JP2826722B2 - リークシグナル発生器並びに電気接続具 - Google Patents

リークシグナル発生器並びに電気接続具

Info

Publication number
JP2826722B2
JP2826722B2 JP8227842A JP22784296A JP2826722B2 JP 2826722 B2 JP2826722 B2 JP 2826722B2 JP 8227842 A JP8227842 A JP 8227842A JP 22784296 A JP22784296 A JP 22784296A JP 2826722 B2 JP2826722 B2 JP 2826722B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
terminal
fixed contact
outlet
leak
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8227842A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1050409A (ja
Inventor
尚眞 井戸坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8227842A priority Critical patent/JP2826722B2/ja
Publication of JPH1050409A publication Critical patent/JPH1050409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2826722B2 publication Critical patent/JP2826722B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電化機器の差し込み
プラグ用電源の二極式コンセントに用いるリークシグナ
ル発生器並びにリークシグナル発生及び回路の自動遮断
機構を有するコンセント又はプラグ等電気接続具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電化機器の差し込みプラグ用電源
として家庭又は事務所等に設置されている二極式のコン
セントは、肉眼では通電状態が見分けられず、また火災
等の事故の原因となる過電流又はリーク(漏電)等によ
る温度上昇を早期に発見することが困難であるという問
題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術の
有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ
の目的とするところはコンセントに挿着又は組込可能な
小型かつ低コストのリークシグナル発生並びにリーク
グナル発生及び回路及び回路の自動遮断機構を有するコ
ンセント又はプラグ等電気接続具を提供しようとする
ものである。
【0004】
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【課題を解決するための手段】本請求項1の発明は、電
化機器の差し込みプラグ用の二極式コンセントに差し込
んで使用されるリークシグナル発生器であって、 絶縁材
でなり、コンセントに着脱自在に挿着される差し込み用
の第1及び第2突出端子を有する筐体と、 前記第1及び
第2の突出端子間に接続された発光部材と、 前記筐体内
に設けられた固定接点と、 前記第1突出端子に電気的に
接続され前記固定接点に対向するように設けられた可動
接点を有する電気絶縁材からなる移動体と、 前記移動体
を常時、前記固定接点側に付勢するばねと、 前記筐体内
で前記突出端子間のほぼ中央にそれと平行に上端部が筐
体内に突出するように植設され、常温時は前記上端部が
前記移動体に係合して前記ばねのばね力に抗して前記可
動接点を前記固定接点から開離させ、所定値を越えて温
度上昇したときは変形により前記上端部が前記移動体か
ら離脱して前記ばねのばね力により前記可動接点を前記
固定接点に圧接させる温度変位手段と、 前記固定接点に
電気的に接続されたリーク警報出力端子と を備えたもの
である。
【0016】上述の請求項1の発明のリーク信号を出力
する機能を有するリークシグナル発生器は、合成樹脂等
電気絶縁材からなる筺体が長時間高温にさらされて次第
にカーボン化し、電気絶縁性が劣化又は破壊されて端子
間のリークで第1突出端子周辺温度が上昇したとき、温
度変位手段が変形してリーク警報出力端子からリーク信
号が出力するので、このリーク信号により電源部を遮断
する等安全装置を作動させることが可能となり、筐体
異状を早期に発見することができる。
【0017】本請求項2の発明は、電化機器の差し込み
プラグ用の二極式コンセントに差し込んで使用されるリ
ークシグナル発生器であって、 絶縁材からなり、コンセ
ントに着脱自在に挿着される第1及び第2突出端子を有
する筐体と、 前記第1及び第2の突出端子間に接続され
た発光部材と、 前記筐体内において前記第1突出端子に
固着された固定接点と、 一端中央寄りに前記固定接点に
対向するように設けられた可動接点、及び他端中央寄り
に前記両突出端子の端子並列方向とほぼ平行に形成され
た案内溝に移動可能に係合するピンを有するレバーと、
前記筐体内で前記両突出端子間のほぼ中央にそれと平行
に上端部が筐体内に突出するように植設され、常温時は
前記上端部が前記レバーの一端に係合し、所定値を越え
て温度上昇したときは変形により前記上端部が前記レバ
ーから離脱する温度変位手段と、 前記レバーの他端に設
けられ、常温状態にあって前記温度変位手段が前記レバ
ーの一端に係合しているとき前記ピンが前記案内溝の中
間位置にあって前記可動接点を前記固定接点に圧接さ
せ、温度上昇により前記温度変位手段が前記レバーから
離脱したとき前記ピンが前記案内溝に沿って終端位置ま
でに移動し前記ピンを支点として前記レバーを回動させ
て前記可動接点を前記固定接点から開離させるばねと、
前記可動接点に電気的に接続されたリーク警報出力端子
を備えたものである。
【0018】上述の請求項2の発明のリーク信号を出力
する機能を有するリークシグナル発生器は上述の請求項
と同様の効果を有するとともに、リーク警報出力端子
を使用して直接電源回路を遮断することも可能となる。
【0019】本請求項3の発明は、電化機器の差し込み
プラグ用の二極式コンセントに差し込んで使用されるリ
ークシグナル発生器であって、 絶縁材からなり、コンセ
ントに着脱自在に挿着される第1及び第2突出端子を有
する筐体と、 この筐体内に設けられた接片と、 前記筐体
内で前記突出端子に近接して設けられ常温時は先端部が
前記接片と開離し、所定値を越えて温度上昇したとき
は、変形により前記先端部と接片を閉成する温度変位手
段と、 前記第1及び第2の突出端子間に前記温度変位手
段の先端と前記接片を介して2続された警報発生手段
と、 前記筐体の前記突出端子間の各端子寄り位置にそれ
ぞれ互いに平行に植設された一対のリーク検出ピンと、
前記一対のリーク検出ピンの間に電気的に接続され、前
記突出端子周辺の絶縁材の電気絶縁性が破壊されたとき
前記一対のリーク検出ピン間に生ずるリーク電圧により
作動してリーク警報を発生するリーク警報発生手段と
備えたものである。
【0020】上述の請求項3の発明のリーク信号を出力
する機能を有するリークシグナル発生器は、筺体構成
する合成樹脂等電気絶縁材の絶縁性が劣化又は破壊され
てリークが発生するようになると、それぞれの突出端子
の近くに埋設されているリード線にリーク電圧が発生し
て、リーク警報発生手段よりリーク信号が出るので、使
用者はリーク信号が出るまで安心して使用することが可
能となる
【0021】本請求項4の発明は、電化機器の差し込み
プラグ用の接続電源として用いる二極式の固定又は可搬
式コンセントの筐体に一次側の第1及び第2接続端子を
有し前記筐体に前記第1及び第2一次側の接続端子に各
極毎に電気的に接続された前記電化機器の差し込みプラ
グを受け入れる二次側接続金具の挟持部に少なくとも一
対の挿入穴を有するコンセントに組み込まれるリークシ
グナル発生器であって、前記少なくとも一対のプラグ挿
入穴間において前記筐体の前記プラグ挿入穴近傍にそれ
ぞれ互いに平行に植設された一対のリーク検出板と、
のリーク検出板間に電気的に接続され、前記挟持部周辺
の絶縁材の電気絶縁性が破壊されたとき前記一対のリー
ク検出間に生ずるリーク電圧により作動してリーク警報
を発生するリーク警報発生手段と を備えたものである。
【0022】このリーク信号を出力する機能を付加した
導電状態確認シグナル発生器は、コンセントに挿入した
電化機器等の差し込みプラグの第2突出端子の周辺すな
わちコンセントのプラグ挿入穴の周辺に綿ぼこり等が堆
積し、これに水又は油等の湿気を持って電気的導体とな
ると、リーク検出板の間にリーク電圧が発生してリーク
警報手段よりリーク信号が出る。このリーク信号を使用
して電源回路を遮断すればトラッキングによる火災火事
故を未然に防止することができる。
【0023】また、負荷となる電化機器の電流値がコン
セントの電流容量を越えているような場合、二次側接続
金具の挟持部と差し込みプラグの第2突出端子部との接
触部分が最も発熱量が大きい。従って、コンセント本体
の差し込みプラグ挿入穴の周辺がこの発熱によりカーボ
ン化して電気絶縁性が低下又は破壊すると一組のリーク
検出板の間にリーク電圧が発生してリーク警報手段より
リーク信号が出る。このリーク信号を使用して電源回路
を遮断し、絶縁抵抗の劣化による事故を未然に防止す
る。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】本請求項5の発明のリークシグナル発生器
は、リーク警報発生手段を発光体としたので体の電気
絶縁性の劣化又は破壊を目視で知ることができる。
【0028】本請求項6の発明のリークシグナル発生器
は、リーク警報発生手段を警報音発生器としたので
電気絶縁性の劣化又は破壊を音で知ることができる。
【0029】本請求項7の発明のリークシグナル発生器
は、前記警報音発生器に直列又は並列に接続された過電
流防止部材をさらに備えたものである。従って筺体の
気絶縁性が完全に破壊された場合にも警報音発生器が破
損することはない。
【0030】本請求項8の発明のリークシグナル発生器
は、リーク警報発生手段をリレーとしたので、このリレ
ーの接点を利用すれば電源回路の遮断等も可能となる。
【0031】本請求項9の発明のリークシグナル発生器
は、前記リレーに直列又は並列に接続された過電流防止
部材をさらに備えたものである。従って、筺体の電気絶
縁性が完全に破壊された場合でもリレーが故障すること
はない。
【0032】本請求項10の発明は、電化機器とコンセ
ント又はテーブルタップとの間に介在して用いられ、絶
縁材からなる筐体の一面から前記コンセント又はテーブ
ルタップに着脱自在に挿着される第1及び第2突出端子
を有し、前記筐体の他面に前記第1及び第2突出端子に
各極毎に電気的に接続された前記電化機器の差し込みプ
ラグを受け入れる少なくとも一対の第1及び第2挟持部
を有する電気接続具に組み込まれるリークシグナル発生
器であって、 前記筐体内に設けられた固定接点と、 前記
第1突出端子に電気的に接続され前記固定接点に対向す
るように設けられた可動接点を有する電気絶縁材からな
る移動体と、 前記移動体を常時、前記固定接点側に付勢
するばねと、 前記筐体内で前記突出端子間のほぼ中央に
それと平行に上端部が筐体内に突出するように植設さ
れ、常温時は前記上端部が前記移動体に係合して前記ば
ねのばね力に抗して前記可動接点を前記固定接点から開
離させ、所定値を越えて温度上昇したときは変形により
前記上端部が前記移動体から離脱して前記ばねのばね力
により前記可動接点を前記固定接点に圧接させる温度変
位手段と、 前記固定接点に電気的に接続されたリーク警
報出力端子と を備えたものである。上述の請求項10の
発明の電気接続具に組み込まれるシグナル発生器は、電
化機器とコンセント等との間に介在され第1,第2突出
端子間のリーク電流によって突出端子周辺の温度が上昇
したとき温度変位手段が変形して移動体の係合をとき電
源を遮断し警報を出力するので回路の安全を保ち異状を
早期に発見することができる。 本請求項11の発明は、
電化機器とコンセント又はテーブルタップとの間に介在
して 用いられ、絶縁材からなる筐体の一面から前記コ
ンセント又はテーブルタップに着脱自在に挿着される第
1及び第2突出端子を突出させ、前記筐体の他面に前記
第1及び第2突出端子に各極毎に電気的に接続された前
記電化機器の差し込みプラグを受け入れる少なくとも一
対の第1及び第2挟持部を有する電気接続具に組み込ま
れるリークシグナル発生器であって、 前記筐体内におい
て前記第1突出端子に固着された固定接点と、 一端中央
寄りに前記固定接点に対向するように設けられた可動接
点、及び他端中央寄りに前記両突出端子の端子並列方向
とほぼ平行に形成された案内溝に移動可能に係合するピ
ンを有するレバーと、 前記筐体内で前記両突出端子間の
ほぼ中央にそれと平行に上端部が筐体内に突出するよう
に植設され、常温時は前記上端部が前記レバーの一端に
係合し、所定値を越えて温度上昇したときは変形により
前記上端部が前記レバーから離脱する温度変位手段と、
前記レバーの他端に設けられ、常温状態にあって前記温
度変位手段が前記レバーの一端に係合しているとき前記
ピンが前記案内溝の中間位置にあって前記可動接点を前
記固定接点に圧接させ、温度上昇により前記温度変位手
段が前記レバーから離脱したとき前記ピンが前記案内溝
に沿って終端位置にまで移動し前記ピンを支点として前
記レバーを回動させて前記可動接点を前記固定接点から
開離させるばねと、 前記可動接点に電気的に接続された
リーク警報出力端子と を備えたものである。 上述の請求
項11の発明の電気接続具に組み込まれるシグナル発生
器は、両突出端子間の温度が上昇して温度変位手段が変
形してレバーが離脱するとレバーが回動して可動接点が
離れリーク警報が出力するので異状を早期に発見するこ
とができる。 本請求項12の発明は、電化機器と電源コ
ンセントとの間に介在して用いられ、絶縁材からなる筐
体から電源コンセントに着脱自在に挿着される第1及び
第2突出端子を突出させ前記筐体の他面に前記第1及び
第2突出端子に各極毎に電気的に接続された前記電化機
器の差し込みプラグを受け入れる少なくとも一対の第1
及び第2二次側接続金具を有する補助コンセントに内蔵
されるリークシグナル発生器であって、 コンセント筐体
内に設けられた接片と、 前記筐体内で前記突出端子に近
接して設けられ、常温時は先端部が前記接片と開離し、
所定値を越えて温度上昇したときは変形により前記先端
部と接片を閉成 する温度変位手段と、 前記第1及び第2
突出端子間に前記温度変位手段の先端と接片を介して接
続された警報発生手段と、 前記筐体の前記突出端子間の
各端子寄り位置にそれぞれ互いに平行に植設された一対
のリーク検出ピンと、 前記一対のリーク検出ピン間に電
気的に接続され、前記突出端子周辺の絶縁材の電気絶縁
性が破壊されたとき前記一対のリーク検出ピン間に生ず
るリーク電圧により作動してリーク警報を発生するリー
ク警報発生手段と を備えたものである。 上述の請求項1
2の発明のリーク信号を出力する機能を有するリークシ
グナル発生器は、筺体を構成する合成樹脂等電気絶縁材
の絶縁性が劣化又は破壊されて一次側突出端子間にリー
クが発生するようになると、それぞれの突出端子の近く
に埋設されているリード線にリーク電圧が発生して、リ
ーク警報発生手段よりリーク信号が出るので、使用者は
リーク信号が出るまで安心して使用することが可能とな
る。 本請求項13の発明のリークシグナル発生器は、前
記警報発生手段が発光部材であるので、筐体の温度異常
を目視によって知ることができる。 本請求項14の発明
のリークシグナル発生器は、前記警報発生手段が警報音
発生器であるので筐体の温度異常を音で知らせることが
でき、離れた場所にいても有効な働きをする。 本請求項
15の発明のリークシグナル発生器は、前記警報音発生
器に過電流防止部材を設けたので警報音発生器への過電
流が阻止され、筐体の絶縁が完全で破壊された場合も警
報発生器が破壊されることはない。 本請求項16の発明
のリークシグナル発生器は、リーク警報発生手段がリレ
ーであるので警報の出力を他の機器に接続或いは離れた
場所へ送ることができる。 本請求項17の発明は、電化
機器の差し込みプラグを受けるための、確認シグナル
発生と回路自動遮断の機能を有するコンセントとして用
いられる電気接続具であって、 外部に導出された第1及
び第2一次側端子部材と、この一次側端子部材と各極
に内部接続され、電化機器の差し込みプラグが挿脱自在
に挿着される少なくとも一対の二次側接続金具とを有す
る筐体と、 この筐体内に移動可能に設けられた絶縁材か
らなる移動体と、 前記筐体内に固定され、前記一対の二
次側接続金具の一方に接続された第1固定接点と、 前記
筐体内に固定された第2固定接点と、 前記第1固定接点
に対向して配置され、前記第1一次側端子部材に電気的
に接続された第1可動接点と、 前記第1可動接点に固定
されたそれとともに移動する第2可動接点と、 前記第1
及び第2可動接点をそれぞれ前記第1及び第2固定接点
に接触させる接触圧付加用ばねと、 常温で前記移動体の
動きを係止して前記第1及び第2可動接点をそれぞれ前
記第1及び第2固定接点に接触させ、温度上昇による変
形により前記移動体の係止を解き前記第1及び前記第2
可動接点をそれぞれ前記第1及び第2固定接点から開離
させるように設けられた温度変位手段と、 この温度変位
手段が常温状態にあるとき前記第1及び第2一次側端子
部材間の電圧により前記第2可動接点及び前記第2固定
接点を介して点灯され、温度上昇による前記温度変位手
段の変形により前記移動体の係止が解かれたとき前記第
2可動接点が前記第2固定接点から開離することにより
消灯される導電確認用第1発光部材と、 前記温度変位手
段が常温状態にあるとき前記第2可動接点及び前記第2
固定接点を介して短絡されることにより消灯し、温度上
昇により前記温度変位手段の変形により前記移動体の係
止が解かれたとき前記第2可動接点が前記第2固定接点
から開離して前記短絡が解かれ前記第1及び第2一次側
端子部材間の電圧により点灯される回路遮断確認用第2
発光部材と、 前記第1及び第2固定接点から開離した状
態にある前記第1及び第2可動接点をそれぞれ前記常温
状態時の接触状態に復帰させるリセット手段と を備えた
ものである。
【0033】上述の請求項17の発明の確認シグナルの
生回路と自動遮断機とを有するコンセントとして用
いられる電気接続具によれば、常温のとき温度変位手段
先端部の係止穴が移動体の係止ピンと係合し、この状態
で接触圧付加用ばねにより第1可動接点が第1固定接点
に圧接されて二次側接続金具に一次側端子部材の電圧が
印加され、同時に第2可動接点が第2固定接点に圧接さ
れて、例えば青色の第1発光部材が点灯して導電確認表
示をする。
【0034】二次側接続金具に例えば電流値の大きい電
熱器等電化機器の差し込みプラグが挿入されていて、コ
ンセントの電流容量を越えた電流が流れた場合、コンセ
ント自体の温度が上昇する。この温度上昇で温度変位手
段の温度が上昇して設定値を越えると、係止穴を有する
先端部が上方に反るように変形して係止ピンから外れ
る。そして移動体がばねの力で移動して、第1可動接点
が第1固定接点から離れる。これにより一次側端子部材
の一方と二次側接続金具の一方との間の回路が遮断さ
れ、同時に第2可動接点が第2固定接点から離れて、今
まで点灯していた青色の導電確認用第1発光部材が消
え、代わって例えば赤色の回路遮断確認用第2発光部材
が点灯して回路の遮断を表示する。
【0035】従って、本コンセントを使用していればコ
ンセント本体の絶縁性が劣化又は破壊されるような高温
まで温度上昇することがないので、火災が発生する危険
がなくなる。また過電流の原因となった電化機器の差し
込みプラグを抜き、コンセントが常温に下がるまで待っ
て、リセット手段により移動体を係止状態になるまで移
動すれば簡単に復元して繰り返し使用が可能である。
【0036】本請求項18の発明の電気接続具は、前記
第2一次側端子部材と第2二次側接続金具との間又は前
記第1固定接点と第1二次側端子部材との間に電気的に
直列に設けられた温度ヒューズをさらに備えたものであ
る。
【0037】上述の請求項18の発明の電気接続具によ
れば、電気接続具の温度が上昇した場合、万一何らかの
理由で温度変位手段による回路(接点間)の遮断が行わ
れないような不測の異状事態が発生しても、温度ヒュー
ズが切れるので、火災事故を未然に防止することができ
安全に対する信頼性が一層向上する。また、温度ヒュー
ズを第2一次側端子部材と第2二次側接続金具との間に
設けると温度ヒューズが切れた場合、確認シグナル発生
手段の第1発光部材,第2発光部材とも点灯しなくなる
ので、温度ヒューズ切れを容易に発見することができ、
メーカー又は最寄りの電気店へ修理に出すなどの対策を
講ずることができる。本請求項19の発明の電気接続具
は、前記第1一次側端子部材と第2一次側端子部材間に
前記移動体の係止がとかれたとき移動体の移動によって
前記一次側端子部材間の絶縁破壊路を遮る第2移動体を
さらに備えたものである。上述の請求項19の発明は、
一次側突出端子間の絶縁が破壊されトラッキングの熱で
バイメタルが変形し移動体の係止が外されることにより
第2移動体が動いて絶縁が破壊された側路が遮られる。
したがって火災事故が未然に防止され、より安全とな
る。
【0038】本請求項20の発明の電気接続具は、電化
機器の差し込みプラグを受けるための、確認シグナル発
生と回路自動遮断の機能を有するコンセントとして用い
られる電気接続具であって、 一面に電源コンセントに挿
脱自在に挿着される第1及び第2一次側端子部材を有
し、他面に電化機器の差し込みプラグが挿脱自在に挿着
される第1及び第2二次側接続金具を少なくとも一対有
する筐体と、 この筐体内に設けられ、前記第1一次側端
子部材と前記第1二次側接続金具との間に設けられた温
度ヒューズと、 前記筐体内に設けられ、前記第2一次側
端子部材と前記第2二次側接続金具との間を電気的に接
続する接続手段と、 前記第1二次側接続金具と第2一次
側端子部材との間に接続された導電確認用第1発光部材
と、 前記第1及び第2一次側端子部材間に接続された回
路遮断確認用第2発光部材と、 前記第1発光部材が点灯
しているとき前記第2発光部材を消灯させる手段と を備
えたものである。
【0039】上述の確認シグナルの発生と回路の自動遮
断機構とを有するコンセントによれば、構造的に極めて
簡素かつ動作の確実な温度ヒューズを用いてコンセント
の温度上昇時に回路を遮断するようにしたので、安全に
対する信頼性が向上すると同時に回路遮断確認用第2発
光体が点灯して温度ヒューズの切れたのを知らせるの
で、温度ヒューズを取り換えることにより再度の使用が
可能となる。
【0040】請求項21の発明は請求項17乃至20
の発明にコンセントの一次側端子部材を、電源側コンセ
ントに挿脱自在に挿入する突出端子、すなわち通称足と
呼ばれる挿入金具としたものであり、建築物の壁面等に
埋め込む電源コンセント等に突出端子を挿入して使用す
る確認シグナル発生と回路の自動遮断機構を有する突出
端子付コンセントである。
【0041】請求項22の発明の電気接続具は請求項
17乃至20の発明に、一次側端子部材を、電源と結ぶ
電線が接続可能な接続端子としたものであり、建築物の
壁面等に埋め込む固定式又は通称テーブルタップと呼ば
れる取付位置変更可能な確認シグナル発生と回路の自動
遮断機構とを有するコンセントである。
【0042】本請求項23の発明は、確認シグナル発生
と回路自動遮断の機能を有する差し込みプラグとして用
いられる電気接続具であって、 第1及び第2一次側突出
端子を有するプラグ本体と、 このプラグ本体内に移動可
能に設けられた絶縁材からなる移動体と、 前記プラグ本
体内に設けられた第1固定接点と、 前記移動体に、移動
可能かつ接触圧付加用ばねにより第1固定接点と接触し
うるように設けられ、前記第1一次側突出端子と接続さ
れる第1可動接点と、 前記第1固定接点と前記第1可動
接点とが接触する通常の導通状態で前記移動体を係止す
るように設けられた温度変位手段と、 前記第1可動接点
に固定されてそれとともに移動する第2可動接点と、
記プラグ本体に設けられ、前記第2可動接点が接離自在
に接触する第2固定接点と、 前記プラグ本体に設けら
れ、それぞれ前記第1固定接点及び第2一次側突出端子
に接続される第1及び第2二次側接続端子と、 前記第1
及び第2固定接点から開離している前記第1及び第2可
動接点を前記通常の導通する閉成状態に復帰させるため
のリセット手段と、 導通確認用第1発光部材及び回路遮
断確認用第2発光部材を有し、前記第1一次側突出端子
と前記第2一次側突出端子との間の電圧が印加され、前
記温度変位手段の温度が所定値を越えることによりその
温度変位手段の変形により前記移動体の係止が解かれた
とき、それまで点灯していた前記導通確認用第1発光部
材が消灯し、それに代わって前記回路遮断確認用第2発
光部材が点灯するように構成された確認シグナル発生回
路と を備えたものである。
【0043】この確認シグナル発生と回路の自動遮断機
構とを有する差し込みプラグを、電化機器の電源コード
の先端に取着すれば、負荷電流が常に変化するような電
化機器の安全装置となる。また、通称テーブルタップと
呼ばれる市販の多数口コンセントの電源コードの先端に
取着すれば、蛸足配線による過電流に起因する火災事故
を未然に防止することができる。
【0044】本請求項24の発明は、固定式又は可搬式
の確認シグナル発生と回路自動遮断機構を有するコンセ
ントとして用いられる電気接続具であって、 第1及び第
2一次側接続端子を有する筐体と、 このプラグ本体内に
移動可能に設けられた絶縁材からなる移動体と、 前記筐
体内に設けられた第1固定接点と、 前記移動体に、移動
可能かつ接触圧付加用ばねにより第1固定接点と接触し
うるように設けられ、前記第1一次側接続端子と接続さ
れる第1可動接点と、 前記第1固定接点と前記第1可動
接点とが接触する通常の導通状態で前記移動体を係止す
るように設けられた温度変位手段と、 前記第1可動接点
に固定されてそれとともに移動する第2可動接点と、
記筐体に設けられ、前記第2可動接点が接離自在に接触
する第2固定接点と、 前記筐体に設けられ、それぞれ前
記第1固定接点及び第2一次側接続端子に接続される第
1及び第2二次側接続金具と、 前記第1及び第2固定接
点から開離している前記第1及び第2可動接点を前記通
常の導通する閉成状態に復帰させるためのリセット手段
と、 導通確認用第1発光部材及び回路遮断確認用第2発
光部材を有し、前記第1一次側突出端子と前記第2一次
側突出端子との間の電圧が印加され、前記温度変位手段
の温度が所定値を越えることによりその温度変位手段の
変形により前記移動体の係止が解かれたとき、それまで
点灯していた前記導通確認用第1発光部材が消灯し、そ
れに代わって前記回路遮断確認用第2発光部材が点灯す
るように構成された確認シグナル発生回路と を備えたも
のである。 上述の請求項24の発明は、壁に取り付ける
固定式、また可搬式のコンセントとして用いれば蛸足配
線による過電流に起因する火災事故を未然に防止でき
る。また目視によって回路の遮断が分かる。 本請求項2
5の発明は、前記第1又は第2二次側接続端子或いは第
1又は第2二次側接続金具の一次側接続端子側に温度ヒ
ューズをさらに備えたものである。 請求項23又は24
の電気接続具に第2一次側突出端子と第2二次側接続端
子との間又は第1固定接点と第1二次側接続端子との間
或いは第2一次側接続端子と第2二次側接続金具との間
又は第1固定接点と第1二次側接続金具との間に温度ヒ
ューズを設けて温度ヒューズとバイメタルとからなる二
重の回路自動遮断機構としたものである。
【0045】従って、上述の確認シグナルの発生と回路
の自動遮断機構を有する差し込みプラグによれば、プラ
グ本体の温度が上昇した場合、万一温度変位手段による
回路の遮断が行われないような不測の異常事態が発生し
ても、温度ヒューズが切れて回路が遮断される二重の安
全構造となっているので火災のような大きな事故に発展
することのない安全性の高い差し込みプラグとなる。
【0046】本請求項26の発明は、電化機器の差し込
みプラグを受けるための、確認シグナル発生と回路自動
遮断の機能を有するコンセント又はテーブルタップとし
て用いられる電気接続具であって、 第1及び第2一次側
接続端子を有するコンセント本体と、 このコンセント本
体内に移動可能に設けられた絶縁材からなる移動体と、
前記コンセント本体内に設けられた第1固定接点と、
記移動体に移動可能に設けられ接触圧付加用ばねにより
前記第1固定接点と接触するように付勢され前記第1一
次側接続端子に接続される第1可動接点と、 前記第1固
定接点と前記第1可動接点とが接触する通常の導通状態
を保つように前記移動体を係止する係脱自在の爪付係止
部材と、 前記第1可動接点に固着されてそれとともに移
動する第2可動接点と、 前記コンセント本体内に設けら
れ前記第2可動接点が接離自在に接触する第2固定接点
と、 前記コンセント本体内に固定され、それぞれ前記第
1固定接点及び前記第2一次側接続端子に接続された少
なくとも一対の第1及び第2二次側接続金具と、 この二
次側接続金具のほぼ中央で前記コンセント本体内に設け
られた第3固定接点と、 二次側接続金具のほぼ中央で平
行に配置され常温で前記第3固定接点から離れ、所定値
を越える温度で前記第3固定接点に当接するように接離
自在に設けられ、前記第2一次側接続端子と接続される
温度変位手段と、 前記コンセント本体の前記爪付係止部
材の近傍に設けられ、一端が前記第3固定接点と、また
他端が前記第1固定接点に電気的に接続される第1電磁
コイルを有し、この第1電磁コイルの励磁により前記爪
付係決部材を引き込んで前記移動体の係止を解くマグネ
ットと、 前記第1及び第2固定接点から開離している前
記第1及び第2可動接点を前記通常の導通する閉成状態
に復帰させるためのリセット手段と、 導通確認用第1発
光部材及び回路遮断確認用第2発光部材を有し、前記第
1一次側接続端子と前記第2一次側接続端子との間の電
圧が印加され、前記温度変位 手段の温度が所定値を越え
ることによりその温度変位手段の変形により前記移動体
の係止が解かれたとき、それまで点灯していた前記導通
確認用第1発光部材が消灯し、それに代わって前記回路
遮断確認用第2発光部材が点灯するように構成された確
認シグナル発生回路と を備えたものである。
【0047】上述の請求項26の発明の電気接続具によ
れば、爪付係止部材により移動体を係止して通常の導通
状態を保ち、コンセント本体の温度上昇で温度変位手段
が設定温度を越えると、マグネットにより爪付係止部材
を引き込んで回路を遮断し、導通確認用第1発光部材例
えば青色の発光ダイオードが消え、代わって回路遮断確
認用の例えば赤色の発光ダイオード点灯するようにし
たので、コンセント本体の温度上昇により自動的に回路
を遮断する機構と、確認シグナル発生手段とを有するコ
ンセントとなり、火災のような大きな事故を未然に防止
するのに有効である。
【0048】本請求項27の発明の電気接続具は請求項
26の発明に、前記第2一次側接続端子と前記第2二次
側接続金具との間又は前記第1固定接点と前記第1二次
側接続金具との間に配設された温度ヒューズをさらに備
えたものである。
【0049】従って請求項27の発明の電気接続具
よれば、請求項26のコンセント又はテーブルタップ
温度ヒューズを設けたので、仮にコンセント本体の温度
が温度変位手段の設定温度を越え上昇した場合は、回路
の自動遮断が行われない不測の異常事態が発生しても、
コンセント本体の温度が温度ヒューズの設定温度を越す
高温となると温度ヒューズが切れて回路を自動的に遮断
するので、二重の回路自動遮断機構により極めて確実な
安全が確保できる。
【0050】本請求項28の発明の電気接続具は請求項
26又は27の発明には、前記コンセント本体における
電化機器の差し込みプラグを挿入するための一対のプラ
グ挿入穴の中間かつ各プラグ挿入穴の近傍にそれぞれ平
行に配設された一対のリーク検出板と、 前記マグネット
に付加的に巻装され、前記一対のリーク検出板の間に接
続される第2電磁コイルとを備え、 前記コンセント本体
のプラグ挿入穴周辺の絶縁材の電気絶縁性能が破壊され
て前記リーク検出板にリーク電圧が発生したとき、前記
第2電磁コイルが励磁されて前記マグネットが前記爪付
係止部材を引き込んで前記移動体の係止を解くものであ
る。
【0051】従って、請求項28の発明のコンセントに
よれば、請求項26又は請求項27のコンセントとして
用いる電気接続具の、コンセント本体のプラグ挿入穴の
近傍に二枚で一組のリーク検出板を設けて、例えばトラ
ッキング現象によりコンセント本体の電気絶縁性が劣化
又は破壊された場合にリーク検出板にリーク電圧が発生
する。このリーク電圧でマグネットが励磁されて爪付係
止部材を引き込み、移動体の係止を解いて回路を自動遮
断するようにしたので、コンセント本体の電気絶縁性の
劣化又は破壊によるリークに起因する事故を未然に防止
することができる。
【0052】本請求項29の発明の電気接続具は請求項
26又は27又は28の発明に、設定値を越える振動が
あったときそれに応動して電気的に導通状態となるよう
に前記コンセント本体内に配設され、前記第2一次側接
続端子と前記第3固定接点との間に電気的に接続された
振動検知手段をさらに備えたものである。
【0053】従って、請求項29の発明の電気接続具
よれば、請求項26又は請求項27或いは請求項28の
電気接続具に地震又は爆発等による振動で先端の振り子
が振動検知部材と接触してマグネットが励磁され、爪付
係止部材を引き込んで回路を自動遮断する振動対策が付
加されているので、地震や爆発等による二次災害を未然
に防止することができる。
【0054】本請求項30の発明の電気接続具は請求項
28の発明に、前記リーク検出板間に電気的に接続され
た、警報音発生器及びリーク警報用発光部材の少なくと
も一方をさらに備えたものである。
【0055】従って、請求項30の発明の電気接続具
よれば、請求項28のコンセント、リーク検出板にリ
ーク電圧が発生しても回路が遮断されない不測の異常事
態が発生した場合でも、警報音又は警報音と発光体の点
灯とによりリーク発生を知らせるので、より確実な万能
安全機構を有する電気接続具となる。
【0056】本請求項31の発明は、電化機器の差し込
みプラグを受けるための、確認シグナル発生と回路自動
遮断の機能を有するコンセントとして用いられる電気接
続具であって、 第1及び第2一次側突出端子を有するコ
ンセント本体と、 このコンセント本体内に設けられた第
1固定接点と、 前記コンセント本体内に移動可能に設け
られた絶縁材からなる移動体と、 この移動体に移動可能
に設けられ接触圧付加用ばねにより前記第1固定接点と
接触するように付勢され、前記第1一次側突出端子と接
続される第1可動接点と、前記第1固定接点と前記第1
可動接点とが接触する通常の導通状態に保つように前記
移動体を係止する係脱自在の爪付部係止部材と、 前記第
1可動接点に固定されてそれとともに移動する第2可動
接点と、 前記コンセント本体内に固着され、前記第2可
動接点が接離自在に接触する第2固定接点と、 前記コン
セント本体内に設けられ、前記第1固定接点及び前記第
2一次側突出端子に接続され少なくとも一対の第1及び
第2二次側接続金具と、 前記コンセント本体に固定され
た第3固定接点と、 後端部が前記第2一次側突出端子に
固着され、先端部が前記第3固定接点と常温で離れ所定
温度を越える高温で接触するように接離自在に設けられ
た温度変位手段と、 前記爪付係止部材の近傍に設けら
れ、一端が前記第3固定接点に接続され、他端が前記第
1固定接点と電気的に接続される第1電磁コイルを有
し、前記温度変位手段先端の前記第3固定接点への接触
により、前記第1電磁コイルが励磁され前記爪付係止部
材を引き込んで前記移動体の係止を解き、前記第1可動
接点及び第2可動接点をそれぞれ前記第1固定接点及び
第2固定接点から開離されるマグネットと、 導通確認用
第1発光部材及び回路遮断確認用第2発光部材を有し、
前記第1一次側突出端子と前記第2一次側突出端子との
間の電圧が印加され、前記温度変位手段の温度が所定値
を越えたときその温度変位手段の変形により前記移動体
の係 止が解かれたとき、それまで点灯していた前記導通
確認用第1発光部材が消灯し、それに代わって前記回路
遮断確認用第2発光部材が点灯するように構成された確
認シグナル発生回路と、 前記移動体の係止が解かれて前
記第1固定接点及び第2固定接点から開離した状態にあ
る前記第1可動接点及び第2可動接点を通常の導通状態
に復帰させるリセット手段と を備えたものである。
【0057】上述の請求項31の発明の電気接続具によ
れば、温度変位手段が設定温度を越えて温度上昇したと
き、マグネットが励磁されて爪付係止部材を引き込み、
移動体の係止を解いて回路を遮断するようにし、併せて
この回路遮断で確認シグナル発生手段の例えば青色の発
光体が消え代わって赤色の発光体が点灯して回路の遮断
を知らせるので、火災のような事故が発生する危険を大
幅に減少することができる。
【0058】本請求項32の発明の電気接続具は請求項
31の発明に、前記コンセント本体の、電化機器の差し
込みプラグを挿入するための一対のプラグ挿入穴の中間
かつ各プラグ挿入穴の近傍にそれぞれ平行に配設され、
前記コンセント本体のプラグ挿入穴周辺の絶縁材の電気
絶縁性能が破壊されたときリーク電圧を生じる一対のリ
ーク検出板と、 前記コンセント本体の前記一対の一次側
突出端子の中間かつ各一次側突出端子寄りにそれぞれ平
行に植設され、前記リーク検出板に各極毎に電気的に接
続され、前記コンセント本体の一次側突出端子周辺の絶
縁材の電気絶縁性能が破壊されたときリーク電圧を生ず
る一対のリーク検出ピンと、 前記マグネットに付加的に
巻装され、前記一対のリーク検出板の間に接続され、前
記一対のリーク検出板間又は前記一対のリーク検出ピン
間にリーク電圧が生じたとき励磁して前記マグネットが
前記爪付係止部材を引き込んで前記移動体の係止を解く
第2電磁コイルと を備えたものである。
【0059】従って、請求項32の発明の電気接続具
よれば、請求項31のコンセント本体のプラグ挿入穴の
近傍に設けたリーク検出板又は及び一次側突出端子の近
傍に設けたリーク検出ピンに、コンセント本体の電気絶
縁性が劣化又は破壊されてリーク電圧が発生した場合、
マグネットが励磁されて爪付係止部材を引き込み移動体
の係止を解いて回路を遮断するので、火災のような大事
故を未然に防止することができる。
【0060】本請求項33の発明は、電化機器の差し込
みプラグを受けるための、確認シグナル発生と回路自動
遮断の機能を有するコンセントとして用いられる電気接
続具であって、 第1及び第2一次側突出端子を有するコ
ンセント本体と、 このコンセント本体内に設けられた第
1固定接点と、 前記コンセント本体内に移動可能に設け
られた絶縁材からなる移動体と、 この移動体に移動可能
に設けられ接触圧付加用ばねにより前記第1固定接点と
接触するように付勢され、前記第1一次側突出端子と接
続される第1可動接点と、 一次側突出端子間のほぼ中央
に一次側突出端子並列方向と直角にかつ一次側突出端子
の挿脱方向と直角に配設され、前記第1固定接点と前記
第1可動接点とが接触する通常の導通状態を保つように
前記移動体を係止する温度変位手段と、 前記第1可動接
点に固定されてそれとともに移動する第2可動接点と、
前記コンセント本体内に設けられ前記第2可動接点が接
離自在に接触する第2固定接点と、 前記コンセント本体
内に設けられ、前記第1固定接点と接続される第1二次
側接続金具、及び前記第2一次側突出端子と接続される
第2二次側接続金具からなる少なくとも一対の二次側接
続金具と、 導電確認用第1発光部材及び回路遮断確認用
第2発光部材を有し、前記第1一次側突出端子と前記第
2一次側突出端子との間の電圧が印加され、前記温度変
位手段の温度が所定値を越えたときその温度変位手段の
変形により前記移動体の係止が解かれ、それまで点灯し
ていた前記導電確認用第1発光部材が消灯し、それに代
わって前記回路遮断確認用第2発光部材が点灯するよう
に構成された確認シグナル発生回路と、 前記コンセント
本体の、電化機器の差し込みプラグを挿入する二次側接
続金具用の一対のプラグ挿入穴の中間で各プラグ挿入穴
の近傍にそれぞれ平行に設けられた第1及び第2リーク
検出板と、 前記コンセント本体の一対の一次側突出端子
の中間で各突出端子寄り位置にそ れぞれ平行に植設され
た第1及び第2リーク検出ピンと、 前記コンセント本体
内の前記温度変位手段の先端寄りで温度上昇による反変
位方向側に隣接して設けられ、一端が前記第1リーク検
出板及び前記第1リーク検出ぴんに接続され、他端が前
記第2リーク検出板及び前記第2リーク検出ピンに接続
される電磁コイルを有し、この電磁コイルの励磁により
前記温度変位手段を押し上げ前記移動体の係止を解くマ
グネット部材と、 前記コンセント本体のプラグ挿入穴の
周辺又は一次側突出端子の周辺の電気絶縁性が破壊され
て前記リーク検出板又はリーク検出ピンにリーク電圧が
発生したとき前記マグネット部材を作動させ、それによ
り前記一次側突出端子から前記二次側接続金具への電流
通路を遮断する自動遮断機構と、 前記移動体の係止が解
かれて前記第1固定接点及び第2固定接点から開離した
状態にある前記第1可動接点及び第2可動接点を通常の
導通状態に復帰させるリセット手段と を備えたものであ
る。
【0061】上述の請求項33の発明の電気接続具によ
れば、コンセント本体内温度が温度変位手段の設定温度
を越えて上昇すると、移動体の係止を解き回路を遮断す
る。またコンセント本体の突出端子やプラグ挿入穴の周
辺の電気絶縁性が劣化又は破壊されてリーク検出ピンや
リーク検出板にリーク電圧が発生すると、マグネットが
励磁されて温度変位手段を移動し移動体の係止を解き回
路を遮断する。この回路の遮断で確認シグナル発生手段
の例えば青色の発光体が消え、代わって赤色の発光体が
点灯して回路の遮断を知らせるので、過電流又はトラッ
キングによるリークで火災のような大事故が発生する危
険が減少するとともに確認シグナルの表示を見て迅速な
処置を講ずることが可能となる。
【0062】本請求項34の発明の電気接続具は請求項
31乃至33の発明に、前記第2一次側突出端子と前記
第2二次側接続金具との間又は前記第1固定接点と前記
第1二次側接続金具との間に配設された温度ヒューズを
さらに備えたものである。
【0063】従って、請求項34の発明の電気接続具
よれば、請求項31乃至請求項33の突出端子付コンセ
ントに二次接続金具の前側に温度ヒューズを設けて二重
の安全機構とされているので、万一コンセント本体が温
度変位手段の設定温度を越えて温度上昇した場合、温度
変位手段による回路の遮断が行われない不測の異状事態
が発生しても、コンセント本体が温度ヒューズの設定温
度を越えると温度ヒューズが切れて回路を遮断するので
極めて確実な安全が確保できる。本請求項35の発明
は、電化機器の差し込みプラグを受けるための、回路自
動遮断の機能を有するコンセントとして用いられる電気
接続具であって、 外部に導出された第1及び第2一次側
端子部材、およびその一次側端子部材と各極毎に内部接
続され前記電化機器の差し込みプラグが挿脱自在に挿着
される少なくとも一対の二次側端子部材を有する筐体
と、 この筐体内に移動可能に設けられた絶縁材からなる
移動体と、 前記筐体内に固定され、前記一対の二次側端
子部材の一方に接続された固定接点と、 前記固定接点に
対向して配置され、前記移動体の移動につれて移動し、
前記第1一次側端子部材に電気的に接続された可動接点
と、 前記可動接点を前記固定接点に所定の接点圧力をも
って接触させるばねと、 前記移動体を前記固定接点から
離れる方向に付勢するばねと、 常温で前記移動体の動き
を係止して前記可動接点を前記固定接点に接触させ、温
度上昇による変形により前記移動体の係止を解き前記可
動接点を前記固定接点から開離させるように設けられた
温度変位手段と、 前記固定接点から開離した状態にある
前記可動接点を前記常温状態時の接触状態に復帰させる
リセット手段と を備えたものである。 上述の請求項35
の発明の電気接続具は、筐体内の異常温度により温度変
位手段が変形して移動体の係止をとき可動接点が固定接
点と離れて回路が遮断されるので回路の安全が保たれ高
温迄温度が上昇せず火災が発生する危険が無くなる。
してプラグ本体内の温度の低下で容易にリセット手段に
より元の状態に復帰 できる。 本請求項36の発明の電気
接続具は、前記一次側端子部材が、電源コンセントに挿
脱自在に挿入される突出端子である。 従って上述の電気
接続具は突出端子を壁などのコンセントへ挿入できる。
本請求項37の発明の電気接続具は、前記一次側端子部
材が、電源からの電線に接続される接続端子である。
って上述の電気接続具はコードの先端に取着できる。
請求項38の発明は、回路自動遮断の機能を有する差し
込みプラグとして用いられる電気接続具であって、 第1
及び第2一次側突出端子を有するプラグ本体と、 このプ
ラグ本体内に移動可能に設けられた絶縁材からなる移動
体と、 前記プラグ本体内に設けられた固定接点と、 前記
移動体に、移動可能かつ接触圧付加用ばねにより前記固
定接点と接触しうるように設けられ、前記第1一次側突
出端子と接続される可動接点と、 前記固定接点と前記可
動接点とが接触する通常の導通状態で前記移動体を係止
するように設けられた温度変位手段と、 前記プラグ本体
に設けられ、それぞれ前記固定接点及び前記第2一次側
突出端子に接続される第1及び第2二次側接続端子と、
前記固定接点から開離した状態にある前記可動接点を前
記通常の閉成状態に復帰させるためのリセット手段と
備えたものである。 上述の請求項38の電気接続具はプ
ラグ本体内の温度が所定値より上昇したとき回路自動遮
断機能が働き安全なプラグとして用いることができる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
各実施例ごとに図面にもとづいて説明する。
【0065】
【実施例】
〔実施例1〕図1は既存のコンセントに挿着するタイプ
の確認シグナル発生器(導電状態確認シグナル発生器)
の内部を示す斜視図、図2はその外観を示す斜視図であ
る。図1,図2において、筺体1は本体部1Aと蓋部1
Bとからなる合成樹脂等絶縁材により成形され、蓋部1
Bには後述の発光体5A,5Bの輝頭部が突出して外部
より見えるような窓穴1aが穿設されている。
【0066】本体部1Aには二極式の電源コンセントに
挿脱自在に挿着される二本で一組の突出端子(足)2
A,2Bが固着されており、一方の突出端子2Aの後端
部に温度変位手段例えばバイメタル4の後端部が鋲又は
溶接等により固定されていて、バイメタル4の先端部4
aは本体部1Aに固着の接片3の接点3aの下方まで延
びている。このバイメタル4は常温で先端部4aが接片
3の接点3aと離れていて、設定温度を越えると上方に
反るように変形して接片3と電気的に接触するようにな
っている。
【0067】更に本体部1Aには発光ダイオード(LE
D),グロー電球,豆電球等二個の発光体5A,5Bが
輝頭部を上にして取着され、輝頭部は蓋部1Aの窓穴1
aより突出して外部から見えるようになっており、筺体
1内には整流用のダイオードDと過電流防止用の抵抗R
とが直列に組み込まれている。
【0068】図3はこのシグナル発生器の電気回路の一
例を示す図である。この回路によれば、突出端子2A,
2Bが図示しない電源コンセントに挿入されると過電流
防止用の抵抗R・整流用のダイオードDを介して導電確
認用の例えば青色の発光ダイオード(LED)5Aに電
圧が印加されて点灯する。次に図示しない電源コンセン
トが例えば過電流等により温度が異常に上昇すると、突
出端子2Aを伝ってバイメタル4の温度が上昇し設定温
度を越えるとバイメタル4の変形により先端4aが接片
3に接触し、警報用の例えば赤色の発光ダイオード(L
ED)5Bが点灯する。
【0069】また、図4の回路図に示すように発光ダイ
オード5Bを圧電ブザー6、又はベル等比較的小型の警
報音発生器に代えることもできる。また、図5の回路図
に示すようにバイメタル4の先端部にマグネットMGを
貼着し、バイメタル4の変形でマグネットMGがリード
スイッチ7に接近して接点が閉じ、発光ダイオード5B
又は圧電ブザー6への回路をONすることもでき、この
場合には防爆形のシグナル発生器となる。
【0070】また、図6の回路図に示すように例えばO
A機器用コンセント等に設けられている独立した接続金
具に接続する別の端子2Cを本体部1Aに設け、バイメ
タル4の変形で突出端子2Aと端子2Cが短絡して同電
圧になるようにすれば、端子2Cに発生する電圧を利用
してコンセントに電圧を供給する電源部に設けられた図
示しないブレーカ又はマグネットスイッチ等を直接又は
リレー,タイマリレー等を介して遮断することができ
る。
【0071】また、図7の回路図に示すような回路構成
とすれば導電確認用の例えば青色のダイオード(LE
D)5Aは、警報用の例えば赤色のダイオード(LE
D)5Bが点灯すると同時に消えるようにすることもで
きる。
【0072】
【実施例】
〔実施例2〕実施例2の確認シグナル発生器(導電状態
確認シグナル発生器)は、実施例1のバイメタル4の変
形による接点の開閉の代わりに、ゲルマニュームダイオ
ード(geD)の温度による特性の変化を利用したもの
で、ゲルマニュームダイオード9は温度上昇が伝わりや
すいよう一方の突出端子2Aに直接一方のリード線が固
着されている。電気回路以外は殆ど実施例1と同一であ
る。
【0073】図8の電気回路図に示す突出端子2A,2
Bが図示しない電源コンセントに挿入されると、過電流
防止用の抵抗R1・整流用のダイオード(シリコンダイ
オード)D1を介して導電確認用の発光体例えば青色の
発光ダイオード(LED)5Aの両端に電圧が印加され
て点灯する。この導電確認用の回路は実施例1と同様で
ある。次に電源コンセントが例えば過電流等により温度
が異常に上昇すると、突出端子2Aに直接一方のリード
線が接続されているゲルマニュームダイオード(ge
D)9の温度が上昇する。
【0074】ゲルマニュームダイオード(geD)9は
本来、温度により特性が変化しやすい半導体素子で、順
方向電流が流れ始める電圧は常温で例えば約0.2Vで
あるが、温度が上昇するとこれより小さな電圧で電流が
流れ始めるようになる性質を有している。本例はこの温
度による性質の変化を利用して、ゲルマニュームダイオ
ード(geD)9の温度が設定温度を越えて上昇すると
順方向電流が流れて警報用の発光体例えば赤色の発光ダ
イオード(LED)5Bが点灯するようにしたものであ
る。尚、可変抵抗VR1は発光ダイオード5Bが常温で
非点灯、設定温度を越えたとき点灯するように調整する
ためのものである。
【0075】また、図9の電気回路図は、突出端子2
A,2Bを電源コンセントに挿入することにより導電確
認用の発光体例えば青色の発光ダイオード(LED)5
Aに電圧が印加されて点灯するのは上述と同一である
が、電源コンセントの発熱によるゲルマニュームダイオ
ード(geD)9の温度上昇で順方向電流が流れてトラ
ンジスタTRのベース電流が流れ始めると、これより大
きい容量のコレクタ電流が流れるトランジスタTRの増
幅作用を利用して、警報用の発光体例えば赤色の発光ダ
イオード(LED)5Bの点灯と、ブザー6等警報音発
生器及びリレー8のソレノイドの励磁を同時に行うよう
になっている。従って発光ダイオード5Bの点灯及びブ
ザー6等による警報音と同時にマグネットスイッチ又は
ブレーカ等による主電源回路の遮断が可能となる。
【0076】図9の電気回路図中のダイオードD3は全
波整流用のブリッジ型ダイオード、コンデンサCは平滑
用でともにリレー8に平滑な直流を供給するためのもの
である。抵抗R2〜R5は過電流防止用、直列に接続さ
れている二個のゲルマニュームダイオード(geD1,
geD2)9は、順方向電流の流れ始める境界点の変化
をより明確にするためのもので、ホトカプラHcaはト
ランジスタTRのベース電流制御用である。尚、ダイオ
ードD3は全波整流用ブリッジ型でなくても半波整流用
ダイオードとすることも可能で、この場合には平滑用コ
ンデンサCの容量を大きくした方がよい。
【0077】従って本回路の動作は、突出端子2A又は
2Bの近傍に設置された二個のゲルマニュームダイオー
ドgeD1,geD2の温度上昇で、今まで殆ど流れて
いなかった順方向電流が流れ始めると、ホトカプラHc
aのダイオード部が光ってトランジスタTRのベース電
流が流れ、これより大きいコレクタ電流により発光体例
えば赤色の発光ダイオード(LED)5Bの点灯と同時
にブザー6が警報音を発し、リレー8のソレノイドが励
磁され、リレー接点が開又は閉となる。
【0078】また、発光ダイオード5Bの点灯と、ブザ
ー6による警報音の発生と、リレー8の接点の開閉とを
同時に行う必要のない場合は、それぞれ単独でもよく、
発光ダイオード5Bとリレー8との組合せ又はブザー6
とリレー8との組合せとしてもよい。尚、ゲルマニュー
ムダイオード9は最も温度特性の変化幅が大きい半導体
素子であるが、シリコン等の他のダイオードも熱により
特性が変化することには変わりない。従ってゲルマニュ
ームダイオードと同様の目的に使用することが可能で、
この場合は増幅回路を組み込んだ方がいい。
【0079】
【実施例】
〔実施例3〕図10は電源コンセントに挿着する口数増
設用突出端子付コンセントに組み込まれた確認シグナル
発生器(導電状態確認シグナル発生器)、すなわち確認
シグナル発生器付口数増設用コンセントの内部を示す斜
視図、図11はその外観図である。図10,図11にお
いて、コンセント本体10は本体部10Aと蓋部10B
とからなる合成樹脂等の絶縁材による成形品で、蓋部1
0Aは表面がプラグ挿入穴10aを有する屋根状部と、
発光体用の窓穴10bを有する平坦部とから形成されて
いる。
【0080】本体部10Aには一次側の突出端子12
A,12Bと一体の二個で一組の二次側接続金具11
A,11Bが横に並んで固着されており、二次側接続金
具11A,11B両端部には差し込みプラグ18の突出
端子18aが挿入される挟持部11aがV字形に一体形
成されて二口用となっている。更に、一方の二次側接続
金具11Aは底板の中央部が切取られていて、この中央
部に接触片15が二次側接続金具11Bに対して絶縁さ
れた状態で取着されており、プラグの突出端子18aが
二次側接続金具に完全に挿着されたとき先端が接触片1
5に当接するようになっている。
【0081】接触片15の折り曲げられた上端部に温度
変位手段例えばバイメタル14の後端部が鋲又は溶接等
により固着されており、バイメタル14の先端部は本体
部10Aに固着の接片13の接点13aと常温で離れ温
度上昇時に接触するようになっている。更に本体部10
Aには発光ダイオード(LED),ネオン電球,グロー
電球,豆電球等の発光体5A,5Bが二個輝頭部を上に
して取着され、輝頭部は蓋部10Bの窓穴10bより突
出して外部から見えるようになっており、コンセント本
体10内にはダイオードDと抵抗Rとが直列に組み込ま
れている。尚、バイメタル14は他方の二次側接続金具
11Bに直接後端部を固着することもでき、この場合は
より早い熱の伝達が可能となる。
【0082】図10中の立体回路図部分は、接触片15
が突出端子12Aと一体の一方の二次側接続金具11A
と電気的に絶縁されていて、差し込みプラグ18が二次
側接続金具11Aに完全に挿入されたとき、突出端子1
8aの先端が接触片15に当接し二次側接続金具11A
と短絡されるようになっており、この接触片15にバイ
メタル14が固着されているところが異なるだけで、他
は図3の回路図と同一である。
【0083】従って、図10の確認シグナル発生器の作
用は、図示しない電源コンセントに挿着された口数増設
用コンセントに、電化機器等の差し込みプラグ18を完
全に挿着すると、プラグ18の突出端子18aの先端が
接触片15に当接して、接触片15が二次側接続金具1
1Aと同電位となり、導通確認用の青色の発光体5Aが
点灯する。
【0084】次に、過電流その他により口数増設用コン
セントの温度が上昇し、バイメタル14が設定温度を越
えると、バイメタル14の変形で先端部が接片13の接
点13aと接触し、警報用の赤色の発光体5Bが点灯す
る。尚、実施例1と同様、発光体5Bの代わりに圧電ブ
ザー等警報音発生器を鳴らすようにすることもできる。
【0085】また、バイメタル14と接点13aとの直
接的な入・切を、リードスイッチを介して入・切させる
防爆形とすることもできる。また、本体部10AにOA
用コンセントの独立した接続金具に接続する別の端子を
設け、バイメタル14が接点13aに当接したとき、別
の端子に電圧が印加されるようにして、直接又はリレ
ー,タイマリレー等を介してブレーカ又はマグネットス
イッチ等により電源回路を遮断する信号を出力すること
もできる。
【0086】更に、実施例3の確認シグナル発生器付口
数増設用コンセントは、バイメタル14、接片13の代
わりに実施例2の図8又は図9の電気回路図に示すよう
に、ゲルマニュームダイオード(geD)9の一方のリ
ード線を電源接続金具11Bに固着して温度上昇が直接
伝わるようにし、ゲルマニュームダイオード9の温度特
性を利用してゲルマニュームダイオード9の他方のリー
ド線と接触片15との間に電気的に接続されている発光
ダイオード5Bの点灯又は発光ダイオード5Bとブザー
6及びリレー8の三つを同時に作動することも可能であ
る。尚、ゲルマニュームダイオード9の一方のリード線
を接触片15に固定し、他方のリード線と電源接続金具
11Bとの間に発光体ダイオード5Bを電気的に接続し
てもよい。
【0087】
【実施例】
〔実施例4〕図12は柱又は壁面等に取り付けること
も、可搬式として使用することもできる確認シグナル発
生器(導電状態確認シグナル発生器)付コンセントの内
部を示す斜視図、図13はその外観図である。図12,
図13においてコンセント本体20は本体部20Aと蓋
部20Bとからなる合成樹脂等絶縁材による箱形の成形
品で、蓋部20Bの表面にはプラグ挿入穴20aと発光
体5A,5B用の窓穴20bとが穿設されている。
【0088】コンセント本体20内には二個で一組の両
端に挟持部21aを有する二次側接続金具21A,21
Bが横に並んで固着され、二次側接続金具21A,21
Bには一次側の電源コード22の二本の電線がそれぞれ
接続されている。一方の二次側接続金具21A両端の挟
持部21aの真下に接触片25A,25Bが二次側接続
金具21Aに対して電気的に絶縁状態に固着されてい
る。そして挟持部21aに電化機器等の差し込みプラグ
18の突出端子18aが完全に挿着されたとき、突出端
子18aの先端が接触片25A又は25Bの下側接触面
に当接して二次側接続金具21Aと接触片が短絡される
ようになっている。
【0089】更に、一方の接触片25Aには折り曲げら
れた上端部に温度変位手段例えばバイメタル24の後端
部が鋲又は溶接等により固着されており、本体部20A
にはこのバイメタル24の先端部が着脱自在に接触する
接点23aを有する接片23が固着されている。 更に
本体部20Aには実施例1及び実施例3と同様に発光ダ
イオード5A,5Bが取着され、ダイオードDと抵抗R
とが組み込まれている。尚、バイメタル24の後端部を
二次側接続金具21Bに直接固着することもでき、この
場合はより早い熱の伝達が期待できる。
【0090】また、バイメタル24,接片23の代わり
にゲルマニュームダイオード9の一方のリード線を二次
側接続金具21Bに固着して温度上昇が直接伝わるよう
にし、ゲルマニュームダイオード9の温度特性を利用し
て、接触片25Aとゲルマニューワダイオード9の他方
のリード線との間に電気的に接続されている警報発生手
段を作動させる実施例2の図7又は図8のような電気回
路を本体部20Aに組み込むこともできる。また、ゲル
マニュームダイオード9の一方のリード線を接触片25
Aに固定することもできる。
【0091】実施例4の作用は実施例3とほぼ同一のた
め説明を省略する。尚、実施例4の確認ジクナル発生器
は壁面埋め込み式のコンセントにも適応可能である。
【0092】
【実施例】〔実施例5〕 実施例5は実施例1及び実施例2のコンセント用シグナ
ル発生器(導電状態確認シグナル発生器)の筺体1の本
体部1A(図1)や、実施例3の口数増設用突出端子付
コンセントのコンセント本体10(図10)の合成樹脂
等絶縁材が長時間高温にさらされると次第にカーボン化
して電気絶縁性が低下又は破壊されてリーク(漏電)が
発生するのを検出して、リーク信号を出力する機能をシ
グナル発生器に付加するためのものである。従って、こ
れまで詳述したコンセント用確認シグナル発生にこの
リーク信号出力機能を付加することにより、過電流等に
よる温度上昇で常に高温にさらされる筺体1又はコンセ
ント本体10の電気絶縁性の低下又は破壊による火災の
ような大事故を未然に防止しようとするものである。
【0093】図14は実施例1の図1に示す二極式コン
セントに挿着するタイプの確認シグナル発生器に、本発
明のリーク信号出力機能を付加したコンセントの斜視
図、図15はその電気回路図である。よって、実施例1
と同一の確認シグナル発生部には同一符号を付して説明
を省略又は簡単に行う。
【0094】合成樹脂等絶縁材からなる筺体1の本体部
1Aに後端部が固着されている二本で一組の突出端子2
A,2Bのほぼ中央に、下端部が埋設されて上端部が突
出するように温度変位手段例えばバイメタル34が垂直
に植設されており、このバイメタル34は常温時にほぼ
垂直姿勢、高温時に前傾姿勢となるよう構成されてい
る。
【0095】筺体1内にはバイメタル34の後側に突出
端子2A,2Bの端子並列方向すなわち左右方向の図示
しない案内が形成されていて、この案内上に移動体35
が移動可能に載置されている。移動体35はベークライ
ト等電気絶縁材で形成されていて、前側面に係合凸部3
5aが一体に形成されており、先端面に可動接点36が
取着されている。この可動接点36は一方の突出端子2
Aにリード線37を介して接続され、ばね39により常
時固定接点38側に突出勝手に付勢されている。
【0096】更に、本体部1A内にはリーク警報出力端
子41が取着されており、固定接点38とこのリーク警
報出力端子41とは過電流防止用抵抗R6を介して電気
的に接続されている。
【0097】従って図14,図15に示す確認シグナル
発生器の作用は、図示しない電源コンセントにシグナル
発生器の突出端子2A,2Bを挿入すると、導通確認用
の例えば青色の発光ダイオード(LED)5Aが点灯す
る。そして図示しない電源コンセントが例えば過電流等
により温度が異常に上昇すると、突出端子2Aを伝って
バイメタル4の温度が設定温度を越えて上昇し、バイメ
タル4の変形により先端4aが接片3に接触し、警報用
の例えば赤色の発光ダイオード(LED)5Bが点灯す
る。以上は実施例1の作用と同じであるが、次に記載す
るリーク信号を出力する機能が付加されているところが
異なっている。
【0098】例えば筺体1の本体部1Aが長時間高熱に
さらされると合成樹脂材等絶縁材がカーボン化して電気
絶縁抵抗が劣化又は破壊され、これにより突出端子2
A,2B間に電流が流れるようになって、絶縁材の温度
が上昇する。この温度上昇によりバイメタル34が設定
温度を越えて上昇すると、上端部が図14で手前側に仮
想線で示すように変形して移動体35の係合凸部35a
から離脱し、移動体35がばね39の力で前進して可動
接点36が固定接点38に圧接され、抵抗R6を介して
リーク警報出力端子41が一方の突出端子2Aと同電位
となってリーク信号が出力される。
【0099】従って、このリーク信号により図示しない
リレー又はブレーカ或いはマグネットスイッチ等を作用
させることにより電源を遮断したり、別の警報発生部材
から光または音による警報を出すこともできる。尚、移
動体35は絶縁材で形成されているので、バイメタル3
4に通電されることなくリーク信号を取り出すことがで
きる。また、バイメタル34の変形で移動体35が移動
し、リーク信号が出力されたあと、バイメタル34が常
温に戻ったところで移動体を移動させてバイメタル34
の先端を係合凸部35aに係合させる図示しないリセッ
ト機構が筺体1の蓋部1B側に設けられている。
【0100】図16は図15のリーク信号出力機構に発
光体によるリーク警報表示回路を加えた図で、図中導電
確認用及び警報用シグナル発生部は省略されている。従
って、このリーク信号出力機構は、可動端子36が固定
端子38に接触してリーク警報出力端子41からリーク
信号が出力されると同時に、リーク警報用の発光ダイオ
ード(LED)5Dが点灯し、同時に今まで点灯してい
たリーク安全表示用の発光ダイオード(LED)5Cが
消えるようになっている。尚、R8,R9は過電流防止
用の抵抗、D7,D8は整流用のダイオードである。ま
た、発光ダイオード(LED)5C,5Dは導電確認用
及び警報用シグナル発生部との表示内容の混同を避ける
ため確認シグナル用の発光ダイオード5A,5Bと異な
る色をそれぞれ選定するか、又は5A,5Bと5C,5
Dとをできるだけ離れた位置に設定する等の配慮が必要
である。
【0101】図17は実施例5の他のリーク信号出力機
構を示す斜視図である。但し図中導電確認用及び警報用
シグナル発生部は省略されている。筺体1の本体部1A
に後端部が固定されている二本で一組の突出端子2A,
2Bのほぼ中央に、下端部が埋設されて上端部が突出す
るように温度変位手段例えばバイメタル34が垂直に植
設されている。このバイメタル34は常温でほぼ垂直姿
勢、高温時に前傾姿勢となるように構成されていて、上
端部外周は絶縁材により覆われており、一方の突出端子
2AにL字形金具44を介して固定接点43が突出端子
2A,2Bの端子並列方向右側を向いて固定されてい
る。
【0102】そして、本体部1Aの突出端子2A,2B
より離れた位置に長溝1aが突出端子並列方向に刻設さ
れており、この長溝1aに移動可能に係合するガイドピ
ン45又はローラを後端部に有するレバー46の先端部
側面46aが、常温におけるバイメタル34の先端部と
係合するとともに、反対側の側面中央寄り位置に固着の
可動接点47が前記固定接点43と離接自在に接触し、
ばね48により常時可動接点47が固定接点43側に押
圧されて接点圧が付与されている。
【0103】従って、筺体1の本体部1Aが上述のよう
に電気絶縁性が劣化し又は破壊され、突出端子1A,1
B間のリークで絶縁材の温度が上昇すると、バイメタル
34の上端部が図17で仮想線に示すように前側に変形
してレバー46の先端部46a側面から離脱すると、先
端部の支えを失ったレバー46はばね48の力でピン4
5が長溝1aに沿って終端部まで移動し、ピン45を支
点として先端部46aが矢印方向に移動して可動接点4
7が固定接点43から離れる。
【0104】このため、レバー46とリード線49によ
り接続されているリーク警報出力端子41に印加されて
いた一方の突出端子2Aと同電位の信号が切れる。従っ
てリーク警報出力端子41に印加されている電位が切れ
たときの信号を利用すればリレー等を介し又は直接電源
回路を遮断することが可能である。尚、バイメタル34
は先端部に図示しない絶縁材が被覆してあるので常時一
方の突出端子2Aと同電位の電圧が印加されることはな
い。また、リーク信号出力後のリセット機構を蓋部1B
側に設けることができる。
【0105】図18は実施例5の図15,図16,図1
7と異なる例のリーク信号出力機構の電気回路図で、図
16,図17と同様導電確認用及び警報用シグナル発生
部は省略されている。筺体1の本体部1Aの突出端子2
A,2Bの端子間に二本のリーク検出ピン51,52が
一方の突出端子2Aの近くと他方の突出端子2Bの近く
とにそれぞれほぼ垂直に上端部が突出するように植設さ
れており、この二本のリーク検出ピン51,52の上端
間に圧電ブザー,ベル等小型の警報音発生器53及びリ
ーク警報用の例えば黄色の発光ダイオード(LED)等
の発光体54が電気的に接続されていて、発光体54は
筺体1の蓋部1Bの窓穴より輝頭部が突出して外部から
見えるようになっている。尚、図中R7は発光ダイオー
ド54用の過電流防止用抵抗、D6は整流用ダイオー
ド、D4は設定電圧で急に順方向電流が流れる警報音発
生器(ブザー)53保護用のツエナダイオードでブザー
の規格電圧に合わせたものが使用されている。
【0106】また、図19に示すように定電流ダイオー
ドD7を入れることによりリーク検出ピン51,52間
に100V近いリーク電圧が印加された場合に警報音発
生器53を保護することができる。また、図20に示す
ように過電流防止用抵抗R8を入れても同様に警報音発
生器53を保護することもできる。
【0107】また、発光体54は導電確認用及び警報用
の他の発光体5A,5Bと異なる色(例えば黄色等)を
選択し、警報音発生器53も他と異なる音色のものを選
択した方がよい。従って、このリーク信号出力機構は、
筺体1の電気絶縁性の劣化又は破壊で一方のリーク検出
ピン51に一方の突出端子2Aのリーク電圧が発生し、
他方のリーク検出ピン52に他方の突出端子2Bのリー
ク電圧が発生すると例えば黄色の発光体54が点灯し、
同時に警報音発生器53より警報音が出る。尚、発光体
54又は警報音発生器53の何れか一方のみとすること
もできる。
【0108】また、図21の電気回路図に示すように二
本のリーク検出ピン51,52の間にリレー55のソレ
ノイド部を電気的に接続して、二本のリーク検出ピン5
1,52にリーク電圧が発生したときソレノイドが励磁
されてリレー接点を開又は閉じ、リーク信号を出力する
ようにしたものである。尚、D5は整流用ダイオード、
C1は平滑用コンデンサで、図示しないリレー保護用の
ツエナダイオードD4をリレー55に対して並列に入れ
ることができる。
【0109】また、図22に示すようにD5と直列に定
電流ダイオードD8を入れればリーク検出ピン51,5
2間に100V近いリーク電圧が印加された場合にリレ
ー55を保護することができる。
【0110】また、図23の電気回路図に示すように二
本のリーク検出ピン51,52の間にネオンランプ56
を電気的に接続して、二本のリーク検出ピン51,52
間にリーク電圧が発生したときネオンランプ56が点灯
するようにしたものである。尚、R9は過電流防止用抵
抗である
【0111】上述のように実施例5のリーク信号出力機
構は、本発明のコンセント用警報シグナル発生器に付加
するものであり、図15〜図23に示す構成内容の異な
るそれぞれのリーク信号出力機構は、図3〜図9に示す
それぞれの警報ジグナル発生機構と任意に組み合わせる
ことができる。
【0112】また、実施例3の図10,図11に示す電
源コンセントに挿着する口数増設用突出端子付コンセン
トにも、確認シグナル発生機構とともに上述のリーク信
号出力機構を付加することも可能である。また、実施例
4の図12,図13に示す柱又は壁面等に取り付けるこ
とも可搬式としても使用することもできるコンセントに
も、同様に確認シグナル発生部とともに上述のリーク信
号出力機構を付加することも可能で、この場合には二次
側接触金具21A,21B間にバイメタル34又はリー
ク検出ピン51,52を設ければよい。
【0113】図24,図25は実施例4の図12,図1
3に示す柱又は壁面等に取り付けることも、可搬式とし
て使用することもできる確認シグナル発生器付コンセン
トに、上述とは別のリーク信号出力機構を付加した例を
示す一部電気回路図を含む斜視図である。従って、実施
例4と同一個所には同一符号を付して説明を省略又は簡
単に行う。尚、図24には確認シグナル発生機構は省略
されている。
【0114】図24,図25において、コンセント本体
20内の挟持部21aを両端に有す二口用の二個で一組
の二次側接続金具21A,21Bの中間に、二個で一組
のリーク検出板26A,26Bがそれぞれ二次側接続金
具21A,21B寄り位置に互いに平行に設けられてい
る。リーク検出板26A,26Bは両端に屈曲部26a
を有するコ字形状をなし屈曲部26aの上端が蓋部20
Bのプラグ挿入穴20aに隣接する長穴20cに埋め込
まれるように嵌挿されていて、屈曲部26aの上面が蓋
部20B上面とほぼ同一面となっている。
【0115】図24の電気回路部に示すように、リーク
検出板26A,26B間にリレー55のソレノイド部を
電気的に接続し、何等かの理由でコンセント本体20が
高温となり蓋部20Bのプラグ挿入穴20a周辺の電気
絶縁性が低下又は破壊されて、二個のリーク検出板26
A,26Bに二次側接続金具21A,21Bから漏れた
リーク電圧が発生したとき、リレー55のソレノイドが
励磁されてリレー接点を開又は閉とし、リーク信号を出
力するようにしたものである。D5は整流用ダイオー
ド、C1は平滑用コンデンサである。
【0116】従って、コンセント本体20のプラグ挿入
穴20aに挿入された電化機器の差し込みプラグ18の
二個で一組の突出端子18a周辺に綿ぼこりやごみ等が
付着し、油や水等を含んだ湿った状態となって電気的導
体となり、差し込みプラグ18の突出端子18a間でト
ラッキング現象が発生する前に、近くにあるリーク検出
板26A,26Bにリーク電圧が発生して、リレー55
のソレノイドが励磁され、リレー接点が開又は閉とな
る。このリレー接点を直接又は間接的に利用して電源回
路を遮断するようにすれば、トラッキング現象による火
災の発生を未然に防止することができる。
【0117】また、過負荷電流によるコンセント及び差
し込みプラグ18の発熱は二次側接続金具21A,21
Bの挟持部21aと差し込みプラグ18の突出端子18
aとの接触部が最も高温になり易い。このため蓋部20
Bのプラグ挿入穴20aの周辺が熱のためカーボン化し
て電気絶縁抵抗が低下又は破壊された場合、電流が流れ
易くなってリーク検出板26A,26Bにリーク電圧が
発生し、上述のようにリレー55を介して電源回路を遮
断する。
【0118】また、図26はリーク検出板26A,26
Bにリーク電圧が発生すると、圧電ブザー,ベル等小型
の警報音発生器53を鳴らすとともに、リーク警報用の
発光体(発光ダイオード)54を点灯するようにしたも
のである。また、警報音発生器53又は発光ダイオード
54の何れか一方としてもよい。尚、図24のリレー回
路部分は図21のリレー回路部分と、また図26のリー
ク警報回路部分は図18のリーク警報回路部分と同一で
あり、説明を省略する。
【0119】また、図24のリレー回路部分は図22の
リレー回路部分と同一とすることもできる。また、図2
6の電気回路図部分は図19,20のリーク警報回路と
同一とすることもできる。また、図24,26とも電気
回路図部分を図23の電気回路図部分に示すネオンラン
プによるリーク警報回路と変えることもできる。
【0120】また、実施例5のリーク信号出力機構は必
ずしも確認シグナル発生機構と組み合わせて一対とする
必要はなく、それぞれ独立したシグナル出力機構とする
ことができるのは当然である。
【0121】
【実施例】
〔実施例6〕実施例6は電化機器等の差し込みプラグ用
の接続電源として用いる導電状態確認シグナル発生及び
安全機能付電気接続具、すなわち確認シグナル発生と回
路の自動遮断機構とを有する突出端子付コンセントであ
る。図27は上記コンセントの内部の一例を示す斜視図
で、図28は確認シグナル発生機構と回路自動遮断機構
の電気回路図である。図27,図28において、コンセ
ント本体60は本体部60Aと蓋部60Bとからなり、
合成樹脂等絶縁材により形成されていて、蓋部60Bに
は後述の発光体61A,61Bの輝頭部が突出して外部
より見える図示しない窓穴が二つ穿設されている。
【0122】本体部60Aには二相式の電源コンセント
に挿脱自在に挿着される二本で一組の一次側突出端子
(足)62A,62Bが固着されており、一方の一次側
突出端子62Aと他方の一次側突出端子62Bのほぼ中
央に、突出端子並列方向(以下横方向と呼ぶ)と直角か
つ一次側突出端子挿脱方向と直角に温度変位手段例えば
バイメタル64の後端部が固着されている。バイメタル
64は先端部に長手方向に長い係止穴64aを有し、温
度が上昇すると先端部が上方に反るように変形するよう
になっている。
【0123】本体部60Aの中央部に図示しない横方向
の案内が設けられており、合成樹脂等絶縁材により形成
される移動体63がこの横方向の案内に沿って移動可能
に設けられ、常温時のバイメタル64先端部の真下に隣
接していて、突部63aと本体部60Aの突起部60a
との間に張設されるばね65により常時図27で左下側
(図28で右側)に付勢されている。
【0124】移動体63には先端寄り側面にたて溝63
bが刻設されており、移動体63の先端にはこのたて溝
63bの幅寸法内で横方向移動可能に第1可動接点66
が設けられている。第1可動接点66は接触圧付加用ば
ね67により、常時突出勝手に付勢されていて、これよ
り電流容量の小さい第2可動接点68が真横に固着され
ている。第1可動接点66は比較的太い撚り糸状の可撓
電線69により一方の突出端子62Aと接続されてい
る。
【0125】更に、本体部60Aには第1可動接点66
が離接自在に接触する第1固定接点71及び第2可動接
点68が離接自在に接触する第2固定接点72がそれぞ
れ固着されている。本体部60Aには二個で一組の差し
込みプラグ78用の二次側接続金具73A,73Bが設
けられていて、一方の二次側接続金具73Aが第1固定
接点71と、また他方の二次側接続金具73Bが他方の
突出端子62Bとそれぞれ電流容量の大きい連結板又は
電線により接続されている。更に、本体部60Aには先
端部が側板60bを貫通して突出する移動可能なリセッ
トピン74が設けられており、リセットピン74は移動
体63を付勢しているばね65より弱いばね75により
常時後端が移動体63の突部63a側面に当接するよう
に付勢されている。
【0126】移動体63の上面にはバイメタル64の前
記係止穴64aと係脱自在に係合する係合ピン76が垂
直に植設されていて、リセットピン74の本体部60A
より突出する先端を指で押圧して、ばね65の力に抗し
て移動体63を移動させ、離れている第1可動接点66
を第1固定接点71に当接させると、係合ピン76がバ
イメタル64の係止穴64aに係合して移動体63が係
止されるようになっており、この状態で二次側接続金具
73Aと一次側突出端子62Aとが導通する通常の状態
となり、コンセントとしての機能を満足する。
【0127】万一、過電流等でコンセント本体60の温
度が上昇し、バイメタル64が設定温度を越えると図2
7で仮想線で示すように先端部が上方に反るように変形
して、係止穴64aが係合ピン76から外れ、ばね65
の力で移動体63が移動して第1可動接点66が第1固
定接点71から離れ、一次側突出端子62Aと二次側接
続金具73A間を遮断する。そしてバイメタル64の温
度が常温まで下がれば再度リセットピン74を指で押す
だけで、上述のように一次側突出端子62Aと二次側接
続金具73Aは導通状態となり、コンセントとしての機
能を復活させることができる。
【0128】図28の上部位に示す確認シグナルを発生
させるための電気回路において、発光体61Aは一次
側,二次側が導通状態にあって電圧が印加されていると
き点灯する導電確認用の例えば青色の発光ダイオード
(LED)、発光体62Bは非導通状態、すなわち二次
回路が遮断されたときに点灯する回路遮断確認用の例え
ば赤色の発光ダイオード(LED)、抵抗r1,r2は
電流制限用、ダイオードd1,d2は整流用である。
【0129】本電気回路の作用を更に詳しく説明する
と、ダイオードd1の一端と発光ダイオード61Bの一
端との間だけに家庭用電圧が印加されたとき赤色の発光
ダイオード61Bが点灯し、更に発光ダイオード61A
の一端とダイオードd2の一端とに第2固定接点を介し
て一方の一次側突出端子62Aと同じ電位が印加される
と、すなわちコンセントとしての機能を満足している通
常の導通状態のとき青色の発光ダイオードだけが点灯す
る。なおシグナル発生のために設けた第2可動接点68
と第2固定接点72とは二次回路が遮断された状態で二
次側接続金具73A,73B間にシグナル発生回路を通
して微弱な電圧が表れるのを防止するためのものであ
る。
【0130】図29は電化機器等の差し込みプラグ78
を横(突出端子62A,62B並列方向)から挿入する
形式の突出端子付コンセントの内部を示す斜視図で、図
30は電化機器等の差し込みプラグ78を上から挿入す
る形式の突出端子付コンセントの内部を示す斜視図であ
る。このプラグ挿入方向の異なる二つの形式の突出端子
付コンセントの前述の図27の突出端子付コンセントと
異なるところは、二次側接続金具79A,79B(図2
9)又は80A,80B(図30)の取付位置の違いに
よる第1固定接点71及び他方の一次側突出端子62B
との接続方法の違い・及びこの取付位置の違いによる干
渉を避けるためリセットピン84に変更したところだけ
であり、他は同一のため同一符号を付して説明を省略す
る。リセットピン84は移動体63の突部63aの上面
垂直に植設されていて、コンセント本体60の蓋部60
Bにこのリセットピン84の上端部が貫通して突出する
横方向(移動体63の移動方向)の図示しない長穴が穿
設されている。
【0131】以上はすべて二次側接続金具の挟持部が一
組の一口コンセントについて説明したが、図31に示す
ように挟持部81a,81aをV字形に2個有する二口
用の二次側接続金具81A,81Bとすることも可能で
あり、更に挟持部をそれぞれ3個有する三口用コンセン
ト又は挟持部をそれぞれ4個有する四口用コンセントと
することも可能である。
【0132】
【実施例】
〔実施例7〕実施例7は壁や柱又は机等に取り付ける固
定式又は可搬式の導電状態確認シグナル発生及び安全機
能付電気接続具、すなわち確認シグナル発生と回路の自
動遮断機構を有するコンセントである。図32は上記の
コンセントの内部の一例を示す斜視図で、実施例6と同
一個所については同一符号を付けて説明を省略するか又
は簡単な説明とする。
【0133】コンセント本体83は本体部83Aと図示
しない蓋部とからなる合成樹脂等絶縁材で形成されてい
て、図示しない蓋部には二組のプラグ挿入穴と発光体6
1A,61B用の窓穴とが設けられている。コンセント
本体83の本体部83Aには家庭用電源からの電線84
を接続する二個で一組の一次側接続端子85A,85B
が固着されており、一次側接続端子85A,85Bの近
くに端子並列方向(横方向)の図示しない案内が設けら
れている。この案内に沿って移動可能に実施例6と同様
の移動体63が設けられており、移動体63はばね65
により常時図32で右下側に突出勝手に付勢されてい
る。
【0134】移動体63には先端部側面にたて溝63b
が刻設されていて、移動体63の先端にこのたて溝63
bの幅寸法内で横方向移動可能に第1可動接点66が設
けられ、接触圧付加用ばね67により常時突出勝手に付
勢されている。この第1可動接点66は比較的太い撚り
糸状の可撓電線69により一方の一次側接続端子85A
と連結されていて、第1可動接点66の横に第2可動接
点68が固着されている。
【0135】本体部83Aには第1可動接点66が離接
自在に接触する第1固定接点71及び第2可動接点68
が離接自在に接触する第2固定接点72がそれぞれ固着
されていて、移動体63に隣接して両端に挟持部86
a,86bを一体に有する二口用の二個で一組の二次側
接続金具86A,86Bが互いに平行に固着されてい
る。そして一方の二次側接続金具86Aは第1固定接点
71と電流容量の大きい連結金具又は電線87により接
続され、他方の二次側接続金具86Bは他方の一次側接
続端子85Bと同様の連結金具又は電線88により接続
されている。
【0136】二次側接続金具86A,86Bの移動体6
3側の挟持部86a,86aの中央に、温度変位手段例
えばバイメタル89が移動体63の移動方向と直角に常
温時に先端部が移動体63の上面と隣接するように後端
部が固着されている。バイメタル89の先端部には長手
方向に長い係止穴89aが穿設されていて、移動体63
の上面にこの係止穴89aに係脱自在に係合する係合ピ
ン76が垂直に植設されている。
【0137】バイメタル89は、第1可動接点66が接
触圧付加用ばね67の力で第1固定接点71に圧接さ
れ、第2可動接点68が第2固定接点72に接触してい
る導通状態で、先端部の係止穴89aが係合ピン76と
係合して移動体63を係止している。そして、過電流そ
の他の原因でコンセント本体83内温度が上昇し、バイ
メタル89の温度が設定値を越えたとき、先端部が上方
に反るように変形して係止穴89aが係合ピン76から
離れ、ばね65の力で移動体63が反第1固定接点71
側に移動する。
【0138】この移動体63の移動で第1可動接点66
が第1固定接点71から離れると同時に第2可動接点6
8が、第2固定接点72から離れ、一次側接続端子85
Aと二次側接続金具86A間が遮断されるとともに、今
まで点灯していた青色の発光ダイオード61Aが消え、
代わって赤色の発光ダイオード61Bが点灯して回路遮
断確認表示をする。
【0139】遮断された回路を復元するにはコンセント
本体83の温度が常温まで下がったあと、リセットピン
94を指で押して移動体63を係合ピン76が係止穴8
9aに係合するまで移動すればよい。
【0140】
【実施例】
〔実施例8〕実施例8は電化機器やテーブルタップ等の
電源コード先端に取着する導電状態確認シグナル発生及
び安全機能付電気接続具、すなわち確認シグナル発生と
回路の自動遮断機構を有する差し込みプラグである。図
33は上記差し込みプラグの内部を示す斜視図で、プラ
グ本体90は本体部90Aと蓋部90Bとからなる合成
樹脂等絶縁材により形成され、本体部90Aには二個で
一組の一次側の突出端子62A,62Bが固着されてい
る。
【0141】プラグ本体90内には実施例6と同様の温
度変位手段例えばバイメタル64,移動体63,第1可
動接点66,第2可動接点68,第1固定接点71,第
2固定接点72がそれぞれ設けられていて、バイメタル
64の温度が設定値を越えて上昇すると先端部の係止穴
64aが移動体63上面の係合ピン76から離れ、ばね
65の力で移動体が移動して第1可動接点66が第1固
定接点から離れ、一方の一次側突出端子62Aと第1固
定接点との間の回路を遮断する。同時に第2可動接点6
8が第2固定接点72から離れて、青色の発光ダイオー
ド61Aが消えて赤色の発光ダイオードが点灯する。
【0142】実施例8の実施例6の図27と異なるとこ
ろは本体部90Aに二次側接続金具73A,73Bの代
わりに電化機器等の電源用電線92を接続する二個で一
組の二次側接続端子91A,91Bが取着されていて、
二次側接続端子の一方91Aは第1固定端子71と接続
され、他方91Bは他方の突出端子62Bと連結金具又
は電流容量の大きい電線により接続されているところで
ある。従ってその他の同一個所には同一符号を付して説
明を省略する。
【0143】本実施例の差し込みプラグを電熱器等比較
的電流容量の大きい電化機器に使用すれば、過電流によ
る電源コンセントの過熱が原因で火災事故が発生するの
を未然に防止することができる。またテーブルタップ等
口数増設用多口コンセントの差し込みプラグとして使用
すれば蛸足配線による過電流に起因する火災事故を未然
に防止することができる。
【0144】
【実施例】
〔実施例9〕実施例9は実施例6の突出端子付コンセン
ト又は実施例8の差し込みプラグに、トラッキング現象
すなわち突出端子間の絶縁破壊による電気的短絡を防止
する安全機構を付加したもので、図34は実施例6のコ
ンセントを裏側(一次側突出端子側)から見た斜視図で
ある。図34において、コンセント本体60又はプラグ
本体の本体部60Aの一次側突出端子62A,62Bの
中央に端子並列方向と直角のスリット(すり割)60c
を刻設し、このスリット60cに沿って移動可能にスラ
イド93が設けられている。スライド93は本体部60
Aの壁面との間に張設されているばね94により突出勝
手に付勢されていて、その先端が移動体63の側面に新
たに形成されている傾斜部63cと当接している。
【0145】従って、スライド93は移動体63の横方
向移動でこれと直角方向に移動するようになっていて、
図示しないバイメタル64の係止穴64aが移動体63
上面の係合ピン76と係合して第1可動接点66,第1
固定接点71間が閉じているときと、バイメタル64の
温度上昇で係止穴64aが係合ピン76から外れ、ばね
65の力で移動体が移動して第1可動接点66が、第1
固定接点71から離れたときとではスライド93のスリ
ット60c内における位置が変わる。
【0146】今、仮に電源コンセントに挿入されている
一次側突出端子62A,62B間に綿ぼこりが堆積し、
この綿ぼこりが水又は油の湿度を含んで電気的導体にな
ると、一次側突出端子62A,62B間に電流が流れ、
この熱により本体部60Aに絶縁が破壊された側路がで
き、そのまま放置すると火災の原因となる。このような
トラッキングによる熱でバイメタル64が変形して二次
回路が遮断されると、前述のようにスライド93が移動
してその位置が変わり、絶縁が破壊されていない部位が
本体部60Aにできた側路(絶縁破壊路)を遮り、二次
回路遮断後の突出端子間のリークを阻止する。尚、スラ
イド93を移動する方法は、移動体63の横方向移動で
スライド93との係止部が移動体から外れて、ばね94
の力でスライド93を大きく移動するようにしてもよ
い。
【0147】また、実施例9のトラッキング防止機構は
実施例6又は実施例8のような二次側回路の遮断機構を
する突出端子付コンセント又は差し込みプラグに付加す
るものと限定するものではなく、例えばガス漏れ警報器
のように過電流による発熱の心配がなく、常時通電され
ていることが優先されるので二次側回路の遮断機構も必
要のない場合には、トラッキングによる発熱でバイメタ
ルが変形して係止を解くことにより、直接又は間接的に
スライド93を移動させるようにすればよい。
【0148】また、突出端子間の絶縁破壊によりできた
電気的側路を阻止する方法は、上述のスライド93のス
リット60cの長手方向移動によって遮るものと限定す
る必要はなく、スライド93をスリット60cの深さ方
向移動としてもよく、スリット60cを開閉自在な扉で
閉じておいて、必要時に扉を開くようにしてもよい。ま
たスリット60cを常時開放したままとしておいても同
様の効果を得ることができる。
【0149】
【実施例】
〔実施例10〕実施例10は実施例6の確認シグナル発
生と回路の自動遮断機構とを有する突端子付コンセント
に温度ヒューズを付加して、回路の自動遮断機構をバイ
メタル64による接点の遮断と温度ヒューズ70の溶断
とによる二重の安全構造としたものである。
【0150】図35は上述の二重の安全構造を有する突
出端子付コンセントの内部を示す斜視図で、実施例6の
図27と殆ど同一であり、同一個所には同一符号を付し
て説明を省略し、異なるところのみ説明する。他方の一
次側突出端子62Bに温度ヒューズ取付金具62aが固
着され、他方の二次側接続金具73Bにも温度ヒューズ
取付金具73aが固着されていて、両方の温度ヒューズ
取付金具62a,73a間に温度ヒューズ70がビスに
より着脱可能に取着されている。この温度ヒューズ70
の切断する許容温度は、バイメタル64による回路遮断
温度より5°〜10°高く設定するのが好ましい。
【0151】このようにバイメタル64による回路遮断
作動を優先させることで、面倒な温度ヒューズ70の取
り換えを少なくすることができる。従ってコンセント本
体60の温度がバイメタル64の設定温度を越えても上
昇した場合、何らかの理由でバイメタルが作動しないで
第1可動接点66と第1固定接点71間が遮断されない
不測の異状事態が発生しても、温度ヒューズ70の許容
温度を越すと温度ヒューズ70が切れて他方の一次側突
出端子62Bと他方の二次側接続金具との間が遮断され
るので、コンセント本体60のカーボン化による電気絶
縁性の劣化又は破壊に起因する火災などの大事故の発生
を未然に防止することができる。
【0152】図36は上述の二重の回路遮断機構を有す
る突出端子付コンセントの電気回路図で、実施例6の図
28とほとんど同一であり、異なるところのみ説明す
る。他方の一次側突出端子62Bと他方の二次側接続金
具73Bとの間の温度ヒューズ70の二次側端、すなわ
ち他方の二次側接続金具73Bと確認シグナル電気回路
のダイオードd1とが電線aにより接続されている。
【0153】従って温度ヒューズ70が切れると確認シ
グナル回路への印加電圧が切れ、導通確認用の例えば青
色の発光ダイオード61Aも、回路遮断確認用の赤色の
発光ダイオード61Bもともに点灯しなくなるので、停
電又は電源ブレーカが作動したときと混同しない限り温
度ヒューズ70の切れと判断することができる。尚、温
度ヒューズ70は第1固定接点71と一方の二次側接続
金具73Aとの間、又は一方の突出端子62Aと第1可
動接点66との間に設けてもよい。ただし、この場合は
温度ヒューズ切れを確認シグナル表示により見分けるこ
とができない。
【0154】図37は差し込みプラグ78を横方向すな
わち一次側突出端子並列方向から挿入する形式の二重の
回路遮断機構を有する突出端子付コンセントの例で、実
施例6の図29とほとんど同一であり、異なるところの
み説明する。一次側の他方の突出端子62Bに温度ヒュ
ーズ取付金具62bが固着され横を向く他方の二次側接
続金具79Bにも温度ヒューズ取付金具79aが一体に
設けられていて、両方の温度ヒューズ取付金具62b,
79aの間に温度ヒューズ70がビスにより着脱可能に
取着されている。そして温度ヒューズ70の二次側端す
なわち他方の二次側接続金具79Bには確認シグナル回
路のリード線bが接続されていて、上述のように温度ヒ
ューズ70が切れると確認シグナル回路への印加電圧が
切れ、青色の発光ダイオード61Aも赤色の発光ダイオ
ードもともに点灯しなくなる。
【0155】図38は差し込みプラグ78を上から挿入
する形式の二重の回路遮断機構を有する突出端子付コン
セントの例で、実施例6の図30と異なるところは、他
方の一次側突出端子62Bに温度ヒューズ取付金具62
cが固着され、他方の二次側接続金具80Bにも温度ヒ
ューズ取付金具80aが固着されていて、両方の温度ヒ
ューズ取付金具62c,80aの間に温度ヒューズ70
がビスにより着脱可能に取着されているところである。
そして、温度ヒューズ70が切れると確認シグナル回路
への印加電圧切れて青色の発光ダイオード61Aも赤色
の発光ダイオード61Bもともに点灯しなくなる。
【0156】図39は差し込みプラグ78を斜め上から
挿入する形式の二重の回路遮断機構を有する二口の突出
端子付コンセントの例で、実施例6の図31と異なると
ころは、他方の突出端子62Bと他方の二次側接続金具
81Bとの間に、温度ヒューズ取付金具62d,81b
を介して温度ヒューズ70が取着されていて、温度ヒュ
ーズ70が切れると確認シグナル回路への電圧の供給が
遮断されるようになっているところである。
【0157】尚、図39は二口の突出端子付コンセント
の例であるが三口又は四口の二重回路遮断機構を有する
突出端子付コンセントとすることもできる。また、図3
7,図38,図39とも温度ヒューズ70を一方の二次
側接続金具79A,80A,81Aと第1固定接点71
との間、又は第1可動接点66と一方の一次側突出端子
62Aとの間に設けてもよい。但し、この場合は温度ヒ
ューズ切れを確認シグナル表示により見分けることがで
きない。
【0158】
【実施例】
〔実施例11〕実施例11は壁や柱又は机等に取り付け
る固定式又は取付位置変更可能な導電状態確認シグナル
発生及び安全機能付電気接続具、すなわち確認シグナル
発生と二重の回路自動遮断機構を有するコンセントであ
る。図40は上述の二重の回路自動遮断機構を有するコ
ンセントの内部を示す斜視図で、実施例7の図32と同
一個所が多いので、同一個所には同一符号を付して説明
を省略する。家庭用電源からの電線84を接続する二個
で一組の一次側接続端子の他方85Bに温度ヒューズ取
付金具85aが一体に設けられていて、この温度ヒュー
ズ取付金具85aと二個で一組の二口用の二次側接続金
具の他方86Bとの間に温度ヒューズ70がビスにより
着脱可能に取着されている。
【0159】温度ヒューズ70の切れる許容温度は、実
施例10と同様バイメタル89の回路遮断温度より5°
〜10°高く設定するのが好ましく、このようにバイメ
タル89による回路遮断を優先させることにより、面倒
な温度ヒューズ70の取り換えを少なくして二重の安全
効果が得られる。確認シグナル回路は温度ヒューズ70
の二次側端すなわち二次側接続金具の他方86Bと電線
cにより接続されていて、温度ヒューズ70が切れると
確認シグナル回路への印加に電圧が切れ、導電確認用の
例えば青色の発光ダイオード61Aも回路遮断確認用の
例えば赤色の発光ダイオード61Bもともに点灯しなく
なるので、温度ヒューズ70切れを見つけることができ
る。尚、温度ヒューズ70は第1固定接点71と二次側
接続金具の一方86Aとの間又は第1可動接点66と一
次側接続端子の一方85Aとの間に設けることもでき
る。この場合には確認シグナル表示により温度ヒューズ
切れを見分けることはできない。
【0160】
【実施例】
〔実施例12〕実施例12は電化機器やテーブルタップ
等の電源コード先端に取着する導電状態確認シグナル発
生及び安全機能付電気接続具、すなわち確認シグナル発
生と二重の回路手段機構とを有する差し込みプラグの例
である。図41は上述の二重の回路遮断機構を有する差
し込みプラグの内部を示す斜視図で、実施例8の図33
と同一個所が多いので同一個所には同一符号を付して説
明を省略する。
【0161】プラグ本体90の本体部90Aに設けられ
ている二個で一組の一次側突出端子の他方62Bと二個
で一組の二次側接続端子の他方91Bとに温度ヒューズ
取付金具62e,91aがそれぞれ固着されていて、こ
の温度ヒューズ取付金具62a,91a間に温度ヒュー
ズ70がビスにより着脱可能に設けられている。
【0162】確認シグナル回路は温度ヒューズ70の二
次側端すなわち二次側接続端子91Bと電線dにより連
結されていて、温度ヒューズ70が切れると確認シグナ
ルの電気回路の印加電圧が切れ、青色の発光ダイオード
61Aも赤色の発光ダイオード61Bもともに点灯しな
くなる。従って、回路が遮断されて二次側に導電されな
くなった状態で確認シグナル表示が全部消えていれば温
度ヒューズ70切れと判断して、温度ヒューズ70を交
換すればよい。
【0163】温度ヒューズ70の切れる温度は実施例1
0及び実施例11と同様バイメタル64の回路遮断温度
より5〜10°高く設定して、面倒な温度ヒューズの取
り換え頻度を少なくするようになっている。尚、温度ヒ
ューズ70は一次側突出端子の一方62Aと第1可動接
点66との間又は第1固定接点71と二次側接続端子の
一方91Aとの間に設けてもよい。ただし、この場合は
温度ヒューズ切れを確認シグナル表示で判断することが
できない。
【0164】
【実施例】
〔実施例13〕実施例13は電化機器等の差し込みプラ
グ用の接続電源として用いる導電状態確認シグナル発生
及び安全機能付電気接続具、すなわち確認シグナル発生
と回路の自動遮断機構とを有する突出端子付コンセント
である。図42は上記突出端子付コンセントの内部の一
例を示す図で、図43はその電気回路図である。コンセ
ント本体60は本体部60Aと図示しない蓋部とからな
る合成樹脂等絶縁材により形成される箱体で、蓋部に発
光ダイオード61A,61Bの輝頭部を外部から見るこ
とのできる窓穴が、また本体部60Aと蓋部に二次側接
続金具99A,99Bに図示しない差し込みプラグを挿
入するための長穴が設けられている。
【0165】本体部60Aには二個で一組の一次側突出
端子62A,62Bが固着されていて、一次側突出端子
の一方62Aに温度ヒューズ取付金具62fが固着され
ている。更に本体部60Aには二個で一組の二次側接続
金具99A,99Bが一次側突出端子並列方向を向いて
並んで設けられけており、二次側接続金具の一方99A
にも温度ヒューズ取付金具99aが固着され、二次側接
続金具の他方99Bは突出端子の他方62Bと接続され
ている。そして両方の温度ヒューズ取付金具62f,9
9a間に温度ヒューズ70がビスにより着脱可能に取着
されていて、突出端子付コンセントの温度が温度ヒュー
ズ70の許容温度を越えると温度ヒューズが溶断されて
回路の一方が遮断されるようになっている。
【0166】図43の上部位に示す確認シグナル発生回
路図の部分は実施例6の図28と同一で、一次側突出端
子62A,62Bから回路遮断確認用の赤色の発光ダイ
オード61Bと整流用ダイオードd1との間に電圧が印
加されるとともに、温度ヒューズ70の二次側端すなわ
ち二次側接続金具の一方99Aから整流用ダイオードD
2及び導電確認用の青色の発光ダイオード61Aに一次
側突出端子の一方62Aと同じ電位が断続的に印加され
るようになっている。
【0167】従って、通常の導通状態の時には赤色の発
光ダイオード61Bは両端が同一電位のため点灯せず、
導電確認用の青色の発光ダイオード61Aのみ点灯す
る。そして突出端子付コンセントの温度が上昇して温度
ヒューズ70が切れると、ダイオードd2及び発光ダイ
オード61Aの印加電圧が切れて、ダイオードd2が青
色の発光ダイオード61Aへの電流を阻止して青色のダ
イオード61Aが消え、代わって回路遮断確認用の赤色
の発光ダイオード61Bが点灯するようになっている。
従って赤色の発光ダイオード61Bが点灯したら温度ヒ
ューズ切れと判断して温度ヒューズ70を取り換えれば
よい。尚、温度ヒューズ70を突出端子の他方62Bと
二次側接続金具の他方99Bとの間に設け、確認シグナ
ルの電気回路を左右反対としてもよい。
【0168】また、実施例13の確認シグナルと温度ヒ
ューズによる回路自動遮断機構を有する突出端子付コン
セントは、壁,柱等に取着する固定式又はテーブルタッ
プなどの取付位置変更可能なコンセントにも適用可能で
ある。また、図42に示すような一口の突出端子付コン
セントに限定されるものではなく、二口,三口,四口等
多数口の突出端子付コンセントや壁・柱などに取り付け
る固定式又は取付位置変更可能なコンセントにも適用可
能である。
【0169】
【実施例】
〔実施例14〕実施例14は主として壁面に埋め込んで
使用する固定形の電源接続用の導電状態確認シグナル発
生及び安全機能付電気接続具、すなわち確認シグナルの
発生と回路の自動遮断機構とを有する少なくとも一口用
のコンセント(引用例は二口コンセント)で、図44は
その内部構造を示す斜視図、図45はその外観を示す斜
視図、図46はその電気回路図である。
【0170】コンセント本体101は壁面に埋め込む本
体部101Aと壁面より外に出る蓋部101Bとからな
る合成樹脂等絶縁材で形成された箱体である。コンセン
ト本体101の本体部101Aには家庭用電源からの引
き込線102を接続する二個で一組の一次側接続端子8
5A,85Bが固着されており、一次側接続端子85
A,85Bの近くに一次側接続端子並列方向(横方向)
の図示しない案内に沿って移動可能に移動体103が設
けられている。
【0171】そして、移動体103はばね65により常
時図46で左側に付勢されており、先端部上面に前後方
向の溝103bが刻設されている。移動体103先端に
この前後方向の溝103bの幅寸法内で横方向移動可能
に第1可動接点66が設けられており、第1可動接点6
6は接触圧付加用ばね67により常時突出勝手に付勢さ
れている。この第1可動接点66は比較的太い撚り糸状
の可撓電線69により一方の一次側接続端子85Aと連
結されていて、第1可動接点66上に第2可動接点68
が固着されている。
【0172】本体部101Aには第1可動接点66が離
接自在に接触する第1固定接点71及び、第2可動接点
68が離接自在に接触する第2固定接点72がそれぞれ
固着されている。更に、移動体103には中央部下面に
前後方向の係止溝103cが刻設されており、移動体1
03の下にこの係止溝103cに先端爪部104aが係
脱自在に係合する爪付係止レバー104が枢支ピン10
5により揺動可能に設けられていて、爪付係止レバー1
04はばね106により先端爪部104aが常時移動体
103の係止溝103cに係合するよう付勢されてい
る。
【0173】更に、爪付係止レバー104の先端爪部1
04aの真下に隣接してマグネット107が吸着面を上
にして固着されており、マグネット107には図46に
示すように第1電磁コイル107aと第2電磁コイル1
07bとが1本の鉄芯107cに巻回されていて、何れ
か一方又は両方の電磁コイルに電圧が印加されたとき爪
付係止レバー104の先端爪部104aを引き込んで移
動体103の係止を解き、第1可動接点66及び第2可
動接点68が第1固定接点71及び第2固定接点72か
ら離れて回路を遮断するようになっている。移動体10
3の前面にはリセットピン84が植設されていて、リセ
ットピン84の先端部は蓋部101Bの長穴101fよ
り突出しており、このリセットピン84で移動体103
を図46で右側へ移動すれば簡単に爪付係止レバー10
4の爪部104aと係止溝103cが係合して通常の導
通状態に戻すことができる。
【0174】本体部10Aにはマグネット107の下
に両端に挟持部86a,86bを一体に有する二個で一
組の二口用二次側接続金具86A,86Bが互いに平行
に固着されている。そして、一方の二次側接続金具86
Aは第1固定接点71と電流容量の大きい連結金具又は
電線87により接続され、他方の二次側接続金具86B
は他方の一次側接続金具85Bと温度ヒューズ70を介
して接続されている。
【0175】更に、二次側接続金具86A,86Bの中
間で各接続金具寄り位置に二個で一組のリーク検出板2
6A,26Bが互いに平行に絶縁された状態で設けられ
ている。リーク検出板26A,26Bは両端に屈曲部2
6aを有するコ字形状をなし、屈曲部26aの先端が蓋
部101Bのプラグ挿入穴101aに隣接する長穴10
1cに埋め込まれるように嵌挿されていて、屈曲部26
aの先端面は蓋部101Bの上面とほぼ同一面となって
いる。リーク検出板26A,26Bは図46の電気回路
図に示すように整流用ダイオードd3及び平滑用コンデ
ンサc1からなる整流回路及びヒューズf2,温度ヒュ
ーズ70bからなる保護回路を介して第2電磁コイル1
07bの両端と接続されている。
【0176】更に、本体部101Aの下部には二次側接
続金具86A,86Bの中央にL形金具108が固着さ
れており、L形金具108は他方の一次側接続端子85
Bと接続されている。L形金具108には温度変位手段
例えばバイメタル109が垂直かつ下向きに固着されて
おり、バイメタル109先端対応位置に第3固定接点1
10が固着されていて、バイメタル109は常温で先端
が第3固定接点から離れ、設定温度を越すと接触するよ
うになっている。
【0177】更に、L形金具108の先端部には例えば
密着巻きされたコイルばね111a又は細いピアノ線等
可撓材の下端に振り子(重り)111bを有する振動検
知振り子111が下向きに懸架されており、第3固定接
点と一体に形成されている前記振り子111bの直径よ
り大きい振動検出穴112内に振り子111bが隙間を
有して遊挿されている。そして第1電磁コイル107a
は一端がこの第3固定接点,振動検出穴112と、また
他端が第1固定接点71に整流用ダイオードd4及び平
滑用コンデンサc2からなる整流回路及びヒューズf
1,温度ヒューズ70aからなる保護回路を介して接続
されている。
【0178】尚、d3,C1及びd4,C2からなる整
流回路はマグネット107が爪付係止レバー104を吸
着して二次回路を遮断すれば吸着力を維持する必要がな
いので取り除いても支障はない。またf1,70a及び
f2,70からなる保護回路は基本的には必要ない
が、動作の安定とより高度な安全性を得るためのもので
ある。またヒューズf1,f2か温度ヒューズ70d,
70bの何れか一方だけの保護回路としてもよい。
【0179】従って、バイメタル109が設定温度を越
えて温度上昇して先端が第3固定接点110に接触した
ときと、地震,爆発等の振動で振り子111bが振動検
出穴112に接触したときとに、第1電磁コイル107
aに電源電圧が印加されてマグネット107が爪付係止
レバー104の先端爪部104aを引き込んで移動体1
03の係止を解いて回路が遮断され、この回路の遮断で
第1電磁コイル107aへの電圧の印加が切れるので、
例えば大地震で家屋が傾斜して振り子111bが振動検
出穴112に接触したままになっていても安全である。
【0180】また、例えばトラッキングでコンセント本
体101の蓋部101Bのプラグ挿入穴101a周辺の
電気絶縁性が低下又は破壊されて、二次側接続金具21
A,21Bから漏れたリーク電圧がリーク検出板26
A,26Bに発生した場合にも、第2電磁コイル107
bによりマグネット107が励磁されて移動体103の
係止を解き回路を遮断する。
【0181】更に、図46の回路図に示すように二個で
一組のリーク検出板26A,26B間に圧電ブザーやベ
ル等の小形警報音発生器53及びリーク警報用の例えば
黄色の発光ダイオード(LED)又はネオン灯等の発光
体54が電気的に接続されている。尚、リーク警報回路
のR7は発光ダイオード54用の過電流防止抵抗、D6
は整流用ダイオード、D4は警報音発生器53保護用の
ツエナダイオードである。そして蓋部101Bには図4
5に示すように発光体54の輝頭部が外部から見えるよ
うな窓穴101dと、警報音発生器53の音を外部に出
すための複数の小穴101eとが穿設されている。
【0182】更に、図46の上部位に示す確認シグナル
発生回路図は、通常の導通状態すなわち移動体103が
係止されていて、第1可動接点66,第2可動接点68
が第1固定接点71,第2固定接点72と当接している
導通状態で、導電確認用の例えば青色の発光ダイオード
(LED)61Aが点灯し、移動体103の係止が解か
れて回路が遮断されると,青色の発光ダイオード61A
が消え、代わって回路遮断確認用の例えば赤色の発光ダ
イオード61Bが点灯する。また温度ヒューズ70が切
れたとき青色の発光ダイオード61A及び赤色の発光ダ
イオード61Bがとも点灯しないようになる回路で、発
光ダイオード61A,61Bは蓋部101Bの窓穴10
1bより輝頭部が突出していて外から見えるようになっ
ている。この確認ジグナル発生回路図は実施例13の図
43の確認シグナル発生回路と同じであり、詳細な説明
を省略する。
【0183】上述のように構成されている実施例14の
壁面に埋め込んで使用する固定形の電源接続用の確認シ
グナル発生と回路の自動遮断機構とを有するコンセント
によれば、例えば過電流によるコンセント本体101の
温度上昇でバイメタル109が設定温度を超えて温度上
昇するとマグネット107が働いて回路が自動的に遮断
される。
【0184】また、例えばコンセント本体101の蓋部
101Bのプラグ挿入穴101aに挿入された電化機器
の差し込みプラグの突出端子78a周辺に綿ぼこりやち
り等が堆積し、これが水又は油等の湿気を含んで電気の
良導体となり、電気的側路を形成して電流が流れるトラ
ッキング現象により、蓋部101Bのプラグ挿入穴10
1a周辺の電気絶縁抵抗が低下又は破壊された場合、二
次側接続端子86A,86Bの電圧がリーク検出板26
A,26Bに発生してマグネット107が働き、回路が
自動的に遮断される。
【0185】また、仮にコンセント本体101が温度上
昇してバイメタル109の設定温度を越えても回路が遮
断されない不測の異状事態が発生しても、コンセント本
体101が温度ヒューズ70の設定温度を超すと温度ヒ
ューズ70が溶断されて回路を遮断するので、火災のよ
うな大事故になる心配はまったくない。また、仮にリー
ク検出板26A,26Bにリーク電圧が発生しても回路
が遮断しない不測の異状事態が発生しても、警報音発生
器53が鳴り、リーク警報用の例えば黄色の発光ダイオ
ード54が点灯するので、直ちに非常処置を講ずること
が可能であり、火災のような大事故に至ることはない。
【0186】また、地震や爆発等により例えば震度4を
起こす中震以上の振動が発生した場合、振動検知振り子
111の振り子111aが振動検出穴112に当接して
マグネット107が励磁されて二次回路を遮断するの
で、発火性の強い危険物を取り扱う個所に使用すれば地
震や爆発等による二次災害を未然に防止することができ
る。尚、実施例14は上述のように過電流,トラッキン
グ,地震に対応する安全構造としたものであるが,使用
個所その他の事情で、温度ヒューズ70による回路の遮
断機構、警報音発生器53及び黄色の発光ダイオードに
よるリーク警報機構、地震による回路の遮断機構をそれ
ぞれを取り除いた簡易形とすることができる。また、実
施例14のコンセントは壁面に埋め込んで使用する固定
形の電源接続用コンセントに限定されるものではなく、
通称テーブルタップと呼ばれる取付位置変更可能なコン
セントにも適応可能なことは勿論である。
【0187】更に図47は上述の回路遮断用マグネット
107と異なった形状のマグネット117を使用した回
路図である。図47において、マグネット117のコア
一部は二本の鉄芯117c,117cと、この二本の鉄
芯117c,117cを連結する継鉄117dとから構
成され、二本の鉄芯117c,117cに第1電磁コイ
ル117aと第2電磁コイル117bが巻回されてい
る。このような断面U字形のコアーは一本の鉄芯に比べ
て磁束密度が高くマグネットの吸着力が強くなるので、
安全機構としての感度を上げることができる。爪付係止
レバー104は二本の鉄芯117c,117cに対応す
るためレバー部が長くなっているので、爪部104aは
レバー部のほぼ中央に形成されている。その他は図46
と同一である。
【0188】
【実施例】
〔実施例15〕実施例15は電源コンセントに挿入する
突出端子を有する導電状態確認シグナル発生及び安全機
能付電気接続具、すなわち少なくとも一口の確認シグナ
ル発生と回路の自動遮断機構とを有する中継用又は口数
増設用コンセントであって、図48はその内部構造を示
す斜視図、図49はその電気回路図である。図48,図
49は実施例10の図35及び実施例14の図44と同
一個所が多いので同一個所には同一符号を付して説明を
省略又は簡単とし、異なるところを重点に説明する。
【0189】コンセント本体60は本体部60Aと蓋部
60Bとからなる合成樹脂等絶縁材により形成された箱
体で、本体部60Aには電源コンセントに挿入する二個
で一組の一次側突出端子62A,62Bが固着されてい
る。他方の一次側突出端子62Bの基部には一方の一次
側突出端子62Aの基部近くまで延びる集熱板120の
一端が固着されていて、この集熱板120の基部120
aに後端が固着される温度変位手段例えばバイメタル1
21が一次側突出端子並列方向と直角に設けられてお
り、本体部60A内のバイメタル121の先端部対応位
置に第3固定接点122が固着されている。そしてバイ
メタル121は常温で先端部が第3固定接点122と離
れていて、設定温度を越すと接触するようになってい
る。
【0190】更に、本体部60Aのほぼ中央部には突出
端子並列方向(横方向)の図示しない案内が設けられて
いて、この案内に沿って移動体103が移動可能に設け
られている。移動体103はばね65により常時図49
で右側に付勢され、先端部側面にたて溝103bが刻設
されていて、移動体103の先端にこのたて溝103b
の幅寸法内で横方向移動可能に第1可動接点66が設け
られている。
【0191】そして第1可動接点66は接点圧付加用ば
ね67により常時突出勝手に付勢されていて、比較的太
い撚り糸状の可撓電線69により一方の一次側突出端子
62Aと接続されており、第1可動接点66に第2可動
接点68が固着されている。本体部60Aには第1可動
接点66が離接自在に当接する第1固定接点71及び第
2可動接点68が離接自在に当接する第2固定接点72
が固着されている。
【0192】更に、移動体103には中央部側面に係止
溝103cが刻設されていて、移動体103に隣接し
て、この係止溝103cに係脱自在に係合する先端爪部
104aを有する爪付係止レバー104が枢支ピン10
5により揺動可能に設けられており、爪付係止レバー1
04はばね106により先端爪部104aが常時移動体
103の係止溝103cに係合するように付勢されてい
る。
【0193】更に、本体部60Aには爪付係止レバー1
04の先端爪部104aに隣接してマグネット107が
吸着面を先端爪部104a側にして固着されており、マ
グネット107には図49に示すように第1電磁コイル
107aと第2電磁コイル107bとが一本の鉄芯10
7cに巻回されていて、何れか一方又は両方の電磁コイ
ルに電圧が印加されたとき、先端爪部104aを引き込
んで移動体103の係止を解き、回路を遮断するように
なっている。
【0194】更に、コンセント本体60の本体部60A
内には二次側接続金具73A,73Bが設けられてい
て、一方の二次側接続金具73Aは第1固定接点71と
比較的電流容量の大きい連結板又は電線により接続さ
れ、他方の二次側接続金具73Bは温度ヒューズ70を
介して他方の次側突出端子62Bと接続されている。
【0195】更に、一次側突出端子62A,62Bの中
間で各突出端子寄り位置に二個で一組のリーク検出ピン
51,52が一次側突出端子62A,62Bのコンセン
トへの挿脱方向を向き互いに平行に植設されている。更
にコンセント本体60の二次側接続金具73A,73B
用の図示しないプラグ挿入穴の中間で各プラグ挿入穴寄
りにリーク検出板123A,123Bが互いに平行に設
けられていて、リーク検出ピン51とリーク検出板12
3A、またリーク検出ピン52とリーク検出板123B
はそれぞれリード線により接続されている。
【0196】そして、マグネット107の第1電磁コイ
ル107aは第3固定接点122と第1固定接点71と
の間に整流用ダイオードd4及び平滑用コンデンサc2
からなる整流回路及びヒューズf1,温度ヒューズ70
aからなる保護回路を介して接続され、第2電磁コイル
107bはリーク検出板123A,123Bの間及びリ
ーク検出ピン51,52の間に整流用ダイオードd3及
び平滑用コンデンサc1からなる整流回路及びヒューズ
f2,温度ヒューズ70bからなる保護回路回路を介し
て連結されている。 図49の上部位に示す確認シグナ
ル発生回路は、実施例14の図46と同一のため説明を
省略する。
【0197】従って、実施例15の確認シグナル発生と
回路の自動遮断機構とを有する突出端子付コンセントに
よれば、例えば過電流によりコンセント本体60が高温
になって、バイメタル121の温度が設定温度を越える
と先端が第3固定接点122に当接して第1電磁コイル
107Aに電源電圧が印加され、マグネット107が爪
付係止レバー104の先端爪部104aを引き込んで移
動体103の係止を解き、回路を自動的に遮断する。
【0198】また、何らかの理由でコンセント本体60
の一次側突出端子62A,62B間又はプラグ挿入穴間
の電気絶縁性が低下又は破壊されて、リーク検出ピン5
1,52又はリーク検出板123A,123Bにリーク
電圧が発生した場合に、第2電磁コイル107bに電圧
が印加されて回路を自動的に遮断する。
【0199】また、仮にコンセント本体60のバイメタ
ル121の設定温度を越える温度上昇で、バイメタル1
21による回路の自動遮断が行われない不測の異状事態
が発生した場合、コンセント本体60の温度が温度ヒュ
ーズ70の設定温度を超すと、温度ヒューズ70が切れ
て火災のような大事故を未然に防止する二重の安全構造
となっている。尚、実施例15の突出端子付コンセント
は図48に示すような一口用のコンセントに限定される
ものではなく、二口又は三口の口数増設用突出端子付コ
ンセントにも適応可能なことは勿論である。
【0200】また、マグネット107を図47に示すよ
うな二本の鉄芯にそれぞれ電磁コイルを有するマグネッ
ト117とすることも可能である。また、C1,d3及
びC2,d4からなる整流回路は取り除くことも可能で
ある。また、ヒューズf1,f2と温度ヒューズ70
a,70bとからなる各保護回路は基本的には無くても
よく、ヒューズf1,f2か温度ヒューズ70a,70
bの何れか一方とすることもできる。
【0201】
【実施例】
〔実施例16〕実施例16は電源コンセントに挿入する
突出端子を有する導電状態確認シグナル発生及び安全機
能付電気接続具、すなわち少なくとも一口の確認シグナ
ル発生と回路の自動遮断機構とを有する中継用又は口数
増設用コンセントで、図50はその内部構造を示す斜視
図、図51はその電気回路図である。尚、図50,51
は実施例10の図35,図36と同一個所が多いので同
一個所には同一符号を付して説明を省略又は簡単とし、
異なるところを重点に説明する。
【0202】コンセント本体60は本体部60Aと蓋部
60Bとからなる例えば合成樹脂製の絶縁材により形成
され、上面に発光体61A,61Bの輝頭部が外から見
える窓穴を有し、側面に二次側接続金具73A,73B
に挿入される電化機器の差し込みプラグ78が挿入する
コンセント穴を有している。本体部60Aには二個で一
組の一次側突出端子62A,62Bのほぼ中央に、突出
端子並列方向(以下横方向と呼ぶ)と直角で、一次側突
出端子62A,62Bの挿脱方向と直角にバイメタル6
4の後端部が固着されている。温度変位手段例えばバイ
メタル64は先端部に係止穴64aを有し、温度が上昇
すると先端部が上方に反るように変形するようになって
いる。
【0203】本体部60Aの中央部に設けられている横
方向の案内60cに沿って絶縁材でなる移動体63が移
動可能に設けられていて、常温時のバイメタル64の先
端部の真下に隣接していて、突部63aと本体部60A
の突起部60aとの間に張設されるばね65により常時
図51で右側に付勢されている。移動体63には第1可
動接点66がたて溝63bの幅寸法内で横方向移動可能
に設けられていて、接触圧付加用ばね67により常時突
出勝手に付勢されており、第1可動接点66に第2可動
接点68がともに移動可能に固着されている。そして第
1可動接点66は比較的太い可撓電線69により一方の
突出端子62Aと接続されている。
【0204】本体部60Aには第1可動接点66が離脱
自在に接触する第1固定接点71及び第2可動接点68
が離脱自在に接触する第2固定接点72がそれぞれ固着
されている。更に本体部60Aには二個で一組の二次側
接続金具73A,73Bが設けられていて、一方の二次
側接続金具73Aが第1固定接点71と接続され、他方
の二次側接続金具73Bが他方の突出端子62Bと温度
ヒューズ70を介して接続されている。また、本体部6
0Aには先端部が側板60bを貫通して外部に突出する
移動可能なリセットピン74が設けられており、リセッ
トピン74はばね75により常時後端が移動体63の突
部63a側面に当接するよう付勢されている。
【0205】移動体63の上面には係合ピン76が垂直
に植設されていて、常温時において係合ピン76がバイ
メタル64先端の係止穴64aに係合して移動体63が
係止され、第1可動接点66が第1固定接点71に接触
圧付加用ばね67により圧接され、同時に第2可動接点
68が第2固定接点72に接触されている。そしてコン
セント本体60の温度が上昇してバイメタルの設定温度
を越すと、バイメタル先端部が反るように変形して係止
穴64aが係合ピン76から外れ、ばね65の力で移動
体が図50で右側に移動して、第1可動接点66と第2
可動接点68が第1固定接点71と第2固定接点72か
らそれぞれ離れて、回路が遮断されるようになってい
る。遮断された回路を導通状態に戻すにはバイメタル6
4の温度が下がったのち、前記リセットピン74を指で
押圧して、ばね65の力に抗して移動体を図50で左側
に移動すれば、係合ピン76が係止穴64aに係合して
通常の導通状態に戻る。
【0206】更に、本体部60Aには一次側突出端子6
2A,62Bの中間で各突出端子寄り位置に、二個で一
組のリーク検出ピン51,52が一次側突出端子62
A,62Bのコンセントへの挿脱方向を向き互いに平行
に植設さている。更に、コンセント本体60の二次側接
続金具73A,73B用の図示しないプラグ挿入穴の中
間で各プラグ挿入穴寄りにリーク検出板123A,12
3Bが互いに平行に設けられていて、リーク検出ピン5
1とリーク検出板123A、またリーク検出ピン52と
リーク検出板123Bはそれぞれリード線により接続さ
れている。
【0207】本体部60Aにはバイメタル64の下側で
先端寄り位置にマグネット127が吸着方向をバイメタ
ル64の温度上昇時の変位方とほぼ同一方向にして設け
られている。マグネット127は図51(b)に示すよ
うに、電磁コイル127aと固定鉄芯127b及び固定
鉄芯127bの中心穴に移動可能に挿入されている可動
鉄芯107cとにより構成されていて、可動鉄芯127
cは通常先端がバイメタル64の裏面に当接して固定鉄
芯127bの吸着面から離れている。
【0208】そして電磁コイル127aは一端が一方の
リーク検出ピン51及び一方のリーク検出板123A
と、また他端が他方のリーク検出ピン52及び他方のリ
ーク検出板123Bとそれぞれ整流用ダイオードd3と
平滑用コンデンサc1とからなる整流回路及びヒューズ
f1,温度ヒューズ70aからなる保護回路を介して接
続されており、リーク検出ピン51,52間又はリーク
検出板123A,123B間にリーク電圧が発生する
と、電磁コイル127aによりマグネット127が励磁
されて可動鉄芯127cが引き込まれてバイメタル側に
移動し、可動鉄芯127cの先端でバイメタル64を押
し上げて移動体63の係止を解き、回路を遮断するよう
になっている。尚、リーク検出ピン51,52はリーク
検出板123A,123Bと同じようなリーク検出板に
してもよい。図51の上部位に示す確認シグナル発生回
路は実施例14の図46と同一のため説明を省略する。
【0209】従って実施例16の確認シグナル発生と回
路の自動遮断機構とを有する突出端子付コンセントによ
れば、例えば過電流によりコンセント本体60が高温に
なってバイメタル64の設定温度を越すと、バイメタル
64の先端部が上方に反るように変形して係止穴64a
が係合ピン76から外れ、ばね65の力で移動体63が
図50で右へ移動して第1移動接点66が第1固定接点
71から離れ、一方の一次側突出端子62Aと一方の二
次側接続金具73Aとの間を遮断する。同時に第2移動
接点68が第2固定接点72から離れて確認シグナル回
路の途中への印加電圧が切れ、いままで点灯していた導
通確認用の例えば青色の発光ダイオード61Aが消え、
代わって回路遮断確認用の赤色の発光ダイオード61B
が点灯する。
【0210】また、過電流による温度上昇又はトラッキ
ングによる極部的温度上昇等によりコンセント本体の一
次側突出端子62A,62B間又は二次側接続金具73
A,73B用のプラグ挿入穴間の電気絶縁性が低下又は
破壊されて、リーク検出ピン51,52又はリーク検出
板123A,123Bにリーク電圧が発生した場合、電
磁コイル127aに電圧が印加されて、可動鉄芯127
cが引き付けられて、先端でバイメタル64を押し上げ
て移動体64の係止を解き回路を遮断する。
【0211】また、仮にコンセント本体60のバイメタ
ル64の設定温度を越える温度上昇で、バイメタル64
による回路の遮断が行われない不測の異状事態が発生し
た場合、コンセント本体60の温度が温度ヒューズ70
の設定温度を越すと、温度シューズ70が切れて回路を
遮断し火災のような大事故を未然に防止する二重安全機
構とされている。尚、実施例16の突出端子付コンセン
トは図50に示すような一口用のコンセントに限定され
るものではなく、二口又は三口数増設用突出端子付コン
セントにも適応可能なことは勿論である。また、電磁コ
イル127a用の整流回路C1,d3は取り除くことも
でき、保護回路f1,70aは基本的には取り除くこと
も可能で、ヒューズf1か温度ヒューズ70aの何れか
一方とすることもできる。
【0212】尚、本発明のすべての実施例のバイメタル
4,14,24,34,64,89,109,121は
膨張係数の異なる二種の金属を貼り合わせてなるものと
限定されるものではなく、設定温度で予め記憶する形状
に戻る形状記憶合金又は、金属に限定されない形状記憶
素子等温度変化で形状が変化する温度変位手段であれば
すべて使用可能である。また、本発明の導電状態確認シ
グナル発生器や導電状態確認シグナル発生及び安全機能
付電気接続具は二極式と限定されるものではなく、三極
式にも応用可能なことは勿論である。
【0213】
【発明の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏するものである。
【0214】
【0215】
【0216】請求項1,2は、筺体の突出端子周辺の絶
縁性が低下又は破壊されて電気絶縁抵抗が小さくなり、
漏電により絶縁材の温度が上昇したとき、リーク警報出
力端子からリーク信号を出力するようにしたので、筺
絶縁抵抗の低下で発熱する火災事故を未然に防止する
ことが可能になり、コンセントの信頼性が一層向上す
る。
【0217】請求項は、突出端子周辺の絶縁材の電気
抵抗の低下又は破壊を突出端子間に設けたリード線のリ
ーク電圧により検出してリーク信号を出力するように
たので、筐体の絶縁抵抗の低下で発熱する火災事故を未
然に防止できる。
【0218】請求項は、コンセント二個で一組のプ
ラグ挿入穴の近くにそれぞれリーク検出板を設けて、プ
ラグ挿入穴近くの電気絶縁性が低下又は破壊されてリー
ク検出板にリーク電圧が発生したとき、リーク警報発生
手段よりリーク信号を出力する機能を付加するようにし
たので、このリーク信号を利用して電源回路を遮断する
ことが可能になり、例えばコンセントのプラグ挿入穴付
近に綿ぼこりや塵などが付着して発生するトラッキング
現象による火災や、過電流によるプラグと二次側接続金
具の挟持部の接触部とからの発熱によるプラグ挿入穴近
くの絶縁材がカーボン化することによる漏電に起因する
火災等の事故を未然に防止することができる。
【0219】
【0220】
【0221】
【0222】請求項は、リーク警報発生手段を他と異
なる色例えば黄色の発光部材としたので目視によりコン
セント用確認シグナル発生器自体の異状を発見すること
がてきる。
【0223】請求項は、リーク警報発生手段を圧電ブ
ザー,ベル等の警報音発生器としたので、離れた位置か
ら聴覚によりコンセント用確認シグナル自体の異状を知
ることができる。
【0224】請求項は、警報音発生器を過電流防止部
材を介してリーク検出ピンに接続したので、仮に筺体又
はコンセント本体の電気絶縁性が完全に破壊されても警
報音発生器が破損することがない。
【0225】請求項は、リーク警報発生手段を接点の
開閉により信号を出力するリレーとしたので、直接電源
回路を遮断するリーク信号の出力が可能となる。
【0226】請求項は、リレーを過電流防止部材を介
してリーク検出ピンに接続したので、仮に筺体又はコン
セント本体への電気絶縁性が完全に破壊されてもリレー
が故障することはない。請求項10は、筐体内の温度が
所定値以上に上昇したとき温度変位手段によって回路が
自動遮断され火災事故による発生の危険がなくなり、リ
ーク警報が出力され、早期に危険を感知することができ
る。 請求項11は、筺体の突出端子周辺の絶縁性が低下
又は破壊されて電気絶縁抵抗が小さくなり、漏電により
絶縁材の温度が上昇したとき、リーク警報出力端子から
リーク信号を出力するようにしたので、筺体の絶縁抵抗
の低下で発熱する火災事故を未然に防止することが可能
になり、コンセントの信頼性が一層向上する。 請求項1
2は、突出端子周辺の絶縁材の電気抵抗の低下又は破壊
を突出端子間に設けたリード線のリーク電圧により検出
してリーク信号を出力するようにしたので、筐体の絶縁
抵抗の低下で発熱する火災事故を未然に防止できる。
求項13は、リーク警報発生手段を発光部材としたので
目視によりコンセント用確認シグナル発生器自体の異状
を発見することがてきる。 請求項14は、リーク警報発
生手段を圧電ブザー,ベル等の警報音発生器としたの
で、離れた位置から聴覚によりコンセント用確認シグナ
ル自体の異状を知ることができる。 請求項15は、警報
音発生器を過電流防止部材を介してリーク検出ピンに接
続したので、仮に筺体又はコンセント本体の電気絶縁性
が完全に破壊されても警報音発生器が破損することがな
い。 請求項16は、リーク警報発生手段を接点の開閉に
より信号を出力するリレーとしたので、直接電源回路を
遮断するリーク信号の出力が可能となる。
【0227】請求項17は筐体内に温度変位手段(バイ
メタル)による回路遮断機構を設け、併せてこの回路遮
断で例えば青色から赤色に変わる確認シグナルを設け過
電流等によるコンセント本体の温度上昇で自動的に二次
回路を遮断するようにしたので、火災事故が発生する危
険がなくなり、安心して電気接続具を使用することがで
きる。また、赤色のダイオードが点灯して二次回路の遮
断を知ったとき、リセット機構により簡単に遮断した
回路を復元することができるので半永久的に使用が可能
である。
【0228】また請求項18は、上述の請求項17のコ
ンセントの一次側端子部材の他方と二次側接続金具の他
方との連結を解き、その間に温度ヒューズを入れて温度
変位手段(バイメタル)による接点の開放と温度ヒュー
ズの溶断とによる二重の回路の自動遮断機構を有する電
気接続具としたので、万一バイメタルによる回路遮断が
行われないような不測の異状事態が発生しても温度ヒュ
ーズが切れて回路が遮断されるので、安全に対する信頼
性が一層向上する。また、温度ヒューズが切れたとき、
確認シグナル発生手段の第1,第2発光部材とも点灯し
ないようにしたので、温度ヒューズ切れを簡単に発見す
ることが可能であり、メーカー又は最寄りの電気店へ修
理に出すなどの対策を講じることができる。また、請求
項19は第1,第2一次側端子間の絶縁が破壊されたと
き、バイメタルの変形で係止がとかれ、移動体の移動に
ともなって第2移動体が動いて絶縁が破壊されてできた
側路が遮られ、安全が確保される。
【0229】また請求項20は、コンセント本体内に温
度ヒューズを設けて、過電流によるコンセント本体の温
度上昇又は他からの熱によるコンセント本体の温度上昇
で温度ヒューズが切れて回路を遮断する簡単な構造とし
たので、極めて安価かつ確実な確認シグナル発生と回路
の遮断機構を有するコンセントとなる。また温度ヒュー
ズが切れると回路遮断確認用の例えば赤色のダイオード
が点灯するので、温度ヒューズ切れの発見が容易で温度
ヒューズを取り換えることにより再使用が可能である。
【0230】請求項21は、請求項17,18,19,
20のコンセントの一次側端子部材を突出端子としたの
で、請求項17,18,19,20と同様の効果を有す
る突出端子付コンセントとなる。
【0231】請求項22は請求項17,18,19,2
のコンセントの一次側端子部材を電源からの電線を接
続する接続端子としたので、請求項17,18,19,
20と同様の効果を有する固定式又は可搬式のコンセン
である電気接続具となる。
【0232】請求項23は温度変位手段(バイメタル)
による二次側回路の遮断と確認シグナルとを有する差し
込みプラグとしたので、電流容量の大きい電化機器等の
電源コードの先端に使用すれば間違って電流容量の小さ
いコンセントを電源とした場合でも安全が確保される。
また、テーブルタップと呼ばれる市販の多数口コンセン
ト用の差し込みプラグとして使用すれば、蛸足配線等に
よる過電流で火災事故が発生する危険がなくなる。
【0233】請求項24は固定又は可搬式のコンセント
に用いたので接続した電化機器の負荷が過大の場合に回
路自動遮断機構で過電流に起因する火災事故の発生の危
険がなくなる。また請求項25は、請求項23の差し込
みプラグに温度ヒューズを設けて、温度変位手段(バイ
メタル)による接点の開放と温度ヒューズの溶断とによ
る二重の回路遮断機構を有する差し込みプラグとしたの
で、プラグ本体の温度上昇で、万一バイメタルによる回
路の遮断が行われないような不測の異状事態が発生して
も温度ヒューズが切れて回路が遮断されるので、火災の
ような大きな問題が発生することがない。
【0234】請求項26は爪付係止部材により移動体を
係止して通常の状態を保ち、コンセント本体の温度上昇
で温度変位手段(バイメタル)が設定温度を超えて温度
上昇したとき、マグネットにより爪付係止部材を引き込
んで移動体の係止を解除して回路を遮断するようにし、
この二次回路の遮断で例えば青色から赤色に変わる確認
シグナルを設けて、コンセント本体の温度上昇で自動的
に回路を遮断することのできる確認シグナル付コンセン
トとしたので火災のような大事故が発生する危険がなく
なる。
【0235】また、請求項27は、上述の請求項26
コンセントに温度ヒューズを設けて、仮にコンセント本
体が温度変位手段(バイメタル)の設定温度を超えて温
度上昇した場合、爪付係止部材による回路の遮断が行わ
れないような不測の異状事態が発生しても、コンセント
本体が温度ヒューズの設定温度を超すと温度ヒューズが
切れて回路を自動的に遮断する二重の回路遮断構造とし
たので、極めて確実な安全確保が可能となる。更に、温
度ヒューズが切れると確認シグナルの例えば青色と赤色
の発光ダイオードがともに点灯しなくなるので、温度ヒ
ューズ切れを容易に発見することができ、最寄りの電気
店又は直接メーカーへ送り返して温度ヒューズの取り換
えと爪付係止部材による回路遮断機構の修理依頼をする
ことができる。
【0236】また、請求項28は、上述の請求項26
27のコンセントのプラグ挿入穴の近傍にリーク検出
板を設け、コンセント本体のプラグ挿入穴近傍の電気絶
縁性が低下又は破壊された場合に、マグネットが働いて
爪付係止部材の係止を解除して回路を自動遮断するよう
にしたので、例えば過電流による発熱又はトラッキング
によるリークによりコンセント本体のプラグ挿入穴周辺
の電気絶縁性が低下又は破壊されたとき、回路が自動的
に遮断して火災の発生を未然に防止する。
【0237】請求項29は、請求項26又は27或いは
28のコンセントに、地震又は爆発等による振動で二次
回路を遮断する安全機構を設けたので、設定を越える振
動で回路が自動遮断する万能形の安全機構を有する電気
接続具となる。
【0238】請求項30は、請求項28のコンセント
リーク検出板にリーク電圧が発生したとき、警報音又は
及び発光部材の少なくとも一方によりリーク警報が出る
ようにしたので、万一コンセント本体の電気絶縁性が低
下又は破壊されてリーク検出板にリーク電圧が発生した
場合、二次回路が遮断されない不測の異状事態が発生し
ても、警報音や発光体によりリークの発生を知ることが
できるので、より確実な万能形安全機構を有する電気接
続具となる。
【0239】請求項31は、温度変位手段(バイメタ
ル)が設定温度を超えて温度上昇したとき、マグネット
により爪付係止部材を引き込んで移動体の係止を解除し
て、回路を自動遮断するようにし、併せてこの回路遮断
で例えば青色から赤色に変わる確認シグナルを設けて、
コンセント本体の温度上昇で自動的に回路を遮断する突
出端子付コンセントとしたので、火災などの大事故が発
生する危険が大幅に減少する。
【0240】請求項32は、請求項31の突出端子付コ
ンセントのコンセント本体のプラグ挿入穴の近傍にリー
ク検出板を設け、更に一次側突出端子の近傍にリーク検
出ピンを植設して、コンセント本体の電気絶縁性が低下
又は破壊されて、リーク検出板又はリーク検出ピンにリ
ーク電圧が発生した場合、マグネットにより爪付係止部
材を引き込んで移動体の係止を解除し、回路を自動遮断
するようにしたので、例えば過電流によるコンセント本
体の温度上昇又はトラッキングによるコンセント本体の
局部的温度上昇により電気絶縁性が低下又は破壊された
場合、回路を自動的に遮断して、火災等の事故を未然に
防止することができる。
【0241】請求項33は、コンセント本体の温度が温
度変位手段(バイメタル)の設定温度を越えて上昇する
と、移動体の係止を解いて、一次側突出端子と二次側接
続金具との間を遮断するとともに、過電流による発熱や
トラッキングによる部分的発熱等によりコンセント本体
の一次側突出端子の周辺又はプラグ挿入穴周辺の電気絶
縁性が低下又は破壊されたとき、リーク検出ピン又はリ
ーク検出板にリーク電圧が発生して、マグネットにより
バイメタルを移動して移動体の係止を解き、回路を遮断
する二重の安全機構とし、今まで点灯していた警報シグ
ナルの導電確認用の例えば青色の発光体が消え、代わっ
て回路遮断確認用の例えば赤色の発光体が点灯して、回
路の遮断を知らせるようにしたので、過電流による発熱
にもトラッキングによるリークにも対応可能な電気接続
具となる。
【0242】請求項34は請求項31又は32或いは
の突出端子付コンセントに温度ヒューズを設けて、万
一コンセント本体が温度変位手段(バイメタル)設定温
度を超えて温度上昇しても、バイメタルによる回路の自
動遮断が行われないような不測の異状事態が発生した場
合に、コンセント本体が温度ヒューズの設定温度を超す
と、温度ヒューズが切れて回路を自動遮断するので、二
重の安全機構付突出端子付コンセントとなり、極めて確
実な安全が確保できる。請求項35は、筐体内の温度が
所定値より上昇したとき温度変位手段の変形によって回
路が遮断され火災事故の発生の危険がなくなる。 請求項
36,請求項37は、筐体内の温度が所定値より上昇し
たとき温度変位手段の変形によって回路が遮断され火災
事故の発生の危険がなくなる。 請求項38はプラグ本体
内の温度が所定値より上昇したとき回路自動遮断機能が
働き安全なプラグとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のコンセント用確認シグナル
発生器の内部を示す斜視図である。
【図2】図1の外観を示す斜視図である。
【図3】発光体により安全確認シグナルを出す場合のバ
イメタルを用いた電気回路図である。
【図4】ブザーにより警報音を出す場合のバイメタルを
用いた電気回路図である。
【図5】リードスイッチを用いて防爆用とした場合のバ
イメタルを用いた電気回路図である。
【図6】電源遮断用の信号を取り出す場合のバイメタル
を用いた電気回路図である。
【図7】赤色発光体が点灯したとき青色発光体が消える
ようにした場合のバイメタルを用いた電気回路図であ
る。
【図8】実施例2の発光体により確認シグナルを出すダ
イオードをセンサとして用いた電気回路図である。
【図9】発光体,ブザー,リレーが同時に確認シグナル
を出すダイオードをセンサとして用いた電気回路図であ
る。
【図10】実施例3の確認シグナル発生器付口数増設用
コンセントの内部を示す斜視図である。
【図11】図10の外観を示す斜視図である。
【図12】実施例4の確認シグナル発生器付コンセント
の内部を示す斜視図である。
【図13】図12の外観を示す斜視図である。
【図14】実施例5のバイメタルを用いたリーク警報発
生機構を付加したコンセント用確認シグナル発生器の内
部を示す斜視図である。
【図15】図14の電気回路図である。
【図16】同じく実施例5のバイメタルを用いたリーク
信号出力機構と発光体によるリーク確認シグナル回路と
を有するリーク警報発生機構の電気回路図である。
【図17】バイメタルを用いてリーク信号を出力するリ
ーク警報発生機構の斜視図である。
【図18】同じく実施例5のリーク電圧により警報音発
生器と警報用発光体とによりリーク信号を出力する電気
回路図である。
【図19】図18に定電流ダイオードによる過電流保護
回路を付加した電気回路図である。
【図20】図18に過電流防止用抵抗による過電流保護
回路を付加した電気回路図である。
【図21】同じく実施例5のリーク検出ピンに発生する
リーク電圧でリレーからリーク信号を出力する電気回路
図である。
【図22】図21に定電流ダイオードによる過電流保護
回路を付加した電気回路図である。
【図23】同じく実施例5のリーク検出ピンに発生する
リーク電圧でリーク警報用ネオンランプが点灯する電気
回路図である。
【図24】同じく実施例5のリーク検出板に発生するリ
ーク電圧でリレーからリーク信号を出力するリーク警報
発生機構を付加した確認シグナル発生器付コンセントの
内部の斜視図とリーク警報用電気回路図である。
【図25】図24の外観を示す斜視図である。
【図26】同じく実施例5のリーク検出板に発生するリ
ーク電圧で警報音発生器と警報用発光体とからリーク信
号を出力するリーク警報発生機構を付加した確認シグナ
ル発生器付コンセントの内部の斜視図とリーク警報用電
気回路図である。
【図27】実施例6の確認シグナル発生と回路の自動遮
断機構とを有する突出端子付コンセントの内部の一例を
示す斜視図である。
【図28】図27の回路図である。
【図29】同じく実施例6の図27とプラグ挿入方向の
異なる突出端子付コンセントの例を示す斜視図である。
【図30】同じく実施例6の図27,図29とプラグ挿
入方向の異なる突出端子付コンセントの例を示す斜視図
である。
【図31】同じく実施例6の突出端子付二口コンセント
の斜視図である。
【図32】実施例7の固定式又は可搬式の確認シグナル
発生と回路の自動遮断機構とを有する二口コンセントの
斜視図である。
【図33】実施例8の確認シグナル発生と、回路の自動
遮断機構とを有する差し込みプラグの斜視図である。
【図34】実施例6の突出端子付コンセント又は実施例
8の差し込みプラグに付加する実施例9のトラッキング
防止機構の説明図である。
【図35】実施例10の確認シグナル発生と二重の回路
自動遮断機構とを有する突出端子付コンセントの内部を
示す斜視図である。
【図36】図35の電気回路図である。
【図37】同じく実施例10の図35とプラグの挿入方
向が異なる確認シグナル発生と二重の回路自動遮断機構
とを有する突出端子付コンセントの内部を示す斜視図で
ある。
【図38】同じく実施例10の図35,図37とプラグ
の挿入方向が異なる確認シグナル発生と二重の回路自動
遮断機構とを有する突出端子付コンセントの内部を示す
斜視図である。
【図39】同じく実施例10の確認シグナル発生と二重
の回路自動遮断機構とを有する二口用突出端子付コンセ
ントの内部を示す斜視図である。
【図40】実施例11の柱又は机等に取り付ける固定式
又は可搬式の確認シグナル発生と二重の回路自動遮断機
構を有するコンセントの内部を示す斜視図である。
【図41】実施例12の電化機器又はテーブルタップ等
の電源コード先端に取着する確認シグナルと二重の回路
遮断機構とを有する差し込みプラグの内部を示す斜視図
である。
【図42】実施例13の確認シグナル発生と温度ヒュー
ズによる回路の自動遮断機構とを有する突出端子付コン
セントの内部を示す斜視図である。
【図43】図42の電気回路図である。
【図44】実施例14の壁面又は柱等に取り付けて使用
する固定式の確認シグナル発生と回路の自動遮断機構と
を有するコンセントで、温度ヒューズによる二重の回路
遮断機構、リーク検出板によるリーク発生時の回路自動
遮断機構、地震や爆発等の振動による回路遮断機構、リ
ーク発生時に警報音やリーク警報灯による警報信号発生
機構を有するコンセントの内部を示す斜視図である。
【図45】図44の外観を示す斜視図である。
【図46】図44の電気回路図である。
【図47】実施例14の確認シグナル発生と回路の自動
遮断機構とを有するコンセントの形状の異なるマグネッ
トを使用した例を示す電気回路図である。
【図48】実施例15の確認シグナル発生と回路自動遮
断機構とを有する突出端子付コンセントで、リーク検出
板及びリーク検出ピンによるリーク発生時の回路自動遮
断機構を有するコンセントの内部を示す斜視図である。
【図49】図48の電気回路図である。
【図50】実施例16の確認シグナル発生と回路自動遮
断機構とを有する突出端子付コンセントで、リーク発生
時にマグネットによりバイメタルを移動する回路自動遮
断機構を有するコンセントの内部を示す斜視図である。
【図51】(a)は図50の電気回路図、(b)は
(a)のA−A矢線断面図で、バイメタルとマグネット
との関係説明図である。
【符号の説明】
1 筺体 1A 本体部 1B 蓋部 2A,2B,18a 突出端子 3,13,23 接片 3a,13a,23a 接点 4,14,24,34,64,89,109,121
バイメタル 5A,5B,5C,5D,54,61A,61B 発光
体(発光ダイオード) 6,53 ブザー 7 リードスイッチ 8,55 リレー 9 ゲルマニュームダイオード 10,20,60,101 コンセント本体 10A,20A,60A,101A 本体部 10B,20B,101B 蓋部 11A,11B,21A,21B,73A,33B,8
0A,80B,81A,81B,86A,86B 二次
側接続金具 11a,21a,81a,86a,86b 挟持部 15,25A,25B 接触片 18,78 差し込みプラグ 26A,26B リーク検出板 35,63,103 移動体 36,47 可動接点 38,43 固定接点 39,48 ばね 41 リーク警報出力端子 45 ガイドピン 51,52 リーク検出ピン 62A,62B 一次側突出端子 66 第1可動接点 68 第2可動接点 70 温度ヒューズ 71 第1固定接点 72 第2固定接点 74,84 リセットピン 85A,85B 一次側接続端子 91A,91B 二次側接続端子 93 スライド 104 爪付係止レバー 107,117,127 マグネット 107a,117a 第1電磁コイル 107b,117b 第2電磁コイル 110,122 第3固定接点 111 振動検知振り子 112 振動検出穴 127a 電磁コイル 127b 固定鉄芯 127c 可動鉄芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01R 25/00 H01R 25/00 A G (31)優先権主張番号 特願平8−51050 (32)優先日 平8(1996)2月14日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平8−156251 (32)優先日 平8(1996)5月27日 (33)優先権主張国 日本(JP) 早期審査対象出願 (56)参考文献 特開 昭51−684(JP,A) 特開 平9−180805(JP,A) 特開 平9−69380(JP,A) 実開 昭51−152680(JP,U) 実開 昭54−88694(JP,U) 実開 昭54−36082(JP,U) 実開 昭52−11190(JP,U) 実開 昭48−58988(JP,U) 実開 平6−29048(JP,U) 実開 昭60−42284(JP,U) 実開 昭58−113981(JP,U) 実開 昭59−71588(JP,U) 実公 昭59−26533(JP,Y2) 実公 昭63−10631(JP,Y2) 実公 昭36−21316(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/44 H01R 13/66 H01R 13/68 H01R 13/713 H01R 13/717 H01R 25/00

Claims (38)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電化機器の差し込みプラグ用の二極式コ
    ンセントに差し込んで使用されるリークシグナル発生器
    であって、 絶縁材でなり、コンセントに着脱自在に挿着される差し
    込み用の第1及び第2突出端子を有する筐体と、 前記第1及び第2の突出端子間に接続された発光部材
    と、 前記筐体内に設けられた固定接点と、 前記第1突出端子に電気的に接続され前記固定接点に対
    向するように設けられた可動接点を有する電気絶縁材か
    らなる移動体と、 前記移動体を常時、前記固定接点側に付勢するばねと、 前記筐体内で前記突出端子間のほぼ中央にそれと平行に
    上端部が筐体内に突出するように植設され、常温時は前
    記上端部が前記移動体に係合して前記ばねのばね力に抗
    して前記可動接点を前記固定接点から開離させ、所定値
    を越えて温度上昇したときは変形により前記上端部が前
    記移動体から離脱して前記ばねのばね力により前記可動
    接点を前記固定接点に圧接させる温度変位手段と、 前記固定接点に電気的に接続されたリーク警報出力端子
    を備えたリークシグナル発生器。
  2. 【請求項2】 電化機器の差し込みプラグ用の二極式コ
    ンセントに差し込んで使用されるリークシグナル発生器
    であって、 絶縁材からなり、コンセントに着脱自在に挿着される第
    1及び第2突出端子を有する筐体と、 前記第1及び第2の突出端子間に接続された発光部材
    と、 前記筐体内において前記第1突出端子に固着された固定
    接点と、 一端中央寄りに前記固定接点に対向するように設けられ
    た可動接点、及び他端中央寄りに前記両突出端子の端子
    並列方向とほぼ平行に形成された案内溝に移動可能に係
    合するピンを有するレバーと、 前記筐体内で前記両突出端子間のほぼ中央にそれと平行
    に上端部が筐体内に突出するように植設され、常温時は
    前記上端部が前記レバーの一端に係合し、所定値を越え
    て温度上昇したときは変形により前記上端部が前記レバ
    ーから離脱する 温度変位手段と、 前記レバーの他端に設けられ、常温状態にあって前記温
    度変位手段が前記レバーの一端に係合しているとき前記
    ピンが前記案内溝の中間位置にあって前記可動接点を前
    記固定接点に圧接させ、温度上昇により前記温度変位手
    段が前記レバーから離脱したとき前記ピンが前記案内溝
    に沿って終端位置までに移動し前記ピンを支点として前
    記レバーを回動させて前記可動接点を前記固定接点から
    開離させるばねと、 前記可動接点に電気的に接続されたリーク警報出力端子
    を備えたリークシングナル発生器。
  3. 【請求項3】 電化機器の差し込みプラグ用の二極式コ
    ンセントに差し込んで使用されるリークシグナル発生器
    であって、 絶縁材からなり、コンセントに着脱自在に挿着される第
    1及び第2突出端子を有する筐体と、 この筐体内に設けられた接片と、 前記筐体内で前記突出端子に近接して設けられ常温時は
    先端部が前記接片と開離し、所定値を越えて温度上昇し
    たときは、変形により前記先端部と接片を閉成する温度
    変位手段と、 前記第1及び第2の突出端子間に前記温度変位手段の先
    端と前記接片を介して接続された警報発生手段と、 前記筐体の前記突出端子間の各端子寄り位置にそれぞれ
    互いに平行に植設された一対のリーク検出ピンと、 前記一対のリーク検出ピンの間に電気的に接続され、前
    記突出端子周辺の絶縁材の電気絶縁性が破壊されたとき
    前記一対のリーク検出ピン間に生ずるリーク電圧により
    作動してリーク警報を発生するリーク警報発生手段と
    備えたリークシグナル発生器。
  4. 【請求項4】 電化機器の差し込みプラグ用の接続電源
    として用いる二極式の固定又は可搬式コンセントの筐体
    に一次側の第1及び第2接続端子を有し前記筐体に前記
    第1及び第2一次側の接続端子に各極毎に電気的に接続
    された前記電化機器の差し込みプラグを受け入れる二次
    側接続金具の挟持部に少なくとも一対 の挿入穴を有する
    コンセントに組み込まれるリークシグナル発生器であっ
    て、 前記少なくとも一対のプラグ挿入穴間において前記筐体
    の前記プラグ挿入穴近傍にそれぞれ互いに平行に植設さ
    れた一対のリーク検出板と、 このリーク検出板間に電気的に接続され、前記挟持部周
    辺の絶縁材の電気絶縁性が破壊されたとき前記一対のリ
    ーク検出間に生ずるリーク電圧により作動してリーク警
    報を発生するリーク警報発生手段と を備えたリークシグ
    ナル発生器。
  5. 【請求項5】 前記リーク警報発生手段が、前記筐体内
    に輝頭部を外部に突出して設けられた発光部材である請
    求項3又は4に記載のリークシグナル発生器。
  6. 【請求項6】 前記リーク警報発生手段が、前記筐体内
    に設けられた警報音発生器である請求項3又は4に記載
    のリークシグナル発生器。
  7. 【請求項7】 前記警報音発生器に直列又は並列に接続
    された過電流防止部材をさらに備えた請求項6に記載の
    リークシグナル発生器。
  8. 【請求項8】 前記リーク警報発生手段が、接点の開閉
    によりリーク警報を出力するリレーである請求項3又は
    4に記載のリークシグナル発生器。
  9. 【請求項9】 前記リレーに直列又は並列に接続された
    過電流防止部材をさらに備えた請求項8に記載のリーク
    シグナル発生器。
  10. 【請求項10】 電化機器とコンセント又はテーブルタ
    ップとの間に介在して用いられ、絶縁材からなる筐体の
    一面から前記コンセント又はテーブルタップに着脱自在
    に挿着される第1及び第2突出端子を有し、前記筐体の
    他面に前記第1及び第2突出端子に各極毎に電気的に接
    続された前記電化機器の差し込みプラグを受け入れる少
    なくとも一対の第1及び第2挟持部を有する電気接続具
    に組み込まれるリークシグナル発生器であって、 前記筐体内に設けられた固定接点と、 前記第1突出端子に電気的に接続され前記固定接点に対
    向するように設けられた可動接点を有する電気絶縁材か
    らなる移動体と、 前記移動体を常時、前記固定接点側に付勢するばねと、 前記筐体内で前記突出端子間のほぼ中央にそれと平行に
    上端部が筐体内に突出 するように植設され、常温時は前
    記上端部が前記移動体に係合して前記ばねのばね力に抗
    して前記可動接点を前記固定接点から開離させ、所定値
    を越えて温度上昇したときは変形により前記上端部が前
    記移動体から離脱して前記ばねのばね力により前記可動
    接点を前記固定接点に圧接させる温度変位手段と、 前記固定接点に電気的に接続されたリーク警報出力端子
    を備えたリークシグナル発生器。
  11. 【請求項11】 電化機器とコンセント又はテーブルタ
    ップとの間に介在して用いられ、絶縁材からなる筐体の
    一面から前記コンセント又はテーブルタップに着脱自在
    に挿着される第1及び第2突出端子を突出させ、前記筐
    体の他面に前記第1及び第2突出端子に各極毎に電気的
    に接続された前記電化機器の差し込みプラグを受け入れ
    る少なくとも一対の第1及び第2挟持部を有する電気接
    続具に組み込まれるリークシグナル発生器であって、 前記筐体内において前記第1突出端子に固着された固定
    接点と、 一端中央寄りに前記固定接点に対向するように設けられ
    た可動接点、及び他端中央寄りに前記両突出端子の端子
    並列方向とほぼ平行に形成された案内溝に移動可能に係
    合するピンを有するレバーと、 前記筐体内で前記両突出端子間のほぼ中央にそれと平行
    に上端部が筐体内に突出するように植設され、常温時は
    前記上端部が前記レバーの一端に係合し、所定値を越え
    て温度上昇したときは変形により前記上端部が前記レバ
    ーから離脱する温度変位手段と、 前記レバーの他端に設けられ、常温状態にあって前記温
    度変位手段が前記レバーの一端に係合しているとき前記
    ピンが前記案内溝の中間位置にあって前記可動接点を前
    記固定接点に圧接させ、温度上昇により前記温度変位手
    段が前記レバーから離脱したとき前記ピンが前記案内溝
    に沿って終端位置にまで移動し前記ピンを支点として前
    記レバーを回動させて前記可動接点を前記固定接点から
    開離させるばねと、 前記可動接点に電気的に接続されたリーク警報出力端子
    を備えたリークシグナル発生器。
  12. 【請求項12】 電化機器と電源コンセントとの間に介
    在して用いられ、絶 縁材からなる筐体から電源コンセン
    トに着脱自在に挿着される第1及び第2突出端子を突出
    させ前記筐体の他面に前記第1及び第2突出端子に各極
    毎に電気的に接続された前記電化機器の差し込みプラグ
    を受け入れる少なくとも一対の第1及び第2二次側接続
    金具を有する補助コンセントに内蔵されるリークシグナ
    ル発生器であって、 コンセント筐体内に設けられた接片と、 前記筐体内で前記突出端子に近接して設けられ、常温時
    は先端部が前記接片と開離し、所定値を越えて温度上昇
    したときは変形により前記先端部と接片を閉成する温度
    変位手段と、 前記第1及び第2突出端子間に前記温度変位手段の先端
    と接片を介して接続された警報発生手段と、 前記筐体の前記突出端子間の各端子寄り位置にそれぞれ
    互いに平行に植設された一対のリーク検出ピンと、 前記一対のリーク検出ピン間に電気的に接続され、前記
    突出端子周辺の絶縁材の電気絶縁性が破壊されたとき前
    記一対のリーク検出ピン間に生ずるリーク電圧により作
    動してリーク警報を発生するリーク警報発生手段と を備
    えたリークシグナル発生器。
  13. 【請求項13】 前記警報発生手段が、前記筐体内に輝
    頭部を外部に突出して設けられた発光部材である請求項
    12に記載のリークシグナル発生器。
  14. 【請求項14】 前記警報発生手段が、前記筐体内に設
    けられた警報音発生器である請求項12に記載のリーク
    シグナル発生器。
  15. 【請求項15】 前記警報音発生器に直列又は並列に接
    続された過電流防止部材をさらに備えた請求項12に記
    載のリークシグナル発生器。
  16. 【請求項16】 前記リーク警報発生手段が、接点の開
    閉によりリーク警報を出力するリレーである請求項12
    に記載のリークシグナル発生器。
  17. 【請求項17】 電化機器の差し込みプラグを受けるた
    めの、確認シグナル発生と回路自動遮断の機能を有する
    コンセントとして用いられる電気接続具であって、 外部に導出された第1及び第2一次側端子部材と、この
    一次側端子部材と各極 毎に内部接続され、電化機器の差
    し込みプラグが挿脱自在に挿着される少なくとも一対の
    二次側接続金具とを有する筐体と、 この筐体内に移動可能に設けられた絶縁材からなる移動
    体と、 前記筐体内に固定され、前記一対の二次側接続金具の一
    方に接続された第1固定接点と、 前記筐体内に固定された第2固定接点と、 前記第1固定接点に対向して配置され、前記第1一次側
    端子部材に電気的に接続された第1可動接点と、 前記第1可動接点に固定されたそれとともに移動する第
    2可動接点と、 前記第1及び第2可動接点をそれぞれ前記第1及び第2
    固定接点に接触させる接触圧付加用ばねと、 常温で前記移動体の動きを係止して前記第1及び第2可
    動接点をそれぞれ前記第1及び第2固定接点に接触さ
    せ、温度上昇による変形により前記移動体の係止を解き
    前記第1及び前記第2可動接点をそれぞれ前記第1及び
    第2固定接点から開離させるように設けられた温度変位
    手段と、 この温度変位手段が常温状態にあるとき前記第1及び第
    2一次側端子部材間の電圧により前記第2可動接点及び
    前記第2固定接点を介して点灯され、温度上昇による前
    記温度変位手段の変形により前記移動体の係止が解かれ
    たとき前記第2可動接点が前記第2固定接点から開離す
    ることにより消灯される導電確認用第1発光部材と、 前記温度変位手段が常温状態にあるとき前記第2可動接
    点及び前記第2固定接点を介して短絡されることにより
    消灯し、温度上昇により前記温度変位手段の変形により
    前記移動体の係止が解かれたとき前記第2可動接点が前
    記第2固定接点から開離して前記短絡が解かれ前記第1
    及び第2一次側端子部材間の電圧により点灯される回路
    遮断確認用第2発光部材と、 前記第1及び第2固定接点から開離した状態にある前記
    第1及び第2可動接点をそれぞれ前記常温状態時の接触
    状態に復帰させるリセット手段と を備えた電気接続具。
  18. 【請求項18】 前記第2一次側端子部材と第2二次側
    接続金具との間又は 前記第1固定接点と第1二次側端子
    部材との間に電気的に直列に設けられた温度ヒューズを
    さらに備えた請求項17に記載の電気接続具。
  19. 【請求項19】 前記第1一次側端子部材と第2一次側
    端子部材間に前記移動体の係止がとかれたとき移動体の
    移動によって前記一次側端子部材間の絶縁破壊路を遮
    第2移動体をさらにそなえた請求項17又は18に記載
    の電気接続具。
  20. 【請求項20】 電化機器の差し込みプラグを受けるた
    めの、確認シグナル発生と回路自動遮断の機能を有する
    コンセントとして用いられる電気接続具であって、 一面に電源コンセントに挿脱自在に挿着される第1及び
    第2一次側端子部材を有し、他面に電化機器の差し込み
    プラグが挿脱自在に挿着される第1及び第2二次側接続
    金具を少なくとも一対有する筐体と、 この筐体内に設けられ、前記第1一次側端子部材と前記
    第1二次側接続金具との間に設けられた温度ヒューズ
    と、 前記筐体内に設けられ、前記第2一次側端子部材と前記
    第2二次側接続金具との間を電気的に接続する接続手段
    と、 前記第1二次側接続金具と第2一次側端子部材との間に
    接続された導電確認用第1発光部材と、 前記第1及び第2一次側端子部材間に接続された回路遮
    断確認用第2発光部材と、 前記第1発光部材が点灯しているとき前記第2発光部材
    を消灯させる手段と を備えた電気接続具。
  21. 【請求項21】 前記一次側端子部材が、電源コンセン
    トに挿脱自在に挿入される突出端子である請求項17乃
    至20のいずれか1項に記載の電気接続具。
  22. 【請求項22】 前記一次側端子部材が、電源からの電
    線に接続される接続端子である請求項17乃至20のい
    ずれか1項に記載の電気接続具。
  23. 【請求項23】 確認シグナル発生と回路自動遮断の機
    能を有する差し込みプラグとして用いられる電気接続具
    であって、 第1及び第2一次側突出端子を有するプラグ本体と、 このプラグ本体内に移動可能に設けられた絶縁材からな
    る移動体と、 前記プラグ本体内に設けられた第1固定接点と、 前記移動体に、移動可能かつ接触圧付加用ばねにより第
    1固定接点と接触しうるように設けられ、前記第1一次
    側突出端子と接続される第1可動接点と、 前記第1固定接点と前記第1可動接点とが接触する通常
    の導通状態で前記移動体を係止するように設けられた温
    度変位手段と、 前記第1可動接点に固定されてそれとともに移動する第
    2可動接点と、 前記プラグ本体に設けられ、前記第2可動接点が接離自
    在に接触する第2固定接点と、 前記プラグ本体に設けられ、それぞれ前記第1固定接点
    及び第2一次側突出端子に接続される第1及び第2二次
    側接続端子と、 前記第1及び第2固定接点から開離している前記第1及
    び第2可動接点を前記通常の導通する閉成状態に復帰さ
    せるためのリセット手段と、 導通確認用第1発光部材及び回路遮断確認用第2発光部
    材を有し、前記第1一次側突出端子と前記第2一次側突
    出端子との間の電圧が印加され、前記温度変位手段の温
    度が所定値を越えることによりその温度変位手段の変形
    により前記移動体の係止が解かれたとき、それまで点灯
    していた前記導通確認用第1発光部材が消灯し、それに
    代わって前記回路遮断確認用第2発光部材が点灯するよ
    うに構成された確認シグナル発生回路と を備えた電気接
    続具。
  24. 【請求項24】 固定式又は可搬式の確認シグナル発生
    と回路自動遮断機構を有するコンセントとして用いられ
    る電気接続具であって、 第1及び第2一次側接続端子を有する筐体と、 このプラグ本体内に移動可能に設けられた絶縁材からな
    る移動体と、 前記筐体内に設けられた第1固定接点と、 前記移動体に、移動可能かつ接触圧付加用ばねにより第
    1固定接点と接触しうるように設けられ、前記第1一次
    側接続端子と接続される第1可動接点と、 前記第1固定接点と前記第1可動接点とが接触する通常
    の導通状態で前記移動体を係止するように設けられた温
    度変位手段と、 前記第1可動接点に固定されてそれとともに移動する第
    2可動接点と、 前記筐体に設けられ、前記第2可動接点が接離自在に接
    触する第2固定接点と、 前記筐体に設けられ、それぞれ前記第1固定接点及び第
    2一次側接続端子に接続される第1及び第2二次側接続
    金具と、 前記第1及び第2固定接点から開離している前記第1及
    び第2可動接点を前記通常の導通する閉成状態に復帰さ
    せるためのリセット手段と、 導通確認用第1発光部材及び回路遮断確認用第2発光部
    材を有し、前記第1一次側突出端子と前記第2一次側突
    出端子との間の電圧が印加され、前記温度変位手段の温
    度が所定値を越えることによりその温度変位手段の変形
    により前記移動体の係止が解かれたとき、それまで点灯
    していた前記導通確認用第1発光部材が消灯し、それに
    代わって前記回路遮断確認用第2発光部材が点灯するよ
    うに構成された確認シグナル発生回路と を備えた電気接
    続具。
  25. 【請求項25】 前記第1又は第2二次側接続端子或い
    は第1又は第2二次側接続金具の一次側接続端子側に温
    度ヒューズをさらに備えた請求項23又は24に記載の
    電気接続具。
  26. 【請求項26】 電化機器の差し込みプラグを受けるた
    めの、確認シグナル発生と回路自動遮断の機能を有する
    コンセント又はテーブルタップとして用いられる電気接
    続具であって、 第1及び第2一次側接続端子を有するコンセント本体
    と、 このコンセント本体内に移動可能に設けられた絶縁材か
    らなる移動体と、 前記コンセント本体内に設けられた第1固定接点と、 前記移動体に移動可能に設けられ接触圧付加用ばねによ
    り前記第1固定接点と接触するように付勢され前記第1
    一次側接続端子に接続される第1可動接点と、 前記第1固定接点と前記第1可動接点とが接触する通常
    の導通状態を保つように前記移動体を係止する係脱自在
    の爪付係止部材と、 前記第1可動接点に固着されてそれとともに移動する第
    2可動接点と、 前記コンセント本体内に設けられ前記第2可動接点が接
    離自在に接触する第2固定接点と、 前記コンセント本体内に固定され、それぞれ前記第1固
    定接点及び前記第2一次側接続端子に接続された少なく
    とも一対の第1及び第2二次側接続金具と、 この二次側接続金具のほぼ中央で前記コンセント本体内
    に設けられた第3固定接点と、 二次側接続金具のほぼ中央で平行に配置され常温で前記
    第3固定接点から離れ、所定値を越える温度で前記第3
    固定接点に当接するように接離自在に設けられ、前記第
    2一次側接続端子と接続される温度変位手段と、 前記コンセント本体の前記爪付係止部材の近傍に設けら
    れ、一端が前記第3固定接点と、また他端が前記第1固
    定接点に電気的に接続される第1電磁コイルを有し、こ
    の第1電磁コイルの励磁により前記爪付係決部材を引き
    込んで前記移動体の係止を解くマグネットと、 前記第1及び第2固定接点から開離している前記第1及
    び第2可動接点を前記通常の導通する閉成状態に復帰さ
    せるためのリセット手段と、 導通確認用第1発光部材及び回路遮断確認用第2発光部
    材を有し、前記第1一次側接続端子と前記第2一次側接
    続端子との間の電圧が印加され、前記温度変位手段の温
    度が所定値を越えることによりその温度変位手段の変形
    により前記移動体の係止が解かれたとき、それまで点灯
    していた前記導通確認用第1発光部材が消灯し、それに
    代わって前記回路遮断確認用第2発光部材が点灯するよ
    うに構成された確認シグナル発生回路と を備えた電気接
    続具。
  27. 【請求項27】 前記第2一次側接続端子と前記第2二
    次側接続金具との間又は前記第1固定接点と前記第1二
    次側接続金具との間に配設された温度ヒューズをさらに
    備えた請求項26に記載の電気接続具。
  28. 【請求項28】 前記コンセント本体における電化機器
    の差し込みプラグを挿入するための一対のプラグ挿入穴
    の中間かつ各プラグ挿入穴の近傍にそれぞれ平行に配設
    された一対のリーク検出板と、 前記マグネットに付加的に巻装され、前記一対のリーク
    検出板の間に接続される第2電磁コイルと を備え、前記
    コンセント本体のプラグ挿入穴周辺の絶縁材の電気絶縁
    性能が破 壊されて前記リーク検出板にリーク電圧が発生
    したとき、前記第2電磁コイルが励磁されて前記マグネ
    ットが前記爪付係止部材を引き込んで前記移動体の係止
    を解く、請求項26又は27に記載の電気接続具。
  29. 【請求項29】 設定値を越える振動があったときそれ
    に応動して電気的に導通状態となるように前記コンセン
    ト本体内に配設され、前記第2一次側接続端子と前記第
    3固定接点との間に電気的に接続された振動検知手段を
    さらに備えた請求項26乃至28のいずれか1項に記載
    の電気接続具。
  30. 【請求項30】 前記リーク検出板間に電気的に接続さ
    れた、警報音発生器及びリーク警報用発光部材の少なく
    とも一方をさらに備えた請求項28に記載の電気接続
    具。
  31. 【請求項31】 電化機器の差し込みプラグを受けるた
    めの、確認シグナル発生と回路自動遮断の機能を有する
    コンセントとして用いられる電気接続具であって、 第1及び第2一次側突出端子を有するコンセント本体
    と、 このコンセント本体内に設けられた第1固定接点と、 前記コンセント本体内に移動可能に設けられた絶縁材か
    らなる移動体と、 この移動体に移動可能に設けられ接触圧付加用ばねによ
    り前記第1固定接点と接触するように付勢され、前記第
    1一次側突出端子と接続される第1可動接点と、前記第
    1固定接点と前記第1可動接点とが接触する通常の導通
    状態に保つように前記移動体を係止する係脱自在の爪付
    部係止部材と、 前記第1可動接点に固定されてそれとともに移動する第
    2可動接点と、 前記コンセント本体内に固着され、前記第2可動接点が
    接離自在に接触する第2固定接点と、 前記コンセント本体内に設けられ、前記第1固定接点及
    び前記第2一次側突出端子に接続され少なくとも一対の
    第1及び第2二次側接続金具と、 前記コンセント本体に固定された第3固定接点と、 後端部が前記第2一次側突出端子に固着され、先端部が
    前記第3固定接点と常温で離れ所定温度を越える高温で
    接触するように接離自在に設けられた温度変位手段と、 前記爪付係止部材の近傍に設けられ、一端が前記第3固
    定接点に接続され、他端が前記第1固定接点と電気的に
    接続される第1電磁コイルを有し、前記温度変位手段先
    端の前記第3固定接点への接触により、前記第1電磁コ
    イルが励磁され前記爪付係止部材を引き込んで前記移動
    体の係止を解き、前記第1可動接点及び第2可動接点を
    それぞれ前記第1固定接点及び第2固定接点から開離さ
    れるマグネットと、 導通確認用第1発光部材及び回路遮断確認用第2発光部
    材を有し、前記第1一次側突出端子と前記第2一次側突
    出端子との間の電圧が印加され、前記温度変位手段の温
    度が所定値を越えたときその温度変位手段の変形により
    前記移動体の係止が解かれたとき、それまで点灯してい
    た前記導通確認用第1発光部材が消灯し、それに代わっ
    て前記回路遮断確認用第2発光部材が点灯するように構
    成された確認シグナル発生回路と、 前記移動体の係止が解かれて前記第1固定接点及び第2
    固定接点から開離した状態にある前記第1可動接点及び
    第2可動接点を通常の導通状態に復帰させるリセット手
    段と を備えた電気接続具。
  32. 【請求項32】 前記コンセント本体の、電化機器の差
    し込みプラグを挿入するための一対のプラグ挿入穴の中
    間かつ各プラグ挿入穴の近傍にそれぞれ平行に配設さ
    れ、前記コンセント本体のプラグ挿入穴周辺の絶縁材の
    電気絶縁性能が破壊されたときリーク電圧を生じる一対
    のリーク検出板と、 前記コンセント本体の前記一対の一次側突出端子の中間
    かつ各一次側突出端子寄りにそれぞれ平行に植設され、
    前記リーク検出板に各極毎に電気的に接続され、前記コ
    ンセント本体の一次側突出端子周辺の絶縁材の電気絶縁
    性能が破壊されたときリーク電圧を生ずる一対のリーク
    検出ピンと、 前記マグネットに付加的に巻装され、前記一対のリーク
    検出板の間に接続され、前記一対のリーク検出板間又は
    前記一対のリーク検出ピン間にリーク電圧が生じたとき
    励磁して前記マグネットが前記爪付係止部材を引き込ん
    で前記移動体の係止を解く第2電磁コイルと を備えた請
    求項31に記載の電気接続具。
  33. 【請求項33】 電化機器の差し込みプラグを受けるた
    めの、確認シグナル発生と回路自動遮断の機能を有する
    コンセントとして用いられる電気接続具であって、 第1及び第2一次側突出端子を有するコンセント本体
    と、 このコンセント本体内に設けられた第1固定接点と、 前記コンセント本体内に移動可能に設けられた絶縁材か
    らなる移動体と、 この移動体に移動可能に設けられ接触圧付加用ばねによ
    り前記第1固定接点と接触するように付勢され、前記第
    1一次側突出端子と接続される第1可動接点と、 一次側突出端子間のほぼ中央に一次側突出端子並列方向
    と直角にかつ一次側突出端子の挿脱方向と直角に配設さ
    れ、前記第1固定接点と前記第1可動接点とが接触する
    通常の導通状態を保つように前記移動体を係止する温度
    変位手段と、 前記第1可動接点に固定されてそれとともに移動する第
    2可動接点と、 前記コンセント本体内に設けられ前記第2可動接点が接
    離自在に接触する第2固定接点と、 前記コンセント本体内に設けられ、前記第1固定接点と
    接続される第1二次側接続金具、及び前記第2一次側突
    出端子と接続される第2二次側接続金具からなる少なく
    とも一対の二次側接続金具と、 導電確認用第1発光部材及び回路遮断確認用第2発光部
    材を有し、前記第1一次側突出端子と前記第2一次側突
    出端子との間の電圧が印加され、前記温度変位手段の温
    度が所定値を越えたときその温度変位手段の変形により
    前記移動体の係止が解かれ、それまで点灯していた前記
    導電確認用第1発光部材が消灯し、それに代わって前記
    回路遮断確認用第2発光部材が点灯するように構成され
    た確認シグナル発生回路と、 前記コンセント本体の、電化機器の差し込みプラグを挿
    入する二次側接続金具用の一対のプラグ挿入穴の中間で
    各プラグ挿入穴の近傍にそれぞれ平行に設けられた第1
    及び第2リーク検出板と、 前記コンセント本体の一対の一次側突出端子の中間で各
    突出端子寄り位置にそれぞれ平行に植設された第1及び
    第2リーク検出ピンと、 前記コンセント本体内の前記温度変位手段の先端寄りで
    温度上昇による反変位方向側に隣接して設けられ、一端
    が前記第1リーク検出板及び前記第1リーク検出ぴんに
    接続され、他端が前記第2リーク検出板及び前記第2リ
    ーク検出ピンに接続される電磁コイルを有し、この電磁
    コイルの励磁により前記温度変位手段を押し上げ前記移
    動体の係止を解くマグネット部材と、 前記コンセント本体のプラグ挿入穴の周辺又は一次側突
    出端子の周辺の電気絶縁性が破壊されて前記リーク検出
    板又はリーク検出ピンにリーク電圧が発生したとき前記
    マグネット部材を作動させ、それにより前記一次側突出
    端子から前記二次側接続金具への電流通路を遮断する自
    動遮断機構と、 前記移動体の係止が解かれて前記第1固定接点及び第2
    固定接点から開離した状態にある前記第1可動接点及び
    第2可動接点を通常の導通状態に復帰させるリセット手
    段と を備えた電気接続具。
  34. 【請求項34】 前記第2一次側突出端子と前記第2二
    次側接続金具との間又は前記第1固定接点と前記第1二
    次側接続金具との間に配設された温度ヒューズをさらに
    備えた請求項31乃至33のいずれか1項に記載の電気
    接続具。
  35. 【請求項35】 電化機器の差し込みプラグを受けるた
    めの、回路自動遮断の機能を有するコンセントとして用
    いられる電気接続具であって、 外部に導出された第1及び第2一次側端子部材、および
    その一次側端子部材と各極毎に内部接続され前記電化機
    器の差し込みプラグが挿脱自在に挿着される少なくとも
    一対の二次側端子部材を有する筐体と、 この筐体内に移動可能に設けられた絶縁材からなる移動
    体と、 前記筐体内に固定され、前記一対の二次側端子部材の一
    方に接続された固定接点と、 前記固定接点に対向して配置され、前記移動体の移動に
    つれて移動し、前記第1一次側端子部材に電気的に接続
    された可動接点と、 前記可動接点を前記固定接点に所定の接点圧力をもって
    接触させるばねと、 前記移動体を前記固定接点から離れる方向に付勢するば
    ねと、 常温で前記移動体の動きを係止して前記可動接点を前記
    固定接点に接触させ、 温度上昇による変形により前記移
    動体の係止を解き前記可動接点を前記固定接点から開離
    させるように設けられた温度変位手段と、 前記固定接点から開離した状態にある前記可動接点を前
    記常温状態時の接触状態に復帰させるリセット手段と
    備えた電気接続具。
  36. 【請求項36】 前記一次側端子部材が、電源コンセン
    トに挿脱自在に挿入される突出端子である請求項35に
    記載の電気接続具。
  37. 【請求項37】 前記一次側端子部材が、電源からの電
    線に接続される接続端子である請求項35に記載の電気
    接続具。
  38. 【請求項38】 回路自動遮断の機能を有する差し込み
    プラグとして用いられる電気接続具であって、 第1及び第2一次側突出端子を有するプラグ本体と、 このプラグ本体内に移動可能に設けられた絶縁材からな
    る移動体と、 前記プラグ本体内に設けられた固定接点と、 前記移動体に、移動可能かつ接触圧付加用ばねにより前
    記固定接点と接触しうるように設けられ、前記第1一次
    側突出端子と接続される可動接点と、 前記固定接点と前記可動接点とが接触する通常の導通状
    態で前記移動体を係止するように設けられた温度変位手
    段と、 前記プラグ本体に設けられ、それぞれ前記固定接点及び
    前記第2一次側突出端子に接続される第1及び第2二次
    側接続端子と、 前記固定接点から開離した状態にある前記可動接点を前
    記通常の閉成状態に復帰させるためのリセット手段と
    備えた電気接続具。
JP8227842A 1995-08-11 1996-08-08 リークシグナル発生器並びに電気接続具 Expired - Lifetime JP2826722B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8227842A JP2826722B2 (ja) 1995-08-11 1996-08-08 リークシグナル発生器並びに電気接続具

Applications Claiming Priority (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22743795 1995-08-11
JP26227395 1995-09-13
JP31755295 1995-11-10
JP5105096 1996-02-14
JP7-227437 1996-05-27
JP7-262273 1996-05-27
JP8-51050 1996-05-27
JP8-156251 1996-05-27
JP15625196 1996-05-27
JP7-317552 1996-05-27
JP8227842A JP2826722B2 (ja) 1995-08-11 1996-08-08 リークシグナル発生器並びに電気接続具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1050409A JPH1050409A (ja) 1998-02-20
JP2826722B2 true JP2826722B2 (ja) 1998-11-18

Family

ID=27550420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8227842A Expired - Lifetime JP2826722B2 (ja) 1995-08-11 1996-08-08 リークシグナル発生器並びに電気接続具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2826722B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030069320A (ko) * 2002-02-19 2003-08-27 황명환 접촉불량에 대한 과열방지 안전콘센트 및 안전플러그
CN1317795C (zh) * 2004-10-25 2007-05-23 刘锦泰 具有异常温升警示的安全插头
JP2007005027A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Kawamura Electric Inc トラッキング検出機能付きプラグ
JP2007103257A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Matsushita Electric Works Ltd アダプタ
CN100464196C (zh) * 2006-01-10 2009-02-25 刘锦泰 单相插头式电源检测仪
JP2010041759A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Panasonic Electric Works Co Ltd 配電システム
CN107807286B (zh) * 2017-11-14 2023-11-10 保定天威集团特变电气有限公司 饼式线圈匝数检测装置
CN107946841A (zh) * 2017-12-21 2018-04-20 重庆金鑫科技产业发展有限公司 一种馈电装置和一种插座
CN109167190A (zh) * 2018-08-01 2019-01-08 余姚市嘉荣电子电器有限公司 一种温控插头的制造方法
CN110224256A (zh) * 2019-07-16 2019-09-10 刘硕 一种安全供电方法及其接插件结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1050409A (ja) 1998-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7317600B2 (en) Circuit interrupting device with automatic end of life test
US6952150B2 (en) Protective device with end of life indicator
US8154831B2 (en) Leakage current detection interrupter with fire protection means
CA2224927C (en) Ground fault circuit interrupter miswiring prevention device
US8446151B2 (en) Protective device
US4010431A (en) Switch for electrical wall receptacle with ground fault protection
US7525402B2 (en) Circuit interruption device with indicator having function of auto-monitoring and multi-protecting circuit
US7642457B2 (en) Protective device with tamper resistant shutters
US7633726B2 (en) Ground fault circuit interrupters with miswiring or reverse wiring protection and end of life alarm signal
WO1997007568A1 (fr) Procede et appareil de generation de signal permettant de verifier des connexions electriques, et connecteur de securite
US7184250B2 (en) GFCI that cannot be reset until wired correctly on line side and power is applied
US7889464B2 (en) Leakage current detection interrupter with fire protection means
US7116191B2 (en) Ground fault circuit interrupter with reverse wiring protection
US7307821B2 (en) Ground fault circuit interrupter with reverse wiring and end-of-life protection
JP2826722B2 (ja) リークシグナル発生器並びに電気接続具
US20080094765A1 (en) Circuit interrupting device with automatic end of life test
US20090201145A1 (en) Safety socket
CN105164782A (zh) 具有电力阻断的自测试自动监测器接地故障电路中断器(gfci)
EP0437220A2 (en) Circuit breaker with leakage current detecting functions
US7034224B2 (en) Receptacle
CN104934267B (zh) 塑壳式断路器
CN101136548B (zh) 漏电保护插座
JP2003141981A (ja) 漏電保護プラグ
KR102484153B1 (ko) 공동주택 전기의 자동 통합 관리 시스템
Cauldwell Arc-Fault Circuit Interrupters

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980721

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070918

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080918

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090918

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100918

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110918

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term