JP2816121B2 - 擬似餌用部材および該部材を取り付けた擬似餌 - Google Patents

擬似餌用部材および該部材を取り付けた擬似餌

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JP2816121B2 JP27352395A JP27352395A JP2816121B2 JP 2816121 B2 JP2816121 B2 JP 2816121B2 JP 27352395 A JP27352395 A JP 27352395A JP 27352395 A JP27352395 A JP 27352395A JP 2816121 B2 JP2816121 B2 JP 2816121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、魚釣り用の擬似餌に
使用する部材に関し、より詳しくは、魚等の形態に似せ
た擬似餌に眼球として取り付けるための部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚の形態に似せた擬似餌は周知で
ある。また、この擬似餌に魚眼として取り付けるための
部材も公知である。例えば、実開昭60−160147
号公報には、その種魚眼として左右両端部が半球状をな
す透光性プラスチックの筒状体が開示されている。実開
昭59−81360、同平4−48968号公報には、
左右両端の相対的に径の大きい凸レンズ部と、それらレ
ンズ部間に介在する相対的に径の小さい円柱状の連結部
とからなる部材が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の魚眼用部材
は、例えば軟質プラスチック製の擬似餌に形成された透
孔に左右両端部が擬似餌の外方に臨むように挿通する。
挿通した部材は、透孔から抜け落ちることがないように
透孔内周面に接着することがある。また、部材が筒状体
であれば、それを小さな径の透孔に圧挿することによっ
て抜け落ちるのを防ぐこともある。部材が左右両端部に
径の大きいレンズ部を有していれば、そのレンズ部が相
対的に径の小さい透孔の左右両外側に位置するように取
り付けることで抜け落ちるのを防ぐこともある。
【0004】しかしながら、部材が抜け落ちるのを防止
するために接着剤を使用することは、接着作業が煩瑣で
ある上に、魚眼としての光沢が必要な部材両端部を接着
剤で汚してしまうということがある。筒状体の部材や筒
状の連結部を圧挿状態にして抜け止めとするには、それ
らの外径と挿通孔の内径との微妙な組み合わせが必要と
なり、これもまた煩瑣である。部材が両端部に径の大き
いレンズ部を有する場合には、それらによって簡単に抜
け落ちることはなくても、例えば挿通孔の中で連結部が
揺動し、擬似餌本体に対する魚眼の位置が安定しないの
みならず、挿通孔が次第に損傷して内径が徒らに大きく
なるという問題がある。
【0005】そこで、この発明は、擬似餌の眼球用部材
が擬似餌の本体から容易に抜け落ちることがないように
することを課題にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
にこの発明が手段とするところは、擬似餌用部材におい
て、該部材が擬似餌の左右両側から外方に臨むことが可
能な両露出部と、擬似餌に形成された挿通孔に嵌合可能
な前記両露出部間に介在する連結部と、該連結部にその
径方向外方へ形成された突起部とを有していることにあ
る。
【0007】
【実施例】添付の図面を参照してこの発明の詳細を説明
すると、以下のとおりである。
【0008】図1に側面図で示した擬似餌用部材の一例
としての眼球部材1は、透明または半透明の透光性硬質
プラスチックで成形された中実体であって、左右両端部
の半球状眼球部(露出部)2と、両眼球部2間に介在す
る円柱状連結部3と、連結部3の径方向外方への柱状突
起4とを有する。
【0009】眼球部2は、その外面が球面であるが、そ
れを多面体にすることもできる。連結部3は、長さLを
有し、円柱状であることが好ましいが、それを角柱状に
することもできる。突起4は、連結部3のほぼ中央に位
置しているが、左右いずれかに偏倚していてもよく、ま
た、その数は一つに限らない。突起4は、円柱状、角柱
状、円錐形、角錐形等適宜の形状でよいが、それらは先
鋭端を有することが好ましい。突起4は、連結部3の周
面においてその長手方向に延びる薄い板状のものであっ
てもよい。眼球部2と連結部3とは、それらの径の比が
1.3:1〜3:1にあることが好ましく、また、両部
の外面がともに鏡面に仕上げられていることが好まし
い。
【0010】図2、3は、魚の形態に似せた擬似餌10
の側面図とそのIII−III線端面図である。擬似餌
10は擬似餌本体11と眼球部材1とからなり、本体1
1は、ゴムやプラスチックでできた柔軟な弾性体であっ
て、例えば仮想線で示すように釣糸12の先端にある釣
針13が目立つことのないように取り付けられる。眼球
部材1は、本体11に形成された挿通孔15の一端部か
ら挿入され、両端の眼球部2が挿通孔15の外に位置し
ている。眼球部2の背面部2Aは本体11の外面に密着
し、連結部3の外周面が挿通孔15の内周面に密着し、
突起4はその内周面に径方向から食い込んでいる。眼球
部材1がこのような挿入状態となるためには、本体11
において、挿通孔15の径が連結部3の径よりも小さ
く、その長さが連結部3の長さLよりも長いことが好ま
しい。そのような本体11は、挿通孔15とその近傍と
が弾性変形し、眼球部材1が容易に動いたり、抜けたり
することがないようにそれを保持することができる。特
に突起4は挿通孔15の周面に食い込んでいるから、眼
球部2に外力が加えられた場合でも部材1は容易に抜け
たり、回転したりすることがない。
【0011】かかる眼球部材1にはアクリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂等の比較的光線透
過率の高いプラスチック材料を使用し、本体11には、
それらプラスチック材料よりも屈折率の低い材料を使用
することが好ましい。そのような組み合わせでは、眼球
部材1の一方の眼球部2からの入射光の多くがもう一方
の眼球部2へ向かって進み、連結部3から外へ漏れ出る
光量が少ない。したがって、眼球部2は、正面から見た
ときに輝いて見えるようになる。このような部材1を使
用すると、強く魚の注目を惹くことができ、大きな釣果
をあげることができる。
【0012】図4に示す眼球部材1は、眼球部2の径と
連結部3の径とが同じであって、全体が丸棒状である。
かかる部材1は、擬似餌本体11から抜け落ち易いか
ら、それに突起4を形成することは、抜け落ちの防止の
ために極めて効果的である。
【0013】この発明に係る擬似餌用部材は、魚の形態
に似せた擬似餌の眼球部材として説明してあるが、かか
る部材は、擬似餌を目立たせるための手段としてルアー
フィッシングのワームなど軟質擬似餌に対して広く利用
することができる。
【0014】
【発明の効果】この発明に係る擬似餌用部材では、連結
部の径方向外側への突起が柔軟な弾性素材からなる擬似
餌本体の該部材挿通孔の内周面に食い込み、該部材が抜
け落ちるのを防止する。かかる部材の連結部外周面がそ
の挿通孔内周面に密着している態様の擬似餌では、該部
材の屈折率が本体の屈率よりも高いときに、該部材端
部がよく輝き、魚の注意を強く惹くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】部材(眼球用部材)の側面図。
【図2】擬似餌の側面図。
【図3】図2のIII−III線端面図。
【図4】部材の一実施態様を示す側面図。
【符号の説明】
1 部材(眼球部材) 2 露出部 3 連結部 4 突起部 11 本体 15 挿通孔

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】擬似餌の左右両側から外方に臨むことが可
    能な両露出部と、前記擬似餌に形成された挿通孔に嵌合
    可能な前記両露出部間に介在する連結部と、該連結部に
    その径方向外方へ形成された突起部とを有することを特
    徴とする擬似餌用部材。
  2. 【請求項2】前記両露出部の径が相対的に大きく、前記
    連結部の径が相対的に小さい請求項1記載の部材。
  3. 【請求項3】前記両露出部が半球状であり、前記連結部
    が丸棒状であって、それら両露出部と連結部とが透光性
    プラスチックによって一体成形された中実体である請求
    項1または2記載の部材。
  4. 【請求項4】左右両露出部と、該両露出部間に介在する
    連結部と、該連結部にその径方向外方へ形成された突起
    部とを有し透光性の硬質プラスチックからなる擬似餌用
    部材が、該硬質プラスチックよりも柔軟であり、かつ、
    屈折率の低い第2のプラスチックからなる擬似餌本体に
    取り付けられ、前記両露出部それぞれが該本体の外方に
    臨み、前記連結部が該本体に形成された挿通孔に嵌合
    し、該連結部の外周面と前記挿通孔の内周面とが実質的
    に密着状態にあることを特徴とする擬似餌。
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