JP2843701B2 - クルーザーキャビンのチェアー衝撃緩和装置 - Google Patents

クルーザーキャビンのチェアー衝撃緩和装置

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JP2843701B2
JP2843701B2 JP3356984A JP35698491A JP2843701B2 JP 2843701 B2 JP2843701 B2 JP 2843701B2 JP 3356984 A JP3356984 A JP 3356984A JP 35698491 A JP35698491 A JP 35698491A JP 2843701 B2 JP2843701 B2 JP 2843701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クルーザー乗艇者に対
する波浪からの衝撃を緩和し、居住性を良くするための
クルーザーキャビンのチェアー衝撃緩和装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、クルーザーにおいて、キャビンに
設けられるチェアーは直接フロアーに固定して取り付け
られているために、クルージング中に発生する船底と波
浪との衝撃が直に乗艇者に伝わり、時としては乗艇者に
過大な衝撃を与えると共に苦痛を強いることがある。
【0003】更に、上述のようにチェアーは、キャビン
内フロアーに固定的に取り付けられているために、簡単
にチェアーを片付けるといったことは不可能であり、そ
のためにキャビン内を他の目的のために有効に利用する
ことができず、不便を感じることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、クルージング中に発生する船底と波浪との衝撃が直
に乗艇者に伝わるのを防止し、快適なクルージングを可
能とすると共に、キャビン内のチェアーを簡単に片付け
可能とし、それによって、キャビンのフロアーを広くし
て多様に利用可能とするなど、居住性を向上せしめ得る
クルーザーキャビンのチェアー衝撃緩和装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
クルーザーキャビンのチェアー衝撃緩和装置にて達成さ
れる。要約すれば、本発明は、複数個のチェアーを移動
自在に取り付けるためのレール台を備え、クルーザーの
長手方向に沿って配置された矩形状の支持フレームと、
前記支持フレームを支持する脚部を構成するために、前
記支持フレームに一端が揺動自在に取り付けられ、又他
端はクルーザー本体に揺動自在に担持された少なくとも
4つのショックアブソーバーと、前記支持フレームのク
ルーザー長手方向に沿った運動を規制するための規制手
段と、を有することを特徴とするクルーザーキャビンの
チェアー衝撃緩和装置である。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るクルーザーキャビンのチ
ェアー衝撃緩和装置を図面に則して更に詳しく説明す
る。
【0007】図1に図示するように、クルーザー1のキ
ャビン2内に設けられるチェアー4は、本発明に従え
ば、チェアー衝撃緩和装置10に移動自在に取り付けら
れる。又、図2に示すように、本実施例では、同じ構造
とされる本発明のチェアー衝撃緩和装置10が平行に2
つ配置され、それぞれ、4個のチェアー4が取り付けら
れている。各チェアー衝撃緩和装置10は、燃料油タン
クの上部のタンクトップ6(図1)のようなクルーザー
本体に取り付けられる。
【0008】次に、図3を参照してチェアー衝撃緩和装
置10の一実施例について更に説明する。
【0009】本実施例にて、チェアー衝撃緩和装置10
は、クルーザー1の長手方向に整列した縦リンク12及
びこの縦リンク12に対して直角方向に配置された横リ
ンク14からなる、クルーザーの長手方向に沿って配置
された矩形状の支持フレーム16を有し、この支持フレ
ーム16の縦リンク12の側面には、脚部を構成するシ
ョックアブソーバー18の一端が軸18aを介して揺動
自在に取り付けられる。又、ショックアブソーバー18
の他端は、燃料油タンクの上部のタンクトップに固定さ
れた支持台20に軸18bを介して揺動自在に担持され
る。
【0010】又、本実施例では、支持フレーム16のク
ルーザー長手方向に沿った運動を規制するための規制手
段22が配置される。該規制手段22は、縦リンク12
の、図3にて左側の端部に、本実施例ではショックアブ
ソーバー18の一端が取り付けられている軸18aに、
一端が揺動自在に取り付けられ、他端は、タンクトップ
に固定された支持台24に軸26aを介して揺動自在に
担持された規制アーム26とされる。規制手段22は、
斯る構成の規制アーム26に限定されるものではなく、
当業者にはその他に種々の変更例が想到されるであろ
う。
【0011】更に、前記支持フレーム16の上面には、
チェアー4を移動自在に取り付けるためのレール台30
がボルト(図示せず)などにて固定される。本実施例で
は、支持フレーム16とレール台30とは別体として説
明するが、勿論、支持フレーム16とレール台30とは
一体に作製することも可能である。レール台30には、
図4及び図5をも参照するとより良く理解されるよう
に、チェアー4のスタンド、即ち、ロッド状の支持軸4
Aの下端部を案内するために、案内溝32が長手方向に
形成され、又、この案内溝32と直交する態様で、チェ
アー支持軸4Aに形成されたフランジ4Bを長手方向に
案内し、チェアー4の上下方向への運動を規制する規制
溝34が形成される。
【0012】上述したように、キャビンチェアー4は、
座部4C、揺動可能の背当て部4D及び座部に一体に接
続された支持軸4Aを有し、この支持軸4Aの下端部に
はフランジ4Bが形成されている。チェアー4は、該フ
ランジ4Bがレール台30の規制溝34に、又、支持軸
4Aの下端部が案内溝32にそれぞれ嵌合して、レール
台30に移動自在に取り付けられる。従って、チェアー
4は、レール台30に沿って、移動することができ、
又、その場で回転することもできる。必要に応じて、チ
ェアー4にはそのフランジ4B或は支持軸4Aにロック
機構を併設し、レバー操作でチェアーの移動、回転など
のロック、アンロックを可能とすることもできる。斯る
ロック機構は当業者には周知であるので、これ以上の詳
しい説明は省略する。
【0013】又、レール台30の上面は通常状態では、
好ましくは、図4に示すように、キャビンフロアー40
と実質的に同一面となるように設置される。即ち、キャ
ビンフロアー40に開口40Aを設け、この開口部40
Aにレール台30が適合して嵌装されるべく構成され
る。
【0014】一般に、クルーザー1は海上を航走する
(クルージング)によって船首部(図1にて右側)は浮
上し、船尾部は沈む。従って、そのときの速力にもよる
が、クルーザーの浮心の位置は、船尾から艇長の三分の
一の所にある。クルーザーは、この浮心を中心にしてピ
ッチング、ローリングを操り返しており、換言すれば、
この浮心位置が最も揺れの少ない所である。
【0015】従って、本発明のチェアー衝撃緩和装置
は、この浮心位置にできるだけ近い位置に配置するのが
好ましい。
【0016】上記構成の本発明のチェアー衝撃緩和装置
によれば、船の揺れ、高速クルージング、或は荒天時の
クルージングにおいて発生する船底と波浪との衝撃は、
タンクトップ6からチェアー4へと伝わる過程において
ショックアブソーバー18にて緩和され、チェアー4に
座っている乗艇者に伝わるのが大幅に減少する。
【0017】更に、本発明によれば、チェアー4はレー
ル台30に沿って片側へと簡単に移動して片付けること
が可能であり、それによってキャビン2を広くして、キ
ャビン2のフロアー40を多様に利用することができ
る。
【0018】上記説明にて、チェアー4のスタンド4A
は、ロッド状支持軸であるとして説明したが、スタンド
4Aも又、エアクッション機構を採用したダンパーを内
蔵する構成とすれば、船底と波浪との衝撃は更に緩和さ
れることとなる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクル
ーザーキャビンのチェアー衝撃緩和装置は、複数個のチ
ェアーを移動自在に取り付けるためのレール台を備え、
クルーザーの長手方向に沿って配置された矩形状の支持
フレームと、支持フレームを支持する脚部を構成するた
めに、支持フレームに一端が揺動自在に取り付けられ、
又他端はクルーザー本体に揺動自在に担持された少なく
とも4つのショックアブソーバーと、支持フレームのク
ルーザー長手方向に沿った運動を規制するための規制手
段と、を有する構成とされるために、クルージング中に
発生する船底と波浪との衝撃が直に乗艇者に伝わるのが
防止され、快適なクルージングを可能とする。更に本発
明によれば、キャビン内のチェアーを片側へと移動し
て、簡単に片付けることができ、それによってキャビン
を広くして、キャビンのフロアーを多様に利用すること
ができ、居住性を向上せしめ得るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチェアー衝撃緩和装置を備えたク
ルーザーの部分断面概略図である。
【図2】チェアー衝撃緩和装置の平面図である。
【図3】チェアー衝撃緩和装置の一部分解斜視図であ
り、レール台上のチェアーは省略されている。
【図4】図2の線IV−IVに取った断面図である。
【図5】図4の線V −V に取った断面図である。
【符号の説明】
1 クルーザー 2 キャビン 4 チェアー 4A スタンド 6 タンクトップ(クルーザー本体) 10 チェアー衝撃緩和装置 16 支持フレーム 18 ショックアブソーバー 22 規制手段(規制アーム) 30 レール台 40 キャビンフロアー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のチェアーを移動自在に取り付け
    るためのレール台を備え、クルーザーの長手方向に沿っ
    て配置された矩形状の支持フレームと、前記支持フレー
    ムを支持する脚部を構成するために、前記支持フレーム
    に一端が揺動自在に取り付けられ、又他端はクルーザー
    本体に揺動自在に担持された少なくとも4つのショック
    アブソーバーと、前記支持フレームのクルーザー長手方
    向に沿った運動を規制するための規制手段と、を有する
    ことを特徴とするクルーザーキャビンのチェアー衝撃緩
    和装置。
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