JP2816730B2 - 空間内で移動可能な等角点を持つ放射線医学装置 - Google Patents
空間内で移動可能な等角点を持つ放射線医学装置Info
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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- A61B6/4429—Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 産業上の利用分野 本発明は、Ｘ線装置によつて人体を検査するか又は走
査する装置に関する。
査する装置に関する。
従来の技術の説明 人体の或部分を検診する、とくに血管を検診する（血
管検診）のために、Ｘ線ビームを使用し、各種の入射角
度で人体の或部分の検査を許容するように、Ｘ線ビーム
の方向を可変にする。
管検診）のために、Ｘ線ビームを使用し、各種の入射角
度で人体の或部分の検査を許容するように、Ｘ線ビーム
の方向を可変にする。
したがつて、人体の実際上点状の区域を検診するため
に、等角点（isocenter）として知られている幾何学的
点のまわりに（できるならすべての可能な方向に）、Ｘ
線ビームは回転しなければならない。この等角点は、Ｘ
線検査装置の特徴であり、検診しようとする点状の区域
と一致する。
に、等角点（isocenter）として知られている幾何学的
点のまわりに（できるならすべての可能な方向に）、Ｘ
線ビームは回転しなければならない。この等角点は、Ｘ
線検査装置の特徴であり、検診しようとする点状の区域
と一致する。
さらにまた、たとえば血管検診のときに、血管を検診
するために、所要の任意の形状の曲線に沿つて空間内で
等角点を、変位できるようにしなければならない。
するために、所要の任意の形状の曲線に沿つて空間内で
等角点を、変位できるようにしなければならない。
このような機能を遂行する装置は、可動等角点走査ス
タンド（movable−isocenter scanning stand）として
知られている。この可動等角点走査スタンドは、通常は
互いに定置状態のＸ線源とＸ線検出器とを備えている。
説明の便宜上、以下においてRXベクトルに言及する。RX
ベクトルの方向は、Ｘ線源により発生するＸ線ビームが
Ｘ線検出器の方に向う方向である。等角点は、RXベクト
ルに整合させられ、Ｘ線源とＸ線検出器との間の所定点
に位置させられる。この所定点は、Ｘ線源の調整に依存
する。
タンド（movable−isocenter scanning stand）として
知られている。この可動等角点走査スタンドは、通常は
互いに定置状態のＸ線源とＸ線検出器とを備えている。
説明の便宜上、以下においてRXベクトルに言及する。RX
ベクトルの方向は、Ｘ線源により発生するＸ線ビームが
Ｘ線検出器の方に向う方向である。等角点は、RXベクト
ルに整合させられ、Ｘ線源とＸ線検出器との間の所定点
に位置させられる。この所定点は、Ｘ線源の調整に依存
する。
等角点の可動性のほかに、この型式の走査装置は、遂
行しようとする検診の型式に依存する他の要求を満足さ
せなければならない。
行しようとする検診の型式に依存する他の要求を満足さ
せなければならない。
したがつて、走査作業を妨害することなく、比較的短
時間に一方の走査位置から他方の走査位置への変位を許
容することが必要である。さらに、検診を担当する開業
医又は従業者の移動を妨げてはならない。又走査装置
は、確実に検診室が不当に大きな寸法を持つ必要のない
ように、適度な総合的な寸法を持たなければならない。
さらに、倍率を変更することがたびたび所望される。換
言すれば、RXベクトル上の観察しようとする区域の位置
を変えることがたびたび所望される。
時間に一方の走査位置から他方の走査位置への変位を許
容することが必要である。さらに、検診を担当する開業
医又は従業者の移動を妨げてはならない。又走査装置
は、確実に検診室が不当に大きな寸法を持つ必要のない
ように、適度な総合的な寸法を持たなければならない。
さらに、倍率を変更することがたびたび所望される。換
言すれば、RXベクトル上の観察しようとする区域の位置
を変えることがたびたび所望される。
このような機能を実施する実施装置は、通常はＸ線源
−Ｘ線検出器アセンブリ用のアーチ部材から成る支持部
材を備えており、このアーチ部材は、或平面内でのRXベ
クトルの回転を許容する。この支持部材は、水平軸線の
まわりに回転可能な腕部材に固定される。この水平軸線
は、RXベクトルが前記平面内で回転できる軸線とは全く
別の軸線である。前記腕部材は、垂直な支柱に取付けら
れ、この支柱に沿つて変位可能である。さらに、前記実
施装置は、テーブルを備え、検診しようとする患者を、
このテーブル上に横たわらせるようにする。このテーブ
ルの板は、水平面内に位置する２つの軸線と、第３の垂
直な軸線とに沿つて変位可能である。この型式の装置
は、たとえば米国特許第4,481,656号に記載されている
が、複雑であると共に高価である。
−Ｘ線検出器アセンブリ用のアーチ部材から成る支持部
材を備えており、このアーチ部材は、或平面内でのRXベ
クトルの回転を許容する。この支持部材は、水平軸線の
まわりに回転可能な腕部材に固定される。この水平軸線
は、RXベクトルが前記平面内で回転できる軸線とは全く
別の軸線である。前記腕部材は、垂直な支柱に取付けら
れ、この支柱に沿つて変位可能である。さらに、前記実
施装置は、テーブルを備え、検診しようとする患者を、
このテーブル上に横たわらせるようにする。このテーブ
ルの板は、水平面内に位置する２つの軸線と、第３の垂
直な軸線とに沿つて変位可能である。この型式の装置
は、たとえば米国特許第4,481,656号に記載されている
が、複雑であると共に高価である。
フランス特許出願（公告番号2,588,745）には、放射
線医学装置が記載されている。この放射線医学装置にお
いては、（ｉ）Ｘ線源−Ｘ線検出器アセンブリを支える
支持部材の支柱に沿う垂直方向の変位と、（ii）テーブ
ル及び（又は）支柱の水平方向の変位と、（iii）テー
ブルの変位方向に直交する他の水平方向の支柱の変位と
の組合わせの変位によつて、等角点を変位させることが
できる。
線医学装置が記載されている。この放射線医学装置にお
いては、（ｉ）Ｘ線源−Ｘ線検出器アセンブリを支える
支持部材の支柱に沿う垂直方向の変位と、（ii）テーブ
ル及び（又は）支柱の水平方向の変位と、（iii）テー
ブルの変位方向に直交する他の水平方向の支柱の変位と
の組合わせの変位によつて、等角点を変位させることが
できる。
したがつて、この型式の装置は、等角点の移動に対し
て３つの自由度を許容する。すなわち、テーブルの変位
（OX方向）による１つの自由度と、OX方向に直角をなす
支柱の変位（OY方向）による１つの自由度と、垂直な支
柱に沿う変位（OZ方向）による１つの自由度との３つの
自由度が許容される。したがつて、等角点は、空間内の
任意の形状を描いて動くことができる。
て３つの自由度を許容する。すなわち、テーブルの変位
（OX方向）による１つの自由度と、OX方向に直角をなす
支柱の変位（OY方向）による１つの自由度と、垂直な支
柱に沿う変位（OZ方向）による１つの自由度との３つの
自由度が許容される。したがつて、等角点は、空間内の
任意の形状を描いて動くことができる。
前記型式の装置は、次の欠点を備えている。
等角点の変位は、２つの別の部品の移動によつて得ら
れる。
れる。
スタンドは、Ｘ線源−Ｘ線検出器アセンブリを支持
し、テーブルは患者を支持し、とくに開業医自身が、こ
れ等の運動を制御するときは、これらの運動を組合わせ
て整合させることは容易でない。
し、テーブルは患者を支持し、とくに開業医自身が、こ
れ等の運動を制御するときは、これらの運動を組合わせ
て整合させることは容易でない。
開業医の移動は、スタンドの存在によつて妨げられる
から、開業医が、スタンド上の患者に迅速に近づくこと
はできない。
から、開業医が、スタンド上の患者に迅速に近づくこと
はできない。
それゆえ、本発明の第１の目的は、等角点の移動が、
本質的にスタンドの変位によつて得られる放射線医学装
置を提供することである。
本質的にスタンドの変位によつて得られる放射線医学装
置を提供することである。
本発明の他の目的は、患者を支えるテーブルを自由に
し、したがつてテーブルの両側に妨害なく近づくことが
できるように、スタンドを設計した放射線医学装置を提
供することである。
し、したがつてテーブルの両側に妨害なく近づくことが
できるように、スタンドを設計した放射線医学装置を提
供することである。
発明の要約 本発明は、縦方向の水平軸線Ｘ′−Ｘと、横方向の水
平軸線Ｙ′−Ｙとに平行な関係に配置されたテーブル
と、 スリーブ内に滑動可能に取付けられたアーチ部材によ
り支えられた放射線源−放射線検出器アセンブリによつ
て構成されたスタンドと、 を備え、 前記スリーブを前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な第１の水平
軸線に枢動可能に取付けると共に往復台により支持し
た、 空間内で移動可能な等角点を持つ放射線医学装置に関
する。
平軸線Ｙ′−Ｙとに平行な関係に配置されたテーブル
と、 スリーブ内に滑動可能に取付けられたアーチ部材によ
り支えられた放射線源−放射線検出器アセンブリによつ
て構成されたスタンドと、 を備え、 前記スリーブを前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な第１の水平
軸線に枢動可能に取付けると共に往復台により支持し
た、 空間内で移動可能な等角点を持つ放射線医学装置に関
する。
本発明放射線医学装置の独特の特徴は、前記往復台
を、支柱に滑動可能に取付け、 前記支柱の下端部を、前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な第２
の水平軸線のまわりに枢動可能にし、 前記第２の水平軸線を、水平面内を移動可能な台に取
付けた点にある。
を、支柱に滑動可能に取付け、 前記支柱の下端部を、前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な第２
の水平軸線のまわりに枢動可能にし、 前記第２の水平軸線を、水平面内を移動可能な台に取
付けた点にある。
第１の実施例においては、前記台は、前記軸線Ｙ′−
Ｙに平行な方向に移動可能である。前記軸線Ｙ′−Ｙに
平行な前記第２の水平軸線のまわりの前記支柱の枢動変
位により、前記放射線源−放射線検出器アセンブリを、
前記軸線Ｘ′−Ｘに平行な垂直面内で変位可能にすると
共に前記台の変位により、前記放射線源−放射線検出器
アセンブリを前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な垂直面内で変位
可能にする。前記支柱上の前記往復台の変位により、前
記放射線源−放射線検出器アセンブリの垂直変位を許容
する。
Ｙに平行な方向に移動可能である。前記軸線Ｙ′−Ｙに
平行な前記第２の水平軸線のまわりの前記支柱の枢動変
位により、前記放射線源−放射線検出器アセンブリを、
前記軸線Ｘ′−Ｘに平行な垂直面内で変位可能にすると
共に前記台の変位により、前記放射線源−放射線検出器
アセンブリを前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な垂直面内で変位
可能にする。前記支柱上の前記往復台の変位により、前
記放射線源−放射線検出器アセンブリの垂直変位を許容
する。
前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な第１の水平軸線のまわりの
前記スリーブの回転により、前記軸線Ｙ′−Ｙに対する
放射線たとえばＸ線の入射角度を選択可能にすると共に
前記アーチ部材の回転により、前記軸線Ｘ′−Ｘに対す
る放射線の入射角を選択可能にする。
前記スリーブの回転により、前記軸線Ｙ′−Ｙに対する
放射線たとえばＸ線の入射角度を選択可能にすると共に
前記アーチ部材の回転により、前記軸線Ｘ′−Ｘに対す
る放射線の入射角を選択可能にする。
又、前記台の変位により、患者の頭を、検診自体とは
関係のない自由な状態にすることが可能である。他の実
施例においては、前記支柱の枢動軸線（第２の水平軸
線）の端部と反対側の前記台の端部を垂直な軸線に枢動
可能に取付ける。この垂直な軸線は、前記アーチ部材と
前記支柱とが同じ垂直面内に配置されるときに、前記放
射線源の放射軸線と一致する。
関係のない自由な状態にすることが可能である。他の実
施例においては、前記支柱の枢動軸線（第２の水平軸
線）の端部と反対側の前記台の端部を垂直な軸線に枢動
可能に取付ける。この垂直な軸線は、前記アーチ部材と
前記支柱とが同じ垂直面内に配置されるときに、前記放
射線源の放射軸線と一致する。
さらに他の実施例においては、患者の各側において対
称である走査運動を得ることが可能であり、それゆえ、
開業医が患者に近づくことができるように、患者の一方
の側又は他方の側に妨害物のないようにすることが可能
である。
称である走査運動を得ることが可能であり、それゆえ、
開業医が患者に近づくことができるように、患者の一方
の側又は他方の側に妨害物のないようにすることが可能
である。
好適な実施例の説明 本発明による放射線医学装置は、放射線スタンド10
と、患者12を支持するテーブル11とから成る。図面を明
瞭にするために、テーブル11を、単なる水平面の形で示
している。しかし、３個の直交軸線Ｘ′−X,Y′−Ｙ及
びＺ′−Ｚに沿つて変位する装置を、従来周知のような
状態で備えた脚によつて、テーブルが支持されること
は、容易に理解できることである。
と、患者12を支持するテーブル11とから成る。図面を明
瞭にするために、テーブル11を、単なる水平面の形で示
している。しかし、３個の直交軸線Ｘ′−X,Y′−Ｙ及
びＺ′−Ｚに沿つて変位する装置を、従来周知のような
状態で備えた脚によつて、テーブルが支持されること
は、容易に理解できることである。
放射線スタンド10は、Ｘ線源13と、少くとも１個のＸ
線検出器14とを備え、このＸ線検出器を円弧状のアーチ
部材15の直径方向に対向する２つの端部に取付ける。Ｘ
線源13を制御装置（図示しない）と協働させると共に、
１個又は１個以上のＸ線検出器14を、イメージ装置（図
示しない）と協働させる。イメージ装置は、像の写真及
び又は複写を、陰極線管の表示スクリーンに写すか、必
要ならばコンピュータに記憶する。
線検出器14とを備え、このＸ線検出器を円弧状のアーチ
部材15の直径方向に対向する２つの端部に取付ける。Ｘ
線源13を制御装置（図示しない）と協働させると共に、
１個又は１個以上のＸ線検出器14を、イメージ装置（図
示しない）と協働させる。イメージ装置は、像の写真及
び又は複写を、陰極線管の表示スクリーンに写すか、必
要ならばコンピュータに記憶する。
アーチ部材15はスリーブ16によつて支持され、アーチ
部材15の中心Ａを通る軸線のまわりに回転するように、
変位装置（周知である）の制御下でアーチ部材15は、ス
リーブ16内で滑動できる。スリーブ16は、往復台17によ
り支持され、往復台17に対して固定関係の軸線18のまわ
りに回転する。往復台17は、支柱19に滑動可能に取付け
られる。支柱19の下端部は、台21により支えられた軸線
20のまわりに枢動する。二重の矢印25は、支柱19上の往
復台17の変位の方向を示す。同様に二重の矢印26は、支
柱19の２つの回転方向を示す。
部材15の中心Ａを通る軸線のまわりに回転するように、
変位装置（周知である）の制御下でアーチ部材15は、ス
リーブ16内で滑動できる。スリーブ16は、往復台17によ
り支持され、往復台17に対して固定関係の軸線18のまわ
りに回転する。往復台17は、支柱19に滑動可能に取付け
られる。支柱19の下端部は、台21により支えられた軸線
20のまわりに枢動する。二重の矢印25は、支柱19上の往
復台17の変位の方向を示す。同様に二重の矢印26は、支
柱19の２つの回転方向を示す。
第１図の構造例においては、台21は、レール22に取付
けられ、二重の矢印23により示される軸線に沿つて直線
運動するように変位することができる。
けられ、二重の矢印23により示される軸線に沿つて直線
運動するように変位することができる。
第２図及び第３図の構造例においては、台21は、垂直
な軸線24のまわりに枢動する。
な軸線24のまわりに枢動する。
第１図ないし第３図において、互いに異なる運動を実
施するのに役立つ装置は図示されていない。その理由
は、このような装置自体は、この種技術に熟達した人達
にとつて発明的工夫を必要としないで構成できるか又
は、このような装置自体は周知であるからである。
施するのに役立つ装置は図示されていない。その理由
は、このような装置自体は、この種技術に熟達した人達
にとつて発明的工夫を必要としないで構成できるか又
は、このような装置自体は周知であるからである。
異なる変位軸線及び回転軸線は、できるなら、空間に
おいて次の配置方向を持つ。
おいて次の配置方向を持つ。
すなわち、軸線18,20,23は、軸線Ｙ′−Ｙに平行であ
り、軸線24（第２図及び第３図）は、既に前記したよう
に垂直である。さらに垂直な軸線24は、アーチ部材15
と、Ｘ線源−Ｘ線検出器アセンブリと、支柱19とが垂直
に配置されるときに、RXベクトルに一致する。
り、軸線24（第２図及び第３図）は、既に前記したよう
に垂直である。さらに垂直な軸線24は、アーチ部材15
と、Ｘ線源−Ｘ線検出器アセンブリと、支柱19とが垂直
に配置されるときに、RXベクトルに一致する。
第１図に示す放射線医学装置に関しては、直線運動又
は、回転運動のいずれであつても、すべての運動は互い
に独立している。このことからして、当然次のとおりの
運動状態になる。
は、回転運動のいずれであつても、すべての運動は互い
に独立している。このことからして、当然次のとおりの
運動状態になる。
台21は、レール22上の軸線Ｙ′−Ｙに平行な方向に移
動する。
動する。
支柱19は、軸線Ｙ′−Ｙに平行な軸線20のまわりに枢
動する。
動する。
往復台17は、支柱19に沿つて移動する。
スリーブ16は、軸線Ｙ′−Ｙに平行な軸線18のまわり
に枢動する。
に枢動する。
最後に、アーチ部材15は、スリーブ16内を滑動すると
共に中心Ａのまわりに枢動する。
共に中心Ａのまわりに枢動する。
これ等の互いに異なる独立した運動を、コンピュータ
を利用した電子制御装置によつて制御して、放射線医学
装置の等角点が、患者が配置される検診体積（examinat
ion volume）内の任意の曲線を確実に表示することがで
きる。したがつて、患者の手足の１つ又は身体自体の血
管の血管検診を実施することができる。
を利用した電子制御装置によつて制御して、放射線医学
装置の等角点が、患者が配置される検診体積（examinat
ion volume）内の任意の曲線を確実に表示することがで
きる。したがつて、患者の手足の１つ又は身体自体の血
管の血管検診を実施することができる。
したがつて、支柱19の回転運動と、往復台17の滑動運
動と、スリーブ16の回転運動との組合わせによつて、放
射線医学装置の等角点を、第１図に実線で示す配置に対
応するＯ点から、第１図に破線で示す配置に対応する
Ｏ′点まで、軸線Ｘ′−Ｘに沿つて変位させることがで
きる。
動と、スリーブ16の回転運動との組合わせによつて、放
射線医学装置の等角点を、第１図に実線で示す配置に対
応するＯ点から、第１図に破線で示す配置に対応する
Ｏ′点まで、軸線Ｘ′−Ｘに沿つて変位させることがで
きる。
第１図においてレール22、したがつて台21は、患者の
左側に配置されているが、スリーブ16とアーチ部材15と
の位置を、支柱19に対して逆にする場合には、この配置
を逆にできることはもちろんである。
左側に配置されているが、スリーブ16とアーチ部材15と
の位置を、支柱19に対して逆にする場合には、この配置
を逆にできることはもちろんである。
第１図の配置によれば、レール22によつて、放射線ス
タンド10、換言すればＸ線源−Ｘ線検出器アセンブリ
を、テーブル11から遠ざかる向きに移動させ、したがつ
てテーブル11に自由に出入りできるようにすることが可
能である。
タンド10、換言すればＸ線源−Ｘ線検出器アセンブリ
を、テーブル11から遠ざかる向きに移動させ、したがつ
てテーブル11に自由に出入りできるようにすることが可
能である。
第１図の配置は、患者に対するレール22の位置の結果
として、不均整である。或る場合には、この不均整が好
ましくないことになるかもしれないので、第２図及び第
３図に示す対称的な配置を提供している。
として、不均整である。或る場合には、この不均整が好
ましくないことになるかもしれないので、第２図及び第
３図に示す対称的な配置を提供している。
第２図及び第３図に示す放射線スタンドにおいては、
ほとんどの部品が第１図に示す部品と同じであり、同じ
参照数字を付けてある。唯一の新らしい部材は台21であ
る。台21は、垂直軸線24のまわりに枢動する。台21の位
置は、前述したように定められる。
ほとんどの部品が第１図に示す部品と同じであり、同じ
参照数字を付けてある。唯一の新らしい部材は台21であ
る。台21は、垂直軸線24のまわりに枢動する。台21の位
置は、前述したように定められる。
第１図に示す放射線医学装置は、Ｙ′−Ｙ軸線に沿つ
て移動できる台を備えている。第２図及び第３図に示す
放射線スタンドにおいては、二重の矢印27により示され
るように、垂直な軸線24のまわりの枢動運動により、台
21を２つの方向に変位させることができる。一方の方向
は、軸線Ｙ′−Ｙに平行であり、他方の方向は、軸線
Ｘ′−Ｘに平行である。さらに、検診の型式の変化に応
じてＸ線源−Ｘ線検出器アセンブリを、前記枢動運動に
よりテーブル11の各側に変位させることができる。した
がつて、開業医とその放射線医学測定とに対して最適の
条件下に検診を実施することができる。最後に、放射線
スタンド10を、患者の頭から充分な距離を隔てるように
移動させて、開業医が患者の頭に接近することができ
る。
て移動できる台を備えている。第２図及び第３図に示す
放射線スタンドにおいては、二重の矢印27により示され
るように、垂直な軸線24のまわりの枢動運動により、台
21を２つの方向に変位させることができる。一方の方向
は、軸線Ｙ′−Ｙに平行であり、他方の方向は、軸線
Ｘ′−Ｘに平行である。さらに、検診の型式の変化に応
じてＸ線源−Ｘ線検出器アセンブリを、前記枢動運動に
よりテーブル11の各側に変位させることができる。した
がつて、開業医とその放射線医学測定とに対して最適の
条件下に検診を実施することができる。最後に、放射線
スタンド10を、患者の頭から充分な距離を隔てるように
移動させて、開業医が患者の頭に接近することができ
る。
第２図及び第３図に示す放射線スタンドは、アーチ部
材に対するＸ線源−Ｘ線検出器アセンブリの位置を除い
ては、互いに同じである。第３図においては、Ｘ線源−
Ｘ線検出器アセンブリは、放射線医学における通例の診
療におけるように、アーチ部材15の平面内にあります。
他方において、第１図の場合と同様に第２図において
は、Ｘ線源−Ｘ線検出器アセンブリは、アーチ部材15に
平行な平面内に配置される。この第２図の配置によつて
次のとおりの利点が得られる。
材に対するＸ線源−Ｘ線検出器アセンブリの位置を除い
ては、互いに同じである。第３図においては、Ｘ線源−
Ｘ線検出器アセンブリは、放射線医学における通例の診
療におけるように、アーチ部材15の平面内にあります。
他方において、第１図の場合と同様に第２図において
は、Ｘ線源−Ｘ線検出器アセンブリは、アーチ部材15に
平行な平面内に配置される。この第２図の配置によつて
次のとおりの利点が得られる。
アーチ部材15の平面内においてアーチ部材15の両端部
が自由であるから、アーチ部材15の滑動の際の変位距離
が一層大きくなる。
が自由であるから、アーチ部材15の滑動の際の変位距離
が一層大きくなる。
Ｘ線源とＸ線検出器との相対変位が、アーチ部材によ
つて妨害されないから、Ｘ線源とＸ線検出器とを、互い
に近づく向きに又は互いに遠ざかる向きに容易に移動さ
せることができる。
つて妨害されないから、Ｘ線源とＸ線検出器とを、互い
に近づく向きに又は互いに遠ざかる向きに容易に移動さ
せることができる。
発明の効果 本発明による前記した放射線医学装置は、次のような
多くの利点を備えている。
多くの利点を備えている。
患者を動かす必要なしに、頭から足までの走査ができ
る。
る。
開業医が患者の頭に接近できるように、患者の頭から
離すことができる。
離すことができる。
放射線スタンドの横方向変位のためにテーブルに平行
な横河の床レールを隠すことにより、テーブルの両側に
接近できる。
な横河の床レールを隠すことにより、テーブルの両側に
接近できる。
開業医によつて使用されない部屋の領域へ床上の機械
的部分を変位させることができる。このことはとくに第
１図に示された放射線医学装置に関して正確である。
的部分を変位させることができる。このことはとくに第
１図に示された放射線医学装置に関して正確である。
変位させようとする慣性質量を減少させることができ
る。
る。
第１図は、本発明による放射線医学装置の放射線スタン
ドの２つの位置を示す等角図、第２図は放射線スタンド
の第１の変型を示す等角図、第３図は、放射線スタンド
の第２の変型を示す等角図である。 10……スタンド（放射線スタンド）、11……テーブル、
13……放射線源（Ｘ線源）、14……放射線検出器（Ｘ線
検出器）、15……アーチ部材、16……スリーブ、17……
往復台、19……支柱、21……台、Ｘ′−X,Y′−Ｙ……
水平軸線、18……第１の水平軸線、20……第２の水平軸
線
ドの２つの位置を示す等角図、第２図は放射線スタンド
の第１の変型を示す等角図、第３図は、放射線スタンド
の第２の変型を示す等角図である。 10……スタンド（放射線スタンド）、11……テーブル、
13……放射線源（Ｘ線源）、14……放射線検出器（Ｘ線
検出器）、15……アーチ部材、16……スリーブ、17……
往復台、19……支柱、21……台、Ｘ′−X,Y′−Ｙ……
水平軸線、18……第１の水平軸線、20……第２の水平軸
線
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61B 6/00
Claims (7)
- 【請求項１】縦方向の水平軸線Ｘ′−Ｘと、横方向の水
平軸線Ｙ′−Ｙとに平行な関係に配置されたテーブル
と、 スリーブ内に滑動可能に取付けられたアーチ部材により
支えられた放射線源−放射線検出器アセンブリによつて
構成されたスタンドと、 を備え、 前記スリーブを、前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な第１の水平
軸線に枢動可能に取付けると共に往復台により支持し
た、 空間内で移動可能な等角点を持つ放射線医学装置におい
て、 前記往復台を、支柱に滑動可能に取付け、 前記支柱の下端部を、前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な第２の
水平軸線のまわりに枢動可能にし、 前記第２の水平軸線を、水平面内を移動可能な台に取付
けた、 放射線医学装置。 - 【請求項２】前記台を、前記軸線Ｙ′−Ｙに平行な方向
に移動可能にした請求項（１）記載の放射線医学装置。 - 【請求項３】前記台を、前記軸線Ｙ′−Ｙに平行に配置
したレールに取付けた請求項（２）記載の放射線医学装
置。 - 【請求項４】前記支柱の枢動軸線の端部の反対側の前記
台の端部を、垂直軸線に枢動可能に取付けた請求項
（１）記載の放射線医学装置。 - 【請求項５】前記アーチ部材と前記支柱とを、同じ垂直
平面内に配置するときに、前記垂直軸線が、Ｘ線源の放
射軸線に一致する請求項（４）記載の放射線医学装置。 - 【請求項６】前記放射線源と前記放射線検出器とを、放
射軸線が確実に前記アーチ部材の平面内に位置するよう
に、このアーチ部材の両端部に配置した請求項（１）記
載の放射線医学装置。 - 【請求項７】前記放射線源と、前記放射線検出器とを、
放射軸線が確実に前記アーチ部材の平面に平行な平面内
に位置するように、このアーチ部材の両端部の側部に配
置した請求項（１）記載の放射線医学装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR8817000A FR2640868B1 (ja) | 1988-12-22 | 1988-12-22 | |
| FR8817000 | 1988-12-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0315448A JPH0315448A (ja) | 1991-01-23 |
| JP2816730B2 true JP2816730B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=9373289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1331437A Expired - Fee Related JP2816730B2 (ja) | 1988-12-22 | 1989-12-22 | 空間内で移動可能な等角点を持つ放射線医学装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0375552B1 (ja) |
| JP (1) | JP2816730B2 (ja) |
| DE (1) | DE68918253D1 (ja) |
| FR (1) | FR2640868B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE9304249D0 (sv) * | 1993-12-22 | 1993-12-22 | Siemens Elema Ab | Röntgenundersökningsutrustning |
| JP2002253687A (ja) | 2001-03-02 | 2002-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 放射線医療装置 |
| JP2012165904A (ja) * | 2011-02-15 | 2012-09-06 | Toshiba Corp | Ｘ線撮影装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2120344A1 (de) * | 1970-04-27 | 1971-12-09 | Dapuzzo B | Vorrichtung zur Anfertigung von Radiogrammen oder Röntgen-Schichtaufnahmen, insbesondere vom Schädel |
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| NL8102286A (nl) * | 1981-05-11 | 1981-07-01 | Philips Nv | Medisch apparaat. |
| FR2565093B1 (fr) * | 1984-05-30 | 1986-08-22 | Thomson Cgr | Dispositif radiologique a acces total au patient |
| FR2588745B1 (fr) * | 1985-10-18 | 1990-03-30 | Thomson Cgr | Appareil de radiologie a faisceau de rayons x de direction variable |
-
1988
- 1988-12-22 FR FR8817000A patent/FR2640868B1/fr not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-12-20 EP EP89403586A patent/EP0375552B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-20 DE DE68918253T patent/DE68918253D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-22 JP JP1331437A patent/JP2816730B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE68918253D1 (de) | 1994-10-20 |
| JPH0315448A (ja) | 1991-01-23 |
| FR2640868A1 (ja) | 1990-06-29 |
| FR2640868B1 (ja) | 1997-08-14 |
| EP0375552B1 (fr) | 1994-09-14 |
| EP0375552A1 (fr) | 1990-06-27 |
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