JP2839052B2 - 浄化槽 - Google Patents
浄化槽Info
- Publication number
- JP2839052B2 JP2839052B2 JP4114495A JP11449592A JP2839052B2 JP 2839052 B2 JP2839052 B2 JP 2839052B2 JP 4114495 A JP4114495 A JP 4114495A JP 11449592 A JP11449592 A JP 11449592A JP 2839052 B2 JP2839052 B2 JP 2839052B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- contact aeration
- chamber
- aeration tank
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
Description
触ばっ気槽を設けた浄化槽に関する。
嫌気濾床槽から接触ばっ気槽へと自然移流させながら生
物処理を行い、接触ばっ気槽中の被処理液の一部を返送
路を介して嫌気濾床槽に返送して、剥離汚泥や未処理の
硝化液などを循環処理すると共に、接触ばっ気槽の下流
に沈殿槽を設け、この沈殿槽で固形分を沈降させ、上澄
液をオーバーフローさせて消毒槽に導き、消毒した後放
流する構成になっていた。
量には変動が伴うので、上記のような従来の構成では、
原水の投入量が急に増加した場合、前記沈殿槽からのオ
ーバーフロー量も急に増加するため、固形分が沈降しき
れずにそのまま放流される惧れがあった。そこで、本発
明の目的は、たとえ原水の投入量が急に増加した場合に
おいても、固形分がそのまま放流されることを防止でき
る浄化槽を提供することにある。
の本発明による浄化槽の特徴構成は、嫌気濾床槽の下流
に接触ばっ気槽を設け、前記接触ばっ気槽を接触ばっ気
槽第1室、接触ばっ気槽第2室から形成し、各接触ばっ
気槽の下部より槽内液を前記嫌気濾床槽へ返送する返送
手段を設けると共に、前記接触ばっ気槽第2室の上部か
ら槽内液を浄化槽外へ定流量放出する放流手段を設け、
その放流手段をU字管状のエアリフトポンプから構成し
てあることにある。
気槽第1室、接触ばっ気槽第2室から形成してあるか
ら、従来の、接触ばっ気槽を1槽と沈降槽を1槽設けた
構成に比して、浄化槽の生物処理能力が向上すると共
に、接触ばっ気槽第2室の上部から定流量放出する放流
手段を設けてあるから、原水の投入量が急に増加した場
合でも、接触ばっ気槽第2室内からの被処理液の放出量
がこれに追従して急に増加することがなく、更に、各接
触ばっ気槽の下部より槽内液を嫌気濾床槽へ返送する返
送手段を設けてあるために、接触ばっ気槽第1室内の下
部からだけでなく、接触ばっ気槽第2室内の下部からも
剥離汚泥等の固形分の返送処理が妨げられることなく行
われるので、従来のように剥離汚泥がオーバーフローし
て放流されることが防止できる。また、前記接触ばっ気
槽第2室にも接触濾材を充填してあることにより、生物
処理能力を大きく向上させて、汚泥の発生を抑制できる
ので、接触ばっ気槽内の剥離汚泥量は相乗的に減少させ
られる。そのため、前記接触ばっ気槽第2室の上部にお
いては、極めて汚泥の少ない状況を現出させることが出
来るようになり、下流側に別途設けた沈殿槽を介して汚
泥を沈殿分離させなくても処理水を槽外へ放流すること
が出来るようになる。すなわち、U字管からなるエアリ
フトポンプによって、接触ばっ気槽第2室の上部から処
理水を定流量放出することができ、これにより、たとえ
原水の投入量が急に増加した場合にも固形分が放流され
ることなく、原水の投入量が、急激に減った場合にも、
水位が前記U字管の吸い込み口より低下することは無い
ので、安定した生物処理を行うことができるようになっ
た。
に増加する事があっても、接触ばっ気槽第2室の上部か
らの放流量が殆ど変わらないので、各槽における被処理
液の対流時間や性状が定常に保たれ、そのため安定した
生物処理ができ、しかも、剥離汚泥等の固形分がそのま
ま放流されることを防止できる浄化槽を提供することが
できた。
下流に沈殿槽を設けた従来の浄化槽に比べると、沈殿槽
が占めていたスペースを利用して接触ばっ気槽を増設す
ることができるので、浄化槽全体として、その占めるス
ペースを最小限に抑えながら生物処理能力を高めること
ができる。
1に示すように、上流側から、嫌気濾床槽第1室N1及
び嫌気濾床槽第2室N2からなる嫌気濾床槽N、接触ば
っ気槽第1室E1、接触ばっ気槽第2室E2からなる接
触ばっ気槽Eを、被処理液が自然移流によりこの順に流
れるように設けて浄化槽を構成してある。
物を嫌気分解する嫌気性微生物を生育して、その生物膜
を定着させるために濾床F1、F2を設けてある。前記
接触ばっ気槽Eは、被処理水中の残りの有機物の分解や
アンモニア性窒素の硝化反応等を行う好気性微生物を定
着させるための接触材C1,C2を設けてある。又、接
触ばっ気槽第1室E1、接触ばっ気槽第2室E2各槽内
に被処理水の循環流を生ぜしめ、前記接触材C1,C2
に定着させた好気性微生物に、有機物を含む被処理水を
よく接触させて、この好気性微生物に必要な酸素を与え
るエアーを供給するための散気管D1,D2を設けてあ
る。又、接触材C1,C2に生物膜等が付着しすぎて目
詰まりを起こすことを防止するため、エアーをバブリン
グさせて、過剰の生物膜等を剥離汚泥として剥離する逆
洗管R1、R2をそれぞれ接触材C1,C2の下に設け
ると共に、前記剥離汚泥により接触ばっ気槽E内の浮遊
懸濁物やBODが増えすぎないようにするために、剥離
汚泥を前記嫌気濾床槽第1室N1に常時又は間欠的に返
送するための返送手段として、エアーリフトポンプA
1,A2をそれぞれ接触ばっ気槽第1室E1、接触ばっ
気槽第2室E2の底部から立ち上がらせ、両エアーリフ
トポンプA1,A2から嫌気濾床槽第1室N1に通ずる
返送路Bを設けてある。
処理液返送用のエアーリフトポンプA2の他に、槽内液
をその上部から吸い込んで定流量放出する放流手段とし
て、U字管状のエアーリフトポンプPを設け、このエア
ーリフトポンプPからの放出液は、消毒槽Qに導かれ、
固形消毒剤と接触して消毒された後、放流口から浄化槽
外へ放流されるようにしてある。エアーリフトポンプP
の吸い込み口P1は浄化槽の管理水位の下限の高さに設
けてある。エアーリフトポンプPからの放流量は、浄化
槽への原水の平均流入量の1.5〜2倍程度になるよう
に、エアーリフトポンプPへの供給エアーを一定流量に
設定し、常時この定流量でエアーを供給する構成にして
ある。また、エアリフトポンプからの放出水は必要放流
量を消毒槽Qに導き、残りを接触ばっ気槽第1室E1又
は同第2室E2へ戻すことで、さらに放流量を調整し易
い構成にしても良い。
量が急に増加した場合においても、固形分がそのまま放
流されることなく、又、原水の投入量が急に減少した場
合においても浄化槽の水位が前記管理水位の下限より下
がることなく、安定した生物処理を行うことができる。
動が特に大きい場合においても対処できるようにするた
めに、上記の接触ばっ気槽第2室内の被処理液をその上
部から吸い込んで定流量放出する放流手段としてのエア
ーリフトポンプPの容量を原水の平均流入量よりも充分
大きくすると共に、図2に示すように、接触ばっ気槽第
2室E2内の水位を検出するレベルセンサーLを設け、
この水位が、エアーリフトポンプPの吸い込み口P1よ
りも高い位置で、予め定められた設定水位以上になった
ときだけ、前記レベルセンサーLからの検出結果に基づ
き、エアーリフトポンプPにエアーを供給する制御手段
Mを設ける構成にしてもよい。この構成によれば、吸い
込み口P1まで水位が下がることがないから、ここから
エアーを吸い込むことがなく、従ってエアーリフトポン
プP用のエアーが無駄に消費されることがない。尚、特
許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符
号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限
定されるものではない。
Claims (1)
- 【請求項1】 嫌気濾床槽(N)の下流に接触ばっ気槽
(E)を設けた浄化槽であって、 前記接触ばっ気槽(E)を接触ばっ気槽第1室(E
1)、接触ばっ気槽第2室(E2)から形成し、各接触
ばっ気槽(E1),(E2)の下部より槽内液を前記嫌気
濾床槽(N)へ返送する返送手段を設けると共に、前記
接触ばっ気槽第2室(E2)の上部から槽内液を浄化槽
外へ定流量放出する放流手段(P)を設け、その放流手
段(P)をU字管状のエアリフトポンプから構成してあ
る浄化槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4114495A JP2839052B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4114495A JP2839052B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 浄化槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309381A JPH05309381A (ja) | 1993-11-22 |
JP2839052B2 true JP2839052B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=14639193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4114495A Expired - Lifetime JP2839052B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 浄化槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2839052B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100321346B1 (ko) * | 1999-02-05 | 2002-03-18 | 유철진 | 고정상 생물막법에 의한 영양염류 제거공정 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6219294A (ja) * | 1985-07-17 | 1987-01-28 | Asahi Nichinan Seisou Koushiya:Kk | し尿浄化槽 |
JP2561317B2 (ja) * | 1988-05-10 | 1996-12-04 | 西原ネオ工業株式会社 | 浄化槽 |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP4114495A patent/JP2839052B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05309381A (ja) | 1993-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1678090B1 (en) | A method and a plant for waste water treatment | |
JP2839052B2 (ja) | 浄化槽 | |
JP3963667B2 (ja) | 汚水処理装置及びその運転方法 | |
JP4090218B2 (ja) | 汚水処理装置及びその運転方法 | |
JP2839065B2 (ja) | 浄化槽 | |
JP3300123B2 (ja) | 浄化槽 | |
JP2644103B2 (ja) | 浄化槽 | |
KR200171727Y1 (ko) | 축산분뇨 처리장치 | |
JP3106066B2 (ja) | 浄化槽 | |
KR100244536B1 (ko) | 생물막을 이용한 고농도 유기물 및 질소제거장치 | |
WO2021131088A1 (ja) | 汚水処理装置 | |
JP2565652Y2 (ja) | 浄化槽 | |
JP2776699B2 (ja) | 浄化槽 | |
JP2697801B2 (ja) | 浄化槽 | |
JPH10128355A (ja) | 浄化槽 | |
TWI838480B (zh) | 曝氣槽、汙水處理裝置及汙水處理方法 | |
KR20000066200A (ko) | 생물막 여과법을 이용한 생물학적 수처리장치와 수처리방법(sbf) | |
JP2771732B2 (ja) | 浄化槽 | |
JP3017622B2 (ja) | 浄化槽 | |
JPH0655185A (ja) | 浄化槽 | |
JPH05317873A (ja) | 浄化槽 | |
JP3394839B2 (ja) | 下水の処理方法及び装置 | |
JP3115967B2 (ja) | 浄化槽の運転方法および浄化槽 | |
JP2741756B2 (ja) | 浄化槽 | |
JP2543839Y2 (ja) | 汚水浄化槽 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081010 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091010 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101010 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |