JP2840138B2 - パルス発生装置 - Google Patents
パルス発生装置Info
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- JP2840138B2 JP2840138B2 JP3093781A JP9378191A JP2840138B2 JP 2840138 B2 JP2840138 B2 JP 2840138B2 JP 3093781 A JP3093781 A JP 3093781A JP 9378191 A JP9378191 A JP 9378191A JP 2840138 B2 JP2840138 B2 JP 2840138B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯点灯装置を制御
するパルス幅変調された出力パルス信号を得るためのパ
ルス発生装置に関するものである。
するパルス幅変調された出力パルス信号を得るためのパ
ルス発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、放電灯点灯回路を制御するパルス
幅変調された出力パルス信号を得るためのこの種のパル
ス発生装置は、マイクロプロセッサを用いて形成され、
プログラムによってソフト的に形成される内部カウンタ
により所定のオン、オフデューティ(所定の“H”区
間、“L”区間)の出力パルス信号を得るようにしてい
た。
幅変調された出力パルス信号を得るためのこの種のパル
ス発生装置は、マイクロプロセッサを用いて形成され、
プログラムによってソフト的に形成される内部カウンタ
により所定のオン、オフデューティ(所定の“H”区
間、“L”区間)の出力パルス信号を得るようにしてい
た。
【0003】しかしながら、このようなパルス発生装置
では、マイクロプロセッサのマシンサイクルによってオ
ン、オフデューテイの設定精度が規制され、一般的にマ
シンサイクルは数μsec程度であるので、数μsec
以下の精度でオン、オフデューテイを設定することがで
きないという問題があり、放電灯を高周波点灯する放電
灯点灯装置の周波数発生回路として用いる場合に問題が
あった。
では、マイクロプロセッサのマシンサイクルによってオ
ン、オフデューテイの設定精度が規制され、一般的にマ
シンサイクルは数μsec程度であるので、数μsec
以下の精度でオン、オフデューテイを設定することがで
きないという問題があり、放電灯を高周波点灯する放電
灯点灯装置の周波数発生回路として用いる場合に問題が
あった。
【0004】そこで、出力パルス信号の“H”区間設定
データ及び“L”区間設定データをデータラッチ回路に
ラッチし、一定周期のクロック信号をカウントし上記両
区間設定データが交互にセットされるプリセッタブルな
カウンタ回路からのリップルキャリー信号をトグルフリ
ップフロップ回路のトリガクロック信号とし、上記トグ
ルフリップフロップ回路からパルス変調された出力パル
ス信号を得るようにして、マイクロプロセッサの内部カ
ウンタを用いて、“H”区間及び“L”区間を設定して
いた場合のように、マイクロプロセッサのマシンサイク
ルにてオン、オフデューテイの設定精度が規制されるこ
とがないようにし、マシンサイクルに関係なく“H”区
間及び“L”区間を任意に設定することができ、オン、
オフデューテイの設定精度を高くすることができるよう
にしたパルス発生装置が提案されている。
データ及び“L”区間設定データをデータラッチ回路に
ラッチし、一定周期のクロック信号をカウントし上記両
区間設定データが交互にセットされるプリセッタブルな
カウンタ回路からのリップルキャリー信号をトグルフリ
ップフロップ回路のトリガクロック信号とし、上記トグ
ルフリップフロップ回路からパルス変調された出力パル
ス信号を得るようにして、マイクロプロセッサの内部カ
ウンタを用いて、“H”区間及び“L”区間を設定して
いた場合のように、マイクロプロセッサのマシンサイク
ルにてオン、オフデューテイの設定精度が規制されるこ
とがないようにし、マシンサイクルに関係なく“H”区
間及び“L”区間を任意に設定することができ、オン、
オフデューテイの設定精度を高くすることができるよう
にしたパルス発生装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図13は従来のブロッ
ク図を示し、マイクロプロセッサMからの“H”区間設
定データ及び“L”区間設定データをPWM回路Aに入
力し、上述のオン、オフデューテイを設定しているもの
である。ところで、上述のパルス発生装置においては、
PWM回路Aの出力の1周期以内に新たなデータがマイ
クロプロセッサMから出力されなければ、次の周期も前
の周期と同じパルス幅のデータが出力される。言い換え
ると、マイクロプロセッサMのマシンサイクルより小さ
なパルス幅の信号は出力されないということである。
ク図を示し、マイクロプロセッサMからの“H”区間設
定データ及び“L”区間設定データをPWM回路Aに入
力し、上述のオン、オフデューテイを設定しているもの
である。ところで、上述のパルス発生装置においては、
PWM回路Aの出力の1周期以内に新たなデータがマイ
クロプロセッサMから出力されなければ、次の周期も前
の周期と同じパルス幅のデータが出力される。言い換え
ると、マイクロプロセッサMのマシンサイクルより小さ
なパルス幅の信号は出力されないということである。
【0006】すなわち、図14(a)はAパターンを示
し、同図(b)はBパターンを示し、Aパターンでは、
1マシンサイクルで、オンオフの時間の割合を4:6、
5:5、6:4というように変化させ、Bパターンで
は、4:2、4:3、4:4と変化させるパターンであ
る。図14(a)では、PWM回路の出力は1周期毎に
変化する。しかし、(b)に示すBパターンデータで
は、1マシンサイクルがPWM出力幅の時間より長いた
め、次のデータが読み飛ばされ、同じPWM出力幅とな
る。そして、次のパターンデータでパルス幅が変化す
る。
し、同図(b)はBパターンを示し、Aパターンでは、
1マシンサイクルで、オンオフの時間の割合を4:6、
5:5、6:4というように変化させ、Bパターンで
は、4:2、4:3、4:4と変化させるパターンであ
る。図14(a)では、PWM回路の出力は1周期毎に
変化する。しかし、(b)に示すBパターンデータで
は、1マシンサイクルがPWM出力幅の時間より長いた
め、次のデータが読み飛ばされ、同じPWM出力幅とな
る。そして、次のパターンデータでパルス幅が変化す
る。
【0007】しかし、これでは、1周期毎にパルス幅を
変化させ出力する信号を生成するための条件が、マイク
ロプロセッサの能力(速いマシンサイクルのマイクロプ
ロセッサ)に関わってくる。高速なマイクロプロセッサ
を用いれば上述の問題は解決するが、それでも限界(現
在の高速のマイクロプロセッサでも40MHzクロック
前後)がある。また、そのようなマイクロプロセッサは
高価であるので実用的ではない。
変化させ出力する信号を生成するための条件が、マイク
ロプロセッサの能力(速いマシンサイクルのマイクロプ
ロセッサ)に関わってくる。高速なマイクロプロセッサ
を用いれば上述の問題は解決するが、それでも限界(現
在の高速のマイクロプロセッサでも40MHzクロック
前後)がある。また、そのようなマイクロプロセッサは
高価であるので実用的ではない。
【0008】本発明は上述の点に鑑みて提供したもので
あって、高速にパルス幅変化させることが可能なパルス
発生装置を提供することを目的とするものである。
あって、高速にパルス幅変化させることが可能なパルス
発生装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、カウ
ンタ回路を、外部から入力されたパルスチェンジ信号の
ハイ/ローに応じて、INC/DEC信号の立ち上がり
/立ち下がり時にそれぞれ“H”区間設定データのオン
パルス幅を1ビット分インクレメント/デイクレメント
するインクレメント/デイクレメント機能を有するアッ
プ/ダウンカウンタで構成し、カウンタ回路に一方の区
間設定データがプリセットされると、カウンタ回路はプ
リセット値からクロックのカウントを開始し、リップル
キャリー信号を出力するとカウンタ回路に他方の区間設
定データがプリセットされることを特徴とする。また、
請求項2の発明は、出力パルス信号の“H”区間設定デ
ータおよび“L”区間設定データを保持するデータ設定
回路を、“H”または“L”区間設定データがプリセッ
トされるアップ/ダウンカウンタよりなる1次データ設
定回路と、1次データ設定回路のデータをラッチする2
次データ設定回路とで構成したものである。
ンタ回路を、外部から入力されたパルスチェンジ信号の
ハイ/ローに応じて、INC/DEC信号の立ち上がり
/立ち下がり時にそれぞれ“H”区間設定データのオン
パルス幅を1ビット分インクレメント/デイクレメント
するインクレメント/デイクレメント機能を有するアッ
プ/ダウンカウンタで構成し、カウンタ回路に一方の区
間設定データがプリセットされると、カウンタ回路はプ
リセット値からクロックのカウントを開始し、リップル
キャリー信号を出力するとカウンタ回路に他方の区間設
定データがプリセットされることを特徴とする。また、
請求項2の発明は、出力パルス信号の“H”区間設定デ
ータおよび“L”区間設定データを保持するデータ設定
回路を、“H”または“L”区間設定データがプリセッ
トされるアップ/ダウンカウンタよりなる1次データ設
定回路と、1次データ設定回路のデータをラッチする2
次データ設定回路とで構成したものである。
【0010】
【作 用】而して、アップ/ダウンカウンタをPWM回
路の入力クロックでアップあるいはダウンカウントする
ことで、PWM回路のパルス幅を、システムクロックの
スピードで±1パルス幅分増減させることを可能とし、
マイクロプロセッサのマシンサイクルに依存することな
く、高速にパルスを変化させるようにしている。
路の入力クロックでアップあるいはダウンカウントする
ことで、PWM回路のパルス幅を、システムクロックの
スピードで±1パルス幅分増減させることを可能とし、
マイクロプロセッサのマシンサイクルに依存することな
く、高速にパルスを変化させるようにしている。
【0011】また、パルス幅制御手段からの設定データ
を、1次データ設定回路を構成するアップ/ダウンカウ
ンタに取り込むことにより、設定データの信号は初期値
を設定して入力するだけで、あとは、プリセッタブルな
カウンタ回路の入力信号を自動的にインクレメント、或
いはデイクレメントして、最終的にPWM出力幅を可変
させることができるようにしている。
を、1次データ設定回路を構成するアップ/ダウンカウ
ンタに取り込むことにより、設定データの信号は初期値
を設定して入力するだけで、あとは、プリセッタブルな
カウンタ回路の入力信号を自動的にインクレメント、或
いはデイクレメントして、最終的にPWM出力幅を可変
させることができるようにしている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明のPWM回路Aの一実施例を示すも
ので、出力パルス信号の“L”区間設定データおよび
“H”区間設定データをラッチするデータラッチ回路1
と、一定周期のクロックをカウントし上記両区間設定デ
ータが交互にセットされるプリセッタブルなカウンタ回
路2と、上記カウンタ回路2からのリップルキャリー信
号をトリガクロックとするトグルフリップフロップ回路
3とで構成され、両区間設定データをそれぞれ独立に変
化させるパルス幅制御手段を設けることによりトグルフ
リップフロップ回路3からパルス幅変調された出力パル
ス信号を得るようにしたものである。
する。図1は本発明のPWM回路Aの一実施例を示すも
ので、出力パルス信号の“L”区間設定データおよび
“H”区間設定データをラッチするデータラッチ回路1
と、一定周期のクロックをカウントし上記両区間設定デ
ータが交互にセットされるプリセッタブルなカウンタ回
路2と、上記カウンタ回路2からのリップルキャリー信
号をトリガクロックとするトグルフリップフロップ回路
3とで構成され、両区間設定データをそれぞれ独立に変
化させるパルス幅制御手段を設けることによりトグルフ
リップフロップ回路3からパルス幅変調された出力パル
ス信号を得るようにしたものである。
【0013】実施例にあっては、パルス幅制御手段はマ
イクロプロセッサにて形成されており、マイクロプロセ
ッサから出力される“L”区間設定データ、“H”区間
設定データがデータラッチ回路1の入力端子IN1 〜I
N1 2 に入力され、タイミング制御回路4から出力され
るタイミング信号によってラッチされるようになってい
る。
イクロプロセッサにて形成されており、マイクロプロセ
ッサから出力される“L”区間設定データ、“H”区間
設定データがデータラッチ回路1の入力端子IN1 〜I
N1 2 に入力され、タイミング制御回路4から出力され
るタイミング信号によってラッチされるようになってい
る。
【0014】ここに、データ設定回路たるデータラッチ
回路1は1次バッファ1aと2次バッファ1bとで形成
され、両バッファ1a,1bは、図2および図3に示す
ようにフリップフロップとTバッファ(スリーステート
バッファ)TBUFとで形成されている。1次バッファ
1aでは、区間データ設定信号HLが入力されていると
きに、入力端子IN1〜IN12を介して入力されるデ
ータDT1〜DT12をラッチ信号LATCHA,LA
TCHBによって“L”区間設定データDA1〜DA
12、“H”区間設定データDB1〜DB12としてラ
ッチするようになっている。
回路1は1次バッファ1aと2次バッファ1bとで形成
され、両バッファ1a,1bは、図2および図3に示す
ようにフリップフロップとTバッファ(スリーステート
バッファ)TBUFとで形成されている。1次バッファ
1aでは、区間データ設定信号HLが入力されていると
きに、入力端子IN1〜IN12を介して入力されるデ
ータDT1〜DT12をラッチ信号LATCHA,LA
TCHBによって“L”区間設定データDA1〜DA
12、“H”区間設定データDB1〜DB12としてラ
ッチするようになっている。
【0015】また、2次バッファ1bでは、ラッチ信号
LTCHによって1次バッファ1aのラッチデータとし
ての区間設定データDA1 〜DA1 2 、DB1 〜DB
1 2 を取り込んで、イネーブル信号ENA ,ENB によ
って選択された区間設定データDA1 〜DA1 2 あるい
はDB1 〜DB1 2 をカウンタ回路2のプリセットデー
タとして出力するようになっている。また、ハーフクロ
ック制御信号HLEも一旦ラッチして信号HALFとし
て出力するようになっている。
LTCHによって1次バッファ1aのラッチデータとし
ての区間設定データDA1 〜DA1 2 、DB1 〜DB
1 2 を取り込んで、イネーブル信号ENA ,ENB によ
って選択された区間設定データDA1 〜DA1 2 あるい
はDB1 〜DB1 2 をカウンタ回路2のプリセットデー
タとして出力するようになっている。また、ハーフクロ
ック制御信号HLEも一旦ラッチして信号HALFとし
て出力するようになっている。
【0016】また、図4に示すように、カウンタ回路2
およびトグルフリップフロップ回路3はカウンタ/出力
回路5として一体化されており、1ビット、インクレメ
ント/デイクレメントの機能を有する4ビットのプリセ
ッタブルカウンタを3個用いて12ビットのカウンタ回
路2が形成され、カウンタ回路2のリップルキャリー信
号RCY1 がハーフクロック制御回路6を介してトグル
フリップフロップ回路3に入力されている。
およびトグルフリップフロップ回路3はカウンタ/出力
回路5として一体化されており、1ビット、インクレメ
ント/デイクレメントの機能を有する4ビットのプリセ
ッタブルカウンタを3個用いて12ビットのカウンタ回
路2が形成され、カウンタ回路2のリップルキャリー信
号RCY1 がハーフクロック制御回路6を介してトグル
フリップフロップ回路3に入力されている。
【0017】このトグルフリップフロップ回路3出力は
2個のインバータを介して出力パルス信号OUTとして
出力され、同時に、所定のプリセットデータをデータラ
ッチ回路1から読み出すイネーブル信号ENA ,ENB
が出力されるようになっている。ここに、ハーフクロッ
ク制御回路6は、ハーフクロック制御信号HALFが
“H”のときに、リップルキャリー信号RCYの立ち上
がりを半クロックだけ右にシフトさせ、クロック信号C
LKの半クロックの精度で“H”区間、“L”区間の制
御を可能にしている。
2個のインバータを介して出力パルス信号OUTとして
出力され、同時に、所定のプリセットデータをデータラ
ッチ回路1から読み出すイネーブル信号ENA ,ENB
が出力されるようになっている。ここに、ハーフクロッ
ク制御回路6は、ハーフクロック制御信号HALFが
“H”のときに、リップルキャリー信号RCYの立ち上
がりを半クロックだけ右にシフトさせ、クロック信号C
LKの半クロックの精度で“H”区間、“L”区間の制
御を可能にしている。
【0018】また、図5に示すように、タイミング制御
回路4は、ラッチ信号LATCH,LATCHA ,LA
TCHB ,LTCHを発生するラッチ制御回路4aと、
図6に示すようなクリア信号CLEAR,ロード信号L
OAD,ラッチ信号LTCH 1 を発生するカウンタ制御
回路4bとで形成されており、マイクロプロセッサから
出力されるクロック信号CLK,スタート信号STAR
T,区間データセット信号HLに基づいて所定のタイミ
ング信号を出力し、各回路の動作タイミングを制御する
ようになっている。
回路4は、ラッチ信号LATCH,LATCHA ,LA
TCHB ,LTCHを発生するラッチ制御回路4aと、
図6に示すようなクリア信号CLEAR,ロード信号L
OAD,ラッチ信号LTCH 1 を発生するカウンタ制御
回路4bとで形成されており、マイクロプロセッサから
出力されるクロック信号CLK,スタート信号STAR
T,区間データセット信号HLに基づいて所定のタイミ
ング信号を出力し、各回路の動作タイミングを制御する
ようになっている。
【0019】ところで、実施例では、図1に示すよう
に、出力パルス信号OUTに基づいて2相クロック信号
OUT1 ,OUT2 を発生させる2相クロック発生回路
7と、放電灯点灯装置10のスイッチングを制御する出
力信号として、出力パルス信号OUTを出力するか、2
相クロック信号OUT1 ,OUT2 を出力するかを切り
換え信号SE/HBにより切り換える出力切換回路8と
が設けられており、シングルエンド型(出力パルス信号
OUTでスイッチングトランジスタが制御される1石イ
ンバータ方式)あるいはハーフブリッジ型(2相クロッ
ク信号OUT1 ,OUT2によって直列接続された一対
のスイッチングトランジスタが制御される2石インバー
タ方式)の放電灯点灯装置10のスイッチング制御信号
が得られるようになっている。
に、出力パルス信号OUTに基づいて2相クロック信号
OUT1 ,OUT2 を発生させる2相クロック発生回路
7と、放電灯点灯装置10のスイッチングを制御する出
力信号として、出力パルス信号OUTを出力するか、2
相クロック信号OUT1 ,OUT2 を出力するかを切り
換え信号SE/HBにより切り換える出力切換回路8と
が設けられており、シングルエンド型(出力パルス信号
OUTでスイッチングトランジスタが制御される1石イ
ンバータ方式)あるいはハーフブリッジ型(2相クロッ
ク信号OUT1 ,OUT2によって直列接続された一対
のスイッチングトランジスタが制御される2石インバー
タ方式)の放電灯点灯装置10のスイッチング制御信号
が得られるようになっている。
【0020】ここに、2相クロック発生回路7は、図7
に示すように、クロック信号CLKをカウントしてノン
オーバラップ区間を設定するプリセッタブルカウンタ回
路7aと、プリセッタブルカウンタ回路7aから出力さ
れるリップルキャリー信号RCY2 ’に基づいてゲート
回路7cを制御するゲート制御回路7bとで形成され、
8ビットの設定スイッチで設定されるノンオーバラップ
区間設定データHB1 〜HB8 に基づいてノンオーバラ
ップ区間が設定された2相クロック信号OUT 1 ,OU
T2 を出力するようになっている。
に示すように、クロック信号CLKをカウントしてノン
オーバラップ区間を設定するプリセッタブルカウンタ回
路7aと、プリセッタブルカウンタ回路7aから出力さ
れるリップルキャリー信号RCY2 ’に基づいてゲート
回路7cを制御するゲート制御回路7bとで形成され、
8ビットの設定スイッチで設定されるノンオーバラップ
区間設定データHB1 〜HB8 に基づいてノンオーバラ
ップ区間が設定された2相クロック信号OUT 1 ,OU
T2 を出力するようになっている。
【0021】次に、パルス発生装置の全体の動作につい
て説明する。図8は本実施例の基本動作を示す波形図で
あり、まず、マイクロプロセッサから出力されるスター
ト信号STARTが立ち上がると、システムリセットが
行われる。次に、“L”区間設定データDA1 〜DA
1 2 が確定すると、マイクロプロセッサから区間データ
設定信号HLが立ち上がり、ラッチ信号LATCHA が
1パルス出力されてデータラッチ回路1の1次バッファ
1aに“L”区間設定データDA1 〜DA1 2 がラッチ
される。
て説明する。図8は本実施例の基本動作を示す波形図で
あり、まず、マイクロプロセッサから出力されるスター
ト信号STARTが立ち上がると、システムリセットが
行われる。次に、“L”区間設定データDA1 〜DA
1 2 が確定すると、マイクロプロセッサから区間データ
設定信号HLが立ち上がり、ラッチ信号LATCHA が
1パルス出力されてデータラッチ回路1の1次バッファ
1aに“L”区間設定データDA1 〜DA1 2 がラッチ
される。
【0022】次に、“H”区間設定データDB1 〜DB
1 2 が確定すると、区間データ設定信号HLの立ち下が
りでラッチ信号LATCHB が1パルス出力されて
“H”区間設定データDB1 〜DB1 2 がデータラッチ
回路1の1次バッファ1aにラッチされる。次に、クリ
ア信号CLEARが“L”になり、ラッチ信号LTCH
が1パルス出力され、両区間設定データDA1 〜DA
1 2 、DB1 〜DB1 2 は2次バッファ1bにラッチさ
れる。このとき、イネーブル信号ENA が“H”となっ
ているので、2次バッファ1bから“L”区間設定デー
タDA1 〜DA1 2 が読み出され、カウンタ回路2にプ
リセットデータをセットするロード信号LOADが出力
されたとき、カウンタ回路2に“L”区間設定データD
A1 〜DA1 2 がセットされ、クロック信号CLKのカ
ウントが開始される。
1 2 が確定すると、区間データ設定信号HLの立ち下が
りでラッチ信号LATCHB が1パルス出力されて
“H”区間設定データDB1 〜DB1 2 がデータラッチ
回路1の1次バッファ1aにラッチされる。次に、クリ
ア信号CLEARが“L”になり、ラッチ信号LTCH
が1パルス出力され、両区間設定データDA1 〜DA
1 2 、DB1 〜DB1 2 は2次バッファ1bにラッチさ
れる。このとき、イネーブル信号ENA が“H”となっ
ているので、2次バッファ1bから“L”区間設定デー
タDA1 〜DA1 2 が読み出され、カウンタ回路2にプ
リセットデータをセットするロード信号LOADが出力
されたとき、カウンタ回路2に“L”区間設定データD
A1 〜DA1 2 がセットされ、クロック信号CLKのカ
ウントが開始される。
【0023】ここで、カウンタ回路2にはアップ/ダウ
ンカウンタを用いており、本実施例では以下のように動
作する。すなわち、図11において、図11(a)に示
すように、パルスチェンジ信号(ロード信号LOAD)
がLレベル(ローアクテイブ)になった時、同図(c)
に示すように、INC/DIC信号がHレベルになれ
ば、同図(d)に示すように、オンパルス幅を1ビット
分インクレメントし、それまで3パルスだったものが4
パルスになる。
ンカウンタを用いており、本実施例では以下のように動
作する。すなわち、図11において、図11(a)に示
すように、パルスチェンジ信号(ロード信号LOAD)
がLレベル(ローアクテイブ)になった時、同図(c)
に示すように、INC/DIC信号がHレベルになれ
ば、同図(d)に示すように、オンパルス幅を1ビット
分インクレメントし、それまで3パルスだったものが4
パルスになる。
【0024】また、図11(e)に示すように、INC
/DIC信号がLレベルになれば、パルス幅を1ビット
分デイクレメントし、それまで3パルスだったオン幅を
2パルスにデイクレメントする。通常はこのように、パ
ルスをオン幅、オフ幅各々のデータをカウントすること
により、出力されるが、外部入力信号として、パルス幅
を変化させたい時、図11に示すような信号入力に対し
て、出力パルス幅を変化させることが可能となる。
/DIC信号がLレベルになれば、パルス幅を1ビット
分デイクレメントし、それまで3パルスだったオン幅を
2パルスにデイクレメントする。通常はこのように、パ
ルスをオン幅、オフ幅各々のデータをカウントすること
により、出力されるが、外部入力信号として、パルス幅
を変化させたい時、図11に示すような信号入力に対し
て、出力パルス幅を変化させることが可能となる。
【0025】次に、カウンタ回路2において、パルスチ
ェンジ信号(Hレベルの時)を与えない通常の動作につ
いて説明する。すなわち、カウンタ回路2の出力Q1 〜
Q1 2 が総て“H”になると、リップルキャリー信号R
CY1 が出力され、このリップルキャリー信号RCY1
によってイネーブル信号ENB が“H”になり、同時に
出力パルス信号OUTも“H”になる。すると、“H”
区間設定データDB1 〜DB1 2 がカウンタ回路2にプ
リセットされ、クロック信号CLKのカウントを開始
し、リップルキャリー信号RCY1 が得られると、出力
パルス信号OUTが“L”になるとともにイネーブル信
号ENA が“H”になり、上述の動作を繰り返すように
なっている。
ェンジ信号(Hレベルの時)を与えない通常の動作につ
いて説明する。すなわち、カウンタ回路2の出力Q1 〜
Q1 2 が総て“H”になると、リップルキャリー信号R
CY1 が出力され、このリップルキャリー信号RCY1
によってイネーブル信号ENB が“H”になり、同時に
出力パルス信号OUTも“H”になる。すると、“H”
区間設定データDB1 〜DB1 2 がカウンタ回路2にプ
リセットされ、クロック信号CLKのカウントを開始
し、リップルキャリー信号RCY1 が得られると、出力
パルス信号OUTが“L”になるとともにイネーブル信
号ENA が“H”になり、上述の動作を繰り返すように
なっている。
【0026】したがって、両区間設定データDA1 〜D
A1 2、DB1 〜DB1 2 に基づいて出力パルス信号O
UTの“L”区間および“H”区間が任意に(12ビッ
トの範囲で)設定でき、オン、オフデューティを設定で
きるようになっている。なお、オン、オフデューティを
変更する場合には、“L”区間設定データDA1 〜DA
1 2 をセットした後、区間データ設定信号HLを“H”
にし、“H”区間設定データDB1 〜DB1 2 をセット
した後、区間データ設定信号HLを“L”にすれば良
い。
A1 2、DB1 〜DB1 2 に基づいて出力パルス信号O
UTの“L”区間および“H”区間が任意に(12ビッ
トの範囲で)設定でき、オン、オフデューティを設定で
きるようになっている。なお、オン、オフデューティを
変更する場合には、“L”区間設定データDA1 〜DA
1 2 をセットした後、区間データ設定信号HLを“H”
にし、“H”区間設定データDB1 〜DB1 2 をセット
した後、区間データ設定信号HLを“L”にすれば良
い。
【0027】例えば、図8に示すように、クロック信号
CLKの周波数を16MHz(周期62.5nsec)
とし、“H”区間を161パルス、“L”区間を164
パルスに設定する場合には、“H”区間設定データDB
1 〜DB1 2 の8ビット目および6ビット目を”1”に
設定し、“L”区間設定データDA1 〜DA1 2 の8ビ
ット目、6ビット目、2ビット目、1ビット目を”1”
に設定すれば良いことになる。
CLKの周波数を16MHz(周期62.5nsec)
とし、“H”区間を161パルス、“L”区間を164
パルスに設定する場合には、“H”区間設定データDB
1 〜DB1 2 の8ビット目および6ビット目を”1”に
設定し、“L”区間設定データDA1 〜DA1 2 の8ビ
ット目、6ビット目、2ビット目、1ビット目を”1”
に設定すれば良いことになる。
【0028】この場合、出力パルス信号OUTの周期
は、クロック信号CLKの325パルス分となって2
0.2μsecであり、周波数49.2kHzとなる。
また、“L”区間あるいは“H”区間の幅を1パルス分
(62.5nsec)だけ広くすると、周期はクロック
信号CLKの326パルス分となり、周波数は49.1
kHzになる。
は、クロック信号CLKの325パルス分となって2
0.2μsecであり、周波数49.2kHzとなる。
また、“L”区間あるいは“H”区間の幅を1パルス分
(62.5nsec)だけ広くすると、周期はクロック
信号CLKの326パルス分となり、周波数は49.1
kHzになる。
【0029】したがって、実施例では、出力パルス信号
OUTの“H”区間あるいは“L”区間を62.5ns
ec刻みで設定できるとともに、0.1kHz刻みで周
波数を制御できることになり、この設定精度は、従来の
マイクロプロセッサによるソフト的な内部カウンタを用
いたパルス発生装置では到底達成できない設定精度であ
り、放電灯点灯装置のスイッチング制御信号として用い
た場合において、きめ細かな点灯制御が行えることにな
る。なお、カウンタ回路2にてカウントされるクロック
信号CLKの周波数を高くすれば、設定精度をより高く
できることは言うまでもない。
OUTの“H”区間あるいは“L”区間を62.5ns
ec刻みで設定できるとともに、0.1kHz刻みで周
波数を制御できることになり、この設定精度は、従来の
マイクロプロセッサによるソフト的な内部カウンタを用
いたパルス発生装置では到底達成できない設定精度であ
り、放電灯点灯装置のスイッチング制御信号として用い
た場合において、きめ細かな点灯制御が行えることにな
る。なお、カウンタ回路2にてカウントされるクロック
信号CLKの周波数を高くすれば、設定精度をより高く
できることは言うまでもない。
【0030】次に、図9に示すハーフクロック制御につ
いて説明する。まず、図4に示すハーフクロック制御回
路6に用いているフリップフロップFF1,FF3はリ
セットタイプのD−フリップフロップであり、R信号が
Hレベルのとき、Q出力はLレベルである。また、フリ
ップフロップFF2はセットタイプのD−フリップフロ
ップであり、S信号がHレベルのとき、Q出力はHレベ
ルである。そして、各々R信号、S信号がLレベルの
時、クロック信号Tの立ち上がりでトリガがかかるよう
になっている。
いて説明する。まず、図4に示すハーフクロック制御回
路6に用いているフリップフロップFF1,FF3はリ
セットタイプのD−フリップフロップであり、R信号が
Hレベルのとき、Q出力はLレベルである。また、フリ
ップフロップFF2はセットタイプのD−フリップフロ
ップであり、S信号がHレベルのとき、Q出力はHレベ
ルである。そして、各々R信号、S信号がLレベルの
時、クロック信号Tの立ち上がりでトリガがかかるよう
になっている。
【0031】今、図9に示すように、マイクロプロセッ
サから出力されるハーフクロック制御信号HLE(すな
わち、データラッチ回路1から出力される信号HAL
F)が“L”の場合には、リップルキャリー信号RCY
1 はそのままRCYとして、トグルフリップフロップ回
路3のトリガ信号となり、図9(b)に示すように、リ
ップルキャリー信号RCYの立ち上がりに同期して出力
パルス信号OUTの反転が行われる。
サから出力されるハーフクロック制御信号HLE(すな
わち、データラッチ回路1から出力される信号HAL
F)が“L”の場合には、リップルキャリー信号RCY
1 はそのままRCYとして、トグルフリップフロップ回
路3のトリガ信号となり、図9(b)に示すように、リ
ップルキャリー信号RCYの立ち上がりに同期して出力
パルス信号OUTの反転が行われる。
【0032】一方、ハーフクロック制御信号HLEが
“H”になると、図9(a)に示すように、リップルキ
ャリー信号RCYの立ち上がりが半クロックだけ右にシ
フトし、このシフトされたリップルキャリー信号RCY
がトグルフリップフロップ回路3のトリガ信号となって
出力パルス信号OUTの反転動作が行われる。このハー
フクロック制御の動作をもう少し詳述する。すなわち、
信号HLEがHレベルになると、ナンドゲートG1 の出
力がLレベルとなり、フリップフロップFF2のS入力
をLレベルとし、フリップフロップFF2のQ出力はH
レベルの状態を維持している。
“H”になると、図9(a)に示すように、リップルキ
ャリー信号RCYの立ち上がりが半クロックだけ右にシ
フトし、このシフトされたリップルキャリー信号RCY
がトグルフリップフロップ回路3のトリガ信号となって
出力パルス信号OUTの反転動作が行われる。このハー
フクロック制御の動作をもう少し詳述する。すなわち、
信号HLEがHレベルになると、ナンドゲートG1 の出
力がLレベルとなり、フリップフロップFF2のS入力
をLレベルとし、フリップフロップFF2のQ出力はH
レベルの状態を維持している。
【0033】そして、図10に示すように、クロック信
号CLKの立ち上がりに同期して、リップルキャリー信
号RCY1 が出力され、同時にフリップフロップFF2
のQ出力はLレベルとなる。次のクロック信号CLKの
立ち上がりで、フリップフロップFF1のQ出力がHレ
ベルとなり、そのクロックの立ち下がりでフリップフロ
ップFF3のQ出力がHレベルとなり、そのため、ノア
ゲートG3 の出力はLレベルとなる。そして、リップル
キャリー信号RCYが出力される。また、次のクロック
信号CLKの立ち下がりで、リップルキャリー信号RC
YはLレベルとなる。
号CLKの立ち上がりに同期して、リップルキャリー信
号RCY1 が出力され、同時にフリップフロップFF2
のQ出力はLレベルとなる。次のクロック信号CLKの
立ち上がりで、フリップフロップFF1のQ出力がHレ
ベルとなり、そのクロックの立ち下がりでフリップフロ
ップFF3のQ出力がHレベルとなり、そのため、ノア
ゲートG3 の出力はLレベルとなる。そして、リップル
キャリー信号RCYが出力される。また、次のクロック
信号CLKの立ち下がりで、リップルキャリー信号RC
YはLレベルとなる。
【0034】したがって、ハーフクロック制御信号HL
Eが“H”の場合、“L”区間あるいは“H”区間を、
区間設定データDA1 〜DA1 2 ,DB1 〜DB1 2 に
て設定される図9(b)の場合に比べてクロック信号C
LKの半クロック分だけ広くでき、クロック信号CLK
の周波数を高くすることなく“L”区間および“H”区
間の設定精度を倍にすることができる。
Eが“H”の場合、“L”区間あるいは“H”区間を、
区間設定データDA1 〜DA1 2 ,DB1 〜DB1 2 に
て設定される図9(b)の場合に比べてクロック信号C
LKの半クロック分だけ広くでき、クロック信号CLK
の周波数を高くすることなく“L”区間および“H”区
間の設定精度を倍にすることができる。
【0035】次に、2相クロック発生回路7では、ノン
オーバッラップ区間設定データHB 1 〜HB8 がプリセ
ットされたプリセッタブルカウンタ回路7aにてクロッ
ク信号CLKをカウントしてノンオーバラップ区間を設
定するようになっており、図11に示すように、プリセ
ッタブルカウンタ回路7aから出力されるリップルキャ
リー信号RCY2 ’に基づいてゲート回路7cを制御す
るゲート制御信号が形成され、このゲート制御信号にて
制御されるゲート回路7cによって出力パルス信号OU
Tにノンオーバラップ区間を付与した2相クロック信号
OUT1 ,OUT2 が形成されるようになっている。
オーバッラップ区間設定データHB 1 〜HB8 がプリセ
ットされたプリセッタブルカウンタ回路7aにてクロッ
ク信号CLKをカウントしてノンオーバラップ区間を設
定するようになっており、図11に示すように、プリセ
ッタブルカウンタ回路7aから出力されるリップルキャ
リー信号RCY2 ’に基づいてゲート回路7cを制御す
るゲート制御信号が形成され、このゲート制御信号にて
制御されるゲート回路7cによって出力パルス信号OU
Tにノンオーバラップ区間を付与した2相クロック信号
OUT1 ,OUT2 が形成されるようになっている。
【0036】上述のようにして発生された出力パルス信
号OUTおよび2相クロック信号OUT1 ,OUT
2 は、出力切換回路8を介して出力されるようになって
おり、出力切り換え信号SE/HBが“H”のとき、出
力パルス信号OUTが出力され、出力切り換え信号SE
/HBが“L”のとき、2相クロック信号OUT1 ,O
UT2 が出力される。したがって、出力切り換え信号S
E/HBを適当に設定することにより、シングルエンド
型あるいはハーフブリッジ型の放電灯点灯装置10に対
応できるパルス発生装置が得られることになる。
号OUTおよび2相クロック信号OUT1 ,OUT
2 は、出力切換回路8を介して出力されるようになって
おり、出力切り換え信号SE/HBが“H”のとき、出
力パルス信号OUTが出力され、出力切り換え信号SE
/HBが“L”のとき、2相クロック信号OUT1 ,O
UT2 が出力される。したがって、出力切り換え信号S
E/HBを適当に設定することにより、シングルエンド
型あるいはハーフブリッジ型の放電灯点灯装置10に対
応できるパルス発生装置が得られることになる。
【0037】特に、本実施例では、カウンタ回路2にア
ップ/ダウンカウンタを用い、パルスチェンジ信号とI
NC/DIC信号入力を設けてあるので、外部入力信号
が切り換わると即座にパルス幅を1ビット増減させるこ
とが可能となる。これは、例えば、放電灯制御点灯回路
に用いた場合、調光モード時では、微妙な電流値の変化
による明るさのちらつきなどがあるが、この回路を用い
ることにより、電流変化を外部入力信号としてPWM回
路に取り込むことで、変化に対応した出力波形を即座に
出力することができる。
ップ/ダウンカウンタを用い、パルスチェンジ信号とI
NC/DIC信号入力を設けてあるので、外部入力信号
が切り換わると即座にパルス幅を1ビット増減させるこ
とが可能となる。これは、例えば、放電灯制御点灯回路
に用いた場合、調光モード時では、微妙な電流値の変化
による明るさのちらつきなどがあるが、この回路を用い
ることにより、電流変化を外部入力信号としてPWM回
路に取り込むことで、変化に対応した出力波形を即座に
出力することができる。
【0038】それにより、明るさを補正することができ
る。これをマイクロプロセッサの命令によって行ってい
たのでは、時間が数十マイクロセコンドかかり、明るさ
のちらつきを吸収することができない。 (実施例2) 図12は、“H”区間設定データ及び”L”区間設定デ
ータを保持するデータ設定回路の1次データ設定回路を
示し、“L”区間設定データ及び“H”区間設定データ
をラッチする1次データ設定回路をアップ/ダウンカウ
ンタで構成したものであり、このアップ/ダウンカウン
タと2次バッファ1bからなる2次データ設定回路とで
データ設定回路を構成している。すなわち、両区間設定
データをラッチする回路に4ビットのアップ/ダウンカ
ウンタを3つを用いて構成したものであり、アップ/ダ
ウンカウンタにてラッチした設定データをクロック信号
で増減することにより、2次バッファ1bに送るデータ
を変化させることができる。
る。これをマイクロプロセッサの命令によって行ってい
たのでは、時間が数十マイクロセコンドかかり、明るさ
のちらつきを吸収することができない。 (実施例2) 図12は、“H”区間設定データ及び”L”区間設定デ
ータを保持するデータ設定回路の1次データ設定回路を
示し、“L”区間設定データ及び“H”区間設定データ
をラッチする1次データ設定回路をアップ/ダウンカウ
ンタで構成したものであり、このアップ/ダウンカウン
タと2次バッファ1bからなる2次データ設定回路とで
データ設定回路を構成している。すなわち、両区間設定
データをラッチする回路に4ビットのアップ/ダウンカ
ウンタを3つを用いて構成したものであり、アップ/ダ
ウンカウンタにてラッチした設定データをクロック信号
で増減することにより、2次バッファ1bに送るデータ
を変化させることができる。
【0039】このようにして、PWM回路の入力データ
は、初期値を与えるだけでよく、データの切り換えの時
には、アップ/ダウンカウンタのクロック信号にパルス
を1パルス送るごとに設定データを更新し、次のプリセ
ッタブルなカウンタ回路2に送るようになっている。
尚、本実施例におけるカウンタ回路2の構成として、先
の実施例のようにアップ/ダウンカウンタで構成しても
よく、また、通常のプリセッタブルなカウンタでも良
い。
は、初期値を与えるだけでよく、データの切り換えの時
には、アップ/ダウンカウンタのクロック信号にパルス
を1パルス送るごとに設定データを更新し、次のプリセ
ッタブルなカウンタ回路2に送るようになっている。
尚、本実施例におけるカウンタ回路2の構成として、先
の実施例のようにアップ/ダウンカウンタで構成しても
よく、また、通常のプリセッタブルなカウンタでも良
い。
【0040】このように、本実施例では、マイクロプロ
セッサから入力されるHレベル、Lレベルの2値をとる
外部入力信号を、1次データ設定回路を構成するアップ
/ダウンカウンタに取り込むことにより、パルス発生装
置外部の信号は初期値を入力するだけで、あとは、プリ
セッタブルカウンタの入力信号を自動的にインクレメン
ト、またはデイクレメントして、最終的にPWM出力幅
を可変させることができるものである。
セッサから入力されるHレベル、Lレベルの2値をとる
外部入力信号を、1次データ設定回路を構成するアップ
/ダウンカウンタに取り込むことにより、パルス発生装
置外部の信号は初期値を入力するだけで、あとは、プリ
セッタブルカウンタの入力信号を自動的にインクレメン
ト、またはデイクレメントして、最終的にPWM出力幅
を可変させることができるものである。
【0041】そうすることにより、従来、マイクロプロ
セッサの命令に依存していたパルス幅が、マイクロプロ
セッサからの命令とは別に出力させることが可能とな
る。すなわち、マイクロプロセッサのマシンサイクルよ
り高速のPWM出力を得ることができるようになる。ま
た、PWM回路が動作している間、従来のマイクロプロ
セッサはデータを出力する命令を出し続けていたが、こ
の回路では、PWM回路の動作中でも、マイクロプロセ
ッサは別の命令を実行できるので、システムとして、よ
り汎用性の高い動作が期待できるものである。
セッサの命令に依存していたパルス幅が、マイクロプロ
セッサからの命令とは別に出力させることが可能とな
る。すなわち、マイクロプロセッサのマシンサイクルよ
り高速のPWM出力を得ることができるようになる。ま
た、PWM回路が動作している間、従来のマイクロプロ
セッサはデータを出力する命令を出し続けていたが、こ
の回路では、PWM回路の動作中でも、マイクロプロセ
ッサは別の命令を実行できるので、システムとして、よ
り汎用性の高い動作が期待できるものである。
【0042】また、プログラムを縮小することができる
ので、例えば、マスクROMの容量が少なくてすみ、チ
ップ全体のコストダウンを図ることができる。
ので、例えば、マスクROMの容量が少なくてすみ、チ
ップ全体のコストダウンを図ることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、出力パ
ルス信号の“H”区間設定データおよび“L”区間設定
データを保持するデータ設定回路と、一定周期のクロッ
クをカウントし上記両区間設定データが交互にセットさ
れるプリセッタブルなカウンタ回路と、上記カウンタ回
路からのリップルキャリー信号をトリガクロックとする
トグルフリップフロップ回路とで構成され、両区間設定
データをそれぞれ独立に変化させるパルス幅制御手段を
設けることにより、上記トグルフリップフロップ回路か
らパルス幅変調された出力パルス信号を得るようにした
パルス発生装置において、上記カウンタ回路を、外部か
ら入力されたパルスチェンジ信号のハイ/ローに応じ
て、INC/DEC信号の立ち上がり/立ち下がり時に
それぞれ“H”区間設定データのオンパルス幅を1ビッ
ト分インクレメント/デイクレメントするインクレメン
ト/デイクレメント機能を有するアップ/ダウンカウン
タで構成し、カウンタ回路に一方の区間設定データがプ
リセットされると、カウンタ回路はプリセット値からク
ロックのカウントを開始し、リップルキャリー信号を出
力するとカウンタ回路に他方の区間設定データがプリセ
ットされることを特徴とし、アップ/ダウンカウンタを
PWM回路の入力クロックでアップあるいはダウンカウ
ントすることで、PWM回路のパルス幅を、システムク
ロックのスピードで±1パルス幅分増減させることを可
能とし、マイクロプロセッサのマシンサイクルに依存す
ることなく、高速にパルスを変化させることができる効
果を奏するものである。
ルス信号の“H”区間設定データおよび“L”区間設定
データを保持するデータ設定回路と、一定周期のクロッ
クをカウントし上記両区間設定データが交互にセットさ
れるプリセッタブルなカウンタ回路と、上記カウンタ回
路からのリップルキャリー信号をトリガクロックとする
トグルフリップフロップ回路とで構成され、両区間設定
データをそれぞれ独立に変化させるパルス幅制御手段を
設けることにより、上記トグルフリップフロップ回路か
らパルス幅変調された出力パルス信号を得るようにした
パルス発生装置において、上記カウンタ回路を、外部か
ら入力されたパルスチェンジ信号のハイ/ローに応じ
て、INC/DEC信号の立ち上がり/立ち下がり時に
それぞれ“H”区間設定データのオンパルス幅を1ビッ
ト分インクレメント/デイクレメントするインクレメン
ト/デイクレメント機能を有するアップ/ダウンカウン
タで構成し、カウンタ回路に一方の区間設定データがプ
リセットされると、カウンタ回路はプリセット値からク
ロックのカウントを開始し、リップルキャリー信号を出
力するとカウンタ回路に他方の区間設定データがプリセ
ットされることを特徴とし、アップ/ダウンカウンタを
PWM回路の入力クロックでアップあるいはダウンカウ
ントすることで、PWM回路のパルス幅を、システムク
ロックのスピードで±1パルス幅分増減させることを可
能とし、マイクロプロセッサのマシンサイクルに依存す
ることなく、高速にパルスを変化させることができる効
果を奏するものである。
【0044】また、請求項2の発明は、データ設定回路
を、“H”または“L”区間設定データがプリセットさ
れるアップ/ダウンカウンタよりなる1次データ設定回
路と、1次データ設定回路のデータをラッチする2次デ
ータ設定回路とで構成したものであるから、パルス幅制
御手段からの設定データを、1次データ設定回路を構成
するアップ/ダウンカウンタに取り込むことにより、設
定データの信号は初期値を設定して入力するだけで、あ
とは、プリセッタブルなカウンタ回路の入力信号を自動
的にインクレメント、或いはデイクレメントして、最終
的にPWM出力幅を可変させることができるものであ
る。そうすることにより、従来、マイクロプロセッサの
命令に依存していたパルス幅が、マイクロプロセッサか
らの命令とは別に出力させることが可能となる。すなわ
ち、マイクロプロセッサのマシンサイクルより高速のP
WM出力を得ることができるようになり、また、PWM
回路が動作している間、従来のマイクロプロセッサはデ
ータを出力する命令を出し続けていたが、この回路で
は、PWM回路の動作中でも、マイクロプロセッサは別
の命令を実行できるので、システムとして、より汎用性
の高い動作が期待できるものである。また、プログラム
を縮小することができるので、例えば、マスクROMの
容量が少なくてすみ、チップ全体のコストダウンを図る
ことができるものである。
を、“H”または“L”区間設定データがプリセットさ
れるアップ/ダウンカウンタよりなる1次データ設定回
路と、1次データ設定回路のデータをラッチする2次デ
ータ設定回路とで構成したものであるから、パルス幅制
御手段からの設定データを、1次データ設定回路を構成
するアップ/ダウンカウンタに取り込むことにより、設
定データの信号は初期値を設定して入力するだけで、あ
とは、プリセッタブルなカウンタ回路の入力信号を自動
的にインクレメント、或いはデイクレメントして、最終
的にPWM出力幅を可変させることができるものであ
る。そうすることにより、従来、マイクロプロセッサの
命令に依存していたパルス幅が、マイクロプロセッサか
らの命令とは別に出力させることが可能となる。すなわ
ち、マイクロプロセッサのマシンサイクルより高速のP
WM出力を得ることができるようになり、また、PWM
回路が動作している間、従来のマイクロプロセッサはデ
ータを出力する命令を出し続けていたが、この回路で
は、PWM回路の動作中でも、マイクロプロセッサは別
の命令を実行できるので、システムとして、より汎用性
の高い動作が期待できるものである。また、プログラム
を縮小することができるので、例えば、マスクROMの
容量が少なくてすみ、チップ全体のコストダウンを図る
ことができるものである。
【図1】本発明の実施例の全体のブロック回路図であ
る。
る。
【図2】データラッチ回路の1次バッファの回路図であ
る。
る。
【図3】データラッチ回路の2次バッファの回路図であ
る。
る。
【図4】カウンタ/出力回路の回路図である。
【図5】ラッチ制御回路の回路図である。
【図6】カウンタ制御回路の回路図である。
【図7】2相クロック発生回路の回路図である。
【図8】タイムチャートである。
【図9】ハーフクロック制御を行う場合のタイムチャー
トである。
トである。
【図10】ハーフクロック制御を行う場合のタイムチャ
ートである。
ートである。
【図11】動作説明図である。
【図12】他の実施例の1次バッファの具体回路図であ
る。
る。
【図13】従来例のブロック図である。
【図14】従来例の動作説明図である。
1 データラッチ回路 2 カウンタ回路 3 トグルフリップフロップ回路
Claims (2)
- 【請求項1】 出力パルス信号の“H”区間設定データ
および“L”区間設定データを保持するデータ設定回路
と、一定周期のクロックをカウントし上記両区間設定デ
ータが交互にセットされるプリセッタブルなカウンタ回
路と、上記カウンタ回路からのリップルキャリー信号を
トリガクロックとするトグルフリップフロップ回路とで
構成され、両区間設定データをそれぞれ独立に変化させ
るパルス幅制御手段を設けることにより、上記トグルフ
リップフロップ回路からパルス幅変調された出力パルス
信号を得るようにしたパルス発生装置において、上記カ
ウンタ回路を、外部から入力されたパルスチェンジ信号
のハイ/ローに応じて、INC/DEC信号の立ち上が
り/立ち下がり時にそれぞれ“H”区間設定データのオ
ンパルス幅を1ビット分インクレメント/デイクレメン
トするインクレメント/デイクレメント機能を有するア
ップ/ダウンカウンタで構成し、カウンタ回路に一方の
区間設定データがプリセットされると、カウンタ回路は
プリセット値からクロックのカウントを開始し、リップ
ルキャリー信号を出力するとカウンタ回路に他方の区間
設定データがプリセットされることを特徴とするパルス
発生装置。 - 【請求項2】 出力パルス信号の“H”区間設定データ
および“L”区間設定データを保持するデータ設定回路
と、一定周期のクロックをカウントし上記両区間設定デ
ータが交互にセットされるプリセッタブルなカウンタ回
路と、上記カウンタ回路からのリップルキャリー信号を
トリガクロックとするトグルフリップフロップ回路とで
構成され、両区間設定データをそれぞれ独立に変化させ
るパルス幅制御手段を設けることにより、上記トグルフ
リップフロップ回路からパルス幅変調された出力パルス
信号を得るようにしたパルス発生装置において、上記デ
ータ設定回路を、“H”または“L”区間設定データが
プリセットされるアップ/ダウンカウンタよりなる1次
データ設定回路と、1次データ設定回路のデータをラッ
チする2次データ設定回路とで構成したことを特徴とす
るパルス発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093781A JP2840138B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | パルス発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093781A JP2840138B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | パルス発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04325875A JPH04325875A (ja) | 1992-11-16 |
JP2840138B2 true JP2840138B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=14091960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3093781A Expired - Fee Related JP2840138B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | パルス発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2840138B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4724909B2 (ja) * | 2000-09-26 | 2011-07-13 | 岩崎電気株式会社 | Hidランプの点灯回路 |
US6865425B2 (en) * | 2002-01-07 | 2005-03-08 | Siemens Energy & Automation, Inc. | State machine for a pulse output function |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP3093781A patent/JP2840138B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04325875A (ja) | 1992-11-16 |
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