JP2838389B2 - 曝気装置 - Google Patents

曝気装置

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JP2838389B2
JP2838389B2 JP8027312A JP2731296A JP2838389B2 JP 2838389 B2 JP2838389 B2 JP 2838389B2 JP 8027312 A JP8027312 A JP 8027312A JP 2731296 A JP2731296 A JP 2731296A JP 2838389 B2 JP2838389 B2 JP 2838389B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液体中に気
体を効率良く溶解させる曝気装置の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体中に送気される気体を液体中
に効率良く接触、溶解させる技術として、例えば垂直軸
まわりに回転自在なキャップ状の円筒部材を液体中に浸
漬し、この円筒部材の下方から筒内部に向けて気体を送
気するとともに円筒部材を回転させ、円筒部材の下端部
から逸出して円筒部材の外周部にまとわりつく気体を回
転に伴う剪断力にて微細化し、溶解効率を高めるような
技術が知られている。
【0003】また、上記技術の改良技術として、例えば
特開昭53−124166号のような気液接触装置も知
られている。この装置では上記円筒部材の上部側の径を
下部側の径に較べて大径にし、円筒部材の下端部から逸
出した気体を円筒部材の上部外周面に多量に付着させ、
この多量に付着する上部側の線速度(周速度)をあげて
剪断力を大きくし、気体の微細化を促進するようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来技術では、円筒部材の下端部から外部に逸出した
気体が円筒部材の外周部にまとわりついた段階で円筒部
材を回転させ、この回転で生じる剪断力で微細化してい
るため、気体の微細化効率は円筒部材の回転のみに依存
し、気体と液体の接触効率を高めるためには円筒部材を
高速で回転させて微細化を促進する以外に手段がなかっ
た。従って、円筒部材を高速で回転させるため大きな回
転駆動力が必要となり、しかも回転を上げることによる
騒音、振動等の問題も無視し得なかった。そこで、接触
効率を一層高めるため気体の微細化を促進することが出
来る方策が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、請求項1において、液中で上方に向けて開口
する送気管の上部からキャップ状の筒部材を被せ、この
筒部材の内面と前記送気管の外面との間に囲繞空間部を
形成するとともに、送気管から送出される気体を筒部材
の回転によって微細化し液中に送り込むようにした曝気
装置において、送気管の外面から囲繞空間部に複数の邪
魔板を張出して設けた。
【0006】そして、送気管の開口部から囲繞空間部に
向けて気体を送気すると、軽い気体は上昇して筒部材の
内面に接触しながら溜まり込んでゆき、筒部材を回転さ
せると気体は筒部材の内面との摩擦によって連れ回され
そうになるが、邪魔板によって連れ回しが阻止され分断
される。そして、筒部材の剪断力と邪魔板の分断作用に
よって繞空間部の気体は微細化され、気体が筒部材の下
端部から逸出する際には既に微細化されて放出される。
このため、気液接触効率が高まる。
【0007】また請求項2では、筒部材の形状を下方が
広がる略円錐形状にした。そして、このように筒部材を
下方に広がる略円錐形状にすれば、径の大きい下方ほど
線速度(周速度)が大きくなって剪断力が強まり、筒部
材の下端部から放出される気体の微細化が図られる。
【0008】また請求項3では、邪魔板の張出し端部と
筒部材の内面とのクリアランスを、邪魔板の上部から下
部に向けて徐々に幅狭になるようにした。そして、この
ようにクリアランスを下方に向けて徐々に幅狭にすれ
ば、下方に向かうほど筒部材の剪断力作用と、邪魔板に
よる分断作用を更に強めることが出来、筒部材の下端部
から放出される気体の一層の微細化が図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明の曝気
装置の全体概要図、図2は平面視による邪魔板の説明
図、図3は図1の要部拡大図である。本発明の曝気装置
1は、例えば廃水を好気性微生物等によって処理するよ
うな際に廃液中に酸素を供給する装置として構成され、
図1及び図2に示すように、処理槽の底面2のアンカー
部3に立設された円管状のガイドパイプ4と、底面2の
2ヵ所のアンカー部5、6に支持される略J字型の送気
パイプ7に沿って、処理槽内に出し入れ可能にされてい
る。
【0010】すなわち、処理槽の上部には、矩形状の開
口部8が設けられ、この開口部8の1辺に前記ガイドパ
イプ4の固定部4aを固定するとともに、開口部8の対
向辺に前記送気パイプ7の固定部7aを固定し、これら
ガイドパイプ4と送気パイプ7に沿って本装置1を上下
動させるようにしている。このため本装置1は、略円形
状の支持盤10と、この支持盤10の対向両側部から張
出す左右一対のガイド部材11、11を備えており、こ
のガイド部材11、11に設けられた半円状の凹溝を、
ガイドパイプ4と送気パイプ7の内側面に嵌合させて上
下に摺動出来るようにされている。また、処理槽から装
置1を出し入れする際に上方から吊り下げるため、支持
盤10の上部には吊り下げ具12を取付けている。
【0011】また、支持盤10の下方には、周縁部附近
に沿って円周方向略等間隔に3本の支持脚13、…を取
付けており、この支持脚13、…の下端部を処理槽の底
面2上に載置し得るようにするとともに、支持盤10の
中央上部には、図3にも示すようなモータ14を取付け
ている。そしてこのモータ14の下方には減速機15と
回転軸受部16を設け、モータ13の出力を支持盤10
の貫通孔10aを通して下方の回転軸17に伝達するよ
うにしている。そして、この回転軸17には複数のイン
ペラ18を取付けて液を攪拌し得るようにするととも
に、回転軸17の更に下端部には筒部材としてのコーン
部材20を取付けており、回転軸17と一体に回転する
ようにしている。
【0012】そして、このコーン部材20の形状は、上
方から下方に向けてテーパ状に径が広がる略円錐形状と
し、また、前記支持脚13、…の長さは、コーン部材2
0の下端部と処理槽の底面2との間に所定の間隔が設定
される長さとしている。また、支持盤10の下方には、
前記インペラ18とかコーン部材20の周囲を取り囲む
ケーシング19を取付けている。
【0013】前記送気パイプ7の上部寄りには、図1に
示すような気体供給部21を設け、この気体供給部21
からエアを供給出来るようにするとともに、上方の開口
部8側に向けて延びる送気パイプ7の上端部には蓋を取
付けて気体の流通を遮断し、下方側に向けてのみ送気出
来るようにしている。そして、送気パイプ7の下方延出
部を一旦水平に曲げた後、更に上方に曲げて開口部eを
上向きにしてコーン部材20の内部に臨ませており、こ
のコーン内部に臨んだ送気パイプ7の外面とコーン部材
20の内面とによって囲まれる空間部を囲繞空間部Hと
して形成するようにしている。
【0014】また、この囲繞空間部H内の送気パイプ7
の外周面には、円周方向に沿って等間隔に4枚の邪魔板
22、…を横に張出して取付けている。そしてこの邪魔
板22、…の形状は、上面がテーパ状に傾斜して張出し
先端部が上下方向に先細りとなる略台形形状であり、下
部側の張出し端部とコーン部材20の内周面とのクリア
ランスaが、上部側の張出し端部とコーン部材20の内
面とのクリアランスbより狭くなるようにしており、下
部側のクリアランスaは比較的狭くして張出し端部をコ
ーン部材20の内面に接近させている。
【0015】以上のように構成した曝気装置の作用等に
ついて説明する。処理槽の処理液中に浸漬された本装置
1の送気パイプ7から、例えば差圧0.1〜0.05kg
/cm2程度の圧力でエア等の気体を送気する。するとこの
気体は開口部eから送り出されてコーン部材20の内部
に溜まり込み、この際、気体は軽いためコーン内部の上
部から下方に向けて溜まって行く。
【0016】また、気体の送気と同時にコーン部材20
を回転させる。すなわち、モータ14を駆動して回転軸
17を回転させ、インペラ18とコーン部材20を同時
に回せば、コーン内部ではコーン部材20の回転に伴う
剪断力と邪魔板22、…の分断作用で気体は微細化され
る。そして、気体の送気が一定量に達すると、囲繞空間
部H内は気体で満たされ、コーン内で微細化された気体
はコーン部材20の下端部から逸出しようとするが、こ
のコーン部材20の下端部の径は大きいため線速度が高
まって(線速度v=r・ω;rは半径、ωは回転速度)
剪断力が大きくなるため、下方に向かうほど気体の微細
化が促進される。
【0017】また、気体が放出される下部附近の邪魔板
22とコーン部材20内面とのクリアランスaは狭くな
っているため、放出直前の気体の分断作用は更に強ま
る。このため、コーン部材20の下端部から放出される
気体は充分微細化されており、放出された気体の一部は
直ちに液体に接触して溶解するが、一部はコーン部材2
0の外周面に付着する事態も有り得る。しかしこの場合
もコーン部材20の回転による剪断力で微細化して放出
され、同時にインペラ18の攪拌作用も相俟って効果的
に液体中に溶解する。
【0018】ところで、以上のような本装置1の微細化
の効果について、従来の装置と比較した実験結果は次表
の通りである。尚、この実験は、装置を水深3.8mに
設置し、出力3.7kwで駆動した時の空気送気量(m3
/min)に対する酸素移動量(kg/h)を測定したもので
ある。
【0019】
【表1】
【0020】この結果から、本装置1の場合は従来に較
べて、約20〜25%程度酸素移動量が向上しており、
曝気能力が向上することが明らかにされた。尚、邪魔板
22の枚数は4枚以上でも良く、また、本装置1の適用
範囲は廃水処理に限られるものではないことはいうまで
もない。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の曝気装置は請求項
1のように、送気管の上部からキャップ状の筒部材を被
せ、この筒部材の内面と前記送気管の外面との間に囲繞
空間部を形成するようにした曝気装置において、送気管
の外面から囲繞空間部に向けて複数の邪魔板を張出して
設けるようにしたため、筒部材の剪断力と邪魔板の分断
作用によって繞空間部の気体を微細化して放出すること
が出来る。このため、気液接触効率を高めることが出来
る。
【0022】また請求項2のように、筒部材の形状を下
方が広がる略円錐形状にすれば、筒部材の下端部から気
体を放出する際、径の大きい下方での線速度を大きくす
ることが出来、剪断力を強めることが出来る。また請求
項3のように、邪魔板の張出し端部と筒部材の内面との
クリアランスを、邪魔板の上部から下部に向けて徐々に
幅狭になるようにすれば、筒部材の下端部の剪断力作用
と、邪魔板による分断作用を更に強めることが出来、筒
部材の下端部から放出する気体の一層の微細化を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の曝気装置の全体概要図
【図2】平面視による邪魔板の説明図
【図3】図1の要部拡大図
【符号の説明】
1…曝気装置、7…送気パイプ、17…回転軸、20…
コーン部材、22…邪魔板、H…囲繞空間部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液中で上方に向けて開口する送気管の上
    部からキャップ状の筒部材を被せ、この筒部材の内面と
    前記送気管の外面との間に囲繞空間部を形成するととも
    に、前記送気管から送出される気体を筒部材の回転によ
    って微細化し液中に送り込むようにした曝気装置におい
    て、前記送気管の外面から前記囲繞空間部に複数の邪魔
    板を張出して設けたことを特徴とする曝気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の曝気装置において、前
    記筒部材の形状は、下方が広がる略円錐形状であること
    を特徴とする曝気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の曝気装置
    において、前記邪魔板の張出し端部と筒部材の内面との
    クリアランスは、邪魔板の上部から下部に向けて徐々に
    幅狭になることを特徴とする曝気装置。
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