して六角部18に操作ハンド
ルなどの工具を係合させて、付勢ばね17に抗して錠軸
11を押し下げてピニオン15をロックスライドバー1
2のラック19に噛み合わせ、その状態で錠軸11を時
計方向に回動させる。これによって、ロックスライドバ
ー12はクリックストップ20の係止力に抗して右方に
スライドし、その左端がロックブラケット2から外れ
る。すなわち、ロックは解除される。施錠する場合は同
様にして錠軸を反時計方向に回動させればよい。地下空
間Cの内側から操作するときには、錠軸11の下端のハ
ンドル16を把持して、錠軸11を下方に引き下げて
後、左右に回動させればよい。次に図3、図4を参照し
つつ第二実施例を説明する。この実施例は施錠装置が一
対のロックスライドバーを有していて、蓋1の左右両辺
を共にロックスライドバーによってロックブラケットに
係止させるものである。錠軸31の構造、およびその支
持機構は第一実施例と同じである。錠軸のピニオン32
の前後に一対のロックスライドバー33、34が配置さ
れていて、それぞれ左右にスライド自在にロックケーシ
ングに支持されている。ピニオン32はロックスライド
バー33、34のラックギアー35と36とに噛み合っ
ており、ピニオン32の回動によってロックスライドバ
ー33と34とは互いに反対方向にスライドする。ロッ
クスライドバー33の側面には左右一対の穴37が設け
られていて、これにクリックストップ38が選択的に係
合して、ロックスライドバー33をそのロック位置、ま
たは、ロック解除位置に係止する。ロックスライドバー
34についても同様である。錠軸31を押し下げてピニ
オン32をラックギアー35、36に噛み合わせてか
ら、時計方向に回動させると、ロックスライドバー33
が左方にスライドし、ロックスライドバー34が右方に
スライドして、それぞれの外端が壁面のロックブラケッ
ト39の下面に係合する。同様にして、反時計方向に回
動させるとロックスライドバー33が右方に、ロックス
ライドバー34が左方にそれぞれスライドしてロックブ
ラケット39との係合が外れる。ロックスライドバー3
3の上面に傾斜カム面40があって、このカム面にばね
42によって下方に付勢された上下動自在の支持ロッド
41の下端が当接している。ロックスライドバー33が
左右へスライドするとき、上記カム面によって指示ロッ
ド40を上下動させて、ロック状態、ロック解除状態を
指示する。ロックスライドバー33の左端に対抗してロ
ック検知スイッチ43を設けている。このスイッチ43
は接触型、非接触型のいずれでもよい。この実施例は蓋
1の中央に設けた錠Rの二つのロックスライドバー3
3、34が蓋1の左右両辺をロックブラケット39、3
9に対してロックするので、第一実施例におけるフック
3は不要であり、蓋1の開閉操作は簡単容易である。
【0007】
【効 果】前記の課題を解決して、マンホール等の蓋
の施錠装置の耐久性、安全性、確実性、操作性を向上で
きることが本発明の特有の効果であり、ロック検知スイ
ッチを設けると、ロックスライドバーのロック位置、ロ
ック解除位置を確実に検知でき、これによって施錠装置
のロック状態、ロック解除状態を遠隔監視できることが
大きな利点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の全体を示す斜視図であ
る。
【図2】第一実施例の施錠装置の拡大斜視図である。
【図3】第二実施例の全体を示す斜視図である。
【図4】第二実施例の施錠装置の拡大斜視図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1・・・蓋 2、39・・・ロックブラケット 3・・・フック 4・・・錠 5、11、31・・・錠軸 6・・・ロックアーム 7・・・角穴 12、33、34・・・ロックスライドバー 13・・・ロックケーシング 14・・・ロックケーシングの底 15、32・・・ピニオン 16・・・ハンドル 17・・・付勢ばね 18・・・六角部 19、35、36・・・ラックギアー 20、38・・・クリックストップ 21、41・・・指示ロッド 22・・・指示板 23・・・スロット 24、43・・・ロック検知スイッチ 37・・・穴 40・・・傾斜カム面 42・・・ばね R・・・施錠装置 W・・・壁面 F・・・支持枠 E・・・出入口 C・・・地下空間

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール、地下室等の地下空間の出入口
    の蓋の施錠装置において、下方に手動操作部を設けた錠
    軸を蓋に対して回動、上下動自在に支持させ、当該錠軸
    にピニオンを設け、ロックスライドバーを蓋に対して左
    右に摺動自在に支持させ、当該ロックスライドバーにラ
    ックギアーを設け、上記ピニオンを上記ラックギアーに
    噛み合い自在に配置し、ばねによって錠軸を上方に付勢
    して上記ピニオンを上記ラックギアーに対して外れた位
    置に保持し、位置決めストッパーによって、ロック位置
    とロック解除位置との二位置にロックスライドバーを係
    止した、上記蓋の施錠装置。
  2. 【請求項2】上記ロックスライドバーの端面に対向して
    ロック検知スイッチを設けた、請求項(1)記載のマン
    ホール等の蓋の施錠装置。
  3. 【請求項3】上記ロックスライドバーを一対とし、これ
    らを上記ピニオンの前後に配置して、両ロックスライド
    バーのラックギアーにピニオンを噛み合い自在にした、
    請求項(1)記載のマンホール等の蓋の施錠装置。
JP2415504A 1990-12-28 1990-12-28 マンホール等の蓋の施錠装置 Expired - Fee Related JP2847435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2415504A JP2847435B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 マンホール等の蓋の施錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2415504A JP2847435B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 マンホール等の蓋の施錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04261920A JPH04261920A (ja) 1992-09-17
JP2847435B2 true JP2847435B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=18523856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2415504A Expired - Fee Related JP2847435B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 マンホール等の蓋の施錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2847435B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266974A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Mikuni Plast Kk 地下埋設機器のカバーボックス

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2700445B2 (ja) * 1995-05-25 1998-01-21 タキゲン製造株式会社 グレーチング蓋用施錠装置の受金ユニット
NL1034000C2 (nl) * 2006-10-10 2008-04-14 Tbs Soest B V Afsluitinrichting en werkwijze voor het afsluiten van een gat in de bodem.
PL2136018T3 (pl) * 2008-06-19 2015-05-29 Tokoz As Urządzenie ryglujące, zwłaszcza dla pokryw, wiek, drzwi i skrzydeł okiennych
ITBA20130067A1 (it) * 2013-10-11 2015-04-12 Giambattista DALENA Meccanismo di sollevamento e traslazione orizzontale di coperchi di chiusini o botole
JP6128527B2 (ja) * 2014-05-30 2017-05-17 有限会社エマージェンシー 地下空間構造物の地上開口部構造
CN106284422B (zh) * 2016-09-06 2018-11-16 广州粤正海信息技术有限公司 一种具有抗压防水功能的井盖
CN106968151B (zh) * 2017-05-22 2020-04-24 无锡市市政设施建设工程有限公司 一道路路面结构
CN107035236B (zh) * 2017-06-01 2019-02-15 云南酷联科技有限公司 一种井盖用的智能锁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266974A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Mikuni Plast Kk 地下埋設機器のカバーボックス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04261920A (ja) 1992-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4145900A (en) Lock for fire doors
US7424814B2 (en) Dead bolt lock system having multiple security features
US7007524B2 (en) Dead bolt lock system having multiple security features
JP2847435B2 (ja) マンホール等の蓋の施錠装置
EP1521891B1 (en) Door locking mechanism
WO2006137621A1 (en) Automatic close device and system of fire door
GB2225052A (en) Locking mechanism
US20040212197A1 (en) Overhead door locking apparatus and method of operation
EP0021820A1 (en) Lock
EP0026763A1 (en) Locking device for vertical sliding gates and similar
EP2112305B1 (en) Closure opening mechanism
US7805967B1 (en) Universal deadbolt lock knob immobilizer
US4781042A (en) Automobile child prevention locks
US6314772B1 (en) Lock mechanism for pull station
US4121864A (en) Latch assembly
KR20170000113A (ko) 실내 및 실외에서 개폐 가능한 슬라이딩 도어
US1867606A (en) Lock for exit bolts
US1835946A (en) Doorlock
JPS5811875Y2 (ja) 掛け忘れ防止錠
CN115045339B (zh) 检修井防盗内井盖
JPH0545724Y2 (ja)
JPH08303086A (ja) 傘立て用錠
US1888306A (en) Safety locking device
US4120525A (en) Latch assembly
US4626008A (en) Door lock apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees