JP2846178B2 - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置

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JP2846178B2
JP2846178B2 JP7080892A JP7080892A JP2846178B2 JP 2846178 B2 JP2846178 B2 JP 2846178B2 JP 7080892 A JP7080892 A JP 7080892A JP 7080892 A JP7080892 A JP 7080892A JP 2846178 B2 JP2846178 B2 JP 2846178B2
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要三良 岩藤
良夫 島田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電液体を熱媒体とする
発電システムにおけるEHD(電磁流体力学)技術によ
る伝熱管を備えた蒸発器の直流電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,誘電体を熱媒体とするEHD技術
利用の蒸発器の伝熱管(EHD伝熱管)部に設けられる
電極には、伝熱をよくするため、直流高圧を印加してい
た。この場合、直流電源装置としては高圧トランスとダ
イオードを用いた全波整流方式が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フロン等の誘電体熱媒
体に高圧直流電圧を印加すると,図3に示すように荷電
時に瞬間的に大きな電流Iが流れ時間の経過と共に減少
I(t) し,或る時間τを経て,その誘電液体の有する真
性の電流Io に到達する。この現象を誘電体吸収電流と
呼でいる。
【0004】したがって,EHD技術利用の高性能蒸発
器においてはプラント起動時(EHD荷電時)に過電流
現象による電源トリップ等の不具合が生じるためEHD
電源装置が過大になる欠点があった。なお,この吸収電
流現象は、熱媒体の電気物性によって異り、さらに熱媒
体(誘電体)中の不純物(イオン)に大きく影響を受け
るため予測し難い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0006】すなわち,EHD(電磁流体力学)伝熱管
を有する蒸発器と,同EHD伝熱管部に直流電圧を印加
する直流電源装置において、直流電源から過電流抑制リ
レーを経て直流電力を入力し交流を出力するインバータ
と,同インバータの出力を受け昇圧出力する高周波変圧
器と,同高周波変圧器の出力を受け直流高圧を発生する
直流高圧発生器と,同直流高圧発生器の出力を受け電圧
を検出する高電圧検出器と,基準電圧設定器および上記
高電圧検出器の出力電圧を受けその差を増幅する誤差増
幅器と,上記直流高圧発生器の出力を受け過電流を検出
して上記過電流抑制リレーへ制御信号を送る過電流検出
器と,上記誤差増幅器および上記過電流検出器の出力を
受け上記インバータへパルス幅制御信号を送るパルス幅
変調器とを設ける。
【0007】
【作用】上記手段において、定常状態においては、直流
高圧発生器の出力電圧を検出する高電圧検出器の出力信
号と基準電圧設定器の出力信号との差が誤差増幅器で増
幅され、制御信号として、パルス幅変調器へ送られる。
【0008】また、この場合、直流高圧発生器15の出
力電流を検出する過電流検出器の出力はゼロである。
【0009】パルス幅変調器20には、過電流検出器と
誤差増幅器との出力が入力されているが、過電流検出器
の出力がゼロのため、誤差増幅器の出力が選択入力され
る。パルス幅変調器20は、この入力に応じて、フィー
ドバック用のパルス幅制御信号を出力してインバータへ
送る。インバータはこのパルス幅制御信号により、誤差
増幅器からの出力が小さくなるよう、出力周波数を変
え、高周波変圧器へ出力する。高周波変圧器は入力を昇
圧して直流高圧発生器へ送る。直流高圧発生器は入力を
整流して、直流高圧としてEHD伝熱管へ送る。
【0010】このようにして、直流高圧発生器の出力電
圧は所定の設定値に維持される。
【0011】蒸発器へ電源を投入した場合、負荷のEH
D伝熱管の特性上、直流高圧発生器からの初期出力電流
は非常に大きくなる。この電流は過電流検出器で検出さ
れ、過電流抑制リレーとパルス幅変調器へ制御電流信号
として送られる。過電流抑制リレーは、この制御電流信
号を受けインバータへ供給する電流を制限する。
【0012】このようにして、EHD伝熱管部への初期
過電流が、有効に抑制されるようになる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1,図2により説明す
る。
【0014】なお、従来例で説明した部分は、説明を省
略し、この発明に関する部分を主体に説明する。
【0015】図2は、工場の熱廃蒸気を熱源とする有機
媒体発電設備を示す。蒸発器1のフロン蒸気出口は、タ
ービン2の入口へつながれる。タービン2の蒸気出口は
凝縮器3,循環ポンプ4を介して、蒸発器1の入口につ
ながれる。
【0016】蒸発器1には、EHD伝熱管7が設けら
れ、熱廃蒸気源9につながれている。EHD伝熱管7に
は電極10が設けられ、直流電源装置6につながれてい
る。
【0017】直流電源装置6の詳細を図1に示す。直流
電源11の出力は過電流抑制リレー12を経てTGBT
(Insulated Gate Bipolar mode Transistor)イン
バータ13へ送られる。IGBTインバータ13の出力
は高周波変圧器14,直流高圧発生器15を経て電極1
0へ出力される。
【0018】また直流高圧発生器15の出力は高電圧検
出器16を経て誤差増幅器18へ送られる。さらに基準
電圧設定器19の出力は誤差増幅器へ送られる。
【0019】直流高圧発生器15の出力電流は過電流検
出器17を経て過電流抑制リレー12へ送られる。また
パルス幅変調器20は誤差増幅器18の出力と過電流検
出器17の出力を受けて、その出力をIGBTインバー
タ13へ送る。
【0020】以上の構成において、通常(電極へ電源投
入による過電流期以後)は、次のように作用する。
【0021】過電流検出器17の検出出力はなく、過電
流抑制リレー12は、直流電源11からの電力をそのま
まIGBTインバータ13へ送る。インバータ13は入
力を交流に変え、高周波変圧器14で昇圧して、直流高
圧発生器15へ送る。直流高圧発生器15は入力を直流
に整流して、直流高圧として電極10へ出力する。
【0022】一方、直流高圧発生器15の出力電圧を検
出する高電圧検出器17の出力信号と基準電圧設定器1
9の出力信号との差が誤差増幅器18で増幅され、制御
信号として、パルス幅変調器20へ送られる。パルス幅
増幅器20には、さらに過電流検出器17の出力が入力
されている。パルス幅増幅器20には、両入力の選択回
路が組込まれており、過電流検出器17の出力が優先し
て選択される。しかし、この場合、過電流検出器17の
出力は、ゼロなので、誤差信号増幅器18からの出力信
号が選択される。この入力に応じて、パルス幅変調器2
0からフィードバック用のパルス幅制御信号がインバー
タ13へ出力される。インバータ13はこのパルス幅制
御信号により、誤差増幅器20からの出力が小さくなる
よう、出力周波数を変え、高周波変圧器14へ出力す
る。
【0023】このようにして、直流高圧発生器15の出
力電圧は所定の設定値に維持される。
【0024】EHD伝熱管7の電極10へ電力を投入し
た場合は、次のように作用する。蒸発器1へ電源を入れ
ると負荷のEHD伝熱管7の特性上、直流高圧発生器1
5からの初期出力電流は非常に大きくなる。この電流は
過電流検出器17で検出され、過電流抑制リレー12と
パルス幅変調器20へ制御電流信号として送られる。
【0025】またパルス幅変調器20には、誤差増幅器
18からの出力信号も入力している。パルス幅増幅器2
0には、両入力の選択回路が組込まれており、過電流検
出器17の信号が優先して選択される。したがって、制
御電流信号が入力されるとこの電流信号が優先して選
択,入力され,自己の出力を停止する。
【0026】一方,過電流制御リレー12には負荷の許
容電流値に対応してIGBTインバータ13へ供給する
電流値を制限する摺動抵抗体が組込まれている。
【0027】従って、過電流検出器17からの制御電流
を入力すると,過度的な出力電流を制限する。
【0028】このようにして、伝熱管7の電極10への
初期過電流が有効に抑制される。
【0029】従って、EHD直流電源装置6の小型化が
実現できる。この直流電源装置6によって、熱媒体とし
てのフロン規制に伴う代替冷媒R123に対するEHD
技術利用の高性能蒸発器への対応も、容易に達成でき
る。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、EHD伝熱管への電源投入時の過電流が有効に抑制
されるようになる。したがって電源装置の小型化,低コ
スト化が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の直流電源装置のブロ
ック線図である。
【図2】図2は同実施例の全体設備の系統図である。
【図3】図3は従来例の作用説明図である。
【符号の説明】
1 蒸発器 2 タービン 3 凝縮器 4 循環ポンプ 5 発電機 6 EHD直流電源装置 7 EHD伝熱管 8 冷却水 9 熱廃蒸気源 10 電極 11 直流電源 12 過電流抑制リレー 13 IGBTインバータ 14 高周波変圧器 15 直流高圧発生器 16 高電圧検出器 17 過電流検出器 18 誤差増幅器 19 基準電圧設定器 20 パルス幅変調器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EHD(電磁流体力学)伝熱管を有する
    蒸発器と,同EHD伝熱管に直流電圧を印加する直流電
    源装置において、直流電源から過電流抑制リレーを経て
    直流電力を入力し交流を出力するインバータと,同イン
    バータの出力を受け昇圧出力する高周波変圧器と,同高
    周波変圧器の出力を受け直流高圧を発生する直流高圧発
    生器と,同直流高圧発生器の出力を受け電圧を検出する
    高電圧検出器と,基準電圧設定器および上記高電圧検出
    器の出力電圧を受けその差を増幅する誤差増幅器と,上
    記直流高圧発生器の出力を受け過電流を検出して上記過
    電流抑制リレーへ制御信号を送る過電流検出器と,上記
    誤差増幅器および上記過電流検出器の出力を受け上記イ
    ンバータへパルス幅制御信号を送るパルス幅変調器とを
    備えてなる直流電源装置。
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