JP2832183B2 - 給水システム - Google Patents

給水システム

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JP2832183B2
JP2832183B2 JP19610796A JP19610796A JP2832183B2 JP 2832183 B2 JP2832183 B2 JP 2832183B2 JP 19610796 A JP19610796 A JP 19610796A JP 19610796 A JP19610796 A JP 19610796A JP 2832183 B2 JP2832183 B2 JP 2832183B2
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隆司 篠島
慎次朗 大西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流入弁を有する導水
設備から供給される水を貯溜して給水栓等の末端部に供
給する受水槽を備えた給水システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在実施されているこの種の給水システ
ムとしては、図10に示す高置水槽式、図12に示すポ
ンプ直圧式等がある。図10の高置水槽式の給水システ
ムにおいて、市水管等の給水元管2から市水が供給され
る受水槽1と、ビル等屋上に配置される高置水槽21を
備え、受水槽1と高置水槽21は揚水ポンプ16及び揚
水管20を介して接続されており、高置水槽21から下
方に給水管23が設けられ、給水管23の途中に順次給
水栓25が設けられている。駆動モータ17により揚水
ポンプ16を駆動し、それにより受水槽1から高置水槽
21に水を送って高置水槽21内に一旦水を溜め、そこ
から重力により各給水栓25に給水するようになってい
る。
【0003】図12に示すポンプ直圧式給水システムで
は高置水槽はなく、圧力調整型ポンプ16aにより所定
の圧力で直接給水管23に水を供給するようになってい
る。
【0004】上記いずれの構造においても、受水槽1内
の水位制御のために、流入弁3にこれを開閉するための
給水電磁弁10を設けると共に、各種水位を検知する機
構として、図11に示すように複数の電極棒P1 〜P8
を受水槽1内に上方から挿入している。各電極棒P1 〜
P8 は各種設定用にそれぞれ異なった寸法に形成され、
それぞれの下端部が検知位置になっている。最も高位置
を検知する電極棒、すなわち最も短い電極棒P1 は満水
検知用であり、そしてP2 からP8 まで順次長くなって
いる。電極棒P2 は流入弁閉用、電極棒P3 は流入弁開
用、電極棒P4は空転防止解除用、電極棒P5 は減水警
報用、電極棒P6 は空転防止用、電極棒P7 及びP8 は
アース用である。
【0005】各電極棒P1 〜P8 は制御盤26内のリレ
ー回路に接続し、各電極棒による検知信号によりリレー
回路を作動させて、流入弁3の開閉、警報器の作動ある
いはポンプ16(16a)の発停制御を行なうようにな
っている。
【0006】また図10の高置水槽式では、高置水槽2
1内にも上記同様な複数本の電極棒が挿入され、各電極
棒の検知に対応してリレー回路を作動させ、揚水ポンプ
16を発停させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】受水槽1の水位検知の
ために図11のような複数本の寸法の異なる電極を使用
し、それらの検知信号により制御盤26内のリレー回路
を介して流入弁3の開閉あるいは警報器の作動を制御す
るシステムでは次のような課題が生じる。
【0008】(1)電極棒により各設定水位は固定式に
なるため、一旦設定すると変更ができず、不便である。
たとえば休日が続く時あるいは集合住宅で入居開始早々
時等には、水質劣化防止のため受水槽の貯溜量を減らし
たい必要があるが、上記のように電極棒の設定水位が固
定式であると、これに対応できない。せいぜい高低2段
階に電極棒を設置することぐらいであるが、この手段だ
と自由度があまり増えない割には、電極棒の数が増え、
工事の手間が増加する。
【0009】(2)各種設定水位に応じたそれぞれの長
さを有する電極棒を作り、受水槽1にセットするため、
製造時の長さの間違いあるいは取付け時のミス、たとえ
ば番号を間違えて結線するようなミスが生じ易い。特に
給水システムの施工においては、ポンプ、制御盤等から
なる給水装置は給水装置メーカー等の納入を受け、電極
棒の設置や流入弁3の設置と共に施工業者が行なってお
り、上記施工ミスが多く発生している。上記のように電
極棒の設置ミス等があると、制御盤から誤った指示が出
力されるので、たとえば空転防止水位でもポンプが停止
せず、ポンプの焼付きが生じたり、あるいは給水元管か
ら市水が導入されない等の不具合が生じる。
【0010】(3)電極棒の設置は給水ポンプメーカー
とは無関係のところで行なわれるので、事故が生じても
それを修理あるいは改善するのに手数と多くの時間がか
かる。すなわち給水装置の事故処理は一刻を争い、迅速
な処理が要求されるのに、これに答えることができない
場合が多い。
【0011】(4)電極棒は一般に金属であり、腐蝕、
汚染等により誤動作が生じる可能性が大きく、定期的な
メンテナンスが必要であり、メンテナンスに手間がかか
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、流入弁を有する導水設備か
ら供給される水を貯溜して給水栓等の末端部に供給する
受水槽を備えた給水システムにおいて、受水槽内の水位
を無段階に連続検知する水位検出器と、該水位検出器か
ら水位信号を受け、この水位信号に対応して上記の流入
弁を開閉し受水槽内の水位を所定の制御水位範囲に維持
する制御装置とを備え、制御装置は、給水栓側の需要量
に応じて水位設定するようにしていることを特徴として
いる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の給
水システムにおいて、水位検出器は、受水槽内の底部に
設けられ水圧により水位を無段階に検知する水位検出器
であることを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、流入弁を有する導
水設備から供給される水を貯溜して給水栓等の末端部に
供給する受水槽を備えた給水システムにおいて、受水槽
と給水栓等の末端部との間に、受水槽からの水を貯溜し
て給水栓等に供給する高置水槽と、上記受水槽から高置
水槽へ揚水する揚水ポンプとを備え、受水槽及び高置水
槽には水位を無段階に連続検出する水位検出器を備え、
各槽内の設定水位を記憶している設定水位記憶手段と、
水位検出器からの水位信号が設定水位になっているかを
判別する比較判別手段と、該比較判別手段の判別に基づ
いて、導水設備あるいは揚水ポンプ等の水位制御機器に
制御信号を出力する制御信号出力手段を有する制御装置
を備え、かつ制御装置には遠隔から水位設定しうる遠隔
操作部を接続していることを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、流入弁を有する導
水設備から供給される水を貯溜して給水栓等の末端部に
供給する受水槽を備えた給水システムにおいて、受水槽
と給水栓等の末端部との間に、受水槽から給水栓等に水
を直接圧送する直圧式ポンプを備え、受水槽には水位を
無段階に連続検出する水位検出器を備え、受水槽内の設
定水位を記憶している設定水位記憶手段と、水位検出器
からの水位信号が設定水位になっているかを判別する比
較判別手段と、該比較判別手段の判別に基づいて、導水
設備あるいは直圧式ポンプ等の水位制御機器に制御信号
を出力する制御信号出力手段を有する制御装置を備え、
かつ制御装置には遠隔操作部を接続していることを特徴
としている。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は請求項1〜3記載の発明が
適用される高置水槽式の給水システムの配管略図を示し
ており、この図1において、受水槽1には市水管等の給
水元管2が開口し、該給水元管2にはこれを開閉するピ
ストン開閉式流入弁3が設けられている。流入弁3は上
部水圧室3aを備え、該水圧室3aが加圧されると図示
しないピストンを押し下げて流入弁3を閉じ、反対に水
圧室3aが大気等に開放されるとピストンが上昇して流
入弁3を開くようになっている。
【0017】上部水圧室3a内の水圧を制御するために
水圧室3aは給水元管2の上流側及び排出用枝管7に連
通しており、枝管7の途中には電磁弁10が備えられ、
枝管7の端部は受水槽1に上方から開口している。即ち
電磁弁10はそのソレノイド10aを通電することによ
り開き、これにより上部水圧室3aの圧力が抜かれてピ
ストンが上昇し、流入弁3は開く。一方ソレノイド10
aが非通電状態になると電磁弁10は閉じ、それにより
枝管7は封鎖されて水圧室3aの水圧は給水元管2から
の水圧により上昇し、ピストンを押し下げて、流入弁3
を閉じる。
【0018】受水槽1の底部近傍には吸込み管15を介
して揚水ポンプ16が接続され、該揚水ポンプ16は駆
動モータ17に連動連結し、該駆動モータ17により回
転駆動される。揚水ポンプ16の吐出部には上方に延び
る揚水管20が接続されている。一方マンション等の建
築物Tの屋上には高置水槽21が設置されており、該高
置水槽21に上記揚水管20の先端部が上方から開口し
ている。高置水槽21の底部には下方に延びる給水管2
3が接続され、該給水管23の途中にたとえば各階毎に
給水栓25が設けられている。
【0019】上記揚水ポンプ16、駆動モータ17及び
水位制御のための制御盤26が1つの給水装置ユニット
としてユニット台等に組み付けられている。受水槽1の
底部には受水槽1内の水圧を計測することにより水位0
から満杯まで無段階に連続的に水位を検知する水圧式の
受水槽用水位検出器(水位伝送器)30が設けられ、高
置水槽21の底部には高置水槽21内の水圧を計測する
ことにより水位0から満杯まで無段階に連続的に水位を
検知する水圧式の高置水槽用水位検出器(水位伝送器)
31が設けられており、上記各水位検出器30,31は
制御盤26内の制御装置32に接続され、各水位検出器
30,31で計測した水位を電気信号に変換して制御装
置32に入力する。
【0020】制御装置32のブロック図を示す図4にお
いて、制御装置32はCPU35及び受水槽用,高置水
槽用水位設定記憶手段43,44を有し、CPU35は
受水槽用,高置水槽用比較判別手段45,46及び制御
信号出力手段47等からなっている。
【0021】受水槽用水位設定記憶手段43には、たと
えば図2に示すように満水警報水位P1 、流入弁閉水位
P2 、流入弁開水位P3 、空転防止解除水位P4 、減水
警報水位P5 及び空転防止水位P6 が順に設定され、記
憶されている。
【0022】高置水槽用水位設定記憶手段44には、た
とえば図3に示すように満水警報水位Q1 、ポンプ停止
水位Q2 、ポンプ運転開始水位Q3 及び減水警報水位Q
4 が順に設定され、記憶されている。
【0023】図4の受水槽用比較判別手段45は受水槽
用水位検出器30から入力された水位信号と受水槽用水
位設定記憶手段43に記憶された各設定水位を比較し、
いずれの設定水位に一致してそれを越えたかあるいはそ
れより下ったかを判別し、判別した設定水位に応じて警
報器38、駆動モータ17あるいは電磁弁10に対して
制御信号出力手段47から各種制御信号を発信するよう
にプログラムされている。すなわち満水警報水位P1 を
越えた場合には警報器38に満水警報用の作動信号を送
り、流入弁閉水位P2 を越えた場合には、電磁弁10に
そのソレノイド10aを非通電として電磁弁10を閉じ
る制御信号を送り、流入弁開水位P3 より下った場合に
は、電磁弁10にそのソレノイド10aを通電させて電
磁弁10を開く制御信号を送り、空転防止解除水位P4
より下った場合には、ポンプ駆動用モータ17にこれを
運転状態とする制御信号を送り、減水警報水位P5 より
下った場合には警報器38に減水警報用の作動信号を送
り、空転防止水位P6 より下った場合にはポンプ駆動用
モータ17に停止用制御信号を送るようになっている。
【0024】高置水槽用比較判別手段46は高置水槽用
水位検出器31から入力された水位信号と高置水槽用水
位設定記憶手段44に記憶された各設定水位を比較し、
いずれの設定水位に一致してそれを越えたかあるいはそ
れより下ったかを判別し、判別した設定水位に応じて警
報器38あるいは駆動モータ17に対して制御信号出力
手段47から各種制御信号を発信するようにプログラム
されている。すなわち満水警報水位Q1 を越えた場合に
は警報器38に満水警報用の作動信号を送り、ポンプ停
止水位Q2 を越えた場合にはポンプ駆動用モータ17に
停止用制御信号を送り、ポンプ運転開始水位Q3 より下
った場合にはポンプ駆動用モータ17に作動開始用制御
信号を送り、減水警報水位Q4 より下った場合には警報
器38に減水警報用の作動信号を送るようになってい
る。
【0025】なお警報器38における受水槽用満水警
報、受水槽用減水警報、高置水槽用満水警報及び高置水
槽用減水警報はそれらが区別できるように、それぞれ異
なったランプあるいは音等で警報を発するようになって
いる。
【0026】図4において、上記各水位設定記憶手段4
3,44は遠近切換手段42を介して遠隔操作手段40
と、制御盤上の現場操作手段41に接続されており、切
換手段42を切り換えることにより、操作現場と遠隔場
所のいずれからでも受水槽用及び高置水槽用の各種設定
水位を設定し、あるいは変更調節することができるよう
になっている。
【0027】尚枝管7の先端部には上下揺動自在なフロ
ート弁19を備え、該フロート弁19を受水槽1に浮か
べ、受水槽1が満杯になった時には上昇して枝管7を閉
じるようになっている。すなわちたとえ電磁弁10が故
障等により開状態のままであっても、受水槽1が満水に
なった時は、フロート弁19が押し上げられることによ
り枝管7が閉じ、それにより上部室3aの圧力を上昇さ
せて流入弁3を閉じるようになっている。
【0028】制御装置32内の各記憶手段43,44に
記憶される各種設定水位は、中央コントロ−ル室等から
遠隔操作手段40によりあるいは現場において現場操作
手段41により任意の水位に設定される。
【0029】そして受水槽1内の水位の変動に対して水
位検出器30が各種設定水位を検知すると、検知した設
定水位に応じて、警報器38により警報を発したり、電
磁弁10の開閉により流入弁3を開閉したり、駆動モー
タ17を作動あるいは停止をしたりして、受水槽1内が
常に一定範囲内の水量を保つように制御する。
【0030】たとえば受水槽1内に水が減少して流入弁
開水位P3 より下がると流入弁3を開き、受水槽1に給
水するが、さらに下って減水警報水位P5 にくると警報
器38を作動させて減水警報を発する。そしてさらに下
って空転防止水位P6 より下がると、ポンプ16が運転
されている場合はこれを停止する。
【0031】反対に受水槽内の水が上昇する場合、空転
防止解除水位P4 を越えるとポンプ運転を再開し、流入
弁閉水位P2 を越えると流入弁3を閉じ、さらに上昇し
て満水警報水位P1 まで達すると警報器38を作動させ
て、満水警報を発する。
【0032】また高置水槽21の変動に対して水位検出
器31が各種設定水位を検知すると、検知した設定水位
に応じて、駆動モータ17を作動あるいは停止したり、
警報器38を作動して減水警報あるいは満水警報を発し
て、高置水槽21内が常に一定範囲内の水量を保つよう
に制御する。
【0033】なお上記のように手動で設定する場合の他
に次のように自動的に設定するようにすることもでき
る。たとえば事務所などでは土、日曜日は需要が極端に
下がるので、1週間の水位パターンとして、月曜日〜金
曜日用の設定水位と、土、日曜日用の設定水位の2種類
を中央コントロ−ル室の制御部に記憶させておき、週間
タイマー等を用いて自動的に選択し、遠隔操作部40を
介して制御装置32内の各設定水位を変更する。
【0034】また多目的ビル等では毎日の貯水量等を自
動的に変更したいことがあるが、これを中央コントロ−
ル室の制御部からの遠隔指令により需要に応じて水位設
定する。たとえば毎日の建物の入場者数とか在館者数と
か人が増減する要素によって水位設定をいくらにするか
を中央コントロ−ル室側(1次側)のCPU回路などで
決定し、この信号を遠隔指令によって制御盤の制御装置
32に送信し、水位を設定する。これだと毎日の需要量
がどのように変化しても、1次側で対応できるので、そ
の遠隔指令を受信することにより希望の水位設定が自動
的に行なわれる。
【0035】
【発明の実施の形態2】図5は請求項4記載の発明を適
用したポンプ直圧式給水システムを示しており、受水槽
1の底部に接続される水ポンプとして吐出圧力を制御で
きる圧力調整型ポンプ16aを備えている。圧力調整の
手段としては、可変速モータを利用したり、インバータ
制御を利用したりその他すきま制御、流体継手など各種
手段を利用できる。上記圧力調整型ポンプ16aの吐出
部から給水管23が上方に立ち上っており、その途中に
順に給水栓25が備えられている。このようなポンプ直
圧式給水システムに前記図1と同様な受水槽用の水位検
出器30を備え、そして制御盤26内には図7で示すよ
うな各種手段を有する制御装置32が備えられている。
【0036】図7の制御装置32は、前記図4で示す制
御装置と比較して、高置水槽用設定記憶手段と判別手段
が備えられていないだけで、その他の手段、すなわち遠
近切換手段42,受水槽用水位設定記憶手段43、受水
槽用水位比較判別手段45、及び制御信号発信手段47
は同様に備えられている。また受水槽用水位設定記憶手
段43には、前記図2で示すような各種設定水位が記憶
されている。受水槽1の水位制御については、図4で説
明した内容と同様である。
【0037】なおポンプ16aの運転制御に関しては、
たとえばポンプ16aの吐出量及び給水管23の圧力を
検知する検知機構を備え、吐出量及び圧力に応じてポン
プ16aを発停させ、あるいはその吐出圧力を制御す
る。
【0038】
【発明の実施の形態3】図6は請求項4記載の発明を適
用した圧力タンク式直圧式給水システムを示しており、
受水槽1の底部に接続される水ポンプ16を備え、ポン
プの下流側に圧力タンク52を備え、該圧力タンク52
内に蓄積される圧力によって給水管23を介して給水栓
25に直接給水する構造である。そのほかの構造は図5
と同様であり、受水槽用の水位検出器30を備え、そし
て制御盤26内には図7で示すような各種手段を有する
制御装置32が備えられている。
【0039】ポンプ16の運転制御に関しては、圧力タ
ンク52内の圧力を検知する圧力スイッチとポンプ流量
を検知するフロースイッチを備えている。水を使用する
とタンク内圧力が低下するが、圧力タンク52内の圧力
がポンプ始動圧力まで下がると圧力スイッチによりポン
プ16を始動する。また水を使用しなくなり圧力タンク
内の圧力が上昇した場合、圧力スイッチ停止圧力以上と
なり給水量がフロースイッチ作動量以下になると、ポン
プは停止する。受水槽1の水位制御に関しては、前記図
4で説明した場合と同様である。
【0040】
【発明の実施の形態4】水位検出器としては図8に示す
ような超音波発信器50,51を利用し、受水槽1及び
高置水槽21の各水位を、水位0から満杯まで無段階に
検出するようにすることもできる。なお図8において、
図1と同様の部品には同じ番号を付している。
【0041】
【発明の実施の形態5】図9は受水槽1の変形例を示し
ており、2つの分槽1a,1bを有する2槽式の受水槽
であり、このような受水槽にはたとえば切換弁53を介
して1個の水位検出器30を備えることができる。即ち
一方の分槽1aを利用している期間においては、他方の
分槽1bの切換弁53を閉めておき、他方の分槽1bを
利用している期間においては、一方の分槽1aの切換弁
53を閉めておく。
【0042】
【その他の実施の形態】前記実施の形態1に示す高置水
槽式の給水システムにおいて、図4では1つの制御装置
32内に高置水槽用の制御用各種手段と、受水槽用の制
御用各種手段を内蔵している例を示しているが、図7の
ような受水槽専用の制御装置とこれと同様な高置水槽専
用の制御装置をそれぞれ独立に準備して、それらを並列
に備えるようにしてもよい。このように各水槽専用の同
様の制御装置を備えるようにすると、コスト的に有利で
ある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると次
のような利点がある。
【0044】(1)受水槽1の水位を水圧等によって無
段階に連続的に検出する水位検出器を備えているので、
従来の複数の電極棒による固定式の水位設定に比べて水
位の設定及び変更を任意に簡単にでき、各種需要に応じ
た給水が容易に可能となる。
【0045】(2)受水槽1の水位を水圧等によって無
段階に連続的に検出する水位検出器を備えているので、
従来のように多数の電極棒を利用した固定式水位検出器
を備える場合に比べ、設置が容易であると共に、製造時
の長さの間違いあるいは取付け時のミス等が発生する心
配はなく、それらによる誤信号をなくすことができる。
【0046】すなわち水位設定が給水装置メーカーの工
事範囲となり、設置ミス等のトラブルの発生が少なくな
る。またたとえ事故が生じても給水装置メーカーの一元
的サービスによるので、それの修理あるいは改善にかか
る手間等を節約できる。すなわち給水装置の事故処理は
一刻を争い、迅速な処理が要求されるが、これに答える
ことができる。
【0047】(3)金属製の電極棒を使用する従来例に
比べ、腐食、汚染等により誤動作が生じる可能性は小さ
く、メンテナンスにあまり手間がかからない。
【0048】(4)請求項3及び4記載の発明では、上
記各効果に加え、遠隔操作部により遠隔操作可能として
いるので、現場に出向かなくとも中央制御室等から水位
設定や設定替え作業が容易に行なえる。
【0049】なお図示しないが、工場の給水設備などの
ように平面的な給水配管及び給水栓に対しても、上記と
全く同様に利用し得るのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願請求項1〜3記載の発明を適用した高置
水槽式給水システムの配管図である。
【図2】 受水槽用設定水位の一例を示すグラフであ
る。
【図3】 高置水槽用設定水位の一例を示すグラフであ
る。
【図4】 図1の制御装置のブロック図である。
【図5】 本願請求項4記載の発明を適用したポンプ直
圧式給水システムの配管図である。
【図6】 本願請求項4記載の発明を適用した圧力タン
ク直圧式給水システムの配管図である。
【図7】 図5及び図6の給水システムに備えられる制
御装置のブロック図である。
【図8】 水位検出器の変形例を備えた給水システムの
配管図である。
【図9】 受水槽の変形例を示す断面図である。
【図10】 従来の高置水槽式給水システムの配管図で
ある。
【図11】 従来の受水槽用水位検出器を示す断面図で
ある。
【図12】 従来のポンプ直圧式給水システムの配管図
である。
【符号の説明】
1 受水槽 2 給水元管 3 流入弁 10 電磁弁 16 揚水ポンプ 16a 圧力調整型ポンプ 21 高置水槽 23 給水管 25 給水栓 26 制御盤 30 水位検出器 31 水位検出器 51 超音波発振器(水位検出器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠島 隆司 大阪府大阪市中央区本町4丁目1番13号 株式会社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 大西 慎次朗 大阪府大阪市淀川区木川西3丁目6番 木川西第2住宅1−5035 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03B 11/00 E03B 11/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入弁を有する導水設備から供給される
    水を貯溜して給水栓等の末端部に供給する受水槽を備え
    た給水システムにおいて、受水槽内の水位を無段階に連
    続検知する水位検出器と、該水位検出器から水位信号を
    受け、この水位信号に対応して上記流入弁を開閉し受水
    槽内の水位を所定の制御水位範囲に維持する制御装置と
    を備え、制御装置は、給水栓側の需要量に応じて水位設
    定するようにしていることを特徴とする給水システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給水システムにおいて、
    水位検出器は、受水槽内の底部に設けられ水圧により水
    位を無段階に検知する水位検出器であることを特徴とす
    る給水システム。
  3. 【請求項3】 流入弁を有する導水設備から供給される
    水を貯溜して給水栓等の末端部に供給する受水槽を備え
    た給水システムにおいて、受水槽と給水栓等の末端部と
    の間に、受水槽からの水を貯溜して給水栓等に供給する
    高置水槽と、上記受水槽から高置水槽へ揚水する揚水ポ
    ンプとを備え、受水槽及び高置水槽には水位を無段階に
    連続検出する水位検出器を備え、各槽内の設定水位を記
    憶している設定水位記憶手段と、水位検出器からの水位
    信号が設定水位になっているかを判別する比較判別手段
    と、該比較判別手段の判別に基づいて、導水設備あるい
    は揚水ポンプ等の水位制御機器に制御信号を出力する制
    御信号出力手段を有する制御装置を備え、かつ制御装置
    には遠隔から水位設定しうる遠隔操作部を接続している
    ことを特徴とする給水システム。
  4. 【請求項4】 流入弁を有する導水設備から供給される
    水を貯溜して給水栓等の末端部に供給する受水槽を備え
    た給水システムにおいて、受水槽と給水栓等の末端部と
    の間に、受水槽から給水栓等に水を直接圧送する直圧式
    ポンプを備え、受水槽には水位を無段階に連続検出する
    水位検出器を備え、受水槽内の設定水位を記憶している
    設定水位記憶手段と、水位検出器からの水位信号が設定
    水位になっているかを判別する比較判別手段と、該比較
    判別手段の判別に基づいて、導水設備あるいは直圧式ポ
    ンプ等の水位制御機器に制御信号を出力する制御信号出
    力手段を有する制御装置を備え、かつ制御装置には遠隔
    操作部を接続していることを特徴とする給水システム。
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