JP2806952B2 - 環境的保護方法および封止材料 - Google Patents

環境的保護方法および封止材料

Info

Publication number
JP2806952B2
JP2806952B2 JP63306770A JP30677088A JP2806952B2 JP 2806952 B2 JP2806952 B2 JP 2806952B2 JP 63306770 A JP63306770 A JP 63306770A JP 30677088 A JP30677088 A JP 30677088A JP 2806952 B2 JP2806952 B2 JP 2806952B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing material
substrate
astm
measured
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63306770A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01251571A (ja
Inventor
ウィリアム・デヴィッド・ユーケン
ポール・シェーンシュタイン
ゲーリー・キャミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raychem Corp
Original Assignee
Raychem Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Raychem Corp filed Critical Raychem Corp
Publication of JPH01251571A publication Critical patent/JPH01251571A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2806952B2 publication Critical patent/JP2806952B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/14Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for joining or terminating cables
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R4/00Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
    • H01R4/70Insulation of connections
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/005Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for making dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof connection, coupling, or casing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電気業、電子業、通信業、電力業およびそ
れに関連する産業における基材の環境的封止、特に電気
ターミナルまたは他のコンタクトおよびワイヤー接続部
の封止に関する。
[従来の技術] 多くの方法により環境的封止を提供できる。例えば、
ある種の封止ボックスまたは他のエンクロージャーを使
用して基材を包囲することにより基材を封止でき、基材
をテープラップでき、塊状封止組成物を基材に塗布で
き、または塊状組成物により基材に被覆もしくは基材を
包囲できる。本発明は、好ましくは後者のカテゴリーに
関する。そのような封止は種々の汚染物質、電気コンタ
クトの場合では特に水から基材を保護するために提供さ
れる。
封止手段に望ましい装着容易性と最終的な封止の緊密
性との間の本質的な矛盾のために環境的保護を提供する
場合に問題点が生じる。この問題点は、物理的条件下で
ある種の変化を封止手段に生じさせることによりしばし
ば克服され、例えば液体として塗料を塗布してその後に
固化されることができる。別法では、軟化または溶融さ
せた後に基材に適用して放置して固化させることができ
るホットメルト接着剤のような熱可塑性材料を供給する
方法である。もう1つの例は、予備硬化の状態で低粘度
であり、基材の周囲に注ぎ込んで、その後に硬化させる
硬化性組成物である。
多くの用途では、寸法熱回復性物品を使用して強靭で
寿命の長い環境的封止を提供する。そのような物品は、
膨張して広げた形態で供給でき、基材の周囲に緩く配置
し、その後、加熱して収縮させて基材と緊密に係合させ
る。
近年、ある種の形態のコンテナに予備硬化状態で封止
材料を供給し、その後、封止すべき基材の表面に対して
圧力下で封止材料が保持されるように基材に対してコン
テナを取り付けることにより環境的封止を提供すること
が提案されている。この方法は、非硬化形態で封止材料
をコンテナに注入して基材を包囲して、その後、その場
で硬化させる方法とは対照的である。予備硬化は、多く
の利点、特に現場における装着の容易性および速さを有
する。
このような方法で環境的封止を提供するための装置は
アメリカ合衆国特許第4,600,261号(デバウト(Debbau
t))に記載されている。この特許には、 (a)(1)円錘貫入度が約150〜350(10-1mm)であ
り、 (2)極限伸びが少なくとも約200%であり、 (3)最大引っ張り強さが約20psiであり、 (4)凝集強さが接着強さより大きい ことを特徴とする絶縁ゲル、 (b)該ゲルを含む第1手段、 (c)第1手段内で該ゲルを保持する第2手段、 および (d)該ゲルが電気コンタクトと圧縮接触で保持され、
該電気コンタクトの導電性部分を実質的に封入するよう
に該第1手段に作用する押し付け手段 を有して成る保護装置であって、該押し付け手段を解除
し、該第1手段を該電気コンタクトから外すと、該ゲル
は該第1手段内に実質的にとどまっている保護装置が開
示されている。
アメリカ合衆国特許第4,634,207号では、 (a)保護すべき基材のいずれかの部分と接触する前に
硬化され、100〜350(10-1mm)の円錘貫入度および少な
くとも200%の極限伸びを有するゲル、ならびに (b)ゲルを変形して基材と密着適合して接触させる手
段 を有して成る基材の保護装置が開示されている。
また、以下の工程を含んで成る基材の保護方法も開示
されている: 保護すべき基材と支持部材、支持部材に配置されたゲ
ルおよび基材と密着適合して接触するようにゲルを変形
する手段を有して成る装置とを相互に押し付ける工程で
あって、ゲルは基材のいずれかの部分と接触する前に硬
化され、100〜350(10-1mm)の円錘貫入度および少なく
とも200%の極限伸びを有し、ゲルが基材に接触して変
形されて基材と密着適合するように、装置および基材を
相互に押し付ける工程。
また、環境的保護に封止材料を使用することは、以下
の特許文献に記載されている。アメリカ合衆国特許第4,
643,924号(ユーケン(Uken)ら)、同第4,690,831号
(ユーケンら)、同第4,581,265号(フォレッテ(Folle
tte))、同第4,610,910号(フォレッテ)、同第4,610,
738号(ジャービス(Jervis))、同第4,600,804号(ハ
ワード(Howard))、同第4,701,574号(シミラーク(S
himirak))、アメリカ合衆国特許出願第901,971号(ダ
ブロー(Dubrow)、1986年8月29日出願、ヨーロッパ特
許公開第0194872号に対応)、同第859,171号(ケイサー
(Kayser)、1986年5月29日出願、ヨーロッパ特許公開
第0225370号に対応)、アメリカ合衆国特許第4,662,692
号(ユーケンら)、同第4,647,717号(ユーケン)、ア
メリカ合衆国特許出願第767,555号(ストーリー(Stor
y)、1985年8月20日出願、ヨーロッパ特許公開第02138
74号に対応)、同第801,018号(ガマラ(Gamarra)、19
85年11月22日出願、ヨーロッパ特許公開第0224389号に
対応)および同第945,219号(チャン(Chang)、1986年
12月22日出願、ヨーロッパ特許公開第0174165号に対
応)。
特に必要でない限り、また、断らない限り、上述の明
細書および本明細書において円錘貫入度を、単位10-1mm
で表現し、標準的な1:1スケールの円錘(円錘重量102.5
g、シャフト重量47.5g)を使用して静置した試料につい
て21℃(70゜F)においてASTM D217−68により測定す
る。貫入度を5秒後に測定する。
特に必要でない限り、また、断らない限り、上述の明
細書および本明細書において極限伸び値は、タイプ4の
ダイを使用して試料を切断し、50cm/分の速度で21℃(7
0゜F)においてASTM D638−80の方法により測定される
ものである。
上記の従来技術の封止材料(本明細書において一般的
に「ゲル」と呼ぶ)および/または上述の従来技術の方
法を使用しても、困難な環境においては問題が生じ得
る。基材が複雑な形状を有する場合、基材に対してゲル
予備硬化物を押し付けることにより基材の全表面を完全
に覆うか、またはコンテナ内に完全に流し込むのは困難
なことがあるので、そのような問題が生じ得る。このよ
うなことは、基材が深い位置に有り、従って、基材がゲ
ル中に大きい距離を貫入する必要がある場合、または基
材が多くのワイヤーから成り、その周囲でゲルを流動さ
せる必要がある場合に起こり得る。
基材の周囲に液体材料を注入し、その後、硬化させる
方法の別法は、実用的ではないので許容できそうにな
く、時間を要し、硬化の間、望ましくないガスを放出す
ることになり得る。ホットメルト封止材料を使用する場
合、熱が必要であり、従って、基材を損傷する可能性が
あるのでしばしば実際的でない。
ゲルと呼ばれる一般的な種類の材料を装着する場合の
このような問題点は、使用前、要すれば適当な溶媒また
はエキステンダーまたは懸濁媒体の存在下、材料を機械
的変形に付すことにより解決され得ることが見出され
た。これにより、例えばノズルによる押出により材料を
必要な場所に供給できる。押出工程自体が所望の機械的
変形を供給できる。材料の流動特性はこの変形により適
当に換えることができるが、必要な場合、後で再度一体
に凝集または「結合」でき、使用中、充分な極限伸びま
たは他の必要な特性を有し得ることが見出された。
[発明の構成] 従って、本発明は、基材を環境的に保護する方法を提
供し、該方法は、 (a)ASTM D638−80により測定される極限伸びが少な
くとも100%、好ましくは200%であり、ASTM D217−68
により測定される21℃における円錘貫入度が100(10-1m
m)以上である封止材料を(好ましくは周辺温度におい
て)供給する工程、 (b)要すれば溶媒または懸濁媒体の存在下、該材料を
機械的変形に(好ましくは周辺温度において)付す工
程、次に (c)基材の表面上で該材料を(好ましくは周辺温度お
いて)流動させる工程 を含んで成り、 溶媒または懸濁媒体の不存在下では、変形力が、該材
料の極限凝集強さより大きい剪断力であることを条件と
する。
機械的変形は、メチルエチルケトンのような溶媒の存
在下で実施してよいが、これにより材料が膨潤して後で
収縮する危険が生じる。従って、多くの用途では、材料
の溶媒ではない懸濁媒体を使用でき、その例としてイソ
プロピルアルコールがある。いずれの場合でも、材料を
処理してむらのないほぼ均一な懸濁液/溶液とするのが
好ましい。得られる材料はチキソトロピーである。溶媒
または懸濁媒体は、揮発性液体であってよい。この態様
では、機械的変形は、材料の架橋ネットワークを破壊し
てゲルまたは他の粒状物の懸濁物を生成する効果を有す
るのが好ましい。変形は、間隙を例えば0.0005〜0.001
インチ、好ましくは0.0001〜0.0005インチに設定した鋼
製ローラーを使用してミル(粉砕機)で行うのが好まし
い。
ミルの別法として、ブレードまたはワイヤーにより材
料を細断(chopping)することにより変形してよい。
全ての態様において、変形は剪断方法であるのが好ま
しく、材料および剪断方法は、剪断熱が実質的に発生し
ないのが好ましい。
封止材料は、好ましくは少なくとも部分的に、重量平
均分子当たり例えば少なくとも0.01〜6架橋結合、より
好ましくは0.5〜4、特に0.5〜2架橋結合である。材料
は変形の前または後に架橋してよい。
コンテナを基材の周囲に配置し、好ましくは材料供給
ガン、例えばグリースガンとして知られている一般的な
タイプのものによる押出により材料を基材に供給してよ
い。別法では、材料をコンテナに押し出しまたは供給
し、その後、材料を有するコンテナを基材の周囲に配置
する。驚くべきことに、基材に対してこのようにコンテ
ナを配置する場合、封止材料は(例えばローリング(ro
lling)または折り畳み(folding)により)基材の周囲
で流動して最も満足すべき方法で基材が覆われることが
見出された。これは剪断に付されていない同様のゲル材
料により達成されるカバーリングに匹敵する。その場
合、材料は最初に延伸して最終的に破壊するスキンを有
するように考えられるが、そのような場合であっても、
材料は過剰に空気を捕捉して基材上で適当に分け入るこ
とができる。
そのような材料を押出または他の方法で供給しても、
伸びもしくは弾性記憶または他の特性を保持できる剪断
の効果は全く予想できるものではなかった。また、予め
コンテナに配置されたそのような材料が基材の周囲で変
形できる性能を改善するという剪断の効果も予想できな
かった。剪断は材料をフラグメント化するのが好まし
く、得られる粒状物の寸法および粒度分布に応じて剪断
を粉砕、破断または破砕もしくは細断を引き起こすと見
なすことができる。小さい粒状物が好ましい。
溶媒または懸濁媒体の不存在下、材料の機械的変形は
材料をメッシュを介して押し出すことにより実施するの
が好ましい。
溶媒または懸濁媒体が存在しても、あるいは存在しな
くても、材料の変形の効果を粉砕であると考えてよい。
材料の流動特性は、それにより改善される。先に述べた
ゲルの場合、得られる材料は、非架橋または液体成分を
含む架橋ネットワークをそれぞれが含んで成る粒状物の
凝集物と見なしてよく、粒状物は、一体に結合すること
により、おそらく自己結合により緩く相互結合されてい
る。機械的変形の前は、材料は、非架橋または液体成分
を含む単一の架橋ネットワークと考えてよい。この変化
は、ダイナミック・スペクトロスコピー(dynamic spec
troscopy)により測定される損失弾性率であるG″値の
増加に反映される。押出などにより所望のように材料を
供給できる。従って、本発明の好ましい方法は、材料の
「G」値を増加させるように材料を変形することを含
む。
従って、本発明は、封止材料を製造する方法を提供
し、該方法は、 (a)ASTM D638−80により測定される極限伸びが少な
くとも100%である材料を供給する工程、 (b)要すれば溶媒または懸濁剤の存在下、材料をフラ
グメント化する工程、および (c)溶媒または懸濁剤が存在しない場合、材料を圧縮
してそれにより材料の構成粒状物を相互に結合する工程 を含んで成る。
押出の間、圧縮が起こるのが好ましく、これは、押出
ノズル寸法およびランド長さを適切に選択することによ
り促進され得る。
また、有用な封止材料、特に本明細書で説明する装着
方法用に有用な封止材料は、同様の従来技術のゲルより
小さい応力緩和を有することが見出された。
従って、本発明は、封止材料も提供し、該封止材料
は、 (a)ASTM D638−80により測定される極限伸びが少な
くとも100%であり、 (b)円錘貫入度が少なくとも150(10-1mm)であり、
また、 (c)応力緩和比がe-1となる時間である応力緩和時間
が900秒以下である。
応力緩和は、(レオメトリクス・アールディーエス
(Rheometrics RDS)−770(商標)のような)ダイナミ
ックスペクトロメーターを使用して、トランジエント・
パラレル・プレート・モード(transient parallel pla
te mode)で23℃、1時間で測定される。応力緩和比
は、時刻t=0において歪を加える場合に得られるピー
ク応力により除した時刻tにおける応力またはモジュラ
スG(T)の比として定義できる。従って、応力緩和時
間は、応力緩和比がe-1に等しい、即ち、0.368である時
間である;e-1は、理想的な応力緩和曲線の指数的減少を
示す。
封止材料は好ましくは800秒以下、より好ましくは700
秒以下、特に500秒以下である。
封止材料をいずれの好都合な方法で供給してもよい。
ある用途では、材料供給ガンから材料を押し出してよ
く、従って、本発明は、ASTM D638−80により測定され
る極限伸びが少なくとも100%であり、円錘貫入度が150
〜350(10-1mm)である硬化材料を中に有するカートリ
ッジ(要すれば使い捨てカートリッジ)を更に提供す
る。
以下の1つまたはそれ以上を備えたデバイスに封止材
料を供給してよい: (a)使用前に材料を含む手段、 (b)剪断などにより材料を物理的に変形する手段、 (c)押出などにより材料を所望の位置に供給する手
段、 (d)保護すべき基材の周囲に材料を配置する手段、お
よび (e)圧力下、基材の表面に対して封止材料を保持する
手段。
本発明の封止材料または本発明の方法または物品にお
いて使用する封止材料は、以下の特性の1つまたはそれ
以上を有するのが好ましい。
円錘貫入度 使用前の材料の円錘貫入度は、好ましくは100以上、
より好ましくは150以上、特に170以上、より特に200(1
0-1mm)である。また、円錘貫入度は好ましくは400以
下、より好ましくは350以下、特に300(10-1mm)以下で
ある。
極限伸び 使用前の材料の極限伸びは、好ましくは50%以上、よ
り好ましくは100%以上、特に200%以上、より特に300
%以上である。
貯蔵弾性率(G′) 使用前の材料の貯蔵弾性率は、(例えばレオメトリク
ス・アールディーエス−7700(商標)を使用して)周波
数1Hz、24℃で直径25mmのディスクでダイナミック・ス
ペクトロスコピーにより測定される。G′は好ましくは
107ダイン/cm2以下、より好ましくは5×106ダイン/cm2
以下、特に106ダイン/cm2以下、より特に5×105ダイン
/cm2以下である。
タン・デルタ 使用前の材料のタン・デルタは、それぞれダイン/cm2
で表されてダイナミック・スペクトロスコピーにより測
定される損失弾性率(G″)と貯蔵弾性率(G′)との
間の比である。タン・デルタは好ましくは1以下である
のが好ましく、即ち、貯蔵弾性率が損失弾性率より大き
いのが好ましい。タン・デルタは、より好ましくは0.8
以下、特に0.7以下である。
応力緩和時間 変形後の材料について、応力緩和時間は好ましくは90
0秒以下、より好ましくは700秒以下、特に500秒以下、
より特に200秒以下である。また、応力緩和時間は好ま
しくは10秒以上、特に50秒以上である。(材料が容易に
基材を包囲できるように、)材料は最初できるだけ速く
緩和し、その後、それ以上緩和せず、圧縮下で配置され
て滞留できるのが望ましい。
粘着性 封止材料は、変形前および後、好ましくは粘着性、よ
り好ましくは非常に粘着性である。
封止材料を機械的に変形し、供給する手段は、以下の
特徴の1つまたはそれ以上を有するのが好ましい。
溶媒または懸濁媒体の不存在下、材料および供給手段
は、好ましくは3000psi以下、より好ましくは2000psiの
圧力下、材料を供給できるようになっているのが好まし
い。
溶媒または懸濁媒体の存在下、材料および供給手段
は、好ましくは100psi以下、より好ましくは50psi以
下、特に20psi以下、より特に10psi以下の圧力下、材料
を供給できるようになっているのが好ましい。
供給手段からの材料の供給割合は、好ましくは0.01g/
秒以上、より好ましくは0.1g/秒、特に1.0g/秒、より特
に10g/秒である。
溶媒または懸濁媒体の不存在下、材料を変形する手段
はメッシュ、グリッドまたは他の穿孔構造物であるのが
好ましい。構造物は、50メッシュ(穴/インチ)または
それより細かい寸法、より好ましくは70メッシュまたは
それより細かい寸法、特に100メッシュまたはそれより
細かい寸法、より特に150メッシュまたはそれより細か
い寸法の構造物あるいはこれらに相当するものである。
0.075cm以上、好ましくは0.1cm以上、より好ましくは
0.2cm以上の直径のノズルを介して材料を押し出してよ
い。より小さいノズルにより、粉砕材料の粒状物を相互
に固着するのが助長される。
ノズルランドは、好ましくは少なくとも1cm、より好
ましくは少なくとも2cm、特に少なくとも3cmである。変
形後に材料が通過するランドは、圧力が生じ、または流
動して配向するのを助長し、あるいは圧力降下前に元の
記憶のある程度まで緩和する時間を材料に与える。
[図面の詳細な説明] 第1図は、溶媒または懸濁剤の存在下、粉砕に付した
封止材料を含む材料供給ガンを示す。引用番号1はハン
ドホールド型グリースポンプガン、引用番号2は予備硬
化細断封止ゲルを入れるカートリッジチューブ、引用番
号3はカートリッジに荷重を加える場合の取り外し可能
エンドキャップ、引用番号4はスクイズハンドル、引用
番号5はポンプヘッド、引用番号6はピストン、引用番
号7はノズル、引用番号8は要すれば使用するノズルラ
ンド、引用番号9は封止材料を示す。
第2図は、封止材料を含む材料供給ガンを示す。ガン
は、例えば剪断により、封止材料を押し付けて機械的に
変形できるメッシュを有する。また、ガンはノズルを有
する。第2図の引用番号であって第1図と同じ番号は、
同じ要素を示し、引用番号10はメッシュスクリーン充填
位置を示す。
第3図は、腐食保護が必要である真ちゅうの接続ポス
トおよび接続バーを有するターミナルブロックを示す。
従来技術のゲルでは、接続バーおよびターミナルポスト
のアンダーカット下で良好な保護を達成するのは困難な
ことがある。本発明を使用すると、バーの下に封止材料
を直接押し出すことができるか、あるいは(接続ブロッ
クの右に図示した)コンテナに最初に配置して、次に、
コンテナをターミナルおよびバーの上に配置できること
が見出された。
第4図は、自動移動配線システムの一部分にできるコ
ネクターを示す。(例えば6×3の)ワイヤーの列がワ
ッフル形状コネクターバックから出る。(コネクターバ
ックの右に図示した)カバーを封止材料により予備充填
でき、あるいはコネクターバック上にカバーを配置し
て、その後、封止材料を充填することができる。空気放
出穴を設けて充填を助長できる。従って、一方は封止材
料の注入用であり、他方が空気放出用の2つの穴を有す
るカバーを供給してよい。
封止材料は、通常電気絶縁性である(即ち、少なくと
も109Ω・cmの抵抗率を有する)が、本発明のある種の
用途の場合、例えば非電気的基材を保護する場合では必
ずしも絶縁性である必要はない。適当な封止材料には、
(例えば上述の特許文献に記載されているように、実質
量の鉱油、植物油もしくは可塑剤またはこれらの2種ま
たはそれ以上の混合物の存在下における)硬化性ポリウ
レタン前駆物質のゲル化により得られる材料が包含され
る。その場でポリウレタンゲルを作るように市販されて
いるゲル化成分により調製される封止材料を使用して優
秀な結果が得られるが、適当量、例えば30〜70重量%の
適当な可塑剤、例えばトリメリテートの存在下、あるい
は適当な動物油もしくは植物油例えば80〜60重量%、好
ましくは鉱油の植物油に対する重量比が0.7〜2.4である
鉱油と植物油との混合物80〜70重量%の存在下でゲル化
を実施してよい。また、適当な封止材料は、非反応性エ
キステンダーシリコーンと反応性シリコーンを硬化させ
ることによっても調製でき、本発明は、所望の円錐貫入
度および伸び値を有する任意の封止材料の使用も包含す
る。封止材料は、除湿剤(例えば塩化ベンゾイル)、酸
化防止剤、顔料および殺菌剤のような既知の添加剤を含
んでよい。封止材料は加水分解に対して安定であり、湿
気に対して鋭敏ではなく、また、基材に対して実質的に
不活性であるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、材料供給ガンの2種の態様の模
式断面図、第3図および第4図は、封止材料により封止
される電気コネクターを示す。 1……グリースポンプガン、 2……カートリッジチューブ、 3……エンドキャップ、4……スクイズハンドル、 5……ポンプヘッド、6……ピストン、7……ノズル、 8……ノズルランド、9……封止材料 10……メッシュスクリーン充填位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲーリー・キャミン アメリカ合衆国 94022 カリフォルニ ア、ロス・アルトス、クレストン・ドラ イブ 22351番 (56)参考文献 特開 昭59−90988(JP,A) 特開 昭61−254331(JP,A) 特開 昭59−81131(JP,A) 特開 昭63−59528(JP,A) 特開 平1−206586(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09K 3/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)ASTM D638−80により測定される極
    限伸びが少なくとも100%であり、21℃においてASTM D2
    17−68により測定される円錘貫入度が100(10-1mm)以
    上である封止材料を供給する工程、 (b)封止材料を、封止材料の極限凝集強さより大きい
    剪断力にさらす工程、および (c)基材の表面上で封止材料を流動させる工程 を含んで成る基材の環境的保護方法。
  2. 【請求項2】(a)ASTM D638−80により測定される極
    限伸びが少なくとも100%であり、21℃においてASTM D2
    17−68により測定される円錘貫入度が100(10-1mm)以
    上である封止材料を供給する工程、 (b)基材の周囲にコンテナを配置する工程、 (c)封止材料を、封止材料の極限凝集強さより大きい
    剪断力にさらす工程、および (d)封止材料が基材を包囲するように封止材料をコン
    テナに配置する工程 を含んで成る基材の環境的封止方法。
  3. 【請求項3】押出により封止材料をコンテナに配置する
    特許請求の範囲第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】封止材料をコンテナに配置する前または後
    に基材の周囲にコンテナを配置する特許請求の範囲第2
    項または第3項記載の方法。
  5. 【請求項5】粉砕することにより封止材料を剪断に付す
    特許請求の範囲第2項または第3項記載の方法。
  6. 【請求項6】圧力下で封止材料を配向するように、封止
    材料をノズルおよびランドを介して押し出す特許請求の
    範囲第1〜5項のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】基材は電気ターミナルまたはワイヤー接続
    部である特許請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の
    方法。
  8. 【請求項8】封止材料を、圧力下、表面に対して保持す
    ることを更に含んで成る特許請求の範囲第1〜7項のい
    ずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】封止材料が、シリコーンまたはポリウレタ
    ンを含んで成る特許請求の範囲第1〜8項のいずれかに
    記載の方法。
  10. 【請求項10】封止材料が、150〜300(10-1mm)の円錘
    貫入度を有する特許請求の範囲第1〜9項のいずれかに
    記載の方法。
  11. 【請求項11】(a)ASTM D638−80により測定される
    極限伸びが少なくとも100%であり、21℃においてASTM
    D217−68により測定される円錘貫入度が100(10-1mm)
    以上である材料を供給する工程、および (b)封止材料を、封止材料の極限凝集強さより大きい
    剪断力にさらす工程 を含んで成る封止材料の調製方法。
JP63306770A 1987-12-01 1988-12-01 環境的保護方法および封止材料 Expired - Fee Related JP2806952B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12665587A 1987-12-01 1987-12-01
US12734187A 1987-12-01 1987-12-01
US127341 1987-12-01
US126655 1987-12-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01251571A JPH01251571A (ja) 1989-10-06
JP2806952B2 true JP2806952B2 (ja) 1998-09-30

Family

ID=26824905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63306770A Expired - Fee Related JP2806952B2 (ja) 1987-12-01 1988-12-01 環境的保護方法および封止材料

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0319306B1 (ja)
JP (1) JP2806952B2 (ja)
CA (1) CA1319459C (ja)
DE (1) DE3888309T2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5195125A (en) * 1990-09-17 1993-03-16 Raychem Corporation Gel filled RJ11 connector
US5376019A (en) * 1990-09-17 1994-12-27 Raychem Corporation Gel filled modular electrical connecting block
US5246383A (en) * 1990-09-17 1993-09-21 Raychem Corporation Gel filled electrical connector
US6971897B1 (en) 2003-10-29 2005-12-06 Tyco Electronics Corporation Gel-filled telephone jack

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2124439B (en) * 1982-07-26 1986-11-26 Raychem Sa Nv Method and device for sealing
BR8305612A (pt) * 1982-10-12 1984-05-15 Raychem Corp Aparelho e processo para protecao de um substrato
US4643924A (en) * 1985-03-25 1987-02-17 Raychem Corporation Protective article comprising an elastic gel
US4741940A (en) * 1986-05-19 1988-05-03 Raychem Corporation Articles and methods for protecting substrates

Also Published As

Publication number Publication date
DE3888309D1 (de) 1994-04-14
EP0319306A2 (en) 1989-06-07
EP0319306A3 (en) 1990-08-16
CA1319459C (en) 1993-06-22
DE3888309T2 (de) 1994-10-06
JPH01251571A (ja) 1989-10-06
EP0319306B1 (en) 1994-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2806953B2 (ja) 基材の環境的保護方法および封止材料
JPH0644498B2 (ja) 基材防護装置および方法
US5357057A (en) Protected electrical connector
US4864725A (en) Electrical connector and method of splicing wires
US5418001A (en) Environmental sealing
KR100431826B1 (ko) 전기적스트레스제어
US4610738A (en) Encapsulating a splice with a gel-filled case
US20080053681A1 (en) Twist-on wire wire connector with peelable covering
JP2806952B2 (ja) 環境的保護方法および封止材料
JP2001513266A (ja) 電気避雷器に関する改良
US5229058A (en) Environmental sealing
JP2521273B2 (ja) スプライスケ−ス
EP0277362B1 (en) Process for producing electric resistors having a wide range of specific resistance values
EP0005387B1 (fr) Mastic à résistance électrique non linéaire et élément de revêtement de zone de raccordement de matériel électrique
JP2989192B2 (ja) ゲル組成物
US20020066518A1 (en) Heat activitated splice kits for environmentally sealing electrical conductor splices and methods of using same
JPH0680338U (ja) 電力ケーブルの終端部
JP2923319B2 (ja) ペレットの製造方法
CA1264610A (en) Apparatus and method for protection of a substrate
Gasanly et al. Polypropilene and silicon thin-film composite resistors
JPS63209920A (ja) ゴム,プラスチツク押出装置
JPH061937B2 (ja) ケーブルのモールドジョイント工法
JPS5996814A (ja) 電力ケ−ブル終端部
JPH09284976A (ja) ゴムモールドストレスコーン

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees