JP2843514B2 - 保護半導体コンポーネント - Google Patents

保護半導体コンポーネント

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JP2843514B2
JP2843514B2 JP6293365A JP29336594A JP2843514B2 JP 2843514 B2 JP2843514 B2 JP 2843514B2 JP 6293365 A JP6293365 A JP 6293365A JP 29336594 A JP29336594 A JP 29336594A JP 2843514 B2 JP2843514 B2 JP 2843514B2
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は、保護対象の2つのラインと
接地との間に接続される過電圧保護コンポーネントに関
し、より特定的には、各々のライン間およびデルタ構成
に従う各々のラインと接地との間に双方向性ショックレ
ダイオードを構成するコンポーネントに関する。そのよ
うなコンポーネントは、たとえば落雷によってまたは高
電圧線との偶然の接触によって引起こされる過電圧に対
して電話線を保護するように設計される。
【0002】ヨーロッパ特許出願第0,600,810
号は、この種類のモノリシックなコンポーネントに関
し、より特定的には、電話線の2つの線が一般的に−4
8ボルトおよび−2ボルトの電圧でバイアスされること
を考慮に入れて、過電圧の後にコンポーネントのスイッ
チングオフによって引起こされる問題を解決するために
設計される。
【0003】
【関連技術の説明】図1、図2および図3は、そのよう
なコンポーネントの構造を表わす。図1は上面図であ
り、図2は逆さまの底面図であり、図3は図1および図
2の線CCに沿った断面図である。このコンポーネント
は、非常に低いドーピングレベル(N)を有するN型
シリコン基板から製作される。2つのP型ウェル2およ
び3は、基板の上表面に拡散される。N型領域4はウェ
ル2内に拡散され、N型領域5はウェル3内に拡散され
る。領域4および5は、ウェル2および3の表面の実質
的に半分を占める。P型領域6は、コンポーネントの実
質的に全背面に拡散される。領域6内にN型領域7が拡
散され、この領域7は、投影面上において領域4および
5の表面と実質的に相補的関係にある表面を占める。
【0004】メタライゼーションM1は、ウェル2およ
びその中に形成された領域4の上表面を被覆する。メタ
ライゼーションM2は、ウェル3およびその中に形成さ
れた領域5を被覆する。メタライゼーションM3は、コ
ンポーネントの背面を被覆する。
【0005】さらに、前述の引用された特許出願におい
て開示されるように、領域4、5および7は、短絡ホー
ルによって引き起こされるエミッタ短絡(図示せず)を
備えており、すなわち、これらの領域は、下にあるウェ
ル部分が表面に現われるように局部的に遮断される。前
述の特許出願はまた、短絡ホールによって引き起こされ
るエミッタ短絡の濃度が最適化される方法を開示する。
【0006】図4は、図1−3のコンポーネントの等価
回路を表わす。このコンポーネントは、ショックレダイ
オードまたはゲートのないサイリスタと通常呼ばれる、
交互の導電型を有する4つの層を含む6つの構造の結合
と等価である。
【0007】第1のショックレダイオードS1は、メタ
ライゼーションM1とメタライゼーションM3との間に
形成され、メタライゼーションM1の側にそのアノード
がある。ダイオードS1は、N型領域4、P型ウェル
2、N型基板1、およびP型領域6を連続的に含む。
【0008】ショックレダイオードS1に逆並列接続さ
れた第2のショックレダイオードS2はまた、メタライ
ゼーションM1とメタライゼーションM3との間に形成
される。ショックレダイオードS2は、ウェル2、基板
1、ウェル6、および領域7を連続的に含む。
【0009】第3のショックレダイオードS3は、メタ
ライゼーションM2とメタライゼーションM3との間に
形成され、メタライゼーションM3の側にそのアノード
があり、領域5、ウェル3、基板1、およびウェル6を
連続的に含む。
【0010】ショックレダイオードS3に逆並列接続さ
れた第4のショックレダイオードS4は、ウェル3、基
板1、ウェル6、および領域7を連続的に含む。
【0011】横方向ショックレダイオードS5は、メタ
ライゼーションM1とメタライゼーションM2との間に
形成され、領域4、ウェル2、基板1、およびウェル3
を連続的に含む。
【0012】ショックレダイオードS5に逆並列接続さ
れたショックレダイオードS6も横方向ショックレダイ
オードであり、ウェル2、基板1、ウェル3、および領
域5を連続的に含む。
【0013】図5は、図4において示されるものと同じ
等価回路を表わすが、1対の、互いに逆並列接続された
ショックレダイオードS1−S2、S3−S4、および
S5−S6は、それぞれ双方向性ショックレダイオード
DS1、DS2およびDS3として図示される。
【0014】図6は、従来の双方向性ショックレダイオ
ードの電流−電圧曲線を表わす。双方向性ショックレダ
イオードにかかる電圧がアバランシまたは降伏電圧VB
Rより低い間は、ダイオードはブロックされ、すなわ
ち、ショックレダイオードを流れる電流は、実際上はゼ
ロである。ショックレダイオードにかかる電圧がVBR
より高くなるとすぐ、電流は急速に増加し、一方電圧は
ゆっくり増加する。ショックレダイオードにかかる電圧
がいわゆるブレークオーバ電圧値VBOに達すると、シ
ョックレダイオードにかかる電圧は急速に降下し、電流
は回路の特性の関数として確立される。その端子を流れ
る電流が保持電流IHより低くなると、デバイスは再び
ブロックされる。その対称性がそれらの層のいくつかの
ドーピングにおける差によってまたはそれらの短絡ホー
ルの濃度における差によって影響され得るコンポーネン
トが、効果的に対称的に配置されると、この特性は、原
点に対して実質的に対称的になる。電話線の保護への適
用において、保持電流は、コンポーネントが過電圧の終
りで再びブロックされることを可能にするように比較的
高くなければならない(200−400mA)。これ
は、短絡ホールが幾分高濃度であることを必要とし、そ
の結果、アバランシ電圧の値VBRとブレークオーバ電
圧VBOとの間に比較的大きい差があることを必要とす
る。
【0015】その構造および動作が前に開示された、前
述の引用された出願に記載されるコンポーネントは、主
要な所望の機能を満たす。しかし、そのためにこれらの
コンポーネントが設計される電話ネットワークは、ます
ます徹底的な保護基準が規定される。これらの基準の1
つによれば、接地に関する過電圧が電話線の2つの線に
同時に起こる場合において、双方向性ショックレダイオ
ードDS1およびDS2は、同じブレークオーバ電圧を
有しなければならない。より特定的には、基準に従う
と、デバイスは、保護コンポーネントが10の参照符号
を付けられる図7の回路によって規定されるテストをう
まく満たさなければならない。コンポーネント10の端
子M1およびM2は、それぞれ同一の抵抗器R1および
R2を介して交流電源12の同じ端子11に接続され
る。交流電源12、たとえば±500ボルト電源、の接
地端子13は、コンポーネント10の端子M3に接続さ
れる。さらに、抵抗器R3は、端子M1と端子M2との
間に接続される。基準は、抵抗器R3を横切る電圧サー
ジ限界を規定する。同時過電圧が両方のダイオードに起
こると、これらの限界は、実際には2つの双方向性ショ
ックレダイオードDS1およびDS2の同時トリガを強
いる。
【0016】正の過電圧がメタライゼーションM1およ
びM2に起こるとき、2つのショックレダイオードS2
およびS4は活性状態にある。2つのショックレダイオ
ードS2およびS4のブロッキング接合は、下方ウェル
6と基板1との間の接合に対応する。それは、遮断され
ない接合であるため、アバランシが接合の一点に起こる
とすぐに、接合全体が導通し、2つのショックレダイオ
ードS2およびS4は、実際上は同時に導通する。
【0017】対照的に、負の過電圧がメタライゼーショ
ンM1およびM2に同時に起こると、2つのショックレ
ダイオードS1およびS3は活性状態になる。ショック
レダイオードのブロッキング接合は、それぞれ、ウェル
2と基板1との間の接合およびウェル3と基板1との間
の接合である。理論的には、これらの接合は同一であ
り、普通は同時に降伏する。しかし、実際には、より特
定的には、前で示されるように、VBOがVBRよりは
るかに高いと、同じアバランシ電圧VBRを実質的に有
するにもかかわらず、これらの接合は同じブレークオー
バ電圧値VBOを有しない。こうして、図7を参照して
先に規定されるテスト条件を満たすため、製作されたコ
ンポーネントの大部分は、捨てられることになり、実際
には分類作業を構成することになり、コンポーネントを
多大に無駄にすることになる。
【0018】
【発明の概要】この発明の目的は、この欠点を避け、か
つ保護対象の各々のラインと接地との間に接続された双
方向性ショックレダイオードが、双方向性ショックレダ
イオードを横切る電圧極性と無関係に同時トリガまたは
実質的に同時トリガを有する保護コンポーネントを提供
することである。
【0019】これらの目的を達成するために、この発明
は、半導体基板と、半導体基板の前面上に形成され、か
つ互いに分離された第1および第2の前面メタライゼー
ションと、半導体基板の背面上に形成された共通の背面
メタライゼーションと、第1の前面メタライゼーション
と共通の背面メタライゼーションとの間で半導体基板内
に形成された、互いに逆並列接続された主要ショックレ
ダイオードの第1の対と、第2の前面メタライゼーショ
ンと共通の背面メタライゼーションとの間で半導体基板
内に形成された、互いに逆並列接続された主要ショック
レダイオードの第2の対と、半導体基板の前面側の、第
1の前面メタライゼーションと第2の前面メタライゼー
ションとの間の領域に形成され、半導体基板とでブロッ
キング接合を形成する独立した前面ウェルと、前面ウェ
ルのブロッキング接合を含む第1および第2の補助ショ
ックレダイオードとを備えた保護半導体コンポーネント
を提供する。第1の補助ショックレダイオードは、第1
の対の主要ショックレダイオードのうち、同一極性を有
する一方と並列に電気的に接続され、第1の補助ショッ
クレダイオードは、一方の主要ショックレダイオードの
トリガしきい値より低いトリガしきい値を有している。
第2の補助ショックレダイオードは、第2の対の主要シ
ョックレダイオードのうち、同一極性を有する一方と並
列に電気的に接続され、第2の補助ショックレダイオー
ドは、一方の主要ショックレダイオードのトリガしきい
値より低いトリガしきい値を有している。第1および第
2の補助ショックレダイオードの一方のトリガが、対応
する主要ショックレダイオードのおよび他方の補助ショ
ックレダイオードのトリガを引き起こす。
【0020】言い換えれば、この発明は、過電圧保護半
導体コンポーネントを提供し、同コンポーネントは、上
表面および下表面を有する、第1の導電型の半導体基板
または第1の領域と、上表面上にあって各々コンポーネ
ントの表面の半分を実質的に占める、第2の導電型の第
2および第3の領域と、各々第2および第3の領域内に
短絡ホールを含みかつ第2または第3の領域の表面の実
質的に半分を占める、第1の導電型の第4および第5の
領域と、下表面にあってコンポーネントの実質的に全表
面を占める第6の領域と、短絡ホールを備えかつ第6の
領域内に形成され、投影面上において第4および第5の
領域と実質的に相補的関係にある表面を占める、第1の
導電型の第7の領域と、第2および第4の領域に接続さ
れた第1の接点と、第3および第5の領域に接続された
第2の接点と、第6および第7の領域に接続された第3
の接点とを含み、第1および第2の、互いに逆並列接続
されたショックレダイオードが、第1の接点と第3の接
点との間に形成され、第3および第4の、互いに逆並列
接続されたショックレダイオードが、第2の接点と第3
の接点との間に形成され、第1のショックレダイオード
は、第4、第2、第1および第6の領域に対応し、第2
のショックレダイオードは、第2、第1、第6および第
7の領域に対応し、第3のショックレダイオードは、第
5、第3、第1および第6の領域に対応し、第4のショ
ックレダイオードは、第3、第1、第6および第7の領
域に対応する。この発明に従うと、第1および第3のシ
ョックレダイオードの優先トリガ構造が提供される。
【0021】この発明の実施例に従うと、優先トリガ構
造は、第2および第3の領域の間に、第2および第3の
領域からある間隔をおいて配置された、第2の導電型の
第8の領域と、第8の領域内に配置された、短絡ホール
なしの、第1の導電型の第9および第10の領域とを含
み、第9および第10の領域は、それぞれ第2および第
3の領域に接続される。
【0022】この発明の実施例に従うと、過電圧保護半
導体コンポーネントは、第2の領域と第8の領域との間
で基板の上表面に形成された、第2の導電型の1つの第
11の領域をさらに含み、1つの第11の領域はその中
に形成された、第1の導電型の1つの第12の領域を有
し、過電圧保護半導体コンポーネントはさらに、第3の
領域と第8の領域との間で基板の上表面に形成された、
第2の導電型のもう1つの第11の領域を含み、もう1
つの第11の領域はその中に形成された、第1の導電型
のもう1つの第12の領域を有し、第2の領域と1つの
第12の領域との間の接続および1つの第11の領域と
第9の領域との間の接続は、中間の接点を介して行なわ
れ、これにより、1つの第11の領域および1つの第1
2の領域は、第1および第2のショックレダイオードを
構成する第2の領域と、第9の領域とを接続する1つの
ツェナダイオードを構成し、第3の領域ともう1つの第
12の領域との間の接続およびもう1つの第11の領域
と第10の領域との間の接続は、中間の接点を介して行
なわれ、これにより、もう1つの第11の領域およびも
う1つの第12の領域は、第3および第4のショックレ
ダイオードを構成する第3の領域と、第10の領域とを
接続するもう1つのツェナダイオードを構成する。
【0023】この発明の実施例に従うと、基板よりも高
度にドープされた、第1の導電型の第13の領域は、第
8の領域と基板との間のインタフェースに配置される。
【0024】この発明の実施例に従うと、第8の領域
は、第2および第3の領域よりも低いドーピングレベル
を有する2つのサブ領域に分割され、2つのサブ領域
は、第2および第3の領域よりも高度にドープされた、
第2の導電型の領域によって分けられる。
【0025】この発明の実施例に従うと、第8の領域
は、第2および第3の領域よりも低いドーピングレベル
を有する2つのサブ領域に分割され、2つのサブ領域
は、基板よりも高度にドープされた、第1の導電型の領
域によって分けられる。
【0026】この発明の実施例に従うと、第8の領域
は、第2および第3の領域よりも低いドーピングレベル
を有する2つのサブ領域に分割され、その対面する領域
は、第2および第3の領域と同じドーピングレベルを有
する、第2の導電型の領域を含む。
【0027】この発明の実施例に従うと、第6の領域
は、第8の領域に対面して突出した部分を含み、突出し
た部分は、第6の領域の他の部分よりも深さにおいて深
くかつドーピングレベルにおいて高い。
【0028】この発明の実施例に従うと、優先トリガ構
造は、第2の領域内に第4の領域からある間隔をおいて
配置された、短絡ホールなしの、第1の導電型の第9の
領域と、第3の領域内に第5の領域からある間隔をおい
て配置された、短絡ホールなしの、第1の導電型の第1
0の領域とを含み、優先トリガは、基板よりも高いドー
ピングレベルを有する、第1の導電型の第14の領域に
よって与えられ、第14の領域は、第9および第10の
領域の下の、第2および第3の領域と基板との間のイン
タフェースに配置される。
【0029】この発明の先のおよび他の目的、特徴、局
面および利点は、添付の図面と関連して、この発明の次
の詳細な説明からより明らかになるであろう。
【0030】集積回路の図解において慣例であるよう
に、1つの図に対して、または1つの図から別の図へ、
種々の図面が同じ割合で描かれていず、特に種々の層の
厚さが図面を見やすくするために任意に描かれているこ
とに注意されたい。
【0031】
【詳細な説明】図8および図9は、図1−3のコンポー
ネントに関してこの発明に従って修正されたコンポーネ
ントの線B−Bに沿ったそれぞれ上面図および断面図で
ある。これらの図において、同じ参照符号は、図1−3
の参照符号と同様の部分を示す。図8および図9は、基
板1、ウェル2、3、および6、領域4および5、なら
びにメタライゼーションM1、M2、およびM3を再び
示す。領域7は、これらの図面に示されないが、図8の
コンポーネントの底面図が図2において表わされる底面
図と同一であることは注目されるべきである。
【0032】この発明は、ショックレダイオードS1お
よびS3、すなわち、それぞれ層および領域2、4、
1、6および5、3、1、6に対応するショックレダイ
オードへ優先トリガ領域を加えることによって前述の開
示されたコンポーネントを修正する。この優先トリガ領
域の実施例は、図8の上部分および図9の中央において
表わされる。この優先トリガ領域は、ウェル2および3
の領域4および5の近くで、ウェル2とウェル3との間
に配置された小型のP型ウェル20を含む。2つのN型
領域22および23は、ウェル20内に形成され、それ
ぞれメタライゼーションM4およびM5を介してウェル
2および3に接続される。ウェル20は、負の過電圧が
メタライゼーションM1およびM2に起こるとき、ウェ
ル20と基板1との間のブロッキング接合がウェル2お
よび3各々と基板1との間のブロッキング接合の前にア
バランシするように設計される。ショックレダイオード
S1およびS3は次に、そのそれぞれのP領域2および
3が、領域6−1−20−22および6−1−20−2
3に対応するそれぞれの補助ショックレダイオードS7
およびS8の導通によって給電されるゲート領域を構成
するサイリスタのように作用する。言い換えれば、ショ
ックレダイオードS1およびS3は、ゲート電流を受け
るとすぐに非常に急速にブレークオーバする増幅ゲート
サイリスタのように作用する。
【0033】当業者は、主要ショックレダイオードS1
およびS3に対して補助ショックレダイオードS7およ
びS8の感度を増加する種々の方法を知っている。
【0034】図8および図9で図示される例示のデバイ
スにおいて、この感度の増加は、領域22および23
が、短絡ホールによって引き起こされるエミッタ短絡を
含まず、一方では領域4および5が、短絡ホールによっ
て引き起こされるエミッタ短絡(図示されない)を含む
という事実に起因する。領域22および23が、短絡ホ
ールによって引き起こされるエミッタ短絡を含まないた
めに、補助ショックレダイオードは、主要ショックレダ
イオードS1およびS3よりも低い保持電流を有する。
しかし、これは、主要ショックレダイオードS1および
S3が導通するとすぐに、補助ショックレダイオードS
7およびS8が自動的にオフとなるために、欠点ではな
い。さらに、2つの補助ショックレダイオードの導通
は、それらのブロッキング接合がウェル20と基板1と
の間の同じ接合に対応するために、実際上は同時に起こ
る。この実際上は同時に起こる導通は、増幅効果に応じ
て、主要ショックレダイオードS1およびS3の実際上
は同時の導通を引き起こす。
【0035】図9はまた、ウェル20の周囲のN+ 領域
25を表わす。N+ 領域25は、従来のストップチャネ
ル機能を有し、システムに適用できる電圧を増加するよ
うに設計される。
【0036】図10および図11は、優先トリガ領域の
代替の実施例を表わす。図10の実施例において、短絡
ホールによってエミッタ短絡が引き起こされる領域は、
N型領域4および5内に表わされる。上で示されるよう
に、そのような短絡ホールによって引き起こされるエミ
ッタ短絡が、この発明のすべての図において図示される
N型領域4および5内に存在することは明らかである。
さらに、図10において、ウェル20は、2つのサブウ
ェル31および32に分割され、その中に領域22およ
び23がそれぞれ形成される。2つのサブウェル31お
よび32は、ウェル2および3よりも高いドーピングレ
ベルを有する、高度に(P)ドープされたP型領域3
3によって分けられる。さらに、2つのサブウェル31
および32は、好ましくはウェル2および3ほどドープ
されない。こうして、トリガは、好ましくは基板1と領
域33との間のNP接合で起こる。領域31および3
2の低いドーピングレベルは、ショックレダイオードの
トリガに関係した、NPNトランジスタ22−31−1
および23−32−1の利得が増加することを引き起こ
す。
【0037】図11の変形において、ウェル20はま
た、2つのサブウェル35および36に分割される。2
つのサブウェル35および36は、N型領域37によっ
て分けられ、そのドーピングレベルは、少なくとも種々
のN型領域4、5、22、23と同じくらい高い。この
場合、領域37が基板1よりも高度にドープされるため
に、トリガは、接合2−1および3−1より先に壊れる
PN接合35−37または36−37で起こる。
【0038】こうして図8および図9において表わされ
るコンポーネント、または図10および図11において
図示されるその変形は、所望の機能を満たし、すなわ
ち、2つのラインで同時に起こる過電圧の極性に関係な
く、2つのラインと接地との間に接続された2つの双方
向性ショックレダイオードを同時にトリガする。しか
し、そのような構造は、接地に対して1つのラインのみ
に過電圧が起こるとき、デバイスの動作を害するかもし
れない。この場合、2つのラインの間の双方向性ショッ
クレダイオードDS3より先に(または、少なくとも後
ではなく)、このラインと接地との間の双方向性ショッ
クレダイオードDS1またはDS2(図5を参照)が動
作することが望ましい。これは、図4を参照すると、シ
ョックレダイオードS5およびS6のアバランシ電圧
が、ショックレダイオードS1−S4のアバランシ電圧
と少なくとも同等でなければならないことを意味する。
これは、ショックレダイオードS5およびS6のブロッ
キング接合がウェル2および3のどちらか1つと基板1
との間の接合に対応する図1−3の構造で得られる。対
照的に、この発明に従うと、メタライゼーションM4お
よびM5の存在に起因して、このブロッキング接合は、
領域22または23とウェル20または対応するサブウ
ェルとの間の接合になる。
【0039】この欠点を避けるために、この構造を、こ
の発明に従う優先トリガエリアの部分図である図12に
おいて図示されるように修正することができる。図12
の右および左部分は、ウェル2および3と、ウェル内に
拡散され、かつメタライゼーションM1およびM2で被
覆される領域4および5とを示す。図12はまた、図8
−図11に関して前述で説明された実施例の1つに対応
する、点線で描かれ、40と参照符号を付けられた領域
内に拡散されるN型領域22および23を示す。しか
し、領域22および23は、ウェル2および3と直接に
接続されないが、その中にN型領域42が拡散される中
間のP型ウェル41を介して後者に接続される。N型領
域22は、それぞれ、第1のウェル41に接続された第
1のメタライゼーションM4を介して、次に第1の領域
42と次のウェル41との間の第2のメタライゼーショ
ンM6を介して、以下同様に(メタライゼーションM8
を介し)ウェル2に接続される。同様に、領域23は、
連続するメタライゼーションM5、M7、およびM9を
介してウェル3に接続される。好ましくは、ウェル41
は、ウェル2および3よりも低いドーピングレベルを有
する。これは、ウェル2および3の各々をデバイスの降
伏電圧を高めるツェナダイオード43を介して領域22
および23に接続することになる。
【0040】図13は、この発明の別の代替の実施例を
表わす。単一のウェル20の代わりに、優先トリガ領域
は、メタライゼーションM4およびM5を介してPウェ
ル2および3に接続されるN型領域52および53がそ
れぞれその中に配置される2つのP型ウェルを含む。ウ
ェル50および51が互いに非常に接近しているため、
ウェル50または51の1つと基板との間の接合のトリ
ガは、電荷を発生させ、この電荷が隣接したウェルの対
応する接合のトリガを直ちに引起こす。この構造は、シ
ョックレダイオードS5およびS6の降伏電圧に関する
前述の問題を解決する。
【0041】図13は、図8の実施例において用いるこ
ともできるこの発明の他の変形を図示する。より特定的
には、図13において、基板よりも高度にドープされる
N型領域54および55は、それぞれ、ウェル50およ
び51の下に設けられている。優先トリガを高める別の
方法は、基板の下側に、基板の全下表面にわたって延び
るP型領域6よりも高いドーピングレベルを有するより
深いP型エリア56を同時にまたは分けて用いることで
ある。これは、協働して補助ショックレダイオードをト
リガするPNPトランジスタ56−1−50および56
−1−51のベース幅を減少させ利得を増加させる。エ
リア56は、N型リング57によって領域6から分ける
ことができる。
【0042】図14は、図10または図13の実施例と
比較できるこの発明のさらなる代替の実施例を表わす。
領域22および23も、ウェル2および3よりも低いド
ーピングレベルを有する別個のウェル60および61内
に拡散される。ウェル2および3と同じ拡散から得られ
るそれぞれの拡散された領域62および63は、ウェル
60および61と面するエリア内に形成される。この場
合、前述で示されるように、領域22および23内にエ
ミッタ短絡を引き起こす短絡ホールがなく、かつ領域6
0および61がより低いドーピングレベルを有する事実
によって、優先トリガが引き起こされ、NPNトランジ
スタ22−60−1および23−63−1の利得を増加
させる。領域62および63が互いに接近し、かつ互い
に面する事実に起因して、一方の領域がトリガされると
電荷の注入に応じて他方の直接トリガが直ちに引き起こ
される。
【0043】図15は、N型領域22および23が別個
のウェルに形成されるのではなく、ウェル2および3の
領域内に形成される、この発明のさらに別の代替の実施
例を表わす。優先トリガは、基板よりも高度にドープさ
れるN型層54および55の存在に起因して起こること
になる。層54および55は、領域22および23の下
のウェル2および3と基板との間のインタフェースに配
置される。優先トリガはまた、領域22および23が、
領域4および5と異なり、短絡ホールによるエミッタ短
絡を含まない事実から起こる。ここで再び、補助ショッ
クレダイオード6−1−54−2−22または6−1−
55−3−23の一方のトリガは、それらがともに接近
している事実に起因し、かつ結果として生じる電荷拡散
に起因して、他方のショックレダイオードのトリガを引
き起こす。
【0044】保護コンポーネントおよびサイリスタの分
野における当業者には明らかであるように、この発明を
特定の実施例を参照して説明したが、前述の開示された
好ましい実施例には、特に、詳細に説明していないコン
ポーネントの絶縁手段および周辺部に関して、種々の修
正が行なわれてもよい。たとえば、コンポーネントは、
プレーナ、ウェル型等ではなくメサ型でもよい。さら
に、この発明に従う保護コンポーネントの種々の代替の
実施例は、ともに組合せてもよいし、前述の引用された
特許出願に記載された代替の実施例と組合せてもよい。
【0045】この発明の1つの特定の実施例をこのよう
に説明したが、種々の変更、修正、および改良は、当業
者には容易に思いつくであろう。そのような変更、修
正、および改良は、この開示の一部であると意図され、
この発明の精神および範囲内であると意図される。した
がって先の説明は単に例示するものであり、制限するも
のとしては意図されない。この発明は前掲の特許請求の
範囲およびその均等物に規定されるものとしてのみ制限
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ヨーロッパ特許第0,600,810号におい
て開示されるコンポーネントの上面図である。
【図2】ヨーロッパ特許第0,600,810号におい
て開示されるコンポーネントの逆さまの底面図である。
【図3】ヨーロッパ特許第0,600,810号におい
て開示されるコンポーネントの断面図である。
【図4】図1−図3のコンポーネントの等価回路の図で
ある。
【図5】図1−図3のコンポーネントの等価回路の図で
ある。
【図6】双方向性ショックレダイオードの電流−電圧曲
線の図である。
【図7】保護コンポーネントをテストするための方法の
図である。
【図8】この発明に従うコンポーネントの線B−Bに沿
った上面図である。
【図9】この発明に従うコンポーネントの線B−Bに沿
った断面図である。
【図10】この発明に従うコンポーネントの代替の実施
例の断面図である。
【図11】この発明に従うコンポーネントの代替の実施
例の断面図である。
【図12】この発明に従うコンポーネントの代替の実施
例の断面図である。
【図13】この発明に従うコンポーネントの代替の実施
例の断面図である。
【図14】この発明に従うコンポーネントの代替の実施
例の断面図である。
【図15】この発明に従うコンポーネントの代替の実施
例の断面図である。
【符号の説明】
M1 前面メタライゼーション M2 前面メタライゼーション M3 背面メタライゼーション S1 主要ショックレダイオード S2 主要ショックレダイオード S3 主要ショックレダイオード S4 主要ショックレダイオード S7 補助ショックレダイオード S8 補助ショックレダイオード
フロントページの続き (56)参考文献 特表 平5−505062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/87 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 29/74

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護半導体コンポーネントであって、 半導体基板(1)と、 前記半導体基板の前面上に形成され、かつ互いに分離さ
    れた第1および第2の前面メタライゼーション(M1,
    M2)と、 前記半導体基板の背面上に形成された共通の背面メタラ
    イゼーション(M3)と、 前記第1の前面メタライゼーション(M1)と前記共通
    の背面メタライゼーション(M3)との間で前記半導体
    基板内に形成された、互いに逆並列接続された主要ショ
    ックレダイオードの第1の対(S1,S2)と、 前記第2の前面メタライゼーション(M2)と前記共通
    の背面メタライゼーション(M3)との間で前記半導体
    基板内に形成された、互いに逆並列接続された主要ショ
    ックレダイオードの第2の対(S3,S4)と、 前記半導体基板の前面側の、前記第1の前面メタライゼ
    ーション(M1)と前記第2の前面メタライゼーション
    (M2)との間の領域に形成され、前記半導体基板とで
    ブロッキング接合を形成する独立した前面ウェル(2
    0)と、 前記前面ウェルの前記ブロッキング接合を含む第1およ
    び第2の補助ショックレダイオード(S7,S8)とを
    備え、 前記第1の補助ショックレダイオード(S7)は、前記
    第1の対の前記主要ショックレダイオードのうち、同一
    極性を有する一方(S1)と並列に電気的に接続され、
    前記第1の補助ショックレダイオード(S7)は、前記
    一方の主要ショックレダイオード(S1)のトリガしき
    い値より低いトリガしきい値を有し、 前記第2の補助ショックレダイオード(S8)は、前記
    第2の対の前記主要ショックレダイオードのうち、同一
    極性を有する一方(S3)と並列に電気的に接続され、
    前記第2の補助ショックレダイオード(S8)は、前記
    一方の主要ショックレダイオード(S3)のトリガしき
    い値より低いトリガしきい値を有し、 前記第1および第2の補助ショックレダイオードの一方
    のトリガが、対応する主要ショックレダイオードのおよ
    び他方の補助ショックレダイオードのトリガを引き起こ
    す、保護半導体コンポーネント。
  2. 【請求項2】 上表面および下表面を有する、第1の導
    電型の半導体基板または第1の領域(1)と、 上表面の、第2の導電型の第2の領域(2)および第3
    の領域(3)とを含み、各々の領域は、コンポーネント
    の表面の約半分を占め、さらに 各々第2および第3の領域内の、短絡ホールを含む第1
    の導電型の第4の領域(4)および第5の領域(5)を
    含み、各々は、第2または第3の領域の表面の実質的に
    半分を占め、さらに 下表面にあって、コンポーネントの実質的に全表面を占
    める第6の領域(6)と、 短絡ホールを備えかつ第6の領域内に形成され、投影面
    上において第4および第5の領域と実質的に相補的関係
    にある表面を占める、第1の導電型の第7の領域(7)
    と、 第2および第4の領域に接続された第1の接点(M1)
    と、 第3および第5の領域に接続された第2の接点(M2)
    と、 第6および第7の領域に接続された第3の接点(M3)
    とを含み、 互いに逆並列接続された第1および第2のショックレダ
    イオード(S1、S2)は、第1の接点と第3の接点と
    の間に形成され、互いに逆並列接続された第3および第
    4のショックレダイオード(S3、S4)は、第2の接
    点と第3の接点との間に形成され、第1のショックレダ
    イオード(S1)は、第4、第2、第1および第6の領
    域に対応し、第2のショックレダイオード(S2)は、
    第2、第1、第6および第7の領域に対応し、第3のシ
    ョックレダイオード(S3)は、第5、第3、第1およ
    び第6の領域に対応し、第4のショックレダイオード
    (S4)は、第3、第1、第6および第7の領域に対応
    し、さらに 第1および第3のショックレダイオードの優先トリガの
    ための構造を含む、過電圧保護半導体コンポーネント。
  3. 【請求項3】 優先トリガ構造は、第2および第3の領
    域の間に、第2および第3の領域からある間隔をおいて
    配置された、第2の導電型の第8の領域(20)と、第
    8の領域内に配置された、短絡ホールなしの、第1の導
    電型の第9の領域(22)および第10の領域(23)
    とを含み、第9および第10の領域は、それぞれ第2お
    よび第3の領域(2、3)に接続される、請求項2に記
    載のコンポーネント。
  4. 【請求項4】 第2の領域(2)と第8の領域(40)
    との間で基板の上表面に形成された、第2の導電型の1
    つの第11の領域(41)をさらに含み、1つの第11
    の領域(41)はその中に形成された、第1の導電型の
    1つの第12の領域(42)を有し、 第3の領域(3)と第8の領域(40)との間で基板の
    上表面に形成された、第2の導電型のもう1つの第11
    の領域(41)をさらに含み、もう1つの第11の領域
    (41)はその中に形成された、第1の導電型のもう1
    つの第12の領域(42)を有し、 第2の領域(2)と1つの第12の領域(42)との間
    の接続および1つの第11の領域(41)と第9の領域
    (22)との間の接続は、中間の接点(M4、M6、M
    8)を介して行なわれ、これにより、1つの第11の領
    域(41)および1つの第12の領域(42)は、第1
    および第2のショックレダイオード(S1、S2)を構
    成する第2の領域(2)と、第9の領域(22)とを接
    続する1つのツェナダイオード(43)を構成し、 第3の領域(3)ともう1つの第12の領域(42)と
    の間の接続およびもう1つの第11の領域(41)と第
    10の領域(23)との間の接続は、中間の接点(M
    5、M7、M9)を介して行なわれ、これにより、もう
    1つの第11の領域(41)およびもう1つの第12の
    領域(42)は、第3および第4のショックレダイオー
    ド(S3,S4)を構成する第3の領域(3)と、第1
    0の領域(23)とを接続するもう1つのツェナダイオ
    ード(43)を構成する、請求項3に記載のコンポーネ
    ント(図12)。
  5. 【請求項5】 基板よりも高度にドープされた、第1の
    導電型の第13の領域(54、55)は、第8の領域
    (20)と基板(1)との間のインタフェースに配置さ
    れる、請求項3に記載のコンポーネント(図13)。
  6. 【請求項6】 第8の領域は、第2および第3の領域よ
    りも低いドーピングレベルを有する2つのサブ領域(3
    1、32)に分割され、2つのサブ領域は、第2および
    第3の領域よりも高度にドープされた、第2の導電型の
    領域(33)によって分けられる、請求項3に記載のコ
    ンポーネント(図10)。
  7. 【請求項7】 第8の領域は、第2および第3の領域よ
    りも低いドーピングレベルを有する2つのサブ領域(3
    5、36)に分割され、2つのサブ領域は、基板よりも
    高度にドープされた、第1の導電型の領域(37)によ
    って分けられる、請求項3に記載のコンポーネント(図
    11)。
  8. 【請求項8】 第8の領域は、第2および第3の領域よ
    りも低いドーピングレベルを有する2つのサブ領域(6
    0、61)に分割され、その対面する領域は、第2およ
    び第3の領域と同じドーピングレベルを有する、第2の
    導電型の領域(62、63)を含む、請求項3に記載の
    コンポーネント(図14)。
  9. 【請求項9】 第6の領域(6)は、第8の領域(5
    0,51)に対面して突出した部分(56)を含み、こ
    の突出した部分(56)は、第6の領域の他の部分より
    も深さにおいて深くかつドーピングレベルにおいて高
    い、請求項3に記載のコンポーネント(図13)。
  10. 【請求項10】 優先トリガ構造は、第2の領域(2)
    内に第4の領域(4)からある間隔をおいて配置され
    た、短絡ホールなしの、第1の導電型の第9の領域(2
    2)と、第3の領域(3)内に第5の領域(5)からあ
    る間隔をおいて配置された、短絡ホールなしの、第1の
    導電型の第10の領域(23)とを含み、優先トリガ
    は、基板よりも高いドーピングレベルを有する、第1の
    導電型の第14の領域(54、55)によって与えら
    れ、前記第14の領域は、第9および第10の領域の下
    の、第2および第3の領域と基板との間のインタフェー
    スに配置される、請求項2に記載のコンポーネント(図
    15)。
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