JP2836622B2 - ホログラムの作成方法 - Google Patents

ホログラムの作成方法

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信也 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 ホログラムの作成方法に関し、 望遠鏡系を不要となし簡易な方法でホログラムを作成
し得るようにすることを目的とし、 ホログラムを作成するに際し、物体波として非線型光
学媒質により発生させる位相共役波を使用するように構
成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明はホログラムの作成方法に関し、特に、電子計
算機制御により直接非球面を記録したホログラムの作成
方法に関する。
〔従来の技術〕
第3図に従来の一般的な計算機ホログラムCGH(Compu
ter Generated Hologram)11を利用したホログラムの作
成方法を示す。CGHは物体の位相分布からホログラム面
(回折面)の複素振幅分布を計算し、これを基にしてホ
ログラムを作成するものである。ホログラム、例えば非
球面ホログラムの如き複雑なホログラムの作成に際して
は一般にCGHからの物体液が用いられる。しかしなが
ら、CGHからの物体波はCGHの出射面で所望の波面となる
ように設計されているために、ホログラムを作成すべき
ホログラム乾板においては所望の波面とは異なるものと
なる。そのような位相歪等を修正するために、CGHから
の物体波の共役波を作り出すことが行われる。共役波を
得るための光学系として従来から望遠鏡系15が用いられ
ている。第3図において、ガスレーザ(図示せず)等の
光源からCGH11に照射された光学はCGH11により所望の物
体波となり望遠鏡系15に入射し、そこで共役波を作り出
し、ホログラム乾板21に照射される。ホログラム乾板21
には当然のことながら、所定の参照波Rも照射されるこ
とは勿論である。これら物体波と参照波の干渉によりホ
ログラム乾板12のホログラム材料部分(ホトレジスト
等)に干渉縞(ホログラム)が形成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、上記の如き光学系においては、複雑な望遠
鏡系を必須の要件としているためにその構成が全体的に
高価、複雑である。また、共役波の精度は望遠鏡系の調
整精度にかかっているため、望遠鏡系の厳格な調整(位
置合わせ等)が要求される等の問題もあった。更に、望
遠鏡系は装置全体の大型化を招き、大きなスペースを必
要としていた。
本発明の目的はこのような問題を解決し、簡単かつコ
ンパクトな構成でホログラム作成用の物体波としての共
役波を得ることが出来る方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明によれば、ホログ
ラム乾板上にホログラムを作成するに際し、物体波とし
て記録する波面を発生する計算機型ホログラムからの波
面を光分割手段を介して一旦共役波を発生する非線形光
学素子に入射させ、しかる後発生する位相共役波を光分
割手段に対し計算機型ホログラムとは共役位置に配置し
た上記ホログラム乾板上に物体波として照射することを
構成上の特徴とする。
〔作用〕
光学的に非線型の光学媒質に波面を入射すると全く同
一の波面が面対称的に出射されるという性質がある。即
ち、CGHからの物体波の位相共役波が出射される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示すもので、同図におい
て、第3図の望遠鏡系の代わりに非線型光学媒質(非線
型光学結晶、BaTiO3等)31が用いられる。CGH11と非線
型光学媒質31との間にはハーフミラー33が配設される。
ハーフミラー33は例えばCGH11と非線型光学媒質31の光
軸に対し45度傾斜しており、ホログラム乾板21はハーフ
ミラー33の真下に置かれる。
非線型光学媒質21は周知の如く、入射光Liと同じ励磁
光源(図示せず)を用いてこれに入射する入射光Liの位
相共役波Le(Liの光波と共役な光波)を出射する(第2
図)。尚、第2図において、実際はLiとLeは完全に重な
るが分かり易くするためにずらして描いてある。
第1図において、CGH11からの物体波の一部はハーフ
ミラー33を通り非線型光学媒質31に入射する。その結
果、非線型光学媒質31からは上述の如く、CGH11からの
波面の位相共役波が出射され、その一部をハーフミラー
33により90度偏向し真下に置かれたホログラム乾板21に
入射する。尚、ホログラム乾板21とCGH11とはハーフミ
ラー33に対して等距離に置かれ、従ってホログラム乾板
21に到達する光はCGH11の出射面における波面と等価な
もの、即ち、計算機により設計した所望の波面が再現さ
れる。
ホログラム乾板21には第3図と同様に所定の参照波R
が照射され、物体波(CGHの位相共役波)とにより干渉
露光される。
〔発明の効果〕
以上に記載した通り、本発明によれば、非線型光学媒
質を用いるだけで簡単にCGH11からの物体波の共役波が
得られ、従来の如き複雑な望遠鏡系は不要であり、従っ
てその厳格な位置調整等も不要となる。また、主として
望遠鏡系の存在に起因していた装置の大型化、大きなス
ペースの必要性という問題も解消される。従って、本発
明によれば、簡単な方法でホログラムを作成することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるホログラムの作成方法の一実施
例を示す図解図、第2図は非線型光学媒質の位相共役波
を説明する図解図、第3図は従来のホログラム作成方法
を示す図解図。 11……CGH(計算機ホログラム)、 21……ホログラム乾板、31……非線型光学媒質、33……
ハーフミラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 弘之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−234182(JP,A) 特開 昭63−155130(JP,A) 計量研究所報告 Vol.37,No. 3「位相共役光学の計測技術への応用に 関する調査研究 昭和63年7月発行 本 多徳行著、p81〜p94 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03H 1/08 G02B 5/32 G03H 1/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホログラム乾板上にホログラムを作成する
    に際し、物体波として記録する波面を発生する計算機型
    ホログラムからの波面を光分割手段を介して一旦共役波
    を発生する非線形光学素子に入射させ、しかる後発生す
    る位相共役波を光分割手段に対し計算機型ホログラムと
    は共役位置に配置した上記ホログラム乾板上に物体波と
    して照射することを特徴とするホログラムの作成方法。
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JPS63155130A (ja) * 1986-12-19 1988-06-28 Hamamatsu Photonics Kk 光波面を観測する装置

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計量研究所報告 Vol.37,No.3「位相共役光学の計測技術への応用に関する調査研究 昭和63年7月発行 本多徳行著、p81〜p94

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