JP2833113B2 - 加熱調理器用壁面材 - Google Patents

加熱調理器用壁面材

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康典 金子
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、油脂等の有機物の酸化分解能力を有する加
熱調理器用壁面材に関する。
従来の技術 従来のこの種の壁面材は第5図(a),(b)に示す
ように金属基材20の表面に酸化触媒21と結合剤22から成
る組成物を塗布し焼成する2層構造で、この壁面材に付
着した油脂類23を約300℃で分解するというものであっ
た。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記構成では酸化触媒21は結合剤22のために
被膜中にかくれてしまい、高い酸化能力は得られないと
いう課題があった。特に分解処理後の壁面表面上にはタ
ール化残渣が明らかに認められ、300℃で2〜3時間放
置しても何ら変化はなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、加熱開
始から約30分以内に油脂類を完全に分解できる高活性の
壁面材の提供を目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、板状または網状
の金属基材上に酸化触媒を分散したセラミック繊維積層
体からなる第1層を設け、その上にセラミック繊維と酸
化触媒と結合剤を含有する被膜で被覆した金属繊維多孔
体からなる第2層を設け、その上にセラミック繊維と酸
化触媒と接合剤を含有する被膜で被覆した金網からなる
第3層を設けた壁面材とした。
作用 上記構成により、基材上に設けた酸化触媒を分散した
セラミック繊維積層体からなる第1層はセラミック繊維
がからみあった空隙部に酸化触媒が露出状態で保持され
ているので油脂類と直接接触するため高活性の酸化分解
作用を示す。
またセラミック繊維と酸化触媒と結合剤を含有する被
膜で被覆した金属繊維多孔体からなる第2層は通気性が
よく、表面積の広い油脂類酸化分解層である。
またセラミック繊維を酸化触媒と結合剤を含有する被
膜で被覆した金網からなる第3層は通気性がよく、油脂
類を酸化分解するとともに壁面材の強度を向上する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図は本発明の壁面材の斜視図(a)とA−B線に
沿った拡大断面図(b)である。
同図において、1はアルミニウム板状基材であり、そ
の上に酸化アルミニウム、酸化けい素を主成分とするセ
ラミック繊維積層体に、酸化セリウム−酸化銅−酸化マ
ンガンからなる酸化触媒を分散した空隙率50〜80%の第
1層2を設け、その上に前記セラミック繊維と前記酸化
触媒とポリボロシロキサン結合剤を含有する被膜で被覆
したアルミニウム繊維多孔体からなる空隙率約50%の第
2層3を設け、その上に第2層と同じ被膜で被覆したア
ルミニウム金網からなる第3層を設け、全体を圧着して
壁面材とした。
第1層2、第2層3、第3層4の断面構造は第2図に
示すようである。
第2図(a)において、5はセラミック繊維で、その
からみあった空隙部に酸化触媒6が露出状態で保持され
ている。
第2図(b)において、7は直径が約100μmの金属
繊維で、その表面をセラミック繊維5と酸化触媒6と結
合剤8とからなる被膜で被覆してある。
第2図(c)において、9は金網を構成する直径約50
0μmの金属線であり、その表面をセラミック繊維5と
金属酸化物6と結合剤8からなる被膜で被覆してある。
前記構成の壁面材上にサラダオイルとスポット状に滴
下し、300〜320℃に加熱するとサラダオイルは約30分以
内に完全に分解した。
次に本発明の他の実施例を第3図を用いて説明する。
第3図において、前記実施例と相異する点は板状基材
1に代えてアルミニウム金網10を用いた点であり、前記
実施例より軽量の壁面材となる。
本発明におけるセラミック繊維としては、他に酸化ジ
ルコニウム、ガラス繊維などの無機繊維が使用可能であ
る。
酸化触媒としては、他のマンガン、鉄、コバルト、ニ
ッケル、銅などの酸化物、白金などの貴金属でもよい。
基材としては、他にステンレスを用いてもよい。
結合剤としては、ポリボロシロキサンのようなセミ無
機ポリマーの他に無機結合剤などを用いてもよい。
次に第1の実施例の壁面材を加熱調理器庫内に適用し
た例について第4図を用いて説明する。
第4図は、本発明の壁面材11を用いた電気ヒータ付電
子レンジである。調理は、さんま4匹を一度に焼くサイ
クルを5回繰り返して30分間の空焼きを行った。さんま
焼きを5回繰り返しても庫内壁面の汚れはわかりにく
く、30分の空焼き後は汚れが完全にとれ臭気もなかっ
た。さんま5回焼き−空焼き30分を5回繰り返しても壁
面材11に何ら変化はなかった。また、さんまの肉片が付
着しても空焼き時に炭化してしまい、簡単に拭きとるこ
とができた。
電気ヒータ付電子レンジに代えて電気ヒータ付オーブ
ン、ガスレンジに本発明の壁面材を用いて前記と同様の
調理を行っても同様の効果が得られた。
発明の効果 以上のように本発明の加熱調理器用壁面材によれば、
板状または網状の金属基材上に酸化触媒を分散したセラ
ミック繊維積層体からなる第1層を設け、その上にセラ
ミック繊維と酸化触媒と結合剤を含有する被膜で被覆し
た金属繊維多孔体からなる第2層を設け、その上にセラ
ミック繊維と酸化触媒と結合剤を含有する被膜で被覆し
た金網からなる第3層を設けた構成としているので、通
気性がよく、表面積が広く、油脂類と均一に接触するた
め殆ど100%油脂類が分解できる。
従ってこの壁面材を有する加熱調理器は長期間クリー
ンで無臭に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の第1の実施例の斜視図、同図
(b)は(a)におけるA−B線に沿った拡大断面図、
第2図(a)は第1層の拡大断面図、同図(b)は第2
層の拡大断面図、同図(c)は第3層の拡大断面図、第
3図(a)は第2の実施例の斜視図、同図(b)は
(a)におけるC−D線に沿った拡大断面図、第4図は
本発明の壁面材を有する加熱調理器の斜視図、第5図
(a)は従来の壁面材の斜視図、同図(b)は(a)に
おけるE−F線に沿った拡大断面図である。 1……板状金属基材、2……第1層、3……第2層、4
……第3層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇 真起子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−169037(JP,A) 特開 平3−157141(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01J 21/00 - 38/74 F24C 14/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状または網状の金属基材上に酸化触媒を
    分散したセラミック繊維積層体からなる第1層を設け、
    その上にセラミック繊維と酸化触媒と結合剤を含有する
    被膜で被覆した金属繊維多孔体からなる第2層を設け、
    その上にセラミック繊維と酸化触媒と接合剤を含有する
    被膜で被覆した金網からなる第3層を設けた加熱調理器
    用壁面材。
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