JP2837011B2 - 圧力調整弁 - Google Patents

圧力調整弁

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JP2837011B2
JP2837011B2 JP4003904A JP390492A JP2837011B2 JP 2837011 B2 JP2837011 B2 JP 2837011B2 JP 4003904 A JP4003904 A JP 4003904A JP 390492 A JP390492 A JP 390492A JP 2837011 B2 JP2837011 B2 JP 2837011B2
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和幸 小倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍装置の吸入圧力調整
弁等の圧力調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍装置の吸入圧力調整弁は周知
のように冷凍装置のコンプレッサとエバポレータとの間
に介装され、コンプレッサの吸入圧力を所定圧力以下と
なるように制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の冷凍機の吸
入圧力調整弁においては、冷凍装置の高負荷運転やデフ
ロスト運転等の過負荷時に対処するためにコンプレッサ
の吸入圧力を所定値以下になるように制御し、これによ
ってコンプレッサの吐出圧力の過昇を防止し、その駆動
用モータの焼損事故等を回避しているが、通常負荷運転
の場合には却って吸入圧力が制限されることとなり、こ
のため冷凍装置の能力が抑さえられるという不具合があ
った。
【0004】本発明は以上の問題点を解決することがで
きる冷凍装置の吸入圧力調整弁等の圧力調整弁を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の圧力調整弁は、
弁本体に流体を導入し及び導出する入口及び出口と、前
記弁本体内に配設された弁座に離接されることにより流
路を開閉する弁体と、前記入口の一次圧力に基づいて前
記弁体を閉止方向に荷重する伸縮自在な伸縮部材と、前
記弁体に所定の荷重を負荷する弾性部材とを備え、前記
入口の一次圧力が作用する前記弁体の受圧面積を前記入
口の一次圧力が作用する前記伸縮部材の受圧面積よりも
小さく設定したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明は前記の構成を具えているため次の作用
を生ずる。即ち、圧力調整弁の出口の二次圧力、即ち、
コンプレッサ等の吸入圧力を過負荷時における上限圧力
以下となるように弾性部材により設定した場合、弁体を
開方向に荷重する入口の一次圧力が作用する弁体の受圧
面積が弁体を閉方向に荷重する入口の一次圧力が作用す
る伸縮部材の受圧面積より小さいために、閉じられた弁
体が開かれる時の前記出口の二次圧力の値は弁体に作用
する前記入口の一次圧力の減少と共に増大することゝな
り、従って、通常負荷時における吸入圧力(前記出口の
二次圧力)は過負荷時における前記の上限圧力よりも高
い圧力状態に制御される。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例が図1及び図2に示されて
いる。図2は冷凍装置の系統図であり、冷凍装置はコン
プレッサ31、コンデンサ32、膨張弁33及びエバポ
レータ34がこの順に連結して構成され、冷媒が図中の
実線矢印に示すように循環される。エバポレータ34と
コンプレッサ31との間には吸入圧力調整弁35が介装
されている。
【0008】また、コンプレッサ31とエバポレータ3
4とを接続するホットガス管36が敷設されており、デ
フロスト運転時にはホットガス管36を介してコンプレ
ッサ31から吐出された高温・高圧の冷媒ガスが図中の
破線矢印に示すようにエバポレータ34に通流される。
【0009】図1は吸入圧力調整弁の断面図であり、弁
本体1には冷媒を導入し及び導出する入口2及び出口3
が具えられている。入口2はエバポレータ34に連結さ
れ弁本体1の側部に開口しており、出口3はコンプレッ
サ31に連結され弁本体1の底部に開口している。弁本
体1の内壁面にリング状の弁座4が固定されており、こ
の弁座4に円板状の弁体5が離接されることによって入
口2と出口3とが連通し又は遮断して流路が開閉され
る。
【0010】弁体5と直結したシャフト6の上部には自
在に伸縮しうるベローズ7が取り付けられており、シャ
フト6を軸承するフラスト軸受8に穿設された通孔9を
介してベローズ7の下面に入口2の流体圧力(以下一次
圧力Piという)が作用して、弁体5を閉止方向に荷重
するようになっている。
【0011】ベローズ7の内部には上端及び下端をバネ
受け10によって支持されたスプリング11が収容され
ている。このスプリング11は調整ネジ12を正方向又
は逆方向に回転することによりその圧縮量が調整され
て、シャフト6を介して弁体5に所定の下方向へ向う荷
重を負荷して出口3の流体圧力(以下二次圧力Po又は
コンプレッサ31の吸入圧力という)を設定するように
なっている。13は弁本体1の上部のキャップである。
【0012】また、上記弁座4の内径はベローズ7の外
径よりも小さく設定されており、ベローズ7の下面に一
次圧力Piが作用する受圧面積Abに比べて弁体1の上
面に一次圧力Piが作用する受圧面積Av1の方が小さ
くなっている。ここに、弁座4の内径を適当に選定する
ことによって受圧面積Abと受圧面積Av1との比率を
変更することができる。
【0013】スプリング11の荷重に基づく下方へ作用
する力をFs、ベローズ7の下面に作用する一次圧力P
iと受圧面積Abに基づいてこれを上方に押し上げる力
をFb(Fb=Pi×Ab)、弁体5の上面に作用する
一次圧力Piと受圧面積Avlに基づいてこれを下方に
押し下げる力をFv1(Fvl=Pi×Av1)、弁体
5の下面に作用する二次圧力Poと受圧面積Av2に基
づいてこれを上方に押し上げる力をFv2(Fv2=P
o×Av2)とすると、下方へ向う力Fs+Fv1と上
方へ向う力Fb+Fv2による力の関係によって弁が開
閉する。即ち、前者が後者より大きい時に弁が開き、前
者が後者より小さい時に弁が閉じる。このために、二次
圧力Poは、 Fs+Fv1=Fb+Fv2 即ち、Po=Po*−k×Pi の式によって算出された圧力以下となるように制御され
る。こゝで、Po*=Fs/Av2、k=(Ab−Av
1)/Av2である。
【0014】従って、冷凍装置の過負荷時における一次
圧力PiをPi’としたとき、この場合における二次圧
力Poを上限圧力Po’以下とするようにスプリング1
1で設定すると、吸入圧力調整弁35は一次圧力Piに
応じて図3の一点鎖線Aに示す二次圧力Poとなったと
き閉止し、この一点鎖線A以下の二次圧力Poにおいて
は解放するよう制御される。
【0015】ところで、吸入圧力調整弁35を介装しな
い場合には二次圧力Poは一次圧力Piの増加とともに
図の二点鎖線Bに示すように上昇するので、本実施例に
係る吸入圧力調整弁35を介装することによって二次圧
力Poは一点鎖線及び二点鎖線の関係から実線Cのよう
な圧力値を示すこととなる。なお、図中の破線Dは受圧
面積Abと受圧面積Av1とが等しい従来の吸入圧力調
整弁における二次圧力の状態を示している。
【0016】かくして、図3から明らかなように、一次
圧力PiがPi''にある通常負荷時には、二次圧力、即
ち、コンプレッサの吸入圧力はPo''まで上昇して過負
荷時における上限圧力Po’よりも高い圧力状態に制御
される。このため、従来の場合に比べて通常負荷時にお
ける冷凍能力が向上される。ここに、通常負荷時には二
次圧力Po(即ち、吸入圧力)が過負荷時における上限
圧力Po’よりも高い状態で運転されても、冷凍循環量
が過負荷時に比べて低いのでコンプレッサ31の吐出圧
力はあまり上昇せずその許容範囲内に維持される。
【0017】また、デフロスト運転の終了後において、
吸入圧力調整弁35は従来よりも高い吸入圧力で開放制
御されるので、デフロスト運転終了から冷凍装置を再起
動するまでの時間、いわゆるプルダウン時間を短縮する
ことができる。
【0018】なお、前記実施例の吸入圧力調整弁は冷凍
機のコンプレッサの吸入圧力を制御するようにしている
が、本発明はその他の器機の吸入圧力等を制御する圧力
調整弁として広く用いることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の圧力調整弁によれば、入口の一
次圧力が作用する弁体の受圧面積を前記入口の一次圧力
が作用する伸縮部材の受圧面積よりも小さく設定したの
で、出口の二次圧力を冷凍装置等の過負荷時における上
限圧力以下となるように弾性部材により設定した場合、
通常負荷時における出口の二次圧力を過負荷時における
前記の上限圧力よりも高い圧力状態に制御することがで
きる。この結果、圧力調整弁の入口の一次圧力、即ち、
過負荷時のコンプレッサ吐出圧力等の過昇を防止するこ
とができるとともに、通常負荷時における圧力調整弁の
出口の二次圧力を高くして冷凍能力等を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る圧力調整弁の断面図で
ある。
【図2】同実施例が用いられる冷凍装置の系統図であ
る。
【図3】同吸入圧力調整弁の制御特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 弁本体 2 入口 3 出口 4 弁座 5 弁体 6 シャフト 7 ベローズ 8 スラスト軸受 9 通穴 11 スプリング 35 吸入圧力調整弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−27064(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 39/00 - 41/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に流体を導入し及び導出する入口
    及び出口と、前記弁本体内に配設された弁座に離接され
    ることにより流路を開閉する弁体と、前記入口の一次圧
    力に基づいて前記弁体を閉止方向に荷重する伸縮自在な
    伸縮部材と、前記弁体に所定の荷重を負荷する弾性部材
    とを備え、前記入口の一次圧力が作用する前記弁体の受
    圧面積を前記入口の一次圧力が作用する前記伸縮部材の
    受圧面積よりも小さく設定したことを特徴とする圧力調
    整弁。
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