JP2832219B2 - ホッパー排出口の開閉装置 - Google Patents

ホッパー排出口の開閉装置

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JP2832219B2
JP2832219B2 JP1029184A JP2918489A JP2832219B2 JP 2832219 B2 JP2832219 B2 JP 2832219B2 JP 1029184 A JP1029184 A JP 1029184A JP 2918489 A JP2918489 A JP 2918489A JP 2832219 B2 JP2832219 B2 JP 2832219B2
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hopper
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expansion
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cylinder
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久峰 小林
勝宏 出原
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、粉体、粒体、又は液体等の供給装置のホ
ッパー排出口の開閉装置に関するものである。
(従来の技術) 従来ホッパーの下方に回転ホッパーを回転自在に架設
し、前記回転ホッパーを回転して、開口部から定量供給
する装置が知られている(例えば、特公昭51−27039
号)。また、ホッパーの下方に開閉蓋を設けた供給装置
のホッパー排出口の開閉装置も知られている(例えば、
実公昭61−37496号)。
(発明により解決すべき課題) 然し乍ら、回転ホッパーによる排出口の開閉において
は、被供給物が粒状又は球状の小形の時には、回転部材
と固定部材との間にかみ込みが発生し、回転ホッパーの
回転が不能となる問題点があった。
また、開閉蓋を設けた構造においては、開閉蓋を閉じ
る時に、被供給物を蓋とホッパー排出口との間に挟み込
むおそれがあった。然して、挟み込んだ場合には、開閉
蓋が密閉されないことになり、ホッパー内の被供給物が
こぼれ落ちる問題点があった。
(課題を解決するための手段) 然るにこの発明は、ホッパー排出口の開閉に流体圧に
よって変形する膨縮弁を用いたので、排出口を閉鎖する
時には、膨縮弁がホッパー排出口の内側へ一杯に膨張し
て該部を密閉し、排出口を開く時には、膨縮弁を縮小し
て充分な広さの排出口を開くようにして、前記従来の問
題点を解決したのである。
即ちこの発明は、ホッパーの排出筒へ、該部を通過す
る被供給物を横切る方向に支持杆を架設すると共に、該
支持杆により両端を封鎖し、前記排出筒の内壁と密着し
たフィルム筒を支持させ、前記フィルム筒の一端に加圧
流体の給排ホースを連結し、前記フィルム筒の膨縮によ
り前記排出筒を開閉することを特徴としたホッパー排出
口の開閉装置である。
またフィルム筒は、円筒フィルムの両端に塞栓を密嵌
し、該塞栓を排出筒の側壁へ気密に固着したものであ
る。
前記における膨縮弁の膨張には、加圧流体(例えば加
圧空気)を用いる。また、収縮には、真空ポンプにより
強制排気し、又は排気回路を外界に開放して自然排気す
る。
前記強制排気は、速度を早くできる反面、真空ポンプ
などの装置を必要とし、自然排気は被供給物の落下圧力
によるもので、膨縮弁の収縮速度が遅くなる。従って、
強制排気と自然排気は、取扱われる被供給物の性質又は
排出口の形状等により適宜選択する。
前記における膨縮弁は、膨張時にホッパーの排出口を
相当広い接触面積で密封するので、一部に被排出物をか
み込むことがあったとしても、液密を害するおそれはな
い。従って、ホッパー内の被供給物が通過するような隙
間を生じるおそれはない。また、かみ込みによって膨縮
弁の破損を生じたり、開閉に支障を来したり、或いは被
供給物に悪影響(例えば、粒子を粉化する)を及ぼすお
それは一切ない。
(作用) この発明は、膨縮弁内へ流体を供給することにより、
ホッパーの排出口内壁に沿って膨縮弁が膨張し、該部を
密封することができる。また膨縮弁の膨張に際し、被供
給物をかみ込むことがあっても、排出口の閉鎖は確実に
行なわれると共に、膨張指示伝達各部(例えばコンプレ
ッサー)に悪影響を生じることなく、かみ込み部分の膨
縮弁が変形して自動的に対処することができる。
(実 施 例) この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
ホッパー1の下部に平面ほゞ矩形の排出筒2、2aの上
端縁を連設し、前記排出筒2、2aの短側壁へ夫々透孔
3、3aを設け、透孔3、3aへ夫々塞栓4、4aを嵌着する
に当り、耐摩耗性の合成樹脂フイルム筒の両端に前記塞
栓4、4aを嵌着する。前記合成樹脂フイルム筒6、6aの
中央部にはステーパイプ5(支持杆)を挿通し、ステー
パイプ5は被供給物を横切る方向に架設され、前記ステ
ーパイプ5の両端を前記塞栓4、4aの一側部へ固定し、
両持状とする。また、前記塞栓4aには透孔8を設け、該
透孔8の外端部へ給排気ホース7を連設してある。図中
9はホッパーの内張り(ゴム又は塩化ビニール)、10は
分離板、14は止ねじ、15は止具である。
前記合成樹脂フイルム筒6、6aは、伸縮又は変形自在
で、耐摩耗性材質、例えばウレタン樹脂、塩化ビニール
樹脂、ゴム又は市販の消防用ホース(ゴム内張り、外側
布)などを用いることができる。
次に、前記実施例を用いて排出口の開閉動作を説明す
る。
先づ、膨縮弁を膨張して排出口を閉鎖した状態にある
ものとする。この時に、被供給物を排出するには、電磁
弁11を第3図中右方向へ移動して真空ポンプ12に連結
し、膨縮弁たる合成樹脂フイルム筒6、6a内の空気を吸
引すると、合成樹脂フイルム筒6、6aは、第1図中鎖線
図示6′のように収縮するので、排出口と膨縮弁外壁と
の間に充分な隙間を生じ、ホッパー1内の被供給物を逐
次落下させる。
このようにして必要量の供給ができたならば、前記電
磁弁11を第3図図示の位置に切換えて、合成樹脂フイル
ム筒6、6aとコンプレッサー13を連通し、コンプレッサ
ー13により加圧空気を供給する。このようにして加圧空
気を供給された合成樹脂フイルム筒6、6aは、膨張して
排出口の側壁に密着し、該部を閉塞する。この際、被供
給物が排出口の内側壁と合成樹脂フイルム筒6、6aとの
間に挟み込まれていたとしても、合成樹脂フイルム筒
6、6aは被供給物に沿って変形し、排出口の内側壁に密
着するので、排出口の閉塞により各部(例えば膨縮弁)
が無理な力を受けることなく、排出口に間隙を生じるお
それもない。
(発明の効果) この発明は、ホッパーの下部に連設した排出口内に流
体の給排により開閉でき、かつ支持杆に支持されたフィ
ルム筒製の膨縮弁を介装したので、前記排出口内壁とフ
ィルム筒との間に被供給物を挟み込んだ場合であって
も、排出口を支障なく確実に閉塞できると共に、被供給
物により開閉弁を破損するおそれもないなどの諸効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の一部を切断した正面図、第
2図は同じく一部を切断した底面図、第3図は同じく弁
の膨縮を指示する回路図である。 1……ホッパー、2、2a……排出筒 4、4a……塞栓 6、6a……合成樹脂フィルム筒 7……給排気ホース、11……電磁弁 12……真空ポンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパーの排出筒へ、該部を通過する被供
    給物を横切る方向に支持杆を架設すると共に、該支持杆
    により両端を封鎖し、前記排出筒の内壁と密着したフィ
    ルム筒を支持させ、前記フィルム筒の一端に加圧流体の
    給排ホースを連結し、前記フィルム筒の膨縮により前記
    排出筒を開閉することを特徴としたホッパー排出口の開
    閉装置。
  2. 【請求項2】フィルム筒は、円筒フィルムの両端に塞栓
    を密嵌し、該塞栓を排出筒の側壁へ気密に固着したこと
    を特徴とする請求項1記載のホッパー排出口の開閉装
    置。
JP1029184A 1989-02-08 1989-02-08 ホッパー排出口の開閉装置 Expired - Lifetime JP2832219B2 (ja)

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