JP2808992B2 - プラスチックレンズ - Google Patents

プラスチックレンズ

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JP2808992B2
JP2808992B2 JP17683392A JP17683392A JP2808992B2 JP 2808992 B2 JP2808992 B2 JP 2808992B2 JP 17683392 A JP17683392 A JP 17683392A JP 17683392 A JP17683392 A JP 17683392A JP 2808992 B2 JP2808992 B2 JP 2808992B2
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紘一郎 岡
進 和田
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TORE KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡用レンズ、サング
ラスレンズ、ファッションレンズ、カメラ用レンズなど
光学用に適したプラスチックレンズに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズは軽量、割れにくさ
などの長所を持つことから、近年ガラスレンズに取って
替わりつつある。特に眼鏡用プラスチックレンズはレン
ズ素材の高屈折率化、低比重化により大きくシェアを伸
ばしている。
【0003】プラスチックレンズの基材として、今まで
にアリル系、アクリル系、ウレタン系、チオウレタン
系、エポキシ系などの重合体が提案されている。ウレタ
ン系アクリレート系のレンズ素材としては、特開昭60-5
1706号公報が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はアクリル系重
合体を基材とするプラスチックレンズに見られる共通課
題、即ち基材の靭性(割れにくさ)と硬度特に加熱時の
硬度(熱軟化性)とが相反する関係にある問題について
鋭意研究を重ねた結果、基材の靭性が高く且つ加熱時に
おいても硬度を保つことのできるプラスチックレンズを
見い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のプラスチックレ
ンズは、下記化合物A、BおよびCを重合してなる樹脂
からなり、該樹脂が、該化合物A、該化合物B、該化合
物Cを重量比で、50〜80:10〜50:3〜10
(ただし、A+B+C=100)の割合で含む組成物を
重合してなることを特徴とするものである。化合物A:
下記(1) 、(2) の工程を経て製造されるウレタン(メ
タ)アクリレート。
【0006】(1) 一分子内に水酸基を2つ持つ化合物の
水酸基1モルに対して(メタ)アクリル酸を0.3〜
0.7モル反応させて(メタ)アクリレートをつくる工
程。
【0007】(2) 該(メタ)アクリレートと多官能イソ
シアネート化合物を反応させてウレタン(メタ)アクリ
レートをつくる工程。
【0008】化合物B:1分子内にラジカル重合可能な
二重結合を1つ有する化合物。
【0009】化合物C:1分子内にラジカル重合可能な
二重結合を2つ以上有する化合物にかかわる。 また、本発明のプラスチックレンズの製造方法は、下記
化合物A、BおよびCを、50〜80:10〜50:3
〜10(ただし、A+B+C=100)の重量割合で含
む組成物を重合することを特徴とするものである。 化合物A:下記(1) 、(2) の工程を経て製造されるウレ
タン(メタ)アクリレート、 (1) 一分子内に水酸基を2つ持つ化合物の水酸基1モル
に対して(メタ)アクリル酸を0.3〜0.7モル反応
させて(メタ)アクリレートをつくる工程、 (2) 該(メタ)アクリレートと多官能イソシアネート化
合物を反応させてウレタン(メタ)アクリレートをつく
る工程、 化合物B:1分子内にラジカル重合可能な二重結合を1
つ有する化合物、 化合物C:1分子内にラジカル重合可能な二重結合を2
つ以上有する化合物。
【0010】本発明で用いられる化合物Aは、上記のと
おりを(1) および(2) の工程を経て製造されるウレタン
(メタ)アクリレートである。
【0011】本発明で使用される一分子内に水酸基を2
つ持つ化合物の例を次に挙げる。
【0012】エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコールなどのアルキレングリコール
類、プロパンジオール、ブタンジオール、ヘキサンジオ
ールなどのアルカンジオール類、ハイドロキノンやビス
フェノールA、ビスフェノールFなどのビスフェノール
類の両末端にエチレンオキサイドあるいはプロピレンオ
キサイドを付加したもの、それらの芳香環に塩素、臭素
などハロゲン類を置換したものなどがある。これらの化
合物は単独または混合して用いられる。
【0013】なかでも本発明に好適に使用されるのは、
プラスチックレンズの寸法安定性や硬さ、高い屈折率が
得られやすいビスフェノール類の両末端がエチレンオキ
サイドまたはプロピレンオキサイドで付加されたもの、
特に3,5位をブロム化したビスフェノールAの両末端
にエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドを1
ないし2個付加したものである。
【0014】次に上記の化合物は、水酸基の部分を(メ
タ)アクリル酸でエステル化反応させて(メタ)アクリ
レートにする。この際、水酸基1モルに対して(メタ)
アクリル酸を0.3〜0.7モル、好ましくは0.4〜
0.6モルの割合で反応させる。(メタ)アクリル酸の
反応量が0.3モル未満になると、得られるプラスチッ
クレンズの熱に対する軟化性が大きくなって、プラスチ
ックレンズを製造する上で及び実用面において障害が出
てくる。また0.7モルを越えるとプラスチックレンズ
の靭性が不足する。
【0015】エステル化反応は、通常はベンゼンやトル
エン、ヘキサンなどの不活性な溶媒に、一分子内に水酸
基を2つ持つ化合物と(メタ)アクリル酸を溶解し、硫
酸、塩酸、P−トルエンスルホン酸などの酸性物質を触
媒にして、沸点還流下で行なう。反応終了後、水洗を十
分に行なって触媒と未反応の(メタ)アクリル酸を除去
する。上記のようなエステル化反応の結果、一分子内に
水酸基を2つ持つ該化合物は、両末端がともに(メタ)
アクリレート化されたもの、片末端のみ(メタ)アクリ
レート化されたものおよび未反応体からなる混合物にな
る。
【0016】化合物Aを得るために、上記の(メタ)ア
クリレートを多官能イソシアネート化合物と反応させて
ウレタン(メタ)アクリレートにする。
【0017】多官能イソシアネート化合物としては、例
えば2官能、3官能などのものが用いられるが、中で
も、2官能のものが好ましく用いられる。
【0018】ジイソシアネート化合物の例を次に挙げ
る。ヘキサメチレンジイソシアネート(以下、HMDI
と略す)、イソホロンジイソシアネート、2,2,4−
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、リジンジイソシアネ
ートメチルエステル、キシリレンジイソシアネート(以
下、XDIと略す)、ビス(イソシアネートメチル)シ
クロヘキサン、トリレンジイソシアネート、4,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネートなどである。また、
トリイソシアネート化合物の系を次に挙げる。HMDI
のビウレット化反応生成物、2−イソシアネートエチル
−2,6−ジイソシアネートヘキサノエート、1,6,
11−ウンデカントリイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネートとトリメチロールプロパンとの反応アダク
ト体などである。これらの化合物は単独または混合して
用いられる。
【0019】なかでも本発明に好適に使用されるのは、
高屈折率の樹脂が得られやすく、且つプラスチックレン
ズの光(紫外線)に対する黄変が起こりにくい、XD
I、HMDIである。
【0020】アルコール性水酸基とイソシアネート基と
のウレタン化反応は、水酸基1モルに対してイソシアネ
ート基が0.5〜1モルであることが好ましく、さらに
は、0.7〜0.95モルの範囲で好ましくおこなわれ
る。イソシアネート基が0.5モル未満では、得られる
プラスチックレンズの靭性が不足する傾向があり、1モ
ルを越えると、プラスチックレンズを製造する際に、モ
ールドとプラスチックレンズの間の密着性が高まる結
果、モールドからの離型性が低下しやすくなる。ウレタ
ン化反応の温度条件としては室温ないし90℃程度が一
般的であり、反応時間として、0.5ないし20時間程
度が通常かけられる。またウレタン化反応の触媒とし
て、ジラウリン酸ジ−n−ブチル錫(以下、DBTDL
と略す)のような錫系化合物を5〜500ppm 程度加え
ることも好ましい。
【0021】エステル化反応によって生成する本発明の
(メタ)アクリレートは、一般的に高粘性化合物であ
る。このため、本発明の(メタ)アクリレートと上記の
ような多官能イソシアネート化合物を直接反応すると、
反応速度のコントロールがしにくい場合がある。このよ
うな場合には、通常はエステル化反応で得られる(メ
タ)アクリレートのベンゼンやトルエン、ヘキサン溶液
に多官能イソシアネート化合物を直接加えるか、脱溶媒
後の(メタ)アクリレートと後述する本発明の化合物
B、Cとの混合物にジイソシアネート化合物を加えて反
応させる方法が、品質的、経済的にみて好ましい。(メ
タ)アクリレート溶液として多官能イソシアネート化合
物と反応させた場合には、反応後ベンゼン等の溶媒を減
圧蒸留法で除去する。
【0022】本発明で使用される化合物Bは、1分子内
にラジカル重合可能な二重結合を1つ有する化合物であ
る。化合物Bの例を次に挙げる。
【0023】スチレン、クロロスチレン、ブロモスチレ
ン、α−メチルスチレン、フェニル(メタ)アクリレー
ト、クロロフェニル(メタ)アクリレート、ブロモフェ
ニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリロイルチオベンゼン、(メタ)
アクリロイルチオメチルベンゼン、(メタ)アクリロイ
ルチオエチルオキシベンゼン、(メタ)アクリロイルチ
オエチルチオベンゼンなどである。これらの化合物は単
独または混合して用いられる。
【0024】このなかで、得られるプラスチックレンズ
の靭性、使用中の光(紫外線)による黄変及び熱による
軟化変形性の観点から、スチレン及びα−メチルスチレ
ンが最も好ましく使用される。
【0025】本発明で使用される化合物Cは、1分子内
にラジカル重合可能な二重結合を2つ以上有する化合物
である。化合物Cの例を次に挙げる。
【0026】ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、プロパンジオールジ(メタ)アクリ
レート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロール
プロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、ハイドロキノンやビスフェノ
ール類の両末端にエチレンオキサイドあるいはプロピレ
ンオキサイドを付加したもののジ(メタ)アクリレー
ト、(メタ)アクリロイルエチルスルフィド、1,4−
ビス〔(メタ)アクリロイルチオエチルチオメチル〕ベ
ンゼンなどである。これらの化合物は単独または混合し
て用いられる。
【0027】これらのなかで、得られたレンズの靭性、
黄変、熱軟化性の観点からジビニルベンゼン、芳香環を
含まないジ(メタ)アクリレートが好ましく使用され
る。
【0028】本発明では、化合物A、B、Cは、好まし
くは、A:B:C=50〜80:10〜50:3〜1
0、さらには、55〜70:20〜40:4〜8(ただ
しA+B+C=100)の重量比で混合され、重合され
る。
【0029】化合物Aが50重量%未満ではプラスチッ
クレンズの熱に対する軟化性が大きくなる傾向がある。
また80重量%を越えると化合物A、B、C混合物の粘
度が高くなって、プラスチックレンズを製造する上での
取扱い性が悪くなる場合がある。
【0030】化合物Bが10重量%未満では、化合物A
が80重量%を越える場合と同様に化合物A、B、C混
合物の粘度が高くなる傾向がある。一方、化合物Bが5
0重量%を越えるとプラスチックレンズが熱軟化しやす
くなる。
【0031】化合物Cが3重量%未満では、プラスチッ
クレンズが熱軟化しやすくなる傾向が、10重量%を越
えると靭性が低下する傾向が見られる。
【0032】化合物A、B、Cの混合物からプラスチッ
クレンズを得るための手順について一例を以下に示す。
【0033】プラスチックレンズは保管および使用中に
熱や光および酸素の影響を受けて黄変しやすいため、こ
の対策として、化合物A、B、C混合物に酸化防止剤と
紫外線吸収剤を加えることが好ましい。
【0034】本発明で用いられる酸化防止剤の一例を以
下に挙げる。
【0035】2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、2,6−t−ブチル−4−エチルフェノール、ブチ
ル化ヒドロキシアニソール、2,2′−メチレン−ビス
(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′
−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、テトラキス〔メチレン−3−(3′,5′−ジ−
t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕メタン(日本チバガイギ社“イルガノックス101
0”)、ジラウリルチオジプロピオネート、トリフェニ
ルホスファイト、ジフェニルイソデシルホスファイト、
トリ(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト
などである。これらの化合物の中で、特に高い黄変防止
効果が得られるものは、2,6位にt−ブチル基がある
ヒンダードフェノールタイプとホスファイトタイプの酸
化防止剤である。これらは、単独または混合して用いら
れ、およそ1重量%くらいまでの量で使用される。
【0036】次に本発明で用いられる紫外線吸収剤の一
例を以下に挙げる。
【0037】フェニルサリシレート、p−ターシャリィ
ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサ
リシレートなどサリチル酸エステル系のもの、2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ア
セトキシエトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ
−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、2,2′−ジ
ヒドロキシ−4,4′−ジメトキシ−5,5′−ジスル
ホベンゾフェノン・2ナトリウム塩などベンゾフェノン
系のもの、2(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール(日本チバガイギー社“チヌビ
ンP”)、2(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジター
シャリィブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
(2′−ヒドロキシ−3′−ターシャリィブチル−5′
−メチルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、
2(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジターシャリィブ
チルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジターシャリィアミ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2(2′−ヒドロキ
シ−5′−ターシャリィブチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2(2′−ヒドロキシ−5′−ターシャリィオ
クチルフェニル)ベンゾトリアゾールなどベンゾトリア
ゾール系のもの、2′,4′−ジターシャリィブチルフ
ェニル−3,5−ジターシャリィブチル−4−ヒドロキ
シベンゾエートなどベンゾエート系のもの、エチル−2
−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートなどシアノ
アクリレート系のもの、p−アミノ安息香酸ブチルのよ
うなアミノ安息香酸系などである。
【0038】これらの紫外線吸収剤のうち、特に高い黄
変防止効果が得られるのは、ベンゾトリアゾール系紫外
線吸収剤である。これらの化合物は単独または混合し
て、およそ1重量%くらいまでの量で使用される。
【0039】また化合物A、B、C混合物の保管安定性
を向上させる目的から、重合禁止剤を加えられることが
ある。
【0040】本発明で用いられる重合禁止剤の一例を挙
げると、4−メトキシフェノール(以下、MEHQと略
す)、4−t−ブチルカテコール(以下、TBCと略
す)、フェノチアジン、N−ニトロソフェニルヒドロキ
シアミンアンモニウム塩などである。これらの化合物の
うちで、重合禁止効果とプラスチックレンズに黄変が起
こりにくい点から、MEHQ、TBCが特に優れてい
る。これらの化合物は、単独または混合して使用され、
およそ0.2重量%くらいまでが使用される。
【0041】上記した酸化防止剤、紫外線吸収剤及び重
合禁止剤のうち、フェノール性水酸基が立体障害基によ
って保護(ヒンダード)されていないものは、化合物A
を製造する段階で系内に存在するとウレタン化反応の際
にイソシアネート基と部分的に反応する可能性がある。
そのため、折角添加した化合物が有効に機能しないこと
がある。
【0042】そこで、本発明を好ましく達成するための
化合物A、B、C混合物を得る手順の一例を次に示す。
【0043】(1) 化合物Aの前駆体である(メタ)アク
リレートをエステル化反応後に脱溶媒してとり出す。
【0044】(2) 化合物Bおよび/またはCの一部を保
管し、残りの化合物B、Cで(メタ)アクリレートを希
釈する。
【0045】(3) フェノール性水酸基を持つ重合禁止剤
を少量含むか全く含まない条件下で、上記(メタ)アク
リレート希釈液に多官能イソシアネート化合物を添加し
てウレタン(メタ)アクリレート希釈液を製造する。
【0046】(4) 先に保管しておいた化合物Bおよび/
またはCに、フェノール性水酸基を持つ紫外線吸収剤と
重合禁止剤の所定量を溶解したものをウレタン(メタ)
アクリレート希釈液に添加して均一な化合物A、B、C
の混合物を得る。
【0047】化合物A、B、C混合物に、酸化防止剤、
紫外線吸収剤及び重合禁止剤の他に、香料、モールドと
の密着性を増したり減らしたりするための密着剤や離型
剤、染料などを加えることも好ましい。
【0048】そして、通常は重合される直前に重合開始
剤が添加される。本発明で使用される重合開始剤は、特
に限定するものでないが、熱重合する時には、一般的に
はt−ブチルパーオキシイソブチレートのようなパーオ
キサイド系化合物、アゾビスイソブチロニトリルのよう
なアゾ系化合物が使用される。また光重合する場合に
は、ミヒラーケトンのようなベンゾフェノン系化合物が
使用される。これらの開始剤は単独または混合して用い
られ、通常は0.01ないし3重量%程度が使用され
る。
【0049】重合開始剤及び酸化防止剤など必要に応じ
て添加剤を加えられた化合物A、B、Cの混合物からプ
ラスチックレンズを得るには、通常はキャスト重合法が
用いられる。キャスト重合法においては、一般的に2枚
の対向するガラスモールドとその周囲を一定の厚みを持
つ合成樹脂のガスケットで構成される空間に化合物A、
B、Cの混合物を充填し、加熱または光重合するが、こ
れらに限定されるものではない。
【0050】熱重合条件としては、室温から徐々に昇温
する方法をとるのが一般的であり、最高温度として14
0℃程度、重合時間を10〜60時間程度かける。光重
合の場合は、活性光線に秒ないし分オーダの時間露光し
てから、加熱によるアフターキュアを行なうのが一般的
である。
【0051】重合後のプラスチックレンズは、モールド
から離型された後、ハードコートや反射防止コートされ
るのも好ましい。
【0052】本発明のプラスチックレンズは、眼鏡用レ
ンズ、サングラスレンズ、ファッションレンズ、カメラ
用レンズなど光学用途に好ましく用いられる。
【0053】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。
【0054】実施例1〜3 2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン100gをトルエン200gに
溶解した。エステル化触媒としてp−トルエンスルホン
酸を2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル)プロパンに対して1重量%、重合禁
止剤としてMEHQをトルエン溶液に対して250ppm
添加した。これにメタクリル酸を加えて、還流下で3時
間エステル化反応を行なった。
【0055】反応液を水洗して、p−トルエンスルホン
酸を除去した。その後、減圧下、50℃の条件でトルエ
ンを除去して、メタクリレートを得た。このメタクリレ
ートにはMEHQが20ppm 残留していた。
【0056】上記メタクリレートと化合物Bに相当する
スチレン(重合禁止剤としてTBCを10ppm 含む)3
2.5重量部と、酸化防止剤“イルガノックス101
0”0.2重量部を混合し、ウレタン化反応の触媒であ
るDBTDLを50ppm 加えた。イソシアネート基と残
留水酸基のモル比率〔NCO〕/〔OH〕=0.9にな
る量のXDIを加え、50℃の温度条件で5時間ウレタ
ン化反応を行ない、化合物Aに相当するウレタンメタク
リレート62.5重量部を得た。
【0057】上記により得られた化合物A、Bの混合物
に化合物Cとして市販ジビニルベンゼン(ジビニルベン
ゼンを約56重量%とエチルビニルベンゼン、ジエチル
ベンゼンの混合物であり、重合禁止剤としてTBCを約
1000ppm 含むもの)5.0重量部と紫外線吸収剤
“チヌビンP”0.2重量部を加えて均一な混合液にし
た。
【0058】この化合物A、B、C混合物に重合開始剤
t−ブチルパーオキシイソブチレート(日本油脂社“パ
ーブチルIB”)を0.1重量部加えた。
【0059】直径10cmの円形ガラス板2枚を3mm
間隙で対向させ、周囲を合成ゴム製のガスケットでシー
ルし、ガラス板を上下からクリップで固定して成形モー
ルドとした。
【0060】重合開始剤を含む上記化合物A、B、Cの
混合物を成形モールドに充填し、室温から75℃まで2
時間、75℃で8時間、75℃から110℃まで4時
間、110℃で2時間、110℃から70℃まで2時間
かけて厚さ3mmの平板を重合した。
【0061】モールドから離型後の平板についてシャル
ピー衝撃強度(JIS K7111に準ず)と110℃
におけるVICAT軟化温度試験機による針侵入度(J
ISK7206に準じる)を測定した。条件及び結果を
表1に示す。
【0062】比較例1,2 水酸基1モルに対してメタクリル酸0.2モル(比較例
1)、0.8モル(比較例2)であること以外は実施例
1〜3と同様にして、平板を得て、テストをした。条件
及び結果を表1に示す。
【0063】
【表1】 実施例4〜5 2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン100gをトルエン200gに
溶解した。エステル化触媒としてp−トルエンスルホン
酸を2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル)プロパンに対して1重量%、重合禁
止剤としてMEHQをトルエン溶液に対して250ppm
添加した。これにメタクリル酸13.6g(水酸基1モ
ルに対してメタクリル酸0.5モル相当量)を加えて、
還流下で3時間エステル化反応を行なった。
【0064】反応液を水洗して、p−トルエンスルホン
酸を除去した。その後、減圧下、50℃の条件でトルエ
ンを除去して、メタクリレートを得た。このメタクリレ
ートにはMEHQが15ppm 残留していた。
【0065】上記メタクリレートと化合物Bに相当する
スチレン(重合禁止剤としてTBCを10ppm 含む)と
酸化防止剤“イルガノックス1010”を0.2重量部
を混合し、ウレタン化反応の触媒であるDBTDLを5
0ppm 加えた。イソシアネート基と残留水酸基のモル比
率〔NCO〕/〔OH〕=0.9になる量のXDIを加
え、50℃の温度条件で5時間ウレタン化反応を行な
い、化合物Aに相当するウレタンメタクリレートを得
た。
【0066】化合物A、B混合物に化合物Cとして市販
ジビニルベンゼンと紫外線吸収剤“チヌビンP”0.2
重量部を加えて均一な混合液にした。
【0067】化合物A、B、C混合物に重合開始剤“パ
ーブチルIB”を0.1重量部加えた。
【0068】直径10cmの円形ガラス板2枚を3mm
間隙で対向させ、周囲を合成ゴム製のガスケットでシー
ルし、ガラス板を上下からクリップで固定して成形モー
ルドとした。
【0069】重合開始剤を含む上記化合物A、B、Cの
混合物を成形モールドに充填し、室温から75℃まで2
時間、75℃で8時間、75℃から110℃まで4時
間、110℃で2時間、110℃から70℃まで2時間
かけて厚さ3mmの平板を重合した。
【0070】モールドから離型後の平板についてシャル
ピー衝撃強度(JIS K7111に準ず)と110℃
におけるVICAT軟化温度試験機による針侵入度(J
ISK7206に準じる)を測定した。条件及び結果を
表2に示す。
【0071】比較例3,4 化合物A、B、Cの混合比率を変更した以外は実施例
4、5と同様にしてテストを行なった。条件及び結果を
表2に示す。
【0072】
【表2】 実施例6 2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン100gをトルエン200gに
溶解した。エステル化触媒としてp−トルエンスルホン
酸を2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−
ジブロモフェニル)プロパンに対して1重量%、重合禁
止剤としてMEHQをトルエン溶液に対して250ppm
添加した。これにメタクリル酸13.6g(水酸基1モ
ルに対してメタクリル酸0.5モル相当量)を加えて、
還流下で3時間エステル化反応を行なった。
【0073】反応液を水洗して、p−トルエンスルホン
酸を除去した。その後、減圧下、50℃の条件でトルエ
ンを除去して、メタクリレートを得た。このメタクリレ
ートにはMEHQが20ppm 残留していた。
【0074】上記メタクリレートと化合物Bに相当する
スチレン(重合禁止剤としてTBCを10ppm 含む)3
2.5重量部と酸化防止剤“イルガノックス1010”
を0.2重量部を混合し、ウレタン化反応の触媒である
DBTDLを50ppm 加えた。XDIを加え、50℃の
温度条件で5時間ウレタン化反応を行ない、化合物Aに
相当するウレタンメタクリレート62.5重量部を得
た。
【0075】化合物A、B混合物に化合物Cとして市販
ジビニルベンゼン5.0重量部と紫外線吸収剤“チヌビ
ンP”0.2重量部を加えて均一な混合液にした。
【0076】化合物A、B、C混合物に重合開始剤“パ
ーブチルIB”を0.1重量部加えた。
【0077】直径10cmの円形ガラス板2枚を3mm
間隙で対向させ、周囲を合成ゴム製のガスケットでシー
ルし、ガラス板を上下からクリップで固定して成形モー
ルドとした。
【0078】重合開始剤を含む上記化合物A、B、Cの
混合物を成形モールドに充填し、室温から75℃まで2
時間、75℃で8時間、75℃から110℃まで4時
間、110℃で2時間、110℃から70℃まで2時間
かけて厚さ3mmの平板を重合した。
【0079】モールドから離型後の平板についてシャル
ピー衝撃強度(JIS K7111に準ず)と110℃
におけるVICAT軟化温度試験機による針侵入度(J
ISK7206に準じる)を測定した。条件及び結果を
表3に示す。
【0080】比較例5 ウレタンメタクリレートを製造する際の反応モル比〔N
CO〕/〔OH〕を変更した以外は実施例6と同様にし
てテストを行なった。条件及び結果を表3に示す。
【0081】
【表3】
【0082】反応液を水洗し、p−トルエンスルホン酸
を除去した。その後、減圧下、50℃の条件でトルエン
を除去してメタクリレートを得た。このメタクリレート
にはMEHQが15ppm 残留していた。
【0083】上記メタクリレート44.7重量部と化合
物Bに相当するフェノキシエチルメタクリレート(ME
HQを100ppm 含む)35.0重量部と“イルガノッ
クス1010”0.2重量部を混合し、DBTDLを5
0ppm とXDI20.3重量部(〔NCO〕/〔OH〕
=0.9相当量)を加えた。50℃の温度条件で5時間
ウレタン化反応を行ない、化合物Aに相当するウレタン
メタクリレート65.0重量部を得た。
【0084】化合物A、B混合物に化合物Cとしてトリ
メチロールプロパントリメタクリレート(MEHQ30
00ppm 含む)5.0重量部と“チヌビンP”0.2重
量部を加えて均一な混合液にした。
【0085】実施例1〜3と同様にして平板をつくり、
シャルピー衝撃強度とVICAT針侵入度を測定した。
結果を表4に示す。
【0086】実施例8 2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン100gをトルエン200gに
溶解し、p−トルエンスルホン酸1g、MEHQを75
mg添加した。アクリル酸11.4g(水酸基1モルに
対して0.5モルに相当する量)を添加し、還流下でエ
ステル化反応を3時間おこなった。
【0087】反応液を水洗し、p−トルエンスルホン酸
を除去した。その後、減圧下、50℃の条件でトルエン
を除去してアクリレートを得た。このアクリレートには
MEHQが18ppm 残留していた。
【0088】上記アクリレート58.5重量部と化合物
Bに相当するスチレン(TBC10ppm 含む)35.0
重量部と“イルガノックス1010”0.2重量部を混
合し、DBTDLを50ppm とHMDI6.47重量部
(〔NCO〕/〔OH〕=0.9相当量)を加えた。5
0℃の温度条件で5時間ウレタン化反応をおこない、化
合物Aに相当するウレタンアクリレート65.0重量部
を得た。
【0089】化合物A、B混合物に化合物Cとして市販
ジビニルベンゼン5.0重量部と“チヌビンP”0.2
重量部を加えて均一な混合液にした。
【0090】実施例1〜3と同様にして平板をつくり、
シャルピー衝撃強度とVICAT針侵入度を測定した。
結果を表5に示す。
【0091】
【表4】
【0092】
【発明の効果】靭性が高くて割れにくく、熱軟化しにく
いプラスチックレンズを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−173821(JP,A) 特開 昭62−258401(JP,A) 特開 平3−231908(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 1/04 C08F 212/00 - 212/08 C08F 12/00 - 12/08 C08F 220/26 - 220/36 C08F 20/26 - 20/36 C08F 290/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記化合物A、BおよびCを重合してなる
    樹脂からなり、該樹脂が、該化合物A、該化合物B、該
    化合物Cを重量比で、50〜80:10〜50:3〜1
    0(ただし、A+B+C=100)の割合で含む組成物
    を重合してなることを特徴とするプラスチックレンズ。 化合物A:下記(1) 、(2) の工程を経て製造されるウレ
    タン(メタ)アクリレート。 (1) 一分子内に水酸基を2つ持つ化合物の水酸基1モル
    に対して(メタ)アクリル酸を0.3〜0.7モル反応
    させて(メタ)アクリレートをつくる工程。 (2) 該(メタ)アクリレートと多官能イソシアネート化
    合物を反応させてウレタン(メタ)アクリレートをつく
    る工程。 化合物B:1分子内にラジカル重合可能な二重結合を1
    つ有する化合物。 化合物C:1分子内にラジカル重合可能な二重結合を2
    つ以上有する化合物。
  2. 【請求項2】該多官能イソシアネートが、ジイソシアネ
    ートであることを特徴とする請求項1記載のプラスチッ
    クレンズ。
  3. 【請求項3】下記化合物A、BおよびCを、50〜8
    0:10〜50:3〜10(ただし、A+B+C=10
    0)の重量割合で含む組成物を重合することを特徴とす
    るプラスチックレンズの製造方法。 化合物A:下記(1) 、(2) の工程を経て製造されるウレ
    タン(メタ)アクリレート。 (1) 一分子内に水酸基を2つ持つ化合物の水酸基1モル
    に対して(メタ)アクリル酸を0.3〜0.7モル反応
    させて(メタ)アクリレートをつくる工程。 (2) 該(メタ)アクリレートと多官能イソシアネート化
    合物を反応させてウレタン(メタ)アクリレートをつく
    る工程。 化合物B:1分子内にラジカル重合可能な二重結合を1
    つ有する化合物。 化合物C:1分子内にラジカル重合可能な二重結合を2
    つ以上有する化合物。
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