JP2841828B2 - 通信用パイプケーブル - Google Patents
通信用パイプケーブルInfo
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-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4429—Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
- G02B6/4436—Heat resistant
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Description
ニットを搬送布設して成る通信用パイプケーブル(以
後、パイプケーブルという)に関する。
るいは複数心から成る光ファイバユニットを、材質が合
成樹脂等よりなるパイプ内に圧縮空気等を用いて搬送す
る加圧ガス圧送方式がある(特開昭59−104607)。換言
すれば、パイプケーブルのうち光ファイバユニット以外
の部分を工場で製造後建築物等に施工し、最終工程で光
ファイバユニットを布設することにより通信ケーブルと
して完成する方式である。
ァイバに張力等の外力が加わらないので損傷することが
ない。
て光ファイバユニットを搬送する方法なので複雑なルー
トへの布設が可能である。さらに布設後の光ファイバユ
ニットの交換、追加布設等も可能で、保守が容易になる
とともに布設費用の低廉化が図れる。
ブルシンポジウムの予稿集301頁から305頁に示されてい
るように、建築物の高層化にともない火災時の耐延焼性
や生き残り性能などが通信用ケーブルに要求されるよう
になった。
ば、特開平2−114219に示す様な難燃パイプケーブルを
提案した。このパイプケーブルの構造を第2図(a)、
(b)に示す。本図に示すパイプケーブルの外部シース
層10には難燃ポリエチレンを使用して難燃性を高めたも
のとなっている。このパイプケーブルの内部には、光フ
ァイバユニット(図示せず)を搬送して成るパイプ116
本と抗張力体121本を収納している。本パイプの構造は
第2図(b)に示すように外部が難燃ポリエチレン層1
3,内側が架橋ポリエチレン層14よりなる二層構造となっ
ている。
熱が長時間加えられた場合の溶融は避け難く、外部シー
ス層10とパイプの難燃ポリエチレン層13が溶融して溶け
落ち、パイプの内部に搬送された光ファイバユニットが
熱と空気により燃焼破壊する現象が生じた。従って、従
来法によるこのパイプケーブルではまだ通信線としての
生き残り性が不充分である。
無機繊維層を設け、更にその外側に加熱により不燃性固
体化する材料より成る外部シース層を施すことにより、
火災時に本層が不燃性の固体化層に変化して内部の光フ
ァイバユニットを保護し、必要な時間だけ生き残り、通
信機能を維持する。
は、外部シース層の加熱による変形流動を防止し、形態
の維持に寄与して均一な不燃性固体化層を形成させる機
能を有する。
素化合物、又は炭化けい素系化合物を主体とする物質
で、前者の例として、宇部興産株式会社製のチラノコー
トやラダー型シリコーン樹脂がある。後者の例として、
日本カーボン株式会社製のニカコートがある。これら材
料をパイプの外側に上巻きした無機繊維層上に塗布する
ことにより、外部シース層を形成させる。この場合にお
いてこれら材料を無機繊維層に含浸した後、パイプに巻
付けることも可能で、パイプケーブルの小径化をもたら
し空間効率や可撓性の点で有利となる。
アルミナ、カーボンなどを用いることができる。
の温度が上がった場合、まずこの外部シース層が熱分解
反応により不燃性固体化するとともに、その内側の無機
繊維層と一体化して不燃性固体化層を形成し、内部の光
ファイバユニットを外界の熱、空気、振動等から保護す
る。
熱と熱分解を伴う化学反応の為に熱と酸素を奪われるの
で延焼がおくれ、それだけ長く通信機能を維持できる。
層となるのでケーブル内部で有毒ガスが発生したとして
も、ケーブル内に密封され消化活動等を防げることがな
い。
の外側に200μm厚のガラス繊維布を巻いた。更にその
外側に加熱によりセラミック化する炭化けい素系塗料で
ある日本カーボン株式会社製のニカコートS108を100μ
mの厚さに塗布した。
てパイプケーブル(第1図においては光ファイバユニッ
トを図示せず)とした。以下の比較例においても同様で
ある。
光ファイバ17を7本束ねた上にポリプロピレン層16と発
泡ポリエチレン層15を施したものである。尚光ファイバ
17は被覆層として窒素化合物系の紫外線硬化型の塗料を
塗布したものを用いた。
0.935の中密度ポリエチレンパイプの外側に難燃ポリエ
チレンを被覆し、直径10mmのパイプケーブルを製した。
ビニリデンパイプを成形してパイプケーブルを製した。
化ビニリデンパイプを成形し、この外側に前記ニカコー
トS108を100μm厚に塗布してパイプケーブルを製し
た。
ンネルの中の高さ50cm付近に20cmおきにガラス棒をさし
渡して、この上に30cm巾に長さ7.5mの上記ケーブルを敷
きつめてケーブル片端直下に88KWのメタンガスバーナー
を置き他端方向に向けて75cm1分の速度で空気を流し最
大20分間までのパイプケーブルの変化を観察する方法を
採用した。
て、外部シース層、パイプ、光ファイバユニットのすべ
ての樹脂層がパイプケーブルの端から2mの長さだけ、燃
焼、又は溶融落下により消失するに要した時間を第1表
に示す。
ス層の形状が保持され加熱によるセラミック化が安定的
に進み変形も殆んど生じなかった。内部の光ブァイバの
切断はみられず、通信機能は加熱から20分以上の間完全
に維持された。
脂から発生した有害な窒素化合物はパイプケーブルの内
部に完全に密封された。
ラスチック層が急速に溶融して加熱から3分で2m樹脂層
が消失した。光ファイバの切断が数多くみられた。
層の溶融は比較的ゆるやかではあったが、加熱から9分
で2mにわたるパイプケーブルの樹脂層が消失した。光フ
ァイバの切断が数多くみられた。
パイプの熱変形よりも遅れる為、均一な難燃固体化層が
形成されず不均一固体化層の隙間から溶融した樹脂層が
流れ落ち、加熱から12分で2mにわたるパイプケーブルの
樹脂層が消失した。光ファイバの切断もみられた。
プを複数集合した上に前記無機繊維層と加熱により不燃
性固体化する外部シース層を被覆して得たパイプケーブ
ルも同様な試験を行ない本発明の硬化が得られた。
従来の難燃技術によるパイプケーブルの構造を、第3図
は光ファイバユニットの構造を示したものである。 1……加熱により不燃性固体化する外部シース層 2……無機繊維層 3……フッ素樹脂パイプ
Claims (2)
- 【請求項1】圧縮流体を用いて光ファイバユニットを搬
送して成るパイプを内部に備えた通信用パイプケーブル
において当該通信用パイプケーブルの外部シース層が加
熱により不燃性の無機質に変化する材料より成り、かつ
その外部シース層の内側に無機繊維層を有することを特
徴とする通信用パイプケーブル - 【請求項2】請求項1記載の通信用パイプケーブルにお
いて外部シース層と無機繊維層の各材料を一体化して成
る層を外部シース層とする通信用パイプケーブル
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289950A JP2841828B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 通信用パイプケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2289950A JP2841828B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 通信用パイプケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04162007A JPH04162007A (ja) | 1992-06-05 |
JP2841828B2 true JP2841828B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=17749835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2289950A Expired - Lifetime JP2841828B2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 通信用パイプケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2841828B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19920462A1 (de) * | 1999-05-04 | 2000-11-09 | Siemens Ag | Optisches Kabel |
JP4171670B2 (ja) * | 2003-05-26 | 2008-10-22 | 株式会社東京技術研究所 | ヒータユニットの製造方法 |
AU2010360460B2 (en) * | 2010-09-10 | 2015-09-10 | Prysmian S.P.A. | Fire resistant optical cable |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP2289950A patent/JP2841828B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04162007A (ja) | 1992-06-05 |
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