JP2827952B2 - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JP2827952B2
JP2827952B2 JP7064067A JP6406795A JP2827952B2 JP 2827952 B2 JP2827952 B2 JP 2827952B2 JP 7064067 A JP7064067 A JP 7064067A JP 6406795 A JP6406795 A JP 6406795A JP 2827952 B2 JP2827952 B2 JP 2827952B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザに関し、特
にアナログ変調歪特性に優れる半導体レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】サブキャリア多重光伝送方式に用いるア
ナログ変調用光源には、高効率で相互変調歪の小さい単
一軸モード半導体レーザが要求されている。例えば移動
通信システム用では3次元相互変調歪(third i
mtermodulationdistortion;
IMD3 )が十分に小さい半導体レーザが要求されてい
る。また、光CATVシステムでは複合2次歪(com
posite second order disto
rtion;CSO)、複合3次歪(composit
e triple beat distortion;
CTB)がともに低い素子が要求されている。
【0003】分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)
は発振の単一モード性に優れ、アナログ変調用光源とし
て用いられているが、従来のDFBレーザでは共振器方
向での電界強度分布の不均一性が大きいために、電流−
光出力特性の直線性が不十分で、相互変調歪特性もあま
り優れたものではなかった。これは、DFBレーザで
は、共振器方向の電界強度分布の不均一性が大きいほど
電流注入に伴う電界強度分布の変化が大きく、この変化
が電流−光出力(I−L)特性の非直線性の原因となる
ためである。したがって、この電界強度分布の変化を小
さくするためには共振器方向の電界強度分布を平坦化す
る必要がある。
【0004】このような問題に対してG.Morthi
erらは、例えばアイイーイーイー・フォトニクス・テ
クノロジー・レター(IEEE Photonics
Technology Letters)vol.2
no.6(1990)p.388−390で端面付近で
結合係数が高くなるように形成したλ/4位相シフト型
DFBレーザを提案している。この構造によれば、共振
器方向の電界強度分布は平坦化され、アナログ変調歪は
低減されると記述されている。しかし、DFBレーザの
アナログ変調歪の要因には、電界強度分布の不均一性の
ほかに緩和振動の影響や漏れ電流の影響も存在する。特
に漏れ電流の影響を抑制するためには、できるだけ低い
電流で動作させる必要があり、そのためには高い効率が
要求される。ところがλ/4位相シフトレーザでは両端
面に低反射率コーティングする構造のため、十分な効率
が得られない。したがって、アナログ光伝送に適用する
場合、高い駆動電流が必要となり漏れ電流に起因する変
調歪が顕著になるという問題があった。
【0005】一方、特開昭62−219684号公報お
よび米国特許、United States Pate
nt5,111,475(1992年5月5日)では共
振器方向の一部に回折格子を形成する半導体レーザが提
案されている。これらはいずれも、前面に低反射率膜、
後面に高反射率膜を施し、前面から共振器内部に向かっ
て共振器方向の一部分に回折格子を形成した構造であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62−2196
84号公報では、素子長300μm で回折格子の高さを
300オングストローム程度とし、回折格子の形成領域
長を前面から50〜150μm とした構造で、回折格子
の結合係数は約30cm-1と記述されている。この発明は
DFBレーザの高出力化を目的としたものであり、結合
係数(κ)と素子長(L)の積をκL≦0.5とするこ
とを特徴としている。しかし、この発明は共振器方向の
電界強度分布の平坦化を目的としたものではないために
アナログ変調歪特性は十分ではないと考えられる。
【0007】一方、United States Pa
tent5,111,475では素子長250μm 、回
折格子形成領域長を175μm とし、回折格子の結合係
数と回折格子を形成する領域の長さの積を1.6から
2.5の範囲とすると記述されている。この発明はI−
L特性の微分である微分I−L(dL/dI)が最も高
くなる点、すなわちスロープ効率が最大となる点の近傍
をバイアス点として動作させると2次歪が小さくなるこ
とを前提として、この動作バイアス点をできるだけ高バ
イアス値にするように設計されたものである。すなわ
ち、図2(a)のBに示す素子のように閾値付近で微分
I−L曲線の曲がりを大きくしてI−L曲線のピークを
高バイアス側にシフトさせるものである。
【0008】しかし、熱による応答が変調周波数に追随
しないため、このようにして設計した素子は変調周波数
帯域では図2(b)のBに示すような微分I−L特性と
なる。したがって、I−Lの直線性は良好なものではな
いために、変調歪もあまり良くないと考えられる。
【0009】また、この発明では歩留りの改善も予測し
ているが、素子長に対して回折格子形成領域長が長いた
め、大幅な歩留り改善には至らないものと思われる。さ
らに、この発明は2次歪についてのみ考慮されたもので
あり、3次歪については考慮されていない。したがっ
て、3次歪が問題となる移動体通信用や2次歪、3次歪
ともに問題となる光CATV用などの用途には用いるこ
とができない。
【0010】以上のように、従来の半導体レーザでは変
調歪の原因となる共振器方向の電界強度分布について考
慮されないために、変調歪特性は十分ではないと考えら
れる。本発明の目的は、半導体レーザのアナログ変調歪
特性を改善し、さらに歪規格に対する歩留りを改善する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ
は、InP層とそれに接して形成されるInGaAsP
層からなる光ガイド層の界面に、共振器方向において前
面側からの一部分のみに回折格子を形成する半導体レー
ザにおいて、回折格子を形成する領域の長さが素子長の
1/3以下で、かつ回折格子の山谷の振幅が200〜2
60オングストロームの範囲内にあることを特徴とす
る。
【0012】また、本発明では上記の半導体レーザで、
光ガイド層の厚さが800〜1200オングストローム
の範囲内にあり、共振器長が200μm 〜600μm の
範囲内にあることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明では上記の半導体レーザ
で、光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、1.12
μm 〜1.16μm の範囲内にあり、かつ回折格子を形
成する領域の長さが40μm 〜100μm の範囲内にあ
ることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、上記の半導体レーザで光
ガイド層のバンドギャップ波長組成が、1.13μm 〜
1.15μm の範囲内にあり、かつ回折格子を形成する
領域の長さが60μm 〜80μm の範囲内にあり、かつ
回折格子の山谷の振幅が220〜240オングストロー
ムの範囲内にあるのが好適である。
【0015】また、本発明の半導体レーザは光ガイド層
のバンドギャップ波長組成が、1.08μm 〜1.12
μm の範囲内にあり、回折格子の山谷の振幅が220〜
260オングストロームの範囲内にあり、共振器長が2
00μm 〜360μm の範囲内にあり、かつ回折格子を
形成する領域の長さが50μm 〜120μm の範囲内に
あることを特徴とする。
【0016】また、本発明の半導体レーザは光ガイド層
のバンドギャップ波長組成が、1.08μm 〜1.12
μm の範囲内にあり、回折格子の山谷の振幅が200〜
220オングストロームの範囲内にあり、素子長が36
0μm 〜420μm の範囲内にあり、かつ回折格子を形
成する領域の長さが120μm 〜140μm の範囲内に
あることを特徴とする。
【0017】本発明によれば、上記の半導体レーザにお
いて光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、1.09
μm 〜1.11μm の範囲内にあり、かつ回折格子を形
成する領域の長さが90μm 〜110μm の範囲内にあ
り、かつ回折格子の山谷の振幅が220〜240オング
ストロームの範囲内にあるのが好適である。
【0018】さらに、本発明の半導体レーザは光ガイド
層のバンドギャップ波長組成が、1.04μm 〜1.0
8μm の範囲内にあり、回折格子の山谷の振幅が240
〜260オングストロームの範囲内にあり、共振器長が
210μm 〜360μm の範囲内にあり、かつ回折格子
を形成する領域の長さが70μm 〜120μm の範囲内
にあることを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の半導体レーザは光ガイド
層のバンドギャップ波長組成が、1.04μm 〜1.0
8μm の範囲内にあり、回折格子の山谷の振幅が200
〜240オングストロームの範囲内にあり、素子長が3
60μm 〜600μm の範囲内にあり、かつ回折格子を
形成する領域の長さが120μm 〜200μm の範囲内
にあることを特徴とする。
【0020】本発明によれば、上記の半導体レーザにお
いて光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、1.05
μm 〜1.07μm の範囲内にあり、かつ回折格子を形
成する領域の長さが90μm 〜110μm の範囲内にあ
り、かつ回折格子の山谷の振幅が240〜260オング
ストロームの範囲内にあるのが好適である。
【0021】また、本発明の半導体レーザは前面に低反
射率膜、後面に高反射率膜を施し、InP層とそれに接
して形成されるInGaAsP層からなる光ガイド層の
界面に共振器方向において前面側からの一部分のみに回
折格子を形成する半導体レーザにおいて、回折格子を形
成する領域の長さが素子長の1/3以下で、光ガイド層
の組成が1.10μm 波長より短波長組成で、回折格子
が基板上に形成される活性層に対して基板と反対側に形
成され、かつ回折格子の山谷の振幅が260オングスト
ローム以上であることを特徴とする。
【0022】
【作用】以下に本発明の原理について従来の半導体レー
ザと比較して説明する。
【0023】図1に請求項1の発明に基づく本発明の半
導体レーザの一構造を示す。また、図12に特開昭62
−219684号公報で記述されている第1の従来の半
導体レーザの構造を示す。さらに、図13にUnite
d States Patent5,111,475で
記述されている第2の従来の半導体レーザの構造を示
す。
【0024】第1の従来の半導体レーザは低反射率の端
面側82から共振器の内部に向かって部分的に回折格子
81を形成した構造である。この発明では、回折格子8
1の結合係数はκ=30cm-1程度で素子長は300μm
、回折格子形成領域長50〜150μm と記述されて
いる。
【0025】図3に素子長300μm の素子について結
合係数(κ)と回折格子形成領域長(Lg )の積(κL
g )をパラメータとして、Lg と歪規格に対する歩留り
の関係を計算した結果を示す。実線は本発明の半導体レ
ーザの歩留りであり、点線が従来の半導体レーザの歩留
りを示している。この計算では、共振器方向の電界強度
分布を考慮してI−L特性を計算し、これに基づいて3
次相互変調歪IMD3を計算し、さらに端面での回折格
子位相のばらつきを考慮して理論的歩留りを求めた。こ
こでは変調歪規格として、平均光出力8mW、光変調度
20%の2信号入力時の3次相互変調歪がIMD3 ≦−
80dBcという条件を用い、さらに、単一軸モード安
定性の条件として、規格化反射鏡損失差(ΔαL)が
0.05以上という条件も用いている。
【0026】図3から第1の従来例の半導体レーザでは
結合係数が30cm-1と小さいために歩留りは高々35%
程度であることがわかる。これは、第1の従来の半導体
レーザは高出力化を目的としており、共振器方向の電界
強度分布が均一になる結合係数の値からはずれているた
め、共振器方向の電界強度分布は図12に示すように不
均一になっているためである。したがってこの電界強度
分布の不均一性がI−L特性の非線形性の要因となり、
変調歪は小さくならない。
【0027】一方、本発明の半導体レーザでは回折格子
の形成領域長を素子長の1/3以下にし、結合係数と回
折格子形成領域長の積を0.4〜0.6にすることによ
り、歪規格に対する歩留りを第1の従来の半導体レーザ
よりも高くすることができる。
【0028】第2の従来例の半導体レーザもまた、低反
射率の端面側から共振器の内部に向かって部分的に回折
格子91を形成した構造である。この発明では、回折格
子91の結合係数と回折格子形成領域長の積は1.6〜
2.5で、回折格子形成領域長は素子長250μm に対
して175μm と記述されている。これは、素子長に対
して2/3以上の長さに回折格子を形成していることに
なる。
【0029】図4に素子長300μm の素子について回
折格子形成領域長をパラメータとして、歪規格に対する
歩留りの関係を計算した結果を示す。図4から、回折格
子形成領域長が短いほど歩留りが高くなることがわか
る。
【0030】第2の従来の半導体レーザでは、例えば回
折格子形成領域長が160〜250μm の場合には、回
折格子81の結合係数は100cm-1となるが、この構造
では歩留りは極めて小さくなる。これは第2の従来の半
導体レーザでは、共振器方向の電界強度分布が図13に
示すように極めて不均一になるような大きな結合係数と
なっていることと、素子長に対して回折格子を形成する
領域長が長いことによるものである。特に、回折格子を
形成する領域長が素子長の1/2よりも長い場合では歩
留りの改善効果は小さい。
【0031】このように、従来の半導体レーザで、共振
器方向の電界強度分布と歪特性に対する歩留りが考慮さ
れていなかったために変調歪および歩留りは十分なもの
ではなかった。
【0032】一方、本発明の半導体レーザでは共振器方
向の電界強度分布を考慮して、κLg を0.4〜.0.
6の範囲とし、回折格子を形成する領域を素子長の1/
3以下となるようにしているため、歪規格に対して高い
歩留りが得られる。
【0033】ここでは3次歪についてのみ説明したが、
2次歪についても共振器方向の電界強度分布の平坦化に
よりI−L特性の直線性が図2(a)の静的I−L特性
図のAや図2(b)の変調周波数帯における微分I−L
特性図のAのように改善されるため、同様に歪特性が改
善されるものと考えられる。
【0034】ところで、この計算では素子長を300μ
m に固定しているが、レーザ特性に寄与する閾値キャリ
ア密度は一般に200μm 〜600μm の範囲ではほと
んど一定であるため、この範囲で異なる素子長の素子に
ついてもこの計算結果が適用できる。すなわち、回折格
子を形成する領域長を素子長の1/3以下にすれば、従
来の半導体レーザよりも高い歩留りが得られ、さらに回
折格子形成領域の長さを短くすることにより、歩留りを
さらに改善することができる。
【0035】次に、これまでに述べた最適な結合係数と
回折格子を形成する領域の長さの具体的な組み合わせに
ついて述べる。
【0036】図5は回折格子の高さをパラメータとして
計算した光ガイド層組成と結合係数の関係である。な
お、ここで得られた結合係数の値は、光ガイド層の厚さ
を1000オングストロームとして計算した結果である
が、800〜1200オングストロームの範囲でほとん
ど同じ値が得られている。
【0037】したがって、200〜260オングストロ
ームの回折格子の高さの範囲の場合、光ガイド層のバン
ドギャップ波長1.12〜1.16の範囲では、結合係
数は40cm-1〜110cm-1になるので、回折格子の長さ
を40μm 〜100μm の範囲で形成すれば0.4≦κ
g ≦0.6の範囲となる。
【0038】ところで、MOVPEによる回折格子の埋
め込み成長においては、InP基板上に比較的高い回折
格子を作製し、昇温時のAs原料流量により回折格子の
高さを制御する。この場合、As原料流量を多くすれ
ば、回折格子の高さの減少は少なくなり高い回折格子を
有するレーザが作製でき、As原料流量を少なくすれば
回折格子の高さは低くなる。このような方法で回折格子
の高さを制御する場合、回折格子の高さを200オング
ストローム付近からそれ以下に作製しようとすると極め
て精密なAs原料流量の制御が必要となるか、あるいは
作製した回折格子の高さに再現性がないという問題が生
ずる。また、回折格子の高さを高くすると、埋めこみ成
長時に平坦な面が得られず、特に回折格子を形成した領
域と回折格子を形成していない領域の境界付近で埋めこ
みに差が生じ、その上に成長した活性層にくびれが生じ
るという問題もある。このような問題は特に、回折格子
の高さを260オングストロームよりも高くした場合に
顕著になる。
【0039】したがって、実際のInP基板上の回折格
子の製造上の制御性を考慮すれば、回折格子の高さは2
20〜240オングストロームの範囲で作製するのがよ
い。
【0040】さらに、回折格子の形成領域長を短くする
ほどの歩留りは改善されるが、回折格子の形成領域長の
制御が困難になり、素子による回折格子長のばらつきが
大きくなる。実際には劈開による回折格子領域長ばらつ
きが10μm 程度になるため、例えば、回折格子長を5
0μm とし、結合係数を100cm-1にすると、回折格子
の形成領域長は40μm 〜60μm となり最適なκLg
値の範囲いっぱいとなる。したがって回折格子形成領域
長を50μm 以下にすると、素子によっては最適なκL
g 値からはずれる場合もある。
【0041】このような問題から回折格子を形成する領
域長を70μm 付近にすれば、製造上の問題なく高歩留
り特性が得られる。
【0042】したがって、光ガイド層の組成を波長で
1.13μm 〜1.15μm の範囲とし、回折格子の高
さを220〜240オングストロームの範囲とすれば結
合係数は約70cm-1となり、さらに回折格子を形成する
領域長を60μm 〜80μm とすればほぼ最適な構造と
なる。
【0043】さらに、高効率にして漏れ電流の影響も低
減するためには短波長組成の光ガイド層を用いればよ
い。
【0044】光ガイド層のバンドギャップ波長1.08
μm 〜1.12μm の範囲では回折格子の高さが220
〜260オングストロームの範囲で結合係数は40cm-1
〜85cm-1になるので、回折格子を形成する領域の長さ
は50μm 〜120μm の範囲にすればよい。この場
合、素子長は200μm 〜360μm の範囲内にあれば
よい。
【0045】上記の場合、回折格子の高さを220〜2
40オングストロームの範囲とすれば、光ガイド層の組
成を波長で、1.09μm 〜1.11μm の範囲にすれ
ば、結合係数は40cm-1〜60cm-1になるので、回折格
子を形成する領域の長さを90μm 〜110μm の範囲
にすればよい。
【0046】また、これより長い素子長で素子を作製す
る場合には、回折格子の高さを200〜220オングス
トロームの範囲内にすれば、結合係数は30cm-1〜40
cm-1になるので、回折格子を形成する領域の長さは12
0μm 〜140μm の範囲にすればよい。この場合、素
子長は360μm 〜420μm の範囲内にあればよい。
【0047】さらに、光ガイド層組成を短波長組成にす
るといっそう導波路損失が抑制され、高い効率が得られ
る。
【0048】光ガイド層のバンドギャップ波長1.04
μm 〜1.08μm の範囲でかつ回折格子の高さが24
0〜260オングストロームの範囲では結合係数は40
cm-1〜65cm-1になるので、回折格子を形成する領域の
長さは70μm 〜200μmの範囲にできる。この場
合、素子長は210μm 〜600μm の範囲内にあれば
よい。
【0049】上記の場合、回折格子の高さを240〜2
60オングストロームの範囲とし、光ガイド層の組成を
波長で1.05μm 〜1.07μm の範囲にすると結合
係数は40cm-1〜55cm-1になり、回折格子の形成領域
長を100μm 程度にすると、ほぼ最適なκLg 値が得
られる。
【0050】また、これより長い素子長で素子を作製す
る場合には、回折格子の高さを200〜240オングス
トロームの範囲内にすれば、結合係数は20cm-1〜40
cm-1になるので、回折格子を形成する領域の長さは12
0μm 〜200μm の範囲にすればよい。この場合、素
子長は360μm 〜600μm の範囲内にあればよい。
【0051】素子長300μm 程度の素子を作製する場
合、光ガイド層を短波長組成にするほど回折格子の結合
係数が小さくなり、これを補うためにやや高い回折格子
を作製する必要が生ずる。このように高い回折格子を作
製することは、前述のように製造上の困難が生ずる。こ
れに対して、高い回折格子を作製するかわりに、回折格
子を形成する領域長を長くして対応することも可能では
あるが、歩留りが幾分損なわれる。
【0052】そこで、本発明ではInP基板上に活性層
を形成した後に光ガイド層を形成し、この光ガイド層に
回折格子を形成した後、InPで埋めこむ構造のレーザ
を用いる。このようにすれば、光ガイド層上に高い回折
格子を形成した場合、その上に形成されるInPクラッ
ド層の平坦性が多少悪化しても素子特性には影響しな
い。したがって、このような素子構造を用いることによ
り、より高い歩留り特性と高効率特性が両立して実現で
きる。
【0053】例えば、回折格子の高さを260オングス
トローム以上に作製すれば、1.10μm 波長組成より
も短波長組成の光ガイド層を用いて、70cm-1以上の結
合係数を得ることができ、回折格子形成領域長を70μ
m 程度にできる。この結果、高い歩留りと高効率特性が
実現できる。
【0054】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を用いて説明
する。
【0055】(実施例1)まず、本発明の第1の実施例
について図1、図6を用いて説明する。
【0056】図6に本発明の半導体レーザの製造工程を
示す。図6(a)に示すようにn−InP基板11上に
ホトレジスト12を塗布し、二光束干渉露光法により周
期2025オングストロームの回折格子パターンを露光
する。次いで図6(b)に示すように、回折格子を形成
しない領域のみ露光するようなマスクパターンのマスク
15を用いて密着露光した後、現像することにより図6
(c)に示すように部分的に回折格子パターン16が形
成される。このようにして形成されたレジストパターン
をマスクとしてエッチングすると、図6(d)に示すよ
うに高さ300オングストロームの回折格子16をウエ
ハ上に部分的に形成することができる。
【0057】またこの工程では、ウエハの端に劈開時の
目標となるパターンも同時に形成する。この回折格子上
に、図6(e)のように波長1.13μm 組成のn−I
nGaAsP光ガイド層17を1000オングストロー
ム、多重量子井戸(MQW)活性層18、次いで、p−
InPクラッド層19を約0.5μm の膜厚でMOVP
E法により形成する。成長後の回折格子の高さは230
〜240オングストロームの範囲であった。
【0058】MQW活性層は、1.4μm 波長組成、厚
さ62オングストロームの井戸層を1.05μm 波長組
成、厚さ100オングストロームの障壁層ではさみ、こ
れを10周期繰り返し、両側に1.05μm 波長組成の
SCH層をp層側、n層側にそれぞれ600オングスト
ローム、300オングストロームの厚さで設けた構造で
ある。
【0059】これらの層を形成後、ポジ型ホトレジスト
を塗布し、露光、エッチングによりメサストライプを形
成する。この後、LPE法によりp−InP電流ブロッ
ク層、n−InP電流ブロック層、p−InPクラッド
層、波長1.4μm 組成のp−InGaAsPキャップ
層を通常の埋め込み成長により形成する。次いで電極を
蒸着し、劈開によりバーに切り出す。劈開においては回
折格子パターン形成時に設けた目印の位置で切り出し
た。この場合の素子長は300μm 、回折格子が形成さ
れている領域長は70μm となっている。
【0060】次いで、バーの前面に1%、後面に90%
の反射率のコーティングを施した後、チップに切り出
す。このようにして作製された素子の断面図を図1に示
す。
【0061】試作した素子をモジュール化し、1.5G
Hz帯の2信号でIMD3 を測定した。ファイバー光出
力5mW、変調度20%の変調条件でIMD3 =84d
Bcと非常に良好な歪特性を得ることができた。比較と
して従来の構造の半導体レーザを測定したところIMD
3 は−81dBcであった。また、IMD3 ≦−80d
Bcを満足する素子の割合(歩留り)は、従来の半導体
レーザが12%程度であるのに対して、本発明の半導体
レーザでは30%であった。
【0062】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について図7を用いて説明する。
【0063】図7に本実施例の半導体レーザの構造を示
す。第1の実施例と比較すると、光ガイド層25の組成
を1.10μm 波長にしていること、回折格子形成領域
長を100μm としていることが異なっている。
【0064】MQW活性層は、1.4μm 波長組成、厚
さ62オングストロームの井戸層を1.05μm 波長組
成、厚さ50オングストロームの障壁層ではさみ、これ
を7周期繰り返し、両側に1.05μm 波長組成のSC
H層をp層側、n層側にそれぞれ600オングストロー
ム、300オングストロームの厚さで設けた構造であ
る。
【0065】試作した素子をモジュール化し、80チャ
ンネル光CATVのチャンネルの信号でCSO,CTB
を測定した。ファイバー光出力5mW、光変調度3.5
%/chの条件で変調したところCSO=−24dB
c,CTB=−72dBcと非常に良好な歪特性を得る
ことができた。比較として従来の構造の半導体レーザを
測定したところCSO=−56dBc,CTB=−66
dBcであった。また、CSO≦−60dBc,CTB
≦−70dBcを満足する素子の割合(歩留り)は、従
来の半導体レーザが6%程度であるのに対して、本発明
の半導体レーザでは20%であった。
【0066】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について図8を用いて説明する。
【0067】図8に本実施例の半導体レーザの構造を示
す。第2の実施例と比較すると、光ガイド層35の組成
を1.05μm 波長にしていること、回折格子の高さを
250オングストロームとし、回折格子を形成する領域
の長さを70μm としていることが異なっている。
【0068】試作した素子をモジュール化し、80チャ
ンネル光CATVのチャンネルの信号でCSO,CTB
を測定した。ファイバー光出力5mW、光変調度3.5
%/chの条件で変調したところCSO=−62dB
c,CTB=−72dBcと非常に良好な歪特性を得る
ことができた。比較として従来の構造の半導体レーザを
測定したところCSO=−56dBc,CTB=−66
dBcであった。また、CSO≦−60dBc,CTB
≦−70dBcを満足する素子の割合(歩留り)は、従
来の半導体レーザが6%程度であるのに対して、本発明
の半導体レーザでは25%であった。
【0069】(実施例4)次に図9、図10を用いて本
発明の第4の実施例について説明する。
【0070】図9に本発明の半導体レーザの製造工程を
示す。まず図9(a)に示すようにp−InP基板41
上にp−InP層42、活性層43、組成が1.05μ
m 波長のn−InGaAsP光ガイド層44を成長す
る。
【0071】次いで、このウエハ上に電子ビーム露光用
レジスト45を塗布し、電子ビーム露光により図9
(b)に示すような回折格子パターンを形成する。この
パターンを用いてドライエッチングにより図9(d)に
示すようにウエハ上に回折格子を形成する。また、この
工程で劈開位置の目印も同時に形成する。
【0072】回折格子を形成後MOVPEによりn−I
nPクラッド層47を成長し、さらにエッチングにより
活性層ストライプを形成し、埋め込み成長により電流ブ
ロック層、キャップ層を成長する。埋め込み成長後の回
折格子の高さは280オングストロームであった。
【0073】この後両面に電極を蒸着し、劈開によりバ
ーに切り出した後、前面と後面にそれぞれ低反射率、高
反射率コーティングを施し、チップに切り出した。
【0074】図10にこのようにして作製した素子の断
面図を示す。
【0075】本実施例では前面、後面にそれぞれ1%、
75%の反射率のコーティング52、53を施し、前面
側から70μm の領域まで回折格子51を形成し、その
結合係数(κ)は70cm-1になっている。
【0076】このようにして作製した素子のIMD3
評価したところ−83dBcであった。また、IMD3
≦−80dBcを満足する素子の割合(歩留り)は41
%であった。
【0077】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について図11を用いて説明する。
【0078】図11に本実施例における素子の断面図を
示す。
【0079】本実施例では前面、後面にそれぞれ1%、
75%の反射率のコーティング62、63を施し、素子
長600μm で前面側から200μm の領域まで高さ2
30オングストロームの回折格子61を形成している。
【0080】試作した素子をモジュール化し、80チャ
ンネル光CATVのチャンネルの信号で光出力20m
W、光変調度3.5%/chの条件で変調したところ、
CSO≦−62dBcと非常に良好な歪特性を得ること
ができた。また、CSO≦−60dBcを満足する素子
の歩留りは25%であった。従来の素子長600μm の
DFB−LDでは結合係数を制御するのが困難で最適な
結合係数で素子を作製するのが困難であり、また、素子
作製における再現性もよくなかったためにCSO≦−6
0dBcを満足する素子の歩留りは最大で6%であっ
た。このことから、本発明の半導体レーザにより歩留り
の改善とともに、素子作製の再現性も改善された。
【0081】なお、本実施例では多重量子井戸活性層を
用いたが、バルク活性層を用いた場合にでも同様の効果
が得られることは容易に推測される。また、光ガイド層
中にInPスペーサ層などを挿入された素子の場合も同
様な効果が得られる。
【0082】
【発明の効果】本発明による半導体レーザによれば、低
価格の低歪アナログ変調用半導体レーザを提供すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための図。
【図2】本発明の半導体レーザの微分I−L特性を従来
例の特性と比較して説明するための図。
【図3】本発明の原理を示す図。
【図4】本発明の原理を示す図。
【図5】本発明の原理を示す図。
【図6】本発明の一実施例の製造工程を説明するための
図。
【図7】本発明の一実施例を説明するための図。
【図8】本発明の一実施例を説明するための図。
【図9】本発明の一実施例の製造工程を説明するための
図。
【図10】本発明の一実施例を説明するための図。
【図11】本発明の一実施例を説明するための図。
【図12】従来の半導体レーザを説明するための図。
【図13】従来の半導体レーザを説明するための図。
【符号の説明】
1 回折格子 2 低反射率の端面 3 高反射率の端面 4 活性領域 5 光ガイド層 6 共振器方向の電界強度分布 11 n−InP基板 12 ホトレジスト 13 ホトレジストの非感光部分 14 ホトレジストの感光部分 15 ホトマスク 16 回折格子 17 光ガイド層 18 活性層 19 クラッド層 21 回折格子 22 低反射率の端面 23 高反射率の端面 24 活性領域 25 光ガイド層 26 共振器方向の電界強度分布 31 回折格子 32 低反射率の端面 33 高反射率の端面 34 活性領域 35 光ガイド層 36 共振器方向の電界強度分布 41 p−InP基板 42、47 クラッド層 43 活性層 44 光ガイド層 45 電子ビーム露光用レジスト 46 回折格子 51 回折格子 52 低反射率の端面 53 高反射率の端面 54 光ガイド層 55 活性領域 61 回折格子 62 低反射率の端面 63 高反射率の端面 64 光ガイド層 65 活性領域 81 回折格子 82 低反射率の端面 83 高反射率の端面 84 活性領域 85 光ガイド層 86 共振器方向の電界強度分布 91 回折格子 92 低反射率の端面 93 高反射率の端面 94 活性領域 95 光ガイド層 96 共振器方向の電界強度分布
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面に低反射率膜、後面に高反射率膜を有
    し、InP層とそれに接して形成されるInGaAsP
    層からなる光ガイド層の界面に、共振器方向において前
    面側からの一部分のみに回折格子を形成する半導体レー
    ザにおいて、回折格子を形成する領域の長さが素子長の
    1/3以下で、かつ回折格子の山谷の振幅が200〜2
    60オングストロームの範囲内にあることを特徴とする
    半導体レーザ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体レーザで、光ガイ
    ド層の厚さが800〜1200オングストロームの範囲
    内にあり、共振器長が200μm 〜600μm の範囲内
    にあることを特徴とする半導体レーザ。
  3. 【請求項3】光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、
    1.12μm 〜1.16μm の範囲内にあり、かつ回折
    格子を形成する領域の長さが40μm 〜100μm の範
    囲内にあることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、
    1.13μm 〜1.15μm の範囲内にあり、かつ回折
    格子を形成する領域の長さが60μm 〜80μm の範囲
    内にあり、かつ回折格子の山谷の振幅が220〜240
    オングストロームの範囲内にあることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の半導体レーザ。
  5. 【請求項5】光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、
    1.08μm 〜1.12μm の範囲内にあり、回折格子
    の山谷の振幅が220〜260オングストロームの範囲
    内にあり、共振器長が200μm 〜360μm の範囲内
    にあり、かつ回折格子を形成する領域の長さが50μm
    〜120μm の範囲内にあることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の半導体レーザ。
  6. 【請求項6】光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、
    1.08μm 〜1.12μm の範囲内にあり、回折格子
    の山谷の振幅が200〜220オングストロームの範囲
    内にあり、共振器長が360μm 〜420μm の範囲内
    にあり、かつ回折格子を形成する領域の長さが120μ
    m 〜140μm の範囲内にあることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の半導体レーザ。
  7. 【請求項7】光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、
    1.09μm 〜1.11μm の範囲内にあり、かつ回折
    格子を形成する領域の長さが90μm 〜110μm の範
    囲内にあり、かつ回折格子の山谷の振幅が220〜24
    0オングストロームの範囲内にあり、共振器長が360
    〜420μm の範囲内にあることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の半導体レーザ。
  8. 【請求項8】光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、
    1.04μm 〜1.08μm の範囲内にあり、回折格子
    の山谷の振幅が240〜260オングストロームの範囲
    内にあり、共振器長が210μm 〜360μm の範囲内
    にあり、かつ回折格子を形成する領域の長さが70μm
    〜120μm の範囲内にあることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の半導体レーザ。
  9. 【請求項9】光ガイド層のバンドギャップ波長組成が、
    1.04μm 〜1.08μm の範囲内にあり、回折格子
    の山谷の振幅が200〜240オングストロームの範囲
    内にあり、共振器長が360μm 〜600μm の範囲内
    にあり、かつ回折格子を形成する領域の長さが120μ
    m 〜200μm の範囲内にあることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の半導体レーザ。
  10. 【請求項10】光ガイド層のバンドギャップ波長組成
    が、1.05μm 〜1.07μm の範囲内にあり、共振
    器長が210μm 〜360μm の範囲内にあり、かつ回
    折格子を形成する領域の長さが90μm 〜110μm の
    範囲内にあり、かつ回折格子の山谷の振幅が240〜2
    60オングストロームの範囲内にあることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の半導体レーザ。
  11. 【請求項11】前面に低反射率膜、後面に高反射率膜を
    施し、InP層とそれに接して形成されるInGaAs
    P層からなる光ガイド層の界面に共振器方向において前
    面側からの一部分のみに回折格子を形成する半導体レー
    ザにおいて、回折格子を形成する領域の長さが素子長の
    1/3以下で、光ガイド層の組成が1.10μm 波長よ
    り短波長組成で、回折格子が基板上に形成される活性層
    に対して基板と反対側に形成され、かつ回折格子の山谷
    の振幅が260オングストローム以上であることを特徴
    とする半導体レーザ。
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