JP2812098B2 - 半導体装置の接合強度評価システム - Google Patents

半導体装置の接合強度評価システム

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JP2812098B2 JP26446592A JP26446592A JP2812098B2 JP 2812098 B2 JP2812098 B2 JP 2812098B2 JP 26446592 A JP26446592 A JP 26446592A JP 26446592 A JP26446592 A JP 26446592A JP 2812098 B2 JP2812098 B2 JP 2812098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の接合部の接
合強度評価システムに関し、特に圧着接合技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、Tape Automated
Bonding(以下TAB)の設計製造並びにその接
合部の強度評価は次の様におこなわれている。スプロケ
ットホールを持ったポリイミドテープに銅箔をラミネー
トし、これにボンディングワイヤに相当するリードパタ
ーンをフォトエッチングにより形成した後、金・錫又は
半田メッキしたTABテープと外部引き出し用電極パッ
ド上に突起型電極(以下バンプ)を形成した半導体素子
を準備し、このバンプにTABテープのリードを重ね合
わせ所要の加圧力、加熱温度及びそれぞれの作用時間さ
らに圧下による押し込み量等を設定し、ボンディングを
行っていた。ボンディング後その接合性を判断するため
に図3に示すテンションゲージによる引張り試験によっ
て確認する方法を用いていた。
【0003】図3において、半導体素子3上のバンプ2
にフィルムキャリアテープリード1をボンディングし、
そこにテンションゲージ5からのフック4を引っ掛けて
上方に引っ張る。一方、このリード1はポリイミドテー
プ1a上の接着層1bに接着している。そしてこの試験
の手順は図6に示すフローチャートのように行なわれ
る。
【0004】また、これとは別に構造部材や素形材に施
されたスパッタ法やイオンプレーティング,蒸着法,さ
らに古くからある鋼材に対する浸炭法や高周波焼き入れ
などによる表面改質後の表面層の機械的性質や薄膜密着
強度を評価する手法(例えばスクラッチテスト,マイク
ロビッカーズ硬度など)並びに溶接継手の継手強度や接
着剤による接着強度の評価手法が考案されており、JI
S規格(例えばJISK6849−76,JISZ31
21など)となって広く用いられている。半導体装置に
対してもこれらの手法を応用したりして、評価を行って
きていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
装置の接合強度評価法、特にテンションゲージ法(図
3)による評価では、過去の実績からあらかじめ設定し
た基準の強度を満足するか否かの二値的判断としてしか
情報を得られないため、設計指針へのフィードバックが
受身的にならざる得ない。
【0006】さらに、実製品又はそれに近い形態の試作
品を用いた多数の製造プロセスを経た後のサンプンルを
用いて評価しなければならないので資材の手配・購入か
ら試作投入・評価用サンプル作成までに要する時間に長
時間費やされ、試作コストと試作に費いやす技術者の工
数は開発期間を短くしていかねばならない現在の設計環
境にあっては技術者にとって常に問題となっているとこ
ろであった。
【0007】さらにこのテンションゲージによる手法
は、その値が接合部の見かけの強度を与えるのみで実際
の接合強度を示しているわけではなかった。
【0008】そこで、従来の構造部材や各種素形材に施
される表面改質技術(例えばめっき法,スパッタ法,蒸
着法,拡散浸透法など)によって得られた表面改質層の
機械的性質や形成膜の母材との密着強度を評価する手
法,溶接継手や接着剤による接着後のそれぞれ継手強
度,接着強度を評価する手法などのいずれもJIS規格
の中で規格化定式化されている評価手法を適用する場合
もある。
【0009】しかしながらこれらはあくまでも構造的に
も力学的にも標準化・理想化された状態における指標で
あるので例えば、本発明にて対象としている半導体装置
のフィルムキャリアテープリードとバンプの接合部内の
詳細な接合強度分布、つまり、どの部位で強く接合し、
その接合強度を負担しているか又、リード及びバンプの
接合面形状・寸法が変化した場合はどう変化するかさら
に圧着時の荷重・温度・変形量との相関などの予測が必
要な時に上述した理想化された状態での評価結果を何ら
かの方法でもってより実際的な指標に変換しなければな
らない必要性が生じてくる。このような問題を一義的に
解決し、定量的に評価結果を得るための評価システムは
実用的なものとして未だ存在していないのが実情であっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の接
合強度評価システムは、A:単軸圧縮ならびに単軸引張
りが行える往復運動が可能なシリンダ・ピストン機構か
往復運動の速度制御が可能なサーボ機構等が備えられた
ラック・ピニオン機構又は送りねじ機構等で構成された
動力伝達部を有するプレス機構部と、B:そのプレス機
構部の駆動動力の大きさやプレス時及び引張り時のスピ
ードを制御するプレス制御部と、C:金属等(例えば素
銅など)の円柱状の中実丸棒(直径数mm以下)の一端
面に半導体材料として使われるメッキ材や薄膜材をそれ
ぞれメッキ法やスパッタリング・蒸着法等で同薄膜・メ
ッキ膜を一定の厚みで形成したものを少なくとも2本1
組以上と、D:プレス機構部にこの中実丸棒の一端をそ
の互いの中心軸を一致させて同丸棒の端面が相対して突
き合わされるように固定する固定装置部と、E:そのメ
ッキ膜等が形成された丸棒の端面が互いに突き合わされ
ている部分の周囲に電熱線ヒータ等並びに温調計によっ
てその周囲部を所要の温度に加熱・保温する脱着可能な
ヒータ部と、F:プレス機構部に備えられたプレス荷重
及び引張り荷重を計測するロードセル並びにプレス及び
引張り時の変位を計測する変位計等で構成さえたセンサ
部と、G:このセンサー部より出力されるプレス及び引
張り時の過度現象を記録する計装系部と、H:過度現象
のデータを計算処理し、プレス時にはロードセルからの
出力であるという荷重−時間曲線と変位計からの出力で
ある変位−時間曲線とから中実丸棒の端面に形成された
メッキ膜等の半導体材料の変形特性を示すプレス時の温
度及びひずみ速度下での応力−ひずみ曲線を算出し、
又、プレス後の中実丸棒の端面が接合され一体化された
後に行われる引張り時にはロードセルの出力から室温か
つ低ひずみ速度下での最終破断強度を算出し、その最終
破断強度をプレス時の温度及びひずみ,ひずみ速度で対
応させ定式化し、フロッピィディスク装置等の周辺装置
に同データを保存し、任意に同結果をグラフィック表示
させる一連の手続きと、I:有限要素法やモデル材料プ
ラスティシン等を用いた物理シミュレーション法等の変
形過程におけるMetal flowの様相を可視化し
ひずみ解析が行える解析システムによって別途得られた
半導体装置の接合部内あるいはモデル材料による接合部
モデル内の詳細なひずみ分布,ひずみ速度分布,温度分
布の結果と前述した手続きとをひずみ,ひずみ速度,温
度のパラメータで連動させて、半導体装置の接合部の接
合強度分布を定量的に示し得る一連の手続きとが組み込
まれた中央処理装置部との、A〜Iの構成を備えてい
る。
【0011】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の全システム構成図で
ある。
【0012】アクチュエータとして空気アクチュエータ
を用い、シリンダ11は片ロッド型復動エアシリンダで
ピストン12が往復運動するようになっている。このプ
レス機構部10を制御するのがプレス制御部50で、端
面加工が施された中実丸棒サンプル31の2本1組に対
し単軸圧縮を行う時は、プレス制御コントローラ55よ
りプレス(圧縮)側電動レギュレータ54aに圧力設定
信号を送り所要の空気圧がプレス側エア配管51aを通
してシリンダ11内に負荷されるように設定される。こ
の時、同圧力は、プレス側ゲージ53aにて確認する。
さらにプレス制御コントローラ55からプレス側直動弁
52aにプレスタート信号が送られ圧縮を行う。
【0013】この時、2本のサンプル31は接合端面3
2をたがいに突き合わせてあって他端を回転式チェック
(サンプル固定部)41にて2本のサンプル31の中心
軸が一致するように固定しておく。回転式チャック41
の機構要素は一般の機械工作に使われる族盤で被削物を
固定し、中心軸出しが行なえる回転式チャックと同様の
ものを用いればよい。また、圧縮の状態を客観的に知る
ために圧縮荷重を高感度・高精度のロードセル22でそ
して、圧縮変位を変位計21で実時間で計測する。
【0014】変位は微小変位となることから、この変位
を計測するには市販の静電容量型変位計が望ましい。さ
らに、実製品における実際のボンディング過程と対応が
とれるようにするために、ボンディング時の温度を電熱
線ヒータ42と温調計43によって再現する。上記変位
出力とロードセル出力は電気信号の形でアンプ61に転
送されて所要の電圧に増幅され、さらに計装系62(例
えば岩通電子製のデジタルメモリDM−7100など)
に転送されて、実時間に対応した電圧変化を記録保持す
る。この変位と荷重の電圧出力から実際の荷重−変位曲
線、さらに中実丸棒サンプル31の寸法から応力−ひず
み曲線を算定する処理を行うのが中央処理装置部のコン
ピュータ71である。この応力−ひずみ曲線の算定手順
は後で述べる。
【0015】単軸圧縮が行われた後、サンプル31の接
合端面32の部分の接合強度を評価するために圧縮され
たサンプル31をそのまま用いて単軸引張りを行う。こ
の時、サンプル31の温度は室温にもどしておく。前述
したプレス制御部50のプレス制御コントローラ55に
て、今度は、引張り側電空レギュレータ54bに圧力設
定信号を送り、所要の圧力に設定し、それを引張り側ゲ
ージ53bにて確認した後、再びプレス制御コントロー
ラ55により引張り側直動弁52bに引張りスタート信
号が送られ、高圧空気が引張り側エア配管51bを通っ
てシリンダ11内に流れ込む。これによって、ピストン
12は鉛直上方に持ち上げられるように運動し、回転式
チャック41を通してサンプル31に引張り荷重が負荷
される。これは接合層32が破断するまで続けられる。
この時の最大引張り強度に以って接合層32の接合強度
とし、フロッピィディスク装置72に前述した同サンプ
ルの応力−ひずみ曲線と圧縮時の温度,荷重変位の各条
件と合わせて記録し、データベースとする。接合強度の
定式化については後で述べる。
【0016】この単軸引張りによって得られた接合強度
の情報と実際の半導体装置の複雑な構造でかつ多軸応力
−多軸ひずみ状態にある接合部(バンプとリード)の有
限要素法やモデル材料を用いて行う物理シミュレーショ
ン法等のひずみ解析システムによって得た相当ひずみ
(バーε)の分布情報とを、この相当ひずみ(バーε)
の値を介して合わせて従来取ることのできなかった同部
分の詳細な接合強度分布の情報を算出し、グラフィック
等によって表示させ可視化することができる。
【0017】続いて本発明の第2の実施例について説明
する。図2はその第2の実施例の全システムの構成図で
ある。図1の第1の実施例と異なる部分だけの説明をす
ると、まず空気アクチュエータの代わりにラック10
1,ピニオン102の歯車伝達機構とパルスモータ(サ
ーボモータ)103とからなる電動アクチュエータを用
いることで正確な駆動力伝達と速度設定が行える利点が
ある。特にプレス・引張り速度はレゾルバ201の回転
角の検知とその検出信号をA/D変換器203を通して
コンパレータ204にて設定値と比較し、その差を加減
速回路202によって補正し、さらにパルスモータ10
3にフィードバックすることで精度を上げることができ
るようになる。また、そのプレス動特性をプレス動特性
生成プログラム82で変位−時間曲線が第1式、プレス
速度−時間曲線が第2式、荷重−時間が第3式、
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】として設計でき、その設定値をディジタル
値にて可変周波数パルス発振器205に転送するとこれ
がパルスモータ103を回転させる周波数を生成して同
モータに送られ、モータが回転する。これによって、任
意のボンディング条件を精度よく再現または設計できる
ことになる。さらに防振台45によって微小変位である
圧縮時の圧縮量を外部の振動の影響を少なくして計測で
きるようになっている。その他の半導体材料の応力−ひ
ずみ曲線の算定や、接合強度の評価等は第1の実施例に
準ずる。
【0022】次に、本発明を用いた半導体材料の応力−
ひずみ曲数の算定手順を述べる。図7はその手順を示し
たフローチャートであり、図9,図10,図11は同手
順を図式化したものである。
【0023】まず、直径が数mm以下の中実丸棒(例え
ば銅,アルミ等)で、同寸法のもの2本1組を少なくと
も2組以上用意する。この中実丸棒の一端面は端面加工
により平坦処理されていて、その端面に半導体材料(例
えば、フィルムキャリアテープのリード又はバンプに用
いられているめっき膜材など)による薄膜が、めっき
法,スパッタリング法,蒸着法などによって形成されて
いる。この形成膜33があるサンプル31と形成膜33
を設けていないサンプル31′とを別々に準備する。
【0024】形成膜33のないサンプル31′をまず本
評価システムにセットし前述した単軸圧縮試験を行う。
この時図9に示したようにヒータ42によって端面3
2′近傍を実際のボンディング温度Tと一致させ一定と
し、圧縮荷重P(任意に設定)を負荷して圧縮量Δ
0 ′と負荷Pの値を計測して第4式を算出する。そし
てこのときの応力σ0 とひずみε0 は第5式で表わされ
る。
【0025】
【0026】
【0027】第4式の荷重Pと温度Tは圧縮が行われた
時の条件を表わしている。第4式によって、突き合わせ
状態下の中実丸棒そのものの応力−ひずみ曲線が得られ
たことになる。
【0028】続いて、半導体材料の形成膜33が設けら
れたサンプル31にて同様の圧縮試験を行う。この時の
応力,ひずみは、第5式と同様に次の第6式となる。
【0029】
【0030】この関係を圧縮荷重P,温度Tのもとで行
ったとして次の第7式として定式化とする。
【0031】
【0032】第4式と第7式との差が、半導体材料によ
る形成膜33のみの応力σ−ひずみε曲線となると考え
てよいから次の第8式となり、これが第9式のように定
式化したことになる。
【0033】
【0034】
【0035】これにより、突き合わせ状態下における半
導体材料薄膜の応力−ひずみ関係が得られたことになる
(図11参照)。
【0036】次に、圧縮が修了した後、形成膜33の接
合強度を評価す。同手順は図8にそのフローチャートが
示してある。
【0037】まず、圧縮が修了した時点で、圧縮荷重P
とヒート42による加熱・保温を除いて、接合端面32
が室温になるまで待つ。その後、プレス機構部10の往
復運動性からサンプル31を引張る方向へ設定し、所要
の引張り荷重にて引張試験を開始する。
【0038】図12にその時の様子を図式化したものを
示す。この時において、形成膜33の厚さt0 はサンプ
ル31の直径Dより十分に小さいことに注意する。この
厚さが厚くなると見かけ上単直引張り試験であっても形
成膜33においては、サンプル31の母材との材質不連
続性から形成膜33の内部で3軸応力状態になってしま
うからである。tがDに対して少なくとも1桁以上小さ
いことが必要である。
【0039】引張り郷土σB 、すなわち接合強度D>>
tの関係を考慮して、サンプル31断面の平均応力で評
価できて(図4,図5を参照のこと)、次の第10式と
なる。
【0040】
【0041】この時、第10式中の圧縮荷重Pと温度T
は圧縮時の条件を示している。この圧縮時の荷重Pと温
度Tと接合強度σB ,圧縮ひずみεとの関係は、図13
にグラフ化して示してある。ここで、図13の図面に示
したひずみ解析システムによる半導体装置の実際の接合
部内の相当ひずみ(バーε)の分布模様(等相当ひずみ
線)にて、この相当ひずみに対し、第10式中もしくは
図13のグラフ中の圧縮ひずみεと対応させて連動させ
ることにより、等相当ひずみ線が等接合強度線に置き換
わることになる。これによって、リード1,バンプ2の
接合部内の詳細は接合強度分布を得たことになる。
【0042】このように本評価システムとその手順を用
いれば、力学的、構造的に理想化された評価手法による
結果としての指標と、より実際的な接合部における複雑
な力学的状態とを結びつけて、従来平均強度としてしか
得られなかった接合強度を接合部内の詳細な接合強度分
布として得られる。同時に半導体材料の機械的性質を得
ることもできる。そして、これらの成果は、半導体装置
の圧着技術において、より定量的かつ具体的な設計指針
を与え、実製品を用いて行う試作評価の過程を最少限に
おさえることができるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
記構成を有しているので、従来の半導体装置の接合部の
接合強度評価手法では得られなかった接合部内の詳細な
強度分布が得られ、実製品またはそれに近い形態の試作
品を用いた多数の製造プロセスを経た後のサンプルを用
いたテンションゲージによる評価を極力少なくすること
ができる上、半導体装置の圧着技術においてより定量的
かつ具体的な設計指針を与えることができて、実用的な
評価システムとして具現化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図2】本発明の第2の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図3】テンションゲージによる従来の引張り試験を示
す図である。
【図4】界面強度試験法を示す図である。
【図5】力学的評価を示す図である。
【図6】従来の引張り試験のフローを示す図である。
【図7】本発明の評価システムを用いた半導体材料の応
力−ひずみ曲線を算出するフローを示す図である。
【図8】本発明の評価システムを用いた接合強度分布を
算出するフローを示す図である。
【図9】形成膜なしのサンプルの応力−ひずみ曲線を示
す図である。
【図10】形成膜付きのサンプンルの応力−ひずみ曲線
を示す図である。
【図11】形成膜の応力−ひずみ曲線を示す図である。
【図12】接合強度の算出を示す図である。
【図13】リードとバンプとの圧着を示す図であり、圧
着の前と後のリードとバンプの模式図および接合強度の
各パラメータ間の相関図である。
【符号の説明】
1 フィルムキャリアテープリード 2 バンプ 3 半導体素子 4 フック 5 テンションゲージ 1a ポリイミドテープ 1b 接着層 11 シリンダ 12 ピストン 21 変位計 22 ロードセル 31 形成膜付サンプル 31′ 形成膜なしサンプル 32 接合端面 33 形成膜 33′ 圧縮後の形成膜 41 回転式チャック 42 電熱線ヒータ 43 温調計 44 受け台 45 防振台 51a プレス側エア配管 51b 引張り側エア配管 52a プレス側直動弁 52b 引張り側直動弁 53a プレス側ゲージ 53b 引張り側ゲージ 54a プレス側電空レギュレータ 54b 引張り側電空レギュレータ 55 プレス制御コントローラ 61 アンプ 62 計装計 71 コンピュータ 72 フロッピディスク装置 73 プロッタ 81 ひずみ解析システムとひずみ解析の結果 82 プレス動特性生成プログラム 91 接合強度分布・応力−ひずみ曲線算出プログラ
ム 101 ラック 102 ピニオン 103 パルスモータ 104 ピストン 201 レゾルバ 202 加減速回路 203 A/D変換器 204 コンパレータ 205 可変周波数パルス発振器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムキャリアテープのリード先端部
    又は、半導体素子上に設けられた外部引き出し用電極パ
    ッド上のいずれか一方に突起型電極を有する半導体装置
    に熱圧着プロセスにてボンディングを行う半導体装置の
    接合部の接合強度を評価するシステムにおいて、 単軸圧縮ならびに単軸引張りが行える往復運動が可能な
    シリンダ・ピストン機構か前記運動の速度制御が可能な
    サーボ機構等が備えられたラック・ピニオン機構又は送
    りねじ機構等で構成された動力伝達部を有するプレス機
    構部と、 前記プレス機構部の駆動動力の大きさやプレス時及び引
    張り時のスピード制御するプレス制御部と、 金属等の円柱状の中実丸棒の一端面に半導体材料として
    使われるメッキ材や薄膜材をそれぞれメッキ法やスパッ
    タリング、蒸着法等で同材料による薄膜を一定の厚みで
    形成したものを少なくとも2本1組以上と、 前記プレス機構部に該中実丸棒の一端をその互いに中心
    軸を一致させて前記丸棒の前記端面が相対して突き合わ
    されるように固定する固定装置部と、 前記丸棒のメッキ膜が形成された端面が互いに突き合わ
    されている部分の周囲に電熱線ヒータ等ならびに温調計
    によってその周囲部を所要の温度に加熱、保温する脱着
    可能なヒータ部と、 前記プレス機構部に備えられたプレス荷重及び引張り荷
    重を計測するロードセル並びにプレス及び引張り時の変
    位を計測する変位計等で構成されたセンサ部と、 前記センサ部より出力されるプレス時並びに引張り時の
    過度現象を記録する計装系部と、 前記過度現象のデータを計算処理し、プレス時にはロー
    ドセルからの出力であるところの二重−時間曲線と変位
    計からの出力である変位−時間曲線とから前記中実丸棒
    の端面に形成されためっき膜等の半導体材料の変形特性
    を示すプレス時の温度並びにひずみ速度下の応力−ひず
    み曲線を算出し又、プレス後の前記中実丸棒の端面が接
    合され一体化された後に行なわれる引張り時には、ロー
    ドセルの出力から室温かつ低ひずみ速度下での最終破断
    強度を算出しこの最終破断強度をプレス時の温度及びひ
    ずみ、ひずみ速度で対応させ定式化し、フロッピィディ
    スク装置等の周辺装置に同データを保存し、任意に同結
    果をグラフィック表示させる一連の手段と、 有限要素法やモデル材料プラスティシン等を用いた物理
    シミュレーション法等の変形過程におけるメタルフロー
    (Metal flow)の様相を可視化し、ひずみ解
    析が行える解析システムによって別途得られた半導体装
    置の接合部内あるいはモデル材料による接合部モデル内
    の詳細なひずみ分布、ひずみ速度分布、温度分布の結果
    と前記周辺装置に保存されたデータとをひずみ、ひずみ
    速度及び温度のパラメータで連動させて該半導体装置の
    接合部の接合強度分布を定量的に示し得る一連の手段と
    が組み込まれた中央処理装置部とを備えることを特徴と
    する半導体装置の接合強度評価システム。
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