JP2829782B2 - 多流路切換弁 - Google Patents

多流路切換弁

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信博 恩田
公治 片岡
弘敏 古賀
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CHODA KAKO KENSETSU KK
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CHODA KAKO KENSETSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、取扱流体の流れ方向の切換やあるいは停
止に用いられる多流路切換弁に関するものであって、特
に取扱流体を多数の目的物に確実に分配あるいは多数の
流体を一つの流体に集合させることのできる多流路切換
弁に関するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題) 従来、一般に用いられている多流路切換弁(以下、単
に切換弁とも言う)は、第5図に示すように上端に弁蓋
4′を被装した円筒容器状の弁箱1′の底面に敷装した
円板状の弁座2′に、この弁座に摺接して回転する同じ
く円板状の弁体3′をスプリング6′を介して圧接する
とともに、弁座2′には弁箱の周面に数組の流路9′,1
0′を対設し、また弁体3′の下面にはこれら流路の一
組と連通する流通路13′を設けてなるものである。
このように切換弁は、スプールの軸のまわりに回転す
るので完全な圧力平衡がとりにくく、さらに弁体を押圧
するスプリングが弁体と弁蓋との間でねじられて弁体の
回転性を悪くする不利がある。このためスプリングの代
りに空気圧を用いるもの(例えば特開昭61-252973号)
もあるが、空気圧を用いることは取扱流体の圧力に応じ
て圧縮空気の圧力を調整しないと、取扱流体が漏洩した
り、また取扱流体側へ圧縮空気が混入し不適当である。
ところで、このような切換弁において、弁座に各流体
導出入管に連なる多数の弁孔を配列させるときには、こ
れら多数の流体導入出管を従来のもののように、弁箱周
面に突設することは構造に無理があり、また各流体導入
出管の内圧も個々に異った場合も多いことから、この弁
座に接して回転する弁体の圧接力は充分に大であること
が必要である。このためにはスプリング数個を組み合わ
せた多重型とすれば強大かつ調整可能の押圧力が得られ
るわけであるが、一方、弁座に対する弁体の摩擦力は極
めて大となって不合理である。
(課題を解決するための手段) これに対し、この発明は、各流体導出入管を弁箱の端
板に設けるとともに、弁体の弁座に接する面に輪状凹部
を抉成して、弁体と弁座との接触面積を少なくしてその
摩擦抵抗を減少させ、かつ、輪状凹部内に開口する漏液
排出管を設けて、場合によって生じる漏液はこれを原料
流体にもどる構造とし、これにより従来のものに見られ
る問題を解決したものである。すなわち、前記接触面積
の減少により、弁体と弁座との間の接触単位面積当りの
圧接力(接触面圧力)を高く保持しながら、その接触面
積の減少に応じた分少ない全押圧力で弁体と弁座とを圧
接させることができ、かつ前記摩擦抵抗の減少に応じた
分少ないトルクで弁体を回転させることができ、これら
のことにより、前記従来の切換弁に見られるスプリング
のねじれを防止することができる。また、前記弁体と弁
座との間の圧接面で漏洩した液体を前記輪状凹部に集め
て外部へ排出させる構造としたことにより、回転弁がそ
の漏液で汚染されることがなく、かつ漏液の分配液への
混入が防止される。特に有利なことには、このような構
造にしたことにより、むしろ幾分の漏液の発生を許容す
ることができ、これにより、弁体と弁座との圧接を完全
シールに必要な高圧力で圧接させる必要がなくなる。
(発明の実施例) この発明の実施例を図面について説明すると、第2図
において、1は一端開口した円筒容器状の弁箱、2は弁
箱内に固設された弁座、3は弁体、4は弁箱に嵌装され
た弁蓋、5は弁体3に突設された軸であって、その先端
は弁蓋4を貫いて外部に突出し、駆動機構(図示せず)
に接続している。6は弁体を一方に押送する多重型スプ
リングであって、それぞれ両端部は平面状に形成され、
その一方端はスラストベヤリング7を介して弁蓋4内面
に圧接している。なお、8は弁箱1と弁蓋4を連ねる連
繋ボルトであり、このボルトによって弁体3と弁座2と
の間の圧接面圧を調整することができる。
次に、弁箱1の一端には第1図に明らかなように中心
に流体導入出管9、周縁に近く直径の長さを異にする2
個の同心円に沿い、かつ相互に位相を変えて開設された
複数の流体導出入管10…、11…が設けられ、さらに中心
に近く後述する漏液排出管12が設けられている。なお、
20…は弁箱の周面と端板とを接続するボルトである。こ
れらの流体導入出管9、流体導出入管10…、11…ならび
に漏液排出管12は、それぞれ弁座2に貫設された透孔9
a、10a…、11a…、12aに一致して連っている。
次に弁体3の上記弁座2と対接する面には、第3図に
明らかなように透孔9aに対応して穴9b、透孔10a…の1
つに対応して穴10bが開設され、さらに同じく透孔11aの
1つに対応しかつ穴9bと穴10bを連ねる直線上に穴11bが
開設され、これらの穴9b、10b、11bは第4図に明らかな
ように弁体3内に設けた1つの流路13で相互に連通して
いる。
さらに、弁体3には弁座2と対接する面において、第
3図、4図に明らかなように、その中心に位置する穴9b
と周縁穴11bとの間の部分を抉取して2つの同心円で囲
まれる輪状凹部14が設けられており、前記漏液排出管12
に連なる透孔12の一端は、この輪状凹部14内に臨ませて
ある。なお第4図において、15は弁体3の周面に設けた
Oリング用の凹部、16は最も内方のスプリング6を定位
置に保つための規制隆条、17は軸5取付用の角穴であ
る。Oリング用凹部15に設けるOリングは、弁体の回転
時にその周面と弁箱との間の摺動抵抗を減少させるとと
もに、スプリング側への漏液を防止する。
(発明の効果) この発明においては、流体導入出管9を原液供給管
に、そして各流体導出入管10…、11…をそれぞれ多数の
分配管に接続して随時原液の配分を行うことができる。
この場合、これらの流体導出入管10…、11…に連なる弁
座2の透孔10a…、11a…は互に近接しているが、位相は
異っているため、回転軸5により弁体3を回転させた場
合、弁体3の穴10b,11bは、弁座2の透孔に同時に重な
ることがなく、こうして第1図に明らかなように流体導
出入管10…、11…から原液を順次分配排出させることが
できる。また、本発明では、回転軸5を回転させると、
弁体とともにスプリング6も回転することから、スプリ
ングのねじれ防止の上でも有利である。
また、前記したように弁体3の弁座2に対接する面
は、一体の面ではなく、穴9bと穴11bとの間の中間に輪
状凹部14が抉成されているから、この部分の面圧は零と
なり、その分だけ弁体3の回転トルクを著しく減少させ
ることができ、かつ減少された全押圧力で弁体3と弁座
2とを圧接させることができる。さらに、この輪状凹部
14に連通して外部に通ずる漏液排出管12を設け、この輪
状凹部14内に溢出する漏液を抜きとるようにしたから、
弁体3と弁座2の圧接面で漏液が生じても、この漏液は
面圧が零である輪状凹部に溢出するので、漏液が各流体
導出入管10…、11…を通る分配液に対する混入すること
を防止することができる。
また、本発明においては、前記とは逆に、各流体導出
入管10…、11…をそれぞれ複数の原液供給管に接続する
ことにより、それらの各原液を一つの流体に集合させ、
これを流体導入出管9から取出すこともできる。
なお、弁体3の輪状凹部14以外の摺接面および弁座2
の摺接面、さらに弁体3の周面を予めセラミックあるい
はテフロンコーティングした面に形成しておくと、それ
ら相互の摩耗を激減させ、かつ耐熱性、耐蝕性が向上し
かつシール効果の増加した接触面とすることができる。
以上のように、この発明においては、取扱流体を多数
の目的物に確実に分配したり、多数の取扱い流体を一つ
の流体に確実に集合させることができ、しかも漏液によ
る混合を防止して効率的な作業を続けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の回転弁の実施例を示し、
第1図は正面図、第2図は側面断面図、第3図、第4図
は弁体の正面図および側面断面図、第5図は従来の装置
の一例を示す断面図である。 1……弁箱、2……弁座 3……弁体、4……弁蓋 5……軸、6……スプリング 7……スラストベヤリング 8……連繋ボルト 9……流体導入出管 10,11……流体導出入管、12…漏液排出管 9a,10a,11a……透孔、9b,10b,11b……穴 13……流路、14……輪状凹部。
フロントページの続き (72)発明者 片岡 公治 神奈川県横浜市保土ケ谷区東川島町63― 2 (72)発明者 古賀 弘敏 神奈川県川崎市幸区小倉1―1,D― 301 (72)発明者 藤森 暉啓 神奈川県横浜市泉区和泉町4555―21 (56)参考文献 特開 昭56−147969(JP,A) 特開 昭62−155380(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 11/074

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱内に、その端板に接して弁座を固定
    し、この弁座に摺接して回転軸により回転可能の弁体
    を、その一方端を弁体に当接させるとともに、その他端
    を回転軸の周囲に配設されたスラストベヤリングを介し
    て弁蓋に圧接する多重型スプリングに当接させて収容さ
    せるとともに、弁箱の端板には中心に流体導入出管、ま
    た周縁に沿って複数の流体導出入管を突成させたもので
    あって、これらの管に一致して開設した弁座の各透孔に
    対向する弁体には弁座の中心孔および周縁穴に合致する
    穴が互に連通して設けられ、さらに弁体の中心穴と周縁
    穴との間の中間部に輪状凹部が抉成され、この輪状凹部
    は外部に通ずる漏液排出管に連通していることを特徴と
    する多流路切換弁。
  2. 【請求項2】弁体および弁座の摺接面ならびに弁体の周
    面を予めセラミックあるいはテフロンコーティングした
    面に形成した請求項1記載の多流路切換弁。
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