JP2834932B2 - データセキュリティシステム - Google Patents

データセキュリティシステム

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JP2834932B2
JP2834932B2 JP4136601A JP13660192A JP2834932B2 JP 2834932 B2 JP2834932 B2 JP 2834932B2 JP 4136601 A JP4136601 A JP 4136601A JP 13660192 A JP13660192 A JP 13660192A JP 2834932 B2 JP2834932 B2 JP 2834932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
等のキー入力部を有する情報処理装置に係わり、特にそ
の装置で取り扱われるデータの機密性、安全性、信頼性
を保持するためのデータセキュリティシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の情報処理装置の普及が目覚
ましく、特に可搬性を売り物とするノート型パソコンの
市場が拡大している。このような携帯型のノート型パソ
コンにおいては、いつでもどこでも気軽に使用すること
ができる反面、これを所有者以外の第三者が使用できる
機会も多くなっている。
【0003】一方、このようなノート型パソコンにおい
ても最近では大容量のハードディスクが搭載されるに至
り、データの機密性、安全性および信頼性を確保する面
において、いわゆるデータセキュリティの必要性が必然
的に高まっている。
【0004】このため従来の情報処理装置においては、
データセキュリティのために鍵やパスワードを使った方
法が採用されている。このうち、鍵を使用したセキュリ
ティシステムでは、ユーザが電源を入れると電源がシス
テムに供給されるものの、鍵を挿入していないとシステ
ム自体が立ち上がってもキー入力ができないようになっ
ており、データセキュリティが確保できる。また、パス
ワードを使用したシステムにおいては電源スイッチを入
れるとシステムが立ち上がった後データセキュリティの
ためのプログラムが起動し、パスワード入力待ちとな
る。したがってそのパスワードを知らない第三者はその
システムを運用することができず、データセキュリティ
が確保されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータセキュリティシステムにおいては、次
のような問題があった。
【0006】すなわち鍵を使用したセキュリティシステ
ムにおいてはその鍵がないと動作しないため、例えば鍵
を紛失したりあるいは盗難にあったりした場合にはシス
テムを操作することができない。またメカニカルな機構
になっているため模倣を比較的容易に行うことができ、
セキュリティが簡単に解けてしまうという問題があっ
た。
【0007】またパスワード入力によるセキュリティシ
ステムにおいては、セキュリティ管理がソフトウェア処
理によって行われるため、そのプログラム解析をデバッ
グツール等により行うことによりパスワードを容易に知
ることができ、完全なセキュリティが実現できない。
【0008】本発明は、係る課題を解決するためになさ
れたもので、物理的な鍵やソフトウェア処理としてのパ
スワード入力方式によることなく、確実にデータセキュ
リティを実現することができるデータセキュリティシス
テムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るデータセキュリティシステムは、データ入力用のキー
ボードと、電源投入・切断用の電源スイッチと、各種の
回路デバイスを含む装置本体部と、を有する情報処理装
置において、(i) 電源スイッチの操作状態を監視する電
源スイッチ操作監視手段と、(ii)予めキーボードのキー
に対応するデータをセキュリティコードとして記憶した
記憶手段と、(iii) キーボードのキーの押下を監視し、
電源スイッチ操作監視手段が電源スイッチの投入操作を
検出したときに押下されている少なくとも1つのキーに
対応するデータを取り込むキーデータ取込手段と、(iv)
このキーデータ取込手段により取り込まれたキーデータ
と、記憶手段に記憶されたセキュリティコードとを比較
する比較手段と、(v) この比較手段による比較の結果両
者が一致したとき、装置本体への電源供給を行う電源供
給手段と、を有するものである。
【0010】請求項2記載の発明に係るデータセキュリ
ティシステムは、データ入力用のキーボードと、電源投
入・切断用の電源スイッチと、各種の回路デバイスを含
む装置本体部と、装置本体部に電源を供給する電源回路
と、を有する情報処理装置において、(i) 電源スイッチ
の操作状態を監視する電源スイッチ操作監視手段と、(i
i)電源回路から装置本体部に電源が供給されている状態
において、キーボードのキーの押下を監視し、電源スイ
ッチ操作監視手段が電源スイッチの切断操作を検出した
ときに押下されている少なくとも1つのキーに対応する
データを取り込むキーデータ取込手段と、(iii) セキュ
リティコードを記憶するための記憶手段と、(iv)キーデ
ータ取込手段により取り込まれたデータ中に特定のキー
に対応するデータが含まれているか否かを検出する検出
手段と、(v) この検出手段が特定のキーに対応するデー
タを検出したとき、取り込まれたデータを記憶手段にセ
キュリティコードとして記憶させるとともに、電源回路
からの電源供給を停止させるデータ記憶・電源制御手段
と、を有するものである。
【0011】請求項3記載の発明に係るデータセキュリ
ティシステムは、請求項2記載のデータセキュリティシ
ステムであって、データ記憶・電源制御手段は、データ
取込手段により取り込まれたデータ中に特定のキーに対
応するデータが含まれていないとき、電源回路からの電
源供給の停止のみを行うことを特徴とするものである。
【0012】請求項4記載の発明に係るデータセキュリ
ティシステムは、請求項1記載のデータセキュリティシ
ステムであって、記憶手段にセキュリティコードが登録
されているか否かを示す登録・未登録表示情報を保持す
る保持手段を備え、電源スイッチ操作検出手段が電源ス
イッチの投入操作を検出したとき、保持手段に保持され
た登録・未登録表示情報が登録状態を示しているときに
は比較手段による比較を行わせる一方、未登録状態を示
しているときはセキュリティコード入力なしで電源供給
手段から装置本体への電源供給を行わせることを特徴と
するものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明に係るデータセキュリティ
システムでは、予め決められたセキュリティコードに対
応するキーを押下しながら電源スイッチの投入操作をし
たときにのみ、装置本体への電源供給が行われる。
【0014】請求項2記載の発明に係るデータセキュリ
ティシステムでは、電源オン状態において、キーボード
の任意のキーとともに特定のキーを押下しながら電源ス
イッチの切断操作を行った場合は、押下されたキーに対
応するデータがセキュリティコードとして登録されたの
ち電源供給が停止される。
【0015】請求項3記載の発明に係るデータセキュリ
ティシステムでは、特定のキーを押下せずに電源スイッ
チの切断操作を行った場合は、電源回路からの電源供給
の停止のみが行われる。
【0016】請求項4記載の発明に係るデータセキュリ
ティシステムでは、記憶手段に未だセキュリティコード
が登録されていないときには、電源スイッチの投入操作
のみで強制的に電源供給手段から装置本体への電源供給
が行われる。
【0017】
【実施例】以下、図面とともに本発明を詳細に説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るデータセ
キュリティシステムを表したものである。このシステム
は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置に
適応されるものであり、データ入力用のデバイスとして
キーボード(図示せず)を有している。このキーボード
は、n×nのマトリックス構成を有するキーボードマト
リックス11を含んでいる。このキーボードマトリック
ス11は、X方向のn本のライン(X1 〜Xn )、及び
Y方向のn本のライン(Y1 〜Yn )により構成され
る。X方向のラインX1 〜Xn は、オシレータ13から
入力されるクロックに同期して一定間隔で走査され、押
されたキーに対応するXY交点から、ラインY1 〜Yn
のうちの該当するライン上にデータが出力されるように
なっている。
【0019】キーボードエンコーダ12は、X方向への
各スキャンタイミング毎に、Y方向のnビットのデータ
を取り込み、これをエンコードしてキーボードクロック
(KBCLK)に同期して、キーボードデータ(KBD
ATA)としてキーボードコントローラ14に出力す
る。キーボードコントローラ14はKBDATAを受け
とると割り込み信号(IRQ)を出力し、CPU15に
対しこのKBDATAを8ビットのデータ(D0〜D
7)として出力する。これらのCPU15及びキーボー
ドコントローラ14は、システムリセット信号16によ
りリセットされるようになっている。
【0020】また、このシステムには、キーボードエン
コーダ12の制御を行うためのエンコーダ制御回路17
が設けられている。このエンコーダ制御回路17には、
装置の電源スイッチ20の状態を監視するための電源ス
イッチ監視部19及びデータセーブ(DS)フラグを格
納するためのDSフラグレジスタ18が設けられ、この
うち電源スイッチ監視部19は、後述するデータ比較回
路31から出力される電源制御信号(POWS信号)に
応じて電源スイッチ20の監視を行う。そしてエンコー
ダ制御回路17は、入力されているPOWS信号、電源
スイッチ20の状態、及びDSフラグレジスタ18の内
容に応じ、キーボードエンコーダ12に対し、ラッチパ
ルス要求(LAP・RQ)信号42、出力イネーブルパ
ルス要求(OEP・RQ)信号43、及びリセット(R
ESET)信号44を出力する。一方、キーボードエン
コーダ12からは、キーボードマトリックス上の特定の
キー(例えばESCキー)が押されたときにパスワード
(PASW)信号41が出力され、エンコーダ制御回路
17に入力されるようになっている。
【0021】キーボードマトリックス11をスキャンす
ることにより出力されるデータは、ゲート27を経てこ
のキーボードマトリックス11に対応して設けられたn
個のレジスタ28−1〜28−n、及びデータ比較回路
31のデータ比較器33へと送出されるようになってい
る。これらの各レジスタはそれぞれnビットの記憶容量
を有し、その各々が、キーボードマトリックス11のX
1 〜Xn の各タイミングでのY1 〜Yn に対応してい
る。各レジスタには、ラッチパルスLAP1 〜LAPn
及び出力イネーブルパルスOEP1 〜OEPn が入力さ
れるようになっており、前者のタイミングでデータが書
き込まれる一方、後者のタイミングでデータの読出が行
われるようになっている。なお、これらのラッチパルス
または出力イネーブルパルスは、エンコーダ制御回路1
7の制御の下に、オシレータ13からのクロックに同期
して、順次キーボードエンコーダ12から出力されるよ
うになっている。また、これらのレジスタには、データ
リセット信号(VRST)が入力されるようになってお
り、これにより全てのビットのデータを1にリセットさ
れるようになっている。
【0022】これらのレジスタから読出された各nビッ
トの読出データ(RD)及びキーボードマトリックス1
1からスキャン出力されたnビットのキーボードデータ
(KD)は、上述したようにデータ比較回路31内のデ
ータ比較器33に入力される。このデータ比較器33
は、レジスタからの読出データRDとキーボードデータ
KDとを比較し、その比較結果に応じた比較結果信号3
5をデータ比較制御回路32に入力する。このデータ比
較制御回路32は、前記したキーボードエンコーダ12
から出力されたPASW信号41、エンコーダ制御回路
17から出力されたLAP要求信号42及びOEP要求
信号43、及びデータ比較結果信号35に基づき、PO
WSレジスタ34及びエンコーダ制御回路17内のDS
フラグレジスタ18に所定の値をセットする。
【0023】なお、データ比較器33及びデータ比較制
御回路32の動作は、キーボードエンコーダ12より出
力される出力イネーブル信号OEP1 〜OEPn をもと
に、OR回路24で作成されたタイミング信号25に同
期して行われるようになっている。また、データ比較回
路31のPOWSレジスタ34から出力されるPOWS
信号37は、エンコーダ制御回路17の電源スイッチ監
視部19に入力されるほか、図示しない電源基板へと入
力されるようになっており、このPOWS信号37の値
に応じて電源基板の電源オンオフが制御される。
【0024】なお、エンコーダ制御回路17からは、キ
ーボードオフ(KBOFF)信号45が出力され、キー
ボードマトリックス11からの出力ライン上に設けられ
たゲート27を制御することにより、キーボードデータ
と所定のデフォルト値(ここではALL“1”)との切
替ができるようになっている。このデフォルト値はXn
個のプルアップ抵抗により与えられる。また、キーボー
ドエンコーダ12、エンコーダ制御回路17、レジスタ
群28−1〜28−n、データ比較回路31等の回路
は、この装置に内蔵されたバックアップ用のバッテリ
(図示せず)からの電源VBにより、電源スイッチ20
のオフ時であっても動作可能となっている。以上のよう
な構成のデータセキュリティシステムの動作を説明す
る。ここではまず、図2とともに、本システムで用いら
れている各種のレジスタ及び制御信号の内容について説
明する。
【0025】(1)POWS信号37;この信号は、実
際に本体システムの電源をオンするかオフするかを制御
するための信号であり、この値が“1”の時には前記し
た電源基板がアクティブとなりシステムに電源を供給す
る。一方、この信号の値が“0”の時には電源基板から
電源は供給されない。
【0026】(2)PASW信号;この信号は、上記し
たように、キーボードマトリックス11上のESCキー
を押した時にキーボードエンコーダ12から値“1”と
して出力される信号であり、その値が“0”の場合に
は、セキュリティコードの登録が要求されていないこと
を示し、一方“1”の場合には、セキュリティコードの
登録または更新が要求されていることを示す。
【0027】(3)DSフラグ;このフラグは、レジス
タ群28−1〜28−nに、すでに何らかのセキュリテ
ィコードが登録されているか否かを示すためのフラグで
あり、その値が“0”の場合には、セキュリティコード
が未登録であることを示し、“1”の場合には登録済み
であることを示す。
【0028】(4)リセット信号44;この信号は、電
源スイッチ20がオンオフされた時に一定期間“1”に
なり、キーボードエンコーダ12の内部を初期化するた
めのものである。
【0029】(5)LAP要求信号;この信号は、キー
ボードエンコーダ12に対しラッチパルス信号LAP1
〜LAPn の出力を要求するための“H”アクティブの
信号である。
【0030】(6)OEP要求信号43;この信号はキ
ーボードエンコーダ12に対し出力イネーブル信号OE
1 〜OEPn の出力を要求するための“H”アクティ
ブの信号である。
【0031】(7)KBOFF信号45;この信号は、
上記したように、ゲート27を制御するための“L”ア
クティブの信号である。
【0032】次に、図3とともに本システムの動作を、
以下の各場合に分けて説明する。
【0033】(A)初期状態における電源投入時の動作
(図2(A)) 初期状態、たとえば製品が工場から出荷された状態にお
いては、DSフラグレジスタ18及びPOWSレジスタ
34には、ともに“0”が設定され、また、レジスタ群
28−1〜28−nには、VRST信号により、全てデ
ータ“1”が設定されている。
【0034】まずこの状態でシステム本体に電源を供給
する場合、電源スイッチ20を操作してこれをオンにす
る。すると、エンコーダ制御回路17内の電源スイッチ
監視部19は、まずPOWSレジスタ34の値と電源ス
イッチ20の状態をチェックする(図3ステップS10
1,S102)。ここでは、初期状態ゆえPOWSレジ
スタの値は“0”となっているため(ステップS10
1;N)、電源スイッチ監視部19は電源スイッチ20
からの監視信号が“L”から“H”へと変化するタイミ
ングを監視する。
【0035】そしてこのタイミングが検出されると(ス
テップS102;Y)、次にDSフラグレジスタ18の
値をチェックする(ステップS103)。ここでは、D
Sフラグが設定されておらず、すなわちその値が“0”
となっているため(ステップS103;N)、レジスタ
群にはセキュリティコードが未登録であると判断する。
そして、エンコーダ制御回路17は、KBOFF信号を
“H”とする(ステップS105)。
【0036】このKBOFF信号45によりゲート27
はマスクされ、データ比較回路31のデータ比較器33
に入力されるキーボードデータKDは全て“1”とな
る。このときエンコーダ制御回路17は、図2(A)に
示すように、LAP要求信号を“L”にし、OEP要求
信号43を“H”とする。これにより、キーボードエン
コーダ12からは、出力イネーブルパルスOEP1 〜O
EPn がクロックに同期して順次出力され、レジスタ群
28−1〜28−nに供給される。これにより各レジス
タからデータが読み出され、読出データRDとして順次
データ比較器33に入力される。
【0037】データ比較器33は、タイミング信号25
に同期して、リードデータRDとキーボードデータKD
とを順次比較する(ステップS106)。
【0038】この場合、上記したようにレジスタ群のデ
ータ及びキーボードデータは全て1であるため、両者は
一致し(ステップS107;Y)、これによりデータ比
較制御回路32は、POWSレジスタ34に値“1”を
セットする(ステップS108)。そしてこのPOWS
レジスタ34にセットされた値がPOWS信号37とし
て出力され、電源基板へ供給される。そしてこれにより
電源基板がアクティブとなり電源供給が行われる。
【0039】(B)セキュリティコードの登録時の動作
(図2(B)) セキュリティコードの登録は、キーボード上のESCキ
ーと所望の1または複数のキーの組み合わせを押すこと
により行われる。上記した(A)により、初期状態から
の電源投入が行われた後は、POWSレジスタ34の値
は“1”となっている(ステップS101;Y)。従っ
て、図2(B)に示すように、電源スイッチ監視部19
は、電源スイッチ20からの監視信号が“H”から
“L”へと変化するのを監視する。
【0040】この結果、この監視信号の“L”への変化
が検出されると(ステップS110;Y)、エンコーダ
制御回路17はキーボードエンコーダ12からのPAS
W信号41をチェックする。この結果、PASW信号4
1の値が“1”であった場合には、ESCキーが押され
ているものと判定し(ステップS111;Y)、以下の
ようなデータ登録の処理を行う。すなわち、図2(B)
に示すように、LAP要求信号42を“H”にするとと
もに、OEP要求信号43を“L”にセットし、さらに
KBOFF信号45を“L”にセットする(ステップS
112)。これにより、キーボードエンコーダ12から
は、ラッチパルスLAP1 〜LAPn がスキャンクロッ
クに同期して順次出力されレジスタ群に供給される。こ
れにより、キーボードの押されたキーに対応した信号が
キーボードマトリックス11から出力される。このとき
ゲート27はマスクされていないため、キーボードマト
リックス11から出力された信号がそのままレジスタに
出力される。
【0041】レジスタ群においては、キーボードエンコ
ーダ12から入力されるラッチパルスLAP1 に同期し
て、キーボードマトリックス11からの出力データが各
レジスタに順次対応して格納される。これにより所望の
セキュリティコードがレジスタ群に登録されることとな
る。
【0042】この後エンコーダ制御回路17は、DSフ
ラグレジスタ18に値“1”をセットする(ステップS
113)。このとき、データ比較回路31においては、
データRDとKDのデータ比較を行わず、単にPOWS
レジスタ34に値“0”をセットする(ステップS11
4)。これによりPOWS信号37として値“0”が電
源基板に供給され、電源の供給が切断される。
【0043】(C)セキュリティコード登録後の電源投
入時の動作(図2(C)) 上記した(B)のようにしてセキュリティコードの登録
が行われた後電源を再投入する場合には、先に登録した
キーボード上のキーと同じ組み合わせのキーを押しなが
ら電源スイッチ20を投入する。このとき、POWSレ
ジスタ34の値は、上記した(B)においてセキュリテ
ィコード登録時に電源オフとなったことにより、“0”
となっている。このため、電源スイッチ監視部19は、
図2(C)に示すように、電源スイッチ20からの監視
信号の“L”から“H”への変化を監視する。この結
果、その変化が検出された時には(ステップS102;
Y)、エンコーダ制御回路17は、DSフラグレジスタ
18の内容をチェックする。ここでは、すでにデータセ
キュリティコードの登録が行われているため、このDS
フラグの値が“1”となっている(ステップS103;
Y)。そこで、エンコーダ制御回路17は、図2(C)
に示すように、LAP要求信号42を“L”にセット
し、OEP要求信号43を“H”にセットするととも
に、KBOFF信号を“L”にセットする(ステップS
104)。これによりキーボードエンコーダ12からは
出力イネーブル信号OEP1 〜OEPn が出力され、順
次各レジスタに供給される。
【0044】これによりレジスタ群の各レジスタからは
この出力イネーブル信号にそれぞれ同期して順次読出デ
ータRDが読み出され、データ比較器33に入力され
る。これと同期して、キーボードマトリックス11か
ら、キーボードの押されたキーに対応したデータが出力
され、データ比較器33に入力される。
【0045】データ比較器33はこれらを比較して(ス
テップS106)、両者が一致した場合には(ステップ
S107;Y)、一致を示す比較結果信号35を出力す
る。これを受けたデータ比較制御回路32は、登録され
たセキュリティコードと同一のコードが入力されたと判
定し、セキュリティモードを解除すべく、POWSレジ
スタ34に値“1”をセットする(ステップS10
8)。これによりPOWS信号37の値が“1”となっ
て電源基板へ供給され、電源基板からの電源供給が行わ
れる。
【0046】(D)セキュリティコード登録後における
通常の電源切断時の動作(図2(D)) 上記したようにして、セキュリティコードの入力により
システムの電源が立ち上がった後、システムの電源を単
にオフしたい場合には、ユーザーは、電源スイッチ20
を操作してこれをオフするのみでよい。この際、POW
Sレジスタ34の値は、電源スイッチの操作前において
は“1”となっている(ステップS101;Y)。そこ
で、電源スイッチ監視部19は、図2(D)に示すよう
に、電源スイッチ20からの監視信号の“H”から
“L”への変化を監視する。
【0047】この結果、その変化が検出された場合には
(ステップS110;Y)、エンコーダ制御回路17は
キーボードエンコーダ12からのPASW信号41をチ
ェックする。ここでは、キーボード上のESCキーは押
されていないため、PASW信号41は“0”となって
おり(ステップS111;N)、エンコーダ制御回路1
7は、LAP要求信号42及びOEP要求信号43をと
もに“L”とするとともに、KBOFF信号45を
“L”とする(ステップS115)。これにより、ラッ
チパルスLAP1 〜LAPn は出力されず、また、デー
タ比較回路におけるデータ比較動作も行われない。そし
て、データ比較制御回路32は、単にPOWSレジスタ
34に値“0”をセットする(ステップS114)。こ
れによりPOWS信号37として値“0”が電源基板に
供給され、これにより電源基板からの電源供給が切断さ
れることとなる。
【0048】以上のようにして、本システムにおいて
は、キーボード上の特定のESCキーと所望の組み合わ
せのキーを同時に押しながら電源をオンすることによ
り、これをセキュリティコードとして登録することがで
きるとともに、登録後に電源をオンする場合において
は、登録されたセキュリティコードに対応するキーを押
しながら電源スイッチを押すことにより電源を確実に投
入することができる。また、単に電源をオフする場合に
は、電源スイッチをオフ操作するのみでよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、キーボード上の予め決められた1以上の所
定のキーを押下しながら電源スイッチの投入操作をした
ときにのみ、装置本体への電源供給を行うこととしたの
で、その所定のキーを知る者のみが装置を運用すること
ができ、装置外観上新たな要素を付加することなく、既
存のキーボードを用いてデータセキュリティを実現する
ことができるという効果がある。
【0050】また、このような動作をハードウェアロジ
ックのみで実現することができるため、従来のようにシ
ステム立ち上げ後にパスワードを入力しソフトウェア処
理によりセキュリティを解除する方式に比べ操作が簡単
となる。また、従来のようにプログラム解析によりセキ
ュリティが解除されやすいという問題もなく、セキュリ
ティの信頼性が高いという効果もある。
【0051】請求項2記載の発明によれば、キーボード
の特定のキーを押下しながら電源スイッチの切断操作が
行われた場合は、押下されたキーに対応するセキュリテ
ィコードの登録後電源供給を停止することとしたので、
電源スイッチを併用した簡単な操作でセキュリティデー
タを登録することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、特定のキー
を押下せずに電源スイッチの切断操作をしたときには、
電源供給の停止のみを行うことができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、ユーザによ
るセキュリティデータの登録がまだ行われていないとき
には、電源スイッチの投入操作のみで強制的にシステム
電源を立ち上げることとしたので、装置稼働の初期状態
における電源投入を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデータセキュリティ
システムを示すブロック図である。
【図2】このシステムにおけるエンコーダ制御回路とデ
ータ比較回路の動作を示す説明図である。
【図3】このシステムの動作を説明するための流れ図で
ある。
【符号の説明】
11 キーボードマトリックス 12 キーボードエンコーダ 17 エンコーダ制御回路 18 データセーブ(DS)フラグレジスタ 19 電源スイッチ監視部 20 電源スイッチ 28−1〜28−n レジスタ 31 データ比較回路 32 データ比較制御回路 33 データ比較器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 1/26 - 1/32 G06F 1/00 370 G06F 3/02 320 G06F 15/02 305 - 310

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入力用のキーボードと、電源投入
    ・切断用の電源スイッチと、各種の回路デバイスを含む
    装置本体部と、を有する情報処理装置において、 前記電源スイッチの操作状態を監視する電源スイッチ操
    作監視手段と、 予め前記キーボードのキーに対応するデータをセキュリ
    ティコードとして記憶した記憶手段と、 前記キーボードのキーの押下を監視し、前記電源スイッ
    チ操作監視手段が電源スイッチの投入操作を検出した
    点において押下されている少なくとも1つのキーに対応
    するデータを取り込むキーデータ取込手段と、 このキーデータ取込手段により取り込まれたキーデータ
    と、前記記憶手段に記憶されたセキュリティコードとを
    比較する比較手段と、 この比較手段による比較の結果両者が一致したとき、前
    記装置本体への電源供給を行う電源供給手段と、 を具備することを特徴とするデータセキュリティシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 データ入力用のキーボードと、電源投入
    ・切断用の電源スイッチと、各種の回路デバイスを含む
    装置本体部と、前記装置本体部に電源を供給する電源回
    路と、を有する情報処理装置において、 前記電源スイッチの操作状態を監視する電源スイッチ操
    作監視手段と、 前記電源回路から装置本体部に電源が供給されている状
    態において、前記キーボードのキーの押下を監視し、前
    記電源スイッチ操作監視手段が電源スイッチの切断操作
    を検出した時点において押下されている少なくとも1つ
    のキーに対応するデータを取り込むキーデータ取込手段
    と、 セキュリティコードを記憶するための記憶手段と、 前記キーデータ取込手段により取り込まれたデータ中に
    特定のキーに対応するデータが含まれているか否かを検
    出する検出手段と、 この検出手段が前記特定のキーに対応するデータを検出
    したとき、前記取り込まれたデータを前記記憶手段にセ
    キュリティコードとして記憶させるとともに、前記電源
    回路からの電源供給を停止させるデータ記憶・電源制御
    手段と、 を具備することを特徴とするデータセキュリティシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 データ記憶・電源制御手段は、前記デー
    タ取込手段により取り込まれたデータ中に前記特定のキ
    ーに対応するデータが含まれていないとき、前記電源回
    路からの電源供給の停止のみを行うことを特徴とする請
    求項2記載のデータセキュリティシステム。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に前記セキュリティコード
    が登録されているか否かを示す登録・未登録表示情報を
    保持する保持手段を備え、 前記電源スイッチ操作検出手段が前記電源スイッチの投
    入操作を検出したとき、前記保持手段に保持された登録
    ・未登録表示情報が登録状態を示しているときには前記
    比較手段による比較を行わせる一方、未登録状態を示し
    ているときはセキュリティコード入力なしで前記電源供
    給手段から装置本体への電源供給を行わせることを特徴
    とする請求項1記載のデータセキュリティシステム。
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