JP2820248B2 - 溶解炉 - Google Patents

溶解炉

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JP2820248B2
JP2820248B2 JP5107454A JP10745493A JP2820248B2 JP 2820248 B2 JP2820248 B2 JP 2820248B2 JP 5107454 A JP5107454 A JP 5107454A JP 10745493 A JP10745493 A JP 10745493A JP 2820248 B2 JP2820248 B2 JP 2820248B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶解炉に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳鉄等の被溶解材料を溶解する溶解炉と
して、従来、れんが等の耐火材を裏張りしてなる縦型円
筒状のキュポラが使用されており、このキュポラに、固
体燃料のコークスや被溶解材料等を交互に積層し、下方
の羽口から送風機で空気を送り、コークスを燃焼させて
被溶解材料を溶解していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなキ
ュポラでは、次のような問題点があった。
【0004】 コークス燃焼による熱効率及び溶解効
率が低い。 使用による耐火材の損耗か大きく、補修のための労
力か大である。 排ガス量が多く、排ガス中のSO,NO,CO
のダスト濃度が高い。 操業の自動化が難しく、多くの操業要員を必要とす
る。
【0005】そこで、本発明は上記問題点〜を解決
する溶解炉を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、耐火体にて裏張りされると共に水平状の
軸心廻りに回転周期が1分〜2分で回転駆動される円筒
状炉体と、酸素で流体燃料を燃焼させて炉体内に挿入さ
れた鋳鉄等の被溶解材料を溶解させる酸素バーナーと、
を備えた溶解炉であって、上記酸素の純度を99.9%
以上とすると共に、上記流体燃料を、メタン、プロパ
ン、ブタン又は灯油として最高火炎温度を約2800℃
とし、かつ、予熱期の酸化燃焼と溶解期及び溶湯保持期
の還元燃焼を可能として酸素と流体燃料の空燃比を0.
5〜1.5に設定する制御手段を、備えたものである。
【0007】上記耐火体11が、SiOを90%〜9
5%を含むSiO−Al系の酸性不定形耐火材
から成ると共に焼成処理により表面をセラミック化させ
熱媒体となる。
【0008】
【作用】バーナーにより流体燃料を酸素燃焼させるので
火炎温度が高温で、かつ、炉体回転により耐火体の熱を
被溶解材料に移行させているので、キュポラ等と比べ
て、高い熱効率及び溶解効率を得ることができる。
【0009】しかも、酸素使用による燃焼で、排気量は
空気燃焼に比べて急減し、排ガス中のSO,NO
COのダスト濃度は極少量となり、環境への悪影響が
少ない。
【0010】また、耐火体は、SiO−Al
の酸性不定形耐火材を用いて焼成処理によりセラミック
化してあるので、長期間の連続使用が可能で、日常のメ
ンテナンスの労力が大幅に軽減される。
【0011】また、予熱期には酸化燃焼とし、溶解期及
び溶湯保持期には還元燃焼となるように設定でき、
つ、溶解された溶湯が、炉体の回転により適度に混合さ
れるので、鋳鉄の精練溶解が可能となる。
【0012】
【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本発明を詳
説する。
【0013】図1は、本発明に係る溶解炉の一実施例の
側面図、図2はその平面図、図3はその要部断面図を示
しており、この溶解炉は、普通鋳鉄、強靭鋳鉄、球状黒
鉛鋳鉄、ニハードやニレジストなどの合金鋳鉄、その他
の非鉄金属等の製造に用いられる。
【0014】しかして、溶解炉は、円筒状胴部1及びそ
の両端に連設された円錐状コニカル部2,3を有する炉
体4と、酸素で流体燃料を燃焼させて炉体4内に装入さ
れた鋳鉄等の被溶解材料R…を溶解させる酸素バーナー
5と、燃焼排ガスを外部へ逃がす煙突状排気路6と、炉
体4内に被溶解材料R等を投入するスキップやコンベア
等の投入機7と、を備えている。
【0015】炉体4は、地面等の固定部8に立設された
支持部材9に、水平軸心A廻りに回動自在、かつ、軸心
Aと直交状であって水平状の軸心B廻りに回転自在に枢
支されており、図示省略の流体圧シリンダやモータ等を
備えた駆動機構にて、炉体4が、軸心A廻りに所定角度
で回動駆動可能に構成され、かつ、軸心B廻りに所定回
転周期で回転駆動可能に構成される。
【0016】炉体4の回動及び回転は、コンピュータ等
にて制御され、所定の条件(回転速度や傾斜角度等)及
び順序に従って自動的に行われる。
【0017】この炉体4は、鋼板製の外周壁10の内周
面を、耐火体11で裏張りして成り、耐火体11は、例
えば容量3tの炉体4では厚み約30cmとされる。
【0018】耐火体11には、SiOを90%〜95
%を含むSiO−Al系の酸性不定形耐火材
(例えば粒度0mm〜10mm)が用いられ、耐用温度
により配合成分が調整される。
【0019】具体的には、炉体4の外周壁10内に図示
省略のコアを挿入して、該コアと外周壁10との間に、
上記酸性不定形耐火材を流し込んでつき固め、自然乾燥
させて水分を追い出した後、焼成処理により1600℃
以上に加熱して表面(耐火体11内面)をセラミック化
させる。
【0020】炉体4の一端開口部12は、バーナー取付
口となり、炉体4の他端開口部13は、被溶解材料R…
の装入口、排ガス出口及びスラグ排出口となる。17
は、炉体4のコニカル部2に貫設された出湯孔であり、
出湯時以外は閉栓されている。
【0021】バーナー5は、(図2に示す)鉛直軸心C
廻りに揺動自在なアーム14に付設されており、アーム
14を水平に揺動させることにより、水平状の炉体4の
一端開口部12に対して、バーナー5を取付け・取外し
することができる。
【0022】図4は、バーナー5の内部構造の一例を示
し、このバーナー5は三重管で、中央の流体燃料吹込み
口15の外周に、酸素供給口16を設け、その外側に水
を流し冷却している。
【0023】流体燃料としては、メタン、プロパン、ブ
タン、灯油の内のいずれか一つが使用され、酸素の純度
は、99.99%以上に設定される。さらに、バーナー
5の火炎温度は1800℃〜2800℃に設定される。
【0024】また、酸素と流体燃料の空燃比は0.5〜
1.5に設定され、この範囲の空燃比に制御手段、つま
り、コンピュータにて制御される。ここで、本発明で
は、空燃比が1.0の場合に、流体燃料が完全燃焼する
ものと定義する。
【0025】従って、1.0未満の空燃比でバーナー5
を燃焼させれば酸素不足となって、炉体4内の雰囲気は
還元性となり、1.0を越える空燃比でバーナー5を燃
焼させれば酸素が多くなって、炉体4内の雰囲気は酸化
性となる。
【0026】次に、図5に示す溶解炉の溶解作業工程の
一例を説明する。運転をスタートすると、図1と図3に
示すように、必要に応じて水平状の炉体4をバーナー5
で予熱した後、一端開口部12からバーナー5が取外さ
れ鉄蓋等で施蓋される。
【0027】次に、図6に示すように、炉体4が軸心A
廻りに回動して傾斜し、投入機7から、所定量の鋳鉄や
鋼屑等の被溶解材料及び造滓剤等の原料が、炉体4内に
投入される。
【0028】なお、造滓剤としては、例えば、被溶解材
料の1.65%のけい砂やSiC2%を添加し、SiO
91%,Al 6.5%の耐火材使用の溶解
炉では、SiO68.5%,Al5.0%,C
aO0.5%,FeO15.8%,MnO7.5%のス
ラグ3%〜3.5%が、溶解により生じる。
【0029】原材料投入後、図1に示すように、炉体4
は水平状に戻り、他端開口部13は排気路6と連通連結
される。さらに、図3に示すように、炉体4の一端開口
部12にはバーナー5が取付けられて自動点火する。そ
して、炉体4が軸心B廻りに回転して、被溶解材料R…
の溶解が開始される。
【0030】炉体4の回転周期は1分〜2分とされ、バ
ーナー5で加熱された耐火体11の熱は、炉体4の回転
により下部で被溶解材料R…に移行する。このように、
回転する耐火体11が熱媒体となって、高い熱効率を維
持できる。
【0031】しかも、溶解された溶湯が、炉体4の回転
により適度に混合され、バーナー5の火炎の長さや温
度、炉体4内の雰囲気の酸化・還元の度合い等は、操業
段階−−―例えば、予熱期・溶解期・溶湯保持期(成分
調整や昇温を含む)−――に応じ自動調整されるので、
鋳鉄の精練溶解が可能となり、均一かつ高品質の鋳鉄材
質を得ることができる。
【0032】しかして、バーナー5は、上記予熱期には
酸化燃焼が、上記溶解期及び溶湯保持期には還元燃焼
が、望ましく、上記制御手段(コンピュータ)にて、酸
素と流体燃料の空燃比を0.5〜1.5の範囲内で制御
して、予熱期に酸化燃焼となり、溶解期及び溶湯保持期
には還元燃焼となるように設定することができる。バー
ナー5の火炎の酸化度を調整することにより、Feの酸
化の抑制と、CやSiロスの低減を図ることができる。
また、火炎の調整で、ダライ粉に付着した油や、最近溶
解材料として増加傾向にある亜鉛鋼板のZnを除去する
ことができる。
【0033】次に、溶解が終了すると、温度測定と分析
が行われ、その結果、必要に応じて−――例えば被溶解
材料に鋼屑を使用する場合など−――黒鉛等の加炭剤や
C,Si,Mn等の合金類が添加され、成分調整が行わ
れる。
【0034】成分調整が不要であれば、バーナー5が停
止して、一端開口部12からバーナー5が取外され、さ
らに、出湯孔17が開栓されて、図7に示すように、炉
体4を傾斜させて出湯する。
【0035】出湯が終了すれば、炉体4が軸心A廻りに
回動して鉛直状となり、炉体4内に残るスラグが他端開
口部13から排出され、その後、図1の如く、炉体4は
水平状に戻り、溶解作業工程が終了する。
【0036】これらの溶解作業工程は、コンピュータ等
にて制御され、原材料の装入から出湯まで無人運転が可
能となっている。
【0037】なお、各部の温度については、炉体4内が
1550℃〜1650℃、出湯が1450℃〜1550
℃、排ガスが1200℃〜1300℃、炉体4の(鋼
板)外側が約250℃である。
【0038】また、排ガス成分は、COが30%〜5
0%、COが25%〜45%である。表1は、NO
出量を、空気燃焼と酸素燃焼で比較した結果であり、空
気燃焼よりも酸素燃焼の方が大幅に減少することがわか
る。
【0039】
【表1】
【0040】また、本発明の溶解炉では、溶解作業中の
排気量は空気燃焼に比べて急減し、コークスを使用しな
いので、排ガス中のSO,NO,COのダスト濃
度は、キュポラの1/10以下となり、環境への悪影響
が少なく、排ガス処理設備が不要か、又は設ける場合で
も、小容量で簡素化され、コストが掛からない。
【0041】ダスト発生量の一例を示すと、キュポラで
は0.5g/m〜6.2g/mであるのに対して、
本発明では平均0.19g/mであり、極めて少な
い。
【0042】表2と表3は、本発明の溶解炉の容量別の
溶解作業の所要時間と、その生産量を例示している。
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】表4と表5は、本発明の溶解炉の容量別の
酸素及び流体燃料の使用量を例示し、表6は副資材のロ
スを示している。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【表6】
【0049】さらに、表7は、上記表4,表5と異なる
流体燃料を使用した場合の容量別の溶解時間及び酸素・
流体燃料の使用量を例示している。なお、メタン以外の
燃料消費量は、表7中のメタン消費量をHとすると、ブ
ロパンは約0.4×H、ブタンは約0.32×H、灯油
は約0.88×Hの各消費量となり、これらの燃料消費
量に対する酸素消費量は表7中の数値と同じである。
【0050】
【表7】
【0051】また、本発明の溶解炉では、上述の如く耐
火体11に、SiO−Al系の酸性不定形耐火
材を用いて焼成処理によりセラミック化してあるので、
長期間の連続使用が可能で、日常のメンテナンスの労力
が大幅に軽減され、炉体4(耐火体11)の補修のため
の耐火材と作業費が低減できる。
【0052】表8は、8トンの容量の溶解炉における炉
体4(耐火体11)のメンテナンス内容を例示してお
り、胴部1は、最初は200バッチ連続使用可能で、コ
ニカル部2,3は、50バッチ連続使用可能であって、
総張替えまで600〜800バッチ連続使用可能であ
る。なお、小さな侵食箇所は、毎回出湯後に、熱間補修
又は冷間補修する。
【0053】
【表8】
【0054】このうちの総張替え作業内容,作業時間及
び必要日数を、表9に例示する。
【0055】
【表9】
【0056】また、本発明の溶解炉では、バーナー5は
(純)酸素により流体燃料を燃焼させるので、火炎温度
を約2850℃まで上昇させることができる。これに対
して、空気燃焼では、火炎温度は最高1870℃までで
あり、溶解時間の短縮,高溶解温度の実現及び燃料節約
が可能となる。例えば、鋳鉄の溶解温度は1600℃以
上が可能で、1400℃までの昇温速度は7〜10℃/
minとなる。
【0057】しかも、バーナー5の火炎の長さ調整が容
易で、火炎を短く螺旋状に吹込むことで、熱効率を向上
させることができ、かつ、上述の如く耐火体11が熱媒
体となるので高い熱効率を維持できる。
【0058】これにより、表10に示すように、本発明
では、キュポラや誘導電気炉に比べ、高い溶解効率を得
ることができる。なお、各誘導電気炉の溶解効率は、発
電所の効率を入れた数値である。
【0059】
【表10】
【0060】表11は、キュポラや誘導電気炉とトータ
ルコストを比較したもので、本発明の溶解炉は、キュポ
ラと比べ、炉メンテナンス費と運転人件費の面で優れ、
誘導電気炉と比べ、エネルギー費と設備(償却)費の面
で優れ、いずれのものよりもトータルコストが最も少な
くて済む。
【0061】
【表11】
【0062】このように、本発明の溶解炉は、経済性、
省力化、公害・作業環境、品質の面で優れた効果を発揮
するのみならず、粗悪鋼屑を原材料として使用可能で、
増え続ける鋼屑のリサイクル炉としても活用できる。
【0063】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0064】 純度が99.99%以上の酸素を使用
する酸素バーナーを用いるので、排気量は空気燃焼に比
べて急減し、排ガス中のSO,NO,COのダス
ト濃度もキュポラの1/10以下となり、環境への悪影
響が少なく、排ガス処理設備が不要か又は設ける場合で
も、小容量で簡素化され、コストの減少となる。 酸素により流体燃料を燃焼させるので、火炎温度を
空気燃焼に比べて大きく上昇させることができ、かつ、
炉体4を回転させて耐火体11の熱を被溶解材料Rに移
行させているので、溶解時間の短縮、高溶解温度の実現
及び燃料節約が可能となる。 予熱期には酸化燃焼とし、溶解期及び溶湯保持期に
は還元燃焼としたりして、炉内雰囲気を酸化性や還元性
に調整・抑制することができ、かつ、溶解される溶湯
が、回転周期1分〜2分で回転する炉体4により適度に
混合されるので、鋳鉄の精錬溶解が可能となり、均一か
つ高品質の鋳鉄材質を得ることができる。 精錬溶解が可能であるので、粗悪鋼屑を原材料とし
て使用可能で、増え続ける鋼屑のリサイクル炉としても
活用することができる。 予熱期・溶解期・溶湯保持期に応じた燃焼の自動制
御(自動調整)を行うことができるので、作業員自身が
これらの燃焼を調整する必要がなく、安定した調整を確
実に行うことができる。 耐火体11として、SiO−Al系の酸性
不定形耐火材を用いて焼成処理を行って表面をセラミッ
ク化したものでは、長期間の連続使用が可能で、日常の
メンテナンスの労力が大幅に軽減され、炉体4の補修の
ため耐火材補修作業費を低減できる。しかも、この
耐火体11が熱媒体となって、高い熱効率を維持でき、
高効率の溶解を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】平面図である。
【図3】炉体の断面図である。
【図4】バーナーの内部構造を示す側面図である。
【図5】溶解作業工程のフローチャート図である。
【図6】溶解作業工程の説明図である。
【図7】溶解作業工程の説明図である。
【図8】溶解作業工程の説明図である。
【符号の説明】
4 炉体 5 バーナー 11 耐火体 R 被溶解材料 B 軸心

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火体11にて裏張りされると共に水平
    状の軸心B廻りに回転周期が1分〜2分で回転駆動され
    る円筒状炉体4と、酸素で流体燃料を燃焼させて炉体4
    内に挿入された鋳鉄等の被溶解材料R…を溶解させる酸
    素バーナー5と、を備えた溶解炉であって、上記酸素の
    純度を99.9%以上とすると共に、上記流体燃料を、
    メタン、プロパン、ブタン又は灯油として最高火炎温度
    を約2800℃とし、かつ、予熱期の酸化燃焼と溶解期
    及び溶湯保持期の還元燃焼を可能として酸素と流体燃料
    の空燃比を0.5〜1.5に設定する制御手段を、備え
    たことを特徴とする溶解炉。
  2. 【請求項2】 上記耐火体11が、SiOを90%〜
    95%を含むSiO−Al系の酸性不定形耐火
    材から成ると共に焼成処理により表面をセラミック化さ
    せた熱媒体となる請求項1記載の溶解炉。
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