JP2844427B2 - 直腸カテーテルの製造方法 - Google Patents

直腸カテーテルの製造方法

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JP2844427B2 JP6232178A JP23217894A JP2844427B2 JP 2844427 B2 JP2844427 B2 JP 2844427B2 JP 6232178 A JP6232178 A JP 6232178A JP 23217894 A JP23217894 A JP 23217894A JP 2844427 B2 JP2844427 B2 JP 2844427B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線検査を行うため人
間の肛門から直腸・大腸・結腸にバリウム等の造影剤や
空気を注入するための直腸カテーテルの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の直腸カテーテルの製造方法は、そ
れぞれ独立した造影剤注入パイプと空気パイプとをゴム
等の弾力性のある筒状体りカテーテル本体内部に挿入
し、造影剤注入パイプと空気注入パイプとの各先端をカ
テーテル本体の先端に配置させ、造影剤注入パイプと空
気注入パイプとの各後端をカテーテル本体後端に連結し
た分岐プラグに造影剤注入口と空気注入口と排泄口とを
設けた接続器をはめ込み、前記造影剤注入パイプと空気
注入パイプとをそれぞれ接続器の造影剤注入口と空気注
入口とに接続した製造方法である。このように、別部材
の空気注入パイプと造影剤注入パイプとを必要とし、
又、この空気注入パイプと造影剤注入パイプとをカテー
テル本体内へ配置させる手間がかかっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は従来のこれらの問題点を解消し、製造が小な
い部品数で簡単且つ確実に製造出来、又大量生産も容易
に行えて製造費を安価とし、更に、衛生的に使用出来る
直腸カテーテルの製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1)弾力性のある直腸カテーテル本体の内部を膜で4つ
以上の通路に区画し、造影材注入路と空気注入路と排泄
路との路のうち2つの路を少なくとも1つの通路を隔て
た上記通路に割り当て、割り当てられた上記の通路のい
ずれかと膜を介して隣接する通路に残りの路を割り当
て、カテーテル本体の割り当てられた上記通路の基端を
対応する各チューブと接続する直腸カテーテルの製造方
法であって、カテーテル本体基端を分離室内に水密状に
導入し、分離室内で1つの通路を隔てて割り当てられた
上記の2つの通路間を結ぶ膜と同2つの通路間を結ぶカ
テーテル本体外周の小なくとも1箇所のカテーテル本体
外周とを切断して上記2つの通路の基端をチューブ化
し、チューブ化された2つの通路とこれに対応するチュ
ーブとを分離分離室内で接続し、残りのチューブを分離
室内と連通するように接続したことを特徴とする直腸カ
テーテルの製造方法 2)カテーテル本体内部を膜で2つの通路に区画し、こ
の一方の通路を膜で更に3つの通路に区画し、同3つの
通路のうち両端の通路を結ぶ膜と同両端の通路を結ぶカ
テーテル本体外周2箇所とをそれぞれ切断した前記1)
記載の直腸カテーテルの製造方法 3)カテーテル本体内部を膜で2つの通路に区画し、こ
の一方の通路を膜で更に3つの通路に区画し、同3つの
通路のうち両端の通路を結ぶ膜と同両端の通路を結ぶカ
テーテル本体外周1箇所とを切断した前記1)記載の直
腸カテーテルの製造方法 4)カテーテル本体内部を膜で2つの通路に区画し、各
通路を更に膜で2つの通路に区画し、隣接しない2つの
通路間を結ぶ膜と同隣接しない2つの通路間を結ぶカテ
ーテル本体外周とを1箇所それぞれ切断した前記1)記
載の直腸カテーテルの製造方法 5)カテーテル本体内部を膜で2つの通路に区画し、各
通路を更に膜で2つの通路に区画し、隣接しない2つの
通路間を結ぶ膜と同隣接しない2つの通路間を結ぶカテ
ーテル本体外周2箇所とを切断した前記1)記載の直腸
カテーテルの製造方法 6)弾力性のある直腸カテーテル本体の内部を交わらな
い膜で3つの通路に区画し、造影材注入路と空気注入路
と排泄路との路を上記通路に割り当て、カテーテル本体
の通路の基端を対応する各チューブと接続する直腸カテ
ーテルの製造方法であって、カテーテル本体基端を分離
室内に水密状に導入し、分離室内で中間の通路を形成す
るカテーテル本体外周を小なくとも1箇所を切断して両
端の通路の基端をチューブ化し、チューブ化された2つ
の通路とこれに対応するチューブとを分離室内で接続
し、残りのチューブを分離室内と連通するように接続し
たことを特徴とする直腸カテーテルの製造方法にある。
尚、造影剤として通常バリウム(Ba)等が使用されて
いる。又、切断部分周辺のカテーテル本体外周と膜を大
幅に切除して使用することもある。カテーテル本体の素
材として、ゴムプラスチック樹脂、防水処理を施した紙
・合成紙、繊維素材、合成樹脂等がある。
【0005】
【作用】本発明は、カテーテル本体の内部を膜で4つ以
上の通路に区画し、造影剤注入路と空気注入路と排泄路
との路のうち2つの路を小なくとも1つの通路を隔てた
通路に割り当て、この割り当てられた上記の通路のいず
れかと膜を介して隣接する通路に残りの路を割り当てた
カテーテル本体の基端を、分離室内に水密状に導入し、
分離室内で小なくとも1つの通路を隔てて路を割り当て
た通路間を結ぶ膜と小なくともカテーテル本体の外周1
箇所とを切断することで、この1つの通路を隔てて割り
当てた2つの通路をそれぞれチューブ化とし、残りの路
を割り当てた通路は前記のチューブ化する差異に切断さ
れた状態となり又分離室内に解放された状態となる。こ
れにより、チューブ化されたカテーテル本体の通路を分
離室内で対応する各チューブとに接続し、残りのチュー
ブを分離室内と連通するように接続する。
【0006】請求項2,3記載のカテーテル本体内部を
膜で2つの通路に区画し、一方の通路を膜で更に3つの
通路に区画していれば、この3つに区画した通路の両端
の通路間を結ぶ膜とカテーテル本体外周1箇所又は全箇
所を切断してやればこの両端の通路をチューブ化するこ
とが出来る。又、残りの路を割り当てた通路は前記のチ
ューブ化する差異に切断された状態となり又分離室内に
解放された状態となる。
【0007】請求項4,5記載のように、カテーテル本
体内部を膜で2つの通路に区画し、各通路を更に膜で2
つの通路に区画していれば、この隣接しない2つの通路
を結ぶ膜とカテーテル本体外周1箇所又全箇所を切断し
てやれば、1つの通路を隔てた2つの通路をチューブ化
することが出来る。又、残りの路を割り当てた通路は前
記のチューブ化する差異に切断された状態となり又分離
室内に解放された状態となる。
【0008】請求項6記載のようにカテーテル本体内部
を交わらない膜で3つの通路に区画し、造影剤注入路と
空気注入路と排泄路との路を通路に割り当てたカテーテ
ル本体であれば、中間の通路のカテーテル本体の1箇所
又は全箇所を切断すれば、両端の通路をチューブ化する
ことが出来る。中間の通路は前記のチューブ化する際に
切断された状態となり又分離室内に開放された状態とな
る。このチューブ化された通路は対応するチューブと接
続し、又、残りのチューブを分離室内に連通するように
接続し、分離室内に解放した状態の通路は分離室内に接
続したチューブと分離室を介して連結している。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本実施例の製造工程を示す説明図、図2は本
実施例の正面図、図3は本実施例の平面図、図4は本実
施例でのバルーンを膨張させた状態を示す正面図、図5
は図3でのA−A断面図、図6は図3でのB−B断面
図、図7は図1でのC−C断面図、図8は図1でのD−
D断面図、図9はカテーテル本体基端の切断箇所の他の
例を示す説明図、図10は他の例を示すカテーテル本体
の断面図、図11はカテーテル本体基端の切断箇所を示
す説明図、図12はカテーテル本体基端の切断箇所の他
の例を示す説明図、図13は他の例を示すカテーテル本
体の断面図、図14はカテーテル本体基端の切断箇所を
示す説明図、図15はカテーテル本体基端の切断箇所の
他の例を示す説明図である。
【0010】図中1は直腸カテーテル、2は内部が膜6
で2つの通路に区画し更に一方の通路を膜6で3つの通
路に区画したゴム素材で弾力性のあるカテーテル本体、
3はプレート16に造影剤注入口17と空気注入口18
と排泄口19とを開口し造影剤注入口17と空気注入口
18との開口部周縁を両方向へそれぞれ突出させて造影
剤注入突起21と空気注入突起22とを設け排泄口19
周縁は一方向へ突出させて排泄突起23を設けたチュー
ブ接続器、4は一方側にカテーテル本体2の挿入口13
を設け他方側に同チューブ接続器3のプレート16が嵌
合する嵌合部14を設けた連結プラグ、5はカテーテル
本体2先端に外嵌させる先部及び周壁に穴を設けた弾性
力のある先端キャップ、6はカテーテル本体2内部を区
画する膜、7は膜6で区画されてカテーテル本体2内部
に形成された造影剤注入路、8は膜6で区画されてカテ
ーテル本体2内部に形成された空気注入路、9は膜6で
区画されてカテーテル本体2内部に形成された排泄路、
10は膜6で区画されてカテーテル本体2内部に形成さ
れた空通路、11はカテーテル本体2先部の周壁に設け
られた膨縮自在なバルーン、12は同バルーン11に空
気を送り込む注空口、13は連結プラグ4の挿入口、1
4は連結プラグ4の嵌合部、15はカテーテル本体2基
端の切断部、16はチューブ接続器3のプレート、17
は同プレート16に設けた造影剤注入口、18は同プレ
ート16に設けた空気注入口、19は同プレート16に
設けた排泄口、20造影剤注入口17と空気注入口18
と排泄口19との中に設けた逆流防止のための弁、21
は同プレート16に設けた造影剤注入突起、22は同プ
レート16に設けた空気注入突起、23は同プレート1
6に設けた排泄突起、24は造影剤注入突起21に外嵌
させた造影剤注入チューブ、25は空気注入突起22に
外嵌させた空気注入チューブ、26は排泄突起23に外
嵌させた排泄チューブ突起、27はカテーテル本体2基
端を挿入した分離室である。
【0011】本実施例では、図7に示すようにカテ−テ
ル本体2内部が膜6で2つの通路に区画され、さらに一
方の通路を膜6で3つの通路に区画され、図面上、下に
位置する一番大きな通路が排泄路9で、3つの通路に区
画された両端の通路に造影剤注入路7と空気注入路8と
を形成し、真ん中の通路を路を割り当てていない空気路
10としている。又、先端に先端キャップ5を外嵌させ
又、カテーテル本体2の先部の周壁にはバルーン11を
2つ設け、このカテーテル本体2基端を連結プラグ4の
挿入口13に挿入させて造影剤注入口7と空気注入口8
とを結ぶ膜6とカテーテル本体2外周2箇所とを切断
し、且つ切断した排泄路9側のカテーテル本体2を大幅
に切除し、造影剤注入路7と空気注入路8とを独立した
チューブ化としてチューブ接続器3の造影剤注入突起2
1と空気注入突起22とに外嵌させて接着剤で接続し、
チューブ接続器3のプレート16を連結プラグ4の嵌合
部に嵌合させて接着剤で密着させ、連結プラグ4内を分
離室戸する。これにより、カテーテル本体2基端の切断
部15は図ベルト手分離室内27に位置し、直腸カテー
テル1本体先端を人間の肛門に挿入し、注空口12から
空気を送り込み1つのバルーン11を肛門内で膨らま
せ、又他のバルーン11を同様に肛門外で膨らませて、
カテーテル本体2先端を肛門に取付け人間の腸内物矢注
腸したバリウム等の造影剤はカテーテル本体2先端から
排泄路9に沿ってカテーテル本体2基端側へ導かれて、
切断部15より腸内物や注腸した造影剤が連結プラグ4
内の分離室27内へ排出され、又、排泄物等は、空通路
10内を通って分離室27内へ排出されるこの排出され
た排泄物は、チューブ接続器3のプレート16に設けた
排泄口19を介して連結プラグ4内から排泄チューブ2
6経と排出される。又、バリウム等の造影剤は、造影剤
注入チューブ24に沿ってチューブ接続器3のプレート
16に設けた造影剤注入口17を通り又、カテーテル本
体2の造影剤注入路7を通ってカテーテル本体2の先端
へ導かれていく。空気も同様に、空気注入チューブ25
に沿ってチューブ接続器3のプレート16に設けた空気
注入口18を通って又、カテーテル本体2の空気注入路
8を通ってカテーテル本体2の先端へ導かれていく。こ
のように、造影剤と空気と排泄物とは各通路により混ざ
り合うことなく、衛生的な使用が出来る。又、造影剤注
入口17と空気注入口18と排泄口19との中に設けた
弁により、それぞれ逆流を防止するものとなる。空通路
10は、先端を閉鎖せず使用する場合だけでなく、先端
を閉鎖して使用する場合もある。
【0012】空通路10は、先端を閉鎖せず使用する場
合だけでなく、先端を閉鎖して使用する場合もある。そ
の他、連結プラグとチューブ接続器との接続の例とし
て、連結プラグの嵌合部周縁にツバを設け、チューブ接
続器のプレート周縁に前記ツバと接触する突出部を設
け、チューブ接続器を連結プラグの嵌合部に嵌合させる
とともにチューブ接続器の突出部を連結プラグのツバに
密接させ、この状態で超音波をあてて、チューブ接続器
を連結プラグに融着する。
【0013】図9に示す切断の他の例では、カテーテル
本体2は図7に示すように内部が膜6で4つに区画され
ていて、図7同様に造影剤注入路7と空気注入路8と排
泄路9とを設けている。又、造影剤注入路7と空気注入
路8とを結ぶ膜6とカテーテル本体2とを切断し、造影
剤注入路7と空気注入路8とを独立したチューブ化と
し、前記同様チューブ接続器3の造影剤注入突起21
と、空気注入突起22とに接続する。その他の符号・構
成や作用効果は前記本実施例と同じである。
【0014】図10,11に示す他の例では、膜6で2
つの通路に区画し、この膜6と直交するようにして膜6
で2つの通路それぞれを更に2つの通路に区画し、この
2つの通路を4つに区画した膜6をそれぞれ直線状の位
置としていないカテーテル本体2を用いて、図10の図
面上右下の通路を造影剤注入路7とし、左下の通路を排
泄路9とし、左上の通路を空気注入路8とし、右上の通
路を空通路10とする。又、排泄路9と空通路10を形
成するカテーテル本体2外周と、排泄路9と空通路10
とを区画する膜6を切断し、造影剤注入路7と空気注入
路空気注入路8とを独立したチューブ化とし、それぞれ
チューブ接続器3の造影剤注入突起21と空気注入突起
22とに接続する。その他の構成・符号や作用効果は前
記本実施例と同じである。
【0015】図12に示す他の例では、前記同様図10
に示すカテーテル本体2と同じ構成のカテーテル本体2
を用いて、排泄路9と空通路10とを形成するカテーテ
ル本体2と排泄路9と空通路10とを区画している膜6
を切断して、造影剤注入路7と空気注入路8とをカテー
テル本体2で結ばれたチューブ化とし、それぞれチュー
ブ接続器3の造影剤突起21と空気注入突起22とに接
続する。
【0016】図13に示す他の例では、カテーテル本体
2内部を平行に設けた膜6で3つの通路に区画し、両端
の通路を造影剤注入路7と空気注入路8とに設け、中の
通路を排泄路9としている。又、排泄路9を形成するカ
テーテル本体2外周の1箇所を切断し造影剤注入路7と
空気注入路8とをカテーテル本体2で結ばれたチューブ
化とし、それぞれチューブ接続器3の造影剤注入突起2
1と空気注入突起22とに接続する。その他の構成・符
号や作用効果は前記本実施例と同じである。
【0017】図15に示す他の例でのカテーテル本体2
は、図13に示す他の例と同じように内部が膜6で3つ
の通路に区画され、同様に造影剤注入路7と空気注入路
8と排泄路9とを設けている。これにより、造影剤注入
路7と空気注入路8とを結ぶカテーテル本体2外周を2
箇所切断してカテーテル本体2基端で造影剤注入路7と
空気注入路8とを独立したチューブ化とし、チューブ接
続器3の造影剤注入突起21と空気注入突起22とに接
続する。その他の構成・符号や作用効果は前記本実施例
と同じである。
【0018】チューブ接続器3と接続するカテーテル本
体2基端は造影剤注入路7と空気注入路8とに限定せ
ず、空気注入路8と排泄路9、又は造影剤注入路7と排
泄路9とをチューブ接続器3に接続してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明では、内部を膜で4
つ以上の通路に区画し、造影剤注入路・空気注入路・排
泄路のうち、2つの路を少なくとも1つの通路を隔てて
割り当てたカテーテル本体基端を分離室内に導入し、こ
の2つの通路間を結ぶ膜とカテーテル本体とを切断する
という簡単な作業だけで、この2つの通路をチューブ化
とし、離距を広くとることが出来、造影剤注入チューブ
・空気注入チューブ・排泄チューブとのいずれかに楽に
接続させることが出来、又、カテーテル本体の切断によ
り残りの通路間を分離室内に開放した状態とし、この通
路は分離室に接続した残りの造影剤注入チューブ・空気
注入チューブ・排泄チューブのいずれかと分離室を介し
て連通した状態となる。このように、カテーテル本体が
従来の造影剤注入パイプと空気注入パイプとを兼ねてい
るので、別部材であった造影剤注入パイプと空気注入パ
イプとを必要とせず、又、造影剤注入パイプと空気注入
パイプとをカテーテル本体内へ配置する手間も無くなる
ものとなった。このため、少ない部品数で、又手間をか
けることなく容易に且つ確実に製造出来、製造費を安価
とすることが出来、更に大量生産によるコストダウンも
行えるものとなる。
【0020】請求項2,5記載のカテーテル本体では、
所定の膜及びカテーテル本体外周とを切断して一体連結
した2つの通路を独立したチューブに大変簡単形成出
来、2つの通路間の距離が長くなり総英材注入チューブ
と空気注入チューブと排出チューブとのうち2つのチュ
ーブと楽に接続出来るものとなる。
【0021】請求項3,4記載のカテーテル本体では、
所定の膜及びカテーテル本体の1箇所を切断して一体連
結した2つの通路をカテーテル本体で結ばれたチューブ
を形成し、2つの通路間の距離が長くなり造影剤注入チ
ューブと空気注入チューブと排出チューブとのうち2つ
のチューブと楽に接続出来るものとなる。
【0022】請求項6記載では、カテーテル本体内部を
交わらない膜で3つの通路に区画し、造影剤注入路と空
気注入路と排泄路との路を通路に割り当て、このカテー
テル本体の基端を分離室内に水密状に導入し、両端の通
路間を結ぶカテーテル本体外周を切断するという大変簡
単な作業で両端の通路を容易にチューブ化出来、又、残
りの通路は分離室内に開放した状態とし、チューブ化し
た通路を対応するチューブと接続し易くなり、又、分離
室内へ開放した通路は分離室内へ連通させて接続したチ
ューブと分離室を介し接続した状態となり、このため、
少ない部品数で、又手間をかけることなく容易に且つ確
実に製造出来、製造費を安価とすることが出来、更に大
量生産によるコストダウンも行えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の製造工程を示す説明図である。
【図2】本実施例の正面図である。
【図3】本実施例の平面図である。
【図4】本実施例でのバルーンを膨張させた状態を示す
正面図である。
【図5】図3でのA−A断面図である。
【図6】図3でのB−B断面図である。
【図7】図1でのC−C断面図である。
【図8】図1でのD−D断面図である。
【図9】カテーテル本体基端の切断箇所の他の例を示す
説明図である。
【図10】他の例を示すカテーテル本体の断面図であ
る。
【図11】カテーテル本体基端の切断箇所を示す説明図
である。
【図12】カテーテル本体基端の切断箇所の他の例を示
す説明図である。
【図13】他の例を示すカテーテル本体の断面図であ
る。
【図14】カテーテル本体基端の切断箇所を示す説明図
である。
【図15】カテーテル本体基端の切断箇所の他の例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 直腸カテーテル 2 カテーテル本体 3 チューブ接続器 4 連結プラグ 5 先端キャップ 6 膜 7 造影剤注入路 8 空気注入路 9 排泄路 10 空通路 11 バルーン 12 注空口 13 挿入口 14 嵌合部 15 切断部 16 プレート 17 造影剤注入口 18 空気注入口 19 排泄口 20 弁 21 造影剤注入突起 22 空気注入突起 23 排泄突起 24 造影剤注入チューブ 25 空気注入チューブ 26 排泄チューブ 27 分離室

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性のある直腸カテーテル本体の内部
    を膜で4つ以上の通路に区画し、造影材注入路と空気注
    入路と排泄路との路のうち2つの路を少なくとも1つの
    通路を隔てた上記通路に割り当て、割り当てられた上記
    の通路のいずれかと膜を介して隣接する通路に残りの路
    を割り当て、カテーテル本体の割り当てられた上記通路
    の基端を対応する各チューブと接続する直腸カテーテル
    の製造方法であって、 カテーテル本体基端を分離室内に水密状に導入し、分離
    室内で1つの通路を隔てて割り当てられた上記の2つの
    通路間を結ぶ膜と同2つの通路間を結ぶカテーテル本体
    外周の小なくとも1箇所のカテーテル本体外周とを切断
    して上記2つの通路の基端をチューブ化し、チューブ化
    された2つの通路とこれに対応するチューブとを分離分
    離室内で接続し、残りのチューブを分離室内と連通する
    ように接続したことを特徴とする直腸カテーテルの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 カテーテル本体内部を膜で2つの通路に
    区画し、この一方の通路を膜で更に3つの通路に区画
    し、同3つの通路のうち両端の通路を結ぶ膜と同両端の
    通路を結ぶカテーテル本体外周2箇所とをそれぞれ切断
    した請求項1記載の直腸カテーテルの製造方法。
  3. 【請求項3】 カテーテル本体内部を膜で2つの通路に
    区画し、この一方の通路を膜で更に3つの通路に区画
    し、同3つの通路のうち両端の通路を結ぶ膜と同両端の
    通路を結ぶカテーテル本体外周1箇所とを切断した請求
    項1記載の直腸カテーテルの製造方法。
  4. 【請求項4】 カテーテル本体内部を膜で2つの通路に
    区画し、各通路を更に膜で2つの通路に区画し、隣接し
    ない2つの通路間を結ぶ膜と同隣接しない2つの通路間
    を結ぶカテーテル本体外周とを1箇所それぞれ切断した
    請求項1記載の直腸カテーテルの製造方法。
  5. 【請求項5】 カテーテル本体内部を膜で2つの通路に
    区画し、各通路を更に膜で2つの通路に区画し、隣接し
    ない2つの通路間を結ぶ膜と同隣接しない2つの通路間
    を結ぶカテーテル本体外周2箇所とを切断した請求項1
    記載の直腸カテーテルの製造方法。
  6. 【請求項6】 弾力性のある直腸カテーテル本体の内部
    を交わらない膜で3つの通路に区画し、造影材注入路と
    空気注入路と排泄路との路を上記通路に割り当て、カテ
    ーテル本体の通路の基端を対応する各チューブと接続す
    る直腸カテーテルの製造方法であって、 カテーテル本体基端を分離室内に水密状に導入し、分離
    室内で中間の通路を形成するカテーテル本体外周を小な
    くとも1箇所を切断して両端の通路の基端をチューブ化
    し、チューブ化された2つの通路とこれに対応するチュ
    ーブとを分離室内で接続し、残りのチューブを分離室内
    と連通するように接続したことを特徴とする直腸カテー
    テルの製造方法。
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