JP2815846B2 - 苗植付装置 - Google Patents
苗植付装置Info
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- JP2815846B2 JP2815846B2 JP26155396A JP26155396A JP2815846B2 JP 2815846 B2 JP2815846 B2 JP 2815846B2 JP 26155396 A JP26155396 A JP 26155396A JP 26155396 A JP26155396 A JP 26155396A JP 2815846 B2 JP2815846 B2 JP 2815846B2
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- Japan
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- seedling
- reinforcing member
- feed belt
- rest
- feed
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機に装備される苗
植付装置の苗のせ台の構成に関する。
植付装置の苗のせ台の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】苗植付装置においては、苗を載置する苗
のせ台の苗のせ面に開口部を形成し、苗送りベルト機構
を開口部に臨ませるように配置して、苗送りベルト機構
の苗送りベルトを苗の裏面に当て付け苗送りベルトを回
転駆動することにより、苗を苗取り出し口に向けて送る
ように構成したものがある。このように苗送りベルトを
苗の裏面の長い範囲に亘って当て付けることによって、
苗のせ台に載置される苗を苗送りベルトにより、苗取り
出し口に向けて確実に送ることができる。
のせ台の苗のせ面に開口部を形成し、苗送りベルト機構
を開口部に臨ませるように配置して、苗送りベルト機構
の苗送りベルトを苗の裏面に当て付け苗送りベルトを回
転駆動することにより、苗を苗取り出し口に向けて送る
ように構成したものがある。このように苗送りベルトを
苗の裏面の長い範囲に亘って当て付けることによって、
苗のせ台に載置される苗を苗送りベルトにより、苗取り
出し口に向けて確実に送ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
苗送りベルト機構を苗のせ台に備えると、苗のせ面に苗
送りベルト機構を臨ませる為に、比較的大きな開口部を
苗のせ面に形成しなければならないので、苗のせ台にお
いて苗のせ面の開口部付近の強度低下を招くことがあ
る。又、苗送りベルトを苗の裏面の長い範囲に亘り当て
付けるように配置すると、苗送りベルトにおいて苗のせ
面側に出ている部分が、自重等によって下方に垂れて苗
の裏面から離れ、苗取り出し口への苗の送りが確実に行
えないような状態を招くことがある。本発明は苗のせ台
に苗送りベルト機構を備えた苗植付装置において、苗の
せ台における苗のせ面の開口部付近の強度低下や、苗送
りベルトの下方への垂れ下がりを防止できる構成を得る
ことを目的としている。
苗送りベルト機構を苗のせ台に備えると、苗のせ面に苗
送りベルト機構を臨ませる為に、比較的大きな開口部を
苗のせ面に形成しなければならないので、苗のせ台にお
いて苗のせ面の開口部付近の強度低下を招くことがあ
る。又、苗送りベルトを苗の裏面の長い範囲に亘り当て
付けるように配置すると、苗送りベルトにおいて苗のせ
面側に出ている部分が、自重等によって下方に垂れて苗
の裏面から離れ、苗取り出し口への苗の送りが確実に行
えないような状態を招くことがある。本発明は苗のせ台
に苗送りベルト機構を備えた苗植付装置において、苗の
せ台における苗のせ面の開口部付近の強度低下や、苗送
りベルトの下方への垂れ下がりを防止できる構成を得る
ことを目的としている。
【0004】
苗を載置する苗のせ台の苗のせ面に形成された開口部
に、苗を苗取り出し口に向けて送る苗送りベルト機構を
臨ませ、苗のせ台の左右方向に亘る補強部材を、苗送り
ベルト機構の苗送りベルトの巻回経路を通して、苗のせ
台の裏側に取り付けて、苗のせ台を左右に往復横送り駆
動する横送り機構を、補強部材に連結すると共に、苗送
りベルトにおいて苗のせ面側に出ている部分の裏側を受
け止め支持するもので、補強部材の上下幅よりも長い上
下長さを持つ受け部材を、補強部材に備えてある。
に、苗を苗取り出し口に向けて送る苗送りベルト機構を
臨ませ、苗のせ台の左右方向に亘る補強部材を、苗送り
ベルト機構の苗送りベルトの巻回経路を通して、苗のせ
台の裏側に取り付けて、苗のせ台を左右に往復横送り駆
動する横送り機構を、補強部材に連結すると共に、苗送
りベルトにおいて苗のせ面側に出ている部分の裏側を受
け止め支持するもので、補強部材の上下幅よりも長い上
下長さを持つ受け部材を、補強部材に備えてある。
【0005】〔2〕 前項〔1〕の構成において、補強部材から上方及び下方
の両方に延出するように、受け部材を補強部材に備えて
ある。
の両方に延出するように、受け部材を補強部材に備えて
ある。
【0006】
【作用】〔I〕 請求項1の特徴のように、苗のせ台の左右方向に亘る補
強部材を、苗送りベルトの巻回経路を通して苗のせ台の
裏側に取り付けると、苗送りベルト機構が臨む苗のせ面
の開口部を、補強部材が横切るように配置されることに
なって、苗のせ台における苗のせ面の開口部付近が補強
部材によって補強される。この場合、苗送りベルトの巻
回経路を通して補強部材を取り付けているので、既存の
苗送りベルト機構の範囲から補強部材が大きく出るよう
なことがなく、補強部材の配置スペースに無駄がない。
強部材を、苗送りベルトの巻回経路を通して苗のせ台の
裏側に取り付けると、苗送りベルト機構が臨む苗のせ面
の開口部を、補強部材が横切るように配置されることに
なって、苗のせ台における苗のせ面の開口部付近が補強
部材によって補強される。この場合、苗送りベルトの巻
回経路を通して補強部材を取り付けているので、既存の
苗送りベルト機構の範囲から補強部材が大きく出るよう
なことがなく、補強部材の配置スペースに無駄がない。
【0007】〔II〕 苗植付装置においては一般に、苗送りベルトを備えた苗
送りベルト機構や、苗のせ台を左右に往復横送り駆動す
る横送り機構、植付爪の駆動機構を、苗のせ台の裏側の
比較的低い位置に備えており、苗植付装置が全体的にコ
ンパクトになるように、且つ、苗植付装置の重心が低く
なるように構成している。
送りベルト機構や、苗のせ台を左右に往復横送り駆動す
る横送り機構、植付爪の駆動機構を、苗のせ台の裏側の
比較的低い位置に備えており、苗植付装置が全体的にコ
ンパクトになるように、且つ、苗植付装置の重心が低く
なるように構成している。
【0008】この場合、苗送りベルトよりも上側の苗の
せ台の部分と、苗のせ台の裏側の比較的低い位置の横送
り機構とを、連結部材を介して連結するように構成すれ
ば、連結部材が長いものになってしまう。このように連
結部材が長いものになると、横送り機構による往復横送
りの動力を苗のせ台に伝達する際、連結部材にたわみが
生じて、横送り機構による往復横送りの動力を苗のせ台
に確実に伝達することができないような状態の生じるこ
とがある。逆に、苗送りベルトよりも上側の苗のせ台の
部分と横送り機構とを連結する際に、前述の連結部材を
短いものにしようとすれば、横送り機構の位置を上方に
持ち上げて、苗送りベルトよりも上側の苗のせ台の部分
に横送り機構を接近させるように構成する必要がある。
しかし、横送り機構を苗送りベルト機構や植付爪の駆動
機構から離して上方に配置すると、前述の苗植付装置の
全体的なコンパクト化、及び苗植付装置の低重心化に反
することになる。
せ台の部分と、苗のせ台の裏側の比較的低い位置の横送
り機構とを、連結部材を介して連結するように構成すれ
ば、連結部材が長いものになってしまう。このように連
結部材が長いものになると、横送り機構による往復横送
りの動力を苗のせ台に伝達する際、連結部材にたわみが
生じて、横送り機構による往復横送りの動力を苗のせ台
に確実に伝達することができないような状態の生じるこ
とがある。逆に、苗送りベルトよりも上側の苗のせ台の
部分と横送り機構とを連結する際に、前述の連結部材を
短いものにしようとすれば、横送り機構の位置を上方に
持ち上げて、苗送りベルトよりも上側の苗のせ台の部分
に横送り機構を接近させるように構成する必要がある。
しかし、横送り機構を苗送りベルト機構や植付爪の駆動
機構から離して上方に配置すると、前述の苗植付装置の
全体的なコンパクト化、及び苗植付装置の低重心化に反
することになる。
【0009】これに対し請求項1の特徴によると、補強
部材を苗送りベルトの巻回経路を通して苗のせ台の裏側
に取り付けているので、補強部材が横送り機構の近くに
位置することになって、補強部材と横送り機構とを連結
部材を介して連結した際に、連結部材を短いものに構成
することができる。従って、横送り機構による往復横送
りの動力が、連結部材のたわみを伴うことなく補強部材
(苗のせ台)に確実に伝達される。
部材を苗送りベルトの巻回経路を通して苗のせ台の裏側
に取り付けているので、補強部材が横送り機構の近くに
位置することになって、補強部材と横送り機構とを連結
部材を介して連結した際に、連結部材を短いものに構成
することができる。従って、横送り機構による往復横送
りの動力が、連結部材のたわみを伴うことなく補強部材
(苗のせ台)に確実に伝達される。
【0010】〔III〕 請求項1の特徴のように、苗送りベルトにおいて苗のせ
面側に出ている部分の裏側を受け止め支持する受け部材
を補強部材に備えることにより、苗送りベルトにおいて
苗のせ面側に出ている部分が、受け部材により受け止め
支持されて下方に垂れ下がるようなことがない。受け部
材が補強部材の上下幅よりも長い上下長さを持つものな
ので、苗送りベルトにおいて苗のせ面側に出ている長い
部分に亘って、受け部材が受け止め支持することにな
り、苗送りベルトを苗の裏面の長い範囲に亘って確実に
当て付けることができる。
面側に出ている部分の裏側を受け止め支持する受け部材
を補強部材に備えることにより、苗送りベルトにおいて
苗のせ面側に出ている部分が、受け部材により受け止め
支持されて下方に垂れ下がるようなことがない。受け部
材が補強部材の上下幅よりも長い上下長さを持つものな
ので、苗送りベルトにおいて苗のせ面側に出ている長い
部分に亘って、受け部材が受け止め支持することにな
り、苗送りベルトを苗の裏面の長い範囲に亘って確実に
当て付けることができる。
【0011】この場合、請求項1の特徴のように、補強
部材を苗送りベルトの巻回経路を通して苗のせ台の裏側
に取り付けると、前項〔I〕に記載のように苗送りベル
ト機構が臨む苗のせ面の開口部を補強部材が横切り、且
つ、苗送りベルトにおいて苗のせ面側に出ている部分の
裏側に、補強部材が位置することになる。これにより、
前述の受け部材を補強部材に備えることにより、苗送り
ベルトにおいて苗のせ面側に出ている部分を、容易に受
け止め支持することができるのであり、受け部材を苗の
せ台に取り付ける為の専用の連結部材も不要となる。
部材を苗送りベルトの巻回経路を通して苗のせ台の裏側
に取り付けると、前項〔I〕に記載のように苗送りベル
ト機構が臨む苗のせ面の開口部を補強部材が横切り、且
つ、苗送りベルトにおいて苗のせ面側に出ている部分の
裏側に、補強部材が位置することになる。これにより、
前述の受け部材を補強部材に備えることにより、苗送り
ベルトにおいて苗のせ面側に出ている部分を、容易に受
け止め支持することができるのであり、受け部材を苗の
せ台に取り付ける為の専用の連結部材も不要となる。
【0012】〔IV〕 請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項
〔I〕〔II〕〔III〕に記載の「作用」を備えてお
り、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項1のような長い上下長さを持つ受け部材におい
て、補強部材から上方にのみ延出するように受け部材を
備えると(又は下方にのみ延出するように受け部材を備
えると)、受け部材が補強部材に片持ち状に備えられる
ことになって、苗送りベルトから受け部材に負荷が掛か
った際に受け部材が振ら付き易い。
〔I〕〔II〕〔III〕に記載の「作用」を備えてお
り、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
請求項1のような長い上下長さを持つ受け部材におい
て、補強部材から上方にのみ延出するように受け部材を
備えると(又は下方にのみ延出するように受け部材を備
えると)、受け部材が補強部材に片持ち状に備えられる
ことになって、苗送りベルトから受け部材に負荷が掛か
った際に受け部材が振ら付き易い。
【0013】請求項2の特徴によると、補強部材から上
方及び下方の両方に延出されるように、受け部材が補強
部材に備えられているので、例えば受け部材の上側部分
に苗送りベルトから負荷が掛かって受け部材が振ら付こ
うとしても、苗送りベルトを受け止め支持している受け
部材の下側部分によって、受け部材の振ら付きが抑えら
れる。
方及び下方の両方に延出されるように、受け部材が補強
部材に備えられているので、例えば受け部材の上側部分
に苗送りベルトから負荷が掛かって受け部材が振ら付こ
うとしても、苗送りベルトを受け止め支持している受け
部材の下側部分によって、受け部材の振ら付きが抑えら
れる。
【0014】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、苗のせ台に苗
送りベルト機構を備えた苗植付装置において、補強部材
により苗のせ台における苗のせ面の開口部付近を補強す
ることができて、苗のせ台の耐久性を向上させることが
できた。この場合、苗送りベルトの巻回経路を有効に利
用して補強部材を取り付けているので、補強部材の配置
スペースに無駄がなく、苗のせ台のコンパクト化の面で
有利なものとなる。
送りベルト機構を備えた苗植付装置において、補強部材
により苗のせ台における苗のせ面の開口部付近を補強す
ることができて、苗のせ台の耐久性を向上させることが
できた。この場合、苗送りベルトの巻回経路を有効に利
用して補強部材を取り付けているので、補強部材の配置
スペースに無駄がなく、苗のせ台のコンパクト化の面で
有利なものとなる。
【0015】請求項1の特徴によると、横送り機構によ
る往復横送りの動力が、補強部材と横送り機構とを連結
する連結部材のたわみ等を伴うことなく、補強部材(苗
のせ台)に確実に伝達されるので、苗のせ台の確実な往
復横送りによって、苗の植付精度を向上させることがで
きる。
る往復横送りの動力が、補強部材と横送り機構とを連結
する連結部材のたわみ等を伴うことなく、補強部材(苗
のせ台)に確実に伝達されるので、苗のせ台の確実な往
復横送りによって、苗の植付精度を向上させることがで
きる。
【0016】請求項1の特徴によると、苗送りベルトに
おいて苗のせ面側に出ている部分が受け部材により受け
止め支持されて下方に垂れ下がるようなことがない点、
並びに、受け部材によって苗送りベルトを苗の裏面の長
い範囲に亘って確実に当て付けることができる点によ
り、苗送りベルトによる苗取り出し口への苗の送りが、
スリップなく確実に行われるようになって、苗の植付精
度を向上させることができる。この場合、前述の補強部
材に受け部材を備えることによって、苗送りベルトにお
いて苗のせ面側に出ている部分を、容易に受け止め支持
することができるのであり、受け部材を苗のせ台に取り
付ける為の専用の連結部材も不要となるので、構造の簡
素化の面においても有利なものとなる。
おいて苗のせ面側に出ている部分が受け部材により受け
止め支持されて下方に垂れ下がるようなことがない点、
並びに、受け部材によって苗送りベルトを苗の裏面の長
い範囲に亘って確実に当て付けることができる点によ
り、苗送りベルトによる苗取り出し口への苗の送りが、
スリップなく確実に行われるようになって、苗の植付精
度を向上させることができる。この場合、前述の補強部
材に受け部材を備えることによって、苗送りベルトにお
いて苗のせ面側に出ている部分を、容易に受け止め支持
することができるのであり、受け部材を苗のせ台に取り
付ける為の専用の連結部材も不要となるので、構造の簡
素化の面においても有利なものとなる。
【0017】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてい
る。さらに請求項2の特徴によると、補強部材から上方
及び下方の両方に延出されるように受け部材が補強部材
に備えられて、受け部材の振ら付きが少ないので、受け
部材によって苗送りベルトを、苗の裏面の長い範囲に亘
ってさらに確実に当て付けることができるようになり、
苗送りベルトによる苗取り出し口への苗の送りが、スリ
ップなく確実に行われるようになって、苗の植付精度を
さらに向上させることができる。
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてい
る。さらに請求項2の特徴によると、補強部材から上方
及び下方の両方に延出されるように受け部材が補強部材
に備えられて、受け部材の振ら付きが少ないので、受け
部材によって苗送りベルトを、苗の裏面の長い範囲に亘
ってさらに確実に当て付けることができるようになり、
苗送りベルトによる苗取り出し口への苗の送りが、スリ
ップなく確実に行われるようになって、苗の植付精度を
さらに向上させることができる。
【0018】
【実施例】図1に示すように、本機(図示せず)の後端
に設けられた四連リンク1に、本機から動力の伝達を受
けるフィードケース2を連結し、フィードケース2の下
端に横向きフレーム3を連結して、横向きフレーム3か
ら後方に向けて複数個の植付ケース4を延出している。
植付ケース4の前端部を横向きフレーム3と平行に架設
した伝動軸(図示せず)で連結して、植付ケース4への
伝動構造を構成しており、植付ケース4の後端部に苗植
付機構5、植付ケース4の上方に苗植付機構5の植付作
動に連動して左右に一定ストロークで往復横送り駆動さ
れる苗のせ台6を設けて、乗用型の田植機に搭載される
苗植付装置を構成している。
に設けられた四連リンク1に、本機から動力の伝達を受
けるフィードケース2を連結し、フィードケース2の下
端に横向きフレーム3を連結して、横向きフレーム3か
ら後方に向けて複数個の植付ケース4を延出している。
植付ケース4の前端部を横向きフレーム3と平行に架設
した伝動軸(図示せず)で連結して、植付ケース4への
伝動構造を構成しており、植付ケース4の後端部に苗植
付機構5、植付ケース4の上方に苗植付機構5の植付作
動に連動して左右に一定ストロークで往復横送り駆動さ
れる苗のせ台6を設けて、乗用型の田植機に搭載される
苗植付装置を構成している。
【0019】次に、苗のせ台6の往復横送りの構造につ
いて説明する。図3及び図4に示すように、苗のせ台6
の裏側に全幅に亘って横向きの補強フレーム7(補強部
材に相当)を掛け渡して取り付け、苗のせ台6を組み立
て状態で補強している。苗のせ台6は植付条毎にマット
状の苗を仕切る仕切り壁6Aを設けて、仕切り壁6Aで
植付条毎の苗のせ台6の部分(苗のせ面)に分割してお
り、補強フレーム7で組み立て状態の苗のせ台6を補強
している。
いて説明する。図3及び図4に示すように、苗のせ台6
の裏側に全幅に亘って横向きの補強フレーム7(補強部
材に相当)を掛け渡して取り付け、苗のせ台6を組み立
て状態で補強している。苗のせ台6は植付条毎にマット
状の苗を仕切る仕切り壁6Aを設けて、仕切り壁6Aで
植付条毎の苗のせ台6の部分(苗のせ面)に分割してお
り、補強フレーム7で組み立て状態の苗のせ台6を補強
している。
【0020】図2及び図3に示すように、補強フレーム
7を断面T字状に形成しており、後述する苗送りベルト
機構8の苗送りベルト16の巻回経路を通して、補強フ
レーム7を配置している。補強フレーム7から機体前方
側に向けて第1ブラケット9を延出し、第1ブラケット
9に苗のせ台6の横送り機構Aを連結している。
7を断面T字状に形成しており、後述する苗送りベルト
機構8の苗送りベルト16の巻回経路を通して、補強フ
レーム7を配置している。補強フレーム7から機体前方
側に向けて第1ブラケット9を延出し、第1ブラケット
9に苗のせ台6の横送り機構Aを連結している。
【0021】横送り機構Aは図2及び図3に示すよう
に、フィードケース2から螺旋軸10を横向きに延出
し、螺旋軸10に外嵌されて螺旋軸10の軸芯方向に沿
って横移動可能な移動体11を設けて、移動体11内に
螺旋軸10の螺旋溝に咬合するコマ部材12を内装し、
螺旋軸10の回転によりコマ部材12と一体で移動体1
1を横送り駆動可能に構成している。移動体11と第1
ブラケット9とを、連結部材13を介して連結してい
る。以上の構成により、フィードケース2内の駆動機構
(図示せず)によって螺旋軸10を回転駆動し、移動体
11を一定ストロークで往復移動させて苗のせ台6を左
右に往復横送り駆動する。
に、フィードケース2から螺旋軸10を横向きに延出
し、螺旋軸10に外嵌されて螺旋軸10の軸芯方向に沿
って横移動可能な移動体11を設けて、移動体11内に
螺旋軸10の螺旋溝に咬合するコマ部材12を内装し、
螺旋軸10の回転によりコマ部材12と一体で移動体1
1を横送り駆動可能に構成している。移動体11と第1
ブラケット9とを、連結部材13を介して連結してい
る。以上の構成により、フィードケース2内の駆動機構
(図示せず)によって螺旋軸10を回転駆動し、移動体
11を一定ストロークで往復移動させて苗のせ台6を左
右に往復横送り駆動する。
【0022】次に、苗送りベルト機構8について説明す
る。図2,3,4に示すように、下方に位置する駆動プ
ーリ14と上方に位置する従動プーリ15とに亘り、突
起付きの苗送りベルト16を巻回して苗送りベルト機構
8を構成しており、苗送りベルト機構8を苗のせ面に形
成された二つの開口部6Bの各々に臨ませている。駆動
プーリ14の軸に被動アーム17を、ワンウエイクラッ
チ(図示せず)及び戻しバネ(図示せず)を介して取り
付け、フィードケース2から突設して常時回転する回転
軸18に、一対の駆動アーム19を所定間隔で取り付け
ている。これにより、苗のせ台6の往復横送りの移動端
において駆動アーム19と被動アーム17との位相が一
致し、駆動アーム19が被動アーム17を駆動して、苗
送りベルト16が一定長さだけ回転移動し、苗を苗取り
出し口aに向けて送る。
る。図2,3,4に示すように、下方に位置する駆動プ
ーリ14と上方に位置する従動プーリ15とに亘り、突
起付きの苗送りベルト16を巻回して苗送りベルト機構
8を構成しており、苗送りベルト機構8を苗のせ面に形
成された二つの開口部6Bの各々に臨ませている。駆動
プーリ14の軸に被動アーム17を、ワンウエイクラッ
チ(図示せず)及び戻しバネ(図示せず)を介して取り
付け、フィードケース2から突設して常時回転する回転
軸18に、一対の駆動アーム19を所定間隔で取り付け
ている。これにより、苗のせ台6の往復横送りの移動端
において駆動アーム19と被動アーム17との位相が一
致し、駆動アーム19が被動アーム17を駆動して、苗
送りベルト16が一定長さだけ回転移動し、苗を苗取り
出し口aに向けて送る。
【0023】図2に示すように、被動アーム17と繰り
出し量調節レバー(図示せず)とをワイヤ21で連結し
ており、被動アーム17の角度を変更して駆動アーム1
9と最初に接触して駆動される初期位置を変更すること
により、被動アーム17の回転角度を変更して、苗送り
ベルト16の回転移動量を調節可能に構成している。ワ
イヤ21におけるアウタの支持部材22を補強フレーム
7に取り付けて、補強フレーム7を有効に利用してお
り、第2ブラケット23を補強フレーム7に取り付け
て、他の操作用のワイヤの受けとしても利用している。
出し量調節レバー(図示せず)とをワイヤ21で連結し
ており、被動アーム17の角度を変更して駆動アーム1
9と最初に接触して駆動される初期位置を変更すること
により、被動アーム17の回転角度を変更して、苗送り
ベルト16の回転移動量を調節可能に構成している。ワ
イヤ21におけるアウタの支持部材22を補強フレーム
7に取り付けて、補強フレーム7を有効に利用してお
り、第2ブラケット23を補強フレーム7に取り付け
て、他の操作用のワイヤの受けとしても利用している。
【0024】図1,2,3,4に示すように補強フレー
ム7をアルミの型材で形成し、補強フレーム7に対して
樹脂製の受け板24(受け部材に相当)を、スナップフ
ィット式に弾性装着可能に取り付けている。受け板24
は補強フレーム7の上下幅よりも長い上下長さを持って
おり、補強フレーム7から上方及び下方の両方に延出す
るように取り付けられている。これにより、苗送りベル
ト16において苗のせ面側に出ている部分の裏側を、受
け板24により受け止め支持するようにして、苗送りベ
ルト16の垂れ下がりを防止している。苗のせ台6の苗
のせ面に沿って揺動して仕切り壁6Aに対して出退自在
な苗残量センサ25が備えられている。
ム7をアルミの型材で形成し、補強フレーム7に対して
樹脂製の受け板24(受け部材に相当)を、スナップフ
ィット式に弾性装着可能に取り付けている。受け板24
は補強フレーム7の上下幅よりも長い上下長さを持って
おり、補強フレーム7から上方及び下方の両方に延出す
るように取り付けられている。これにより、苗送りベル
ト16において苗のせ面側に出ている部分の裏側を、受
け板24により受け止め支持するようにして、苗送りベ
ルト16の垂れ下がりを防止している。苗のせ台6の苗
のせ面に沿って揺動して仕切り壁6Aに対して出退自在
な苗残量センサ25が備えられている。
【0025】〔別実施例〕 受け板24において図5(イ)に示すように、補強
フレーム7の一方の肩部にのみ嵌まり込む弾性変形可能
な係合部を設けて構成してもよい。 受け板24において図5(ロ)に示すように、補強
フレーム7の一方の肩部にのみ嵌まり込む弾性変形可能
な係合部を別体で設け、係合部及び受け板24を板バネ
で構成してもよい。 受け板24を補強フレーム7と一体で形成してもよ
い。 以上の,,の形態を総称して、補強フレーム7
(補強部材)に備えた受け板24(受け部材)とする。
フレーム7の一方の肩部にのみ嵌まり込む弾性変形可能
な係合部を設けて構成してもよい。 受け板24において図5(ロ)に示すように、補強
フレーム7の一方の肩部にのみ嵌まり込む弾性変形可能
な係合部を別体で設け、係合部及び受け板24を板バネ
で構成してもよい。 受け板24を補強フレーム7と一体で形成してもよ
い。 以上の,,の形態を総称して、補強フレーム7
(補強部材)に備えた受け板24(受け部材)とする。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】苗植付装置の側面図
【図2】受け板、苗送りベルト機構及び横送り機構付近
の縦断側面図
の縦断側面図
【図3】受け板、苗送りベルト機構及び横送り機構付近
の横断平面図
の横断平面図
【図4】苗のせ台の苗のせ面及び苗送りベルト機構の正
面図
面図
【図5】受け板の別実施例を示す縦断側面図
6 苗のせ台 6B 苗のせ台の開口部 7 補強部材 8 苗送りベルト機構 16 苗送りベルト 24 受け部材 A 横送り機構 a 苗取り出し口
Claims (2)
- 【請求項1】 苗を載置する苗のせ台(6)の苗のせ面
に形成された開口部(6B)に、苗を苗取り出し口
(a)に向けて送る苗送りベルト機構(8)を臨ませ、 前記苗のせ台(6)の左右方向に亘る補強部材(7)
を、前記苗送りベルト機構(8)の苗送りベルト(1
6)の巻回経路を通して、前記苗のせ台(6)の裏側に
取り付けて、 前記苗のせ台(6)を左右に往復横送り駆動する横送り
機構(A)を、前記補強部材(7)に連結すると共に、 前記苗送りベルト(16)において前記苗のせ面側に出
ている部分の裏側を受け止め支持するもので、前記補強
部材(7)の上下幅よりも長い上下長さを持つ受け部材
(24)を、前記補強部材(7)に備えてある苗植付装
置。 - 【請求項2】 前記補強部材(7)から上方及び下方の
両方に延出するように、前記受け部材(24)を前記補
強部材(7)に備えてある請求項1記載の苗植付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26155396A JP2815846B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 苗植付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26155396A JP2815846B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 苗植付装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17043492A Division JP2788573B2 (ja) | 1992-06-29 | 1992-06-29 | 苗植付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09103144A JPH09103144A (ja) | 1997-04-22 |
JP2815846B2 true JP2815846B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17363505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26155396A Expired - Lifetime JP2815846B2 (ja) | 1996-10-02 | 1996-10-02 | 苗植付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815846B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-02 JP JP26155396A patent/JP2815846B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09103144A (ja) | 1997-04-22 |
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