JP2836744B2 - 立体模様入り透明化粧料の充填方法及びその充填に用いる多重充填ノズル - Google Patents

立体模様入り透明化粧料の充填方法及びその充填に用いる多重充填ノズル

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、立体模様入り透明化粧料の充填方法及びそ
の充填に用いる多重充填ノズルに関する。
〔従来の技術〕
従来より化粧料には種々の顔料や染料等の色材が配合
されており、このような色材は化粧料において、ある場
合は原料由来の着色を隠すマスキング剤として、またあ
る場合にはより積極的な機能である皮膚へのメークアッ
プ効果の付与などを目的として配合されてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、近年は消費者の化粧料に対する価値観も多様
化し、化粧料がメークアップ効果等の機能を有している
ことは当然のこととして、更に、化粧時における楽しさ
にもつながる化粧料自体の外観的な審美性も要求される
ようになってきた。
そこで、本件発明者らは主たる化粧料を透明にし、こ
の透明化粧料中に色材で立体模様を描くことを考えた。
ところで、色の異なる化粧料を混ぜ合わせて色模様を
形成する化粧料の充填方法としては、特開昭59−225108
号公報に記載されている多色棒状化粧料の製造方法が知
られている。
しかし、この公報に記載されている方法は、一対の配
合タンクで配合溶融された各単色の基本原料を、前記配
合タンクに各上端を接続した導管を介して、その下方に
回転自在に設置した棒状化粧料成型用金型に直接充填す
る方法であり、2種の基本原料を導管部分で単にまと
め、それを回転金型で受けるだけであるから、成型され
た棒状化粧料の表面に渦巻模様が現れるにすぎない。
従って、この方法を用いても立体模様を描くには至ら
ない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたも
ので、色材による立体模様入りの透明化粧料を提供しう
る化粧料充填方法とすることを技術的課題とし、併せ
て、その充填に最も適した多重充填ノズルを提供するこ
とを技術的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記課題を解決する本発明の方法は、水溶性高分子も
しくは無機ゲル化剤からなる透明ゲル基剤を容器内に充
填する際に、同時に色材を充填することによりこの色材
で立体模様を透明ゲル基剤中に描く充填方法であり、前
記透明ゲル基剤の供給源から充填ノズル内に透明ゲル基
剤を送入するとともに、充填ノズル内で色材供給源から
送られてくる色材を合流し、充填ノズルの先端から注出
される透明ゲル基剤と色材とを容器で受け、その際、容
器及び充填ノズルの少なくともいずれか一方を互いに直
交するXYZ方向に動かして充填する充填方法である。
次にこの充填方法に使用する充填ノズルとしては、透
明ゲル基剤を注出する充填ノズル1内に、色材を供給す
るサブノズル2を少なくとも1つ内包した多重充填ノズ
ルが最適である。
〔作用〕 本発明では、主たる化粧料を構成する透明ゲル基剤に
色材が線状に合流し、これらを容器内に充填する際、充
填ノズルと容器の一方あるいは双方をXYZ方向に動かす
ことにより、その動きの可能な範囲で任意の図形を透明
ゲル基剤中に立体模様を線状の色材によって描くことが
できる。
ここで、前記透明ゲル基剤を形成する水溶性高分子と
しては、水に溶解ないしはアルカリや酸での中和により
一定度以上の粘性を示すものであり、具体的にはメチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースなど
のセルロース誘導体、アルギン酸ソーダ、カラギーナ
ン、クインスシードガム、キサンタンガムなどの天然高
分子、ポリビニルアルコール、カルボキシルビニルポリ
マー、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸グリセリ
ンエステルなどの合成高分子があげられる。
また、無機ゲル化剤としては、ケイ酸マグネシウムが
あげられる。
かかる水溶性高分子もしくは無機ゲル化剤を水に溶解
して透明ゲル基剤を得るに際し、その粘度は色材を安定
に保持するために、15,000センチポイズ(以下、CPと略
記する)以上が好適で、さらに好ましくは25,000CP以上
が良い。上限については、充填可能ならばよく必ずしも
制限的ではない。
ここで、容器及び充填ノズルの少なくともいずれか一
方を互いに直交するXYZ方向に動かして充填する一態様
として、充填ノズルの先端から注出される透明ゲル基剤
と色材とを容器で受ける際、容器をXY平面で回転させ、
同時に、容器及び充填ノズルの少なくともいずれか一方
を両者が互いに相反するZ軸方向に移動して充填するこ
とが可能である。
なお、上記個々の水溶性高分子は、水への溶解時の粘
度特性が個々異なるため、濃度調整または2種以上の水
溶性高分子を混合することにより、適宜調製される。
また、透明ゲル基剤中には目的に応じて水溶性の各種
成分、例えば多価アルコール、糖類、多糖類、アミノ
酸、抗酸化剤、防腐剤などを添加してもよい。
次に、本発明で使用される色材としては、透明ゲル基
剤中に模様を描けるものであれば、液晶、その他一般に
顔料、染料、あるいは乳化物を用いることができる。
液晶としては、コレステリルエステル、例えばコレ
ステリルペラルゴネート、コレステリルペンゾエート、
コレステリルシンナメート、コレステリルアジペート、
コレステリルP−ニトロベンゾエート、コレステリル3
・4−ジニトロベンゾエート、コレステリル2−エチル
ヘキサノエートなど、コレステリルカーボネートエス
テル、例えばコレステリルセチルカーボネート、コレス
テリルエチルカーボネート、コレステリルメチルカーボ
ネート、コレステリルオレイルカーボネート、コレステ
リルイソステアリルカーボネート、コレステリル2−メ
トキシエチルカーボネート、コレステリルプロパルギル
カーボネートなど、コレステリルハイライド、例えば
コレステリルクロライド、コレステリルブロマイド、コ
レステリルイオナイドなど、その他P−アゾキシフェ
ネトール、P−メトキシケイ皮酸、オレイン酸ナトリウ
ムなどを例示できる。
顔料、染料の具体例としては、黄酸化鉄、ベンガラ、
群青、酸化クロム、酸化チタン、マイカ等の無機顔料、
赤色2号、赤色204号、赤色205号、赤色219号、青色1
号、黄色4号、黄色204号等のタール色素、ラッカイン
酸、カルミン酸、ブラジリン等の天然色素などがあげら
れる。
これら色材は、例えば無機顔料、赤色204号などの水
不溶性のものはそのまま、好ましくは予めシリコーン油
などで撥水性化処理したもの、一方、赤色2号、青色1
号、ラッカイン酸などの水溶性のものは、予め撥水性化
処理した後に適用される。
次に、乳化物としては、油中水型エマルジョン、水中
油型エマルジョン及び水相/油相/水相型エマルジョン
を用いることができるが、美しい模様を形成し長期的経
時安定性の面では油中水型エマルジョンが好ましい。
これら乳化物は、以下の〜のうち少なくともと
からなり、必要に応じてあるいはが添加される。
すなわち、油相成分として炭化水素類、トリグリセ
ライド類、高級エステル類、高級アルコール類、高級脂
肪酸類、シリコーン油類等、油溶性添加成分として抗
酸化剤類、紫外線吸収剤類、防腐剤類等、さらに界面活
性剤類、水相成分として、多価アルコール類、保湿剤
類等、水溶性添加物成分として水溶性ビタミン類、ア
ミノ酸類、単糖類、多糖類等の糖類、防腐剤類等であ
る。そして、これら〜内から適宜選択して組成され
る。上記各成分はそれぞれ一般的に化粧料に使用される
ものである。
乳化物の内、油中水型エマルジョンは上記した油相成
分と水相成分を化粧料の目的に応じて選択し、加熱溶融
混合した油相成分中に、撹拌しながら同様に加熱溶融混
合した水相成分を加えて行き、その後冷却して製造され
る。この油中水型エマルジョン自体はコールドクリー
ム、ハンドクリーム等の化粧料として有用である。
油中水型エマルジョン全体に占める油相成分の割合
は、5〜70重量%である。この油中水型エマルジョンは
それ自体乳濁色で、本発明の色材として用いることが可
能であるが、さらに外観的美しさを増すために、着色剤
により着色することも可能である。ここで着色剤として
は一般に化粧料に使用される着色剤、例えば、黄酸化
鉄、ベンガラ、群青、酸化クロム、酸化チタン、雲母チ
タン等の無機顔料、赤色204号、赤色205号、青1号等の
タール色素、ラシカイン酸、カルミン酸、グアイアズレ
ン等の天然色素、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタ
レート等の合成樹脂に着色したものなどが挙げられる。
これら着色剤は、そのまま、あるいはあらかじめシリ
コーン油などで撥水性処理した後に適用される。ここ
で、着色剤の配合量は、目的とする剤型及び用いられる
着色剤の種類により変動しうるものの、おおむね油中水
型エマルジョン全体に対して30重量%以下、0.001重量
%以上の範囲で適用されるが、上記着色剤2種以上を混
合することにより、適宜調製することも可能である。
次に、水中油型エマルジョンは、油中水型エマルジョ
ンと同様な製造方法を用い、特に油相成分中に水相成分
を加えていき反転させて得られるもので、それ自体栄養
クリーム、乳液等として有用であり、色材として用いる
場合は、単独もしくは油中水型エマルジョンと同様に着
色剤により着色して使用可能である。
また、水相/油相/水相型エマルジョンは水相成分中
に油中水型エマルジョンを加えて得られるものであり、
それ自体栄養クリーム等として有用であり、単独もしく
は着色して色材として使用可能である。
透明ゲル基剤に対する色材の配合量は、0.001〜20重
量%が好適である。0.001重量%より少ないと模様とし
ての描写ができず、20重量%を越えると色材の凝集が起
こって、塗布時の違和感を感じさせるようになるからで
ある。
なお、色材の使用にあたっては、これを透明ゲル基剤
中に混合し、これをザブノズルから充填するようにして
もよい。
次に、本発明の方法を実施するための装置は、第1図
に示したように、充填ノズルとして、透明ゲル基剤を注
出する充填ノズル1内に、色材を供給するサブノズル2
を少なくとも1つの内包した多重充填ノズル3を備えた
ものが最適である。
サブノズル2の数、その断面形状、充填ノズル1内で
の位置を種々変えることにより、例えば第2図(a)〜
(g)に示した断面形状で化粧料を注出できる。なお、
第2図では斜線部分が色材で、特に、第2図(c)で
は、サブノズル2を2重にし、その内側から色材を注出
しその外側から半透明の化粧料を注出するようにしたも
のである。
また、この多重充填ノズル3を回転自在、もしくは、
多重充填ノズル3のうち充填ノズル1のみを回転自在に
形成するとともに、前記サブノズル2の吐出端が前記充
填ノズル1の中心軸線上からずれた偏心位置にすれば、
注出時、色材はすでに螺旋の線状模様を描くので、この
螺旋の線状模様で立体模様を描くことができる。
そして、このような多重充填ノズル3は、第1図に示
したように、充填ノズル1が一方の充填機5に接続さ
れ、サブノズル2が他方の充填機6に接続され、それぞ
れのホッパ(7,8)内から、充填ノズル1には透明ゲル
基剤が、サブノズル2内には色材が各ピストン・シリン
ダ装置(9,10)で圧送されてくるようにされる。
また、多重充填ノズル3の下方に、容器を保持する容
器ホルダ15を設け、この容器ホルダ15もしくは多重充填
ノズル3の一方もしくは双方を駆動装置(図示せず)で
XYZ方向に移動自在にする。
その場合、例えば多重充填ノズル3を駆動装置として
のロボットアームに把持せしめ、マイコン制御で所定の
プログラムに従ってノズルをXYZ方向に動かして、充填
すると、プログラムにより動いた軌跡に従って色材が透
明ゲル基剤中で立体模様を描く。
また、駆動装置として容器ホルダ15を回転させる回転
駆動手段と、容器ホルダを上下駆動する上下駆動手段と
を備え、容器ホルダ15をXY平面で回転自在にしてZ軸方
向に移動自在、すなわち上下動自在にし、充填に際し、
まず多重充填ノズル3の先端が容器16内に入るよう容器
16を上昇させ、充填とともに容器16を回転させかつ下降
させることによっても立体模様が描かれる。この場合、
ノズル3から容器16内に吐出された化粧料は、遠心力に
より容器内壁に沿って積み上げられるので、容器16が円
筒形の場合、色材によりコイル状の立体模様が描かれ
る。
以下、この場合における充填方法の様々な形態につい
て説明する。
この場合において、ノズルの先端と充填液面と間の距
離が立体模様にどの様に影響するかについてみると、第
3図(a)〜(e)のように、ノズル先端が充填液面に
接触もしくは極めて近い場合には形の整ったコイル状模
様となり、間隔が離れるほど、描かれる模様はコイルを
分断したような独特な風合いの乱れた模様となる。
また、第4図(a)〜(c)のように、容器の回転速
度によっても模様が変わる。回転が早いほど線が側面か
らみて細く、また、コイルの巻数が多く、しかも、遠心
力により容器内壁により近く接近する。
次に、第5図(a)〜(f)のように、サブノズル2
の径を同一にし、充填ノズル1の径を変えると、充填ノ
ズル1の径が細い場合は色材の線は断面が第5図(e)
のように円形であるが、太くなると色材の線の断面は第
5図(f)のように押し潰された偏平形状となり、平面
からみて太くなる。なお、充填ノズル1、サブノズル2
の径を変えずに容器の回転数を上げた場合も線は平面か
らみて太くなる。
さらに、第6図(a)〜(c)のように、充填スピー
ドが早い場合、コイルの径が小さくなり、遅い場合はコ
イルの径が大きくなる。
また、図示しないが、容器の回転中に充填ノズルを段
階的に偏位させると、段階的に径の異なるコイル模様
や、線の乱れた模様を描くことができる。
また、容器の回転充填による場合、容器形状に模様が
左右される。例えば、容器が筒形であれば円形コイル状
になり、容器が三角形の筒形であれば、三角形のコイル
状となる。
同様に、この回転による化粧料の充填に際し、第7図
に示したように、容器内底部にまず透明ゲル基剤を所定
間隔を置いて山状に充填し、その後、色材の合流したも
のを充填すると、予め充填した山状の透明ゲル基剤Gに
影響されて、コイル模様を形成する色材の線Lが波模様
を形成する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
これら実施例は、多重充填ノズル3を用い、この多重
充填ノズル3の下方に容器ホルダ15を回転かつ上下動自
在に設け、容器16を上昇させ、その後容器16を回転させ
ながら下降させつつ、多重充填ノズル3から透明ゲル基
剤と色材液を充填したものである。
<実施例1> 2液充填比率(重量比、各実施例も同じ); 透明ゲル基剤:色材=98.5:1.5 *透明ゲル基剤;ゲリセリン65wt%、カルボキシビニ
ルポリマー1wt%、プロピレングルコール1wt%、水33wt
%からなり、粘度が50,000CP *色材;液晶 充填ノズル先端の内径;φ10.5mm サブノズル先端の内径;φ1.0mm 充填時間 ;6.5sec 充填スピード(充填量/sec);一定 容器下降ストローク ;20mm 充填時下降スピード ;一定 容器が最上昇したとき のノズル先端と容器内 底面との間の距離 ;3.5mm 容器回転数 ;80rpm 容器内寸 ;φ35mm、高さ25mm 結果は第8図(a)(b)に示す。
<実施例2> この実施例は、下記の点を除き実施例1と同一の条件
である。
充填時間 ;6.5sec 充填スピード(充填量/sec);sinカーブ(最初、充填
スピードを遅くし、中間時点で早くし、最後に再び遅く
した。) 結果は第9図(a)(b)に示す。
<実施例3> この実施例は、下記の点を除き実施例1と同一の条件
である。
容器下降ストローク;0mm充填時固定 容器が最上昇したと のノズル先端と容器 内底面との間の距離;25.0mm 容器回転数 ;300rpm 結果は第10図(a)(b)に示す。
<実施例4> この実施例は、下記の点を除き実施例1と同一の条件
である。
容器が最上昇したとき のノズル先端と容器内 底面との間の距離 ;6.5mm 容器回転数 ;300rpm 結果は第11図(a)(b)に示す。
<実施例5> 2液充填比率; 透明ゲル基剤:色材=98.5:1.5 *透明ゲル基剤は実施例1と同じ *色材は顔料である 充填ノズル先端の内径;φ6.5mm サブノズル先端の内径;φ1.0mm 充填時間 ;6sec 充填スピード(充填量/sec);一定 容器下降ストローク ;45mm 充填時下降スピード ;一定 容器が最上昇したとき のノズル先端と容器内 底面との間の距離 ;3.5mm 容器回転数 ;560rpm 容器内寸 ;φ25mm 高さ45mm 結果は第12図(a)(b)に示す。
<実施例6> この実施例は、下記の点を除き実施例5と同一の条件
である。
容器が最上昇したとき のノズル先端と容器内 底面との間の距離 ;5.0mm 容器内寸 ;φ20mm 高さ60mm 結果は第13図(a)(b)に示す。
<実施例7> この実施例はチューブ容器に充填したものである。
2液充填比率; 透明ゲル基剤:色材=9:1 *透明ゲル基剤は実施例1と同じ *色材は透明ゲル基剤(実施例1と同一も物)に顔料
を10:1の比率で混合したもの 充填ノズル先端の内径;φ10.5mm サブノズル先端の内径;φ4.0mm 充填時間 ;6sec 充填スピード(充填量/sec);一定 容器下降ストローク ;90mm 充填時下降スピード ;一定 容器が最上昇したとき のノズル先端と容器内 底面との間の距離 ;5mm 容器回転数 ;9rpm チューブ容器内寸 ;φ30mm 高さ104mm 結果は第14図(a)(b)に示す。
<実施例8> 2液充填比率; 透明ゲル基剤:色材=99:1 *透明ゲル基剤は実施例1と同じ *色材は乳化物(油中水型エマルジョン)白濁色 充填ノズル先端の内径;φ5.0mm サブノズル先端の内径;φ1.0mm 充填時間 ;6.5sec 充填スピード(充填量/sec);一定 容器下降ストローク ;50mm 充填時下降スピード ;一定 容器が最上昇したとき のノズル先端と容器内 底面との間の距離 ;4.0mm 容器回転数 ;620rpm 容器内寸 ;φ20mm 高さ55mm 結果は第12図(a)(b)の同一であった。
<実施例9> 2液充填比率; 透明ゲル基剤:色材=97:3 *透明ゲル基剤は実施例1と同じ *色材は透明ゲル基剤2に乳化物(油中水型エマルジ
ョン)を1加えたもので色は白濁色 充填ノズル先端の内径;φ4.0mm サブノズル先端の内径;φ1.0mm 充填時間 ;4.0sec 充填スピード(充填量/sec);一定 容器下降ストローク ;20mm 充填時下降スピード ;一定 容器が最上昇したとき のノズル先端と容器内 底面との間の距離 ;4.0mm 容器回転数 ;620rpm 容器内寸 ;φ12mm 高さ25mm 結果は第12図(a)(b)と同一であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、透明化粧料中に任意の立体模様を描
くことができ、消費者の好みに合わせた審美的な模様入
り化粧料を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の充填方法に使用する充填装置の一例
を示した図、第2図(a)〜(g)は多重充填ノズルか
ら注出される化粧料の断面図、第3図(a)〜(f)は
多重充填ノズルと充填液面との間の間隔の変化に伴う模
様の変化を示した図で、(a)〜(e)は模様の変化を
示した図、(f)は変化の程度を示した図、第4図
(a)〜(d)は容器の回転速度の変化に伴う模様の変
化を示した図で、(a)〜(c)は模様の変化を示した
図、(d)は変化の程度を示した図、第5図(a)〜
(g)はサブノズルの径を一定にして充填ノズルの径を
変化させた場合の模様の変化を示した図で、(a)
(b)はその正面図、(c)(d)はその平面図、
(e)(f)は多重充填ノズルから注出される化粧料の
断面図、(g)は変化の程度を示した図、第6図(a)
〜(d)は化粧料の充填スピードの変化に伴う模様の変
化を示した図で、(a)〜(c)は模様の変化を示した
図、(d)は変化の程度を示した図、第7図は透明ゲル
基剤を予め山状に充填してから充填した場合を示す図で
ある。さらに、第8図(a)(b)〜第14図(a)
(b)は本発明の実施例を示す平面図及び正面図であ
る。 1……充填ノズル、2……サブノズル、3……多重充填
ノズル。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性高分子もしくは無機ゲル化剤からな
    る透明ゲル基剤を容器内に充填する際に、同時に色材を
    充填することによりこの色材で立体模様を透明ゲル基剤
    中に描く充填方法であり、 前記透明ゲル基剤の供給源から充填ノズル内に透明ゲル
    基剤を送入するとともに、充填ノズル内で色材供給源か
    ら送られてくる色材を合流し、充填ノズルの先端から注
    出される透明ゲル基剤と色材とを容器で受け、 その際、容器及び充填ノズルの少なくともいずれか一方
    を互いに直交するXYZ方向に動かして充填することを特
    徴とする立体模様入り透明化粧料の充填方法。
  2. 【請求項2】充填ノズルの先端から注出される透明ゲル
    基剤と色材とを容器で受ける際、容器をXY平面で回転さ
    せ、同時に、容器及び充填ノズルの少なくともいずれか
    一方を両者が互いに相反するZ軸方向に移動して充填す
    ることを特徴とする請求の範囲第1項記載の立体模様入
    り透明化粧料の充填方法。
  3. 【請求項3】充填の際、充填ノズルの先端を、化粧料の
    充填液面より上方に位置させることを特徴とする請求の
    範囲第2項記載の立体模様入り透明化粧料の充填方法。
  4. 【請求項4】透明ゲル基剤を注出する充填ノズル内に、
    色材を供給するサブノズルを少なくとも1つ内包した多
    重充填ノズル。
  5. 【請求項5】回転自在であり、しかも、前記サブノズル
    の吐出端が前記充填ノズルの中心軸線上からずれた偏心
    位置にあることを特徴とする請求の範囲第4項記載の多
    重充填ノズル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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