JP2818091B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2818091B2
JP2818091B2 JP4766093A JP4766093A JP2818091B2 JP 2818091 B2 JP2818091 B2 JP 2818091B2 JP 4766093 A JP4766093 A JP 4766093A JP 4766093 A JP4766093 A JP 4766093A JP 2818091 B2 JP2818091 B2 JP 2818091B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光走査型表示装置に関
し、特にテレビやゲーム等のAV機器分野、パーソナル
コンピューターやワードプロセッサ等のOA機器分野
で、また、光変調素子や光演算素子として光情報処理分
野でも利用することができる光走査型表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気配線によって駆動信号を送
信する場合、配線抵抗と浮遊容量によって信号波形の遅
延が生じる。なかでも、アクティブマトリックス型液晶
表示装置では、走査電極と信号電極の配線抵抗、及び各
電極の重ね合わせ部分において生じる容量の影響が極め
て大きく、大型の表示装置や高精細の表示装置を実現す
ることが困難である。これらの課題を解決するために
は、駆動信号を光によって伝送する光走査型の表示装置
が望ましい。
【0003】図7は、本願の出願人等による先の発明に
係る特願平3−263947号明細書に示す、光走査型
アクティブマトリクス液晶表示装置の構成を示す平面図
である。
【0004】図8(a)は図7のH−H′線断面図から
見た素子構造図である。
【0005】液晶パネルを構成する一方の基板上には複
数の導光路Y1 ,Y2 ,…,Yn がY方向に沿って配列
されており、これらの上に交差して複数の信号電極
1 ,X2 ,…,Xm がX方向に沿って配列されてい
る。導光路Yn と信号電極Xm の交差部15には光導電
体からなるスイッチング素子16が備えられており、こ
れは発光素子アレイ17から導光路Yn を介して伝送さ
れる光信号により制御される。そして光スイッチング素
子16は、光が照射されると低インピーダンスとなり、
信号電極Xm と絵素電極18は電気的に接続される。ま
た光が照射されないときは光スイッチング素子16は高
インピーダンスとなり、信号電極Xm と絵素電極18は
電気的に絶縁される。つまり、上記光走査型液晶表示装
置は、走査信号に光を用い、光スイッチング素子16の
インピーダンス変化を利用することによって駆動され
る。
【0006】この表示装置は、透過型表示装置として使
用する場合には蛍光灯等のバックライトが、さらに投射
型表示装置として使用する場合にはメタルハライドラン
プ等の投射用ランプが必要であり、これら投射光21を
パネル内で変調させることによって表示を行うことがで
きる。
【0007】従来より導光路Yn としては、光ファイバ
ーを基板20aに埋め込む方法や、イオンを拡散させて
基板20a内に屈折率分布を設ける方法が用いられてい
る。大画面の表示装置を構成する場合は伝搬損失の点か
ら前者の光ファイバーを用いることが多い。
【0008】図8(b)に、図8(a)のA方向から見
た導光路Yn の断面図を示す。導光路はコア部cとクラ
ッド部dとから構成されており、導光路Yn の断面形状
は、光ファイバーの裸線形状を反映し、半円形状であっ
た。
【0009】これら従来の光走査型液晶表示装置では、
表示に用いる光信号以外の光が光スイッチング素子に照
射されると、表示性能に悪影響を与えてしまう。そこ
で、投射光21の一部が表示装置内の光スイッチング素
子16に照射されないよう、光スイッチング素子16の
下部の基板内に遮光膜26aが設けられている。なお、
この遮光膜26aは、本願の出願人等による前記特願平
3−263947明細書に示したように、遮光膜26c
を表示装置の外側に設ける場合もある。
【0010】このような素子の構造を図9に示す。
【0011】また、光スイッチング素子16以外の導光
路Yn 部分でも投射光21の一部が侵入し、発光素子ア
レイ17から伝送された光信号にノイズ信号として重畳
される場合がある。この場合も光スイッチング素子16
の特性に悪影響を与えることになる。そこで導光路Yn
近傍全体に遮光膜を設ける必要がある。
【0012】図10に、本願の出願人等による先の発明
に係る特願平4−182281号明細書に示した、導光
路Yn の断面図を示す。ここでは基板40と導光路Yn
(光ファイバー)の界面に遮光膜41を設けている。遮
光膜41には鉛を含有したガラス、金属膜、顔料などが
使用されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のように遮光膜26a、26c、41を設けること
は、作成プロセスや表示性能上、問題が生じる。先ず、
図8に示した構成の場合であるが、遮光膜26aは導光
路Yn の下部に形成されており、導光路Yn を形成する
前の段階で、遮光膜26aを基板中に埋め込まれなくて
はならない。これは作成プロセスが複雑であり、なおか
つコスト高になる。また、図9に示した構成の場合、遮
光膜26cは基板の外側であるため、作成プロセスは非
常に簡単である。しかし、基板20aの厚みを考慮する
と光スイッチング素子16に比べて大きなサイズの遮光
膜が必要になり、開口率(表示面積の割合)を低下を招
く。すなわち表示性能を劣化させる原因となる。さらに
図10に示した構成の場合は、導光路Yn (光ファイバ
ー)と基板40の間に遮光膜41を設ける必要があり、
作成プロセスが複雑になってしまう。
【0014】したがって本発明は、遮光膜を使用せずに
光スイッチング素子16の特性に悪影響を与える投射光
ノイズ信号を減少させることにより、表示性能の劣化を
防ぎ、高品質な表示装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】れぞれが電極を有する2
つの基板間に設けた表示媒体を含む表示装置であって、
前記基板の一方には、複数の導光路と、複数の信号電極
と、光導電材料から形成される複数の光スイッチング素
子を備えており、光信号によって前記表示媒体の駆動を
行う光走査型表示装置において、導光路のクラッド部の
屈折率をn2、導光路が埋め込まれている基板の屈折率
をn1 、基板の主面と導光路が基板に接する側面の接線
とのなす角をαとするとき、角αが、式1を満たすよう
な角度を有するように前記複数の導光路を埋め込み形成
した。
【0016】 n1 sinα>n2 1 表示装置の導光路は、ガラス基板に複数のV字溝を形成
し、該V字溝にガラスファイバーを配列した後熱処理を
行い、基板とガラスファイバーを融着させることにより
形成されている。
【0017】導光路が形成されている基板には、光信号
の波長領域、特に、600nm〜2μm波長領域をカッ
トする帯域フィルターを設けた。
【0018】この帯域フィルターとしては、誘電体の多
層膜から形成されているものが使用できる。
【0019】
【作用】一般に、屈折率n1 の媒質から屈折率n2 の媒
質への光が入射角θ(界面の法線方向となす角)で入射
されると、n1 sinθ>n2 を満たす光は全反射され
る。これは、導光路中の光の伝搬の原理でもある(図1
1(a))。これに対して、n1 sinθ<n2 を満た
す光は、表面反射を除くほとんどが界面を透過する(図
11(b))。
【0020】本発明の光走査型表示装置では、バックラ
イトや投射ランプからの投射光が表示装置面に対して垂
直に侵入し、基板内に設けられている導光路に到達した
際、基板と導光路の界面で投射光が全反射されるよう
に、導光路のクラッド部の屈折率をn2 、基板の屈折率
をn1 、基板の主面と導光路が基板に接する側面の接線
とのなす角をαとしたとき、導光路は、角αが、式1を
満たすような角度を有するように埋め込み形成されてい
る。
【0021】 n1 sinα>n2 1 したがって、遮光膜を使用せずに導光路内あるいは導光
路上の光スイッチング素子への投射光の侵入を減少させ
ることができる。
【0022】
【実施例】
実施例1 図1は、本発明の光走査型アクティブマトリクス液晶表
示装置の構成を示す平面図である。
【0023】図2(a)は図1のG−G′線断面から見
た素子構造図である。
【0024】液晶パネルを構成する一方のガラス基板6
a上には複数の導光路Y1 ,Y2 ,…,Yn がY方向に
沿って配列されており、これらの上に交差して複数の信
号電極X1 ,X2 ,…,Xm がX方向に沿って配列され
ている。
【0025】導光路Y1 ,Y2 ,…,Yn は、その端部
において、発光素子アレイ3及びマイクロレンズアレイ
5から成る発光部と結合されている。発光素子アレイ3
は、本実施例では高出力なLDアレイを用いている。高
出力が必要でない場合はLEDアレイでもよい。
【0026】信号電極X1 ,X2 ,…,Xm には、スパ
ッタ法により形成されるTiを使用している。信号電極
1 ,X2 ,…,Xm としては、この他にTa、Cr、
Al、Moなど導電性能やプロセスの条件を満たすもの
であれば、どれを用いても良い。
【0027】導光路Y1 ,Y2 ,…,Yn と信号電極X
1 ,X2 ,…,Xm の交差部1には、光スイッチング素
子2がそれぞれ設けられている。この光スイッチング素
子2は信号電極X1 ,X2 ,…,Xm と液晶等の表示媒
体を駆動するための絵素電極4との間にそれぞれ設けら
れている。
【0028】導光路Y1 ,Y2 ,…,Yn 上には、クラ
ッド層9としてスパッタ法によりSiO2 薄膜が形成さ
れている。
【0029】また、その上には絵素電極4が形成され
る。絵素電極4は透明で導電性のあるITO(Indi
um Tin Oxide)薄膜であり、スパッタ法に
より形成される。なお、光スイッチング素子2の下部の
導光路Yn には、導光路Yn から光スイッチング素子2
に効率よく光を導くために光散乱部8が設けられてい
る。
【0030】導光路Y1 ,Y2 ,…,Yn と信号電極X
1 ,X2 ,…,Xm が交差する部分には、光スイッチン
グ素子2として光導電体材料である非晶質水素化シリコ
ン(a−Si:H)薄膜がプラズマCVD法により形成
されている。a−Si:H薄膜はシラン(SiH4 )ガ
スと水素(H2 )ガスを用いて形成され、膜厚は約1μ
mである。
【0031】光スイッチング素子2には、信号電極(ソ
ース電極)Xmとドレイン電極10が接しており、これ
らは同一材料で形成されている。またドレイン電極10
には絵素電極4が接続されている。
【0032】もう一方の基板6bには、透明電極(対向
電極)30としてスパッタ法により形成されたITO膜
が形成されている。
【0033】ガラス基板6bには、素子の上方からの光
(外光)がガラス基板6aに形成されている光スイッチ
ング素子2に入射するのを防ぐための遮光層12が設け
られており、遮光層12のパターンは光スイッチング素
子2のパターンと重なる箇所に形成されている。
【0034】これら両基板6a、6bには、配向膜であ
るポリイミド11a、11bがスピンコートにより塗布
された後ラビングにより配向処理が施される。そしてス
ペーサー13と液晶14を介して貼り合わされる。な
お、配向膜としては、他の配向膜、例えばポリアミド等
の有機膜や各種LB膜、SiOやSiO2 の斜方蒸着膜
等を用いることも可能である。
【0035】図2(b)に、図2(a)のA方向から見
た導光路Yn の断面図を示す。導光路はコア部cとクラ
ッド部dとから構成されている。
【0036】このようにして本発明の光走査型アクティ
ブマトリクス液晶表示装置が形成される。
【0037】次に動作原理を説明する。光信号は発光素
子アレイ3からマイクロレンズアレイ5を介して導光路
1 ,Y2 ,…,Yn へ導光される。光スイッチング素
子2は、照射される光の明/暗に応じてインピーダンス
が変化するため、信号電極(ソース電極)Xmとドレイ
ン電極10の電流の流れを制御することができ、液晶を
駆動することができる。
【0038】つまり、光照射状態では、光スイッチング
素子2は光導電効果により低インピーダンスになり、信
号電極(ソース電極)Xmとドレイン電極10は電気的
に接続される。この結果、絵素電極4と対向電極30の
電極間に存在する液晶14にデータ信号が印加される。
そして、暗状態では、光スイッチング素子2は高インピ
ーダンスとなり、信号電極(ソース電極)Xmとドレイ
ン電極10は電気的に絶縁される。この結果、絵素電極
4と対向電極30の電極間にデータ信号が印加されな
い。
【0039】この表示装置では、走査信号に光を用いて
おり、電気信号を用いる場合に比べて配線抵抗や浮遊容
量の影響を受けないため、信号波形の遅延が生じない。
したがって、大型の表示装置や高精細の表示装置が実現
出来る。
【0040】図3に本発明の表示装置実施例に用いる導
光路Y1 ,Y2 ,…,Yn の作成方法を示す。
【0041】まずガラス基板6aを準備し、導光路
1 ,Y2 ,…,Yn を設ける位置に沿って、V時形状
の溝を形成する。溝の形成にはダイシングマシーンを用
いると、V字溝の角度調整が精度よくできるため便利で
ある。次にコア部とクラッド部から形成されるガラスフ
ァイバーを前述のV字溝に配列する。そしてガラス基板
6aと同じ材質のガラス基板31との間にガラスファイ
バーを挟み込む(図中(a)の工程)。次にこれら両基
板6a,31に圧力を加えながら熱処理を施し、両基板
6a、31及びガラスファイバーを融着する(図中
(b)の工程)。さらに前述の融着された基板の内、基
板31の部分だけを研磨により除去する(図中(c)の
工程)。
【0042】また図中(a)の工程で、ガラス基板6a
にV溝を形成する手段として、図中(a)の代わりに、
ガラス基板6a上に端部が斜めにカットされているガラ
ス基板32を配列する方法も可能である(図中(d)の
工程)。
【0043】図4(a)に上記方法にて形成された導光
路Yn の断面形状の詳細図を示す。導光路Yn は基板に
接する側面の接線とのなす角基板の表面に対して角度α
を有して埋め込み形成されている。バックライトやメタ
ルハライドランプ等の投射光7が基板6aに侵入し導光
路Yn に到達する際、図に示すように投射光7は導光路
n と基板6aの界面に入射角βで入射する。
【0044】図4(b)にαとβの関係を示す。図から
判るようにα=βの関係が成り立つ。導光路Yn のクラ
ッド部dの屈折率n2 、導光路Yn が埋め込まれている
基板6aの屈折率n1 、基板6aの表面と導光路Yn
基板に接する側面の接線とのなす角αが、式1を満たす
時、 n1 sinα>n2 1 投射光7は界面で全反射される。例えば本実施例では、
基板6aの屈折率n1が1.65、導光路Yn のクラッ
ド部dの屈折率n2 が1.52のガラス材料を使用して
いるため、基板6aの表面と導光路Yn が基板に接する
側面の接線とのなす角αを70度に設定することによ
り、導光路Yn 内への投射光7の侵入を減少させること
ができる。この結果、従来導光路Yn の下部に設けられ
ていた遮光膜を無くした状態でも、光スイッチング素子
2には発光素子アレイ3より伝送される光信号だけが照
射されることになる。
【0045】また、本実施例に示した導光路Yn の形状
を用いると同時に従来の遮光膜を併せて用いると、遮光
性能の信頼性が向上し表示性能としてはより望ましいも
のとなる。ただしこの場合は、先述したように作成プロ
セスが複雑になってしまうため要求される遮光性能を考
慮する必要がある。
【0046】なお、本発明において、光スイッチング素
子2に用いる光導電体材料としてはa−Si:Hの他
に、近赤外波長の光に対しては非晶質水素化シリコンゲ
ルマニウム(a−SiGex :H)を使用することが可
能である。a−SiGex :H薄膜は、SiH4 ガスと
GeH4 ガスを用いてプラズマCVD法により形成され
る。
【0047】一般に、近赤外波長(800nm〜100
0nm帯)のLDやLEDは、光通信用に開発が進んで
おり、比較的安価である。また、高出力タイプのものも
開発されている。これらの光源を光走査信号に用いる場
合は近赤外波長の光に対して感度の高いa−SiG
x :Hを用いて光スイッチング素子を構成することが
望ましい。このように、使用する光の波長に対する感度
特性を考慮することにより、光導電体としては他にa−
SiCx :H、a−SiNx :H、a−SiOx :H、
a−SiSnx :H、a−SiOx y :Hなどの光導
電性を有する材料を用いることができる。また、光スイ
ッチング素子2は、光導電性を有する半導体のダイオー
ド構造(例えばpin型、ショットキー型、MIS[M
etal−Insulator−Semiconduc
tor]型)や、それらのダイオード2個を逆向きに直
列接続したバックツーバックダイオード構造、あるいは
逆向きに並列接続したダイオードリング構造にしてもよ
い。
【0048】さらに、本発明の液晶表示装置の液晶層は
TN(Twisted Nematic)モードを用い
ている。液晶材料はMERCK社製のフッ素系液晶ZL
I4792である。液晶表示モードとしては、この他に
ネマチック液晶を用いたものとしてゲストホストモー
ド、複屈折制御(ECB:ElectricallyC
ontrolled Birefringence)モ
ード、STN(Super Twisted Nema
tic)モード、相転移モードが可能である。さらにカ
イラルスメクチック液晶を用いた表面安定化強誘電液晶
(SSFLC:Surface Stabilized
Ferroelectric Liquid Cry
stal)モード、高分子と液晶の複合膜を用いた高分
子複合型液晶(PDLC:Polymer Dispe
rsed Liquid Crystal)等が可能で
ある。
【0049】さらに、本発明では表示媒体として液晶を
使用した液晶表示装置(LCD:Liquid Cry
stal Display)について説明したが、他の
表示装置、例えばエレクトロクロミック表示装置(EC
D:Electrochromic Displa
y)、電気泳動表示装置(EPD:Electroph
oretic Display)等においても同様の効
果を得ることができる。
【0050】実施例2 実施例1に示した表示装置に比べ、さらに導光路Yn
への投射光7の侵入を減少させる方法として、基板6a
の外側(導光路Yn が設けられた面の裏面)に誘電体多
層膜からなるフィルターを設ける方法がある。
【0051】図5に第2の実施例に用いる基板6aの断
面図を示す。基板6a及び導光路Yn の構成は実施例1
で示したものと同じである。異なる点は誘電多層膜から
なるフィルター33が基板6aの外側に設けられている
点である。このフィルター33はSiO2 とTiO2
積層多層膜からなっており、電子ビーム(EB)蒸着法
により形成されるものである。
【0052】図6にフィルター33の透過率の波長特性
を示す。波長600〜1000nmの範囲の光は、ほと
んど透過しない。また、光スイッチング素子には波長8
00〜900nmの光に対して感度特性の優れたa−S
1-x Gex :Hを用い、発光素子アレイにはAlGa
As系のダブルヘテロ接合型LDを用いている。LDの
発光波長は850nmであり、この種のLDは光通信用
に高出力なものが開発されている。
【0053】本実施例で示す表示装置では、投射光7は
基板6aに入射する際、先ずフィルター33で波長60
0〜1000nmの範囲の光がカットされる。また、フ
ィルター33を透過する残りの光は実施例1で示した表
示装置の効果と同様に導光路Yn と基板6aの界面で全
反射されるため、導光路Yn 内に混入する投射光7は減
少する。仮に僅かながら導光路Yn 内に投射光7が混入
したとしても、フィルター33を透過して来た光には、
光スイッチング素子2が優れた感度を示す波長域の光が
含まれていないため、スイッチング特性への悪影響を最
小限にとどめることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明では、遮光膜を使用しないで光ス
イッチング素子の特性に悪影響を与える投射光ノイズ信
号を減少させることにより、あるいは導光路内への投射
光の侵入を減少させることにより作成プロセスが簡略化
でき、また表示性能の劣化を防ぎ、高品質な表示装置を
提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に示す光走査型アクティブマ
トリクス液晶表示装置の構成の平面図を示す。
【図2】図1のG−G′線断面から見た素子構造図及
び、導光路Yの断面図を示す。
【図3】本発明の実施例1に示す表示装置に用いる導光
路の作成方法を示す。
【図4】本発明の実施例1に示す表示装置の導光路Yの
断面形状の詳細図及び導光路の埋め込み角度αと投射光
の導光路への入射角βの関係を示す。
【図5】本発明の実施例2に示す表示装置に用いる基板
の断面図を示す
【図6】本発明の実施例2に示す表示装置に用いるフィ
ルターの透過率の波長特性を示す。
【図7】従来の光走査型アクティブマトリクス液晶表示
装置の構成の平面図を示す。
【図8】図7のH−H′線断面から見た素子構造図及
び、導光路Yの断面図を示す。
【図9】従来の光走査型アクティブマトリクス液晶表示
装置の別の構成を示す素子構造の断面図を示す。
【図10】従来の光走査型アクティブマトリクス液晶表
示装置の導光路の断面図を示す。
【図11】導光路中の光の伝搬の原理を示す。
【符号の説明】
1 ,Y2 ,…,Yn 導光路 X1 ,X2 ,…,Xm 信号(ソース)電極 2、16 光スイッチング素子 3、17 発光素子アレイ 4、18 絵素電極 5、19 マイクロレンズアレイ 6a、6b、20a、20b 基板 7、21 投射光(バックライト、ランプ) 8、22 光散乱部 9、23 クラッド層 10、24 ドレイン電極 11a、11b、25a、25b 配向膜 12 遮光層 13、27 スペーサ 14、28 液晶 26a、26b、26c、41 遮光膜 29、30 対向電極 31 融着用基板 32 テーパ付き基板 33 フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/135 G02F 1/136 G02F 1/1333 G02F 1/1335 G02F 1/1343 G09F 9/00 - 9/46 G02B 6/00 - 6/44 G02F 1/00 - 1/125 G02F 1/15 - 1/39

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが電極を有する2つの基板間に
    設けた表示媒体を含む表示装置であって、前記基板の一
    方には、複数の導光路と、複数の信号電極と、光導電材
    料から形成される複数の光スイッチング素子を備えてお
    り、光信号によって前記表示媒体の駆動を行う光走査型
    表示装置において、導光路のクラッド部の屈折率を
    2 、導光路が埋め込まれている基板の屈折率をn1
    基板の主面と導光路が基板に接する側面の接線とのなす
    角をαとするとき、角αが、式1を満たすような角度を
    有するように、前記複数の導光路が埋め込み形成されて
    いることを特徴とする表示装置。 n1 sinα>n2
  2. 【請求項2】 表示装置の導光路が、ガラス基板に複数
    のV字溝を形成し、該V字溝にガラスファイバーを配列
    した後熱処理を行い、基板とガラスファイバーを融着さ
    せることにより形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 導光路が形成されている基板に、光信号
    の波長領域をカットする帯域フィルターを設けたことを
    特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 光信号の波長領域が600nm〜2μm
    であることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 帯域フィルターが、誘電体の多層膜から
    形成されていることを特徴とする請求項3記載の表示装
    置。
  6. 【請求項6】 表示媒体が液晶であることを特徴とする
    請求項1記載の表示装置。
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