JP2829847B2 - トルク検出器 - Google Patents
トルク検出器Info
- Publication number
- JP2829847B2 JP2829847B2 JP7319436A JP31943695A JP2829847B2 JP 2829847 B2 JP2829847 B2 JP 2829847B2 JP 7319436 A JP7319436 A JP 7319436A JP 31943695 A JP31943695 A JP 31943695A JP 2829847 B2 JP2829847 B2 JP 2829847B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- casing
- torsion bar
- torque
- magnetic detection
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、動力伝達軸等のトル
クを測定するトルク検出器に関するものである。
クを測定するトルク検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トルク検出には、軸のねじれ角を歪ゲー
ジによる抵抗の変化や磁気の変化、光量の変化に置換し
て検出する方式等があり、トルク検出器として市販され
ている。
ジによる抵抗の変化や磁気の変化、光量の変化に置換し
て検出する方式等があり、トルク検出器として市販され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】当社も長年にわたりト
ルク検出器の専門メーカーとして、公開特許広報(昭5
5−159130)でも詳述しているように、トルク平
衡用コイルスプリングのトルクに比例したねじれ角を磁
気検出素子にて検出する方式を用いたトルク検出器を開
発販売してきた。本方式では、ブラシやコイルスプリン
グを用いているため、高速回転にむかなかったりブラシ
交換のメンテナンスを必要とした。
ルク検出器の専門メーカーとして、公開特許広報(昭5
5−159130)でも詳述しているように、トルク平
衡用コイルスプリングのトルクに比例したねじれ角を磁
気検出素子にて検出する方式を用いたトルク検出器を開
発販売してきた。本方式では、ブラシやコイルスプリン
グを用いているため、高速回転にむかなかったりブラシ
交換のメンテナンスを必要とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述不都合
を除去するために発明したもので、ケーシングと、ケー
シングに回転可能に支持されたトーションバーと、トー
ションバーに取り付けられた円板形状の磁石ホルダー
と、磁石ホルダーの外周部のケーシング側面に対面する
側面に固着された磁石と、ケーシング側面の、前記磁石
に相対する部位に設けられた磁気検出素子とを備え、前
記磁石と磁気検出素子とは、トーションバーの回転にと
もなってねじれ角に比例するリニアな領域を利用して出
力の変化を生じさせ、磁気検出素子の出力の差を求める
構造とした。
を除去するために発明したもので、ケーシングと、ケー
シングに回転可能に支持されたトーションバーと、トー
ションバーに取り付けられた円板形状の磁石ホルダー
と、磁石ホルダーの外周部のケーシング側面に対面する
側面に固着された磁石と、ケーシング側面の、前記磁石
に相対する部位に設けられた磁気検出素子とを備え、前
記磁石と磁気検出素子とは、トーションバーの回転にと
もなってねじれ角に比例するリニアな領域を利用して出
力の変化を生じさせ、磁気検出素子の出力の差を求める
構造とした。
【0005】
【作用】上述の如く発明したことにより、トルクに比例
したトーションバーのねじれ角を、直接磁気検出素子で
検出することにより、コイルスプリングやスリップリン
グを使用しなくてもトルク測定ができる。
したトーションバーのねじれ角を、直接磁気検出素子で
検出することにより、コイルスプリングやスリップリン
グを使用しなくてもトルク測定ができる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
に説明する。
【0007】図1〜図2は、この発明の実施例を示すも
のである。図1はトルク検出器の断面図を示し、図2は
磁石と磁気検出素子の形状の1事例を示している。
のである。図1はトルク検出器の断面図を示し、図2は
磁石と磁気検出素子の形状の1事例を示している。
【0008】本実施例は、図1の如く、ケーシング2
と、ケーシング2に回転可能に支持されたトーションバ
ー3と、トーションバー3に取り付けられた円板形状の
磁石ホルダー1−1,1−2と、磁石ホルダー1−1,
1−2の外周部の、ケーシング2の側面に対面する側面
に固着された磁石5−1,5−2と、ケーシング側面
の、前記磁石5−1,5−2に相対する部位に設けられ
た磁気検出素子4−1,4−2とを備えて成る。そし
て、磁石5−1,5−2を外周部に固着した磁石ホルダ
ー1−1,1−2をトーションバー3に固嵌し、ケーシ
ング2の磁石5−1,5−2に相対する部位に磁気検出
素子4−1,4−2を配設している。図2は磁気検出素
子4−1,4−2及び磁石5−1,5−2の形状および
対面関係の1事例を示す正面図で、磁気検出素子4−
1,4−2及び磁石5−1,5−2は後述するように対
面量(面積)がリニアな領域で変化するように形成され
且つ対面せしめられている。また、磁気検出素子4−
1,4−2のリード線6,7は、図示を省略したブリッ
ジ回路等に接続される。
と、ケーシング2に回転可能に支持されたトーションバ
ー3と、トーションバー3に取り付けられた円板形状の
磁石ホルダー1−1,1−2と、磁石ホルダー1−1,
1−2の外周部の、ケーシング2の側面に対面する側面
に固着された磁石5−1,5−2と、ケーシング側面
の、前記磁石5−1,5−2に相対する部位に設けられ
た磁気検出素子4−1,4−2とを備えて成る。そし
て、磁石5−1,5−2を外周部に固着した磁石ホルダ
ー1−1,1−2をトーションバー3に固嵌し、ケーシ
ング2の磁石5−1,5−2に相対する部位に磁気検出
素子4−1,4−2を配設している。図2は磁気検出素
子4−1,4−2及び磁石5−1,5−2の形状および
対面関係の1事例を示す正面図で、磁気検出素子4−
1,4−2及び磁石5−1,5−2は後述するように対
面量(面積)がリニアな領域で変化するように形成され
且つ対面せしめられている。また、磁気検出素子4−
1,4−2のリード線6,7は、図示を省略したブリッ
ジ回路等に接続される。
【0009】磁石5−1の角度変位による磁気検出素子
4−1の出力及び磁石5−2の角度変位による磁気検出
素子4−2の出力を、トーションバー3にねじれが生じ
ていない状態で同じ値になるよう製作することにより、
任意の回転位置での各々の出力の差を一定にすることが
可能である。トーションバー3にトルクに比例したねじ
れが発生するとねじれ角度分のずれが生じ磁気検出素子
4−1,4−2の出力の差にも変化が生じる。出力の差
の変化がねじれ角に比例するリニアな領域を利用するこ
とによりトルクを測定することができる。
4−1の出力及び磁石5−2の角度変位による磁気検出
素子4−2の出力を、トーションバー3にねじれが生じ
ていない状態で同じ値になるよう製作することにより、
任意の回転位置での各々の出力の差を一定にすることが
可能である。トーションバー3にトルクに比例したねじ
れが発生するとねじれ角度分のずれが生じ磁気検出素子
4−1,4−2の出力の差にも変化が生じる。出力の差
の変化がねじれ角に比例するリニアな領域を利用するこ
とによりトルクを測定することができる。
【0010】
【発明の効果】以上実施例で説明した如く、トルク平衡
用のコイルスプリングやスリップリングを使用しないで
トルク検出することにより構造が極めて簡素化でき小型
化できる。又、コイルスプリングが遠心力でふくらむこ
とによるトルクの変動や、スリップリングを使用するこ
とによるブラシ交換等のメンテナンスも無くすることが
可能である。
用のコイルスプリングやスリップリングを使用しないで
トルク検出することにより構造が極めて簡素化でき小型
化できる。又、コイルスプリングが遠心力でふくらむこ
とによるトルクの変動や、スリップリングを使用するこ
とによるブラシ交換等のメンテナンスも無くすることが
可能である。
【図1】この発明の実施例を示すトルク検出器の断面図
である。
である。
【図2】磁気検出素子と磁石の形状の正面図である。
1−1,1−2 磁石ホルダー 2 ケーシング 3 トーションバー 4−1,4−2 磁気検出素子 5−1,5−2 磁石 6,7 リード線
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシングと、ケーシングに回転可能に
支持されたトーションバーと、トーションバーに取り付
けられた円板形状の磁石ホルダーと、磁石ホルダーの外
周部のケーシング側面に対面する側面に固着された磁石
と、ケーシング側面の、前記磁石に相対する部位に設け
られた磁気検出素子とを備え、前記磁石と磁気検出素子
とは、トーションバーの回転にともなってねじれ角に比
例するリニアな領域を利用して出力の変化を生じさせ、
磁気検出素子の出力の差を求めることを特徴とするトル
ク検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319436A JP2829847B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | トルク検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7319436A JP2829847B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | トルク検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126916A JPH09126916A (ja) | 1997-05-16 |
JP2829847B2 true JP2829847B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=18110182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7319436A Expired - Fee Related JP2829847B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | トルク検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829847B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101849259B1 (ko) * | 2017-02-23 | 2018-04-16 | 주식회사 노아 엑츄에이션 | 오토세팅 가능한 전동액추에이터 토크센싱장치 및 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19757008A1 (de) * | 1997-12-20 | 1999-06-24 | Bosch Gmbh Robert | Sensoranordnung zur Erfassung von Winkeländerungen |
US6508114B2 (en) * | 2000-11-29 | 2003-01-21 | Casco Products Corporation | Webbing tension sensor |
CN106969863B (zh) * | 2017-05-19 | 2023-02-21 | 重庆望江工业有限公司 | 一种螺旋弹簧扭矩检测设备上的固定装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5451573A (en) * | 1977-09-29 | 1979-04-23 | Yaskawa Denki Seisakusho Kk | Multiicoil torque meter |
JPS57169641A (en) * | 1981-04-14 | 1982-10-19 | Aisin Seiki Co Ltd | Torque sensor |
JPH04256508A (ja) * | 1991-02-06 | 1992-09-11 | Nippon Pneumatic Mfg Co Ltd | 穴明け加工機における切削トルク検出方法および装置 |
JPH05196520A (ja) * | 1992-01-20 | 1993-08-06 | Jatco Corp | 位相差式トルク検出装置 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7319436A patent/JP2829847B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101849259B1 (ko) * | 2017-02-23 | 2018-04-16 | 주식회사 노아 엑츄에이션 | 오토세팅 가능한 전동액추에이터 토크센싱장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09126916A (ja) | 1997-05-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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