JP2845007B2 - トーン検出回路 - Google Patents

トーン検出回路

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JP2845007B2
JP2845007B2 JP4032201A JP3220192A JP2845007B2 JP 2845007 B2 JP2845007 B2 JP 2845007B2 JP 4032201 A JP4032201 A JP 4032201A JP 3220192 A JP3220192 A JP 3220192A JP 2845007 B2 JP2845007 B2 JP 2845007B2
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友一 伊藤
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エコーキャンセラー方
式によるディジタル加入者線伝送システムに利用され、
特に、そのトーン検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトーン検出器は、図4に示すよう
に、帯域通過フィルタ203、折り返し回路204、低
域通過フィルタ205、および比較器206を備えてい
る。
【0003】加入者線路201を伝搬し、ハイブリッド
回路202を経たアナログ受信信号は、帯域通過フィル
タ203に入力される。エコーキャンセラー方式による
ディジタル加入者線伝送システムでは、10kHzの信
号をトーン信号と規定しており、従って帯域通過フィル
タ203の中心周波数は10kHzである。帯域通過フ
ィルタ203によって検出された10kHzの信号成分
は、折り返し回路204に入力されて全波整流される。
この全波整流された信号は低域通過フィルタ205によ
って直流信号成分に変換される。低域通過フィルタ20
5で検出された直流信号成分は、比較器206に入力さ
れ、あらかじめ決められた、しきい値電圧Vthと比較
されトーン信号の検出を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のトーン検出
回路は、アナログ受信信号に含まれる10kHz成分の
パワーを検出するため、本来のトーン以外の信号があっ
ても、10kHz成分が含まれてさえいればトーン信号
と間違えて誤検出してしまう欠点があった。例えば、図
5に示すような信号波形が雷サージ発生時に受信信号と
して加わった場合、この信号中に含まれる10kHz成
分によって、トーン信号と間違えて誤検出してしまう。
【0005】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、雷サージ発生時のノイズによって誤検出する
ことのない、トーン検出回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、加入者線路よ
りハイブリッド回路を介して入力されるエコーキャンセ
ラー方式による受信信号からトーン信号を検出する手段
を備えたトーン検出回路において、前記受信信号を所定
のサンプリング信号によりサンプリングを行う標本器
と、この標本器の出力信号を所定のしきい値電圧と比較
し2値のディジタル信号に変換する比較器と、前記比較
器からの出力信号を入力しそれぞれ1サンプル時間ない
し7サンプル時間の遅延を与える第一ないし第七の遅延
器と、前記比較器の出力信号ならびに前記第一ないし第
七遅延器の出力信号を入力し前記トーン信号を検出する
周波数検出器とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記周波数検出器は、前
記比較器ならびに前記第一、第二および第三の遅延器の
出力信号を入力し論理積をとる第一の論理積回路と、前
記第四、第五、第六および第七の遅延器の出力信号を入
力し否定論理和をとる否定論理和回路と、前記第一の論
理積回路および前記否定論理和回路の出力信号を入力し
論理積をとる第二の論理積回路と、この第二の論理積回
路の出力信号を標本化周期ごとにラッチしラッチした出
力信号が所定回数連続して「ハイ」レベルのときこれを
前記トーン信号として出力するレベル検出計数器とを含
むことができる。
【0008】また、本発明は、前記サンプリング信号の
周波数は80kHz、前記トーン信号の周波数は10k
Hzであることが好ましい。
【0009】
【作用】トーン信号は、送出レート80kHzで初めに
+3信号を4回送出し引続き−3を4回送出し、これを
1周期として10回すなわち3ms連続することで構成
される。
【0010】そこで、標本器および比較器でトーン信号
を2値(0、1)のディジタル信号に変換し、第一ない
し第七の遅延器により1サンプル時間ないし7サンプル
時間遅延させ、0遅延出力ないし第三遅延器出力の論理
和をとり、第四ないし第七遅延器出力の否定論理和をと
り、さらに両出力の論理和をとると出力が「1」(「ハ
イ」)レベルとなる。これによりトーン信号の1周期が
検出される。そこで、これが10回連続して検出された
とき、トーン信号が正しく検出されたことになる。
【0011】ところで、もしも途中で雷サージによる雑
音が入力された場合には、第四ないし第七の遅延器出力
は「0」となり、「ハイ」レベル検出が行われなくなる
ので、これを防止することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示すブロック構
成図である。
【0014】本実施例は、加入者線路101よりハイブ
リッド回路102を介して入力されるエコーキャンセラ
ー方式による受信信号aからトーン信号を検出する手段
を備えたトーン検出回路において、本発明の特徴とする
ところの、受信信号aを80kHzのサンプリング信号
によりサンプリングを行う標本器103と、この標本器
103の出力信号を所定のしきい値電圧と比較し2値
(0、1)のディジタル信号に変換し出力信号bとして
出力する比較器104と、この比較器104からの出力
信号bを入力しそれぞれ1サンプル時間ないし7サンプ
ル時間の遅延を与える第一ないし第七の遅延器105〜
111と、比較器104の出力信号ならびに遅延器10
5〜111の出力信号を入力し前記トーン信号を検出す
る周波数検出器112とを備えている。
【0015】そして、周波数検出器112は、比較器1
04の信号bならびに第一、第二および第三の遅延器1
05〜107の出力信号c〜eを入力し論理積をとる第
一の論理積(アンド)回路113と、第四、第五、第六
および第七の遅延器108〜111の出力信号f〜iを
入力し否定論理和をとる否定論理和(ノア)回路114
と、第一のアンド回路113の出力信号jおよびノア回
路114の出力信号kを入力し論理積をとる第二のアン
ド回路115と、この第二のアンド回路115の出力信
号lを標本化周期ごとにラッチしラッチした出力信号l
が10回連続して「ハイ」(「1」)レベルのときこれ
を前記トーン信号として出力するハイレベル検出計数器
116とを含んでいる。
【0016】次に、本実施例の動作について図2に示す
タイミングチャートを参照して説明する。
【0017】北米標準のディジタル加入者線伝送システ
ムでは、伝送速度80kHz、伝送路符号として±1、
±3の4値からなる2B1Q符号が用いられ、トーン信
号として、図2の受信信号a(トーン信号を示す)に示
すように、±3信号の交番によって10kHzの信号を
作成している。すなわち、+3信号を送出レート80k
Hzで4回送出した後、−3信号を4回送出し、これを
連続して10回すなわち3msecの間続けることによ
ってトーン信号としている。
【0018】図3(a)および(b)に、シミュレーシ
ョンにより求めたトーン波形図を示す。同図(a)は、
加入者線路が0m、すなわち、直結時のトーン波形図で
あり、同図(b)は加入者線路7km(線径0.5m
m)の場合のトーン波形図である。電圧レベルの差はあ
るものの、どちらの場合もほぼ正弦波に近い受信波形と
なることが判る。
【0019】加入者線路101およびハイブリッド回路
102を経た受信信号aは、標本器103に入力され8
0HKzでサンプリングされる。サンプリングされた信
号は、比較器104に入力され、その信号の正負によっ
て「1」、「0」の2値(ディジタル値)に変換された
出力信号bが出力される。
【0020】そして、この出力信号bは第一ないし第七
の遅延器105〜111に入力され、それぞれ、80k
Hzkのサンプリングに対し、1サンプル、2サンプ
ル、3サンプル、4サンプル、5サンプル、6サンプ
ル、および7サンプル時間の遅延を受ける。
【0021】周波数検出器112内部の、アンド回路1
13は、比較器104の出力信号bと、遅延器105か
ら遅延器107の出力信号c〜eを入力とする4入力の
アンド回路であり、4入力全てが「1」(ハイレベル)
のときのみ「1」を出力する。また、ノア回路114
は、遅延器108から遅延器111の出力信号f〜iを
入力とする4入力のノア回路であり、4入力全てが
「0」(ローレベル)のとき「1」を出力する。アンド
回路115は、アンド回路113とノア回路114の出
力を入力とする2入力のアンド回路であり、2入力とも
「1」のときのみ「1」を出力する。
【0022】従って、アンド回路115が「1」を出力
するのは、アンド回路113の入力が全て「1」で、か
つ、ノア回路114の入力が全て「0」の場合のみであ
り、これはサンプリング周波数が80kHzであること
を考慮すると10kHzの周期に一致する。すなわち、
アンド回路115の出力が「1」の場合には、10kH
zの信号が入力されたことになる。ハイレベル検出計数
器116は、アンド回路115の出力を80kHzごと
にラッチし、「1」出力を検出し、さらにこれを10カ
ウントすることによって、10kHzのトーン信号を検
出する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、10k
Hz検出を行うことにより、雷サージ発生時のノイズ等
によって誤検出することなく、安定にトーン信号を検出
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】その動作を示すタイミングチャート。
【図3】シミュレーションにより求めたトーン波形図。
【図4】従来例を示すブロック構成図。
【図5】雷発生時に受信信号として加わるノイズ波形
図。
【符号の説明】
101、201 加入者線路 102、202 ハイブリッド回路 103 標本器 104、206 比較器 105〜111 遅延器 112 周波数検出器 113、115 論理積(アンド)回路 114 否定論理和(ノア)回路 116 ハイレベル検出計数器 203 通過帯域フィルタ 204 折り返し回路 205 低域通過フィルタ a 受信信号 b (比較器104の)出力信号 c (遅延器105の)出力信号 d (遅延器106の)出力信号 e (遅延器107の)出力信号 f (遅延器108の)出力信号 g (遅延器109の)出力信号 h (遅延器110の)出力信号 i (遅延器111の)出力信号 j (アンド回路113の)出力信号 k (ノア回路114の)出力信号 l (アンド回路115の)出力信号
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 1/10 - 1/14 H04B 15/00 - 15/06 H03K 5/00 - 5/02 H03K 5/08 - 5/12 H03K 5/15 - 5/26 H04L 27/00 H04Q 1/30 - 1/50

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者線路よりハイブリッド回路を介し
    て入力されるエコーキャンセラー方式による受信信号か
    らトーン信号を検出する手段を備えたトーン検出回路に
    おいて、 前記受信信号を所定のサンプリング信号によりサンプリ
    ングを行う標本器と、 この標本器の出力信号を所定のしきい値電圧と比較し2
    値のディジタル信号に変換する比較器と、 前記比較器からの出力信号を入力しそれぞれ1サンプル
    時間ないし7サンプル時間の遅延を与える第一ないし第
    七の遅延器と、 前記比較器の出力信号ならびに前記第一ないし第七遅延
    器の出力信号を入力し前記トーン信号を検出する周波数
    検出器とを備え 前記周波数検出器は、前記比較器ならびに前記第一、第
    二および第三の遅延器の出力信号を入力し論理積をとる
    第一の論理積回路と、前記第四、第五、第六および第七
    の遅延器の出力信号を入力し否定論理和をとる否定論理
    和回路と、前記第一の論理積回路および前記否定論理和
    回路の出力信号を入力し論理積をとる第二の論理積回路
    と、この第二の論理積回路の出力信号を標本化周期ごと
    にラッチしラッチした出力信号が所定回数連続して「ハ
    イ」レベルのときこれを前記トーン信号として出力する
    レベル検出計数器とを含む ことを特徴とするトーン検出
    回路。
  2. 【請求項2】 前記サンプリング信号の周波数は80k
    Hz、前記トーン信号の周波数は10kHzである請求
    1記載のトーン検出回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5850755U (ja) * 1981-09-21 1983-04-06 富士通株式会社 信号断検出回路
JPS58168395A (ja) * 1982-03-29 1983-10-04 Nec Corp 多周波信号検出回路
JPH03268598A (ja) * 1990-03-19 1991-11-29 Fujitsu Ltd 誤動作防止回路

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