JP2818036B2 - 時間分解フーリエ分光測定法 - Google Patents

時間分解フーリエ分光測定法

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JP2818036B2 JP227891A JP227891A JP2818036B2 JP 2818036 B2 JP2818036 B2 JP 2818036B2 JP 227891 A JP227891 A JP 227891A JP 227891 A JP227891 A JP 227891A JP 2818036 B2 JP2818036 B2 JP 2818036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺激発生手段により周
期的に刺激を発生して測定対象に繰り返し与え、ラピッ
ドスキャン干渉計を用いた検出器出力を刺激より後の所
定の遅延時間においてサンプリングする等をして所定の
遅延時間に対するインタフェログラムを取得し、フーリ
エ変換によりスペクトルを得ることによって、刺激に対
して繰り返し同じ応答を示す測定対象の反応過程におけ
るスペクトル状態を測定する時間分解フーリエ分光測定
法に関する。
【0002】
【従来の技術】サンプルに電気やレーザその他の手段に
より周期的に刺激を与え、その刺激から復帰する過程に
おいて、その反応状態を測定しようという要求は、例え
ば液晶の特性を評価する場合や、その他のいろいろな分
野にある。その測定方法としては、FT−IR(フーリ
エ変換赤外分光光度計)を用いた時間分解フーリエ分光
測定法がある。この方法は、広い波数域を高いSN比で
測定できるため、従来から開発利用されているが、ラピ
ッドスキャン干渉計を用いるものと、ステップスキャン
干渉計を用いるものに分類できる。
【0003】FT−IRは、半透鏡と移動鏡と固定鏡か
らなるマイケルソン干渉計を用い、移動鏡を移動させて
インタフェログラムを得るものであるが、インタフェロ
グラムは、サンプルの透過率等の特性が測定中一定でな
ければならないという条件があり、サンプルの特性が変
わってしまうと、それをフーリエ変換した場合、本来の
情報と違う情報が出てしまう。したがって、時間分解フ
ーリエ分光測定法において、与える刺激の周期は、反応
が終わってしまう時間より長いことが条件であるが、周
期的な刺激を与える場合、移動鏡の移動と無関係に刺激
を与えると、その整合を採ることが必要になる。そこ
で、従来は、干渉計の持つ基準信号に同期して刺激を与
えるようにしている。
【0004】このような状況の下に、本出願人はすで
に、刺激発生手段により測定対象にその反応周期より長
い周期で刺激を繰り返し与え、ラピッドスキャン干渉計
を用いた検出器出力から刺激より一定の遅延時間に対す
るインタフェログラムを取得し、フーリエ変換によりス
ペクトルを得ることによって、刺激に対して繰り返し同
じ応答を示す測定対象の反応状態を測定する時間分解分
光測定法であって、検出器出力を刺激より後の一定の遅
延時間においてサンプリングし、サンプリングされた信
号の包絡線をローパスフィルタを通して求めるか、又
は、光源としてパルス光源を用い、刺激繰り返し周期と
同じ周期で刺激から一定の遅延時間においてこのパルス
光源から光を放射して、得られた検出器出力信号の包絡
線をローパスフィルタを通して求めることにより、刺激
よりある遅延時間に対するインタフェログラムを取得す
ることを特徴とする時間分解分光測定法を提案した(特
願平1−230209号、特願平2−82126〜7
号)。この方法は、刺激を干渉計の持つ基準信号と非同
期で与えることができるので、刺激に対する制約を大幅
に緩和することができ、また、速い反応には、刺激周波
数を上げることができるので、測定効率の向上を図るこ
とができ、検出器出力をサンプリングするゲート回路の
遅延時間又はパルス光源の遅延時間を制御して同様の測
定を繰り返し行うことにより、各遅延時間の一連の時系
列スペクトルを得ることができるものである。
【0005】さらに、1つの測定対象に対して光源から
検出器までを共通のものとし、以上のような特定の遅延
時間の測定系を遅延時間を異ならせて複数系統並列に設
けて、刺激に対して繰り返し同じ応答を示す測定対象の
複数の遅延時間における反応状態を同時に測定するよう
にすることも提案した(特願平2−259355〜6
号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
本出願人による提案は、何れの場合も、測定対象の反応
周期が、サンプリング定理により、インタフェログラム
信号の持っている最大周波数fmax の2倍の逆数より短
いものを前提としていた。刺激の繰り返し周期をτとす
ると、上記はτ<1/2fmax 、又は、fmax <1/2
τを前提としていたことを意味している。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、上記した本出願人の提案に係
る時間分解フーリエ分光測定法を、刺激の繰り返し周期
がインタフェログラム信号の持っている最大周波数f
max の2倍の逆数より長い測定の場合、すなわち、刺激
に対する反応周期がより長い測定対象に対しても、適用
可能にすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の時間分解フーリエ分光測定法は、刺激発生手
段により測定対象の反応周期より長い周期で刺激を繰り
返し与え、ラピッドスキャン干渉計を用いた検出器出力
から刺激より一定の遅延時間に対するインタフェログラ
ムを取得し、フーリエ変換によりスペクトルを得ること
によって、刺激に対して繰り返し同じ応答を示す測定対
象の反応状態を測定する時間分解フーリエ分光方法であ
って、干渉計による変調周波数をf、刺激の繰り返し周
波数を1/τとしたとき、m/2τ<f<(m+1)/
2τ(mは正の整数)にのみに検出器出力信号が存在す
る場合に適用する時間分解フーリエ分光方法において、
検出器出力を刺激より後の一定の遅延時間においてサン
プリングし、サンプリングされた信号のm/2τ<f<
(m+1)/2τ(mは正の整数)の範囲の周波数成分
を取り出すことにより、刺激よりある遅延時間に対する
インタフェログラムを取得することを特徴とする方法で
ある。
【0009】また、第2の時間分解フーリエ分光測定法
は、刺激発生手段により測定対象の反応周期より長い周
期で刺激を繰り返し与え、ラピッドスキャン干渉計を用
いた検出器出力から刺激より一定の遅延時間に対するイ
ンタフェログラムを取得し、フーリエ変換によりスペク
トルを得ることによって、刺激に対して繰り返し同じ応
答を示す測定対象の反応状態を測定する時間分解フーリ
エ分光方法であって、干渉計による変調周波数をf、刺
激の繰り返し周波数を1/τとしたとき、m/2τ<f
<(m+1)/2τ(mは正の整数)にのみに検出器出
力信号が存在する場合に適用する時間分解フーリエ分光
方法において、パルス光源により刺激繰り返し周期と同
じ周期で刺激より後の一定の遅延時間において光を放射
し、得られた検知器出力信号のm/2τ<f<(m+
1)/2τ(mは正の整数)の範囲の周波数成分を取り
出すことにより、刺激よりある遅延時間に対するインタ
フェログラムを取得することを特徴とする方法である。
【0010】
【作用】第1の方法、第2の方法何れにおいても、干渉
計による変調周波数をf、刺激の繰り返し周波数を1/
τとしたとき、m/2τ<f<(m+1)/2τ(mは
正の整数)にのみに検出器出力信号が存在する場合に適
用できるので、刺激の繰り返し周期がインタフェログラ
ム信号の持っている最大周波数fmax の2倍の逆数より
長い測定の場合、すなわち、刺激に対する反応周期が従
来適用可能であった試料より長い測定対象に対して、時
間分解フーリエ分光測定法が適用できるようになる。し
かも、従来の方法に比べて、ローパスフィルタをバンド
パスフィルタで置き換えると言う単純な変更のみで、こ
の方法を実施する装置を構成することができる。
【0011】
【実施例】上記したように、本出願人がこれまで提案し
た時間分解フーリエ分光測定法においては、スペクトロ
メータの各時間分解信号の変調周波数fが、刺激の繰り
返し周波数1/τ(τ:刺激繰り返し周期)の半分より
小さい範囲にのみ存在する場合を取り扱ってきた。これ
に対し、本発明は、m/2τ<f<(m+1)/2τ
(mは正の整数)の範囲のみに信号が存在する場合を取
り扱う。
【0012】以下、図面を参照にして本発明の実施例に
ついて説明する。
【0013】図1に本発明に係る時間分解フーリエ分光
測定法の1実施例を実施するための時間分解フーリエ分
光測定装置の基本構成を示す。図1において、1は光
源、2は干渉計、3は試料(この場合の試料3は、刺激
により透過率が変化するものであるが、反射率等が変化
するものであってもよい。)、4は刺激発生器、5はパ
ルス信号遅延回路、6は検知器、7はプリアンプ、8は
ゲート回路、9はバンドパスフィルタ、10はメインア
ンプ、11はAD変換器、12はコンピュータを示す。
刺激発生器4は、干渉計2の持つ基準信号(インタフェ
ログラムをA/D変換してコンピュータに取り込んでフ
ーリエ変換するためのサンプリング信号)と非同期で一
定周期τの刺激(トリガー)を発生するものであり、遅
延回路5は、刺激発生器4の同期信号から一定時間Δτ
遅延したトリガーを生成してゲート回路8を制御するも
のである。ゲート回路8は、刺激から一定時間Δτ遅延
した時間に検知器6からの出力を切り出すものである
が、AD変換器11と同様に、周期τに対して十分狭い
ゲート幅を持ったものであり、その間だけ信号を通すこ
とによって櫛状のインタフェログラム(デジタルインタ
フェログラム)を得るものである。バンドパスフィルタ
9は、ゲート回路8の出力から得られるスペクトルの特
定バンド成分(後記するように、m/2τ<f<(m+
1)/2τ(mは正の整数)の範囲)を切り出して、試
料3の刺激からの一定遅延時間Δτにおけるスペクトル
を有するアナルグ信号(アナログインタフェログラム)
に変換するものである。
【0014】上記本発明のシステムに用いられる試料3
は、反応が刺激に対して繰り返し同じ応答を示す測定対
象である。
【0015】したがって、光源1、干渉計2、試料3、
検知器6、プリアンプ7からなるFT−IR/スペクト
ロメータ部の検知器6からの出力は、ゲート回路8、バ
ンドパスフィルタ9を経て、FT−IR/信号処理部の
メインアンプ10に入力され、AD変換器11でフーリ
エ変換のためにサンプリングされる。刺激発生器4から
は、試料3の刺激信号とそれと同期したパルス信号が出
力され、このパルス信号はパルス信号遅延回路5を経て
トリガーとしてゲート回路8に入力される。試料3はF
T−IR/スペクトロメータ部の試料室にセットされ、
刺激発生器4からの刺激信号で、周期τで繰り返し刺激
される。この刺激の周期τは、一般に試料3の過渡現象
が刺激により開始してから完全に減衰するまでの反応周
期τ′より長く、また、刺激の時間幅は、過渡現象が刺
激と同時に開始する場合には、過渡現象を測定する分解
時間より狭い必要がある。過渡現象の各分解時間でのス
ペクトルが干渉計により変調された周波数(インタフェ
ログラムの周波数)の最小と最大をfmin 、fmax とす
ると、 τ>m/2fmin ・・・(a) τ<(m+1)/2fmax ・・・(b) の条件を満足する周期τで繰り返される。ここで、mは
正の整数でる。すなわち、試料3からのスペクトルがm
/2τ<f<(m+1)/2τの範囲にのみ存在する場
合である。図2(A)にm=1の場合の様子を示す。こ
の変調周波数fは、スペクトルの波数をσ(波長をλと
すると、1/λ)、干渉計2の移動鏡の移動速度をvと
すると、f=2vσで表されるので、上記条件を満足す
るように、光源1からの放射スペクトル領域(波長範
囲)を光学フィルタで制限しておくようにしてもよい
し、移動鏡の移動速度を調整して上記条件を満足させる
ようにしてもよい。この分光測定法の特長の1つは、上
に述べた条件から分かるように、繰り返し周波数1/τ
をこの移動鏡の移動と同期を取る必要がない点にある。
【0016】さて、このような構成の装置を用いて分光
する場合の原理を以下に説明する。刺激を受けた試料3
は一定の確率で励起され、同時に元の状態に減衰し始め
る。このとき、試料3は、その過渡状態の分子構造に応
じた特性バンドの波数の光を吸収する。図3(A)に示
したような単発刺激による試料3の過渡状態における透
過率スペクトル(図3(B))を、 T(σ,t) = T0(σ)+ T1(σ,t) ・・・(1) で表すと、図3(C)のような繰り返し刺激のときに
は、 T(σ,t) = T0(σ)+ T1(σ,t) *Шτ(t) ・・・(2) となる(図3(D))。 T0(σ) は刺激に無関係な透過
率スペクトル、 T1(σ,t) は刺激で変化する透過率スペ
クトル、Шτ(t) はデラック関数δ(t)が等間隔な時
間τで並んだ繰り返し操作を表すコム関数、そして、*
はコンボリューション演算である。このとき、検知器6
からの出力信号F(x,t)は(3)式になる。 F(x,t)=∫T(σ,t) B(σ) cos2πx σ dσ =F0(x)+∫{ T1(σ,t) *Шτ(t) }B(σ)cos2 πx σ dσ・(3) F0(x) =∫ T0(σ) B(σ) cos2πx σ dσ ・・・(3') ここで、F0(x) は刺激に無関係なスペクトル成分の干渉
計出力であり、tは試料の刺激に付随した時間、xは干
渉計2の光路差、σはスペクトルの波数、そしてB(σ)
はFT−IR/スペクトロメータ部の試料室から試料3
を取り除いた場合のバックグラウンドスペクトルを表
す。図3(E)に実線で干渉計出力信号のおよその様子
を示す。なお、xは時間変数t'とはx=2vt'の関係に
あるが、試料3の励起が干渉計2の移動鏡の動きとは同
期がとられていないため、tとt'とは位相の相関を持た
ない。すなわち、tとt'の間に有する位相量Δt=t'−
tは、移動鏡の走査の都度異なる値をとる。このため、
(3)式の第2項はインタフェログラムが移動鏡の走査
の度に異なる値を示すことを表している。
【0017】この検知器6からの出力は、ゲート回路8
に入力され、刺激発生器4からの刺激信号より時間Δτ
遅延したゲート信号で切り出される。このタイミングを
図3(F)に示す。ここで、ゲート信号の時間幅は測定
する分解時間より狭くとられるが、簡単のために時間幅
を無限小にしてサンプリング処理をШτ(t) で表示す
る。このとき、ゲート回路8からの出力信号F'(x,t) は
(4a)、(4b)式のようになる。図3(G)にこの信号
の様子を示す。
【0018】 F'(x,t)=Шτ(t -Δτ) [F0(x)+∫{ T1(σ,t) *Шτ(t) } ×B(σ)cos2 πx σ dσ](4a) =Шτ(t -Δτ) ∫ T( σ,Δτ) B(σ)cos2 πx σ dσ・・(4b) なお、(4a)式から(4b)式への導出は、後記する。
(4b)式の積分部分は試料3が刺激を受けてから時間Δ
τ後の試料3の過渡状態における測定対象スペクトル T
( σ,Δτ) B(σ) のインタフェログラム(アナログイ
ンタフェログラム)であって、(4b)式全体は、このア
ナログ信号がШτ(t -Δτ) でサンプリングされた形の
離散型データ(デジタルインタフェログラム)になって
いる。すなわち、(4b)式はこの遅延時間で測定信号が
時間分解されたことを示している。そして、サンプリン
グは変数tとxが非同期であるため、移動鏡の走査の都
度、インタフェログラムのサンプリングされる位置が異
なることを示している。
【0019】このゲート回路8からの出力を詳しく知る
ために、(4b)式のШτ(t -Δτ)を移動鏡の移動と相
関のある時間t'でフーリエ変換して、信号の持つスペク
トルを調べる。
【0020】 ∫Шτ(t -Δτ)exp(-i2πft')dt'= (1/τ)exp{ -i2π( Δτ+ Δt)f } ×Ш1/τ(f) ・・・(5) =(1/τ )[δ(f)+ exp{ -i2π( Δτ+ Δt) /τ}δ(f- 1/τ) +・・・・ + exp{ i2 π( Δτ+ Δt) /τ}δ(f+ 1/τ)+・・・]・(5') (5)式は位相項を持ったコム関数である。(4b)式の
積分部分を時間でフーリエ変換するとき得られるスペク
トルは、係数を除いて、変調周波数fを変数とした T
(f,Δτ) B(f)である。したがって、ゲート回路8から
の出力信号である(4b)式全体は、位相項及び係数を除
いて考えると、測定対象スペクトル T(f,Δτ) B(f)
((5')式のゼロ次項であるδ(f) から得られる。計算
上偶関数になっているため、f=0を対象軸として負の
部分にも同じスペクトルが存在する。)の他に、同じも
のが1/τの間隔の搬送周波数のサイドバンドとして現
われるスペクトルを持つことを示す。ここで、m/2τ
<f<(m+1)/2τの条件から、各サイドバンド同
士のスペクトルは重ならない。このことを図2(B)に
示す。この図の各スペクトルに書き込んだ番号は、同じ
番号の搬送周波数のサイドバンドであることを示してい
る。
【0021】ゲート回路8からの出力は、従来の方式で
はローパスフィルタに導いたが、本発明の場合には、図
4(A)に示す特性を持ったバンドパスフィルタ9を通
して、番号0のスペクトルだけを取り出すようにする。
このとき、バンドパスフィルタ9からは、(5')式の第
1項(ゼロ次項)が寄与するスペクトル成分を有するア
ナログ信号(アナログインタフェログラム)が出力され
る。この(5')式の第1項は位相成分を持たないため、
出力信号は位相ずれを起こさない。このことを次の
(6)式に示す。
【0022】 F(x,Δτ)=(1/ τ) ∫ T( σ,Δτ) B(σ)cos2 πx σ dσ ・・・(6) (6)式は、試料3が刺激を受けてから時間Δτ後の試
料3の過渡状態におけるアナログ形状のインターフェロ
グラムであり、時間tとは独立な式になっている。すな
わち、ゲート回路8によりサンプリングされた図3
(G)のようなデジタル信号がバンドパスフィルタ9に
より、図3(H)に示したようなアナログ信号に復元さ
れる。これは、通常のFT−IRスペクトロメータ測定
で得られるインタフェログラムと同じ形であるので、通
常のFT−IRスペクトロメータでの処理と同様に、A
D変換器11により干渉計2が持つ周期τ0 の基準信号
(図3(I))でサンプリングを行い、コンピュータ1
2によりフーリエ変換することにより、スペクトル T(
σ,Δτ) B(σ) が求められる。このとき、τ0 は、バ
ンドパスフィルタ9から出力されるインタフェログラム
信号の持つ変調周波数の最小と最大をfmin 、fmax
すると、 τ0 >m/2fmin ,τ0 <(m+1)/2fmax の条件を満足する必要がある。ここで、mはゼロ又は正
の整数である。したがって、例えば通常のFT−IR分
光測定で求めたB(σ) を用いて、本発明の方法によって
求めたスペクトル T( σ,Δτ) B(σ) との比をとれ
ば、試料3が刺激を受けてから時間Δτ後の試料3の過
渡状態における透過率スペクトル T( σ,Δτ) を得る
ことができる。同様にして、パルス信号遅延回路5の遅
延時間を調節して、ゲート回路8へのトリガー信号の遅
延時間Δτを変えることにより、一連の遅延時間におけ
る時系列スペクトルが得られる。
【0023】以上のようにして、本発明の時間分解フー
リエ分光測定法によると、刺激の繰り返し周期がインタ
フェログラム信号の持っている最大周波数fmax の2倍
の逆数より長い測定対象で、かつ、このサンプリング周
期と非同期な繰り返し周期を持った過渡現象の測定をす
ることができる。
【0024】なお、ここで、上記の(4a)式から(4b)
式への導出について説明しておく。 F'(x,t)=Шτ(t -Δτ) [F0(x)+∫{ T1(σ,t) *Шτ(t) } ×B(σ)cos2 πx σ dσ](4a) (4a)式のサンプリング処理を示すШτ(t -Δτ) は、
変数σとは独立な関数であるため、第2項の積分の中に
組み込むことができる。ここで、時間変数tに従属なШ
τ(t -Δτ) { T1(σ,t) *Шτ(t) }だけを取り出し
て、その式の変形を行う。コム関数はデルタ関数の和で
表せるので、 Шτ(t) =Σδ(t-nτ) ・・・(A1) Шτ(t -Δτ) { T1(σ,t) *Шτ(t) }をこの(A1)
式を用いて書き直す。ここで、nは整数である。
【0025】 Шτ(t -Δτ) { T1(σ,t) *Шτ(t) } ={Σδ(t- Δτ-nτ) }[∫T1( σ,t-t'){Σδ(t'- mτ) }dt' ] ={Σδ(t- Δτ-nτ) }{ΣT1( σ,t-mτ) } ・・・(A2) mもまた整数である。刺激の周期τは試料の過渡現象の
寿命τ′より長くとられているので、t<0,t≧τの
ときは、T1( σ,t) =0となる。したがって、(A2)式
はn=mのときのみ信号が得られる。よって、(A2)式
は次のように変形できる。
【0026】 {Σδ(t- Δτ-nτ) }{ΣT1( σ,t-mτ) } =Σ{δ(t- Δτ-nτ) T1( σ,t- n τ) } =Σ{δ(t- Δτ-nτ) T1( σ, Δτ) } ・・・(A3) T1( σ, Δτ) は定数のため、括りだせるので、 =T1( σ, Δτ) Σδ(t- Δτ-nτ) =T1( σ, Δτ) Шτ(t- Δτ) ・・・(A4) よって、T(σ,t) = T0(σ)+ T1(σ,t) (前記(1)
式)を用いると、(4a)式のF'(x,t)は、求める(4b)
式、 F'(x,t)=Шτ(t -Δτ) ∫ T( σ,Δτ) B(σ)cos2 πx σ dσ・・(4b) になる。
【0027】以上の方法は、上記の例に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、検知器へ
の供給電圧を刺激発生器からのトリガー信号に同期させ
てオン/オフする等によりゲート回路の代わりを行うよ
うにしてもよい。さらには、パルスレーザを試料に照射
する蛍光分光、ラマン分光にも同様に適用することがで
きる。蛍光分光の場合には、図5に示すようにパルスレ
ーザ26を試料21に直接当て、試料21からの光を干
渉計22を通して検知器23で取り込み、図1に示した
実施例と同様の処理を行う。また、ラマン分光の場合
は、図6に示すようにパルスレーザ36を試料31に当
てて刺激し、連続発振レーザ30からの光で刺激を受け
た試料31を励起し、ラマン光を干渉計32を通して検
知器33で取り込み、図5に示した実施例と同様の処理
を行う。
【0028】また、図1、図5、図6に示したような装
置において、ゲート回路、バンドパスフィルタ等からな
るチャンネルを複数並列に設け、各チャンネルに同じ検
知信号を入力し、試料に刺激を与えてから各ゲート回路
を開くまでの遅れ時間Δτをチャンネル毎に異ならせる
ことにより、図2から図4を参照にして説明した原理に
より、刺激を与えてから異なる複数の遅延時間における
インタフェログラムを同時に取得して、それらをフーリ
エ変換することにより、刺激に対して繰り返し同じ応答
を示す測定対象の反応過程における異なる時間のスペク
トル状態を同時に測定することもできる。図7にこのよ
うな時間分解フーリエ分光測定法を実施するための装置
の構成の1例を示す。試料2は図3(C)に示すような
繰り返しパルス刺激を発生する刺激発生器4からの周期
τの繰り返しパルスによって刺激され、刺激された試料
2からの光は検知器6によって測定信号に変換される点
までは、図1、図5、図6と同様である(連続発振レー
ザ30は図示していない。)。検知器6からの信号は複
数の並列に配置されたゲート回路81、82、83…に
入力する。一方、刺激発生器4からの繰り返し信号は複
数の並列に配置された遅延回路51、52、53…に入
力する。遅延回路51、52、53…はそれぞれ異なる
遅延時間Δτ1 、Δτ2 、Δτ3 …を有し、刺激発生か
ら遅延時間Δτ1 、Δτ2 、Δτ3 …後に各ゲート回路
81、82、83…にトリガー信号を送るようになって
いる。したがって、各ゲート回路81、82、83…か
らは、それぞれ図3(F)のΔτがΔτ1 、Δτ2 、Δ
τ3 …で置き代えてサンプリングされる櫛状のインタフ
ェログラムが得られる。これらは、それぞれ、刺激に対
して遅延時間Δτ1 、Δτ2 、Δτ3 …の信号のみをサ
ンプリングした櫛状のインタフェログラムであり、各ゲ
ート回路81、82、83…に接続されたバンドパスフ
ィルタ91、92、93…により、各櫛状のインタフェ
ログラムはゼロ次項以外の高調波が除去され図3(H)
に示したようなアナログインタフェログラムに変換され
る。そして、各インタフェログラムは図1と同様にして
各チャンネルに設けられたAD変換器111、112、
113…により、干渉計の基準信号の周期τ0 でサンプ
リングされてデジタル信号になり、コンピュータ12に
取り込まれてフーリエ変換され、各遅延時間Δτ1 、Δ
τ2 、Δτ3 …における試料3の状態を表すスペクトル
が同時に求められる。そのため、図1、図5、図6の方
法に比較して測定時間の短縮化が図れる。なお、この複
数の異なる遅延時間におけるスペクトルを同時に求める
方法については、特願平2−259355号の場合と同
様に、その他種々の変形、適用が可能であり、その明細
書を参照されたい。
【0029】以上は、刺激を与えてから遅延時間Δτに
おける過渡状態をみるのに、光源として連続的に光を出
すものを用い、ゲート回路によってこの遅延時間におけ
る検出器の出力を櫛状に切り出して、デジタルインタフ
ェログラムを出力する場合について説明したが、本発明
の方法は、光源としてパルス光源を用い、刺激繰り返し
周期と同じ周期で刺激から遅延時間Δτにおいてこのパ
ルス光源から光を放射して、検出器からその過渡状態に
おけるデジタルインタフェログラムを出力するものにも
適用できる。図8はこのような場合の装置の構成を示す
もので、パルス光源13、干渉計2、試料3、検知器
6、タイマ15、遅延回路16、光源用電源17、刺激
発生器4、プリアンプ7、バンドパスフィルタ9、メイ
ンアンプ10、AD変換器11、コンピュータ12を図
示のように接続し、試料3に刺激を与えてからΔτ後の
過渡状態をゲート回路によって切り出す代わりに、図8
に示すように構成して、試料3に刺激を与えてからΔτ
後にパルス光源13を励起することによって、図1の場
合と同様の作用を行わせている。この例では、パルス光
源を設け、試料に刺激を与えると共に、ある時間だけ遅
延したパルス光を放射するように構成したが、このよう
なパルス光源を設けず、図9に示すようにラマン励起パ
ルスレーザ18を用いて試料を励起するように構成して
もよい。すなわち、時間分解FTーラマン装置にこの方
法を適用する場合には、図9図に示すように、図8図に
示す光源用電源に代えてラマン励起パルスレーザ18を
用いる。そして、刺激発生器4から周期τで刺激を与え
ると共に、その同期信号からある時間Δτ遅延したトリ
ガを遅延回路16で生成し、ラマン励起パルスレーザ1
8を制御すればよい。
【0030】また、このようなパルス光源を用いる場合
も、バンドパスフィルタ等からなるチャンネルを複数並
列に設け、各チャンネルに同じ検知信号を入力し、試料
に刺激を与えてからパルス光源を励起するまでの遅れ時
間Δτをチャンネル毎に異ならせることにより、刺激に
対して繰り返し同じ応答を示す測定対象の反応過程にお
ける異なる時間のスペクトル状態を同時に測定するよう
にすることもできる。図10にそのための装置の構成の
1例を示す。この場合、タイマ15で生成されたクロッ
ク信号は複数の並列に配置された遅延回路61、62、
63…に入力して、刺激発生から遅延時間Δτ1 、Δτ
2 、Δτ3 …後にトリガ信号を送る。各遅延回路61、
62、63…からのトリガ信号はトリガ信号合成器40
により合成されて、刺激を試料3に与えてから遅延時間
Δτ1 、Δτ2 、Δτ3 …後に光源用電源17にトリガ
を与え、このトリガによりパルス光源1を駆動するよう
にする。このため、繰り返しの刺激に対し、その刺激よ
りΔτ1 、Δτ2 、Δτ3…の遅延時間でゲートをかけ
たときの検出信号のみをサンプリングしたのと同じにな
り、櫛状のインタフェログラムが得られる。この櫛状の
信号は、プリアンプ7を経て分配器41に入力し、刺激
からの遅延時間Δτ1 、Δτ2 、Δτ3…に応じて検出
器4からの櫛状の信号を次段に接続されたバンドパスフ
ィルタ91、92、93…に振り分けられる。その後、
図7と同様にして、各遅延時間Δτ1、Δτ2 、Δτ3
…における試料3の状態を表すスペクトルが同時に求め
られる。そのため、この場合も、図8、図9の方法に比
較して測定時間の短縮化が図れる。なお、この複数の異
なる遅延時間におけるスペクトルを同時に求める方法に
ついては、特願平2−259356号の場合と同様に、
その他種々の変形、適用が可能であり、その明細書を参
照されたい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、ゲート回路を用い
る第1の方法、パルス光源を用いる第2の方法何れにお
いても、干渉計による変調周波数をf、刺激の繰り返し
周波数を1/τとしたとき、m/2τ<f<(m+1)
/2τ(mは正の整数)にのみに検出器出力信号が存在
する場合に適用できるので、刺激に対する反応周期が従
来適用可能であった試料より長い測定対象に対して、時
間分解フーリエ分光測定法が適用できるようになる。し
かも、従来の方法に比べて、ローパスフィルタをバンド
パスフィルタで置き換えると言う単純な変更のみで、こ
の方法を実施する装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の時間分解フーリエ分光測定
法を実施するための時間分解フーリエ分光測定装置の基
本構成を示す図である。
【図2】アナログ形態とデジタル形態のインタフェログ
ラムとそれらに含まれるスペクトルを説明するための図
である。
【図3】本発明に係る時間分解フーリエ分光測定法の動
作を説明するための波形図である。
【図4】図1の装置に用いるバンドパスフィルタの周波
数応答特性とその出力スペクトルを示す図である。
【図5】本発明の第1の時間分解フーリエ分光測定法を
蛍光分光法に適用した実施例の構成の要部を示す図であ
る。
【図6】本発明の第1の時間分解フーリエ分光測定法を
ラマン分光法に適用した実施例の構成の要部を示す図で
ある。
【図7】本発明の第1の時間分解フーリエ分光測定法を
マルチチャンネルで実施する場合の1実施例の構成を示
す図である。
【図8】本発明に係る第2の時間分解フーリエ分光測定
法を実施するための時間分解フーリエ分光測定装置の基
本構成を示す図である。
【図9】本発明の第2の時間分解フーリエ分光測定法を
ラマン分光法に適用した実施例の構成の要部を示す図で
ある。
【図10】本発明の第2の時間分解フーリエ分光測定法
をマルチチャンネルで実施する場合の1実施例の構成を
示す図である。
【符号の説明】
1…光源 2…干渉計 3…試料 4…刺激発生器 5…パルス信号遅延回路 6…検知器 7…プリアンプ 8…ゲート回路 9…バンドパスフィルタ 10…メインアンプ 11…AD変換器 12…コンピュータ 13…パルス光源 15…タイマ 16…遅延回路 17…光源用電源

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刺激発生手段により測定対象の反応周期
    より長い周期で刺激を繰り返し与え、ラピッドスキャン
    干渉計を用いた検出器出力から刺激より一定の遅延時間
    に対するインタフェログラムを取得し、フーリエ変換に
    よりスペクトルを得ることによって、刺激に対して繰り
    返し同じ応答を示す測定対象の反応状態を測定する時間
    分解フーリエ分光方法であって、干渉計による変調周波
    数をf、刺激の繰り返し周波数を1/τとしたとき、m
    /2τ<f<(m+1)/2τ(mは正の整数)にのみ
    に検出器出力信号が存在する場合に適用する時間分解フ
    ーリエ分光方法において、検出器出力を刺激より後の一
    定の遅延時間においてサンプリングし、サンプリングさ
    れた信号のm/2τ<f<(m+1)/2τ(mは正の
    整数)の範囲の周波数成分を取り出すことにより、刺激
    よりある遅延時間に対するインタフェログラムを取得す
    ることを特徴とする時間分解フーリエ分光測定法。
  2. 【請求項2】 刺激発生手段により測定対象の反応周期
    より長い周期で刺激を繰り返し与え、ラピッドスキャン
    干渉計を用いた検出器出力から刺激より一定の遅延時間
    に対するインタフェログラムを取得し、フーリエ変換に
    よりスペクトルを得ることによって、刺激に対して繰り
    返し同じ応答を示す測定対象の反応状態を測定する時間
    分解フーリエ分光方法であって、干渉計による変調周波
    数をf、刺激の繰り返し周波数を1/τとしたとき、m
    /2τ<f<(m+1)/2τ(mは正の整数)にのみ
    に検出器出力信号が存在する場合に適用する時間分解フ
    ーリエ分光方法において、パルス光源により刺激繰り返
    し周期と同じ周期で刺激より後の一定の遅延時間におい
    て光を放射し、得られた検知器出力信号のm/2τ<f
    <(m+1)/2τ(mは正の整数)の範囲の周波数成
    分を取り出すことにより、刺激よりある遅延時間に対す
    るインタフェログラムを取得することを特徴とする時間
    分解フーリエ分光測定法。
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