JP2822454B2 - フレーム間予測符号化方式 - Google Patents

フレーム間予測符号化方式

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JP2822454B2 JP13922489A JP13922489A JP2822454B2 JP 2822454 B2 JP2822454 B2 JP 2822454B2 JP 13922489 A JP13922489 A JP 13922489A JP 13922489 A JP13922489 A JP 13922489A JP 2822454 B2 JP2822454 B2 JP 2822454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はフレーム間予測符号化方式に関し、特に、テ
レビジョン信号のフレーム間引きモードを有する動き補
償付フレーム間予測符号化及び復号化方式に関する。
[従来の技術] 従来、この種の動き補償付フレーム間符号化方式にお
いては、例えば動きの激しいシーンなどの場合、伝送す
べき情報量が多くなり、伝送レートの制限からフレーム
を間引くフレーム間引モードで伝送し、受信側において
は、送られて来ないフレームに対して、前フレームを繰
り返し表示するか、または、動ベクトルを用いて内挿す
る方法が行なわれていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述した従来のフレーム間予測符号化装置において
は、フレーム間引を行い、受信側においては、前フレー
ムデータを繰り返し表示するか、通常の動ベクトルを用
いて内挿するので、駒落しによるジャーキネスが生じる
か、不正確な動ベクトルによる内挿を行うことによる画
質劣化が発生するという欠点があった。
本発明の課題は、上記欠点を除去し、画像劣化を抑え
ることのできるフレーム間予測符号化方式を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、テレビジョン信号のフレーム間引モ
ードを有する動き補償付フレーム間予測符号化方式にお
いて、符号化されるべき符号化対象フレームに対して、
予め定められた検出ブロックサイズを用い第1の動ベク
トルを検出する手段と、間引されるべき間引対象フレー
ムに対して、前記検出ブロックサイズより大きい検出ブ
ロックサイズを用い第2の動ベクトルを検出する手段
と、前記符号化対象フレームに対して前記第1の動ベク
トルを用いて動き補償付フレーム間予測符号化を行う予
測手段と、前記第1の動ベクトル及び前記予測手段の出
力である予測誤差信号および第2の動ベクトルを伝送す
る手段とを有することを特徴とするフレーム間予測符号
化方式が得られる。
[実施例] 次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成図で、Aは動き補償
付フレーム間予測符号化装置、Bは動き補償付フレーム
間予測復号化装置を示す。
第1図において、符号化制御回路2は、バッファメモ
リの占有状態に応じて、次フレームを符号化するか間引
フレームとするかを示す(即ち、符号化対象フレーム
か、間引対象フレームかを示す)フレーム間引信号を出
力する回路であり、動き補償付フレーム間符号化回路3
および動き補償付フレーム間復号化回路4は通常のフレ
ーム間引モードを有する動き補償付フレーム間予測符号
化回路および動き補償付フレーム間復号化回路である。
適応動ベクトル検出回路5は、通常のブロックマッチン
グ法動ベクトル検出機能に加えて、前記のフレーム間引
信号に応じて、その検出ブロックサイズを可変して、動
ベクトルを検出し、符号化対象フレームの第1の動ベク
トルA及び間引き対象フレームの第2の動ベクトルBを
出力する機能を有している。ベクトル分離回路6は、受
信側において、前記フレーム間引信号に応じて前記動ベ
クトルA及びBを切換え、遅延を考慮して出力する機能
を有する。間引フレーム内挿回路7は、前記動ベクトル
Bを用いて、前フレームデータに対して動き補償を行い
フレームを内挿する機能を有している。
次に、その動作を説明すると、送信側では、適応動ベ
クトル検出回路5において、フレーム間引信号に応じ
て、符号化対象フレームに対しては、通常の検出ブロッ
クサイズaで動ベクトル6Aを検出し、間引対象フレーム
に対ては前記検出ブロックサイズaよりも大きい検出ブ
ロックサイズbで検出することにより、動ベクトルBを
検出し、誤った動ベクトルの検出を避ける。
そして、受信側においては、前記の動ベクトルAを用
いて動き補償付フレーム間予測復号化を行い、前記動ベ
クトルBを用いて間引きされたフレームの内挿を行う。
第2図は、第1図の実施例において動き補償付フレー
ム間予測符号化装置の一例のブロック図、第3図は同復
号化装置の一例のブロック図である。
第2図において、2はバッファメモリ状態信号1102に
応じて、次フレームを符号化するか、間引きするかを示
すフレーム間引信号2105(符号化対象フレームの時“ハ
イ”、間引き対象フレームの時“ロー”とする)をフレ
ーム単位に出力する機能を有する符号化制御回路であ
る。15はフレーム間引信号が“ロー”(間引対象フレー
ム)の時にその出力を0にする量子化回路、13及び19は
適応動ベクトル検出回路5におけるベクトル検出時間分
の遅延を補償するための遅延回路であり、20は動ベクト
ル信号2220に応じて、読み出しアドレスを可変して、動
き補償したデータを第1のフレームメモリ出力信号2019
として出力する機能と、常時動き補償を行なわない第2
のフレームメモリ出力信号2005として出力する機能とを
有するフレームメモリAである。5は画像信号113と第
2のフレームメモリ出力信号2005とを用いて、ブロック
マッチング法により動ベクトルを検出する回路で、フレ
ーム間引信号2105に応じて、検出ブロックサイズを可変
し、通常の大きさのブロックサイズで検出した動ベクト
ルAと、通常よりも大きいブロックサイズで検出した動
ベクトルBとをフレーム単位に出力する機能を有する適
応動ベクトル検出回路である。22は切換器であり、フレ
ーム間引信号2105が“ロー”の時c側に接続され、動ベ
クトル信号2220を0とするものである。
第3図において、25は動ベクトル信号A2925に応じ
て、読み出しアドレスを可変して動き補償したデータを
フレームメモリ出力信号2524として出力するフレームメ
モリB、27及び31は1フレーム時間遅延するフレーム遅
延回路、29及び30は切換器で、それぞれフレーム間引信
号1629及び2730が“ロー”の時、c側に接続される。さ
らに、7は動ベクトル信号B3007に応じて、フレームメ
モリデータを動き補償を行って読み出し、間引フレーム
を内挿する間引きフレーム内挿メモリである。
次に、第4図及び第5図を用いて、その動作を説明す
る。
第4図は第2図に示す符号化装置の動作を説明するタ
イムチャートである。本図においては、各信号はフレー
ム周期単位に変化するものである。同図の動ベクトル信
号A、B522、v2、v3、…はそれぞれ第2、3、…フレー
ム中で検出したベクトルを表わし、▲▼、▲▼
は、間引き対象フレーム(第4、7フレーム)に対して
検出したベクトルである。すなわち、ベクトルv2、v3
は、通常のブロックサイズにて検出したもので、▲
▼、▲▼は通常より大きいブロックサイズにて検出
したベクトルである。すなわち、動ベクトル信号A、B
は、フレーム間引信号に応じて動ベクトルAとBが多重
化されたものとなる。
また、第1のフレームメモリ出力信号2019において
は、例えば1(v2)は、第1フレームのデータを動ベク
トル信号v2により動き補償され読み出されることを意味
する。さらに、第4図に示すように、符号化装置の出力
である予測誤差信号1517は、符号化対象フレームに対し
ては通常の予測誤差信号1517を、間引き対象フレームに
対しては予測誤差信号はゼロとして出力される。
第5図は、第3図に示す復号化装置の動作を説明する
タイムチャートであり、第4図と同様にフレーム単位に
書かれている。
同図において、動ベクトル信号A、B2331はフレーム
間引信号1629及び2730により、動ベクトル信号A2925及
び動ベクトル信号B3007とに分離される。動ベクトル信
号A2925(v2、v3、…)はフレームメモリBにより動き
補償付フレーム間復号化に用いられ復号信号2407を得
る。更に、動ベクトル信号B3007(▲▼、▲
▼)は間引フレーム内挿回路7により間引フレームを動
ベクトル内挿するのに用いられる。その結果、画像復号
信号708においては、間引フレーム(第4、7フレー
ム)は、それぞれ動ベクトル▲▼、▲▼により
フレーム内挿される(それぞれ3(▲▼)、6(▲
▼)と表わす)ことになる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、間引対象フレ
ームに対して適応的に動ベクトル検出時のブロックサイ
ズを大きくすることにより、誤った動ベクトルの検出を
避け、受信側でこの動ベクトルを用いて動ベクトルフレ
ーム内挿を行い、符号化対象フレームに対しては、検出
時のブロックサイズを小さくすることにより、予測誤差
パワーの増大を抑えることができるため、不正確な動ベ
クトルによりフレーム内挿した場合に生じる画質劣化を
抑える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図及び第3図
は第1図中の部分AおよびBの一例を示すブロック図、
第4図及び第5図はその動作を説明するタイムチャート
である。 第1図において、 1は入力端子、8は出力端子、2は符号化制御回路、3
は動き補償付フレーム間予測符号化回路、4は動き補償
付フレーム間予測符号化回路、5は適応動ベクトル検出
回路、6はベクトル分離回路、7は間引フレーム内挿回
路である。 第2図において、 1及び11は入力端子、16、17、及び23は出力端子、2は
符号化制御回路、5は適応動ベクトル検出回路、13及び
19は遅延回路、14は減算器、15は量子化回路、18は加算
器、20はフレームメモリA、22は切換器である。 第3図において、 17、16、及び23は入力端子、8は出力端子、7は間引フ
レーム内挿回路、24は加算器、25はフレームメモリA、
27及び31はフレーム遅延回路、29及び30は切換器であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−296479(JP,A) 特開 平2−13078(JP,A) 特開 平1−231583(JP,A) 特開 昭62−299187(JP,A) 特開 昭62−213493(JP,A) 特開 昭60−28392(JP,A) 特開 昭60−229594(JP,A) 特開 昭64−69182(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号のフレーム間引モードを
    有する動き補償付フレーム間予測符号化方式において、
    符号化されるべき符号化対象フレームに対して、予め定
    められた検出ブロックサイズを用い第1の動ベクトルを
    検出する手段と、間引されるべき間引対象フレームに対
    して、前記検出ブロックサイズより大きい検出ブロック
    サイズを用い第2の動ベクトルを検出する手段と、前記
    符号化対象フレームに対して前記第1の動ベクトルを用
    いて動き補償付フレーム間予測符号化を行う予測手段
    と、前記第1の動ベクトル及び前記予測手段の出力であ
    る予測誤差信号および第2の動ベクトルを伝送する手段
    とを有することを特徴とするフレーム間予測符号化方
    式。
JP13922489A 1989-05-12 1989-06-02 フレーム間予測符号化方式 Expired - Lifetime JP2822454B2 (ja)

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EP90108951A EP0397206B1 (en) 1989-05-12 1990-05-11 Adaptive interframe prediction coded video communications system
US07/522,538 US5121202A (en) 1989-05-12 1990-05-11 Adaptive interframe prediction coded video communications system
DE69031145T DE69031145T2 (de) 1989-05-12 1990-05-11 Video-Übertragungssystem mit einer adaptiven Bild-zu-Bild-Prädiktionscodierung

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JP2871316B2 (ja) * 1992-07-10 1999-03-17 日本ビクター株式会社 動画像符号化装置
JP2835252B2 (ja) * 1992-10-16 1998-12-14 東光株式会社 画像信号の動き検出装置
WO2008041300A1 (en) 2006-09-29 2008-04-10 Fujitsu Limited Dynamic image encoding device

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