JP2822121B2 - 物品の姿勢制御方法及び装置 - Google Patents

物品の姿勢制御方法及び装置

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JP2822121B2 JP34994492A JP34994492A JP2822121B2 JP 2822121 B2 JP2822121 B2 JP 2822121B2 JP 34994492 A JP34994492 A JP 34994492A JP 34994492 A JP34994492 A JP 34994492A JP 2822121 B2 JP2822121 B2 JP 2822121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部品や材料等の物品の姿
勢制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品の姿勢制御方法として、特公
昭57-36207号公報に記載のものがある。この従来技術
は、流体流の中央部の流速が小さく、流路壁付近の流速
が大きい流速分布を発生する手段を持つ流路内に被整列
物体を置き、該流速分布を持つ流体流を被整列物体に作
用させることにより、被整列物体が流体的に安定した姿
勢になることを利用するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術には、
被整列物体を略一定姿勢に整えることについての記載は
あるが、整えられた物品を整えた状態で取出すことにつ
いては記載がなく、何等示唆もない。
【0004】本発明は、ランダムに供給される物品の姿
勢を上昇流の流れを利用して整え、整えられた物品を整
えた状態で取出すことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
方法は、物品が回転自在に通過できる通路に圧縮空気の
上昇流を形成し、この圧縮空気の上昇流中に物品を投入
し、該物品の姿勢を略一定方向に整えた後、上記通路の
下端側該上昇流が該通路に吸込み形成する上向き
引流により該物品を整列状態に維持し、上記上昇流の連
続形成状態下における上記吸引流の停止或いは減速操作
により該物品を下流工程へと供給するようにしたもので
ある。
【0006】請求項2に記載の本発明装置は、物品が回
転自在に通過できる鉛直通路を備えた通路構成体と、通
路構成体の鉛直通路に圧縮空気の上昇流を形成し、該物
品の姿勢を略一定方向に整える上昇流形成装置と、通路
構成体の鉛直通路の下部に接続される整列通路を備え
上記上昇流が該整列通路の下端の物品排出口から該整列
通路に吸込み形成する上向き吸引流により該物品を該整
列通路にて整列状態に維持する物品整列部と、上記上昇
流の連続形成状態下で上記吸引流を停止或いは減速する
吸引流調整手段とを有してなるようにしたものである。
【0007】請求項3に記載の本発明装置は、請求項2
に記載の本発明において更に、前記吸引流調整手段が、
前記鉛直通路の物品投入口を閉鎖する手段、もしくは前
記物品供給部の物品排出口を閉鎖する手段であるように
したものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、下記〜の作用がある。
【0009】ランダムに投入される物品は、圧縮空気
の上昇流の中で浮遊しながら、その重心が鉛直下位に位
置する略一定方向に整えられた後、該上昇流の下方に該
上昇流が吸込み形成する吸引流により維持される。そし
て、上記吸引流の停止或いは減速操作により、該物品は
下流工程へと供給せしめられる。
【0010】物品の姿勢を整えた後に下流工程へと供
給するに際し、上昇流を形成する圧縮空気の付与を維持
する状態で、吸引流の停止或いは減速操作により該物品
を供給できる。従って、物品を圧縮空気の上昇流中に短
い投入間隔で続けて投入でき、生産性を向上できる。
【0011】物品の下流工程への供給タイミングを、
吸引流の停止或いは減速操作タイミングの調整により任
意に設定でき、物品を所望のタイミングで安定的に供給
できる。
【0012】
【実施例】図1はキャップの姿勢制御方法の第1実施例
を示す模式図、図2はキャップの姿勢制御装置を示す正
面図、図3は図2の側面図、図4は図2の物品整列部を
示す模式図、図5はキャップを示す模式図、図6は第2
実施例を示す模式図、図7は第3実施例を示す模式図で
ある。
【0013】(第1実施例)(図1〜図5参照) キャップ姿勢制御装置10は、ホッパ11、キャップ投
入装置12、通路構成体13、上昇流形成装置14、キ
ャップ整列部15、キャップ受入チャック16、反転装
置17、キャップ移載装置18とを有して構成される。
ホッパ11は多数のキャップ1を収容する。
【0014】キャップ投入装置12はキャップ投入コン
ベヤ21をホッパ11の下部に配置して構成され、ホッ
パ11内のキャップ1を隣り合うアタッチメント22の
間のキャップ保持領域に受入れるとともに、該キャップ
1をカバー23に覆われる送給経路から通路構成体13
の側に導く。このとき、ホッパ11内におけるコンベヤ
21の移動経路上方には、掻き落としモータ24にて連
続回転されている掻き落とし羽根25が設置されてお
り、隣り合うアタッチメント22の間のキャップ保持領
域に1個を越える余分のキャップ1が入った場合には、
掻き落とし羽根25がこの余分のキャップ1を掻き落と
し、隣り合うアタッチメント22の間のキャップ保持領
域には常に唯一のキャップ1のみを受入れ可能としてい
る。
【0015】また、キャップ投入装置12のコンベヤ2
1は、サーボモータ26により、ウオーム減速機27を
介して駆動される。そして、コンベヤ21のアタッチメ
ント22が通過する経路の側方で、通路構成体13の入
側と出側の2位置のそれぞれには、キャップ検出センサ
28とアタッチメント定位置検出センサ29とが設置さ
れている。制御装置(不図示)は、後述するキャップ投
入タイミング用近接スイッチ47のオンにより次のキャ
ップ1の投入が許容されている条件下で、通路構成体1
3の入側のキャップ検出センサ28が隣り合うアタッチ
メント22の間のキャップ保持領域のキャップ1を検出
した後、アタッチメント定位置検出センサ29がアタッ
チメント22を検出する定位置にコンベヤ21を停止せ
しめ、結果として隣り合うアタッチメント22の間のキ
ャップ保持領域のキャップ1を1個づつ通路構成体13
に投入する。キャップ検出センサ28が隣り合うアタッ
チメント22の間のキャップ保持領域のキャップ1を検
出しない場合、当該キャップ保持領域は通路構成体13
の上方を通過せしめられる。
【0016】通路構成体13はキャップ1を回転自在に
通過できる鉛直通路31を備える。31Aはキャップ投
入口である。通路構成体13の中間部には投入確認用セ
ンサ32が設置されている。投入確認用センサ32は、
通路構成体13の鉛直通路31を挟む両側に例えば一対
の投/受光センサを設け、通路構成体13に穿設した投
/受光孔を通過し得るセンサ光をキャップ1が遮断する
ことにより、鉛直通路31Aへのキャップ1の投入完了
信号を出力する。
【0017】上昇流形成装置14は、通路構成体13の
下部に接続されているキャップ整列部15の上方周方向
の複数位置に上向き流路33を設け、この流路33が連
なる環状分配路33Aに圧縮空気接続口34を接続し、
この接続口34に圧縮空気配管を接続して構成され、通
路構成体13の鉛直通路31に圧縮空気の上昇流を形成
し、通路31に投入されたキャップ1の姿勢を略一定方
向に整える。
【0018】キャップ整列部15は、通路構成体13の
下部に接続され、通路構成体13にて上述の如くに姿勢
を整えられたキャップ1を導入可能とするように、通路
構成体13の鉛直通路31より小径でキャップ1の外径
より僅かに大きな直径の整列通路35を備える。このと
き、キャップ整列部15は、通路構成体13の鉛直通路
31に生じている上昇流が整列通路35の下端キャップ
排出口35Aから周辺空気を吸込んで形成する吸引流
(上昇流)により、キャップ1を浮遊させて整列状態に
て維持する。キャップ整列部15の中間部には整列確認
用センサ36が設置されている。整列確認用センサ36
は、キャップ整列部15の整列通路35を挟む両側に例
えば一対の投/受光センサを設け、キャップ整列部15
に穿設した投/受光孔を通過し得るセンサ光をキャップ
1が遮断することにより、整列通路35でのキャップ1
の整列完了信号を出力する。尚、センサ36のための投
受光が透過する上昇流形成装置14、整列通路35はア
クリル樹脂等の透明体にて構成されている。
【0019】キャップ受入チャック16は、整列通路3
5の下方に位置し、反転装置17により正/逆転可能と
されている。キャップ受入チャック16は、円板の一部
にキャップ受入凹部37を備え、キャップ受入凹部37
を整列通路35のキャップ排出口35Aに合致せしめる
キャップ受入位置と、キャップ受入凹部37をキャップ
移載装置18に臨ませるキャップ排出位置とに切換設定
可能とされている。キャップ受入れ凹部37は、整列通
路35と同一直径をなす。
【0020】そして、通路構成体13の鉛直通路31に
圧縮空気の上昇流が連続形成維持されている最中に、キ
ャップ受入チャック16は、キャップ受入位置に設定さ
れたキャップ受入凹部37の外周縁部37A(吸引流調
整手段)により整列通路35のキャップ排出口35Aを
閉鎖し、結果として、整列通路35に形成される前述の
吸引流を停止(或いは減速)させる。吸引流の停止(或
いは減速)により、キャップ整列部15内に整列状態で
維持されていたキャップ1は、その維持を解放され、キ
ャップ受入れ凹部37に落下受容せしめられる。
【0021】また、キャップ受入チャック16は、キャ
ップ受入凹部37の底面に開口する流路38に真空配管
を接続され、キャップ受入凹部37に落下受容せしめら
れたキャップ1に真空吸引力を及ぼす。この真空吸引力
は、キャップ受入凹部37がキャップ排出位置に設定さ
れた後、所定のキャップ排出タイミングで解除される。
【0022】キャップ受入位置にあるキャップ受入凹部
37の側部にはキャップ吸引確認用センサ41が設置さ
れている。キャップ吸引確認用センサ41は、キャップ
受入凹部37を挟む両側に例えば一対の投/受光センサ
を設け、キャップ受入凹部37に穿設した投/受光孔を
通過し得るセンサ光をキャップ1が遮断することによ
り、キャップ受入凹部37でのキャップ1の吸引確認信
号を出力する。
【0023】また、キャップ排出位置にあるキャップ受
入凹部37の側部にはキャップ抜け検出用センサ42が
設置されている。キャップ抜け検出用センサ42は、キ
ャップ受入凹部37を挟む両側に例えば一対の投/受光
センサを設け、キャップ受入凹部37に穿設した投/受
光孔(キャップ吸引確認用センサ41のための投/受光
孔と同じもの)をキャップ1が遮断した後、その遮断の
解除により、キャップ受入れ凹部37からのキャップ1
の抜け検出信号を出力する。
【0024】反転装置17は、サーボモータ43によ
り、ウオーム減速機44を介してキャップ受入チャック
16を正/逆転する。反転装置17は、上昇側近接スイ
ッチ45、原点検出用近接スイッチ46、キャップ投入
タイミング用近接スイッチ47を付帯的に備えている。
各スイッチ45〜47は、キャップ受入チャック16に
設けてある検出用ドグ48の近接によりオンする。
【0025】制御装置は、キャップ整列部15が付帯す
る整列確認用センサ36の整列完了信号によりモータ4
3を正転開始し、上昇側近接スイッチ45がオン信号を
出力することを条件にモータ43の正転を停止し、キャ
ップ受入チャック16の受入凹部37をキャップ受入位
置に設定する。制御装置は、上昇側近接スイッチ45が
オン信号を出力した後、キャップ受入凹部37の流路3
8に接続されている真空発生装置をオンし、キャップ整
列部15内のキャップ1をキャップ受入チャック16内
に吸引保持する。制御装置は、キャップ吸引確認用セン
サ41がキャップ受入凹部37でのキャップ1の吸引確
認信号を出力した後、モータ43を逆転開始し、原点検
出用近接スイッチ46がオン信号を出力することを条件
にモータ43の逆転を停止し、キャップ受入チャック1
6の受入凹部37をキャップ排出位置に設定し、キャッ
プ抜け検出用センサ42によりキャップ排出位置に位置
付けられたキャップ1を検出する。制御装置は、モータ
43の逆転の途中で、キャップ投入タイミング用近接ス
イッチ47がオン信号を出力すると、キャップ投入装置
12から通路構成体13への次のキャップ1の投入を許
容する。
【0026】キャップ移載装置18は、キャップ受入チ
ャック16の下方に凸状受面18Aを設定し、キャップ
受入チャック16の受入凹部37から排出されるキャッ
プ1を受取る。制御装置は、キャップ受入凹部37がキ
ャップ排出位置に設定された後、キャップ移載装置18
の凸状受面18Aがキャップ受取位置に設定されたキャ
ップ排出タイミングで、前述の受入凹部37に及んでい
る真空吸引力を解除し、上述のキャップ1の排出を行な
うのである。
【0027】次に、キャップ姿勢制御装置10によるキ
ャップ1の姿勢制御方法について説明する。
【0028】(1) ホッパ11からキャップ投入装置12
のコンベヤ21に受入れられたキャップ1をキャップ検
出センサ28が検出する。制御装置は、キャップ投入タ
イミング用近接スイッチ47のオンにより次のキャップ
1の投入が許容されている条件下で、上述のキャップ検
出センサ28がキャップ1を検出したとき、アタッチメ
ント定位置検出センサ29によりキャップ投入コンベヤ
21を定位置に停止させ、1個のキャップ1を通路構成
体13に投入する。
【0029】(2) 通路構成体13に投入されたキャップ
1は、上昇流形成装置14が鉛直通路31に形成してい
る上昇流により、その姿勢を略一定方向に整えられる。
投入確認用センサ32は通路31へのキャップ1の投入
を検出する。
【0030】(3) 通路構成体13にて姿勢を整えられた
キャップ1は、キャップ整列部15に下降し、キャップ
整列部15の整列通路35に形成されている吸引流(上
昇流)により、該キャップ整列部15に整列状態にて維
持される。制御装置は、キャップ整列部15でのキャッ
プ1の整列を整列確認用センサ36が検出すると、モー
タ43を正転開始し、上昇側近接スイッチ45がオン信
号を出力することを条件にモータ43の正転を停止し、
キャップ受入チャック16の受入凹部37をキャップ受
入位置に設定する。
【0031】(4) キャップ受入チャック16の受入凹部
37がキャップ受入位置に設定されると、キャップ整列
部15の整列通路35はそのキャップ排出口35Aを閉
鎖せしめられることになり、吸引流の形成を停止(或い
は減速)される結果、キャップ整列部15内のキャップ
1はキャップ受入チャック16の受入凹部37に落下供
給される。このとき、制御装置は、上昇側近接スイッチ
45のオン信号により、受入凹部37の流路38に接続
されている真空発生装置をオンし、キャップ整列部15
内のキャップ1をキャップ受入チャック16の受入凹部
37に吸引保持する。
【0032】(5) 制御装置は、キャップ吸引確認用セン
サ41が受入凹部37でのキャップ1の吸引確認信号を
出力した後、モータ43を逆転開始し、原点検出用近接
スイッチ46がオン信号を出力することを条件にモータ
43の逆転を停止し、キャップ受入チャック16の受入
凹部37をキャップ排出位置に設定し、キャップ抜け検
出用センサ42によりキャップ排出位置に位置付けられ
たキャップ1を検出する。制御装置は、モータ43の逆
転の途中で、キャップ投入タイミング用近接スイッチ4
7がオン信号を出力すると、キャップ投入装置12から
通路構成体13への次のキャップ1の投入を許容する。
【0033】制御装置は、受入凹部37がキャップ排出
位置に設定された後、キャップ移載装置18の凸状受面
18Aがキャップ受取位置に設定されたキャップ排出タ
イミングで、受入凹部17に及んでいる真空吸引力を解
除し、キャップ受入チャック16の受入凹部37に保持
していたキャップ1を下方のキャップ移載装置18の凸
状受面18Aに、上述の整えられた状態の反転状態であ
る一定姿勢にて受渡す。
【0034】尚、キャップ姿勢制御装置10により姿勢
制御可能とされるキャップ1は、例えば図5(A)〜
(C)の如くのものである。即ち、図5(A)〜(C)
のキャップ1は、キャップ1の天井面部1Aを下方に
して落下するときの空気抵抗の方がキャップ1の開口部
1Bを下方にして落下するときの空気抵抗より小となる
もの、かつキャップ1の重心位置がキャップ1の中心
軸CL上でその中央よりも天井面部1A側にあるもので
ある。
【0035】以下、本実施例の作用について説明する。
【0036】ランダムに投入されるキャップ1は、圧
縮空気の上昇流の中で浮遊しながら、その重心が鉛直下
位に位置する略一定方向に整えられた後、該上昇流の下
方に該上昇流が吸込み形成する吸引流により維持され
る。そして、上記吸引流の停止或いは減速操作により、
該キャップ1は下流工程へと供給せしめられる。
【0037】キャップ1の姿勢を整えた後に下流工程
へと供給するに際し、上昇流を形成する圧縮空気の付与
を維持する状態で、吸引流の停止或いは減速操作により
該キャップ1を供給できる。従って、キャップ1を圧縮
空気の上昇流中に短い投入間隔で続けて投入でき、生産
性を向上できる。
【0038】キャップ1の下流工程への供給タイミン
グを、吸引流の停止或いは減速操作タイミングの調整に
より任意に設定でき、キャップ1を所望のタイミングで
安定的に供給できる。
【0039】(第2実施例)(図6参照) キャップ姿勢制御装置50がキャップ姿勢制御装置10
と異なる点は、キャップ整列部15の整列通路35に形
成される吸引流を停止或いは減速する吸引流調整手段と
して、鉛直通路31のキャップ投入口31Aを閉鎖する
閉鎖部材51をキャップ投入コンベヤ21に設けたこと
にある。閉鎖部材51は、コンベヤ21においてキャッ
プ保持領域を構成する隣り合うアタッチメント22のう
ち、後方側のアタッチメント22に付帯的に設けられ、
キャップ受入チャック16の受入凹部37がキャップ受
入位置に設定された後、閉鎖部材51が鉛直通路31の
キャップ投入口31Aを閉鎖するようにコンベヤ21を
駆動する。これにより、通路構成体13の鉛直通路31
に圧縮空気圧が連続印加維持されている最中に、閉鎖部
材51が鉛直通路31に生じている上昇流を停止(或い
は減速)し、結果として整列通路35に形成される吸引
力を停止(或いは減速)させ、キャップ整列部15内に
整列状態で維持されていたキャップ1を解放し、キャッ
プ受入チャック16の受入凹部37に落下供給せしめる
のである。尚、この第2実施例では、キャップ受入凹部
37の外周縁部37Aは整列通路35のキャップ排出口
35Aとの間にギャップを形成できる。従って、キャッ
プ排出口35Aの曲面、及び外周縁部37Aの曲面の製
作精度をラフにすることができる。
【0040】(第3実施例)(図7参照) キャップ姿勢制御装置60がキャップ姿勢制御装置10
と異なる点は、キャップ整列部15の整列通路35に形
成される吸引流を停止或いは減速する吸引流調整手段と
して、キャップ整列部15の整列通路35に未だ先行キ
ャップ1が整列状態にて維持されている段階で、通路構
成体13の鉛直通路31に後続キャップ1を投入せしめ
るようにしたことにある。これにより、通路構成体13
の鉛直通路31に圧縮空気の上昇流が連続形成維持され
ている最中に、鉛直通路31に投入せしめられた後続キ
ャップ1は、鉛直通路31に生じている上昇流に乱れを
生じさせ、結果として整列通路35に形成される吸引流
を減速させ、キャップ整列部15内に整列状態で維持さ
れていたキャップ1を解放し、キャップ受入チャック1
6の受入凹部37に落下供給せしめるのである。尚、こ
の第3実施例では、キャップ受入凹部37の外周縁部3
7Aは整列通路35のキャップ排出口35Aとの間にギ
ャップを形成できる。従って、キャップ排出口35Aの
曲面、及び外周縁部37Aの曲面の製作精度をラフにす
ることができる。
【0041】尚、本発明の実施においては、以下の如く
の変形が可能である。
【0042】(1) キャップ受入チャックへの物品吸引保
持手段は、真空吸引によらず、磁気吸引によるものであ
っても良い。このとき、物品は、チャック側の磁石に吸
引され得る磁性体を具備することが必要となる。
【0043】(2) 上昇流形成装置が形成する上昇流の流
量、圧力は、物品のサイズ、重量によって調整できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ランダム
に供給される物品の姿勢を上昇流の流れを利用して整
え、整えられた物品を整えた状態で取出すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はキャップの姿勢制御方法の第1実施例を
示す模式図である。
【図2】図2はキャップの姿勢制御装置を示す正面図で
ある。
【図3】図3は図2の側面図である。
【図4】図4は図2のキャップ1整列部を示す模式図で
ある。
【図5】図5はキャップを示す模式図である。
【図6】図6は第2実施例を示す模式図である。
【図7】図7は第3実施例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 キャップ(物品) 10 キャップ姿勢制御装置 13 通路構成体 14 上昇流形成装置 15 キャップ整列部(物品整列部) 31 鉛直通路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−201919(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 47/14 B65G 47/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が回転自在に通過できる通路に圧縮
    空気の上昇流を形成し、この圧縮空気の上昇流中に物品
    を投入し、該物品の姿勢を略一定方向に整えた後、上記
    通路の下端側該上昇流が該通路に吸込み形成する
    向き吸引流により該物品を整列状態に維持し、上記上昇
    流の連続形成状態下における上記吸引流の停止或いは減
    速操作により該物品を下流工程へと供給することを特徴
    とする物品の姿勢制御方法。
  2. 【請求項2】 物品が回転自在に通過できる鉛直通路を
    備えた通路構成体と、通路構成体の鉛直通路に圧縮空気
    の上昇流を形成し、該物品の姿勢を略一定方向に整える
    上昇流形成装置と、通路構成体の鉛直通路の下部に接続
    される整列通路を備え、上記上昇流が該整列通路の下端
    の物品排出口から該整列通路に吸込み形成する上向き
    引流により該物品を該整列通路にて整列状態に維持する
    物品整列部と、上記上昇流の連続形成状態下で上記吸引
    流を停止或いは減速する吸引流調整手段とを有してなる
    ことを特徴とする物品の姿勢制御装置。
  3. 【請求項3】 前記吸引流調整手段が、前記鉛直通路の
    物品投入口を閉鎖する手段、もしくは前記物品供給部の
    物品排出口を閉鎖する手段である請求項2記載の物品の
    姿勢制御装置。
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