JP2824028B2 - 動画像圧縮装置 - Google Patents

動画像圧縮装置

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JP2824028B2 JP14205095A JP14205095A JP2824028B2 JP 2824028 B2 JP2824028 B2 JP 2824028B2 JP 14205095 A JP14205095 A JP 14205095A JP 14205095 A JP14205095 A JP 14205095A JP 2824028 B2 JP2824028 B2 JP 2824028B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル動画像を圧
縮する動画像圧縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MPEG(Moving Picture Experts Gro
up)1,MPEG2による動画像圧縮では、画像を小さ
なブロック(マクロブロック=16画素×16画素の矩
形)に分割し、時間的に前後の画像の中から、圧縮しよ
うとするマクロブロックに似た領域(参照画像領域)を
抽出し、参照画像領域との空間的な距離、方位(動きベ
クトル)と、参照画像領域と圧縮しようとする領域の差
分情報を計算し、これらの情報を、DCT、可変長符号
化を用いて圧縮している。このように動きベクトルと差
分情報だけを圧縮した方が、原画像そのものを圧縮する
よりも、はるかに効率良く圧縮できる。
【0003】差分情報によって圧縮されたピクチャー
は、参照するピクチャーがないと復元できないため、周
期的に、他の画像を参照しないピクチャーを設ける必要
がある。この画像をI(Intra )ピクチャーと呼ぶ。I
ピクチャーを参照画像として、次の画像を圧縮し、さら
に、すでに圧縮された画像を参照画像として次の画像を
圧縮していく。参照画像を用いて圧縮するピクチャーの
中には、時間的に前方のピクチャーのみを参照画像とす
るP(Predictive)ピクチャーと、時間的に前後のピク
チャーを参照画像とするB(Bidirectionally-Predicti
ve)ピクチャーがある。Pピクチャーは、Iピクチャー
と同様に、他の画像の参照画像となりうる。Iピクチャ
ーは、P,Bピクチャーよりも、多くの情報量を必要と
する。1枚以上のIピクチャーと、このIピクチャーを
参照画像として圧縮されたP,Bピクチャーの集合体を
GOP(Group of Picture)と呼ぶ。
【0004】図7(a)に、GOPの一例を示す。この
図では、入力画像は10フレーム周期でIピクチャーと
して圧縮され、その間の9フレームがPピクチャーとし
て圧縮され、Bピクチャーは存在していない例である。
図中のNはGOPの長さ、MはIまたはPピクチャーの
周期である。
【0005】この例では、まず、フレーム0がIピクチ
ャーとして、他の画像を参照しないで圧縮され、次に、
フレーム1がPピクチャーとして、前方のフレーム0を
参照して圧縮される。以降のPピクチャーが、順次、前
のフレームを参照画像として圧縮される。この構成の場
合、1GOPは10枚のフレームより構成されている。
【0006】図7(b)に、GOPの他の例を示す。こ
の図では、入力画像は10フレーム周期でIピクチャー
として圧縮され、その間の1フレームおきにPピクチャ
ーとして圧縮され、残りの5フレームがBピクチャーと
して圧縮されている。
【0007】この例では、まず、フレーム1がIピクチ
ャーとして、他の画像を参照しないで圧縮され、次に、
フレーム0がBピクチャーとして、後方のフレーム1を
参照して圧縮される。次に、フレーム3がPピクチャー
として、前方のフレーム1を参照して圧縮され、フレー
ム2がBピクチャーとして、前後のフレーム1,3を参
照画像として、圧縮される。
【0008】図7(c)に、GOPの他の例を示す。こ
の図では、入力画像は6フレーム周期でIピクチャーと
して圧縮され、その間の2フレームおきにPピクチャー
として圧縮され、残りの4フレームがBピクチャーとし
て圧縮されている。
【0009】この例では、まず、フレーム2がIピクチ
ャーとして、他の画像を参照しないで圧縮され、次に、
フレーム0,1がBピクチャーとして、後方のフレーム
2を参照して圧縮される。次に、フレーム5がPピクチ
ャーとして、前方のフレーム2を参照して圧縮され、フ
レーム3,4がBピクチャーとして、前後のフレーム
2,5を参照画像として、圧縮される。
【0010】GOPの長さは、任意に定めることが可能
である。GOPの長さが短い程、Iピクチャーの割合が
増加し、圧縮効率が低下する。しかし、Iピクチャーが
多い程、圧縮の結果得られる信号(ビットストリーム)
の途中から再生画像を得ることが出来る点が増加する。
そのため、GOPの長さは、ビットストリームの用途に
よって決定されるのが一般的である。例えば、テレビ会
議に用いる場合は、圧縮の結果得られるビットストリー
ムは極力少ない方がよく、また、ビットストリームがと
ぎれても、受信側から送信側へ再送要求を出すことが可
能であることから、Iピクチャーの周期は長くても良
い。一方、ビットストリームを用いてテレビジョン放送
を行う場合、視聴者がチャンネルを切り換えた結果、ビ
ットストリームの途中から受信を始める場合でも、比較
的短い時間で再生画像を出力する必要があるため、Iピ
クチャーの間隔は短い方が良い。
【0011】このように、GOPの長さは用途によって
設定されていたため、ビットストリームの途中でGOP
の長さを変える必要性は存在していなかった。そのた
め、従来のMPEGエンコーダでは、GOPの長さは圧
縮開始時に設定された値のままで、ビットストリームの
最後まで変更されることはなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】現時点では、MPEG
2規格による画像圧縮を行うエンコーダは高価であり、
持ち運びも不便である。そのため、MPEG2規格をテ
レビジョン放送に用いる場合、放送局から一般家庭に放
送する直前で動画像圧縮して送出する可能性が高い。こ
のような使用方法では、放送局に最低1台のエンコーダ
があれば良い。放送素材やコマーシャル素材などは、非
圧縮のまま、保存または伝送されることになる。非圧縮
の素材を、所定の順序に編集(一本化)してから、MP
EG2圧縮することになる。
【0013】しかし、技術革新によりMPEG2エンコ
ーダが安価で軽量になると、放送素材やコマーシャル素
材も、MPEG2圧縮されて伝送または保存されると予
想される。このような用途では、予めMPEG2圧縮さ
れたビットストリーム同士を放送局で編集し、一般家庭
に送出する。
【0014】MPEG2圧縮されたビットストリームを
編集のためにカットする場合、上記で説明したGOPの
途中で切って編集することは難しいため、GOP単位で
編集することになる。図7(a),(b)で示した例で
は、10フレーム毎に、カット可能な点が存在し、図7
(c)で示した例では、6フレーム毎に、カット可能な
点が存在する。
【0015】放送に用いられるビデオ素材には、各フレ
ームに、タイムコードと呼ばれる時間を示す番号が付加
されている。ビデオ素材を編集する場合は、このタイム
コードを参照して編集点を決定する。タイムコードは、
時:分:秒:フレームの4つの数字からなる。
【0016】日本、米国などでテレビジョン放送に用い
られているNTSC信号は、1秒間に、29.97枚の
画像を伝送する。この値はおおよそ30であるため、フ
レーム番号は、0から29の値で表現されるが、30か
らは0.1%ずれているため、部分的に不連続になる。
【0017】具体的には、毎時0分、10分、20分、
30分、40分、50分を除く各正分(分単位で区切り
の良い値、すなわち、秒、フレームの値が、00秒00
フレーム)の開始から、2フレームずつ(00フレーム
と01フレーム)、タイムコードを間引いている。間引
いたタイムコードのフレームを、ドロップフレームと称
する。このように、0.1%のフレームを間引くことに
より実時間と、タイムコードの時間のずれが蓄積される
ことを防止している。
【0018】このように、NTSC信号の1秒間のフレ
ーム数は整数ではないため、従来方法のように、ビデオ
信号を等フレーム間隔に分割してGOPを構成すると、
GOP先頭フレームと正分の関係は、僅かずつずれてい
くことになる。例えば、00分00秒00フレームで最
初のGOPを開始し、10フレームずつGOPで分割し
ていくと、01分00秒02フレーム、02分00秒0
4フレーム、03分00秒06フレーム、04分00秒
08フレームが、それぞれGOP先頭となる。このよう
に、最初に正分、正秒がGOP先頭となるように圧縮を
開始しても、徐々にずれていくという欠点を持ってい
た。
【0019】放送局では、決められたタイムスケジュー
ルに従って、ビデオ信号を編集して一般家庭に送出する
が、タイムスケジュールは、正分または正秒単位で決定
されていることが多い。そのため、ビットストリームを
編集して送出信号を作成する場合でも、正分、正秒単位
で編集できなければならない。従来のGOP構成では、
最初に、GOP先頭が正分、正秒となるように圧縮を開
始しても、徐々にずれていってしまうため、編集希望点
がGOP先頭となる保証はない。そのため、編集作業に
支障をきたすことが予想される。
【0020】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、タイムコード正分,正秒を画像集
合体の境界に合わせることが可能な動画像圧縮装置を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる動画像圧
縮装置は、動画像を所定のフレームの画像集合体に分割
して圧縮する動画像圧縮装置において、前記各フレーム
のタイムコードが入力されるタイムコード入力手段、ま
たはタイムコードを発生するタイムコード生成手段と、
前記タイムコード中のドロップフレームを予測、検出す
るドロップフレーム予測、検出手段と、ドロップフレー
ム予測、検出手段の結果を元に前記画像集合体の画像数
を決定する画像集合体決定手段を有するものである。
【0022】
【作用】MPEG2規格では、ビットストリームの途中
でGOPの長さを変えることは可能である。タイムコー
ド中のドロップフレームの存在をドロップフレーム予
測、検出手段で検知して、ドロップフレームがある場合
にはGOPの長さを変えて動画像圧縮する。
【0023】このように動画像圧縮することにより、全
ての正分、正秒をGOP先頭とするようなビットストリ
ームを作成することが可能となる。
【0024】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である動画像圧縮
装置の構成を示すブロック図である。図1を用いて、本
実施例の構成ならびに動作を説明する。
【0025】図1において、1は画像信号入力端子、1
01はタイムコード入力端子、103はドロップフレー
ム予測、検出手段、104はGOP構成決定手段、2は
エンコード手段、3はビットストリーム出力端子であ
る。
【0026】本実施例の動画像圧縮装置では、画像信号
入力端子1から入力された動画像信号と、タイムコード
入力端子101から入力されたタイムコードを、所定の
規格に基づいて圧縮し、ビットストリーム出力端子3よ
り出力する機能を有する。
【0027】画像信号入力端子1から入力された動画像
信号は、タイムコード入力端子101から入力されるタ
イムコードと同期しており、このタイムコードはドロッ
プフレームを含んでいる。タイムコードは、ドロップフ
レーム予測、検出手段103にて、これから圧縮しよう
とするGOP中にタイムコードの不連続があるかを判断
し、この結果をもとに、GOP構成決定手段104に
て、GOPの長さ、および、各フレームをI,P,Bピ
クチャーのいずれの画像として圧縮されるかが決定さ
れ、圧縮手段であるエンコード手段2にて、このGOP
長、ピクチャータイプで圧縮される。
【0028】ドロップフレーム予測、検出手段103の
動作、および、GOP構成決定手段104の動作を、図
2を用いて説明する。
【0029】図2は、GOPの長さ、および、構成の決
定方法を示すフローチャートである。図2中、A101
で囲まれた領域は、図1中のドロップフレーム予測、検
出手段103での判定を示すフローチャートであり、A
102で囲まれた領域は、図1中のGOP構成決定手段
104での判定を示すフローチャートであり、(S1)
〜(S12)は各ステップを示す。領域A101のフロ
ーでGOPの長さを決定し、その結果を受けて、図2中
の領域A102のフローでGOP構造を決定する。
【0030】ドロップフレームを含まない場合のGOP
長をNとし、IまたはPピクチャーの周期をMとする。
図7中のN、Mに相当する。まず、GOP長Nを決定す
る。そのために、入力されるタイムコードを用いて、こ
れから圧縮しようとするNフレーム中に、ドロップフレ
ームを含むか否か判定する(S1)。含んでいないなれ
ば、GOP長をNとする。GOP長をNとするために、
領域A102で使用するフレームカウンタnの初期値を
0にする(S3)。ステップ(S1)でドロップフレー
ムを含んでいるならば、さらに、これから圧縮しようと
うするN−1フレーム中に、ドロップフレームを含むか
否か判定する(S2)。ドロップフレームを含む場合
は、GOP長をN−2とし、フレームカウンタnの初期
値を2にする(S4)。ステップ(S2)で含んでいな
いならば、GOP長をN−1とし、フレームカウンタn
の初期値を1にする(S5)。
【0031】図3は、N=6の場合を例にとり、領域A
101のフローでの判定基準と判定結果の関係を、GO
P境界でのタイムコードの値によって示した図である。
【0032】図3(a)は、圧縮しようとするフレーム
から、Nフレームの間に、ドロップフレームが存在しな
い例である。この場合は、GOP長をNにしても、ドロ
ップフレームがGOP中に存在することがない。そのた
め、ドロップフレーム直後に来る正分のフレーム(図3
(a)では、0:01:00:02)は、GOP先頭フ
レームとなる。この状態は、図2中のステップ(S3)
に相当する。
【0033】図3(b)は、エンコードしようとするフ
レームから、Nフレームの間に、ドロップフレームが存
在する例である。この場合は、GOP長をN−1にする
ことにより、ドロップフレームがGOP中に存在しない
ようにエンコードすることが出来る。この時、ドロップ
フレーム直後に来る正分のフレーム(図3(b)では、
0:01:00:02)は、GOP先頭のフレームとな
る。この状態は、図2中のステップ(S5)に相当す
る。
【0034】図3(c)は、エンコードしようとするフ
レームから、N−1フレームの間に、ドロップフレーム
が存在する例である。この場合は、GOP長をN−2に
することにより、ドロップフレームがGOP中に存在し
ないようにエンコードすることが出来る。この時、ドロ
ップフレーム直後に来る正分のフレーム(図3(c)で
は、0:01:00:02)は、GOP先頭のフレーム
となる。この状態は、図2中のステップ(S4)に相当
する。
【0035】以上のようにして、図1中のドロップフレ
ーム予測・検出手段103でドロップフレームの存在が
予測され、その結果、決定されたGOP長に従って、図
1中GOP構成決定手段104で、各フレームにI,
P,Bピクチャーを割り当てる。
【0036】図2の領域A102では、フレームカウン
タnの値をもとに、ピクチャータイプを決定する(S
6)。
【0037】まず、nをMで割った余りを判定すること
により、Bピクチャーにすべきか否かを決定する。nを
Mで割った余りが(M−1)に等しくないならば、Bピ
クチャーとする(S8)。ステップ(S6)中、%で表
した演算子は、左項を右項で割った余りを算出する2項
演算子である。Bピクチャーでない場合は、Iピクチャ
ーまたはPピクチャーとして圧縮するが、GOPの中
で、Bピクチャーでない最初のフレームはIピクチャー
として圧縮し、以降のBピクチャーでないフレームはP
ピクチャーとして圧縮する(S7,S9,S10)。
【0038】このようにピクチャータイプを決定した
後、フレームカウンタnを1だけ増加させる(S1
1)。フレームカウンタが、GOP長Nと等しくなった
場合は(S12)、次GOPの処理を開始するために、
ステップ(S1)の状態に遷移する。それ以外は、次の
ピクチャーのピクチャータイプを決定する処理に移るた
めに、ステップ(S6)に遷移する。
【0039】このようにして決定されたピクチャータイ
プに従って、図1中のエンコード2において圧縮され、
ビットストリーム出力端子3より出力される。
【0040】図4は、本実施例によりエンコードされた
動画像と、従来方法によりエンコードされた動画像のG
OP構成の一例を示した図である。
【0041】本図において、201は、入力画像のタイ
ムコード例であり、時:分:秒:フレームを表してい
る。211は、本実施例によってエンコードされた場合
のGOP分割例であり、212,213,214は、そ
れぞれGOPである。一方、221は、従来方法によっ
てエンコードされた場合のGOP分割例であり、22
2,223,224は、それぞれGOPである。
【0042】この例では、1GOPが10フレームから
なり(N=10)、0時00分59秒20フレームでG
OPが開始する場合の、GOP開始フレームと正分の関
係を示している。
【0043】最初のGOPでは、Nフレーム期間内にド
ロップフレームが存在しないため、本実施例でも従来方
法と同様に、10フレームでGOPを構成する。次の正
分(0時01分00秒02フレーム)では、本実施例、
従来例とも、GOP先頭が正分となっている。
【0044】次のGOPでは、0フレーム目にドロップ
フレームが存在するため、本実施例では8フレームでG
OPを構成する。一方、従来方法では、GOP内フレー
ム数は一定であるため、10フレームでGOPを構成す
る。その結果、本実施例では0時01分00秒10フレ
ームから次のGOPが開始するのに対し、従来方法で
は、0時01分00秒12フレームから次のGOPが開
始することになり、従来方法では、GOP開始フレーム
番号が、Nで割り切れない値となる。このずれは、その
まま保持されていくので、次の正分である0時02分0
0秒02フレームでは、本実施例では、GOP先頭が正
分となっているのに対し、従来方法では、GOP先頭と
正分が一致していない。以下の正分では、さらにずれが
拡大する。
【0045】図6(a)は、図4と同一の条件でエンコ
ードした場合の、各正分がGOP内の何番目のフレーム
に相当するかを示した図である。本実施例では、正分で
はGOP内のフレーム番号が0(つまり、フレーム先
頭)となっているの対して、従来方法では、GOP内フ
レーム番号は、徐々にずれていく。
【0046】図4、図6(a)では、GOP中のフレー
ム数が10である場合(N=10)を例に説明したが、
本方式によれば、ドロップフレームを含まないとした場
合の1分間のフレーム数をNで割り切ることができるよ
うな値であれば、他のNの値であっても、全てのタイム
コード正分をGOP境界に一致させることが可能であ
る。NTSC画像の場合は、次の条件を満たすGOP長
Nであれば良い。
【0047】(1800%N)=0 %:左項を右項で割った余りを算出する2項演算子 具体的には、図6(b)に示した36通りのN値に対し
て、全てのタイムコード正分をGOP境界に一致させる
ことが可能である。
【0048】図5は、本発明の他の実施例である動画像
圧縮装置の構成を示すブロック図である。
【0049】本実施例では、外部からタイムコードの供
給を受けるのではなく、タイムコード生成手段102で
タイムコードを発生し、入力動画像とともにエンコード
する構成とした例である。この例では、タイムコード生
成手段102にて、図2の領域A101で表したフロー
と同等の処理を行うことにより、第1の実施例と同等の
GOP長制御を行うことが可能であり、同等の効果を得
ることが出来る。
【0050】以上の実施例では、画像集合体として、M
PEG規格の「GOP」を想定し、タイムコード正分、
正秒がGOP境界に一致するようにエンコードする例を
説明したが、画像集合体としてMPEG2規格で定めら
れた「シーケンス」を想定し、シーケンス境界がタイム
コード正分、正秒に一致するようにエンコードすること
も可能である。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明は、動画像を所定
のフレームの画像集合体に分割して圧縮する動画像圧縮
装置において、前記各フレームのタイムコードが入力さ
れるタイムコード入力手段(101)、またはタイムコ
ードを発生するタイムコード生成手段(102)と、前
記タイムコード中のドロップフレームを予測、検出する
ドロップフレーム予測、検出手段(103)と、ドロッ
プフレーム予測、検出手段(103)の結果を元に前記
画像集合体の画像数を決定する画像集合体決定手段(1
04)を有するので、タイムコード正分、正秒を画像集
合体境界合わせることが可能であるため、ビットストリ
ームを作成したあとで編集することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明におけるGOPの長さ、および構成の決
定方法を示すフローチャートである。
【図3】GOP長Nが6の場合の図2のフローチャート
での判定基準と判定結果の関係を、GOP境界でのタイ
ムコードの値によって示した図である。
【図4】本発明の実施例によりエンコードされた動画像
と、従来方法によりエンコードされた動画像のGOP構
成の一例を示した図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図4と同一の条件でエンコードした場合の各正
分がGOP内の何番目に相当するかを示した図と、36
通りのN値に対してタイコード正分をGOP境界に一致
させることが可能なことを示す図である。
【図7】GOPの各種の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像信号入力端子 2 エンコード手段 3 ビットストリーム出力端子 101 タイムコード入力端子 102 タイムコード生成手段 103 ドロップフレーム予測、検出手段 104 GOP構成決定手段
フロントページの続き (72)発明者 坂口 俊文 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (72)発明者 綿谷 由純 東京都渋谷区代々木4丁目36番19号 株 式会社グラフィックス・コミュニケーシ ョン・ラボラトリーズ内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像を所定のフレームの画像集合体に
    分割して圧縮する動画像圧縮装置において、前記各フレ
    ームのタイムコードが入力されるタイムコード入力手段
    (101)、またはタイムコードを発生するタイムコー
    ド生成手段(102)と、前記タイムコード中のドロッ
    プフレームを予測、検出するドロップフレーム予測、検
    出手段(103)と、ドロップフレーム予測、検出手段
    (103)の結果を元に前記画像集合体の画像数を決定
    する画像集合体決定手段(104)とを有することを特
    徴とする動画像圧縮装置。
JP14205095A 1995-06-08 1995-06-08 動画像圧縮装置 Expired - Lifetime JP2824028B2 (ja)

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JP4331835B2 (ja) * 1999-09-22 2009-09-16 パナソニック株式会社 画像データ伝送方法

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