JP2593596B2 - ガスタービンエンジン燃焼器用のドームアセンブリ - Google Patents

ガスタービンエンジン燃焼器用のドームアセンブリ

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JP2593596B2
JP2593596B2 JP3211307A JP21130791A JP2593596B2 JP 2593596 B2 JP2593596 B2 JP 2593596B2 JP 3211307 A JP3211307 A JP 3211307A JP 21130791 A JP21130791 A JP 21130791A JP 2593596 B2 JP2593596 B2 JP 2593596B2
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baffle
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outlet cone
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ステファン・ジョン・ハウエル
スチーブン・ミロ・トボーグ
グラント・アーサー・アルバート
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    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23RGENERATING COMBUSTION PRODUCTS OF HIGH PRESSURE OR HIGH VELOCITY, e.g. GAS-TURBINE COMBUSTION CHAMBERS
    • F23R3/00Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel
    • F23R3/28Continuous combustion chambers using liquid or gaseous fuel characterised by the fuel supply
    • F23R3/283Attaching or cooling of fuel injecting means including supports for fuel injectors, stems, or lances

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Spray-Type Burners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にガスタービン
エンジン燃焼器に関し、特に、改良した燃焼器ドームア
センブリに関する。
【0002】
【従来の技術】通常のガスタービンエンジン燃焼器は、
半径方向に離間した外側および内側燃焼器ライナーを、
上流端でドームアセンブリにより連接した構成になって
いる。ドームアセンブリは複数の気化器(キャブレタ)
を円周方向に間隔をあけて含み、各気化器は、燃料を供
給する燃料噴射器と、旋回空気を生成する空気スワラと
を含み、これにより空気を燃料と混合して、燃料/空気
混合気を生成し、両ライナー間の燃焼器に送り出す。通
常、燃料/空気混合気を燃焼させて、燃焼ガスを発生
し、燃焼ガスは燃焼器内を下流に流れ、燃焼器の下流端
に適当に接合された通常のタービンノズルに流れ込む。
タービンノズルのすぐ下流には、通常の高圧タービンが
位置し、高圧タービンは燃焼ガスからエネルギーを抽出
して、燃焼器の上流に配置された圧縮機に動力を供給す
る。圧縮機は圧縮空気を空気スワラに供給する。
【0003】燃焼器の性能を考察する上での重要な要因
の一つに周知のパターン係数(pattern fac
tor)があり、これはタービンノズルへの温度分布を
表わす無次元の係数である。パターン係数は、(燃焼器
出口での燃焼ガスの最高温度−その平均温度)を(平均
出口温度−燃焼器への入口での圧縮空気の温度)で割っ
た商と定義される。パターン係数は、燃焼器出口からタ
ービンノズルが受けとる燃焼ガスの温度の相対的均一性
を表わし、理想的なパターン係数0は温度が均一なこと
を示す。
【0004】ある従来のガスタービンエンジン燃焼器で
は、ガスタービンエンジンからの動力出力を増大するた
めに、燃焼器出口温度を高くするのが望ましい。出力を
増大した燃焼器のパターン係数は元の燃焼器と同じであ
るが、最高燃焼器出口温度の上昇はタービン寿命の減少
につながる恐れがある。したがって、パターン係数を減
少させるように元の燃焼器を改変することが、タービン
寿命を改善するのに望ましい。
【0005】したがって、ドーム高さ約1.5インチ
(約4cm)の上記燃焼器のためには、ドーム高さ約
2.5インチ(約6cm)のエンジンからの、比較的低
いパターン係数を有することが知られている従来の空気
スワラを縮小した。元の燃焼器からの空気スワラおよび
代替空気スワラとして使用すべき空気スワラは、両方と
も通常の二重反転空気スワラであり、前者の一次ベンチ
ュリスロート径は後者の約2/3であった。しかし、パ
ターン係数の低い空気スワラを単に縮小しても、元の製
造公差がすでに最小約1ミルであるので、元の燃焼器で
と同様の低いパターン係数にはならないことを、解析に
より確認した。元の燃焼器の寸法が比較的小さいことか
ら見て、製造公差が、燃焼器およびタービンの寿命を改
善するために必要な比較的低いパターン係数を実現する
ことの妨げとなった。元の燃焼器は特定の、すなわち第
1基準パターン係数を有し、そして大きい寸法で使用す
る場合にはもっと小さい、すなわち第2基準パターン係
数を有する代替空気スワラでも、小さい燃焼器寸法で著
しく減少したパターン係数を実現することはできなっか
った。
【0006】ガスタービンエンジン燃焼器の設計上のも
う一つの重要な考察事項は、寿命に限りのある部品の保
守作業性である。たとえば、ドームアセンブリは、空気
スワラから延在する通常のバッフルを含み、このバッフ
ルは燃焼器ドームから離間して相互間に、少なくともバ
ッフル自身を冷却するために圧縮機空気を案内するチャ
ンネルを画定する。バッフルは、空気スワラのすぐ下流
で生じる燃焼に対する熱シールドを形成し、ドームを保
護する。したがって、バッフルは、定期的に交換する必
要のある寿命に限りのある部品の1つである。
【0007】バッフルは、代表的にはドームに溶接およ
び/またはろう付けされるので、大抵は、定期的な保守
間隔でドームアセンブリ全体を交換するか、ほとんどを
分解する作業が必要である。このようなバッフル交換作
業は比較的経費がかかり、かなり長い時間を要する。
【0008】
【発明の目的】したがって、この発明の目的は、ガスタ
ービンエンジン燃焼器用の新規な改良されたドームアセ
ンブリを提供することにある。
【0009】この発明の別の目的は、比較的低いパター
ン係数を得るのに有効なドームアセンブリを提供するこ
とにある。
【0010】この発明の他の目的は、比較的小さな燃焼
器において比較的低いパターン係数を得るのに有効なド
ームアセンブリを提供することにある。
【0011】この発明のさらに他の目的は、個別に交換
可能なバッフルを有するドームアセンブリを提供するこ
とにある。
【0012】
【発明の概要】この発明のガスタービンエンジン燃焼器
用のドームアセンブリは、ドームアイレットを有する環
状ドームと、アイレットのまわりでドームに固着された
装着リングと、装着リングに固着されたバッフルと、装
着リングに固着された気化器とを備える。気化器は装着
リングに、燃料/空気混合気を上記装着リングを通して
上記バッフルと所定の関係にて供給し、パターン係数を
制御するように、取り付けられている。
【0013】この発明を特徴付けると考えられる新規な
特徴は、特許請求の範囲に記載した通りである。この発
明の目的、構成および効果をさらに明瞭にするために、
以下に好適な実施例を添付の図面を参照しながら詳しく
説明する。
【0014】
【具体的な構成】図1は従来のガスタービンエンジン燃
焼器の1例を示す中心線方向断面図である。燃焼器10
は、燃焼器10自身およびガスタービンエンジンの長さ
方向中心軸線16のまわりに同軸に配置された、1対の
通常の気膜冷却式の半径方向外側および内側環状ライナ
ー12および14を含む。ライナー12および14は互
いに離間して相互間に通常の燃焼領域18を画定する。
燃焼器10は、その上流端に、通常のドームアセンブリ
20を含み、その環状ドームプレート22は中心軸線1
6のまわりに同軸に配置され、ライナー12および14
の上流端に通常通りに固着されている。ドームアセンブ
リ20には、図2にも示すように、複数の通常の気化器
(キャブレタ)24が円周方向に間隔をあけて配置され
ている。各気化器24は、長さ方向中心軸線28を有す
る通常の二重反転式空気旋回器(スワラ)26を含む。
気化器24は、中心軸線28と同軸に配置された通常の
燃料噴射器(インジェクタ)30も含む。
【0015】燃焼器10は、その後端に環状出口32を
含み、通常のタービンノズル34に通常通りに連結され
ている。ノズル34には、複数のノズルベーン36が円
周方向に間隔をあけて配置されている。ノズル34の下
流には、複数のブレード40が円周方向に間隔をあけて
配置された通常の高圧タービン(HPT)38が配置さ
れている。
【0016】運転時には、通常通り、燃料42を噴射器
30を通して送り、噴射器30からスワラ26に吐出
し、そこで、通常の圧縮機(図示せず)から燃焼器10
に通常通りに供給される圧縮空気44の一部と混合す
る。スワラ26は、燃料42と空気44とを混合して燃
料/空気混合気46を生成する作用をなす。混合気46
を燃焼領域18に送り出し、そこで外側ライナー12に
配置された通常の点火器48により通常通りに点火す
る。こうして発生した燃焼ガス50を燃焼領域18から
燃焼器出口32、タービンノズル34、そしてHPT4
0へと導き、HPT40により燃焼ガスからエネルギー
を抽出して、燃焼器10より上流に配置された圧縮機に
動力を供給する。
【0017】発明の背景の項で説明したように、この従
来例での燃焼器10は、燃焼器10のドーム高さH1
約1.5インチ(約4cm)で、それに対応してスワラ
26の一次ベンチュリ直径D1 も小さい、特定の用途に
現在採用されている設計の例である。元来の気化器24
は、燃焼器10およびHPT38に特定のパワーレベル
にふさわしい適切な性能と寿命を与えるように設計され
ている。しかし、エンジンからもっと大きな出力パワー
を取り出すために燃焼器10を含めてエンジンの性能を
向上させると、燃焼ガスからもっと大きなエネルギーを
得るために出口32での燃焼ガス50の温度T4 もそれ
に応じて上昇する。{最高出口温度T4 −平均出口温度
4 }/{平均出口温度T4 −燃焼器入口温度T3 (圧
縮空気44の温度で示される)}として定義される燃焼
器10と関連したパターン係数は、特定の値を有し、こ
れをここでは第1基準パターン係数という。燃焼器出口
温度T4 が上昇しても、パターン係数は実質的に同じま
まであるが、その出口温度T4 の上昇の結果として、た
とえば、ライナー12、14およびタービン38の寿命
が減少する。
【0018】図3は図1に示した従来の気化器24の拡
大図である。ドーム22は、環状アイレット開口54を
画定する環状ドームアイレット52を含む。通常のバッ
フル56がアイレット52に、その開口54を介して、
仮付け溶接やろう付けにより通常通りに固着されてい
る。スワラ26は、直径D1 を有する一次ベンチュリを
画定する隔壁58、複数の円周方向に間隔をあけて配置
された後部スワールベーン60、および環状出口コーン
62を、すべて一緒に形成した一体の鋳造体として含
む。出口コーン62には、図2にも示すように、3つの
装着タブ64が円周方向に間隔をあけて配置され、これ
らをドーム22に溶接部64bで溶接して、出口コーン
62をドーム22およびバッフル56に対して支持す
る。
【0019】スワラ26はさらに、燃料噴射器30を摺
動自在に支持するための通常のフェルール66と、複数
の円周方向に間隔をあけて配置した前部スワールベーン
68と、これに取り付けた環状半径方向フランジ70と
を含む。半径方向フランジ70は、通常のタブ72によ
り隔壁58に半径方向摺動自在に取り付けられている。
【0020】出口コーン62に設けた流れ面74は、図
3に示すような断面において、中心軸線28に対して鋭
角の円すい角C1 で配置された直線に大体沿って傾斜し
ている。流れ面74には、断面において流れ面74に大
体等しい半径R1 を有する2つの環状凹所76が軸線方
向に間隔をあけて設けられている。出口コーン62に含
まれる半径方向に延在する平坦な後面78も流れ面74
の一部を形成する。ドーム22のアイレット52、バッ
フル56およびコーン後面78は半径方向軸線80に大
体平行に並んで、大体平坦なドーム22を形成してい
る。
【0021】図3に示す従来のドームアセンブリ20
は、比較的狭い吐出し噴射コーン形状の燃料/空気混合
気46を燃焼領域18に供給する作用をなす。これは、
当初の設計には満足な性能を発揮するが、前述した出口
温度T4 が上昇した燃焼器10には不適当であることを
確かめた。この従来のドームアセンブリ20では、ドー
ム22付近に燃焼ガス50の再循環領域が生じ、これが
パターン係数および燃焼器寿命に悪影響を与えるからで
ある。
【0022】図4に第2の従来のドームアセンブリ82
を示す。このドームアセンブリ82は、図1に示した燃
焼器10に関する第1基準パターン係数より小さい、比
較的小さいパターン係数−−ここでは第2基準パターン
係数という−−を有することが知られている。第2のド
ームアセンブリ82は、図1に示した燃焼器10に関す
る値よりいずれも大きい、約2.5インチ(約6cm)
のドーム高さH2 と対応する一次ベンチュリ直径D2
有する現存の燃焼器設計から得た。したがって、図1に
示した燃焼器10に直接入れ替えて用いるには、第2の
ドームアセンブリ82を縮小した。
【0023】図4に示した第2のドームアセンブリ82
は、図1に示した特定の寸法の燃焼器10に用いるため
に縮小したモデルで、図1および図3に示した気化器2
4と大体同様の気化器24bを含む。図3に示した気化
器24と図4に示した気化器24bとの間の同様の構成
要素には、符号bを付してあり、フェルール66b、前
部スワールベーン68b、隔壁58b、後部スワールベ
ーン60b、ドーム22b、ドームアイレット52b、
ドームアイレット開口54bおよびバッフル56bが含
まれる。しかし、この実施例では、図3に示した鋳造し
た比較的大きな出口コーン62の代わりに、図4に示す
後部スワールベーン60bを大体L形の環状出口部材8
4に固着している。
【0024】出口部材84を、環状L形装着ブッシング
88に円周方向に間隔をあけた4か所86で仮付け溶接
し、一方ブッシング88をドームアイレット52bに溶
接および/またはろう付けする。部材84と88の嵌合
面は、両者間での漏れを少なくするために機械加工した
表面である。バッフル56bをアイレット開口54にて
ブッシング88とドームアイレット52bとの間にはさ
み、そこに仮付け溶接およびろう付けする。隔壁58
b、出口部材84およびブッシング88それぞれの後端
を90a、90bおよび90cで示す。後端90bおよ
び90cは大体バッフル56bと同じ円弧上にあり、一
方後端90aはその上流に配置されている。バッフル5
6bの下流端も断面においてまっすぐで、中心軸線28
に対して鋭角C2 で傾斜している。
【0025】図4に示した第2のドームアセンブリ82
は、製造公差および組立公差をもって作製し、組み立て
た構造体である。ドーム高さH1 を有する図1の燃焼器
10に用いるのに必要な比較的小さな寸法の場合、製造
公差および組立公差は比較的大きく、使用するいくつか
の気化器24bにかなりのばらつきが生まれる。その結
果、燃焼器10のパターン係数は、気化器24bを使用
するように作製した場合、当初の燃焼器10の第1基準
パターン係数より小さくならず、燃焼器10およびター
ビン38の寿命を満足なものとするには不適当である。
【0026】図5および図6に、この発明の1実施例に
よるドームアセンブリ94を示す。この実施例のドーム
アセンブリ94は、図1に示したドーム高さH1 を有す
る以前からの燃焼器10に用いる寸法としてある。ドー
ムアセンブリ94は、図6に詳しく示すように、エンジ
ン中心軸線16のまわりに同軸に配置された環状ドーム
96と、複数の円周方向に間隔をあけて配置された環状
ドームアイレット98を含む。ドームアセンブリ94
は、複数の環状装着リング100も含み、各装着リング
100はドーム96の対応するドームアイレット98
に、たとえば溶接またはろう付けにより固着されてい
る。装着リング100の中心アパーチャ102は、中心
軸線104のまわりに、各ドームアイレット98と同軸
に心合せされている。図7にも示すように、複数のバッ
フル106がそれぞれアイレット98に配置されてい
る。各バッフル106は、アパーチャ102内を上流に
延在し、装着リング100に固着された管状装着部分1
08と、装着リング100から下流に延在するフレア部
分110とを含む。
【0027】ドームアセンブリ94は、複数の気化器
(キャブレタ)112も含み、各気化器112は対応す
る装着リング100に固着され、燃料/空気混合気46
をアパーチャ102を通して、以下に説明するように比
較的小さいパターン係数を得るよう、バッフルフレア部
分110に対して所定の関係にて供給する。
【0028】各気化器112は、長さ方向中心軸線10
4のまわりに対称に配置された環状出口コーン116を
有する空気スワラ114を含む。出口コーン116は、
バッフル装着部分108に向かい合う半径方向外側表面
118と、半径方向内向きの環状流れ表面120とを含
み、内面120は空気44の一部をそれに沿って、そし
て下流へバッフルフレア部分110に沿って導く作用を
なす。さらに詳しくは、流れ表面120に沿って流れる
空気44は燃料噴射器30から供給される燃料42と混
ざり合い、そしてその燃料/空気混合気46は半径方向
外向きに分散し、バッフルフレア部分110に沿って流
れる。
【0029】図8にさらに詳しく示すように、装着リン
グ100は、環状の半径方向外向きに延在する半径方向
フランジ122を含み、この半径方向フランジ122
は、ドームアイレット98のまわりでドーム96に溶接
またはろう付けなどにより固着されている。リング10
0は、半径方向フランジ122から下流に延在し、それ
と一体の環状の軸線方向フランジ124も含み、この軸
線方向フランジ124はドームアイレット開口126を
貫通する。軸線方向フランジ124の半径方向外側表面
128は、開口126でドームアイレット98に当接
し、また半径方向内側表面102bは中心アパーチャ1
02を画定する。ドームアイレット98は、環状の半径
方向側面130およびアイレット開口126を画定する
環状の軸線方向内面126bを含む。
【0030】バッフル装着部分108は、装着リング内
面102bに固着された環状の半径方向外側表面132
と、出口コーンの外側表面118に向かい合った半径方
向内側表面134とを含み、内側表面134はスワラ1
14をセンタリングし、空気流の漏れを防止するパイロ
ット表面を与える。
【0031】好適な実施例では、装着リング100は、
リングの半径方向フランジ122と軸線方向フランジ1
24との接合部で半径方向外向きに延在する環状凹所1
36も含み、またバッフル装着部分108の上流端13
8はすえ込みにより曲げられて凹所136に傾斜して半
径方向外向きに進入し、バッフル106を装着リング1
00に取り付ける手段の1つを形成する。この配置か
ら、この発明にしたがって、組立、分解が容易であり、
バッフルフレア部分110の出口コーン116に対する
配向が適切になるなどの、顕著な効果が得られる。これ
らについては後述する。
【0032】図9および図10にバッフル106を装着
リング100に組み付けるのに用いる組立ピン又は装着
ピン140の例を示す。組立時には、装着リングの軸線
方向フランジ124をドーム96の上流側からドームア
イレット98に挿入し、リングの半径方向フランジ12
2を通常通りに、ドーム96に溶接またはろう付け14
2により固着する。好ましくは、装着リングの半径方向
フランジ122は環状の上流向きの平坦な軸線方向基準
面144を含む。またバッフルフレア部分110は所定
の基準点146を有し、この基準点146は、図9に示
す実施例では、基準円である。
【0033】ピン140は第1部分148および第2部
分150を含み、第1部分は、その外径D3 がバッフル
装着部分108の内径にほぼ等しく、第1部分148が
装着部分108内を摺動することができる。ピンの第2
部分150は第1部分148につながっており、その外
径D4 が直径D3 より所定の値だけ大きく、第1基準点
146と接触する第2基準点152、図示例では基準円
を与える。
【0034】3つのアームを有する位置決めブラケット
154をピンの第1部分148に、たとえばボルト15
6を両者にねじ込むことにより着脱自在に取り付ける。
ブラケット154を軸線方向基準面144に押し当て、
第1部分148がバッフル106を貫通している装着用
ピン140にボルト締めする。第1部分148は所定の
軸線方向長さL1 を有するので、バッフルの基準点14
6がピンの基準点152に接触し、こうしてバッフル基
準点146を軸線方向基準面144に対して所定の長さ
1 に位置決めする。環状チューブの支持リング158
をドーム96とバッフル106との間に一時的に配置し
て、組立中にバッフルフレア部分110を支持するとと
もに、ドーム96とバッフル106との間に、バッフル
106を通常通り冷却するための最小のクリアランスを
確実に維持する。
【0035】図9とともに図10に示すように、3本ア
ームのブラケット154には3つのアクセス開口160
が等間隔に設けられ、ドーム96の上流側からバッフル
装着部分108の上流端138にアクセスできる。組立
時には、バッフル装着部分108の上流端138は最
初、凹所136の上に延びる変形されていない円筒部材
138bである。バッフル基準点146をピン基準点1
52に対して維持し、つぎに装着部分138bを装着リ
ング100に複数(好適例では3か所)の間隔をあけた
仮付け溶接162により固着する。仮付け溶接162
は、バッフル106を軸線方向基準面144に対して所
定の軸線方向関係L1 に固定する。
【0036】つぎに、ボルト156をブラケット154
およびピン140から抜き、つぎにこれらすべてをドー
ム96から支持リング158と共に取り外す。つぎに、
装着部分138bを仮付け溶接162間で通常の技術で
曲げるかすえ込みし、図9および図10に示すように凹
所136内に押し広げる。
【0037】図8に明示したように、凹所136の一部
は、装着リング100の軸線方向フランジ内面102b
の半径方向内方かつ後方へ傾斜した部分136bで画定
され、バッフル106の装着部分の上流端138は、上
記凹所傾斜部分136bに平行にかつそこに接触するよ
うに傾斜させる。凹所136の傾斜部分136bは、装
着部分の上流端138をそこに対してすえ込みする際の
好都合な金敷となり、またすえ込みした上流端138は
バッフル106を装着リング100に固着するのを助け
る。上流端138は3か所162で仮付け溶接されてい
るので、上流端138のすえ込み部分は仮付け溶接16
2の間にだけ形成され、凹所136のまわりで円周方向
に間隔をあけて配置される。
【0038】バッフル106を交換する保守作業の間、
まず最初スワラ114を装着リング100から取り外
し、こうしてバッフルの装着部分の上流端138に簡単
にアクセスできる状態とする。つぎに、3か所の仮付け
溶接162を、通常の手段、たとえば研削などにより除
去し、上流端138を通常の手段ですえ込み除去し、バ
ッフル106を装着リング100から取り外す。つぎ
に、交換用バッフル106を装着リング100に挿入
し、前述した通りに組み立てる。このようにして、個々
のバッフル106を比較的簡単に取り替えることがで
き、実質的な分解作業が必要なく、またバッフルにドー
ム96の上流側からアクセスすることが通常不可能な通
常の燃焼器の場合に必要な、ドーム96全体の交換も必
要がない。取り外したスワラ114はこの後、再度取り
付けて、その正規の寿命の残りの期間再使用することが
できる。
【0039】再び図8に戻ると、スワラの出口コーン1
16はさらに、環状の半径方向外向きに延在する半径方
向フランジ164を含み、この半径方向フランジ164
の下流向き軸線方向基準面166はコーン流れ表面12
0に対して軸線方向に所定通りに位置し、たとえば、コ
ーン流れ表面120の後端が軸線方向長さL2 に配置さ
れている。特に、バッフル基準点146およびコーン流
れ表面120は、リングの軸線方向基準面144に対し
て、軸線方向に所定通りに、それぞれ軸線方向長さL1
およびL2 に配置されている。流れ表面120および半
径方向フランジ164を含む出口コーン116は、好ま
しくは、単一の一体の部材であり、したがって、流れ表
面120はコーン軸線方向基準面166に対して簡単に
軸線方向に所定通りに配置することができるので、コー
ン116を装着リング122に組み立てるとき、所定の
軸線方向関係を維持することができ、こうして軸線方向
組立累積公差(従来技術で代表的に見られるように複数
の構成要素の組立により生じる)を、なくさないにして
も、減らすことができる。
【0040】このようにして、流れ表面120の所定の
空間配置をすべてのスワラ114について正確に維持し
て、より均一な一定のパターン係数を得ることができ
る。図4に示す従来の低いパターン係数の気化器24b
を縮小する場合、製造公差と累積公差が比較的大きくな
り、このため、ドームアセンブリ構成要素の空間的配置
にばらつきを生じ、これが流れの変化につながり、その
結果、比較的大きなパターン係数となる。
【0041】この発明の好適な実施例では、装着リング
100の軸線方向フランジの内面132が半径方向基準
面(132)を画定し、これを用いて、バッフル106
およびコーン流れ表面120を半径方向に所定の関係に
位置させることができる。リングの軸線方向フランジ1
24およびバッフルの装着部分108のそれぞれの半径
方向厚さは、バッフル基準点146およびコーン流れ表
面120をリングの半径方向基準面132に対して半径
方向に所定通りに位置させるように、予め定める。装着
リング100をドームアイレット98に固着するので、
リング100、アイレット98およびバッフル106の
それぞれの半径方向および軸線方向寸法は、装着リング
の半径方向基準面132および軸線方向基準面144を
ドームアイレット98に対して所定通りに位置させるよ
うに、予め選ぶことができる。
【0042】バッフル106および流れ表面120を所
定通りに位置させるために基準面を与えることのほか
に、装着リングの軸線方向基準面144はコーンの軸線
方向基準面166に接触する。これらの表面は、好適な
実施例では、機械加工面として、バッフルの装着部分1
08および出口コーン116間での空気44の漏れを少
なくするよう両面間にシールを形成する。このことが望
ましいのは、両部材間での空気44の漏れを制御しない
と、小さな燃焼器10のプロファイルおよびパターン係
数が影響を受けるからである。
【0043】たとえば、図8に示すように、コーン流れ
表面120は、後端に配置されたまっすぐな第1部分1
68と、第1部分168から上流に延在する凸状第2部
分170とを含む、図示の通りの軸線方向横断面を持つ
のが好ましい。出口コーン120は長さ方向中心軸線1
04のまわりに同軸に配置された環状部材であるので、
まっすぐな第1部分168は、中心線104のまわりに
回転させたまっすぐな円すいの一部を画定する。第2部
分170も中心線104のまわりに環状であるが、図8
に示すように、中心線104を軸線方向および半径方向
に通る平面における断面で凸状である。
【0044】空気スワラ114はさらに、中心線104
のまわりに同軸に配置された環状隔壁172を含み、隔
壁172の軸線方向に延在する後方部分174は、出口
コーン116から半径方向内方へ離れて、相互間に旋回
空気44を案内する後方ベンチュリチャンネル176を
画定する。一方、コーン流れ表面170も、第2部分1
70から上流に延在し、隔壁172の後方部分174に
向かい合う、大体軸線方向へ延在するまっすぐな第3部
分178を含む。コーン流れ表面170の第2部分17
0および第3部分178は接合点180でつながり、後
方チャンネル176内に最小流れ面積を与える後方ベン
チュリスロート182を画定する。隔壁後方部分174
は後端184を有し、ベンチュリスロート182をその
後端184より上流に配置するのが好ましい。別の実施
例では、後方ベンチュリスロート182を後端184に
配置することもできる。
【0045】隔壁後方部分174はその断面において、
まっすぐな半径方向外側表面186および凸状の半径方
向内側表面188を有し、凸面188は最小流れ面積を
与える前方スロート192を有する前方ベンチュリ19
0を画定する。前方ベンチュリ190は、後方ベンチュ
リチャンネル176より半径方向内方に配置され、それ
から隔壁後方部分174により隔たれている。
【0046】隔壁172はさらに、出口コーン116か
ら軸線方向上流に離れた半径方向外方へ延在する前方部
分194を含む。そして空気スワラ114にはさらに、
複数の後方スワールベーン196が円周方向に間隔をあ
けて配置され、これらのベーン196は隔壁の前方部分
194と出口コーンの半径方向フランジ164とを固定
的に連接しており、空気44を後方ベンチュリチャンネ
ル176に旋回させるように、前方部分194及び半径
方向フランジ164と一体形成されている。
【0047】図6に示すように、スワラ114にはさら
に、複数の前方スワールベーン198が円周方向に間隔
をあけて配置され、これらのベーン198は隔壁前方部
分194に摺動自在に連接され、空気44を前方ベンチ
ュリ190に旋回させる。
【0048】さらに詳しく説明すると、前方スワールベ
ーン198は、上流側で通常の管状フェルール200
に、また下流側で通常の管状支持プレート202に通常
の手段で固着されている。好適な実施例では、フェルー
ル200、前方スワールベーン198および支持プレー
ト202は単一の部材をなし、鋳造できる。支持プレー
ト202は、通常のタブ204により隔壁前方部分19
4に対して摺動自在な係合関係に保持されているので、
支持プレート202は中心線104に対して半径方向に
移動できる。このことは、スワラ114と燃料噴射器3
0との間の半径方向の熱膨張・収縮を吸収するのに有効
である。噴射器30はフェルール200に通常の手段で
摺動自在に配置され、同様に熱膨張差による軸線方向の
動きを吸収する。
【0049】周知のように、前方スワールベーン198
は、空気44を第1方向に旋回させるように通常通りに
配置し、また後方スワールベーン196は、空気44を
第1方向とは反対の第2方向に旋回させるように通常通
りに配置する。運転中に燃料噴射器30から吐出される
燃料42を前方ベンチュリ190に噴射し、ここで前方
スワールベーン198により旋回している空気44と混
合する。この燃料42と前方スワールベーン198から
の旋回空気44との初期混合気は、前方ベンチュリ19
0から後方へ吐出され、ここで後方スワールベーン19
6により旋回させられ、後方ベンチュリチャンネル17
6を通ってくる空気44と混合し、燃料/空気混合気4
6を形成する。燃料/空気混合気46は、前方スワラ1
98および後方スワラ196の遠心作用により半径方向
外方へ広げられ、流れ表面120およびバッフルフレア
部分110に沿って比較的広い吐出し噴射角度で流れ
る。
【0050】図8にさらに詳しく示すように、流れ表面
120の凸状第2部分170は所定の半径R2 を有し、
鋭角Aにわたって延び、コアンダ力により、後方ベンチ
ュリチャンネル176を通して案内される旋回空気44
を半径方向外方へ曲げる。コアンダ効果は周知であり、
凸状部分170の半径R2 および角度Aを空気44のコ
アンダ湾曲流れを達成するように予め選択することがで
きる。凸状第2部分170には、2つの円周方向に延在
する大体V形の凹所206を軸線方向に間隔をあけて設
けるのが好ましい。これらの凹所206が流れ安定性を
与え、空気44および燃料/空気混合気46を凸状第2
部分170、第1部分168およびバッフルフレア部分
110に沿って半径方向外向きに曲げるのを促進する、
ことを確かめた。好適な実施例では、凹所206または
段部を深さ約10ミルとし、後方段部を流れ表面の第1
部分168との接合部に配置し、また前方段部を凸状部
分170の大体中間に位置させる。凸状部分170にお
ける凹所206の相対的位置は、個別の例について解析
と実験に基づいて、出口コーン流れ表面120に沿って
の空気44と燃料/空気混合気46への湾曲力およびコ
アンダ効果を高めるように、予め選択する。したがっ
て、鋭角Aは、付着した流れを維持しながら、90°近
くまで増加できるが、好適な実施例では、約70°であ
る。
【0051】まっすぐな円すい状流れ表面第1部分16
8は、そこへの流れ付着を維持し、流れを安定化する目
的で設けるのが好ましい。また、好適な実施例では、第
1部分168をバッフルフレア部分110と同延に並べ
て、流れ安定性を高めるとともに、燃料/空気混合気4
6の比較的広い吐出し噴射角度を維持する。
【0052】好適な実施例では、流れ表面第1部分16
8およびバッフルフレア部分110は、まっすぐな円す
いの一部を形成し、中心軸線104に対して後方へ鋭角
Aにて傾斜しており、比較的広い吐出し噴射角度を得る
とともに、比較的低いパターン係数を維持する。好適な
実施例では、出口コーン116およびバッフル106は
別々の部材であるので、両者を適当に組み合わせなけれ
ばならないが、流れ表面第1部分168とバッフルフレ
ア部分110とはノッチ208で離間している。
【0053】具体的には、バッフルフレア部分110は
円弧状移行部分210によりバッフル装着部分108に
接合している。バッフル106を出口コーン116の隣
に位置させると、円弧状移行部分210がノッチ208
を形成する。別の実施例では、ノッチ208をなくし
て、第1部分168からフレア部分110まで実質的に
連続な流れ表面を形成することができる。また他の実施
例では、流れ表面第1部分168の傾斜を、フレア部分
110と同延にする代わりに、フレア部分110と浅く
交差する関係に配置でき、こうするには、第1部分16
8に関する角度Aの値を減少させればよい。このような
フレア部分110に対する第1部分168の浅い交差ま
たは同延関係は、流れの付着を維持するのに好適であ
る。
【0054】前述した通りのドームアセンブリ94にお
いては、寿命の限られた部品の交換のための組立および
分解両方についての作業しやすさが改善されており、ま
た製造公差および累積公差が減少し、パターン係数のば
らつきにつながる流れの変動が減少する。その結果、図
5に示す燃焼器に極めて低いパターン係数が得られ、そ
のパターン係数は、ドームアセンブリ94以外は同じ、
図1に示す燃焼器についての第1基準パターン係数より
著しく小さい。パターン係数は第2基準パターン係数よ
りも低い。
【0055】作業のしやすさの改善とパターン係数の減
少は、この発明による改良ドームアセンブリ94から得
られる2つの相関した効果である。バッフルフレア部分
110および流れ表面120両方を装着リング100の
軸線方向基準面144に対して位置決めして、両者間の
空間関係を改善するのが好ましい。好ましくは、軸線方
向基準面144は機械加工面であるので、これは通常の
ドームの通常の板金表面より正確な基準面を与える。
【0056】さらに、装着リング100の軸線方向基準
面144および出口コーン116の軸線方向基準面16
6は機械加工面であるので、これらの表面は効果的なシ
ールを形成し、外面118と内面134との間での空気
44の漏れを少なくする。小さな燃焼器で過剰な漏れが
ある場合には、ノッチ208を通しての漏れが、パター
ン係数に影響する恐れがあるからである。
【0057】上述したように、装着リング100は、別
々の構成要素の空間的位置を制御する正確な基準部材と
なるとともに、ドーム全体を交換する必要なく、あるい
は実質的な分解作業なしに、個々のバッフル106の比
較的簡単な交換を可能にする。さらに具体的には、たと
えば図6および図8に示すように、スワラ114を装着
リング100に複数の円周方向に離間した仮付け溶接部
212により固着する。これらの溶接部212は、必要
な時にはいつでもスワラ114を取り外すために、比較
的簡単に削り取ることができる。つぎに、バッフル装着
部分108に、前述したように、ドーム96の上流側か
らアクセスし、そして、バッフル106を前述したよう
に、比較的簡単に取り外し、交換する。つぎに、交換し
たバッフル106を軸線方向基準面144に対して比較
的簡単に位置決めする。このことは、装着リング100
に再び組み立てる場合に、スワラ114の流れ表面12
0についても同様である。
【0058】この発明によるドームアセンブリ94の上
述した利点の結果として、燃焼器10の始動能力、燃焼
安定性、シェル耐久性、耐炭素およびコークス性も良好
になり、実際に作製し、試験した例では組立公差の累積
の影響を受けない。
【0059】また、前述したように、コアンダ効果を利
用することにより、流れ表面120に沿って空気44を
最大に湾曲させることができる。また、好適な実施例で
は、接合点180を隔壁後端184の上流に配置するこ
とにより、前方ベンチュリ190を通して流れる燃料/
空気混合気46と後方ベンチュリチャンネル176から
の空気44との混合を、流れが凸状第2部分170に沿
って曲がり始めるのより遅くする。このようにするの
は、混合が起こると、流れが曲がり始め、曲がり続ける
能力が低下するからである。
【0060】好適な実施例によるスワラ114はこうし
て、燃料/空気混合気46の吐出し噴射を燃料噴射器3
0の性能とは実質的に無関係にする。燃料噴射器30か
らの燃料42の比較的狭い噴射角度を、出口コーン12
0およびバッフルフレア部分110では比較的広い噴霧
化スプレーに変えることができる。従って、燃料噴射器
30を、図6に示すように、フェルール200の後端か
ら僅かに上流に所定の量だけ後退させることができ、こ
うして噴射器の消耗を減らすか防ぐことができ、また同
時に、噴射器から噴射される燃料42の前方ベンチュリ
190への衝突(燃焼器の運転中にベンチュリ190へ
炭素を堆積する原因となる)を減らすことができる。
【0061】さらに、バッフルフレア部分110の面に
付着流れを維持することにより、バッフル温度を低くす
るとともに燃焼器ライナーの熱負荷を減らし、燃焼器の
寿命を改善する。
【0062】さらにまた、スワラ114からの噴射吐出
しが比較的広いので、ドーム96の円周まわりに使用す
る気化器112の数を少なくすることができる。
【0063】以上、この発明の好適な実施例と考えられ
るものを説明したが、当業者には、他の変更例も以上の
教示から明らかであり、したがって、このような変更例
もすべてこの発明の要旨の範囲内に入るものとする。た
とえば、上記とは異なるタイプのスワラを使用すること
ができ、具体的には、半径方向スワールベーンの代わり
に軸線方向スワールベーンを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガスタービンエンジン燃焼器アセンブリ
および隣接構造の中心線に沿った断面図である。
【図2】図1の2−2線方向に見た燃焼器のドームアセ
ンブリの下流向き正面図である。
【図3】図1に示した従来のドームアセンブリの中心線
に沿った拡大断面図である。
【図4】図1に示した燃焼器に適用する寸法とした従来
のドームアセンブリの別の実施例を示す中心線に沿った
拡大断面図である。
【図5】図1に示した燃焼器に適用するこの発明の1実
施例によるドームアセンブリの中心線に沿った断面図で
ある。
【図6】図5に示したドームアセンブリの中心線に沿っ
た拡大断面図である。
【図7】図6の7−7線方向にかつ上流向きに見たドー
ムアセンブリの端面図である。
【図8】図6に示したドームアセンブリの半径方向内方
部分の中心線に沿った拡大断面図である。
【図9】図6に示したドームアセンブリの中心線に沿っ
た断面図で、バッフルをドームに組みつけるための装着
用ピンを示す。
【図10】図9の10−10線方向にかつ下流向きに見
たドームアセンブリの端面図である。
【符号の説明】
10 燃焼器 12、14 環状ライナー 16 長さ方向中心軸線 18 燃焼領域 20 ドームアセンブリ 26 スワラ 30 燃料噴射器 44 空気 94 ドームアセンブリ 96 ドーム 98 ドームアイレット 100 装着リング 102 中心アパーチャ 104 中心軸線 106 バッフル 108 バッフルの管状装着部分 110 バッフルのフレア部分 112 気化器 114 スワラ 116 出口コーン 120 流れ表面 122 半径方向フランジ 124 軸線方向フランジ 126 開口 136 環状凹所 138 上流端 140 組立ピン 146 基準点 148 ピンの第1部分 150 ピンの第2部分 152 基準点 154 ブラケット 162 仮付け溶接 164 出口コーンの半径方向フランジ 168 流れ表面の第1部分 170 流れ表面の凸状第2部分 172 隔壁 174 後方部分 176 後方ベンチュリチャンネル 178 流れ表面の第3部分 180 接合点 182 ベンチュリスロート 184 後端 190 前方ベンチュリ 192 前方スロート 194 隔壁の前方部分 196 後方スワールベーン 198 前方スワールベーン 200 フェルール 202 支持プレート 206 凹所 208 ノッチ 210 円弧状移行部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グラント・アーサー・アルバート アメリカ合衆国、イリノイ州、オーク・ パーク、アパートメント・3・イー、ワ シントン・ボウルバード、302番 (56)参考文献 特公 昭61−61015(JP,B2) 米国特許4180974(US,A)

Claims (29)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのドームアイレット(9
    8)を有している環状ドーム(96)と、 該ドームに固着されていると共に、半径方向内側表面
    (102b)を有している装着リング(100)であっ
    て、前記半径方向内側表面は、前記ドームアイレットと
    同軸に心合わせされた中心アパーチャ(102)を画定
    している、装着リング(100)と、 該装着リングの中心アパーチャ内を上流に延在している
    と共に前記装着リングの半径方向内側表面(102b)
    に固着されている管状装着部分(108)と、前記装着
    リングから下流に延在しているフレア部分(110)と
    を有しているバッフル(106)と、 環状出口コーン(116)を有している空気スワラ(1
    14)を含んでいる気化器(112)であって、前記出
    口コーンは、前記バッフルの装着部分(108)に向か
    い合って設けられている半径方向外側表面(118)
    と、半径方向外向きに延在している環状の半径方向フラ
    ンジ(164)と、空気を当該流れ表面に沿って且つ下
    流に前記バッフルのフレア部分に沿って案内するように
    半径方向内側に向いている環状流れ表面(180)とを
    有している、気化器(112)とを備えており、 前記スワラの出口コーンの半径方向フランジ(164)
    は、燃料/空気混合気を前記中心アパーチャ(102)
    を通して前記バッフルのフレア部分(110)と所定の
    関係で供給するように前記装着リングに固着されている
    と共に該装着リングから取り外し可能であり、前記バッ
    フルの装着部分(108)は、前記気化器が前記装着リ
    ングから取り外されたときに前記ドームの上流側からア
    クセス可能であるように、前記装着リングの中心アパー
    チャ(102)内を上流に延在しているガスタービンエ
    ンジン燃焼器用のドームアセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記ドームアイレットは、半径方向側面
    と、アイレット開口を画定している軸線方向内側表面と
    を含んでおり、 前記装着リングは、半径方向外向きに延在している環状
    の半径方向フランジであって、前記ドームアイレットの
    周りで前記ドームに固着されている環状の半径方向フラ
    ンジと、該半径方向フランジから下流に且つ前記ドーム
    のアイレット開口を貫通して延在している環状の軸線方
    向フランジとを更に含んでおり、該軸線方向フランジ
    は、前記中心アパーチャを画定している前記装着リング
    の半径方向内側表面を有しており、 前記バッフルの装着部分は、前記装着リングの半径方向
    内側表面に固着されている環状の半径方向外側表面を有
    していると共に、前記出口コーンの外側表面に向かい合
    って設けられている半径方向内側表面を更に有している
    請求項1に記載のドームアセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記装着リングは、前記装着リングの半
    径方向フランジと軸線方向フランジとの接合部で半径方
    向外向きに延在している環状の凹部を更に含んでおり、
    前記バッフルの装着部分は、前記バッフルを前記装着リ
    ングに接合するように前記凹部内へ半径方向外向きに傾
    斜した上流端を有している請求項2に記載のドームアセ
    ンブリ。
  4. 【請求項4】 前記バッフルの装着部分の上流端を前記
    凹部に接合しており、円周方向に離間している複数の溶
    接部を更に含んでいる請求項3に記載のドームアセンブ
    リ。
  5. 【請求項5】 前記凹部は、半径方向外向きに且つ後方
    に傾斜した前記装着リングの半径方向フランジの内側表
    面の傾斜部により部分的に画定されており、前記バッフ
    ルの装着部分の上流端は、前記凹部の傾斜部と平行に傾
    斜している請求項3に記載のドームアセンブリ。
  6. 【請求項6】 前記バッフルの装着部分の上流端は、前
    記凹部の周りで円周方向に離間した複数の位置でのみ該
    凹部に平行に傾斜している請求項5に記載のドームアセ
    ンブリ。
  7. 【請求項7】 前記バッフルの装着部分の上流端を前記
    凹部に接合しており、円周方向に離間している複数の溶
    接部を更に含んでいる請求項6に記載のドームアセンブ
    リ。
  8. 【請求項8】 前記装着リングの半径方向フランジは、
    上流に向いている環状の軸線方向基準面を含んでおり、 前記スワラの出口コーンの半径方向フランジは、前記出
    口コーンの流れ表面に対して所定通りに配置されている
    下流に向いた軸線方向基準面を有しており、前記バッフ
    ルは、所定の基準点を含んでおり、 該バッフルの基準点及び前記コーンの流れ表面は、前記
    装着リングの軸線方向基準面に対して軸線方向に所定通
    りに設けられている請求項2に記載のドームアセンブ
    リ。
  9. 【請求項9】 前記装着リングの半径方向内側表面は、
    半径方向基準面を画定しており、 前記バッフルの基準点及び前記出口コーンの流れ表面
    は、前記装着リングの半径方向基準面に対して半径方向
    に所定通りに設けられている請求項8に記載のドームア
    センブリ。
  10. 【請求項10】 前記装着リングの半径方向基準面及び
    軸線方向基準面は、前記ドームアイレットに対して所定
    通りに配置されている請求項9に記載のドームアセンブ
    リ。
  11. 【請求項11】 前記装着リングの軸線方向基準面は、
    前記バッフルの装着部分と前記出口コーンとの間の空気
    の漏れを減少させるシールを形成するように前記出口コ
    ーンの軸線方向基準面と接触している請求項9に記載の
    ドームアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記出口コーンの流れ表面は、軸線方
    向横断面を有しており、該軸線方向横断面は、 その後端に設けられているまっすぐな第1の部分と、 該第1の部分から上流に延在している凸状の第2の部分
    とを含んでいる請求項2に記載のドームアセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記空気スワラは、軸線方向に延在し
    ている後方部分を有している環状隔壁を更に含んでお
    り、前記後方部分は、旋回した空気を案内する後方ベン
    チュリチャンネルを該後方部分と前記出口コーンとの間
    に画定するように前記出口コーンから半径方向内向きに
    離間しており、 前記出口コーンの流れ表面は、前記第2の部分から上流
    に延在していると共に前記隔壁の後方部分に向かい合っ
    ている第3の部分を更に含んでいる請求項12に記載の
    ドームアセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記隔壁の後方部分は、後端を含んで
    おり、 前記出口コーンの流れ表面の第2の部分及び第3の部分
    は、接合点で接合されており、前記後方チャンネル内に
    最小流れ面積を有している後方ベンチュリスロートを前
    記隔壁の後方部分と共に画定している請求項13に記載
    のドームアセンブリ。
  15. 【請求項15】 前記後方ベンチュリスロートは、前記
    隔壁の後方部分の後端に設けられている請求項14に記
    載のドームアセンブリ。
  16. 【請求項16】 前記後方ベンチュリスロートは、前記
    隔壁の後方部分の後端より上流に設けられている請求項
    14に記載のドームアセンブリ。
  17. 【請求項17】 前記隔壁の後方部分は横断面におい
    て、まっすぐな半径方向外側表面と、凸状の半径方向内
    側表面とを有しており、該凸状の表面は、最小流れ面積
    の前方スロートを有している前方ベンチュリを画定して
    いる請求項14に記載のドームアセンブリ。
  18. 【請求項18】 前記隔壁は、半径方向外向きに延在し
    ている前方部分であって、前記出口コーンから離間して
    いる前方部分を更に含んでおり、前記空気スワラは、円
    周方向に離間している複数の後方スワールベーンであっ
    て、空気を前記後方ベンチュリチャンネルに旋回させる
    ように前記隔壁の前方部分と前記出口コーンとを固定し
    て接合している複数の後方スワールベーンを更に含んで
    いる請求項17に記載のドームアセンブリ。
  19. 【請求項19】 前記空気スワラは、円周方向に離間し
    ている複数の前方スワールベーンであって、空気を前記
    前方ベンチュリに旋回させるように前記隔壁の前方部分
    に摺動自在に接合されている複数の前方スワールベーン
    を更に含んでいる請求項18に記載のドームアセンブ
    リ。
  20. 【請求項20】 前記前方スワールベーンは、空気を第
    1の方向に旋回させるように配置されており、前記後方
    スワールベーンは、空気を前記第1の方向とは反対の第
    2の方向に旋回させるように配置されている請求項19
    に記載のドームアセンブリ。
  21. 【請求項21】 前記空気スワラの前記出口コーン、隔
    壁及び後方スワールベーンは、互いに一体形成されてお
    り、前記スワラは、前記装着リングから取り外し可能で
    ある請求項18に記載のドームアセンブリ。
  22. 【請求項22】 前記出口コーンの流れ表面の第2の部
    分は、前記旋回した空気の方向をコアンダ力により前記
    後方ベンチュリチャンネルから半径方向外向きに変える
    のに適当な所定の半径を有している請求項14に記載の
    ドームアセンブリ。
  23. 【請求項23】 前記出口コーンの流れ表面の第2の部
    分は、円周方向に延在している全体的にV形の凹部を含
    んでいる請求項22に記載のドームアセンブリ。
  24. 【請求項24】 前記出口コーンの流れ表面の第2の部
    分は、軸線方向に離間して円周方向に延在している全体
    的にV形の2つの凹部を含んでいる請求項22に記載の
    ドームアセンブリ。
  25. 【請求項25】 前記出口コーンの流れ表面の第1の部
    分は、前記バッフルのフレア部分と同延に並んでいる請
    求項24に記載のドームアセンブリ。
  26. 【請求項26】 前記出口コーンの流れ表面の第1の部
    分は、前記バッフルのフレア部分から離れている請求項
    25に記載のドームアセンブリ。
  27. 【請求項27】 前記バッフルのフレア部分は、前記バ
    ッフルの装着部分に円弧状移行部分により接合されてお
    り、該円弧状移行部分は、前記出口コーンの流れ表面の
    第1の部分と前記バッフルのフレア部分との間にノッチ
    を形成している請求項25に記載のドームアセンブリ。
  28. 【請求項28】 前記出口コーンの流れ表面の第1の部
    分及び前記バッフルのフレア部分は、まっすぐな円すい
    の一部を形成していると共に、前記出口コーンの中心軸
    線に対して後方へ鋭角にて傾斜している請求項25に記
    載のドームアセンブリ。
  29. 【請求項29】 前記鋭角は、約70°である請求項2
    8に記載のドームアセンブリ。
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