JP2831281B2 - 金属缶 - Google Patents

金属缶

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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、18リットル入りの石
油缶など、ラミネート鋼板で形成される金属缶に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の金属缶は、耐薬品性が要求され
る金属容器として多用されており、缶形成材としてラミ
ネート鋼板を用いること、製缶後にラミネート層を溶融
して巻締部等の隙間を塞ぎ、シール性を向上すること
が、従来から行われている。
【0003】図6は従来の金属缶の接合部の断面構造を
示す。そこでは、缶胴30の周方向の端部どうしをはぜ
折りした接合部31で連結し、缶胴30と缶蓋32とを
巻締めされたシーム部33で連結している。こうした従
来の金属缶では、接合部31の厚みが他の個所よりぶ厚
いため、缶蓋32を巻締め固定したとき、接合部31の
内面両側に隙間Eが生じる。
【0004】特公昭54−25861号公報には、缶蓋
を缶胴に巻締め固定するときに、上記の隙間Eと直交す
る向きの縦方向の隙間が接合部の上下端に生じることが
問題提起されている。そして、この隙間をなくすため
に、図7(a)・(b)に示すように缶胴30の四隅の
切欠部34の形状に関し、はぜ代部35の上下端におけ
る上下方向の切欠量hを一般的な切欠量Hの約半分に設
定し、点描で示す巻込部36を設ける。これにより缶蓋
32を缶胴30に巻締め固定するとき、はぜ代部35の
上下端の巻込部36を、内外二重に重合する状態で缶蓋
32の周縁壁37と共に巻締めする。接合部31の上下
端における巻締め部が外面へ突出するのを防ぎ、缶の体
裁を整えるために、シーミングチャックCの周面に凹入
部37を設けておき、巻締め部を缶蓋32の内面側へ突
出させることが提案されている。なお、凹入部37の凹
み深さは、缶材料の厚さのほぼ4倍に設定してある。ま
た、腐食に重要な意味を持つ切欠部34の内隅38の位
置に関して明確な規定がなされていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、接合部
31の内面両側に形成される隙間Eは、耐薬品性が要求
されない金属缶の場合には問題を生じない。シーム部3
3によって液洩れが阻止されるからである。耐薬品性が
要求される金属缶の場合にも、その使用期間(薬品を充
填し保存している期間)がごく短期間であれば、問題を
生じることは殆どない。しかし、使用期間が数ケ月以上
になると、隙間Eの周辺で腐食が発生し、缶内の薬品の
商品価値が損なわれてしまう。
【0006】ラミネート鋼板を用いるにも拘らず、前述
の腐食が生じるのは、缶内面のシール不良、つまり缶内
の薬液が露出した鋼板内に到達しているからである。本
発明者は、これを前提にして原因を検討した結果、接合
部31の内面両側の隙間Eに問題があることに気付い
た。隙間Eが大きいと、ラミネート層を溶融しても隙間
Eを十分に塞ぎ切れない。さらに隙間Eの内奥には、ラ
ミネート層で覆われていない鋼板の切断面が存在する。
具体的には、缶胴のブランクシートにおける四隅の切欠
部、とくに切欠部の内隅が隙間Eの内奥に位置してい
る。なお、内隅位置は切欠部の切り欠き寸法のばらつき
によって変わるが、内隅の位置が隙間の開口面(缶内面
側)に近いほど、早期に腐食が生じるのを確認した。
【0007】上記の隙間Eを確実に塞ぐために、ラミネ
ートフィルムの厚みを大にして、溶融樹脂量を増加する
ことが考えられる。しかし、ラミネート層を厚くすると
缶胴の接合部や、缶胴と缶蓋のシーム部において、ラミ
ネート層がクッション作用を発揮するため、鋼板を十分
に塑性変形させることが困難になり、缶接合部の機械的
な強度が低下する。
【0008】本発明の目的は、缶胴の接合部の内面に形
成される隙間を十分に小さくでき、従ってラミネート層
を溶融したとき隙間を確実に塞いで、隙間の周辺で腐食
が生じるのを解消できる、耐薬品性に優れた金属缶を提
供するにある。本発明の目的は、ラミネート層を厚くす
る必要もなく隙間を確実に塞ぐことができ、缶胴の接合
部および缶胴と缶蓋のシーム部において、十分な機械的
強度を発揮できる金属缶を提供するにある。本発明の目
的は、缶胴のブランクシートの四隅に形成される切欠部
に関し、その切欠寸法を好適化することにより、長期に
わたって腐食し難くて耐薬品性に優れる金属缶を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、缶胴ブランク
1aの四隅の切欠部8で規定される一対のはぜ代部9ど
うしをはぜ折り接合して缶胴1を形成し、缶胴1のフラ
ンジ部10に缶蓋2の周縁のカール部12を巻締め固定
してなる金属缶において、缶胴1および缶蓋2のそれぞ
れが、内面にプラスチックフィルムをラミネートしたラ
ミネート鋼板で形成されていること、缶胴1の接合部5
と缶蓋3のシーム部6とが内外に隣接する多重巻込部P
において、接合部5と、接合部5に内接する缶蓋2の周
立壁11とを周立壁11の内面側へ凹み変形させて、接
合部5の内面両側の隙間Eを周立壁11の凹み面15の
両端に形成される段部16で狭小化したこと、接合部
5、シーム部6のフィルム接合部、および前記隙間Eが
ラミネート層を溶融して塞いであることを特徴とする。
【0010】具体的には、接合部5および周立壁11の
凹み寸法Dをラミネート鋼板の厚み寸法の2倍前後に設
定する。はぜ代部9のはぜ折り寸法をL、ラミネート鋼
板の鋼板厚みをt、ラミネートフィルムの厚みをf、フ
ランジ部10の張り出し寸法をmとするとき、切欠部8
の左右寸法Xと、内はぜ側の切欠部8の上下寸法Y1
と、外はぜ側の切欠部8の上下寸法Y2とをそれぞれX
=(L+t+0.5f)、Y1=(m+0.5t+0.5
f)、Y2=(m+t+0.5f)の値に規定する。ラミ
ネート鋼板の鋼板厚みtを0.2〜0.4mmに設定し、ラミ
ネートフィルム厚みfを0.02〜0.12mmに設定する。
【0011】
【作用】従来の金属缶において、缶胴30の接合部31
の内面両側に隙間Eが生じるのは、接合部31の左右に
連続する缶胴壁を結ぶ仮想平面を基準とするとき、製缶
状態において、内はぜ及び外はぜのそれぞれが仮想平面
より外側に位置するからである。本発明では、多重巻込
部Pにおいて、接合部5と周立壁11とを周立壁11の
内面側へ凹み変形させて、周立壁11の凹み面15の両
端の段部16を前記隙間E内へ侵入させる。これによ
り、内外のはぜ代部9の基端が周立壁11に近付く。さ
らに段部16が内はぜ側の屈曲部に近付き、全体として
隙間Eを狭小化する。
【0012】接合部5および周立壁11の凹み寸法Dを
ラミネート鋼板の厚み寸法の2倍前後にするのは、凹み
寸法Dがラミネート鋼板の厚み寸法と同程度であれば、
隙間Eを十分に塞ぐことができず、凹み寸法Dがラミネ
ート鋼板の厚み寸法の3倍を越えると、凹み面15を形
成するときの変形抵抗が増加し、とくに段部16の先端
側曲率が大きくなるので、隙間Eを十分に塞ぐことがで
きないからである。
【0013】切欠部8の左右寸法X、内はぜ側の切欠部
8の上下寸法Y1、外はぜ側の切欠部8の上下寸法Y2
のそれぞれを、X=(L+t+0.5f)、Y1=(m+
0.5t+0.5f)、Y2=(m+t+0.5f)に規定す
るのは、製缶状態における切欠部8の内隅8aの位置を
最適化するためである。腐食が内隅8aから始まるのが
前提になっている。前記寸法Xが規定値より大きいとき
は、内隅8aに連続するはぜ代部9の上下の切断端面が
隙間Eの内奥に露出し、その分だけ腐食を受けやすくな
る。前記寸法Y1が規定値より大きいときは、内隅8a
の位置が隙間Eの開口面に近付くので、薬液が内隅8a
へ到達するまでの浸透距離が短くなる。寸法X、および
寸法Y1のいずれか一方、あるいは双方が規定値より小
さいときは、多重巻込部Pにおける鋼板の重さなり層数
が増加するため隙間Eが拡大される。なお、上記の各寸
法X、Y1、Y2は標準寸法であって、その0.95〜1.
05の範囲内は許容誤差寸法として認め得る。
【0014】ラミネート鋼板の鋼板厚みtを0.2〜0.4
mmに規定するのは、金属缶の加工性および経済性を満足
しながら、所定の缶強度を得るためである。ラミネート
フィルム厚みfを0.02〜0.12mmに規定するは、0.0
2mmを下回ると、鋼板取扱い時の傷や加工傷によって鋼
板面が露出し、耐薬品性を十分に発揮できないからであ
る。またフィルム厚みfが0.12mmを越えると、接合部
5やシーム部6の接合強度が十分に得られないうえ、ラ
ミネート鋼板のコストが増加し、耐薬品性を発揮するう
えで過剰機能となるからである。
【0015】
【発明の効果】本発明の金属缶によれば、多重巻込部P
において、接合部5と周立壁11とを内方へ凹ませて、
周立壁11の凹み面15の両端に形成される段部16
で、接合部5の内面両側の隙間Eを狭小化し、併せて内
隅の位置を適正化することによりラミネート層を溶融す
ることによって、隙間Eを確実に塞ぐことができる。こ
れにより、缶内の薬液が隙間Eを介して鋼板の露出部へ
到達し、隙間Eの周辺部で腐食が生じることを解消で
き、耐薬品性に優れた金属缶が得られる。
【0016】
【実施例】図1ないし図5は、本発明を適用した角形金
属缶の実施例を示す。この金属缶の外形寸法等は、内容
量が18リットルの石油缶である。図2(c)におい
て、金属缶は缶胴1と、缶胴1の上下に固定した缶蓋2
とからなり、上面側の缶蓋2に提げ手3、および出し入
れ口を開閉するキャップ4を設けてある。符合5は缶胴
1の接合部、6は缶胴1と缶蓋2のシーム部である。接
合部5は缶胴1のコーナに位置している。なお、ここで
の缶蓋2とは上面側の天板と下面側の地板との両者を含
む概念である。
【0017】缶胴1および缶蓋2は、それぞれ片面にプ
ラスチックフィルムをラミネートしたラミネート鋼板で
形成する。詳しくは、図2(a)に示すように、四隅に
切欠部8が形成してある缶胴ブランク1aを形成し、そ
の左右端のはぜ代部9をラミネート層が内面に位置する
状態ではぜ折り接合し、円筒状の二次ブランクを形成す
る。次に二次ブランクを成形機で断面四角形状に成形し
て缶胴1を得る。缶胴1の上下の開口縁を外面側へ直交
状に折り曲げてフランジ部10を形成する。別途プレス
成形された缶蓋2を缶胴1に被せ付け、図2(b)に示
すようにその周立壁11を缶胴1の開口内面に嵌め込ん
だ後、周立壁11の内面をシーミングチャックCで受け
止めた状態下で周縁のカール部12をシーミングローラ
Rでフランジ部10に巻締め固定する。
【0018】はぜ折り接合によって形成される缶胴1の
接合部5と、巻締めによって形成される缶胴1と缶蓋2
とのシーム部6は、両者が交差する個所において内外多
層状に隣接する。この多重巻込部Pにおいて、接合部5
の内面両側に生じる隙間Eを狭小化するために、図3に
示すごとくシーミングチャックCの周面に逆台形状の逃
げ凹部14を形成し、これが多重巻込部Pの内面に位置
する状態、即ち周立壁11を介して接合部5の内面に位
置する状態で巻締め加工を行う。
【0019】その結果、図1に示すように接合部5と、
接合部5に内接する周立壁11とが、周立壁11の内面
側へ凹み変形され、周立壁11の凹み面15が前記逃げ
凹部14に沿って逆台形状に形成される。これにより、
凹み面15の両端の段部16が隙間E内へ侵入し、隙間
Eを狭小化する。この後に高周波加熱装置で金属缶を自
己発熱させ、内面のラミネート層を溶融して、隙間E、
接合部5、シーム部6の小隙間を塞ぐ。
【0020】接合部5および周立壁11の凹み寸法D
は、ラミネート鋼板の厚み寸法の2倍前後、即ち1.25
〜2.75倍に設定し、より好ましくは1.5〜2.5倍に設
定する。そのために、図3に示すように逃げ凹部14の
各部の標準寸法W1、W2、dをそれぞれ次のように規
定する。 W1=(L+t+0.5f+1) W2=(L+t+0.5f) d=(2t+f) 但し、Lは図4(b)に示すはぜ折り寸法、tはラミネ
ート鋼板の鋼板厚み、fはラミネートフィルムの厚みで
ある。上記の各関係式は、はぜ折り寸法Lとラミネート
鋼板の鋼板およびラミネート層の厚み寸法割合をパラメ
ータとしたときの最適値を算出するための関係式であっ
て、上記のように所定の幅をもって選定することができ
る。
【0021】先に説明したように缶胴ブランク1aの四
隅には、切欠部8を形成するが、その内隅8aの位置は
図4(a)に示す切欠部8の左右寸法X、および切欠部
8の上下寸法Y1、Y2の違いによって変動し、腐食を
生じる際に優劣を生じる。なお、寸法Y1は内はぜ側の
切欠部8の上下寸法であり、寸法Y2は外はぜ側の切欠
部8の上下寸法である。内隅8aの位置を最適化するた
めに、上記の各寸法X、Y1、Y2のそれぞれを次のよ
うに規定する。 X=(L+t+0.5f) Y1=(m+0.5t+0.5f) Y2=(m+t+0.5f) 但し、Lは前述のはぜ折り寸法、tはラミネート鋼板の
鋼板厚み、fはラミネートフィルムの厚み、mは図4
(c)に示すフランジ部10の張り出し寸法である。上
記の各寸法X、Y1、Y2は標準寸法であって規定値の
0.95〜1.05の範囲内での許容誤差を含む。より好ま
しくは、0.97〜1.03の範囲に誤差範囲を絞る。
【0022】本発明により得られる金属缶の耐腐食機能
を確認するために、2種の金属缶を形成し、2種の比較
例と共に腐食テストを行った。これら4種の形成材料等
は表1に示す通りとし、構造や熱処理等の仕様は表2の
通りとした。但し、供試缶Aおよび比較例の場合は、図
5に示すようにフランジ部10の外はぜ側の各切欠部8
側の端を三角形状に切除した。切除寸法aは7.50mm、
bは1.50mmとした。表1の符合Fは缶胴ブランク1a
の長辺寸法、Gは短辺寸法である。比較例1のシーム部
の巻き締めは、逃げ凹部14を有しない従来のシーミン
グチャックを用いて行った。比較例2は本発明に規定さ
れていない不適切な逃げ凹部14を有するシーミングチ
ャックを用いて巻き締めたものである。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】上記の各金属缶に界面活性剤の一種である
液体洗剤を充填して常温の室内に放置し、一定期間おき
に缶内面の腐食の有無を目視により確認した。その結
果、3ケ月を経過した時点で、比較例1・2の多重巻込
み部の内面に著しい腐食が見られた。つまり2〜3ケ月
の間に腐食が開始され進行したものと思われる。一方、
供試缶AおよびBは12ケ月を経過した時点でも缶内面
に腐食が発生しなかった。
【0026】ラミネートフィルムとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン以外にポリエチレンテレフタレー
ト、変性ポリエチレンテレフタレート、ポリアミドなど
を適用できる。本発明は角缶以外に円筒状の丸缶にも適
用でき、その大きさも任意に選定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2(c)におけるA−A線断面図である。
【図2】金属缶の形成過程の概略を示す説明図である。
【図3】シーミングチャックと缶ブランクの関係を示す
断面図である。
【図4】缶胴および缶胴ブランクの各部の寸法を定義す
る説明図である。
【図5】供試缶における缶胴ブランクの要部形状を示す
平面図である。
【図6】従来の金属缶における接合部構造を示す断面図
である。
【図7】従来の缶構造を示しており、図7(a)は多重
巻込部の縦断面図、図7(b)は缶胴ブランクの切欠部
を示す平面図である。
【符合の説明】
1 缶胴 2 缶蓋 5 接合部 6 シーム部 8 切欠部 9 はぜ代部 10 フランジ部 11 周立壁 12 カール部 15 凹み面 16段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 8/00 - 8/22 B21D 51/18 - 51/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶胴ブランク1aの四隅の切欠部8で規
    定される一対のはぜ代部9どうしをはぜ折り接合して缶
    胴1を形成し、缶胴1のフランジ部10に缶蓋2の周縁
    のカール部12を巻締め固定してなる金属缶であって、 缶胴1および缶蓋2のそれぞれが、内面にプラスチック
    フィルムをラミネートしたラミネート鋼板で形成されて
    おり、 缶胴1の接合部5と缶蓋2のシーム部6とが内外に隣接
    する多重巻込部Pにおいて、接合部5と、接合部5に内
    接する缶蓋2の周立壁11とが、周立壁11の内面側へ
    凹み変形されており、その接合部5および周立壁11の
    凹み寸法Dが、ラミネート鋼板の厚み寸法の2倍前後に
    設定されていて、周立壁11の凹み面15の両端に形成
    される段部16で接合部5の内面両側の隙間Eを狭小化
    してあり、 接合部5、シーム部6のフィルム接合部、および前記隙
    間Eがラミネート層を溶融して塞いである金属缶。
  2. 【請求項2】 はぜ代部9のはぜ折り寸法をL、ラミネ
    ート鋼板の鋼板厚みをt、ラミネートフィルムの厚みを
    f、フランジ部10の張り出し寸法をmとするとき、切
    欠部8の左右寸法Xと、内はぜ側の切欠部8の上下寸法
    Y1と、外はぜ側の切欠部8の上下寸法Y2とが、それ
    ぞれ X=(L+t+0.5f) Y1=(m+0.5t+0.5f) Y2=(m+t+0.5f) の値に規定 してある請求項1記載の金属缶。
  3. 【請求項3】 ラミネート鋼板の鋼板厚みtが、0.2〜
    0.4mmに設定されており、 ラミネートフィルム厚みfが、0.02〜0.12mmに設定
    してある請求項1又は2記載の金属缶
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