JP2836648B2 - 接点ピン - Google Patents
接点ピンInfo
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- JP2836648B2 JP2836648B2 JP3101412A JP10141291A JP2836648B2 JP 2836648 B2 JP2836648 B2 JP 2836648B2 JP 3101412 A JP3101412 A JP 3101412A JP 10141291 A JP10141291 A JP 10141291A JP 2836648 B2 JP2836648 B2 JP 2836648B2
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- contact spring
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
DF)に使用されるX方向の配線パターン層とY方向配
線パターン層とで構成されたマトリックスボードのXY
交点を貫通するスルーホールに挿入されてXYパターン
間を短絡するための接点ピンに関し、更に詳しくは、該
接点ピンの外周面を構成する円筒状接点ばねの新規な構
造に関する。
は、図4に示すように、円錐形をなす先端部1と、これ
に続くシャフト2と、段付き円柱状の把持部3とで構成
された樹脂製の本体Aを有する。この本体の先端部1と
把持部3との間には、母線に沿って側面に切り割り4を
有するばね材で作られた円筒状の接点ばねBが遊合され
ている。この接点ばねBの長さは、シャフト2の長さよ
りも僅かに短く設定され、その差の範囲でシャフト2に
沿って遊動可能となっている。
に張り出した複数の舌片5,6を具え、該舌片5,6は
マトリックスボード7のスルーホール8への挿抜を容易
にするために内側に傾斜するように曲げられている。
又、外力が加わらない自由状態において、接点ばねBの
直径はスルーホール8の内径より僅かに大きく設定され
ている。
8へ挿入すると、接点ばねBはその直径が収縮した状態
でスルーホール内に入り込み、その変形によって蓄えら
れた弾発力によってスルーホール8の内周面に露出して
いるパターン9,10に所定の接圧を以て接触する。
ンにおいては、その接点ばねの断面形状が円形であるた
め、スルーホールの内周面に露出しているパターンとそ
の全周のいずれかの領域で接触することになる。このた
め、両者の接触点が不明確になり、ばねの設計上予定さ
れていた接触点と異なる点で接触したり、予定接触領域
で所望の接圧が得られたか否かの確認が困難である等の
欠点があった。
は、スルーホールに対して挿抜を繰り返すとピンの把持
部を構成している樹脂が接点ばねのテーパー状をなす舌
片と干渉し合って磨耗し、粉末を生じる現象が見られ
る。この粉末発生の機構を図5に示す模式図によって説
明する。ピンをスルーホール8に挿入する操作の初期の
段階では、(a)のように先ず接点ばねBの前端領域I
の直径が収縮し、次いで後端領域IIが収縮する。ピンが
挿入される段階では、接点ばねBはシャフト2に沿って
後方に移動し、その後部舌片6の先端は本体Aの把持部
13の端面に接触している。このため、(b)の状態で
は接点ばねBの直径が収縮すると、接点ばねBの舌片6
の先端は把持部3の端面に圧接されながらその上を滑る
ことになり、把持部3は削り取られて粉末化される。
因になるので好ましくない。本発明は、こうした従来技
術の問題点を解決し、接点ピンがスルーホールに挿入さ
れた場合に、接点ばねの接触領域が常に定まって所定の
接触圧力が得られ、且つ挿抜を繰り返しても樹脂粉末の
発生の無い接点ピンを提供することを目的とする。
端部と小径のシャフトと大径の把持部とからなる樹脂製
のピン本体と、前記シャフトよりも僅かに短い長さを有
し、該シャフトの周囲にこれと同軸に設けられた、側面
に軸方向の切り割りを有する実質的に円筒状をなすばね
材からなる接点ばねとで構成され、該接点ばねの断面形
状は、前記切り割りを通る短径に直交する長径上に対称
的に一対の突起を有する楕円形状をなしていることを特
徴とする接点ピンによって達成される。
された複数の舌片からなり、これらの舌片はスルーホー
ルへの挿抜を容易にするように先細りのテーパーを有
し、更に後縁の舌片はその先端がこれに対面する前記把
持部の端面に対して実質的に平行になり、接触面積が増
加するように加工されていることが望ましい。
る際にその接点ばねに対して周囲から直径方向の外力が
加わると、切り割りの作用によって接点ばねがその直径
を収縮させ、外向きの弾発力を蓄えた状態でスルーホー
ル内に挿入される。その際、接点ばねは、最大直径の両
端にある前記両突起の位置でスルーホールの内周壁に対
して接触する。従って、その接触位置は常に一定とな
り、しかも所定の大きさの接圧が得られ、スルーホール
との安定した接続が保証される。
端が、これに対面するピン本体の把持部端面に対して広
い面積で接触するように加工されているので、ピンの挿
入時に接点ばねの鋭い縁が把持部の端面を削り取る作用
が解消され、ピン本体からの樹脂粉末の発生が防止され
る。以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を
更に詳細に説明する。
点ばねの横断面形状の改良にかかる。即ち、従来の接点
ばねはスルーホール内のパターンと接触する中央領域の
形状は、図4(b)に示すように表面に突起のないほぼ
真円状の横断面を有する円筒形をなしていたが、本発明
においては、図1に示すように楕円形断面を有し、切り
割り4を通る短径に直交する長径の両端領域に軸方向に
延在する一対の突起11,12を具えている。
と、必然的にこの突起11,12の領域でスルーホール
の内周壁に接触し、確実な電気的接続が得られる。又、
このように接触領域を限定できるので、電気的接続を安
定化するために金メッキ等の高価な処理を施す場合に
も、その面積を少なくすることが可能になり、製造コス
トの低減に寄与する。
第2実施例の接点ばねの軸線に沿う側断面図を示す。こ
れによれば、従来は図1のように緩いテーパーで内側に
折り曲げられていた接点ばねBの後縁の舌片6がほぼ直
角に折り曲げられ、把持部3の端面に対して平行な表面
が形成されるように構成されている。この結果、把持部
3の端面は接点ばねの舌片とは大きな接触面積を以て接
触し、前述の従来技術の欠点として挙げられた、スルー
ホールへの挿入時のこの部分の削り取り現象が解消す
る。
の例のみではなく、図3に示すように後縁の舌片6の先
端部を削って、把持部3との接触面積を大きくするよう
にしてもよい。
を楕円にして、その長径の両端領域に突起を設けたの
で、スルーホールの内周壁との接触領域が必然的に該突
起に限定されて、確実な電気的接続が保証される。更
に、接点ばねの後縁の舌片を加工して、把持部との接触
面積を増加するようにしているので、スルーホールへの
挿入時に把持部端面が接点ばねによって削り取られて粉
末を生じる欠点が解消する。
形状を示す断面図である。
面形状を示す断面図である。
ばねの軸方向断面形状を示す断面図である。
めの側面図、(b)は従来の接点ばねの横断面形状を示
すための(a)のX−X断面図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 円錐形の先端部(1)と小径のシャフト
(2)と大径の把持部(3)とからなる樹脂製のピン本
体(A)と、前記シャフト(2)より僅かに短い長さを
有し、該シャフトの周囲にこれと同軸に設けられた、側
面に軸方向の切り割り(4)を有する実質的に円筒状を
なすばね材からなる接点ばね(B)とで構成され、該接
点ばね(B)の断面形状は、前記切り割り(4)を通る
短径に直交する長径上に対称的に一対に突起(11,1
2)を有する楕円形状をなしていることを特徴とする接
点ピン。 - 【請求項2】 前記接点ばね(B)の前後縁はジグザグ
状に形成された複数の舌片(5,6)からなり、これら
の舌片(5,6)はスルーホールへの挿抜を容易にする
ように先細りのテーパーを有し、更に後縁の舌片(6)
はその先端がこれに対面する前記把持部(3)の端面に
対して実質的に平行になり、接触面積が増加するように
加工されている請求項1に記載の接点ピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101412A JP2836648B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 接点ピン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3101412A JP2836648B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 接点ピン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0562732A JPH0562732A (ja) | 1993-03-12 |
JP2836648B2 true JP2836648B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=14299999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3101412A Expired - Fee Related JP2836648B2 (ja) | 1991-05-07 | 1991-05-07 | 接点ピン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836648B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITBS20090144A1 (it) * | 2009-08-03 | 2011-02-04 | Gimatic Spa | Sistema di guida tra le parti statorica e scorrevole di un motore elettrico lineare |
JP5445605B2 (ja) * | 2011-08-30 | 2014-03-19 | 第一精工株式会社 | プレスフィット用コネクタ端子 |
JP5839099B1 (ja) * | 2014-12-03 | 2016-01-06 | 第一精工株式会社 | プレスフィット用コネクタ端子 |
-
1991
- 1991-05-07 JP JP3101412A patent/JP2836648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0562732A (ja) | 1993-03-12 |
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