JP2827745B2 - ガスタービンの燃焼器 - Google Patents

ガスタービンの燃焼器

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JP2827745B2 JP24366192A JP24366192A JP2827745B2 JP 2827745 B2 JP2827745 B2 JP 2827745B2 JP 24366192 A JP24366192 A JP 24366192A JP 24366192 A JP24366192 A JP 24366192A JP 2827745 B2 JP2827745 B2 JP 2827745B2
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弘隆 熊倉
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンの燃焼器
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンの燃焼器としては、燃焼筒
に送られる空気と燃焼ガスの流れ方向ならびに各部の形
状によって種々のものが知られているが、燃焼筒に導か
れる空気の流れを円滑にするために、従来例えば図6に
示すようなものがある(特開昭52−135907号公
報、参照)。
【0003】これについて説明すると、燃焼筒3の周囲
に図中矢印で示すようにコンプレッサ1から送られる圧
縮空気を燃焼ガスの吐出方向と逆方向から燃焼筒3内に
導く環状の吸気導入通路19を画成している。
【0004】燃焼筒3から吐出する高温ガスをタービン
2に導くスクロール9を備える。図7にも示すように、
このスクロール9には燃焼筒3の先端部を嵌挿させる開
口10が形成されている。
【0005】燃焼筒3の外周部には複数の整流板11が
溶接により固着され、吸気導入通路19を流れる空気流
に局所的な旋回流等が発生することを抑制して、燃焼筒
に導かれる空気の流れを円滑にするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置の場合、整流板11を燃焼筒3に溶接によ
り固着する構造により、ガスタービンの運転に伴って燃
焼筒3の加熱、冷却を繰り返されると、整流板11の溶
接部分に割れが入りやすいという問題点があった。
【0007】また、燃焼筒3またはスクロール9に熱変
形等が生じた場合、燃焼筒3をスクロール9の開口10
に差込むことが難しくなり、メインテナンス性が悪いと
いう問題点があった。
【0008】本発明は上記の問題点に着目し、燃焼筒の
周囲に配置される整流板の取付け強度を高めるととも
に、メインテナンス性を改善することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンプレッサ
から送られる圧縮空気を燃焼ガスの吐出方向と逆方向か
ら燃焼筒に導く環状の吸気導入通路を燃焼筒の周囲に画
成し、この燃焼筒から吐出する高温ガスをタービンに導
くスクロールを備え、燃焼筒の先端部をこのスクロール
に形成された開口に嵌挿するガスタービンの燃焼器にお
いて、前記スクロールの開口に固着されて前記燃焼筒の
先端部を嵌挿させる環状の支持枠と、この支持枠に固着
されて前記吸気導入通路に臨んで配置される整流板とを
備える。
【0010】また、前記支持枠と前記整流板を金属板を
折曲げて一体形成する。
【0011】
【作用】整流板は吸気導入通路を流れる空気流に局所的
な旋回流等が生じることを抑制し、燃焼筒に導かれる空
気の流れを円滑にする。
【0012】整流板を支持枠に固着することにより、整
流板の取付け強度が燃焼筒の熱変形等によって損なわれ
ることがない。
【0013】ガスタービンの組立時において、燃焼筒を
スクロールの支持枠に差込む際に、燃焼筒の先端部は支
持枠に取付けられた整流板によって案内されるため、燃
焼筒またはスクロールに熱変形等が生じた場合にも、燃
焼筒を支持枠に容易に差込むことができる。
【0014】また、支持枠と整流板を金属板を折曲げて
一体形成することにより、部品数を削減するとともに、
溶接箇所を削減することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】図1において、1はコンプレッサ、2はタ
ービン、3は燃焼筒、4は点火栓、5は燃料噴射弁であ
る。
【0017】コンプレッサ1で圧縮された空気は、図中
矢印で示すように、燃焼筒3とその外側に設けられるア
ウターライナ7の間に画成される環状の吸気導入通路1
9を通って燃焼筒3内の燃焼ガスと逆方向に流れ、燃焼
筒3の上流端に設けられた保炎器12を介して燃焼筒3
内に流入するとともに、2次空気供給口13および希釈
空気供給口14を通って燃焼筒3内に流入する。
【0018】燃料噴射弁5から燃焼筒3内に噴射される
燃料が燃焼し、その高温ガスがスクロール9を通ってタ
ービン2へと導かれ、タービン2を介してコンプレッサ
1および負荷を駆動するようになっている。
【0019】燃焼筒3の基端は保炎器12を介してキャ
ップ(外郭)15に結合され、燃焼筒3の先端はスクロ
ール9に嵌挿されている。
【0020】図2にも示すように、スクロール9の燃焼
筒3に対する開口には環状の支持枠20が溶接により固
着され、この支持枠20に複数の整流板21が一体形成
される。
【0021】各整流板21は、燃焼筒3のまわりに放射
状に配置され、アウターライナ7と燃焼筒3の吸気導入
通路19の内外にわたって配置されている。
【0022】図3に示すように、1枚の金属板から2つ
の支持枠20が各整流板21と共に切り出される。各支
持枠20は帯状に切り出され、各整流板21はそれぞれ
の支持枠21に接続して三角形に切り出される。
【0023】図4、図5に示すように、整流板21は支
持枠20に一体的につながる支柱部21aと、支持枠2
0との間に切込み部22が形成された整流部21bとを
有し、この整流部21bが支柱部21aに対して図中破
線で示す部位に沿って曲折され、さらに整流部21bの
基端隅部21cが図中破線で示す部位に沿って曲折され
る。
【0024】次に、作用について説明する。
【0025】コンプレッサ1から送られる圧縮空気は、
図中矢印で示すように、アウターライナ7と燃焼筒3間
の吸気導入通路19に流入する際に整流板21によって
燃焼筒3と同軸方向に案内される。これにより、吸気導
入通路19を通過する空気流に局所的な旋回流が生じる
ことをなくし、吸気導入通路19から保炎器12、2次
空気供給口13または希釈空気供給口14を通って燃焼
筒3に導かれる空気の流れを円滑にすることができる。
【0026】スクロール9の燃焼筒3に対する開口に別
体で形成される支持枠20が溶接により固着されること
により、この開口の正円度を高められ、燃焼筒3との間
にできる隙間を小さく抑えられる。これに対して、スク
ロール9に燃焼筒3を直接的に嵌合させる構造では、ス
クロール9が深絞り成型によって形成されるため、十分
な組付け精度を確保することができない。
【0027】各整流板21を支持枠20に固着すること
により、整流板21の取付け強度が燃焼筒3の熱変形等
によって損なわれることがない。
【0028】ガスタービンの組立時において、燃焼筒3
をスクロール9の支持枠20に差込む際に、燃焼筒3の
先端部は支持枠20に取付けられた整流板21によって
案内されるため、燃焼筒3またはスクロール9に熱変形
等が生じた場合にも、燃焼筒3を支持枠20に容易に差
込むことができる。
【0029】また、支持枠20と整流板21を金属板を
折曲げて一体形成することにより、部品数を削減すると
ともに、溶接箇所を削減することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コンプレ
ッサから送られる圧縮空気を燃焼ガスの吐出方向と逆方
向から燃焼筒内に導く環状の吸気導入通路を燃焼筒の周
囲に画成し、この燃焼筒から吐出する高温ガスをタービ
ンに導くスクロールを備え、燃焼筒の先端部をこのスク
ロールに形成された開口に嵌挿するガスタービンの燃焼
器において、前記スクロールの開口に固着されて前記燃
焼筒の先端部を嵌挿させる環状の支持枠と、この支持枠
に固着されて前記吸気導入通路に臨んで配置される整流
板とを備えたため、整流板の取付け強度が燃焼筒の熱変
形等によって損なわれることがなく、また燃焼筒の組付
け時にその先端部は整流板によって案内されることによ
り、燃焼筒またはスクロールに熱変形等が生じた場合に
も、燃焼筒を支持枠に容易に差込むことができる。
【0031】また、支持枠と整流板を金属板を折曲げて
一体形成することにより、部品数を削減するとともに、
溶接箇所を削減し、製作コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すガスタービンの縦断面図
である。
【図2】同じく燃焼筒とスクロールの分解斜視図であ
る。
【図3】同じく支持枠および整流板の製作過程で金属板
を切断した状態を示す全体図である。
【図4】同じく支持枠および整流板の製作過程で金属板
の折曲げ加工する前の状態を示す図である。
【図5】同じく支持枠および整流板の製作過程で金属板
の折曲げ加工した後の状態を示す図である。
【図6】従来装置を示すガスタービンの縦断面図であ
る。
【図7】同じく燃焼筒とスクロールの分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 タービン 3 燃焼筒 9 スクロール 19 吸気導入通路 20 支持枠 21 整流板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサから送られる圧縮空気を燃
    焼ガスの吐出方向と逆方向から燃焼筒に導く環状の吸気
    導入通路を燃焼筒の周囲に画成し、この燃焼筒から吐出
    する高温ガスをタービンに導くスクロールを備え、燃焼
    筒の先端部をこのスクロールに形成された開口に嵌挿す
    るガスタービンの燃焼器において、前記スクロールの開
    口に固着されて前記燃焼筒の先端部を嵌挿させる環状の
    支持枠と、この支持枠に固着されて前記吸気導入通路に
    臨んで配置される整流板とを備えたことを特徴とするガ
    スタービンの燃焼器。
  2. 【請求項2】 前記支持枠と前記整流板を金属板を折曲
    げて一体形成したことを特徴とする請求項1記載のガス
    タービンの燃焼器。
JP24366192A 1992-09-11 1992-09-11 ガスタービンの燃焼器 Expired - Lifetime JP2827745B2 (ja)

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