JP2806420B2 - 仮名漢字変換装置 - Google Patents

仮名漢字変換装置

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JP2806420B2
JP2806420B2 JP7335980A JP33598095A JP2806420B2 JP 2806420 B2 JP2806420 B2 JP 2806420B2 JP 7335980 A JP7335980 A JP 7335980A JP 33598095 A JP33598095 A JP 33598095A JP 2806420 B2 JP2806420 B2 JP 2806420B2
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義美 竹元
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は仮名漢字変換装置に
関し、特にワードプロセッサやパーソナルコンピュータ
上の仮名漢字変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の仮名漢字変換装置では、読みをキ
ーボードで入力し、その読みをキーとして仮名漢字変換
用辞書を検索し、検索結果の候補文字列を仮名漢字変換
候補として表示する。その表示がユーザの望む候補文字
列であれば、確定のためのキーを押して確定する。表示
がユーザの望む候補文字列でなければ、侯補表示キーを
押して候補文字列を表示し、選択キーを押して所望の候
補文字列を選択して確定する。
【0003】図20は、従来の仮名漢字変換装置の構成
を示すブロック図である。この仮名漢字変換装置は、文
字列入力手段1と、入力文字列メモリ2と、仮名漢字変
換手段3と、仮名漢字変換用辞書4と、変換候補メモリ
5と、表示制御手段6と、確定手段7と、表示手段8
と、確定文字列メモリ9とから構成されている。
【0004】このような従来の仮名漢字変換装置では、
文字列入力手段1が、ユーザが入力する平仮名文字列
(片仮名文字列でもよい)を読み込み、入力文字列メモ
リ2に入力文字列として記憶する。次に、仮名漢字変換
手段3は、入力文字列メモリ2内の入力文字列を仮名漢
字変換用辞書4を用いて候補文字列に変換し、いくつか
の候補文字列とともに変換候補メモリ5に記憶する。確
定手段7は、変換侯補メモリ5内の侯補文字列の中から
1つの候補文字列をユーザが選択し確定文字列として確
定するための手段である。確定文字列は、確定文字列メ
モリ9に格納される。表示制御手段6は、入力文字列メ
モリ2内の入力文字列,変換侯補メモリ5内の候補文字
列,確定文字列メモリ9内の確定文字列を表示手段8に
表示する。
【0005】文字列入力手段1には、キーボードなどが
用いられる。仮名漢字変換手段3,確定手段7,表示制
御手段6には、コンピュータのCPU(Central
Processing Unit)などが用いられ
る。入力文字列メモリ2,仮名漢字変換用辞書4,変換
侯補メモリ5,確定文字列メモリ9には、IC(Int
egrated Circuit)メモリ,磁気ディス
ク装置,磁気テープ装置などが用いられる。表示手段8
には、CRT(Cathode Ray Tube)デ
ィスプレイなどが用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の仮名漢
字変換装置では、キーボードで読みの入力を誤って変換
キーを押すと、誤った変換結果を表示するので、この誤
った表示に気がつかずに、そのまま確定してしまうと、
作成中の文章に誤りとして残ってしまうという問題点が
あった。
【0007】一方、おかしな変換結果が表示された時点
で気がついたとしても、これを修正するには、変換結果
を一旦取り消し、誤入力した位置までカーソルを戻して
正しい読み文字列を入力し直した後で再変換しなければ
ならず、この操作はユーザにとって煩わしいという問題
点があった。
【0008】本発明の目的は、上述の点に鑑み、ユーザ
が過去に作成した文書を参照することにより、誤った読
みを入力し仮名漢字変換を実行した段階で過去に用いら
れたことのある単語の読みと類似する場合には誤り入力
を警告するようにして、変換結果を確定してしまう前に
誤りに気付き、修正することで誤り入力を減らすことが
できるようにした仮名漢字変換装置を提供することにあ
る。
【0009】なお、先行技術文献として、特開平2−1
36959号公報,特開平2−250148号公報,特
開平5−73537号公報等があるが、いずれもユーザ
が過去に作成した文書を参照して誤り入力を警告するよ
うなものではなく、本願発明とは構成が異なっている。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る仮名漢
字変換装置は、ユーザが入力する仮名文字列を読み込む
文字列入力手段と、この文字列入力手段により入力され
た仮名文字列を入力文字列として格納する入力文字列メ
モリと、この入力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢
字変換用辞書を用いて候補文字列に変換する仮名漢字変
換手段と、この仮名漢字変換手段により変換された候補
文字列を格納する変換侯補メモリと、この変換候補メモ
リ内の候補文字列の中からユーザが1つを確定するため
の確定手段と、この確定手段により確定した確定文字列
を格納する確定文字列メモリと、前記入力文字列メモリ
内の入力文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列お
よび前記確定文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に
表示するための制御を行う表示制御手段とを具備する仮
名漢字変換装置において、過去に作成された文書を格納
した文書メモリと、この文書メモリ内の文書に読みを付
与する読み付与手段と、この読み付与手段の結果を格納
する読み付き文書メモリと、前記入力文字列メモリ内の
入力文字列と前記読み付き文書メモリ内の読みとを照合
して前記読み付き文書メモリから前記入力文字列メモリ
内の入力文字列に類似する読みを有する類似文字列を検
出する類似文字列検出手段と、この類似文字列検出手段
により検出された類似文字列を前記入力文字列メモリ内
の仮名文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列およ
び前記確定文字列メモリ内の確定文字列とともに前記表
示手段に表示するための制御を行う前記表示制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0011】第2の発明に係る仮名漢字変換装置は、ユ
ーザが入力する仮名文字列を読み込む文字列入力手段
と、この文字列入力手段により入力された仮名文字列を
入力文字列として格納する入力文字列メモリと、この入
力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢字変換用辞書を
用いて候補文字列に変換する仮名漢字変換手段と、この
仮名漢字変換手段により変換された候補文字列を格納す
る変換侯補メモリと、この変換候補メモリ内の候補文字
列の中からユーザが1つを確定するための確定手段と、
この確定手段により確定した確定文字列を格納する確定
文字列メモリと、前記入力文字列メモリ内の入力文字
列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列および前記確定
文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に表示するため
の制御を行う表示制御手段とを具備する仮名漢字変換装
置において、過去に作成された文書を格納した文書メモ
リと、この文書メモリ内の文書を単語辞書を用いて文法
解析して読みを付与する文法解析手段と、この文法解析
手段による文法解析の実行を指示する文法解析実行手段
と、前記文法解析手段による文法解析結果に同一字種の
単語が連続して出現する場合に前後の単語を複合語とし
て読みもまとめる解析結果加工手段と、この解析結果加
工手段の加工結果を格納する読み付き文書メモリと、文
字列間の類似条件を記憶する類似条件メモリと、前記入
力文字列メモリ内の入力文字列と前記読み付き文書メモ
リ内の読みとを照合して前記類似条件メモリに記憶され
た条件をもとに前記読み付き文書メモリから前記入力文
字列メモリ内の入力文字列に類似する読みを有する類似
文字列を検出する類似文字列検出手段と、この類似文字
列検出手段により検出された類似文字列を格納する類似
文字列メモリと、類似文字列が複数存在する場合に優先
順位を判定する条件を記憶する優先順位条件メモリと、
この優先順位条件メモリの条件をもとに前記類似文字列
メモリ内の類似文字列を順位付ける優先順位付け手段
と、この優先順位付け手段により順位付けされた類似文
字列を前記入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記変換
侯補メモリ内の候補文字列および前記確定文字列メモリ
内の確定文字列とともに前記表示手段に表示するための
制御を行う前記表示制御手段と、前記表示手段の表示す
る類似文字列の中からユーザが所望する類似文字列を選
択することのできる文字列選択手段とを備えることを特
徴とする。
【0012】第3の発明に係る仮名漢字変換装置は、ユ
ーザが入力する仮名文字列を読み込む文字列入力手段
と、この文字列入力手段により入力された仮名文字列を
入力文字列として格納する入力文字列メモリと、この入
力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢字変換用辞書を
用いて候補文字列に変換する仮名漢字変換手段と、この
仮名漢字変換手段により変換された候補文字列を格納す
る変換侯補メモリと、この変換候補メモリ内の候補文字
列の中からユーザが1つを確定するための確定手段と、
この確定手段により確定した確定文字列を格納する確定
文字列メモリと、前記入力文字列メモリ内の入力文字
列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列および前記確定
文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に表示するため
の制御を行う表示制御手段とを具備する仮名漢字変換装
置において、過去に作成された文書を格納した文書メモ
リと、この文書メモリ内の文書を単語辞書を用いて文法
解析して読みを付与する文法解析手段と、この文法解析
手段による文法解析の実行を指示する文法解析実行手段
と、前記文法解析手段による文法解析結果に同一字種の
単語が連続して出現する場合に前後の単語を複合語とし
て読みもまとめる解析結果加工手段と、この解析結果加
工手段の加工結果を格納する読み付き文書メモリと、こ
の読み付き文書メモリ内の読みと照合する照合文字列を
前記入力文字列メモリ内の入力文字列から作成する条件
を記憶する照合文字列条件メモリと、この照合文字列条
件メモリに指定された条件で前記読み付き文書メモリ内
の読みと照合する照合文字列を前記入力文字列メモリ内
の入力文字列から作成する照合文字列作成手段と、文字
列間の類似条件を記憶する類似条件メモリと、前記照合
文字列作成手段により作成された照合文字列と前記読み
付き文書メモリ内の読みとを照合して前記類似条件メモ
リに記憶された条件をもとに前記読み付き文書メモリか
ら前記照合文字列作成手段により作成された照合文字列
に類似する読みを有する類似文字列を検出する類似文字
列検出手段と、この類似文字列検出手段により検出され
た類似文字列を格納する類似文字列メモリと、類似文字
列が複数存在する場合に優先順位を判定する条件を記憶
する優先順位条件メモリと、この優先順位条件メモリの
条件をもとに前記類似文字列メモリ内の類似文字列を順
位付ける優先順位付け手段と、この優先順位付け手段に
より順位付けされた類似文字列を前記入力文字列メモリ
内の仮名文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列お
よび前記確定文字列メモリ内の確定文字列とともに前記
表示手段に表示するための制御を行う前記表示制御手段
と、前記表示手段の表示する類似文字列の中からユーザ
が所望する類似文字列を選択することのできる文字列選
択手段とを備えることを特徴とする。
【0013】第4の発明に係る仮名漢字変換装置は、ユ
ーザが入力する仮名文字列を読み込む文字列入力手段
と、この文字列入力手段により入力された仮名文字列を
入力文字列として格納する入力文字列メモリと、この入
力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢字変換用辞書を
用いて候補文字列に変換する仮名漢字変換手段と、この
仮名漢字変換手段により変換された候補文字列を格納す
る変換侯補メモリと、この変換候補メモリ内の候補文字
列の中からユーザが1つを確定するための確定手段と、
この確定手段により確定した確定文字列を格納する確定
文字列メモリと、前記入力文字列メモリ内の入力文字
列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列および前記確定
文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に表示するため
の制御を行う表示制御手段とを具備する仮名漢字変換装
置において、過去に作成された文書を格納した文書メモ
リと、この文書メモリ内の単語と照合する照合文字列を
前記確定文字列メモリ内の確定文字列から作成する条件
を記憶する照合文字列条件メモリと、この照合文字列条
件メモリに指定された条件で前記確定文字列メモリ内の
確定文字列から前記文書メモリ内の単語と照合する照合
文字列を作成する照合文字列作成手段と、文字列間の類
似条件を記憶する類似条件メモリと、前記照合文字列作
成手段により作成された照合文字列と前記文書メモリ内
の単語とを照合して前記類似条件メモリに記憶された条
件をもとに前記文書メモリから類似文字列を検出する類
似文字列検出手段と、この類似文字列検出手段により検
出された類似文字列を格納する類似文字列メモリと、類
似文字列が複数存在する場合に優先順位を判定する条件
を記憶する優先順位条件メモリと、この優先順位条件メ
モリに記述された条件をもとに前記類似文字列メモリ内
の類似文字列を順位付ける優先順位付け手段と、この優
先順位付け手段により順位付けされた類似文字列を前記
入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記変換侯補メモリ
内の候補文字列および前記確定文字列メモリ内の確定文
字列とともに前記表示手段に表示するための制御を行う
前記表示制御手段と、前記表示手段の表示する類似文字
列の中からユーザが所望する類似文字列を選択すること
のできる文字列選択手段とを備えることを特徴とする。
【0014】第5の発明に係る仮名漢字変換装置は、ユ
ーザが入力する仮名文字列を読み込む文字列入力手段
と、この文字列入力手段により入力された仮名文字列を
入力文字列として格納する入力文字列メモリと、この入
力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢字変換用辞書を
用いて候補文字列に変換する仮名漢字変換手段と、この
仮名漢字変換手段により変換された候補文字列を格納す
る変換侯補メモリと、この変換候補メモリ内の候補文字
列の中からユーザが1つを確定するための確定手段と、
この確定手段により確定した確定文字列を格納する確定
文字列メモリと、前記入力文字列メモリ内の入力文字
列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列および前記確定
文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に表示するため
の制御を行う表示制御手段とを具備する仮名漢字変換装
置において、過去に作成された文書を格納した文書メモ
リと、この文書メモリ内の単語と照合する照合文字列を
前記確定文字列メモリ内の確定文字列から作成する条件
を記憶する照合文字列条件メモリと、この照合文字列条
件メモリに指定された条件で前記確定文字列メモリ内の
確定文字列から前記文書メモリ内の単語と照合する照合
文字列を作成する照合文字列作成手段と、文字列間の類
似条件を記憶する類似条件メモリと、前記照合文字列作
成手段により作成された照合文字列と前記文書メモリ内
の単語とを照合して前記類似条件メモリに記憶された条
件をもとに前記文書メモリから類似文字列を検出する類
似文字列検出手段と、この類似文字列検出手段により検
出された類似文字列を格納する類似文字列メモリと、前
記照合文字作成手段により作成された照合文字列および
前記類似文字列メモリ内の類似文字列を単語辞書を用い
て文法解析して読みを付与する文法解析手段と、前記照
合文字列作成手段により作成された照合文字列に前記文
法解析手段により読みを付与した結果を格納する読み付
き照合文字列メモリと、前記類似文字列メモリ内の類似
文字列に前記文法解析手段により読みを付与した結果を
格納する読み付き類似文字列メモリと、類似文字列が複
数存在する場合に優先順位を判定する条件を記憶する優
先順位条件メモリと、前記読み付き照合文字列メモリに
格納された読みと前記読み付き類似文字列メモリに格納
された読みとを比較して前記読み付き類似文字列メモリ
から前記読み付き照合文字列メモリ内の照合文字列に類
似する読みを有する類似文字列を判定して前記優先順位
条件メモリに記述された条件をもとに前記読み付き類似
文字列メモリ内の類似文字列を順位付ける優先順位付け
手段と、この優先順位付け手段により順位付けされた類
似文字列を前記入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記
変換侯補メモリ内の候補文字列および前記確定文字列メ
モリ内の確定文字列とともに前記表示手段に表示するた
めの制御を行う前記表示制御手段と、前記表示手段の表
示する類似文字列の中からユーザが所望する類似文字列
を選択することのできる類似文字列選択手段とを備える
ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係る仮名漢
字変換装置の構成を示すブロック図である。本実施例の
仮名漢字変換装置は、文字列入力手段1と、入力文字列
メモリ2と、仮名漢字変換手段3と、仮名漢字変換用辞
書4と、変換候補メモリ5と、表示制御手段6と、確定
手段7と、表示手段8と、確定文字列メモリ9と、文書
メモリ21と、読み付き文書メモリ24と、類似文字列
検出手段25と、読み付与手段101とから構成されて
いる。
【0017】文書メモリ21は、過去に作成された文書
を格納するデータベースである。図2に、その内容の具
体的な例を示す。
【0018】読み付与手段101は、文書メモリ21内
の文書に読みを付与する。
【0019】読み付き文書メモリ24は、読み付与手段
101の結果を格納する。図3は、図2に示した文書メ
モリ21の内容に対する読み付き文書メモリ24の内容
例である。図3(a)は、文書の各単語にそのまま読み
を付与してある。図3(b)では、文書メモリ21内の
文書の各単語に読みおよび頻度を付与してユーザ辞書の
形式のように格納している。
【0020】類似文字列検出手段25は、入力文字列メ
モリ2内の入力文字列と読み付き文書メモリ24内の読
みとを照合して、読み付き文書メモリ24から入力文字
列メモリ2内の入力文字列に類似する読みを有する類似
文字列を検出する。
【0021】表示制御手段6は、類似文字列検出手段2
5により検出された類似文字列を、入力文字列メモリ2
内の仮名文字列,変換侯補メモリ5内の候補文字列およ
び確定文字列メモリ9内の確定文字列とともに表示手段
8に表示するための制御を行う。
【0022】なお、その他の手段等は、図20に示した
従来の仮名漢字変換装置における対応する手段等と同様
に構成されて同様に動作するので、それらの詳しい説明
を省略する。
【0023】図4を参照すると、類似文字列検出手段2
5が入力文字列メモリ2内の入力文字列と読み付き文書
メモリ24内の読みとを照合して類似文字列を検出する
処理は、入力文字列取得ステップS41と、読み照合ス
テップS42と、異なり条件判定ステップS43と、表
示手段表示ステップS44とからなる。
【0024】次に、このように構成された第1の実施例
の仮名漢字変換装置の動作について説明する。
【0025】まず、文字列入力手段1は、ユーザが入力
する平仮名文字列(片仮名文字列であってもよい)を読
み込み、読み込んだ平仮名文字列を入力文字列として入
力文字列メモリ2に格納する。
【0026】次に、仮名漢字変換手段3は、入力文字列
メモリ2内の入力文字列を仮名漢字変換用辞書4を用い
て仮名漢字変換候補の文字列(以下、候補文字列とい
う)に変換し、変換された候補文字列を変換侯補メモリ
5に格納する。
【0027】続いて、ユーザが確定手段7を用いて変換
候補メモリ5内の候補文字列の中から1つを確定する
と、確定手段7により確定された文字列(以下、確定文
字列という)が確定文字列メモリ9に格納される。
【0028】一方、読み付与手段101は、文書メモリ
21内に格納されている、過去に作成された文書に読み
を付与して、読み付き文書メモリ24に格納する。
【0029】次に、類似文字列検出手段25は、入力文
字列メモリ2から入力文字列を得(ステップS41)、
この入力文字列と読み付き文書メモリ24内の読みとを
照合して読み付き文書メモリ24から入力文字列に類似
する読みを有する文字列(以下、類似文字列という)を
検出する(ステップS42)。照合の方法としては、読
み付き文書メモリ24を先頭から単語毎に順にマッチン
グしてゆく全文検索を行う。このような類似文字列の検
索アルゴリズムは、従来から知られている方法で、例え
ば、「ファイル間の相違検査法」(角田、情報処理24
巻第4号、1983)に記載されている。
【0030】続いて、類似文字列検出手段25は、類似
文字列が1文字異なりまたは2文字異なりの条件を満た
すかどうかを判定し(ステップS43)、条件を満たさ
なければ処理を終了する。
【0031】条件を満たせば、表示制御手段6は、類似
文字列検出手段25により検出された類似文字列を、入
力文字列メモリ2内の入力文字列,変換侯補メモリ5内
の候補文字列および確定文字列メモリ9内の確定文字列
とともに表示手段8に表示する(ステップS44)。
【0032】このように、第1の実施例の仮名漢字変換
装置によれば、仮名漢字変換するために入力された入力
文字列が、過去に用いたことのある単語の読みと類似し
ていたならば、過去に用いた単語を表示手段8に表示し
て誤り入力ではないかと警告を発することができる。
【0033】図5は、本発明の第2の実施例に係る仮名
漢字変換装置の構成を示すブロック図である。本実施例
の仮名漢字変換装置は、図1に示した第1の実施例の仮
名漢字変換装置に対して、類似条件メモリ26と、類似
文字列メモリ27と、優先順位付け手段28と、文字列
選択手段29と、優先順位条件メモリ30とを新たな構
成要素として付加するとともに、読み付与手段101
を、解析結果加工手段20と、単語辞書22と、文法解
析手段23と、文法解析実行手段40とで構成するよう
にしたものである。
【0034】図6は、単語辞書22の内容例を示す。単
語辞書22には、単語,読みおよび品詞が格納されてい
る。
【0035】文法解析手段23は、文書メモリ21内の
文書を単語辞書22を用いて文法解析して読みを付与す
る。この種の手法は、従来からよく用いられており、例
えば、「国語辞書の記憶と日本語文の自動分割」(長尾
・他、情報処理19巻第6号、1978)に記載されて
いる。図7は、文法解析手段23による文法解析結果の
一例を示す。単語ごとに読みおよび品詞が付与されてい
る。
【0036】文法解析実行手段40は、文法解析手段2
3による文法解析の実行を指示するための手段である。
ユーザが指示する、あるいは、システムが定期的に自動
的に指示することなどが考えられる。なお、読み付き文
書メモリ24は、文字列入力手段1からの仮名文字列の
入力を開始する前に、あらかじめ作成しておく必要があ
る。
【0037】解析結果加工手段20は、文法解析手段2
3の文法解析結果を加工して読み付き文書メモリ24に
登録する。例えば、文法解析結果に同一字種の単語が連
続して出現する場合には、それらを個別に登録するのと
は別に、複合語として一語としても登録することもでき
る。
【0038】類似条件メモリ26は、文字列間の類似条
件を記憶する。
【0039】類似文字列検出手段25は、入力文字列メ
モリ2内の入力文字列と読み付き文書メモリ24内の読
みとを照合して類似条件メモリ26に記憶された条件を
もとに読み付き文書メモリ24から入力文字列に類似す
る読みを有する類似文字列を検出し、類似文字列メモリ
27に格納する。
【0040】類似文字列メモリ27は、類似文字列検出
手段25により検出された類似文字列を格納する。
【0041】優先順位条件メモリ30は、類似文字列が
複数存在する場合に優先順位を判定する条件を記憶す
る。
【0042】優先順位付け手段28は、類似文字列メモ
リ27に格納されている類似文字列が複数の場合に、優
先順位条件メモリ30に記述した条件に基づく順序で並
べて表示制御手段6に渡す。
【0043】表示制御手段6は、優先順位付け手段28
により順位付けされた類似文字列を入力文字列メモリ2
内の仮名文字列,変換侯補メモリ5内の候補文字列およ
び確定文字列メモリ9内の確定文字列とともに表示手段
8に表示するための制御を行う。
【0044】文字列選択手段29は、表示手段8の表示
する類似文字列の中からユーザが所望する類似文字列を
選択するための手段である。
【0045】文法解析手段23,類似文字列検出手段2
5,文字列選択手段29,文法解析実行手段40とし
て、コンピュータのCPUなどが用いられる。文書メモ
リ21,単語辞書22,読み付き文書メモリ24,類似
条件メモリ26,解析結果加工手段20として、ICメ
モリ,磁気ディスク装置,磁気テープ装置などが用いら
れる。
【0046】図8を参照すると、文法解析手段23およ
び解析結果加工手段20が読み付き文書メモリ24の内
容を作成する処理は、文法解析実行指示有無判定ステッ
プS81と、文法解析ステップS82と、単語同一字種
判定ステップS83と、複合語作成ステップS84と、
複合語判定ステップS85と、複合語書込みステップS
86と、単語書込みステップS87と、最終単語書込み
ステップS88とからなる。
【0047】図9を参照すると、文法解析手段23およ
び解析結果加工手段20が読み付き文書メモリ24の内
容を作成する処理の他の例は、文法解析実行指示有無判
定ステップS91と、文法解析ステップS92と、単語
同一字種判定ステップS93と、複合語作成ステップS
94と、単語および複合語書込みステップS95と、最
終単語書込みステップS96と、頻度付与ステップS9
7とからなる。
【0048】図10を参照すると、類似文字列検出手段
25が類似文字列を検出する処理は、入力文字列取得ス
テップS101と、読み照合ステップS102と、異な
り条件判定ステップS103と、類似文字列格納ステッ
プS104と、複数個判定ステップS105と、異なり
数順位付けステップS106と、表示手段表示ステップ
S107とからなる。
【0049】次に、このように構成された第2の実施例
の仮名漢字変換装置の動作について、第1の実施例の仮
名漢字変換装置の動作と異なる点を中心に説明する。
【0050】ここでは、「ぶんおうかいせき」という入
力文字列に対する場合を例にとって説明する。これは、
「ぶんぽうかいせき」の誤り入力で、ユーザは、仮名漢
字変換の結果として「文法解析」を所望していたものと
する。この入力文字列は、入力文字列メモリ2に格納さ
れている。また、文書メモリ21には、図2に示すよう
に、文字列「文法解析」が存在するとする。
【0051】ユーザが文法解析実行手段40を用いて文
法解析の実行を指示すると(ステップS81でイエ
ス)、文法解析手段23は、文書メモリ21内の内容を
単語辞書22を用いて文法解析を行う(ステップS8
2)。この結果、図7に示すような文法解析結果が得ら
れたとする。
【0052】解析結果加工手段20は、図7に示した文
法解析結果を加工して、図3(a)または図3(b)に
示すように、文書メモリ21内の単語に読みを付与して
読み付き文書メモリ24に格納する。
【0053】詳しくは、解析結果加工手段20は、文書
メモリ21内のn番目の単語と(n+1)番目の単語と
が同一字種であるかどうかを判定し(ステップS8
3)、同一字種の単語が出現した場合、n番目の単語お
よびその読みに(n+1)番目の単語およびその読みを
結合して複合語を作成し(ステップS84)、カウンタ
nのインクリメントに制御を戻す。一方、n番目の単語
と(n+1)番目の単語とが同一字種でなければ、解析
結果加工手段20は、n番目の単語が複合語であるかど
うかを判断し(ステップS85)、複合語であれば複合
語を読み付きメモリ24に書き込む(ステップS8
6)。複合語でなければ、解析結果加工手段20は、n
番目の単語を読み付きメモリ24に書き込む(ステップ
S87)。このような処理を繰り返し、最後の単語にな
れば、これを読み付き文書メモリ24に書き込むことに
より(ステップS88)、読み付きメモリ24に、図3
(a)に示すような内容が得られる。
【0054】一方、図8のフローチャートを、図9のフ
ローチャートのように簡単に変更して、「n番目の単語
および複合語を読み付き文書メモリ24に書き込む」
(ステップS95)ようにするとともに、「書き込まれ
た単語および複合語の文字列をマージし頻度を付与して
読み付き文書メモリ24を作成する」(ステップS9
7)ようにすれば、読み付き文書メモリ24に、図3
(b)に示すような内容が得られる。
【0055】次に、類似文字列検出手段25は、入力文
字列メモリ2内の入力文字列を得(ステップS101)
この入力文字列と読み付き文書メモリ24内の読みとを
照合して、類似条件メモリ26に記憶された条件をもと
に読み付き文書メモリ24から入力文字列に類似する読
みを有する類似文字列を検出する(ステップS10
2)。
【0056】いま、類似条件メモリ26に「マッチング
の結果、文字列が1文字異なりまたは2文字異なりであ
れば、類似文字列とみなして類似文字列メモリ27に格
納する」などの条件が記述されているとすると、類似文
字列検出手段25は、入力文字列メモリ2内の入力文字
列「ぶんおうかいせき」を得ると(ステップS10
1)、この入力文字列と読み付き文書メモリ24内の読
みとを照合する(ステップS102)。
【0057】図3(b)に示した読み付き文書メモリ2
4の内容では、先頭からマッチングしていくと、まず、
「ぶんしょうかいせき(文章解析)」が2文字異なりで
条件を満たすので(ステップS103でN=2)、類似
文字列検出手段25は、「文章解析」を類似文字列メモ
リ27に格納する(ステップS104)。また、「ぶん
ぽうかいせき(文法解析)」が1文字異なりで条件を満
たすので(ステップS103でN=1)、類似文字列検
出手段25は、「文法解析」を類似文字列メモリ27を
格納する(ステップS104)。この結果、類似文字列
メモリ27には、図11に示すように、入力文字列「ぶ
んおうかうせき」に類似する読みを有する類似文字列
「文法解析」,「文章解析」が、その異なり数および頻
度とともに格納される。
【0058】次に、優先順位付け手段28は、類似文字
列メモリ27に格納されている類似文字列を優先順位条
件メモリ30に記述した条件に基づく順序で並べて表示
制御手段6に渡す。類似文字列メモリ27に類似文字列
が1つしか存在しないときは(ステップS105でノ
ー)、表示制御手段6は、その類似文字列を表示手段8
に表示する(ステップS107)。類似文字列メモリ2
7に類似文字列が複数存在するときは(ステップS10
5でイエス)、優先順位付け手段28は、優先順位条件
メモリ30に「異なり数の小さいものから順に並べる」
と記述されているとすると、「文法解析」,「文章解
析」の順に表示制御手段6に渡す(ステップS10
6)。その結果、表示手段8に「文法解析」が第1訂正
候補文字列、「文章解析」が第2訂正侯補文字列として
表示される(ステップS107)。
【0059】ステップS166の条件は優先順位条件メ
モリ30で指定可能であり、優先順位条件メモリ30に
「頻度の多いものから順に並べる」と記述されている
と、優先順位付け手段28は、「文章解析」,「文法解
析」の順に表示制御手段6に渡す(ステップS10
6)。その結果、表示手段8に「文章解析」が第1訂正
候補文字列、「文法解析」が第2訂正侯補文字列として
表示される(ステップS107)。
【0060】文字列選択手段29は、表示手段8に表示
された訂正候補文字列を選択するための手段である。図
12(a)〜(c)に、表示手段8の画面例を示す。図
12(a)では、誤り入力「ぶんおうかいせき」の変換
結果の確定文字列「文応解析」とともに、その第1訂正
候補文字列「文法解析」,第2訂正候補文字列「文章解
析」が順に画面下に表示されている。ユーザは、「文応
解析」を確定したままにすることもできるし、文字列選
択手段29を用いてその訂正侯補文字列のいずれかを選
ぶこともできる。例えば、スペースキーなどのキーを1
つ押下する、あるいは選択したい訂正侯補文字列をマウ
スでクリックすることで、図12(b)に示すように
「文法解析」を選択することができる。図12(b)で
は、選択したことがわかるように反転表示などがされて
いる。図12(c)は、「文法解析」を選択して確定し
た後の画面例である。
【0061】図13は、本発明の第3の実施例に係る仮
名漢字変換装置の構成を示すブロック図である。本実施
例の仮名漢字変換装置は、図5に示した第2の実施例の
仮名漢字変換装置に対して、照合文字列条件メモリ31
と、照合文字列作成手段32とを構成要素として付加し
たものである。
【0062】照合文字列条件メモリ31は、読み付き文
書メモリ24内の読みと照合する照合文字列を入力文字
列メモリ2内の入力文字列から作成する条件を記憶す
る。
【0063】照合文字列作成手段32は、照合文字列条
件メモリ31に指定された条件で読み付き文書メモリ2
4内の読みと照合する照合文字列を入力文字列メモリ2
内の入力文字列から作成する。
【0064】図14を参照すると、照合文字列作成手段
32が類似文字列検出手段25の入力となる照合文字列
を作成する処理は、入力文字列取得ステップS141
と、パターン文字列有無判定ステップS142と、文字
列切り出しステップS143と、N文字以上判定ステッ
プS144と、切り出し文字列送出ステップS145
と、残り文字列有無判定ステップS146と、残り文字
列パターン文字列有無判定ステップS147と、残り文
字列送出ステップS148と、入力文字列送出ステップ
S149とからなる。
【0065】なお、その他の手段等は、図5に示した第
2の実施例の仮名漢字変換装置の対応する手段等と同様
に構成され同様に動作するので、同一の符号を付してそ
れらの詳しい説明を省略する。
【0066】次に、このように構成された第3実施例の
仮名漢字変換装置の動作について、第2の実施例の仮名
漢字変換装置の動作と異なる点を中心に説明する。
【0067】ここでは、「ぶんおうかいせきをじっこう
し、」という多文節の入力文字列が入力される場合を例
にとって説明する。
【0068】照合文字列条件メモリ31に「文字列
『を』の直前の仮名文字列を照合文字列として切り出
す」と記述されているとすると、照合文字列作成手段3
2は、入力文字列メモリ2から入力文字列「ぶんおうか
いせきをじっこうし、」を得(ステップS141)、こ
の入力文字列中に『を』,『い』,『は、』,『につい
て』などのパターン文字列が含まれているかどうかを判
断する(ステップS142)。パターン文字列が含まれ
ていると判断したならば(ステップS142)、照合文
字列作成手段32は、「ぶんおうかいせき」までを切り
出す(ステップS143)。次に、ステップS144で
N=5とすると、この切り出し文字列はこの条件を満た
しているので、照合文字列作成手段32は、切り出し文
字列「ぶんおうかいせき」を類似文字列検出手段25に
渡す(ステップS145)。渡す先は、図10における
ステップS101である。
【0069】類似文字列検出手段25は、切り出し文字
列「ぶんおうかいせき」と読み付き文書メモリ24内の
読みとを照合する。
【0070】次に、照合文字列作成手段32は、ステッ
プS141で読み込んだ入力文字列の残りの文字列(以
下、残り文字列という)があるかどうかを判断し(ステ
ップS146)、残り文字列があるので残り文字列がさ
らにパターン文字列を含むかどうかを判定する(ステッ
プS147)。照合文字列条件メモリ31に「文字列
『を』,『し、』,『は、』,『について、』などの直
前の仮名文字列を照合文字列として切り出す」と記述さ
れていれば、ステップS147で条件を満たし、ステッ
プS143で「じっこう」も照合文字列として切り出せ
る。しかし、ステップS144で、N=5なので、照合
文字列作成手段32は、ステップS146に進み、ステ
ップS141で読み込んだ入力文字列の残りがなくなる
ので処理を終了する。つまり、「じっこう」は照合文字
列として切り出されない。
【0071】「ぶんおうかいせき」を照合文字列として
切り出した後の処理は、図5に示した第2の実施例の仮
名漢字変換装置の場合と同様であるので、詳しい説明を
割愛する。
【0072】図15は、本発明の第4の実施例に係る仮
名漢字変換装置の構成を示すブロック図である。本実施
例の仮名漢字変換装置は、図20に示した従来の仮名漢
字変換装置に対して、文書メモリ21と、類似文字列検
出手段25’と、類似条件メモリ26と、類似文字列メ
モリ27と、優先順位付け手段28と、文字列選択手段
29と、優先順位条件メモリ30と、照合文字列条件メ
モリ31’と、照合文字列作成手段32’とを、構成要
素として付加したものである。
【0073】照合文字列条件メモリ31’は、文書メモ
リ21内の単語と照合する照合文字列を確定文字列メモ
リ9内の確定文字列から作成する条件を記憶する。
【0074】照合文字列作成手段32’は、照合文字列
条件メモリ31’に指定された条件で確定文字列メモリ
9内の確定文字列から文書メモリ21内の単語と照合す
る照合文字列を作成する。
【0075】類似文字列検出手段25’は、照合文字列
作成手段32’により作成された照合文字列と文書メモ
リ21内の単語とを照合して類似条件メモリ26に記憶
された条件をもとに類似文字列を検出する。
【0076】図16を参照すると、照合文字列作成手段
32’が類似文字列検出手段25’の入力となる照合文
字列を作成する処理は、確定文字列取得ステップS16
1と、字種一致判定ステップS162と、照合文字列送
出ステップS163と、次字種先頭位置記憶ステップS
164とからなる。
【0077】図17を参照すると、類似文字列検出手段
25’が類似文字列を検出する処理は、照合文字列取得
ステップS171と、文字列照合ステップS172と、
N文字異なり条件判定ステップS173と、類似文字列
格納ステップS174と、複数個存在判定ステップS1
75と、異なり数順位付けステップS176と、表示手
段表示ステップS177とからなる。
【0078】なお、その他の手段等については、図5に
示した第2の実施例の仮名漢字変換装置における対応す
る手段等と同様に構成され同様に動作するので、それら
の詳しい説明を省略する。
【0079】このように構成された第4実施例に係る仮
名漢字変換装置の動作について、第2の実施例の仮名漢
字変換装置の動作と異なる点を中心に説明する。ここで
は、「ぶんおうかいせきをじっこうし、」という多文節
の入力文字列に対する動作例を説明する。
【0080】仮名漢字変換手段3が入力文字列に対して
仮名漢字変換を実行し、確定文字列「文応解析を実行
し、」を確定文字列メモリ9に得たとする。
【0081】照合文字列条件メモリ31’に「確定文字
列メモリ9内の文字列の字種の変わり目までを照合文字
列として切り出す」という条件があれば、照合文字列作
成手段32’は、確定文字列「文応解析を実行し、」を
得ると(ステップS161)、n文字目と(n+1)文
字目との字種の一致チェックを行う(ステップS16
2)。「を」で字種が一致しなくなるので(ステップS
162でノー)、照合文字列作成手段32’は、m文字
目からn文字目までの文字列「文応解析」を照合文字列
として作成して類似文字列検出手段25’に渡し(ステ
ップS163)、m=n+1により次の字種の先頭位置
を覚えておく(ステップS164)。その後、照合文字
列作成手段32’は、n=n+1に制御を戻してからス
テップS162に入り、ループの後、「実行」を照合文
字列として作成して類似文字列検出手段25’に渡す
(ステップS163)。本フローチャートでは、図14
のフローチャートのステップS144のように、文字列
の長さの条件がないので(この条件を図16のフローチ
ャート中に設けることも容易)、「実行」も類似文字列
検出手段25’の入力となり得る。また、ステップS1
62の後で、長さや字種のチェックのステップを入れる
ことも容易である。例えば、平仮名文字列はすべて類似
文字列検出の対象外とするために、「平仮名字種か」の
判定を入れて、イエスならばn=n+1に制御を戻し、
ノーならばステップS163に制御を移す。また、漢字
文字列でも短い文字列は類似文字列検出の対象外とする
ために「N文字以上か」の判定を入れて、ノーならばn
=n+1に制御を移し、イエスならばステップS163
に制御を移す。
【0082】類似文字列検出手段25’は、文書メモリ
21の内容が図2のようであるとすると、照合文字列作
成手段32’が作成した照合文字列「文応解析」を得
(ステップS171)、この照合文字列「文応解析」と
文書メモリ21内の文字列とを照合して(ステップS1
72)、照合文字列と類似する類似文字列「文法解
析」,「文章解析」(いずれも1文字異なり)を得て
(ステップS173でイエス)、類似文字列メモリ27
に格納する(ステップS174)。
【0083】次に、優先順位付け手段28は、優先順位
条件メモリ30内の条件をもとに、類似文字列メモリ2
7内の類似文字列の優先順位を判定する。類似文字列メ
モリ27内に類似文字列が1つしか存在しないときは
(ステップS175でノー)、表示制御手段6は、その
類似文字列を表示手段8に表示する(ステップS17
7)。類似文字列メモリ27に類似文字列が複数個存在
するときは(ステップS175でイエス)、優先順位付
け手段28は、優先順位条件メモリ30内の条件に「異
なり数の小さいものから順に並べる」と記述されている
とすると、照合文字列「文応解析」と類似文字列「文法
解析」および「文章解析」とは1文字ずつ異なるので、
いずれの類似文字列にも優先順位を与えない。この場
合、類似文字列メモリ27内に格納されている順などと
なる。ステップS176の条件は優先順位条件メモリ3
0で指定可能であり、優先順位条件メモリ30に「頻度
の多いものから順に並べる」と記述されていると、類似
文字列「文章解析」,「文法解析」の優先順で表示制御
手段6に渡され(ステップS176)、その結果、表示
手段8に「文章解析」が第1訂正候補文字列、「文法解
析」が第2訂正侯補文字列として表示される(ステップ
S177)。なお、類似文字列メモリ27内に複数個の
類似文字列が格納されていて、いくつかの類似文字列の
表記が重複しているときに、それらを優先順位付け手段
28でマージして頻度を得ることは容易である。
【0084】図18は、本発明の第5の実施例に係る仮
名漢字変換装置の構成を示すブロック図である。本実施
例の仮名漢字変換装置は、図15に示した第4の実施例
の仮名漢字変換装置に対して、単語辞書22と、文法解
析手段23’と、読み付き照合文字列メモリ36と、読
み付き類似文字列メモリ37とを、新たな構成要素とし
て付加するとともに、優先順位付け手段28を優先順位
付け手段28’としたものである。
【0085】文法解析手段23’は、照合文字作成手段
32’により作成された照合文字列および類似文字列メ
モリ27内の類似文字列を単語辞書22を用いて文法解
析して読みを付与する。
【0086】読み付き照合文字列メモリ36は、確定文
字列メモリ9の確定文字列から照合文字列作成手段3
2’が作成した照合文字列に、文法解析手段23’を用
いて読みを付けた読み付き類似文字列を格納する。
【0087】読み付き類似文字列メモリ37は、類似文
字列検出手段25’が照合文字列作成手段32’により
作成した照合文字列と文書メモリ21の読みとを照合し
て検出した類似文字列に、文法解析手段23を用いて読
みを付けた読み付き類似文字列を格納する。
【0088】優先順位付け手段28’は、読み付き照合
文字列メモリ36に格納された読みと読み付き類似文字
列メモリ37に格納された読みと比較して、読み付き類
似文字列メモリ37から読み付き照合文字列メモリ36
内の照合文字列に類似する読みを有する類似文字列を判
定し、優先順位条件メモリ30に記述された条件をもと
に読み付き類似文字列メモリ37内の類似文字列を順位
付ける。
【0089】読み付き照合文字列メモリ36,読み付き
類似文字列メモリ37として、ICメモリ,磁気ディス
ク装置,磁気テープ装置などが用いられる。
【0090】図19を参照すると、照合文字列作成手段
32’が作成した照合文字列と類似文字列検出手段2
5’が検出した類似文字列とに読みを与えて、優先順位
付け手段28が読みの異なり数から表示順序を決定する
処理は、文法解析読み付与ステップS191と、読み一
致判定ステップS192と、訂正候補文字列表示ステッ
プS193と、異なり数順表示ステップS194とから
なる。
【0091】なお、その他の手段等は、図15に示した
第4実施例の仮名漢字変換装置における手段等と同様に
構成されて同様に動作するので、それらの詳しい説明を
省略する。
【0092】次に、このように構成された第5実施例の
仮名漢字変換装置の動作について、第4実施例の仮名漢
字変換装置の動作と異なる点を中心に説明する。
【0093】まず、「ぶんおうかいせきをじっこう
し、」という多文節の入力文字列に対する動作例(1)
を説明する。
【0094】類似文字列検出手段25’までの処理の流
れは、第4の実施例の仮名漢字変換装置の場合と同様で
あり、確定文字列「文応解析」に類似する類似文字列
「文法解析」,「文章解析」(いずれも1文字異なり)
が類似文字列メモリ27に格納される。
【0095】文法解析手段23’は、照合文字列作成手
段32’が作成した照合文字列「文応解析」に読み「ぶ
んおうかいせき」を付与して読み付き照合文字列メモリ
36に格納する(ステップS191)。また、類似文字
列メモリ27内の類似文字列「文法解析」,「文章解
析」に読み「ぶんぽうかいせき」,「ぶんしょうかいせ
き」を付与して読み付き類似文字列メモリ37に格納す
る(ステップS191)。
【0096】優先順位付け手段28’は、読み付き照合
文字列メモリ36内の読みと読み付き類似文字列メモリ
37内の読みとを照合して(ステップS192)、優先
順位条件メモリ30内の条件をもとに優先順位を判定す
る(ステップS194)。
【0097】いま、優先順位条件メモリ30内の条件に
「読みの異なり数の小さいものから順に並べる」と記述
されているとすると、読み「ぶんおうかいせき」と読み
「ぶんぽうかいせき」とは1文字異なり、読み「ぶんお
うかいせき」と読み「ぶんしょうかいせき」とは2文字
異なりなので、優先順位付け手段28’は、類似文字列
「文法解析」,「文章解析」の順に表示制御手段6に渡
す(ステップS194)。その結果、表示手段8に「文
法解析」が第1訂正侯補文字列、「文章解析」が第2訂
正候補文字列として表示される。
【0098】また、優先順位条件メモリ30内の条件に
「頻度の多いものから順に並べる」と記述されていると
すると、優先順位付け手段28’は、類似文字列「文章
解析」,「文法解析」の順に表示制御手段6に渡す。そ
の結果、表示手段8に「文章解析」が第1訂正侯補文字
列、「文法解析」が第2訂正侯補文字列として表示され
る。なお、類似文字列メモリ27内に複数個の類似文字
列が格納されていて、いくつかの類似文字列の表記が重
複しているときに、それらを優先順位付け手段28’で
マージして頻度を得ることは容易である。
【0099】次に、第5実施例の仮名漢字変換装置の動
作について、「じんこうちのうを」という多文節の入力
文字列に対する動作例(2)を説明する。
【0100】仮名漢字変換手段3は、入力文字列に対し
て仮名漢字変換を実行し、「人口知能を」という誤りの
確定文字列を確定文字列メモリ9に得たとする。
【0101】前述の動作例(1)の場合と同様に、照合
文字列作成手段32’は、「人口知能」を照合文字列と
して作成する。文書メモリ21内に文字列「人工知能」
を含むとすると、類似文字列検出手段25’は、照合文
字列「人口知能」と類似する類似文字列「人工知能」
(1文字異なり)を得て類似文字列メモリ27に格納す
る。
【0102】次に、文法解析手段23’は、照合文字列
作成手段32’が作成した照合文字列「人口知能」に読
み「じんこうちのう」を付与して読み付き照合文字列メ
モリ36に格納する(ステップS191)。また、文法
解析手段23は、類似文字列メモリ27内の「人工知
能」に読み「じんこうちのう」を付与して読み付き類似
文字列メモリ37に格納する(ステップS191)。
【0103】続いて、優先順位付け手段28’は、読み
付き照合文字列メモリ36内の読みと読み付き類似文字
列メモリ37内の読みとを照合して、優先順位条件メモ
リ30内の条件をもとに優先順位を判定する(ステップ
S192)。本例では、読みが「じんこうちのう」で完
全に一致する。優先順位条件メモリ30内の条件に「完
全に一致するものは同音語誤りと判定する」と記述され
ているとすると、優先順位付け手段28’は、読み付き
照合文字列メモリ36内の照合文字列「入口知能」が誤
りで、読み付き類似文字列メモリ37内の類似文字列
「人工知能」が正しいと判定し、類似文字列「人工知
能」を同音語誤りの訂正候補文字列として表示制御手段
6に渡す(ステップS193)。その結果、表示手段8
に、確定文字列「人口知能を」中の照合文字列「人口知
能」に対して同音語誤りであると警告がなされ、訂正候
補文字列として「人工知能」が表示される。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仮名漢字変換において、ユーザが過去に作成した文書を
参照することにより、誤った読みを入力し仮名漢字変換
を実行した段階で過去に用いられたことのある単語の読
みと類似するような多少の誤りの場合には誤り入力を警
告することができるので、変換結果を確定してしまう前
に誤りに気付き、修正することで誤り入力を減らすこと
ができるという効果がある。
【0105】また、訂正候補文字列を表示して、誤った
変換結果と訂正候補文字列との置き換えを容易にしてい
るので、誤った変換結果と訂正候補文字列との置き換え
が簡単な操作で実行でき、誤り修正をしやすいという利
点がある。
【0106】さらに、変換結果を確定したときにも同音
語の誤りに対して訂正候補文字列を表示して警告を返す
ので、同音語の選択誤りを減らすためにも効果がある。
【図面の簡単な説朋】
【図1】本発明の第1実施例に係る仮名漢字変換装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の文書メモリの内容例を示す説明図であ
る。
【図3】(a)および(b)は図1中の読み付き文書メ
モリの内容例を示す説明図である。
【図4】図1中の類似文字列検出手段が入力文字列メモ
リ内の入力文字列と読み付き文書メモリ内の読みとを照
合して類似文字列を検出する処理を示すフローチャート
である。
【図5】本発明の第2実施例に係る仮名漢字変換装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】図5中の単語辞書の内容例を示す説明図であ
る。
【図7】図5中の文法解析手段の文法解析結果の例を示
す説明図である。
【図8】図5中の文法解析手段および解析結果加工手段
が読み付き文書メモリを作成する処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】図5中の文法解析手段および解析結果加工手段
が読み付き文書メモリの内容を作成する処理の他の例を
示すフローチャートである。
【図10】図5中の類似文字列検出手段が類似文字列を
検出する処理を示すフローチャートである。
【図11】図5中の類似文字列メモリの内容例を示す説
明図である。
【図12】(a),(b),(c)は図5中の表示手段
の画面例を示す説明図である。
【図13】本発明の第3実施例に係る仮名漢字変換装置
の構成を示すブロック図である。
【図14】図13中の照合文字列作成手段が類似文字列
検出手段の入力となる照合文字列を作成する処理を示す
フローチャートである。
【図15】本発明の第4実施例に係る仮名漢字変換装置
の構成を示すブロック図である。
【図16】図15中の照合文字列作成手段が類似文字列
検出手段の入力となる照合文字列を作成する処理を示す
フローチャートである。
【図17】図15中の類似文字列検出手段が類似文字列
を検出する処理を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第5実施例に係る仮名漢字変換装置
の構成を示すブロック図である。
【図19】図18中の照合文字列作成手段が作成した照
合文字列と類似文字列検出手段が検出した類似文字列と
に読みを与えて、優先順位付け手段が読みの異なり数か
ら表示順序を決定する処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】従来の仮名漢字変換装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 文字列入力手段 2 入力文字列メモリ 3 仮名漢字変換手段 4 仮名漢字変換用辞書 5 変換候補メモリ 6 表示制御手段 7 確定手段 8 表示手段 21 文書メモリ 22 単語辞書 23,23’ 文法解析手段 24 読み付き文書メモリ 25,25’ 類似文字列検出手段 26 類似条件メモリ 27 類似文字列メモリ 28,28’ 優先順位付け手段 29 文字列選択手段 30 優先順位条件メモリ 31,31’ 照合文字列条件メモリ 32,32’ 照合文字列作成手段 36 読み付き照合文字列メモリ 37 読み付き類似文字列メモリ 40 文法解析実行手段 101 読み付与手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが入力する仮名文字列を読み込む
    文字列入力手段と、この文字列入力手段により入力され
    た仮名文字列を入力文字列として格納する入力文字列メ
    モリと、この入力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢
    字変換用辞書を用いて候補文字列に変換する仮名漢字変
    換手段と、この仮名漢字変換手段により変換された候補
    文字列を格納する変換侯補メモリと、この変換候補メモ
    リ内の候補文字列の中からユーザが1つを確定するため
    の確定手段と、この確定手段により確定した確定文字列
    を格納する確定文字列メモリと、前記入力文字列メモリ
    内の入力文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列お
    よび前記確定文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に
    表示するための制御を行う表示制御手段とを具備する仮
    名漢字変換装置において、 過去に作成された文書を格納した文書メモリと、 この文書メモリ内の文書に読みを付与する読み付与手段
    と、 この読み付与手段の結果を格納する読み付き文書メモリ
    と、 前記入力文字列メモリ内の入力文字列と前記読み付き文
    書メモリ内の読みとを照合して前記読み付き文書メモリ
    から前記入力文字列メモリ内の入力文字列に類似する読
    みを有する類似文字列を検出する類似文字列検出手段
    と、 この類似文字列検出手段により検出された類似文字列を
    前記入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記変換侯補メ
    モリ内の候補文字列および前記確定文字列メモリ内の確
    定文字列とともに前記表示手段に表示するための制御を
    行う前記表示制御手段とを備えることを特徴とする仮名
    漢字変換装置。
  2. 【請求項2】 ユーザが入力する仮名文字列を読み込む
    文字列入力手段と、この文字列入力手段により入力され
    た仮名文字列を入力文字列として格納する入力文字列メ
    モリと、この入力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢
    字変換用辞書を用いて候補文字列に変換する仮名漢字変
    換手段と、この仮名漢字変換手段により変換された候補
    文字列を格納する変換侯補メモリと、この変換候補メモ
    リ内の候補文字列の中からユーザが1つを確定するため
    の確定手段と、この確定手段により確定した確定文字列
    を格納する確定文字列メモリと、前記入力文字列メモリ
    内の入力文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列お
    よび前記確定文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に
    表示するための制御を行う表示制御手段とを具備する仮
    名漢字変換装置において、 過去に作成された文書を格納した文書メモリと、 この文書メモリ内の文書を単語辞書を用いて文法解析し
    て読みを付与する文法解析手段と、 この文法解析手段による文法解析の実行を指示する文法
    解析実行手段と、 前記文法解析手段による文法解析結果に同一字種の単語
    が連続して出現する場合に前後の単語を複合語として読
    みもまとめる解析結果加工手段と、 この解析結果加工手段の加工結果を格納する読み付き文
    書メモリと、 文字列間の類似条件を記憶する類似条件メモリと、 前記入力文字列メモリ内の入力文字列と前記読み付き文
    書メモリ内の読みとを照合して前記類似条件メモリに記
    憶された条件をもとに前記読み付き文書メモリから前記
    入力文字列メモリ内の入力文字列に類似する読みを有す
    る類似文字列を検出する類似文字列検出手段と、 この類似文字列検出手段により検出された類似文字列を
    格納する類似文字列メモリと、 類似文字列が複数存在する場合に優先順位を判定する条
    件を記憶する優先順位条件メモリと、 この優先順位条件メモリの条件をもとに前記類似文字列
    メモリ内の類似文字列を順位付ける優先順位付け手段
    と、 この優先順位付け手段により順位付けされた類似文字列
    を前記入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記変換侯補
    メモリ内の候補文字列および前記確定文字列メモリ内の
    確定文字列とともに前記表示手段に表示するための制御
    を行う前記表示制御手段と、 前記表示手段の表示する類似文字列の中からユーザが所
    望する類似文字列を選択することのできる文字列選択手
    段とを備えることを特徴とする仮名漢字変換装置。
  3. 【請求項3】 ユーザが入力する仮名文字列を読み込む
    文字列入力手段と、この文字列入力手段により入力され
    た仮名文字列を入力文字列として格納する入力文字列メ
    モリと、この入力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢
    字変換用辞書を用いて候補文字列に変換する仮名漢字変
    換手段と、この仮名漢字変換手段により変換された候補
    文字列を格納する変換侯補メモリと、この変換候補メモ
    リ内の候補文字列の中からユーザが1つを確定するため
    の確定手段と、この確定手段により確定した確定文字列
    を格納する確定文字列メモリと、前記入力文字列メモリ
    内の入力文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列お
    よび前記確定文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に
    表示するための制御を行う表示制御手段とを具備する仮
    名漢字変換装置において、 過去に作成された文書を格納した文書メモリと、 この文書メモリ内の文書を単語辞書を用いて文法解析し
    て読みを付与する文法解析手段と、 この文法解析手段による文法解析の実行を指示する文法
    解析実行手段と、 前記文法解析手段による文法解析結果に同一字種の単語
    が連続して出現する場合に前後の単語を複合語として読
    みもまとめる解析結果加工手段と、 この解析結果加工手段の加工結果を格納する読み付き文
    書メモリと、 この読み付き文書メモリ内の読みと照合する照合文字列
    を前記入力文字列メモリ内の入力文字列から作成する条
    件を記憶する照合文字列条件メモリと、 この照合文字列条件メモリに指定された条件で前記読み
    付き文書メモリ内の読みと照合する照合文字列を前記入
    力文字列メモリ内の入力文字列から作成する照合文字列
    作成手段と、 文字列間の類似条件を記憶する類似条件メモリと、 前記照合文字列作成手段により作成された照合文字列と
    前記読み付き文書メモリ内の読みとを照合して前記類似
    条件メモリに記憶された条件をもとに前記読み付き文書
    メモリから前記照合文字列作成手段により作成された照
    合文字列に類似する読みを有する類似文字列を検出する
    類似文字列検出手段と、 この類似文字列検出手段により検出された類似文字列を
    格納する類似文字列メモリと、 類似文字列が複数存在する場合に優先順位を判定する条
    件を記憶する優先順位条件メモリと、 この優先順位条件メモリの条件をもとに前記類似文字列
    メモリ内の類似文字列を順位付ける優先順位付け手段
    と、 この優先順位付け手段により順位付けされた類似文字列
    を前記入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記変換侯補
    メモリ内の候補文字列および前記確定文字列メモリ内の
    確定文字列とともに前記表示手段に表示するための制御
    を行う前記表示制御手段と、 前記表示手段の表示する類似文字列の中からユーザが所
    望する類似文字列を選択することのできる文字列選択手
    段とを備えることを特徴とする仮名漢字変換装置。
  4. 【請求項4】 ユーザが入力する仮名文字列を読み込む
    文字列入力手段と、この文字列入力手段により入力され
    た仮名文字列を入力文字列として格納する入力文字列メ
    モリと、この入力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢
    字変換用辞書を用いて候補文字列に変換する仮名漢字変
    換手段と、この仮名漢字変換手段により変換された候補
    文字列を格納する変換侯補メモリと、この変換候補メモ
    リ内の候補文字列の中からユーザが1つを確定するため
    の確定手段と、この確定手段により確定した確定文字列
    を格納する確定文字列メモリと、前記入力文字列メモリ
    内の入力文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列お
    よび前記確定文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に
    表示するための制御を行う表示制御手段とを具備する仮
    名漢字変換装置において、 過去に作成された文書を格納した文書メモリと、 この文書メモリ内の単語と照合する照合文字列を前記確
    定文字列メモリ内の確定文字列から作成する条件を記憶
    する照合文字列条件メモリと、 この照合文字列条件メモリに指定された条件で前記確定
    文字列メモリ内の確定文字列から前記文書メモリ内の単
    語と照合する照合文字列を作成する照合文字列作成手段
    と、 文字列間の類似条件を記憶する類似条件メモリと、 前記照合文字列作成手段により作成された照合文字列と
    前記文書メモリ内の単語とを照合して前記類似条件メモ
    リに記憶された条件をもとに前記文書メモリから類似文
    字列を検出する類似文字列検出手段と、 この類似文字列検出手段により検出された類似文字列を
    格納する類似文字列メモリと、 類似文字列が複数存在する場合に優先順位を判定する条
    件を記憶する優先順位条件メモリと、 この優先順位条件メモリに記述された条件をもとに前記
    類似文字列メモリ内の類似文字列を順位付ける優先順位
    付け手段と、 この優先順位付け手段により順位付けされた類似文字列
    を前記入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記変換侯補
    メモリ内の候補文字列および前記確定文字列メモリ内の
    確定文字列とともに前記表示手段に表示するための制御
    を行う前記表示制御手段と、 前記表示手段の表示する類似文字列の中からユーザが所
    望する類似文字列を選択することのできる文字列選択手
    段とを備えることを特徴とする仮名漢字変換装置。
  5. 【請求項5】 ユーザが入力する仮名文字列を読み込む
    文字列入力手段と、この文字列入力手段により入力され
    た仮名文字列を入力文字列として格納する入力文字列メ
    モリと、この入力文字列メモリ内の入力文字列を仮名漢
    字変換用辞書を用いて候補文字列に変換する仮名漢字変
    換手段と、この仮名漢字変換手段により変換された候補
    文字列を格納する変換侯補メモリと、この変換候補メモ
    リ内の候補文字列の中からユーザが1つを確定するため
    の確定手段と、この確定手段により確定した確定文字列
    を格納する確定文字列メモリと、前記入力文字列メモリ
    内の入力文字列,前記変換侯補メモリ内の候補文字列お
    よび前記確定文字列メモリ内の確定文字列を表示手段に
    表示するための制御を行う表示制御手段とを具備する仮
    名漢字変換装置において、 過去に作成された文書を格納した文書メモリと、 この文書メモリ内の単語と照合する照合文字列を前記確
    定文字列メモリ内の確定文字列から作成する条件を記憶
    する照合文字列条件メモリと、 この照合文字列条件メモリに指定された条件で前記確定
    文字列メモリ内の確定文字列から前記文書メモリ内の単
    語と照合する照合文字列を作成する照合文字列作成手段
    と、 文字列間の類似条件を記憶する類似条件メモリと、 前記照合文字列作成手段により作成された照合文字列と
    前記文書メモリ内の単語とを照合して前記類似条件メモ
    リに記憶された条件をもとに前記文書メモリから類似文
    字列を検出する類似文字列検出手段と、 この類似文字列検出手段により検出された類似文字列を
    格納する類似文字列メモリと、 前記照合文字作成手段により作成された照合文字列およ
    び前記類似文字列メモリ内の類似文字列を単語辞書を用
    いて文法解析して読みを付与する文法解析手段と、 前記照合文字列作成手段により作成された照合文字列に
    前記文法解析手段により読みを付与した結果を格納する
    読み付き照合文字列メモリと、 前記類似文字列メモリ内の類似文字列に前記文法解析手
    段により読みを付与した結果を格納する読み付き類似文
    字列メモリと、 類似文字列が複数存在する場合に優先順位を判定する条
    件を記憶する優先順位条件メモリと、 前記読み付き照合文字列メモリに格納された読みと前記
    読み付き類似文字列メモリに格納された読みとを比較し
    て前記読み付き類似文字列メモリから前記読み付き照合
    文字列メモリ内の照合文字列に類似する読みを有する類
    似文字列を判定して前記優先順位条件メモリに記述され
    た条件をもとに前記読み付き類似文字列メモリ内の類似
    文字列を順位付ける優先順位付け手段と、 この優先順位付け手段により順位付けされた類似文字列
    を前記入力文字列メモリ内の仮名文字列,前記変換侯補
    メモリ内の候補文字列および前記確定文字列メモリ内の
    確定文字列とともに前記表示手段に表示するための制御
    を行う前記表示制御手段と、 前記表示手段の表示する類似文字列の中からユーザが所
    望する類似文字列を選択することのできる文字列選択手
    段とを備えることを特徴とする仮名漢字変換装置。
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