JP2842713B2 - フロー交換接続処理装置 - Google Patents

フロー交換接続処理装置

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JP2842713B2
JP2842713B2 JP19043791A JP19043791A JP2842713B2 JP 2842713 B2 JP2842713 B2 JP 2842713B2 JP 19043791 A JP19043791 A JP 19043791A JP 19043791 A JP19043791 A JP 19043791A JP 2842713 B2 JP2842713 B2 JP 2842713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,通信目的情報を伝送す
ることによって,交換網における様々な通信の接続を可
能とするフロー交換接続処理装置に関する。
【0002】近年,企業の情報化に伴って,企業におけ
る情報通信の戦略的利用方法が注目され,従来に増し
て,ビジネス活動に対して柔軟に対応できる通信サービ
スが要求されつつある。
【0003】その通信サービスの使用に際して,利用者
が簡単に使いこなせる操作,いわゆる「人に優しいマン
マシンインタフェース」を提供することが望まれてい
る。また,これらの要求を経済的に提供可能とすること
は,当然の必須条件とされている。
【0004】
【従来の技術】交換機の内線の信号プロトコルは,従来
から,アナログ回線に関してはDP電話回線やPB電話
回線のフッキング信号を活用した信号プロトコルがあ
る。またデジタル回線に関しては標準プロトコルとして
ISDNの「BRIやPRIインタフェースにおけるD
チャネルプロトコル」があげられる。また,ISDN標
準に準拠していない,メーカ特有の信号プロトコルが,
既に,PBXのデジタル内線に普及している状況であ
る。即ち,多種多様の内線の信号プロトコルが提供され
ている。
【0005】従来の交換機は,端末側からの発呼時に受
信した『番号』を基に,その番号が指定する交換網の内
線と発呼内線間の通信回線を接続する。また,交換機は
『フッキング』の信号や『転送,保留,ピックアップ
等』の信号/メッセージを,発信内線や着信内線の信号
プロトコルを介して受信し『これらの信号の一連の組み
合わせで指示される交換接続』を行うようにしている。
即ち,通信サービス種別に応じて,多種多様の内線が提
供されており,また通信サービスの多様化に伴って内線
の信号プロトコルは,次々と新しい接続を制御する「新
しい定義のメッセージやパラメータ」が追加され,情報
の種類・量が拡張される。
【0006】交換機の内線回路(機能ブロック)は,内
線の信号プロトコルに対応しており,内線で提供できる
通信サービス対応に選択され,交換機に具備される。P
BX内線は,この代表的な例である。
【0007】従来技術では,付加装置と交換機との間で
の制御情報を送受信する場合,付加装置と交換機内部の
プロセッサとの間に物理的,電気的インタフェースを別
途設け,該制御情報を送受信する。この場合の代表例と
して「コンピュータとPBXの連携インタフェース」が
あげられる。
【0008】更に,個別識別番号と内線番号とを対応づ
けるための登録に当たっては,通常,予め「対応表」を
システム運用者が利用者側の方針にもとづいて作成し,
当該システム運用者はこの表をもとに付加装置の入出力
コンソールから上記対応表の内容を投入するようにして
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の場合,内線の信
号プロトコルとサービスとが対応づけられていることか
ら,当初,考えられていた範囲以外の通信接続(通信サ
ービス)が多数要求されるにも拘らず,内線の信号プロ
トコルが拡張不可になった場合,新しい信号プロトコル
の内線が交換機に導入されることになり,従来の内線回
路は新しい内線回路と取り替えられることになる。
【0010】即ち,新たな高度な通信サービスを享受す
るための経済的な負担は,通信端末側の内線信号プロト
コル機能および交換機側の内線信号プロトコル機能(内
線回路)の2箇所に及び,内線数に比例して多くなる。
交換機のアーキテクチャの作りによっては,交換機本体
の呼処理プログラムを取り替える場合もあり,経済的な
不利益は膨大である。
【0011】このために当初,考えられていた範囲以外
の通信接続(通信サービス)を行うに当たって,既存の
内線の信号プロトコルを改造したり,取り替えたりせず
に,実現可能とすることが望まれる。
【0012】また付加装置と交換機との間の接続制御用
インタフェースについても,当初考えられていた範囲以
外の通信接続(通信サービス)が多数要求されて付加装
置を交換機に接続して対応する場合,付加装置と交換機
との間に新たな物理的,電気的インタフェースを設けな
ければならず,さらに,交換機の構造やプロセッサに,
該インタフェースを収容する能力やインタフェースポー
トの容量がなければ,交換機自身を取り替える問題があ
った。
【0013】更に個別識別番号と内線番号との対応付け
・登録についても,システム運用者は,全部の内線につ
いて「個別識別番号と内線番号との1対1の対応付け」
を確認し,データ表を誤りなく,作成しなければならな
い。
【0014】更に,利用者の席替え等で,該対応付けが
変更になった場合,利用者はシステム運用者に変更内容
を伝え該「対応データ」を更新してもらう必要があっ
た。システム運用者の都合で,その更新が遅延する場合
もある。即ち,該対応データの更新完了まで,利用者は
自分の個別識別番号で通信サービスを享受できない問題
があった。
【0015】このために,システム運用者が全内線に関
する「個別識別番号と内線番号の1対1対応のデータ」
を投入用に作成することなく,また入出力コンソールか
ら,全内線の該「対応データ」を付加装置に投入する操
作を行うことなく利用者の個別識別番号と利用の内線番
号とを1対1に対応付け,付加装置内のメモリに登録可
能とすることが望まれる。
【0016】本発明は,新しい通信サービスを行うに当
たって,既存の内線の信号プロトコルを改変しなくても
済むようにし,かつ付加装置と交換機との間に新たなイ
ンタフェースを設けなくても済むようにし,入出力コン
ソールからの該内線の「対応データ」投入をなくすこと
を目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。図中の符号1は交換機,2は付加装置,3は
端末,20,21は夫々内線,30は内線,40は通信
目的情報,50は接続要求情報を表している。
【0018】図示の場合,付加装置2は,交換機1のI
SDNに準拠した内線20および/または21に接続さ
れており,端末3は,ISDNに準拠したあるいは非I
SDNの内線30に接続されている。
【0019】
【作用】交換機1は,端末3の発呼で受信した内線20
に付与された番号により,内線30と内線20との間の
接続を行い,端末3と付加装置2との間での通信を可能
とする。当該接続処理において,交換機1は,付加装置
2の呼び出し時,内線30の「発番号」を内線20の信
号プロトコルを介して付加装置2に送信する。
【0020】端末3と付加装置2との間のデータ通信に
おいて,端末3の「通信目的(誰々と,何時,どのよう
な形態で,通信したい)」を『交換網において定義され
た「呼出し番号」や「フッキング等の接続を指示する信
号」とは完全に独立した情報』により付加装置2に伝達
する。即ち,内線30上に通信目的情報40として伝送
する。
【0021】『相手との通信目的(誰々と,何時,どの
ような形態で,通信したい)』という通信目的情報40
は図示の情報要素で定義し,端末3から,付加装置2へ
伝送することにより,端末3の通信目的に応じた接続
が,交換システムにおいて提供できるようにされる。
【0022】通信目的情報としては,(i)発信者の
「個別識別番号」と,(ii)通信相手の「個別識別番
号」或いは「グループ識別番号」と,(iii )「接続種
別番号」+「接続種別毎のパラメータ」とよりなる情報
要素をもっている。
【0023】付加装置2は,通信目的情報の着信に「呼
番号」の追番を付与し,その「呼番号」と「通信目的情
報」40を1対1に対応付け,さらに「通信目的情報」
40を分析し,端末3が要求した接続形態を識別し,該
通信目的が完遂するまで記憶する。
【0024】該分析により,識別した『接続』を交換機
1に実行させるために,付加装置2は交換機1に対し
て,内線21で発呼し内線21の信号プロトコルを介し
て,下記の情報要素で定義された「接続要求情報」50
を送信する。
【0025】接続要求情報としては,(i)呼番号,
(ii)接続形態番号,(iii )A内線番号,(iv)B内
線番号,(v)復旧後処理指示などの情報要素が用いら
れる。なお接続形態番号はA内線或いはB内線の接続を
指示する情報で,例えば,「AとBを接続する」などを
指示する。また復旧後処理指示はA或いはB内線が復旧
した後の呼処理を指示する情報で,例えばA或いはB復
旧後B或いはAを内線(20)に接続するなどを指示す
る(A復旧でBを内線20に接続する,B復旧でAを内
線20に接続する)。
【0026】交換機1は「接続要求情報」50の定義に
従って,接続を行う。また「復旧後指示」或いは交換機
1内での呼処理不可(例えば相手ビジー等の場合)によ
り,端末3の内線30を,付加装置2の内線20或いは
内線21に接続しかえる場合には上述の受信した「接続
要求情報」50を該内線の信号プロトコルにより返送す
る。
【0027】更に付加装置2は,『発信者の「個別識別
番号」と「内線番号」の対応付け』を行い,あるいは
『登録』を行うに当たっては,端末3は付加装置2に対
して,下記の内容を入れた通信目的情報を送信する。即
ち, (i)発信者の「個別識別番号」:ここには「端末
(3)の利用者の個別識別番号」を入れる。 (ii)通信相手の「個別識別番号」或いは「グループ識
別番号」:ここにも「端末(3)の利用者の個別識別番
号」を入れる。相手の個別識別番号を入れずに,発信者
の個別識別番号を入れるのが特徴である。 (iii )「接続種別番号」+「接続種別毎のパラメー
タ」:ここには「情報なし」の意味を持つ情報を入れ
る。
【0028】付加装置2は,通信目的情報の中の『通信
相手の個別識別番号』と『発信者の個別識別番号』とが
一致していることから,発信者の「個別識別番号」の登
録と認識し,内線20の着信時に信号プロトコルを介し
て得た「発信者の内線番号」と上述の「発信者の個別識
別番号」とを1対1に対応付け,メモリに蓄積する。他
の内線についての登録も同様に可能とする。
【0029】ISDNのBRI等のインタフェースを用
いることにより,付加装置2は,交換機1からの呼出し
時に,後述での接続処理に必要となる。発信内線の『発
番号』の情報を得ることができる。
【0030】
【実施例】図2は本発明の実施例構成を示す。図中の符
号1,2,20,21,30は図1に対応し,3’は図
示に示す端末3に対応するパソコン,4,5は夫々パソ
コン,60,70は夫々内線を表している。更に101
は個別識別番号対応表,102は接続種別番号表,10
3は接続種別パラメータ表,104は接続処理管理表を
表している。
【0031】以下,パソコン3’の内線番号が「33
3」であり,個別識別番号が「0003」と「000
8」とであるとする。またパソコン4の内線番号が「4
44」であり,個別識別番号が「0004」であるとす
る。またパソコン5の内線番号が「555」であり,個
別識別番号が「0005」であるとする。更に,内線2
0の内線番号が「200」であり,内線21の内線番号
が「210」であるとする。
【0032】図3は個別識別番号対応表において個別識
別番号が格納されていない状態を示し,図4は個別識別
番号対応表(A)において個別識別番号が格納されてい
る状態を示し,図5はグループ識別番号と個別識別番号
との対応表を示している。
【0033】図3ないし図5は付加装置2内のメモリに
蓄積されたテーブルであり,「個別識別番号対応表」1
01は「交換機1の内線番号」と「端末利用者の個別識
別番号」を対応付けたテーブルである。1つの端末を2
人等で利用する場合,内線番号と個別識別番号のと対応
付けは「1対2」の関係となる。2人が3人以上でも同
様の対応関係の「個別識別番号対応表」となる。
【0034】図3図示の場合には,パソコン3’,4,
5に対応する内線番号は判っているが,個別識別番号は
未定である。図4図示の場合には,内線番号「333」
に対応するパソコン3’には,個別識別番号「000
3」の利用者と個別識別番号「0008」の利用者とが
存在するものとして示されている。内線番号「444」
や「555」には1人の利用者が存在している。
【0035】なお,グループ識別番号に対して内線番号
を対応づける必要があることがあるが,この場合には,
図5に示す対応表を利用して行う。図5図示の場合に
は,グループ識別番号「1001」の中に,個別識別番
号「0004」と「0005」とが登録されていること
が示されている。
【0036】「グループ識別番号」は個別識別番号と同
様にシステムの管理者により管理される情報と考え,予
め「グループ識別番号と個別識別番号の対応表」は,管
理者により作成され,付加装置(2)の入出力コンソー
ルから格納されるものと考えてよい。あるいは,利用者
の個別識別番号と利用内線の「内線番号」の対応付けお
よび登録に際して行った処理と同様な形で,図6図示の
ように応用すれば,グループ識別番号に,利用者が自分
の個別識別番号を対応付け,登録することが可能であ
る。即ち,この場合,発信者の個別識別番号に自分の個
別識別番号を入れ,通信相手の個別識別番号にも自分の
個別識別番号を入れ,接続種別番号と接続種別毎のパラ
メータの所に「グループ登録」を指定する情報を入れ,
更にグループ識別番号を付加するようにする。
【0037】図7は接続種別番号表を説明する図であ
る。当該接続種別番号表は,交換機1において接続を行
わせる接続形態を識別するための表である。図示の場合
には,例えば接続種別番号「91」は「発信内線と通信
相手とを1対1で順次接続することを指示している。
【0038】図8は接続種別パラメータ表を説明する図
である。当該接続種別パラメータ表は,当該接続を何時
実施するかを識別するための表である。新たな通信接続
が追加される毎に,予め,付加装置2の入出力コンソー
ルから接続形態の情報を格納する。表内の情報は拡張可
能である。図8図示の場合には,例えば,パラメータ番
号「02」のものは「1時間後に接続」することを指示
している。
【0039】図9は接続処理管理表を説明する図であ
る。当該接続処理管理表104は,発呼毎に発呼端末か
ら送信された「通信目的情報」内の「接続種別番号」お
よび「接続種別毎のパラメータ」を基に,付加装置2
が,呼毎の通信目的を達成するために,交換機1におい
てなすべき「接続形態」を1個以上識別し,それら識別
した「接続形態番号」情報を接続処理管理表104に格
納し,接続状態の遷移を管理するためのテーブルであ
る。呼番号毎に「接続形態と接続順番表」とが付加装置
2内でつくられる。図9内のアンダーラインの部分は,
呼毎に付加装置2が通信目的情報をもとに識別し設定す
る情報であることを表している。また状態遷移の欄は,
交換機1から呼番号毎の接続要求情報の返送毎に「完
了」を意味する情報を格納し,接続状態の移行を管理す
るための欄である。
【0040】以下,図2ないし図9を参照しつつ処理の
流れを説明する。以下の一実施例は,パソコン3’から
パソコン4およびパソコン5に即時に,順次ファイルデ
ータ配信を行うための通信接続である。また,通信相手
の指定にグループ識別番号を用いる実施例である。 (1) パソコン3’は発呼し,付加装置2の内線20の内
線番号200を交換機1に送信し,交換機1は該内線番
号を基に,内線30と内線20とを接続し,データ通信
可能とする。 (2) パソコン3’は次の通信目的情報を付加装置2に送
信する。「0003+1001+91+01」 (3) 付加装置2は受信した該通信目的情報に「呼番号1
11」を付与し,下記の如く分析し,その結果を,図9
の接続処理管理表104に格納する。図9図示のアンダ
ーライン部分が識別した結果である。 1) 図4を用い0003の内線番号を検索する。 2) 図4を用い1001を検索し,検索できないため図
5を用いて検索する。 3) 図5の中から同じ番号を検索し1001のグループ
識別番号に対応する個別識別番号0004および000
5を検索する。 4) 更に,図4を用い0004の内線番号444を検索
し,0005の内線番号555を検索する。 5) 図7を用い,接続種別番号91に対応する『接続形
態』を識別する。図7より今回は「発信内線と通信相
手を1対1で順次接続」と識別する。 6) 図8を用い,接続種別パラメータ01に対応する
『接続形態の実施時刻』を識別する。図8より今回は
『即時』と識別する。 (4) 付加装置2は上記(3) 第5)項,上記(3) 第6)項の識
別を基に,接続要求情報を下記の如く組み立て,直ち
に,内線21から交換機1に発呼し,内線の信号プロト
コルを介して次の「接続要求情報」を送信する。「11
1++333+444+1」 なお末尾の「1」は復旧後処理指示在りを示す。従っ
て,交換機1は内線333/内線444が復旧すると内
線444或いは内線333を付加装置2の内線20に接
続替えを行うようになる。 (5) 交換機1は該接続情報を識別し,内線30と内線2
0との間の接続を復旧し,内線40に呼出しを行い,応
答にて,内線30と内線40とを接続し,データ通信可
能とする。 (6) パソコン3’は通常のデータ通信手順によりパソコ
ン4に「データファイル」を配信し,交換機1に内線3
0を介して復旧指示を送信する。 (7) 交換機1は該復旧指示と「前述の復旧後処理指示在
り」により,内線30と内線40との間の接続を復旧
し,内線30を内線20に接続替えする。
【0041】この接続時,交換機1は,前述の(4) で受
信した「接続要求情報(111++333+444+
1)」を内線20の信号プロトコルを介して付加装置2
に返送する。 (8) 付加装置2は「該接続要求情報」を基に, 1) 呼番号111の返送が1回目であることから,接続
順番の「1」を完了とし,該接続処理管理表の状態遷移
の欄に「済」の情報を記録する。 2) 更に,呼番号111の残りの接続を,図9の接続処
理管理表104より識別する。今回は,残り接続がある
ことおよび接続順番は「2」,接続形態は「内線333
と内線555を接続」であると識別する。
【0042】これらの識別に基づいて,下記の如く接続
要求情報を組み立て,直ちに,内線21から交換機1に
発呼し,内線の信号プロトコルを介して次の「接続要求
情報」を送信する。 「111++333+555+0」 なお末尾の「0」は「復旧後処理指示」情報が無いこと
を意味する。 (9) 交換機1は該接続情報を識別し,内線30と内線2
0との間の接続を復旧し,内線50に呼出しを行い,応
答にて,内線30と内線50とを接続し,データ通信可
能とする。 (10) パソコン3’は通常のデータ通信手順によりパソ
コン5に「データファイル」を配信し,交換機1に内線
30を介して復旧指示を送信する。 (11) 交換機1は該復旧指示と「前述の復旧後処理指示
無し」により,内線30と内線50との間の接続を復旧
する。
【0043】
【発明の効果】以上説明した如く,本発明によれば,企
業の情報化に伴うビジネス活動において,柔軟に対応で
きる通信サービスが要求され,次々と新たに拡張される
通信サービスで必要となる通信接続に対して, (1) 交換機の内線の信号プロトコルを改造したり,取り
替えたりせずに,交換網の番号計画や内線に従属した信
号プロトコルとは完全に独立した『通信目的(誰々と,
何時,どのような形態で通信したい)を現す情報』を用
いることで,それらの新たな通信サービスを実現でき
る。 (2) また,利用者の個別識別番号は,内線の端末から,
簡単に登録が可能であり,システム運用者は煩雑な「個
別識別番号と内線番号との対応付けの為のデータ表」作
りや入出力コンソールから大量のデータ投入操作を行わ
ずに済む効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図を示す。
【図2】本発明の実施例構成を示す。
【図3】個別識別番号対応表の1状態を示す。
【図4】個別識別番号対応表の他の1状態を示す。
【図5】グループ識別番号と個別識別番号との対応表を
示す。
【図6】グループ識別番号を登録する状況を説明する図
である。
【図7】接続種別番号表を説明する図である。
【図8】接続種別パラメータ表を説明する図である。
【図9】接続処理管理表を説明する図である。
【符号の説明】
1 交換機 2 付加装置 3 端末 3’パソコン 4 パソコン 5 パソコン 20 内線 21 内線 30 内線 40 通信目的情報 50 接続要求情報 60 内線 70 内線 101 個別識別番号対応表 102 接続種別番号表 103 接続種別パラメータ表 104 接続処理管理表
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 3/42 - 3/58 H04Q 3/58 - 3/62

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機をそなえると共に,当該交換機に
    対して内線によって接続される付加装置と,上記交換機
    に対して内線によって接続される端末とを有する交換機
    システムにおいて, 交換機は,端末の発呼にもとづいて受信した内線に付与
    された番号により,内線と内線との間の接続を行い,端
    末と付加装置との間での通信を可能とすると共に,当該
    接続処理において,交換機は,付加装置の呼び出し時に
    内線の「発番号」を内線の信号プロトコルを介して付加
    装置に送信するよう構成してなり, 端末と付加装置との間のデータ通信において,端末が通
    信目的情報を内線と内線とを介して上記付加装置に伝達
    することにより,当該付加装置が上記通信目的情報にも
    とづいた通信目的に応じた接続を交換システムにおいて
    提供することを指示するようにし かつ,上記通信目的情報は,少なくとも,発信者の個別
    識別番号と,通信相手の個別識別番号あるいはグループ
    識別番号と,交換機に行わせる接続の種別を指示する接
    続種別番号に当該接続に当たってのパラメータを付加し
    たものとによって構成されている ことを特徴とするフロ
    ー交換接続処理装置
  2. 【請求項2】 交換機をそなえると共に,当該交換機に
    対して内線によって接続される付加装置と,上記交換機
    に対して内線によって接続される端末とを有する交換機
    システムにおいて, 交換機は,端末の発呼にもとづいて受信した内線に付与
    された番号により,内線と内線との間の接続を行い,端
    末と付加装置との間での通信を可能とすると共に,当該
    接続処理において,交換機は,付加装置の呼び出し時に
    内線の「発番号」を内線の信号プロトコルを介して付加
    装置に送信するよう構成してなり, 端末と付加装置との間のデータ通信において,端末が通
    信目的情報を内線と内線とを介して上記付加装置に伝達
    することにより,当該付加装置が上記通信目的情報にも
    とづいた通信目的に応じた接続を交換システムにおいて
    提供することを指示するようにし, かつ,上記付加装置は,上記通信目的情報の着信に「呼
    番号」の追番を付与し,その「呼番号」と当該通信目的
    情報とを1対1に対応付け,さらに「通信目的 情報」を
    分析し,端末が要求した接続形態を識別し,該通信目的
    の接続が完遂するまで記憶するよう構成すると共に, 当該分析により,識別した『接続』を交換機に実行させ
    るために付加装置は,交換機に対して,発呼し内線の信
    号プロトコルを介して,少なくとも,上記呼番号と,接
    続形態を指示する接続形態番号と,接続対象である内線
    についての内線番号と,接続復旧後の状態を指示する復
    旧後処理指示とよりなる接続要求情報を送信するよう構
    成し, 上記交換機は,当該接続要求情報の定義に従って接続を
    行い,かつ上記復旧後指示或いは交換機内での呼処理不
    可状態にもとづいて,上記付加装置の内線或いは内線に
    対して端末の内線を接続替えする場合に,交換機は,上
    記受信した接続要求情報を当該内線の信号プロトコルに
    より返送するようにした ことを特徴とするフロー交換接
    続処理装置
  3. 【請求項3】 交換機をそなえると共に,当該交換機に
    対して内線によって接続される付加装置と,上記交換機
    に対して内線によって接続される端末とを有する交換機
    システムにおいて, 交換機は,端末の発呼にもとづいて受信した内線に付与
    された番号により,内線と内線との間の接続を行い,端
    末と付加装置との間での通信を可能とすると共に,当該
    接続処理において,交換機は,付加装置の呼び出し時に
    内線の「発番号」を内線の信号プロトコルを介して付加
    装置に送信するよう構成してなり, 端末と付加装置との間のデータ通信において,端末が通
    信目的情報を内線と内線とを介して上記付加装置に伝達
    することにより,当該付加装置が上記通信目的情報にも
    とづいた通信目的に応じた接続を交換システムにおいて
    提供することを指示するようにし, かつ,上記端末が,上記通信目的情報を送出する資格を
    もつように登録を行うに当たって,上記通信目的情報に
    おける上記発信者の個別識別番号として端末の発信者の
    個別識別番号を記述し,上記通信目的情報中における上
    記通信相手の個別識別番号あるいはグループ識別番号に
    対応する記述として上記発信者の個別識別番号を特殊約
    束のもとに記述し,かつ上記通信目的情報中における上
    記接続種別番号に対応する記述として情報なし状態を指
    示する情報を記述して,上記通信 目的情報を送出するよ
    う構成し, 付加装置は,通信目的情報の中の通信相手の個別識別番
    号と発信者の個別識別番号とが一致していることから,
    発信者からの個別識別番号の登録が指示されていること
    を認識し,内線の着信時に信号プロトコルを介して得た
    発信者の内線番号と発信者の個別識別番号とを1対1に
    対応付けてメモリに蓄積するようにした ことを特徴とす
    るフロー交換接続処理装置
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