JP2833712B2 - アルケンのカツプリング - Google Patents
アルケンのカツプリングInfo
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2/00—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
- C07C2/02—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons
- C07C2/04—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation
- C07C2/06—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition between unsaturated hydrocarbons by oligomerisation of well-defined unsaturated hydrocarbons without ring formation of alkenes, i.e. acyclic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
- C07C2/08—Catalytic processes
- C07C2/24—Catalytic processes with metals
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J23/00—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
- B01J23/02—Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the alkali- or alkaline earth metals or beryllium
- B01J23/04—Alkali metals
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- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2521/00—Catalysts comprising the elements, oxides or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium or hafnium
- C07C2521/06—Silicon, titanium, zirconium or hafnium; Oxides or hydroxides thereof
- C07C2521/08—Silica
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、アルケンのカップリングに関するものであ
り、より詳細には、アルカリ金属により触媒される反応
における反応速度及び反応生成物の収率を高める方法に
関する。
り、より詳細には、アルカリ金属により触媒される反応
における反応速度及び反応生成物の収率を高める方法に
関する。
要約すると、本発明は、触媒として担持されたアルカ
リ金属と、共触媒として、NaK量を基準に10−100モル%
のアルカリ金属水酸化物の存在下、前記触媒の担体とし
て約5m2/gを越えない表面積を有するシリカを用いて、
炭素数3−8の直鎖1−アルケンと、それ自身、その他
の該1−アルケン、又はエテンとをカップリングする方
法を提供する。本発明の好ましい実施態様としては、ア
ルケンは、プロペンまたはプロペンとエテンとの混合物
であり、アルカリ金属はカリウムまたはカリウム合金で
あり、そして共触媒は水酸化カリウムである。
リ金属と、共触媒として、NaK量を基準に10−100モル%
のアルカリ金属水酸化物の存在下、前記触媒の担体とし
て約5m2/gを越えない表面積を有するシリカを用いて、
炭素数3−8の直鎖1−アルケンと、それ自身、その他
の該1−アルケン、又はエテンとをカップリングする方
法を提供する。本発明の好ましい実施態様としては、ア
ルケンは、プロペンまたはプロペンとエテンとの混合物
であり、アルカリ金属はカリウムまたはカリウム合金で
あり、そして共触媒は水酸化カリウムである。
米国特許第3,255,272号(リンゼイ(Lindsay))に開
示されているように、アルケンがアルカリ金属水酸化物
を助触媒とするアルカリ金属触媒の存在下で二量化され
うるということは、知られており、当該触媒は担持され
ていても、担持されていなくても良い。ただし該特許権
者は反応において、担持されている触媒は担持されてい
ない触媒より劣るということを示しているようである。
示されているように、アルケンがアルカリ金属水酸化物
を助触媒とするアルカリ金属触媒の存在下で二量化され
うるということは、知られており、当該触媒は担持され
ていても、担持されていなくても良い。ただし該特許権
者は反応において、担持されている触媒は担持されてい
ない触媒より劣るということを示しているようである。
このような反応は、アルケン一般の二量化において関
心が持たれているが、それらは炭素数3から8までの直
鎖の1−アルケン、特にプロペンの二量化において特別
に関心が持たれている。
心が持たれているが、それらは炭素数3から8までの直
鎖の1−アルケン、特にプロペンの二量化において特別
に関心が持たれている。
プロペンの当該二量化は、典型的には、ヘキセン類の
混合物の生成をもたらし、その一つが、4−メチルペン
テン−1であり、燃料の添加剤として、また所望の単独
重合体や共重合体を合成するのに採用されうる単量体と
して有用な化合物である。
混合物の生成をもたらし、その一つが、4−メチルペン
テン−1であり、燃料の添加剤として、また所望の単独
重合体や共重合体を合成するのに採用されうる単量体と
して有用な化合物である。
さらに魅力的なプロペンの二量化反応は、生成する4
−メチルペンテン−1の量を、極大にする反応である。
−メチルペンテン−1の量を、極大にする反応である。
アルケンの二量化において、あるアルケンの一分子は
その同じアルケンの他の一分子とカップリングする。他
の興味あるアルケンのカップリング反応は、プロペンと
エテンの結合によりペンテン−1が生成するような、あ
るアルケンの一分子が、異なるアルケン−分子と結合す
る反応である。
その同じアルケンの他の一分子とカップリングする。他
の興味あるアルケンのカップリング反応は、プロペンと
エテンの結合によりペンテン−1が生成するような、あ
るアルケンの一分子が、異なるアルケン−分子と結合す
る反応である。
アルカリ金属によって触媒されるアルケンのカップリ
ングにおいて、触媒として担持されたアルカリ金属、こ
こに触媒の担持は約5m2/gを越えない表面積を有するシ
リカである、および共触媒としてアルカリ金属水酸化物
の存在下に、炭素数3−8の直鎖1−アルケンからな
る、アルケン原料を加熱することにより、反応速度およ
び生成物の収率が向上することが、見出された。
ングにおいて、触媒として担持されたアルカリ金属、こ
こに触媒の担持は約5m2/gを越えない表面積を有するシ
リカである、および共触媒としてアルカリ金属水酸化物
の存在下に、炭素数3−8の直鎖1−アルケンからな
る、アルケン原料を加熱することにより、反応速度およ
び生成物の収率が向上することが、見出された。
本発明の工程による二量化またはその他のカップリン
グの対象となるアルケン原料は、一種類の炭素数3−8
の直鎖1−アルケン、例えば、プロペン、ブテン−1、
ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、そして、
オクテン−1などでもよいし、またはそれらの内の二つ
のアルケンの混合物、またはそれらの一つのアルケンと
エテンの混合物であってもよい。好ましくは、プロペン
またはプロペンとエテンの混合物である。
グの対象となるアルケン原料は、一種類の炭素数3−8
の直鎖1−アルケン、例えば、プロペン、ブテン−1、
ペンテン−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、そして、
オクテン−1などでもよいし、またはそれらの内の二つ
のアルケンの混合物、またはそれらの一つのアルケンと
エテンの混合物であってもよい。好ましくは、プロペン
またはプロペンとエテンの混合物である。
リンゼイ(Lindsay)にあるように、触媒として用い
られるアルカリ金属は、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、またはセシウムである。しかし、ナト
リウム、またはカリウムの合金、例えばNaKが好まし
い、その使用量は、通常、アルケン量を基準として2−
10モル%の触媒量である。
られるアルカリ金属は、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、またはセシウムである。しかし、ナト
リウム、またはカリウムの合金、例えばNaKが好まし
い、その使用量は、通常、アルケン量を基準として2−
10モル%の触媒量である。
アルカリ金属は、担持されると共に、微細に粉砕する
ことにより、または液体であることにより増加された表
面積を有することが適当である。
ことにより、または液体であることにより増加された表
面積を有することが適当である。
担体は、約5m2/gを越えない表面積、例えば約1.3m2/
g、を有するシリカであることは重要である。なぜなら
ば、例えばアルミナまたはより大きな表面積を有するシ
リカなどの一般的な担体では、同等の結果を与えないか
らである。
g、を有するシリカであることは重要である。なぜなら
ば、例えばアルミナまたはより大きな表面積を有するシ
リカなどの一般的な担体では、同等の結果を与えないか
らである。
担持された触媒は、好ましくは、既にその上に析出し
た共触媒を有する担体の上に、アルケンやいかなる希釈
剤も存在しない下にアルカリ金属を分散させることによ
り調製される。
た共触媒を有する担体の上に、アルケンやいかなる希釈
剤も存在しない下にアルカリ金属を分散させることによ
り調製される。
本発明の共触媒は、アルカリ金属水酸化物、例えば、
ナトリウム、カリウム、ルビジウム、またはセシウムの
水酸化物であり、好ましくは、水酸化カリウムである。
前記アルカリ金属と同様、共触媒は、微細に粉砕された
形状で使用される。そして、水酸化物として反応混合物
中に混合されてもよいし、または前記触媒がナトリウ
ム、カリウム、ルビジウム、セシウムの場合には担持さ
れたアルカリ金属触媒と、水との反応によってその場で
合成されても良い。共触媒の使用量は、通常はアルカリ
金属触媒量基準で10−100モル%である。
ナトリウム、カリウム、ルビジウム、またはセシウムの
水酸化物であり、好ましくは、水酸化カリウムである。
前記アルカリ金属と同様、共触媒は、微細に粉砕された
形状で使用される。そして、水酸化物として反応混合物
中に混合されてもよいし、または前記触媒がナトリウ
ム、カリウム、ルビジウム、セシウムの場合には担持さ
れたアルカリ金属触媒と、水との反応によってその場で
合成されても良い。共触媒の使用量は、通常はアルカリ
金属触媒量基準で10−100モル%である。
反応は、実質的に無水の状態で適切な温度、通常は10
0−250℃、好ましくは150−200℃に、アルケン、担持触
媒、そして共触媒の混合物を加熱して行われ、アルケン
が二量化され、または二種のアルケンがカップリングす
る。反応は、希釈剤の不存在下で、または唯一の希釈剤
として過剰のアルケンの存在下で行なうことができる。
しかしながら、反応は通常、不活性希釈剤の中で、例え
ば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、シ
クロヘキサン、ナフタレン、デカヒドロナフタレンまた
はホワイト油などのような液体のアルカン、シクロアル
カンまたは芳香族炭化水素の中で行なわれる。
0−250℃、好ましくは150−200℃に、アルケン、担持触
媒、そして共触媒の混合物を加熱して行われ、アルケン
が二量化され、または二種のアルケンがカップリングす
る。反応は、希釈剤の不存在下で、または唯一の希釈剤
として過剰のアルケンの存在下で行なうことができる。
しかしながら、反応は通常、不活性希釈剤の中で、例え
ば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン、シ
クロヘキサン、ナフタレン、デカヒドロナフタレンまた
はホワイト油などのような液体のアルカン、シクロアル
カンまたは芳香族炭化水素の中で行なわれる。
本発明の工程は、当該共触媒の不存在下に行なわれる
同様の工程よりも、より早い反応速度で進行し、そして
より少ない副生成物で、より高い生成物の収率を与え
る。それらは溶媒、内部標準、または重合体の中間体と
して有用な化合物の合成手段として有用であり、特に、
卓越した量の4−メチルペンテン−1の合成方法として
または、ペンテン−1の合成法として有用である。
同様の工程よりも、より早い反応速度で進行し、そして
より少ない副生成物で、より高い生成物の収率を与え
る。それらは溶媒、内部標準、または重合体の中間体と
して有用な化合物の合成手段として有用であり、特に、
卓越した量の4−メチルペンテン−1の合成方法として
または、ペンテン−1の合成法として有用である。
担体および共触媒双方の使用が、アルカリ金属触媒の
活性を増すその大きさには驚くべきものがある。担体と
共触媒の双方を用いた実験と、これら双方を共に使用し
ない実験、担体のみ使用した実験、そして共触媒のみを
使用した実験との比較は、担体と共触媒は相助的に働
き、担体と共触媒を別々に使用することにより得られた
結果から期待されるであろう添加効果よりも大きな触媒
活性の向上を与えることを証明している。
活性を増すその大きさには驚くべきものがある。担体と
共触媒の双方を用いた実験と、これら双方を共に使用し
ない実験、担体のみ使用した実験、そして共触媒のみを
使用した実験との比較は、担体と共触媒は相助的に働
き、担体と共触媒を別々に使用することにより得られた
結果から期待されるであろう添加効果よりも大きな触媒
活性の向上を与えることを証明している。
以下の実施例は、本発明を説明するものであるが、本
発明は以下の実施例に限られるものではない。
発明は以下の実施例に限られるものではない。
比較例 A 適当な反応容器に順次、表面積1.3m2/gの珪藻土シリ
カ4.9g、n−ヘプタン50g、内部標準としてC11のパラフ
ィン3.01g、そしてNaK(78重量%のカリウム含量を有す
る合金。)1.0gを充填した。反応容器は密封され、室温
で42gのプロペンが加えられ、毎分750回転で撹拌され、
約17分で182℃まで熱せらえ、そして反応の間中185℃に
保たれた。反応の間、固形分を沈殿させるため、撹拌機
は定期的に止められた。そして試料が抜き取られ、室温
まで冷却され、そして目的物質である4−メチルペンテ
ン−1−(4MP1)と、副生成物の4−メチルペンテン−
2(4MP2)、2−メチルペンテン−1(2MP1)、その他
のヘキサン(OHEX)、そしてメチルシクロペンタン(MC
P)の量を測定するためにガスクロマトグラフィー分析
にかけられた。
カ4.9g、n−ヘプタン50g、内部標準としてC11のパラフ
ィン3.01g、そしてNaK(78重量%のカリウム含量を有す
る合金。)1.0gを充填した。反応容器は密封され、室温
で42gのプロペンが加えられ、毎分750回転で撹拌され、
約17分で182℃まで熱せらえ、そして反応の間中185℃に
保たれた。反応の間、固形分を沈殿させるため、撹拌機
は定期的に止められた。そして試料が抜き取られ、室温
まで冷却され、そして目的物質である4−メチルペンテ
ン−1−(4MP1)と、副生成物の4−メチルペンテン−
2(4MP2)、2−メチルペンテン−1(2MP1)、その他
のヘキサン(OHEX)、そしてメチルシクロペンタン(MC
P)の量を測定するためにガスクロマトグラフィー分析
にかけられた。
分析結果を以下に示す。
比較例 B シリカ担体が、促進剤としての−325メッシュの水酸
化カリウム粉0.48gに置き換えられたのを除いて、比較
例Aを繰り返した。
化カリウム粉0.48gに置き換えられたのを除いて、比較
例Aを繰り返した。
分析結果を以下に示す。
以上の例は、少くとも用いられた触媒量においては、
促進剤としての水酸化カリウムの使用は、担体を使用し
ない場合には、収率、反応性、4MP1への選択性、4MP1/4
MP2の比の改良に有効でないことを証明している。以下
の二つの実施例は、水酸化カリウムが適切なシリカ担体
と連係して用いられた場合に、これらの改良が達成され
ることを証明している。
促進剤としての水酸化カリウムの使用は、担体を使用し
ない場合には、収率、反応性、4MP1への選択性、4MP1/4
MP2の比の改良に有効でないことを証明している。以下
の二つの実施例は、水酸化カリウムが適切なシリカ担体
と連係して用いられた場合に、これらの改良が達成され
ることを証明している。
実施例 I NaKの量を、後に水を反応する量を相殺するために1.3
gに増量したことを除いて、比較例Aを繰り返した。反
応温度に達した後、150マイクロリットルの水が、側管
頭部に加えられ、プロペンが側管の通じて仕込まれ、そ
の際、前記水の注入を促進するために、プロペン添加の
最初の5分間、側管は、ヒートガンで熱せられた。
gに増量したことを除いて、比較例Aを繰り返した。反
応温度に達した後、150マイクロリットルの水が、側管
頭部に加えられ、プロペンが側管の通じて仕込まれ、そ
の際、前記水の注入を促進するために、プロペン添加の
最初の5分間、側管は、ヒートガンで熱せられた。
分析結果を以下に示す。
実施例 II 4.9gの担体を、表面積1.3m2/gの珪藻土シリカ25gと、
脱イオン水100ml中に溶解した水酸化カリウム0.82gと
を、混合して得られたシリカ上水酸化カリウム5.5gに置
き換え、水流吸引装置が作る真空下、回転蒸発器で水を
留去し、さらに、3時間回転容器中で、高真空下、165
℃で生成粉末を処理したことを除き、比較例Aを繰り返
した。
脱イオン水100ml中に溶解した水酸化カリウム0.82gと
を、混合して得られたシリカ上水酸化カリウム5.5gに置
き換え、水流吸引装置が作る真空下、回転蒸発器で水を
留去し、さらに、3時間回転容器中で、高真空下、165
℃で生成粉末を処理したことを除き、比較例Aを繰り返
した。
分析結果を以下に示す。
以下の実施例および比較例は、アルミナおよび相対的
に広い表面積を有するシリカが、本発明のシリカ担体よ
り劣ることを、特に得られる4MP1/4MP2比に関して劣る
ことを示している。
に広い表面積を有するシリカが、本発明のシリカ担体よ
り劣ることを、特に得られる4MP1/4MP2比に関して劣る
ことを示している。
実施例 III 促進剤/担体/触媒の組成物は、1.3m2/gの表面積の
珪藻土シリカ25gと、1.025重量%水酸化カリウム水溶液
137mlとを混合することにより調製され、55−85℃で、
水流吸引装置による真空で、回転蒸発器で水を揮散さ
せ、水酸化カリウム/担体の粉末を、165℃で回転容器
上、高真空下、3時間乾燥し、窒素下それを保存し、次
いで、この粉末10gを、NaK1.2gと窒素下、担体上へのNa
Kの析出が完全となるように混合した。
珪藻土シリカ25gと、1.025重量%水酸化カリウム水溶液
137mlとを混合することにより調製され、55−85℃で、
水流吸引装置による真空で、回転蒸発器で水を揮散さ
せ、水酸化カリウム/担体の粉末を、165℃で回転容器
上、高真空下、3時間乾燥し、窒素下それを保存し、次
いで、この粉末10gを、NaK1.2gと窒素下、担体上へのNa
Kの析出が完全となるように混合した。
適当な反応容器に、窒素下このように調製された促進
剤/担体/触媒の組成物、50gのn−ヘプタン、および
内部標準としてC11のパラフィン3.0gが充填された。反
応容器は封封され、次いで46gの液状プロペンが室温で
注入された。撹拌が開始され、反応容器は160℃に加熱
され、当該温度における初気圧は、720−740psig.であ
った。
剤/担体/触媒の組成物、50gのn−ヘプタン、および
内部標準としてC11のパラフィン3.0gが充填された。反
応容器は封封され、次いで46gの液状プロペンが室温で
注入された。撹拌が開始され、反応容器は160℃に加熱
され、当該温度における初気圧は、720−740psig.であ
った。
分析結果を以下に示す。
比較例 C シリカを、表面積20m2/gの珪藻土シリカに置き換えた
ことを除き、実施例IIIを、繰り返した。
ことを除き、実施例IIIを、繰り返した。
分析結果を以下に示す。
比較例 D シリカを、表面積4m2/gのアルミナに置き換えたこと
を除き、実施例IIIを繰り返した。
を除き、実施例IIIを繰り返した。
実施例 IV 促進剤/担体/触媒の組成物の、促進剤/担体の部分
を、1.0gの水酸化ナトリウム、100mlの水、そして28gの
前記珪藻土シリカを混合し、混合物を乾燥して粉末に
し、その粉末を真空下、165℃で3時間加熱して合成し
たことを除き、実施例IIを繰り返した。
を、1.0gの水酸化ナトリウム、100mlの水、そして28gの
前記珪藻土シリカを混合し、混合物を乾燥して粉末に
し、その粉末を真空下、165℃で3時間加熱して合成し
たことを除き、実施例IIを繰り返した。
分析結果を以下に示す。
上記実施例の実施例IIIとの比較は、水酸化ナトリウ
ムは、4MP1へのより高い転化率と選択率を達成するため
の、担体と触媒との働きにおいて、水酸化カリウムに優
るであろうことを示している。
ムは、4MP1へのより高い転化率と選択率を達成するため
の、担体と触媒との働きにおいて、水酸化カリウムに優
るであろうことを示している。
比較例 E 担体を用いなかったことを除き、比較例Aを繰り返し
た。
た。
分析結果を以下に示す。
比較例AとB、そして実施例IIから得られた結果と、
これらの分析結果を比較すると、4MP1の生成割合は触媒
と共に担体を用いることにより77.6%まで上げることが
でき、担体なしの触媒と共に水酸化カリウムを用いるこ
とにより、6.7%まで低下し、しかし驚くべきことに触
媒と共に前記担体と、水酸化カリウムの両方を用いたと
き、168.7%以上まで上昇することを示している。
これらの分析結果を比較すると、4MP1の生成割合は触媒
と共に担体を用いることにより77.6%まで上げることが
でき、担体なしの触媒と共に水酸化カリウムを用いるこ
とにより、6.7%まで低下し、しかし驚くべきことに触
媒と共に前記担体と、水酸化カリウムの両方を用いたと
き、168.7%以上まで上昇することを示している。
実施例IIIとIVの分析結果と、比較例A、B及びEの
分析結果を比較すると、7時間行なわれる工程におい
て、本発明の実施は、4MP1の生成割合度ばかりでなく、
4MP1への選択率と、4MP1/4MP2の比をも向上させること
が分る(比較例における67.8−78.2%の選択率対実施例
における89.5−91.1%の選択率;比較例における3.2−
5.7の比対実施例における19.7−21.5の比)。より高い4
MP1/4MP2比は、それらが蒸留により反応混合物からの4P
MIの分離を容易にすることから重要な利益となる。全て
の異性体中、4MP2は、4MP1の沸点に最も近い沸点を持っ
ている。
分析結果を比較すると、7時間行なわれる工程におい
て、本発明の実施は、4MP1の生成割合度ばかりでなく、
4MP1への選択率と、4MP1/4MP2の比をも向上させること
が分る(比較例における67.8−78.2%の選択率対実施例
における89.5−91.1%の選択率;比較例における3.2−
5.7の比対実施例における19.7−21.5の比)。より高い4
MP1/4MP2比は、それらが蒸留により反応混合物からの4P
MIの分離を容易にすることから重要な利益となる。全て
の異性体中、4MP2は、4MP1の沸点に最も近い沸点を持っ
ている。
本発明の主なる特徴及び実施の態様は次のとおりであ
る。
る。
1.触媒として担持されたアルカリ金属と、共触媒として
アルカリ金属水酸化物との存在下において、炭素数3−
8の直鎖1−アルケンと、それ自身、その他の該1−ア
ルケンまたは、エテンとのカップリングの方法におい
て、前記触媒の担体として約5m2/gを越えない表面積を
有するシリカを用いることを特徴とするカップリングの
方法。
アルカリ金属水酸化物との存在下において、炭素数3−
8の直鎖1−アルケンと、それ自身、その他の該1−ア
ルケンまたは、エテンとのカップリングの方法におい
て、前記触媒の担体として約5m2/gを越えない表面積を
有するシリカを用いることを特徴とするカップリングの
方法。
2.アルケンがプロペンで、それはプロペン自身と、また
はエテンとカップリングする前記1の方法。
はエテンとカップリングする前記1の方法。
3.アルカリ金属触媒が、カリウム又はカリウム合金であ
る前記1または2の方法。
る前記1または2の方法。
4.アルカリ金属触媒が、NaKである前記3の方法。
5.触媒の担体が、約1.3m2/gの表面積を有する珪藻土シ
リカである前記1ないし5のいずれかの方法。
リカである前記1ないし5のいずれかの方法。
6.共触媒が、水酸化カルシウムである前記1ないし5の
いずれかに係る方法。
いずれかに係る方法。
7.担持されたアルカリ金属触媒が、アルケンおよびいか
なる希釈剤をも存在しない下で、担体上にアルカリ金属
を分散させることにより合成したものである前記1ない
し6のいずれかに係る方法。
なる希釈剤をも存在しない下で、担体上にアルカリ金属
を分散させることにより合成したものである前記1ない
し6のいずれかに係る方法。
8.100−250℃の温度で行われる前記1ないし7のいずれ
かに係る方法。
かに係る方法。
9.表面積約1.3m2/gの珪藻シリカを担体とする、担持さ
れたNaK触媒と、共触媒としてNaK量を基準に10−100モ
ル%の水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムの存在下
で、プロペンを150−200℃に加熱することからなる4−
メチルペンテン−1の製造方法。
れたNaK触媒と、共触媒としてNaK量を基準に10−100モ
ル%の水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムの存在下
で、プロペンを150−200℃に加熱することからなる4−
メチルペンテン−1の製造方法。
10.表面積約1.3m2/gの珪藻土シリカを担体とする、担持
されたNaK触媒と、共触媒として、NaK量を基準に10−10
0モル%の水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムの存
在下、プロペンとエテンの混合物を加熱することにより
ペンテン−1の製造する前記1の方法。
されたNaK触媒と、共触媒として、NaK量を基準に10−10
0モル%の水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムの存
在下、プロペンとエテンの混合物を加熱することにより
ペンテン−1の製造する前記1の方法。
Claims (2)
- 【請求項1】触媒として担持されたアルカリ金属と、共
触媒としてアルカリ金属水酸化物との存在下において、
炭素数3−8の直鎖1−アルケンと、それ自身、その他
の該1−アルケン、またはエテンとのカップリングの方
法において、前記触媒の担体として約5m2/gを越えない
表面積を有するシリカを用いることを特徴とするカップ
リングの方法。 - 【請求項2】表面積約1.3m2/gの珪藻土シリカを担体と
する、担持されたNaK触媒と、共触媒として、NaK量を基
準に10−100モル%の水酸化カリウムまたは水酸化ナト
リウムの存在下で、プロペンを150−200℃に加熱するこ
とからなる4−メチルペンテン−1の製造方法。
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