JP2818835B2 - 都市シミュレーションの形成方法 - Google Patents
都市シミュレーションの形成方法Info
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- JP2818835B2 JP2818835B2 JP7032065A JP3206595A JP2818835B2 JP 2818835 B2 JP2818835 B2 JP 2818835B2 JP 7032065 A JP7032065 A JP 7032065A JP 3206595 A JP3206595 A JP 3206595A JP 2818835 B2 JP2818835 B2 JP 2818835B2
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- model
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市景観などを再現す
る都市シミュレーションの形成方法に関するものであ
る。
る都市シミュレーションの形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】映像をスクリーンに投影する場合、臨場
感のあることが望まれ、スクリーンが大型化されてきて
いる。しかし、スクリーンはこれを1枚配設するので
は、2次元的な平面であるため、大型化しても十分な臨
場感を得ることは困難である。
感のあることが望まれ、スクリーンが大型化されてきて
いる。しかし、スクリーンはこれを1枚配設するので
は、2次元的な平面であるため、大型化しても十分な臨
場感を得ることは困難である。
【0003】そこで、少しでも臨場感が増すように、特
殊な眼鏡を装着してスクリーンを見ることで、映像が立
体的に見えるようにしたものもある。
殊な眼鏡を装着してスクリーンを見ることで、映像が立
体的に見えるようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、人が臨場感を
感じるためには水平方向で100度程度の視野角が必要
とされているが、従来の手段では、スクリーンを大型化
したり、スクリーンに投影された映像が立体的に見える
ようにしても、投影されるのが1方向の平面であるた
め、臨場感が乏しい。
感じるためには水平方向で100度程度の視野角が必要
とされているが、従来の手段では、スクリーンを大型化
したり、スクリーンに投影された映像が立体的に見える
ようにしても、投影されるのが1方向の平面であるた
め、臨場感が乏しい。
【0005】一方、バーチャルリアリティ(VR)で
は、映像空間の中に自分が入り込んだ感じを得ることが
可能であるが、従来のVRシステムでは、高速なコンピ
ュータを様々な高度な周辺機器と接続する必要があり、
設備が大掛かりになるだけでなく、コスト的にも高価に
なり、また、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を
頭部に装着しなければならず、これを装着すること自体
わずらわしく手軽でないばかりか、人の動きに応じて画
像を更新しなければならないので、ある程度の映像の時
間遅れが生じ、これが原因で平衡感覚を失うこともあ
る。
は、映像空間の中に自分が入り込んだ感じを得ることが
可能であるが、従来のVRシステムでは、高速なコンピ
ュータを様々な高度な周辺機器と接続する必要があり、
設備が大掛かりになるだけでなく、コスト的にも高価に
なり、また、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を
頭部に装着しなければならず、これを装着すること自体
わずらわしく手軽でないばかりか、人の動きに応じて画
像を更新しなければならないので、ある程度の映像の時
間遅れが生じ、これが原因で平衡感覚を失うこともあ
る。
【0006】また、長時間の使用には不向きで、多人数
で同時に同じ映像を見ることも難しい。
で同時に同じ映像を見ることも難しい。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、従来のVRシステムで必要とするHMDが不要で、
視野角もHMDよりも広く、臨場感に富み、また、頭部
の動きに応じて画像を更新する必要もなく、多人数が同
じ環境に入ることができ、簡易な装置で仮想現実感シス
テムを構成できる都市シミュレーションの形成方法を提
供することにある。
し、従来のVRシステムで必要とするHMDが不要で、
視野角もHMDよりも広く、臨場感に富み、また、頭部
の動きに応じて画像を更新する必要もなく、多人数が同
じ環境に入ることができ、簡易な装置で仮想現実感シス
テムを構成できる都市シミュレーションの形成方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、デジタル映像カメラの広角レンズを用いて、
対象の建物の全体の写真が写るように撮影を行い、この
デジタル化した映像を画像処理ソフト等を用いて広角レ
ンズで歪んだ画像やアオリの修正を画像処理し、修正し
た画像を、実際の縦横スケールになるように修正し、そ
の後、模型の縮尺に合わせた寸法に調整し、カラープリ
ンター等の画像出力機を用いて出力し、出力されたプリ
ントを切り抜いて建物の画像用紙を得、これをボード等
に貼り付けて建物の模型を作り、この建物の模型を並
べ、道路や車、人、その他の施設の模型を補充して街並
みを再現した都市模型を四方分の映像を同時に撮影する
多方向カメラで撮影し、その映像をディスプレイ装置
で、前方、左右両方向及び、上方または下方のいずれか
一方に連続させて配設し、残りの面を開放面とし、この
開放面に対向する上方または下方の面に投影するための
反射鏡を設置したスクリーンに直接または反射鏡で反射
させて投影することを要旨とするものである。
するため、デジタル映像カメラの広角レンズを用いて、
対象の建物の全体の写真が写るように撮影を行い、この
デジタル化した映像を画像処理ソフト等を用いて広角レ
ンズで歪んだ画像やアオリの修正を画像処理し、修正し
た画像を、実際の縦横スケールになるように修正し、そ
の後、模型の縮尺に合わせた寸法に調整し、カラープリ
ンター等の画像出力機を用いて出力し、出力されたプリ
ントを切り抜いて建物の画像用紙を得、これをボード等
に貼り付けて建物の模型を作り、この建物の模型を並
べ、道路や車、人、その他の施設の模型を補充して街並
みを再現した都市模型を四方分の映像を同時に撮影する
多方向カメラで撮影し、その映像をディスプレイ装置
で、前方、左右両方向及び、上方または下方のいずれか
一方に連続させて配設し、残りの面を開放面とし、この
開放面に対向する上方または下方の面に投影するための
反射鏡を設置したスクリーンに直接または反射鏡で反射
させて投影することを要旨とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、前方、左右両方向及び、上方
または下方のいずれか一方に連続させて配設したスクリ
ーンに、同時にそれぞれの方向の映像が映写されるか
ら、これらのスクリーンに囲まれた空間内に身をおき映
像で自分の周りを取り囲むことで、映像空間内に居る臨
場感が得られる。
または下方のいずれか一方に連続させて配設したスクリ
ーンに、同時にそれぞれの方向の映像が映写されるか
ら、これらのスクリーンに囲まれた空間内に身をおき映
像で自分の周りを取り囲むことで、映像空間内に居る臨
場感が得られる。
【0010】また、四方分の映像を同時に撮影する多方
向カメラと、該カメラで撮影した多方向の映像をそれぞ
れ同時に四方に連続させて配設した背面投影型スクリー
ンとで装置を構成するから、高度なグラフィック用コン
ピュータやこれに接続する高度な周辺機器も不要とな
り、安価で簡単な装置で仮想現実感システムを構成でき
る。
向カメラと、該カメラで撮影した多方向の映像をそれぞ
れ同時に四方に連続させて配設した背面投影型スクリー
ンとで装置を構成するから、高度なグラフィック用コン
ピュータやこれに接続する高度な周辺機器も不要とな
り、安価で簡単な装置で仮想現実感システムを構成でき
る。
【0011】これに加えて、多方向カメラで撮影する対
象を、都市模型とし、多面形ディスプレイを、都市シミ
ュレーションに使用することで、多人数で同時に、しか
も長時間、街路モデルを見ることが可能となり、都市空
間のプランニングに役立つ。
象を、都市模型とし、多面形ディスプレイを、都市シミ
ュレーションに使用することで、多人数で同時に、しか
も長時間、街路モデルを見ることが可能となり、都市空
間のプランニングに役立つ。
【0012】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の都市シミュレーションの形成
方法の1実施例を示す平面側の説明図、図2は同上側面
側の説明図で、本発明で用いる装置の構成の概略から説
明すると、映像空間として、例えば3m四方の大きなス
クリーン1を背面、左右側面、及び下方の床面または上
方の天井面のいずれか一方(図示の例では床面)の四方
に連続して配設し、背面、左右両側面のスクリーン1の
背後と、下方または上方のいずれか一方の面の背後(図
示の例では上方)に背面投影型プロジェクションタイプ
のディスプレイ装置2をそれぞれ配設する。
説明する。図1は本発明の都市シミュレーションの形成
方法の1実施例を示す平面側の説明図、図2は同上側面
側の説明図で、本発明で用いる装置の構成の概略から説
明すると、映像空間として、例えば3m四方の大きなス
クリーン1を背面、左右側面、及び下方の床面または上
方の天井面のいずれか一方(図示の例では床面)の四方
に連続して配設し、背面、左右両側面のスクリーン1の
背後と、下方または上方のいずれか一方の面の背後(図
示の例では上方)に背面投影型プロジェクションタイプ
のディスプレイ装置2をそれぞれ配設する。
【0013】各ディスプレイ装置2に録画装置3を介し
て、または直接に、前方及び左右両方向、および下方ま
たは上方のいずれか一方の四方を同時に撮影できる小型
の多方向親指カメラ4を接続し、撮影する対象として、
例えば、都市模型5をセットする。
て、または直接に、前方及び左右両方向、および下方ま
たは上方のいずれか一方の四方を同時に撮影できる小型
の多方向親指カメラ4を接続し、撮影する対象として、
例えば、都市模型5をセットする。
【0014】上方には、さらにここに配設した背面投影
型プロジェクションタイプのディスプレイ装置2からの
映像を下方の床面のスクリーン1に投影するための反射
鏡6を設置する。
型プロジェクションタイプのディスプレイ装置2からの
映像を下方の床面のスクリーン1に投影するための反射
鏡6を設置する。
【0015】こうして図5に示すように、四方をスクリ
ーン1で囲み、残りを開放面とした大型の映像空間7が
形成される。なお、この図5に示した実施例は、スクリ
ーン1を上方の天井面に配設するタイプで、前記反射鏡
6は下側の開放面に対応するように下方の床面に配設し
てある。
ーン1で囲み、残りを開放面とした大型の映像空間7が
形成される。なお、この図5に示した実施例は、スクリ
ーン1を上方の天井面に配設するタイプで、前記反射鏡
6は下側の開放面に対応するように下方の床面に配設し
てある。
【0016】ここで、都市模型5の作成手順について説
明する。使用する装置は、図11に示すような広角レンズ
17を有するスキャナー、フォトCD、デジタルカメラ等
のデジタル映像カメラ18と、図14に示すようにこのデジ
タル映像カメラ18の映像を再現し、かつ、画像修正可能
なコンピュータ19と、このコンピュータ19の出力機器と
してのカラープリンター20とからなる。図中19aはコン
ピュータ19の入力機器としてのCD読み取り装置、19b
はキーボード、19cは出力機器としてのCAT表示画面
のモニターである。
明する。使用する装置は、図11に示すような広角レンズ
17を有するスキャナー、フォトCD、デジタルカメラ等
のデジタル映像カメラ18と、図14に示すようにこのデジ
タル映像カメラ18の映像を再現し、かつ、画像修正可能
なコンピュータ19と、このコンピュータ19の出力機器と
してのカラープリンター20とからなる。図中19aはコン
ピュータ19の入力機器としてのCD読み取り装置、19b
はキーボード、19cは出力機器としてのCAT表示画面
のモニターである。
【0017】前記デジタル映像カメラ18の広角レンズ17
を用いて、図11に示すように対象の建物21の全体(少な
くとも正面、左右側面)の写真が写るように撮影を行
い、デジタル化した映像をCD(コンパクトディスク)
22等に収めて、これをコンピュータ19にかける。
を用いて、図11に示すように対象の建物21の全体(少な
くとも正面、左右側面)の写真が写るように撮影を行
い、デジタル化した映像をCD(コンパクトディスク)
22等に収めて、これをコンピュータ19にかける。
【0018】コンピュータ19では前記デジタル化した画
像がモニター19cに写し出されるが〔図12の(a)〕、
画像処理ソフト等を用いて広角レンズ17で歪んだ画像や
アオリの修正を画像処理し〔図12の(b)〕、修正した
画像を、実際の縦横スケールになるように修正し〔図12
の(c)〕、その後、模型の縮尺に合わせた寸法に調整
する〔図12の(d)〕。
像がモニター19cに写し出されるが〔図12の(a)〕、
画像処理ソフト等を用いて広角レンズ17で歪んだ画像や
アオリの修正を画像処理し〔図12の(b)〕、修正した
画像を、実際の縦横スケールになるように修正し〔図12
の(c)〕、その後、模型の縮尺に合わせた寸法に調整
する〔図12の(d)〕。
【0019】このように修正もしくは調整した建物21の
デジタル画像をカラープリンター20等の画像出力機を用
いて出力し、出力されたプリントを切り抜いて建物21の
画像用紙23を得、これをボード24等に貼り付けて建物の
模型を作る。
デジタル画像をカラープリンター20等の画像出力機を用
いて出力し、出力されたプリントを切り抜いて建物21の
画像用紙23を得、これをボード24等に貼り付けて建物の
模型を作る。
【0020】一例としてこのボード24は、発砲スチロー
ルの板で建物21の外形である直方体を作り、その正面及
び左右側面に画像用紙23を貼り付けた。その際、建物21
の正面の画像が直方体の正面に、左右側面の画像が直方
体の左側面と右側面にそれぞれくるようにする。
ルの板で建物21の外形である直方体を作り、その正面及
び左右側面に画像用紙23を貼り付けた。その際、建物21
の正面の画像が直方体の正面に、左右側面の画像が直方
体の左側面と右側面にそれぞれくるようにする。
【0021】以上が建物の模型の作製手順であるが、こ
のようにして作製した建物の模型を並べ、道路や車、
人、その他の施設の模型を補充して街並みを再現し都市
模型5を得る。
のようにして作製した建物の模型を並べ、道路や車、
人、その他の施設の模型を補充して街並みを再現し都市
模型5を得る。
【0022】上方には、さらにここに配設した背面投影
型プロジェクションタイプのディスプレイ装置2からの
映像を下方の床面のスクリーン1に投影するための反射
鏡6を設置する。
型プロジェクションタイプのディスプレイ装置2からの
映像を下方の床面のスクリーン1に投影するための反射
鏡6を設置する。
【0023】こうして図5に示すように、四方をスクリ
ーン1で囲んだ大型の映像空間7が形成される。なお、
この図5に示した実施例は、スクリーン1を上方の天井
面に配設するタイプで、反射鏡6は下方の床面に配設し
てある。
ーン1で囲んだ大型の映像空間7が形成される。なお、
この図5に示した実施例は、スクリーン1を上方の天井
面に配設するタイプで、反射鏡6は下方の床面に配設し
てある。
【0024】次に、かかる映像空間7を形成するスクリ
ーン1の組み立て構造を図6〜図10について説明する。
図は、天井面にスクリーン1を配設する四面ディスプレ
イタイプの場合であり、図6のように、背面、左右側
面、及び上方の天井面の四方に連続させて、前面と下面
が開放部に形成される箱型に配設し、各スクリーン1の
周縁には鳩目8を形成しておく。
ーン1の組み立て構造を図6〜図10について説明する。
図は、天井面にスクリーン1を配設する四面ディスプレ
イタイプの場合であり、図6のように、背面、左右側
面、及び上方の天井面の四方に連続させて、前面と下面
が開放部に形成される箱型に配設し、各スクリーン1の
周縁には鳩目8を形成しておく。
【0025】図7は、このスクリーン1を取り付けるフ
レーム9を示し、縦フレーム10を前後左右の四方に方形
に立設し、この縦フレーム10の前後に位置するもの、及
び背面側の左右に位置するものの上端を上フレーム11で
コ字形に結合する。
レーム9を示し、縦フレーム10を前後左右の四方に方形
に立設し、この縦フレーム10の前後に位置するもの、及
び背面側の左右に位置するものの上端を上フレーム11で
コ字形に結合する。
【0026】縦フレーム10の前側の左右に位置するもの
を略コ字形の門型フレーム12で結合し、縦フレーム10の
前後に位置するもの、及び背面側の左右に位置するもの
の下部を略コ字形の床フレーム13で結合する。
を略コ字形の門型フレーム12で結合し、縦フレーム10の
前後に位置するもの、及び背面側の左右に位置するもの
の下部を略コ字形の床フレーム13で結合する。
【0027】そして、図8、図9に示すように、このフ
レーム9の内側に、四面に方形に配列したスクリーン1
を組み込み、紐14をスクリーン1の周縁に形成した鳩目
8に通しながら、門フレーム12、床フレーム13、上フレ
ーム11、背面側の左右の縦フレーム10に巻回して、スク
リーン1をフレーム9の内側に取り付ける。
レーム9の内側に、四面に方形に配列したスクリーン1
を組み込み、紐14をスクリーン1の周縁に形成した鳩目
8に通しながら、門フレーム12、床フレーム13、上フレ
ーム11、背面側の左右の縦フレーム10に巻回して、スク
リーン1をフレーム9の内側に取り付ける。
【0028】図10に示すように、ディスプレイ装置2
は、このフレーム9の外側に配設され、反射鏡6は床フ
レーム13の下方に配設され、門型フレーム12により形成
される開口部が映像空間7への入口15となる。
は、このフレーム9の外側に配設され、反射鏡6は床フ
レーム13の下方に配設され、門型フレーム12により形成
される開口部が映像空間7への入口15となる。
【0029】次に、この多面形ディスプレイの作成装置
による多面形ディスプレイの作成方法を説明すると、例
えば都市シミュレーションを行うには、都市模型5を親
指カメラ4で四方から同時に撮影し、このカメラ4をデ
ィスプレイ装置2に直接接続している場合は、撮影と同
時に撮影した前方、左右両方向と、またはこれに加えて
上方の映像を、これらの各方向に対応する位置に設置し
た4台のディスプレイ装置2からスクリーン1に投影す
る。
による多面形ディスプレイの作成方法を説明すると、例
えば都市シミュレーションを行うには、都市模型5を親
指カメラ4で四方から同時に撮影し、このカメラ4をデ
ィスプレイ装置2に直接接続している場合は、撮影と同
時に撮影した前方、左右両方向と、またはこれに加えて
上方の映像を、これらの各方向に対応する位置に設置し
た4台のディスプレイ装置2からスクリーン1に投影す
る。
【0030】天井面のスクリーン1に投影する映像は、
フレーム9の下部に設置したディスプレイ装置2の映像
をフレーム9の下部に配設した反射鏡6で反射させて上
方に投影する。
フレーム9の下部に設置したディスプレイ装置2の映像
をフレーム9の下部に配設した反射鏡6で反射させて上
方に投影する。
【0031】また、カメラ4を、ディスプレイ装置2に
直接接続していない場合は、録画装置3を介して映像を
スクリーン1に投影する。この場合、録画テープには、
タイムコードを入れ、3本または4本のテープをコンピ
ュータ制御により同期させる。
直接接続していない場合は、録画装置3を介して映像を
スクリーン1に投影する。この場合、録画テープには、
タイムコードを入れ、3本または4本のテープをコンピ
ュータ制御により同期させる。
【0032】入口15に立って、四方をスクリーン1で囲
まれた大きな映像空間7内に立てば、約120度の視野
角に映像が存在するから、自分の周りが映像で囲まれ臨
場感を得ることができる。そして、従来のVRシステム
で必要としたHMDのような装置が不要であるから、長
時間の使用が可能で、同時に多人数で同じ空間に立って
同じ映像を見ることもできる。
まれた大きな映像空間7内に立てば、約120度の視野
角に映像が存在するから、自分の周りが映像で囲まれ臨
場感を得ることができる。そして、従来のVRシステム
で必要としたHMDのような装置が不要であるから、長
時間の使用が可能で、同時に多人数で同じ空間に立って
同じ映像を見ることもできる。
【0033】なお、フレーム9の外側にスピーカ16を配
設して映像に対応する音を出せば、より臨場感が高ま
り、また、液晶シャッター眼鏡を装着するとともに、ス
クリーン1に右目用と左目用の映像を120分の1秒ず
つ投影することで三次元の画像にすることも可能であ
る。
設して映像に対応する音を出せば、より臨場感が高ま
り、また、液晶シャッター眼鏡を装着するとともに、ス
クリーン1に右目用と左目用の映像を120分の1秒ず
つ投影することで三次元の画像にすることも可能であ
る。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明の都市シミュレ
ーションの形成方法は、従来のVRシステムで必要とす
るHMDが不要で、視野角もHMDよりも広く、臨場感
に富み、また、頭部の動きに応じて画像を更新する必要
もなく、頭部の回転に対する映像の遅れがないから、時
間遅れのために平衡感覚を失ったり吐き気をもよおした
りすることもない。
ーションの形成方法は、従来のVRシステムで必要とす
るHMDが不要で、視野角もHMDよりも広く、臨場感
に富み、また、頭部の動きに応じて画像を更新する必要
もなく、頭部の回転に対する映像の遅れがないから、時
間遅れのために平衡感覚を失ったり吐き気をもよおした
りすることもない。
【0035】また、多人数が同じ環境に入ることがで
き、高速なコンピュータやこれに接続する高度な周辺機
器も不要で、市販の簡易な装置で仮想現実感システムを
構成できるものである。
き、高速なコンピュータやこれに接続する高度な周辺機
器も不要で、市販の簡易な装置で仮想現実感システムを
構成できるものである。
【図1】本発明の都市シミュレーションの形成方法の1
実施例を示す平面側の説明図である。
実施例を示す平面側の説明図である。
【図2】本発明の都市シミュレーションの形成方法の1
実施例を示す側面側の説明図である。
実施例を示す側面側の説明図である。
【図3】本発明の都市シミュレーションの形成方法で用
いる装置の平面図である。
いる装置の平面図である。
【図4】本発明の都市シミュレーションの形成方法で用
いる装置の側面図である。
いる装置の側面図である。
【図5】本発明の都市シミュレーションの形成方法で用
いる装置の1実施例を示す使用状態の斜視図である。
いる装置の1実施例を示す使用状態の斜視図である。
【図6】本発明の都市シミュレーションの形成方法で用
いる装置の要部であるスクリーンの斜視図である。
いる装置の要部であるスクリーンの斜視図である。
【図7】本発明の都市シミュレーションの形成方法で用
いる装置の要部であるフレームの斜視図である。
いる装置の要部であるフレームの斜視図である。
【図8】本発明の都市シミュレーションの形成方法で用
いる装置の要部であるフレームにスクリーンを取り付け
た状態の側面図である。
いる装置の要部であるフレームにスクリーンを取り付け
た状態の側面図である。
【図9】本発明の都市シミュレーションの形成方法で用
いる装置の要部であるフレームにスクリーンを取り付け
た状態の正面面である。
いる装置の要部であるフレームにスクリーンを取り付け
た状態の正面面である。
【図10】本発明の都市シミュレーションの形成方法に
おいて要部であるフレームにスクリーンを取り付け、デ
ィスプレイ装置を配設した状態の側面図である。
おいて要部であるフレームにスクリーンを取り付け、デ
ィスプレイ装置を配設した状態の側面図である。
【図11】本発明の都市シミュレーションの形成方法で
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製の第1手順を示す斜視図である。
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製の第1手順を示す斜視図である。
【図12】本発明の都市シミュレーションの形成方法で
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製の第2手順を示す説明図である。
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製の第2手順を示す説明図である。
【図13】本発明の都市シミュレーションの形成方法で
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製の第3手順を示す説明図である。
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製の第3手順を示す説明図である。
【図14】本発明の都市シミュレーションの形成方法で
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製のためのコンピュータ部分の説明図である。
使用する多面形ディスプレイの作成装置での都市模型の
作製のためのコンピュータ部分の説明図である。
1…スクリーン 2…ディスプレ
イ装置 3…録画装置 4…カメラ 5…都市模型 6…反射鏡 7…映像空間 8…鳩目 9…フレーム 10…縦フレーム 11…上フレーム 12…門型フレー
ム 13…床フレーム 14…紐 15…入口 16…スピーカ 17…広角レンズ 18…デジタル映
像カメラ 19…コンピュータ 19a…CD読み
取り装置 19b…キーボード 19c…モニター 20…カラープリンター 21…建物 22…CD 23…画像用紙 24…ボード
イ装置 3…録画装置 4…カメラ 5…都市模型 6…反射鏡 7…映像空間 8…鳩目 9…フレーム 10…縦フレーム 11…上フレーム 12…門型フレー
ム 13…床フレーム 14…紐 15…入口 16…スピーカ 17…広角レンズ 18…デジタル映
像カメラ 19…コンピュータ 19a…CD読み
取り装置 19b…キーボード 19c…モニター 20…カラープリンター 21…建物 22…CD 23…画像用紙 24…ボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 21/56 G09F 9/00 360 G09G 5/00 510 H04N 13/04
Claims (1)
- 【請求項1】 デジタル映像カメラの広角レンズを用い
て、対象の建物の全体の写真が写るように撮影を行い、
このデジタル化した映像を画像処理ソフト等を用いて広
角レンズで歪んだ画像やアオリの修正を画像処理し、修
正した画像を、実際の縦横スケールになるように修正
し、その後、模型の縮尺に合わせた寸法に調整し、カラ
ープリンター等の画像出力機を用いて出力し、出力され
たプリントを切り抜いて建物の画像用紙を得、これをボ
ード等に貼り付けて建物の模型を作り、この建物の模型
を並べ、道路や車、人、その他の施設の模型を補充して
街並みを再現した都市模型を四方分の映像を同時に撮影
する多方向カメラで撮影し、その映像をディスプレイ装
置で、前方、左右両方向及び、上方または下方のいずれ
か一方に連続させて配設し、残りの面を開放面とし、こ
の開放面に対向する上方または下方の面に投影するため
の反射鏡を設置したスクリーンに直接または反射鏡で反
射させて投影することを特徴とする都市シミュレーショ
ンの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7032065A JP2818835B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 都市シミュレーションの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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