JP2819071B2 - 包装具 - Google Patents

包装具

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JP2819071B2
JP2819071B2 JP3047441A JP4744191A JP2819071B2 JP 2819071 B2 JP2819071 B2 JP 2819071B2 JP 3047441 A JP3047441 A JP 3047441A JP 4744191 A JP4744191 A JP 4744191A JP 2819071 B2 JP2819071 B2 JP 2819071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願は、1990年2月1日
付先願番号第07/473,565号の一部継続出願で
ある。本発明は、幼児抵抗蓋および包装に関するもので
ある。発明の背景および摘要
【0002】
【従来の技術】先行技術において、一特徴として蓋の間
の回転を妨げまたは阻止すると同時に、容器から蓋を最
初ねじ戻す間に内容物の漏れを妨げるシールを維持する
若干の構成を包含する幼児抵抗蓋を提供することはあり
ふれたことであった。例えば、米国特許第3,971,
487号は、蓋を最初に回転させる時に、たとえねじが
接触を失い始めたにしても、蓋の底部がネックに接触し
シールを維持するように、容器のネックの相補ビードに
接触する、蓋の内部環状ビードの着想を開示している。
このような構成においては、容器の中実ビードに関連す
る中実の蓋ビードの使用は、装着および除去に高いトル
クを必要とする問題がある。さらに、軸線方向の標準寸
法公差のために、蓋が完全に装着される時にはシールが
維持されない。そのような蓋は、容器上の突起にかみ合
う押し下げタブを利用するので、タブを押し下げる時に
は、蓋を回転できて容器から蓋を除去する。
【0003】若干の容器、特に不凍液の容器は、ネック
の口を覆うアルミニウム箔円板入口シールをした蓋でシ
ールされる。上記入口シールを活性化する手順中に、蓋
がゆるむこともあるので容器が出荷される前に通常締め
なおされる。入口シールは漏れを阻止するとはいえ、蓋
特に幼児抵抗蓋のゆるみは好ましくない
【0004】さらに、一体成形の幼児抵抗蓋は蓋の上に
タブを設け、またネックの上に接触部を備えていて、こ
れらの間に通常一定間隔があるので、タブが接触部と触
れ合う以前に、上記蓋はねじをゆるめる方向に若干の回
転角度の移動ができる。これが起こる時には、蓋のねじ
の頂上が容器のねじの底部と接触していないので、蓋は
ネックに対して垂直方向に自由に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は幼児
抵抗蓋を提供することにあり、すなわちこの幼児抵抗蓋
は、蓋を装着した時に容器に対して定方向位置を維持
し;振動による逆回転を阻止し、これにより蓋を回転さ
せる十分な力を加える時以外はシールを維持し;蓋がね
じ戻される時には、ねじが蓋をシール位置から持ち上げ
るまで、蓋がシール位置から動くのを阻止し;広範囲の
公差にわたって作用し;装着するには最小のトルクを必
要とするのみで;除去するには過剰トルクを必要とせ
ず;蓋はタブを押し下げない限り、一定点を越える蓋の
回転で突起に接触するための、突起を有しタブを蓋と協
働させる従来形容器と結合して利用でき;蓋はまたタブ
を必要としない容器に対しても利用でき;蓋と容器との
間の厳密な公差の必要なしに回転を有効に妨げかつ阻止
し;また容器上の環状ビードの頂点において二次的シー
ルを提供し;そして二次的シールを有する従来形のねじ
込蓋としてタブなしでも用いることができる幼児抵抗蓋
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の包装具は、雄ね
じを備えた口部、及び該雄ねじから下方に一定間隔離れ
て容器上に設けられ且つ頂点を備えた環状ビードを有す
るプラスチック容器、底壁、及び容器の上記雄ねじにか
み合うようになっている相補雌ねじを備えた周壁を有す
るプラスチック蓋、及び該蓋上のたわみ部分および上記
容器の突起であって、上記たわみ部分が上記容器の突起
の通路内に延び出るようになっているゆえに、上記蓋が
容器に装着される時には、上記蓋のたわみ部分が上記容
器の突起を通過時にたわまされるが、上記蓋を除去する
ため上記蓋が握られて回転される時には、上記蓋のたわ
み部分が手動で押し下げられない限り、上記容器の突起
に係合するようになっている、前記蓋上のたわみ部分お
よび前記容器の突起を含み、上記蓋の周壁は、一定間隔
を置いて密に配置された複数の環状セレーションと該セ
レーションを交互様式に分離する細目溝とからなる円筒
面を有し、上記セレーションおよび関連する上記細目溝
は軸線方向の広がりを有し、たとえ容器の突起からたわ
み部分を解放するほど十分には蓋が回転されていなくと
も容器と蓋の間の他の如何なるシールも破られるほどに
蓋が外される方向に回転される時、及び蓋が完全に装着
される時には、容器口部と蓋の広い範囲の公差に亘って
環状ビード頂点との締まり嵌めが存在してシールする。
本発明によれば、幼児抵抗蓋は幼児抵抗包装を提供する
ため容器と共に用いるようになっており、そして底壁お
よび容器の相補ねじにかみ合うようになっているめねじ
付周壁を備えた蓋からなっている。上記蓋には容器の環
状ビードの頂点にだけ摩擦接触する、複数の周辺を囲む
ように一定間隔配置された可撓性フィンが設けられ、上
記容器から蓋をねじ戻すのに抵抗するために、蓋が後方
へさがるのを阻止する。上記蓋には容器の突起にかみ合
う1個のタブが設けられ、タブを押し下げる時以外は、
蓋をねじ戻せなくしている。別形式では、周壁上円筒面
が容器の環状ビードの頂点にだけ摩擦接触する。この円
筒面は、連続面または一連の密に一定間隔配置された環
状セレーションおよび交互の細目溝にすることもでき
る。上記蓋は従来形のねじ込蓋上の二次的シールを提供
するためのタブなしで用いることもできる。
【0007】
【実施例】図1−7について説明すると、幼児抵抗蓋1
0がガラスまたはプラスチックの容器Cに装着されるも
のとして示され、そして蓋はポリプロピレンのようなプ
ラスチック材料で作られる。上記蓋10は底壁11およ
び容器Cの相補ねじ13aにかみ合うようになっている
めねじ13を備えた周壁すなわちスカート12を含む。
上記蓋10は、周壁12の他の部分よりも直径が大きい
周壁下部14を含み、一体成形端部16で周壁下部14
に合体する、複数の垂直方向に伸び出る可撓性フィン1
5が形成される。上記フィン15は半径方向内側に伸び
出し、かつ上記容器に蓋をねじ込むために蓋を回転させ
るのと反対方向に、上記周壁下部14に対して通常鋭角
をなす。上記フィン15は、上部の周壁12と周壁下部
14との間の部分17で好適に連結され、かつ通常長方
形である。上記フィン15の自由端部すなわち複数端部
は、容器Cのネック内の環状ビード20に接触する頂点
18を形成する。上記フィンの厚さおよび数は、蓋と容
器ネックとの間の要求される摩擦接触の必要量によって
変えられる。
【0008】長方形タブ21は、蓋を容器にねじ込む時
に、前端となる一端部に最寄りの一体成形ヒンジ22に
よりタブ両端部の中間で周壁12の下方部分に連結され
る。上記タブ21は外方にかつほぼ周囲を囲むように伸
び出し、さらに周壁から十分な距離に位置するので、タ
ブ21の外端部すなわち後端部は、この後端部の通路内
に容器からほぼ軸線方向に伸び出る上記容器Cのネック
上の接触部すなわち突起23に接触する。上記ネック上
の突起23は、その内面とネックの中心線との距離が、
蓋の中心から蓋の半径方向突起24の先端までの距離と
ほぼ等距離にあるように置かれる。この突起24は図2
に示されるように時計回り方向でタブ21の直後に置か
れる。上記突起23の内方へタブ21を押し下げること
なく蓋10をねじ戻すことは、周壁12上の突起24と
ネック上の突起23との間にタブ21にくさび締めを起
こさせる。上記蓋10はタブ21の後縁に隣接して第2
半径方向突起25をさらに含み、上記蓋がばら荷で取扱
いおよび貯蔵される時に、この突起は、一方の蓋10の
タブ21が他方の蓋10とかみ合わないように阻止作用
をするので、蓋は選別するのが困難であって容器に装着
のため選別機により一定方向に向けられた。
【0009】複数の上記フィン15は、成形品として蓋
の垂直軸線にほぼ平行である。蓋が装着される時に上記
フィン15は、蓋周壁の内側に向かって、外側に曲がり
またはたわむ。上記蓋を完全に装着しかつ緊締する時に
は、上記フィンは容器C上のビード20の頂点にだけ摩
擦接触したまま留まる。この摩擦接触は、ネックからの
蓋のゆるみ、または後方へさがるのを阻止または著しく
減少させる。それ以上の利点は、蓋のタブ21がネック
の突起23に接触する点まで一体成形幼児抵抗蓋を回転
させるように、上記蓋を若干角度ねじ戻す方向に回転さ
せることの予期される結果である。上記フィン15と蓋
のビード20との摩擦接触があるので、蓋とそのシール
機構は上記ネックと垂直接触状態のまま留まる。従っ
て、蓋は外力が加えられて蓋を引き上げるまでか、ある
いはそれ以上の逆時計回り回転が蓋のめねじ13の下側
と容器の相補ねじ13aの上側をかみ合わせて蓋を上方
に駆動するまで、ネックとのシール接触から垂直に移動
をすることはない。
【0010】上記蓋は標準の時計回り方向に、ネック上
にねじ込むことによって装着される。蓋を装着するにつ
れて、タブ21の内端部はネック上の突起23に接触す
る外端部よりも上記蓋10の周壁12に半径方向でより
近接しているので、タブ21が突起23を通り過ぎてカ
ム作用をする。上記蓋がねじ戻される時に、上記タブ2
1の外端部は、ネック上の突起23と接触して上記蓋の
回転を止める。上記蓋上の過剰な力はタブ21の内端部
を半径方向突起24と接触を起こさせて、さらに逆時計
回りすなわちねじ戻し方向への蓋の回転を阻止する。蓋
を除去するには、蓋の周壁方向へ内側にタブ21を手動
で押し下げる一方でタブが突起を通り過ぎるまで蓋を回
転させねばならない。こうすれば、タブ21を押し続け
ることなくネックから蓋をねじ戻してはずすことができ
る。
【0011】蓋および容器類の包装デザインの当業者
は、前記米国特許第3,971,487号に記載されて
いるように、これら部品の製造で出くわす標準公差を知
っている。公差は、蓋が完全装着位置にある時にタブを
接触位置に一線に並ぶように予期することが実際的でな
いものにしている。それどころかタブは若干の回転角度
だけ突起を通り過ぎている。その時蓋は、完全装着位置
からタブの前端がタブ上の突起に接触する点まで回転で
きる。入口シール活性操作で蓋を加熱することにより、
輸送中の振動により、またはその他の方法により、蓋は
この位置まで“後方へさがる”おそれがある。上記また
はその他の方法によって、これが起こるのを阻止するた
め、一連のフィンが蓋の内面から下方に伸び出して、ネ
ックから半径方向に伸び出すビードに接触するようにし
た。これらのフィンは蓋の周壁から半径方向に伸び出す
か、または周壁から若干角度をつけて伸び出させること
もできた。
【0012】蓋をネックに装着する時には、複数のフィ
ン15が環状ビード20に載る。好適実施例では、上記
フィン15は半径に対してある角度をなして伸び出し
て、蓋を完全装着する時には、蓋の内壁に向かって外側
へたわむ。
【0013】上記フィン15により上記ビード20に作
用する力は、蓋が“後方へさがる”のを排除または阻止
する。さらに、蓋をねじ戻す方向に回転することは、蓋
のねじの下側を容器のねじの上側にかみ合わせて、蓋を
上方へ駆動させるために十分な距離だけ蓋を回わすま
で、または蓋を容器のネックから上方へ引き離すために
十分な外力を蓋に加えるまで、蓋をネックに同一の垂直
整合状態に留めさせるものである。上記フィンとビード
の摩擦接触のために、蓋は同一の相対垂直位置にとどま
る。
【0014】付加的な利点としては、この蓋が容易にネ
ックに装着されることである。蓋と容器の両方に中実ビ
ードを備えた他の不正開封表示蓋、および前記米国特許
第3,971,487号に記載されたような、中実ビー
ドを備えたさがり止め蓋は歴史的にみれば装着トルクに
難題をかかえていた。本発明の可撓性フィンを利用する
蓋は、商業用条件下で作られた容器および蓋の公差の範
囲にわたって、中実ビードを備えた蓋よりもはるかに少
ない装着トルクしか要しないものである。
【0015】図13−15に示された本発明の変型にお
いては、本発明の上記形式におけるように、蓋10bは
底壁11bおよび周壁内面にねじ13を備えた周壁12
bを含む。蓋10bはさらに、蓋を容器にねじ込む時に
一次的シールを形成する底壁11bの内面の弾性ライナ
Lを含んでいる。この形式では本発明の前形式における
ように可撓性フィンを備えるのに代えて、蓋が容器上の
ビード20の直径よりも僅かに小さい直径を備えた周壁
12bの下端部上の円筒面C’を具備するので、蓋を容
器に装着する時に、この円筒面C’が容器上のビード2
0に締り嵌めされ、これによって除去方向に蓋が逆進移
動するのを妨げると同時に、容器が傾く時に容器から液
体を流出させないように環状シールを備えている。
【0016】図13−15に示される形式において、上
記円筒面C’は細目溝41で交互に隔てられた、複数の
密に一定間隔配置された環状稜すなわちセレーション4
0によって形成される。上記円筒面C’の軸線方向範囲
は、蓋を容器に完全装着した時だけでなく、蓋を逆進回
転させる時、たとえ蓋を容器上の突起23からタブ30
bを十分に離脱させるだけ回転させていなくても、蓋の
内面またはその上の任意のライナLとのシールが破れる
範囲まで、締り嵌めが生きているようになっている。
【0017】図16および17に示される形式におい
て、蓋10cは円筒滑面45を含む円筒面C’を備え
る。すべての他の点において、蓋の周壁12cは図13
−15に示される周壁12bと同様に構成される。
【0018】このように、図13−17に示される本発
明の形式においては、容器ネック上のビード20が、容
器のねじの下方に位置し、かつ上記ねじよりも直径が大
きい二次的シールを提供し;そして蓋10b,10c
は、容器上のおねじ13aにかみ合うめねじおよび上記
ねじ13aの下方にあって容器のねじよりも直径が大き
いけれども容器のビード20よりも直径が小さい下方の
円筒面C’を備えている。
【0019】上記周壁12bはさらに、蓋を容器上にね
じ込む時に一次的シールを形成する底壁11bの内面上
の弾性ライナLを含む。
【0020】図21−24を参照すると、これらは図1
3−17に示される蓋の作用を示す略示図で、幼児抵抗
蓋が容器に装着される時には、寸法の変動によるため蓋
のタブ30bは、例えば容器の突起23から約90°の
位置に置くことができる。
【0021】図21に示されるように、シールは2つの
位置に存在し、(1)ネックの頂部にあり、蓋のライナ
Lがネックの頂部に接触し、(2)容器ネックのビード
20の頂点と蓋の内部の円筒面との間の締り嵌めであ
る。蓋を完全装着する時には、容器のねじの下側が蓋の
ねじの上側と接触し、上記ライナLにネックのシール面
と接触を保持させるように、蓋と容器との間のねじのか
み合いがある。蓋を除去する逆進方向に回転する時に
は、蓋および容器のねじは相互にかみ合いを解き、図2
2に示されるように上記ライナLは容器ネックの頂上の
シール面に対して、もはや力による接触を保持させられ
ない。しかし、包装は漏れない、なぜならばネックビー
ド上の頂点と蓋周壁内面の円筒面C’との締り嵌めによ
って与えられる二次的シールがシール位置にとどまるか
らである。さらに、除去する方向へ蓋を回転すると、蓋
のねじの下側を容器ねじの上側に接触させ(図23)、
かつ容器ネックに対して蓋を軸線方向上方へ移動させ
る。除去する方向へ蓋を連続回転させ、容器ビードの頂
点が蓋の周壁の下方になるまで蓋を上方に移動させる
と、二次的シールはその時開放される(図24)。最終
的に、連続回転は蓋のねじと容器のねじのすべてがかみ
合いを解いて、上記蓋が包装から除去されて終る。
【0022】ネック上の蓋の軸線方向位置と任意の基準
点からの容器上の蓋の回転角度との間にはある関係が存
在する。例えば、適当なネックに装着した通常のねじ式
内張り蓋において、内張りライナを除去しなければなら
ない時に、蓋をさらに容器上で回転させることは明白で
あり、すなわち蓋の内側頂点に対する蓋の相対的軸線方
向位置を変更し、かつ蓋を装着する回転角度を増すもの
である。ほとんど同様にして、容器のネックおよび蓋の
寸法公差は、ネック上に蓋を装着させるのに必要な、蓋
の相対的軸線方向位置および回転の角度に影響をおよぼ
すものである。
【0023】本発明はこれらの寸法公差による影響を受
けることはなく、何故ならば容器のビードの頂点により
接触される領域内で、蓋の周壁の長さが公差の広い範囲
にわたって、余裕のあるかみ合いの十分な長さに作られ
るからである。
【0024】蓋と容器との間に単一シールを利用した従
来技術の米国特許第3,971,478号においては、
蓋および容器ネックの垂直高さと寸法公差とが重要であ
る。すなわち容器ネック上のビードと蓋の内側ビードと
の間の相対的垂直距離は、逆進中にライナを容器ネック
と接触状態を確実にとどめておくために欠くことのでき
ないものである。換言すると、容器ネックの頂点と容器
上のビードとの垂直関係に影響をおよぼす全寸法公差の
合計;に容器ネックに接触する位置のライナから、蓋が
ネックビードに接触する位置の蓋上のビードまでの距離
に影響をおよぼす全寸法公差を加算した値が、蓋を容器
ネックに完全に緊締した時の、容器ねじの頂点から蓋ね
じの底部までの距離に等しいかまたはそれよりも小さく
なければならない(図25)。
【0025】このことは、図21−24に類似の略示図
である図25−28を参照することにより一層容易に理
解される。
【0026】この従来技術の特許においては、容器上の
蓋の完全緊締位置から、蓋の上のタブ30が容器上の突
起23に接触する位置まで、回転の角度に等しいかまた
はそれよりも小さい領域を有することが重要である。も
しもこの領域が小さければ、蓋は逆進に回転するので、
蓋ねじの底面は容器ねじの頂面に接触して、蓋を上方に
力で押し進めるので、図27に示されるように蓋の上の
タブが容器上の突起に接触する前に、ライナは容器シー
ル面との接触から移動させられる。
【0027】前記発明は、容器ネック上のまたは容器ネ
ック付近の突起が、蓋の上の突起と接触することによ
り、上記蓋のねじ戻しを制限するねじ式幼児抵抗蓋との
使用に対して特にあてはまるものである。
【0028】図19および20を参照すると、幼児抵抗
タブ30が省かれている以外は図13−15に示されて
いるものと同一であるねじ込蓋10bに適用されたもの
として本発明が示されている。このような蓋において
は、ビード20を備える容器上に蓋を逆時計回りに回転
させると、一次的シールが失われるが円筒面C’はねじ
が引っ込み様式にかみ合うまで二次的シールを維持す
る。
【0029】このような蓋・容器方式では容器ネックお
よび蓋の内面上にかみ合うねじを設け、さらに上記容器
ネックの頂上またはその至近位置に接触するライナまた
はライナレスシールを設けている。これらのシールは周
知で、しかも広く市場向きに使われている。しかし、蓋
に作用する外力は、うっかりまたはことさらに蓋を“後
にさげ”させることがあり得る。これらの力とは、振
動、頂部荷重、衝撃、その他ことさらに逆時計回り方向
に蓋を回転させるか、またはシール機構をかみ合わせる
つもりで蓋を完全には再装着しないかの人為的なもので
ある。図19および20に示される蓋は上記のような力
により回転しようとするのを阻止する。
【0030】上記蓋は、好適にはポリプロピレンまたは
ポリエチレンの熱可塑性材料から成形される。上記容器
は、プラスチック、ガラスまたは金属を含む任意の適当
な材料から作られる。
【0031】内張り蓋が示されているが、この発明は内
張り蓋に限定されるものではなく、この着想は多数の異
なるライナレスの特徴内で利用し得るものである。
【0032】図9および11に示された形式において
は、タブ30が米国特許第3,989,152号に示さ
れる型であることを除けば、蓋10aは全く同じであ
る。上記タブ30はその両端部で周壁12に結合され、
このタブ30が押し下げられない限り容器上の突起23
に接触する突起31を含む。
【0033】図10に示される形式では、蓋10bには
タブが設けられない。
【0034】図12に示される本発明の形式では、蓋は
頂上から見て逆時計回り方向に周辺を囲むように伸び出
るタブ35を含むので、蓋を容器上で突起23を通り過
ぎて回転させる時には、上記タブ35は蓋に対してヒン
ジ36でたわむ。従って、上記蓋は容器上の突起23に
タブ35の自由端部が接触することにより移動するのを
阻止される。すべてのその他の点については、上記蓋は
図1−7に示されるものと同様である。
【0035】現在の一体成形幼児抵抗蓋は、容器ネック
上の突起を通り過ぎて回転させながら、タブを押し下げ
るのに相当量の力を必要とする。本発明の設計は使用者
に優しく、上記突起23と接触するようになって来る点
より前で、タブ35を押し下げる時に、このタブ35を
押し下げるには極めて僅かな力しか必要としない。蓋を
逆時計回りすなわちねじ戻り方向に回転させながら、も
しもタブ35を押し下げなければ、上記タブ35は突起
23に接触して、外側にかたよりまたは曲がり、そして
ネック上の突起23と蓋の半径方向突起24との間にく
さび締めされる。
【0036】上記ネックの中心線から上記突起23の内
側までの距離は、蓋の中心線から突起24の先端までの
距離よりも小さい。普通の様式でネック上に蓋を装着す
る間、すなわち頂上から見て時計回り方向に回転する
と、上記タブ35は突起23の内縁部に接触して、タブ
35が完全に突起23を通り過ぎるまで内側にかたよ
る。その時上記タブ35は再び外側に飛び出る。蓋10
を完全に装着して緊締する時には、上記タブ35は時計
回り方向に、かつ伸び出した位置で上記突起23から若
干距離をおいて配置される。
【0037】上記蓋を反対方向にねじ戻すことにより除
去する時には、上記タブ35は、突起23に接触し、ネ
ック上の突起23および蓋の上の突起24に対してくさ
び締めになるまで、その標準位置から外側にかたよる。
蓋をねじ戻そうとしてさらに力を加えても、上記タブに
剪断変形を起こさせるが上記蓋10をねじ戻すことはで
きない。
【0038】実際上、蓋の頂部に“開けるには回しなが
らタブを押し下げる”のような取扱説明を印刷できる。
これらの指示に従って上記タブ35を押し下げると、蓋
をねじ戻すにつれてタブ35の先端を突起23の内面を
通り過ぎて回転させる。一たび上記タブ35が突起を通
り過ぎて移動したならば、蓋がネックから完全に除去さ
れるまで、タブ35を抑制しなくてもねじ戻しを継続で
きる。
【0039】
【発明の効果】従って上記説明から、幼児抵抗包装を与
えるため容器と共に使用するようになっており、そして
底壁および上記容器上の相補ねじとかみ合うめねじを備
えた周壁を有する蓋を含む幼児抵抗蓋を提供したことが
理解されよう。上記蓋には、上記容器上の環状ビードの
頂点にだけ摩擦接触する。複数の周辺上に一定間隔配置
された可撓性フィンが設けられ、上記容器から蓋をねじ
戻すのに抵抗するために蓋が後方へさがるのを阻止す
る。上記蓋には容器の突起にかみ合う1個のタブが設け
られ、タブを押し下げる時以外は、蓋のねじ戻しを阻止
する。別形式では、周壁上の円筒面が容器の環状ビード
の頂点にだけ摩擦接触する。上記円筒面は、連続面また
は一連の密に一定間隔配置された環状セレーションおよ
び交互の細目溝にすることもできる。上記蓋は従来形の
ねじ込蓋上の二次的シールを提供するためタブなしでも
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化する幼児抵抗蓋と容器の部分
立面図である。
【図2】 上記同一物の平面図である。
【図3】 上記蓋の平面図である。
【図4】 上記蓋の部分断面立面図である。
【図5】 上記蓋の底面図である。
【図6】 上記蓋の一部分の拡大部分図である。
【図7】 図5の線7−7による拡大部分断面図であ
る。
【図8】 上記蓋が装着される容器のネックの部分断面
図である。
【図9】 蓋の一変型の底面図である。
【図10】 図に示される蓋の、容器に装着された時
の平面図である。
【図11】 蓋のさらに一変型の底面図である。
【図12】 蓋と容器の他の一変型の部分平面図であ
る。
【図13】 蓋の一変型の垂直断面図である。
【図14】 上記蓋の底面図である。
【図15】 上記蓋の一部分の非常に拡大した部分断面
図である。
【図16】 蓋の一変型の垂直断面図である。
【図17】 図16に示した蓋の非常に拡大した部分断
面図である。
【図18】 容器に装着された蓋の平面図である。
【図19】 幼児抵抗特徴のない蓋の一変型の底面図で
ある。
【図20】 図19の線19−19による断面図であ
る。
【図21】 本発明を具体化する蓋の作用する様式の略
示図である。
【図22】 図21に同じ。
【図23】 図21に同じ。
【図24】 図21に同じ。
【図25】 従来形式の蓋の作用する様式の略示図であ
る。
【図26】 図25に同じ。
【図27】 図25に同じ。
【図28】 図25に同じ。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c 幼児抵抗蓋 11,11b 底壁 12,12b,12c 周壁すなわちスカート 13 めねじ 13a 相補ねじすなわちおねじ 14 周壁下部 15 可撓性フィン 16 一体成形端部 17 部分 18 頂点 20 環状ビード 21 長方形タブ 22 一体成形ヒンジ 23 接触部すなわち突起 24 半径方向突起 25 第2半径方向突起 30,30b タブ 31 突起 35 タブ 36 ヒンジ 40 環状稜すなわちセレーション 41 細目溝 45 円筒滑面 C 容器 C’ 蓋の円筒面 L ライナ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−134950(JP,U) 実開 昭62−127948(JP,U) 実開 昭56−153410(JP,U) 実開 昭62−132950(JP,U) 特公 昭59−26537(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装具であって、 雄ねじを備えた口部、及び該雄ねじから下方に一定間隔
    離れて容器上に設けられ且つ頂点を備えた環状ビードを
    有するプラスチック容器、 底壁、及び容器の上記雄ねじにかみ合うようになってい
    る相補雌ねじを備えた周壁を有するプラスチック蓋、及
    び該蓋上のたわみ部分および上記容器の突起であって、
    上記たわみ部分が上記容器の突起の通路内に延び出るよ
    うになっているゆえに、上記蓋が容器に装着される時に
    は、上記蓋のたわみ部分が上記容器の突起を通過時にた
    わまされるが、上記蓋を除去するため上記蓋が握られて
    回転される時には、上記蓋のたわみ部分が手動で押し下
    げられない限り、上記容器の突起に係合するようになっ
    ている、前記蓋上のたわみ部分および前記容器の突起を
    含み、 上記蓋の周壁は、一定間隔を置いて密に配置された複数
    の環状セレーションと該セレーションを交互様式に分離
    する細目溝とからなる円筒面を有し、 上記セレーションおよび関連する上記細目溝は軸線方向
    の広がりを有し、たとえ容器の突起からたわみ部分を解
    放するほど十分には蓋が回転されていなくとも容器と蓋
    の間の他の如何なるシールも破られるほどに蓋が外され
    る方向に回転される時、及び蓋が完全に装着される時に
    は、容器口部と蓋の広い範囲の公差に亘って環状ビード
    頂点との締まり嵌めが存在してシールする上記包装具
  2. 【請求項2】 たわむことのできるタブがその両端部中
    間で上記蓋の周壁にヒンジ連結され、上記タブの外端部
    が上記容器の突起に係合するように上記蓋の周囲に角度
    をなして延び出ている請求項1に記載の包装具
  3. 【請求項3】 上記蓋が上記タブの反対端部に隣接し、
    そこから半径方向外側に延び出る突起を含むゆえに、上
    記タブが上記容器の突起と上記蓋の突起との間にくさび
    締めされる請求項1に記載の包装具
  4. 【請求項4】 上記タブが上記蓋に一端部でヒンジ連結
    され、かつ上記蓋を装着するために該蓋が回転される方
    向と逆方向に周辺を取り囲むように延び出る請求項1に
    記載の包装具
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