JP2819350B2 - プロッタにおけるペン上昇位置制御方法 - Google Patents
プロッタにおけるペン上昇位置制御方法Info
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Description
する。
動範囲を複数のエリアに分け、各エリアごとにストロー
クデータを測定してこれらをメモリのテーブルに登録
し、作画時、作画エリアの任意の一点におおける、ペン
と作画面までの距離を測定し、該距離データに対する前
記ストロークデータとの差分からペンと用紙の厚さの寸
法を補正するデータ値を造出し、該データ値に作画エリ
アの高低差データを減算した値を補正値とし、ペンが位
置するエリアのストロークデータに前記補正値を加算し
て、ペンのストロークデータを演算し、該ストロークデ
ータに最適なペン昇降制御信号によってペンを昇降制御
するようにしたプロッタが開示されている。
ールと作画面との平行誤差によって各エリアごとにペン
の昇降ストロークが変化してしまう。そのため、各エリ
アごとに最適なペン昇降制御信号を用意する必要が存
し、ペン昇降制御が複雑となるという欠陥が存した。本
発明は上記欠陥を除去することを目的とするものであ
る。
して少なくとも1軸方向に画線ヘッドを移動する一方、
画線ヘッドの昇降駆動装置に連結する筆記具ホルダを用
紙支持面に対して昇降させ、該筆記具ホルダの保持する
ペンを用紙支持面上の用紙に対して昇降し該用紙に作図
を行うプロッタにおいて、前記用紙支持面を複数のエリ
アに分割し、このエリアごとに高低差データを作成し、
前記画線ヘッドがペンアップ状態で前記各エリアのうち
の一つに移動すると、この現在位置エリアに対応する高
低差データに基づいて前記ペンの前記用紙支持面に対す
る垂直方向の距離を補正し、少なくともペン下降動作位
置における前記ペンの作画面に対する垂直方向の距離を
前記各エリアにおいて一定にしたものである。
て詳細に説明する。
を説明する。
り、これらのY軸方向に形成された溝には、駆動ローラ
4と作図ローラ6が回転自在に配置されている。8は機
体に架設されたYレールであり、これにYカーソル(図
示省略)が移動可能に連結し、該Yカーソルには画線ヘ
ッド10が連結している。前記画線ヘッド10に内蔵された
ムービングコイル12から成る昇降駆動装置の出力軸には
筆記具ホルダー14が連結している。前記機体を支持する
脚体(図示省略)間には、ロール紙支持手段16と、ロー
ル紙巻き取り手段18が配設され、ロール紙支持手段16に
支持されたロール紙20は、プラテン2上に展開されて、
ロール紙巻き取り手段18に巻き込まれている。前記画線
ヘッド10には、筆記具ホルダー14の高さ位置を電圧信号
に変換する位置電圧変換器22を内蔵した公知の位置セン
サ24が配設され、前記変換器22の出力端はコントローラ
26のA/D変換器28を介して中央処理装置即ちCPU30に接続
している。前記ムービングコイル12は、ドライバー32及
びD/A変換器34を介してCPU30に接続している。前記駆動
ローラ4及び作図ローラ6は、Xモータ36に連結し、該
Xモータ36は、ドライバ38を介してCPU30に接続してい
る。前記YカーソルはYモータ40の出力軸に連係し、該
Yモータ40は、ドライバ42を介してCPU30に接続してい
る。前記XYモータ36,40の出力軸の回転運動は、エンコ
ーダ44,46によってCPU30に画線ヘッド10の位置信号とし
てフィードバックされるように構成されている。前記プ
ラテン2上のロール紙20は、駆動ローラ4と加圧ローラ
48とによって挾持され、駆動ローラ4の正逆回転によ
り、ロール紙20はプラテン2上をX軸方向に駆動され
る。前記作図ローラ6は前記駆動ローラ4と同方向に略
同一の周速で回転する。前記YカーソルのYレール8に
沿ったY軸方向の移動と、筆記具ホルダ14の作図ローラ
6に対する昇降動作と、前記ロール紙20のX軸方向の移
動とによって、筆記具ホルダ14に保持されたペン52によ
ってロール紙20に所定範囲にわたって作画が行われるよ
うに構成されている。第7図中、54,56はROM、58はRA
M、60はEEPROM、62はパネル操作部、64は入出力装置で
ある。前記ROM54には通常の作画プログラムが記憶さ
れ、ROM56には、ペン上昇位置抑制プログラムが記憶さ
れている。
ーチャートを参照して説明する。
のラベル1から入り、ブロック2で、作図ローラ6上を
Y軸に沿ってn等分し、作図ローラ6上にポイントy0,y
1……………ynを決定する。次に、ブロック3でループ
カウンタをi=0に設定する。前記iは、前記ポイント
yiのY軸ゼロ基準(第6図中、左端)を基準としたカウ
ント値であり、画線ヘッド10が前記ポイントyiを通過す
るごとに、コントローラはループカウンタに1を加算す
るようになっている。次にコントローラは判断ブロック
4でiがポインントの数n(最大値)より大であるか否
か判断する。否定を判断すると、即ち、画線ヘッド10が
作図ローラ6の作画領域内にあることを判断すると、ブ
ロック5で画線ヘッド10のペン52を第2図中、ゼロ基準
まで、最上昇させた状態でY軸ゼロ基準に移動し、ペン
52の先端をポイントy0(作画ゼロ基準)に移動する。次
にコントローラは、ブロック6で、ペン52を第2図中、
H0で示すストロークで下降し、その先端を作図ローラ6
上のポイントy0に当接する。コントローラは、ブロック
7で位置センサ24の位置−電圧変換器22のフィードバッ
クディジタル信号から筆記具ホルダ14の最上昇位置をゼ
ロ基準とする下降量H0をカウントし、RAM58の補正テー
ブル66の、ポインントy0へ高低差データh0即ち、ペン52
の最上昇位置をゼロ基準とするペン52の下降位置h0を登
録する。次にコントローラはブロック8で、ループカウ
ンタに1を加算し、判断ブロック4に戻る。上記の動作
をくり返し行うことにより、補正テーブル66の各ポイン
トy0…………ynに、それぞれのレベルデータh0…………
hnを登録する。第2図中、Hiは、ポイントyiにおけるペ
ン52のゼロ上昇位置からの下降ストローク量を示してい
る。補正テーブル作成後、コントローラは、作図動作に
移行すると、ペンダウン状態からペンアップさせると
き、ペン上昇位置制御プログラムに第1図のラベル10か
ら入り、ブロック11において、ペンダウン時即ちペンが
作図ローラ6上のロール紙20に当接している状態におけ
るペン52の現在高さ位置di(第2図参照)に対して上昇
目標位置Mciを設定する。このMciは、現在高さ位置di
(hi−紙厚α)に所定ストローク量1を加算して求める
(MCi=di+1)。このMciを求めた後コントローラは、
ブロック12でペンダウン状態からペン52を、Mciまで上
昇させる。次にコントローラはブロック13で、ペンアッ
プ時におけるペン52のY軸上の位置に対処するポイント
yiを求め前記補正テーブル66から、このポイントyiに対
応する高低差データhiを記憶する。コントローラは、画
線ヘッド10が、ペンアップ状態でY軸上を移動するとき
は、ペン上昇位置制御プログラムにラベル14から入る。
コントローラはブロック15で画線ヘッド10の現在のY座
標値を読み出す。画線ヘッド10が、第2図中、Y軸上の
ポイントy1に移動すると、コントローラは、ブロック16
で、ポイントy1に相当する高低差データh1を補正テーブ
ル66から読み出す。次にコントローラは、ブロック17
で、前のペンアップ位置MCiに対して現在のポイントy1
の高低差データh1から前の高低差データhiを減算した値
(h1−hi)を加算し、これにより補正ペンアップデータ
MClを演算し、ペン52を、このMC1の位置まで上昇させ
る。これにより、ペン52にロール紙20即ち作画面に対す
る垂直方向の距離は、各ポイントy0………ynにおいて、
第2図、第4図に示すように所定ストローク量lに保持
される。第2図中、Mcoは、ポイントy0におけるペン52
の補正上昇位置を示している。尚、上記説明において、
前記レベルデータh0………hnの極性はプラスに設定し、
前記lの極性はブロック11の演算(di+l)において、
マイナスに設定してある。
軸に連結する筆記具ホルダ70にカートリッジ式ペンシル
ペン72を保持し、駆動モータ74に、無端状ワイヤ76及び
ガイド軸82に沿って昇降自在な昇降ガイド78を介して連
係する押し棒80で、ペン72内の芯84を作画面方向に加圧
する公知の押し棒式画線ヘッドでは、ペン72のみを補正
上昇位置MCiに制御しても、芯84のペンからの突出量が
変化してしまう。従って、この場合には、MC2=MC1+
(h2−h1)と同様の指令を押し棒制御用のモータ74に伝
える必要がある。即ち、押し棒80の上昇位置補正量はペ
ン72の補正量に相当するので、ペン72の補正上昇位置MC
iを算出して、ペン72の上昇補正量と同量押し棒80を上
昇させれば、芯84のペン72先端からの突出量は常に一定
を保つことになる。
ポイントyiの通過ごとに、ペン52,72の上昇位置を補正
しても良いし、ペンダウン位置のままで、補正上昇位置
の演算及び補正動作をスキップ即ち、省略しても良い。
尚、本実施例は用紙駆動型の製図機について説明した。
この製図機は、作図ローラは比較的高精度に構成されて
いる。従って、作図ローラの作図表面は、凹凸がなく、
また、偏心部もない。そのため、作図ローラ6の表面の
レベルは、その回転によってもほとんど変化しない。し
かるに、Yレール8はそのたわみや、製作誤差によっ
て、作図ローラに対する平行度に誤差が生じ、これによ
って、ペン位置が変化すると、ペンと作画面との間の対
抗距離が変化してしまうことになる。この対向距離の変
化の問題を本発明は、ペン52,72の上昇位置を補正する
ことにより、解消したものである。
自動製図機にも本発明を応用することができる。この場
合、作図テーブル上に多数のエリアを設定し、このエリ
アごとに高低差データを対応させる。フラットテーブル
型の自動製図機においては、Yレールの製作誤差と、作
図テーブル表面の凹凸によって、ペンと作画面との間の
対向距離の変化が生じる。
昇降ストロークが常に一定であるため、ペンの昇降制御
信号を変化させる必要がなく一定の昇降制御信号によっ
て、ペンのアップダウンを正確に制御することができる
効果が存する。
ローチャート、第4図は説明図、第5図は製図機の説明
的側面図、第6図は同正面図、第7図はブロック回路
図、第8図は他の実施例のに説明図、第9図は、同説明
的側面図である。 2……プラテン、4……駆動ローラ、6……作図ロー
ラ、8……Yレール、10……画線ヘッド、14……筆記具
ホルダ、16……ロール紙支持手段、18……巻き取り手
段、20……ロール紙、48……加圧ローラ、66……補正テ
ーブル。
Claims (1)
- 【請求項1】用紙支持面に対して少なくとも1軸方向に
面線ヘッドを移動する一方、面線ヘッドの昇降駆動装置
に連結する筆記具ホルダを用紙支持面に対して昇降さ
せ、該筆記具ホルダの保持するペンを用紙支持面上の用
紙に対して昇降し該用紙に作図を行うプロッタにおい
て、前記用紙支持面を複数のエリアに分割し、このエリ
アごとに高低差データを作成し、前記画線ヘッドがペン
アップ状態で前記各エリアのうちの一つに移動すると、
この現在位置エリアに対応する高低差データに基づいて
前記ペンの前記用紙支持面に対する垂直方向の距離を補
正し、少なくともペン下降動作位置における前記ペンの
作画面に対する垂直方向の距離を前記各エリアにおいて
一定にしたことを特徴とするペン上昇制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22558190A JP2819350B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | プロッタにおけるペン上昇位置制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22558190A JP2819350B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | プロッタにおけるペン上昇位置制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04107194A JPH04107194A (ja) | 1992-04-08 |
JP2819350B2 true JP2819350B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=16831555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22558190A Expired - Lifetime JP2819350B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | プロッタにおけるペン上昇位置制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2819350B2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-28 JP JP22558190A patent/JP2819350B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04107194A (ja) | 1992-04-08 |
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