JP2805591B2 - ガス燃焼器具用炎色反応部材およびその製造方法 - Google Patents

ガス燃焼器具用炎色反応部材およびその製造方法

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JP2805591B2 JP28824494A JP28824494A JP2805591B2 JP 2805591 B2 JP2805591 B2 JP 2805591B2 JP 28824494 A JP28824494 A JP 28824494A JP 28824494 A JP28824494 A JP 28824494A JP 2805591 B2 JP2805591 B2 JP 2805591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、喫煙具用ガスライタ
ー、点火器、トーチ等のガス燃焼器具に配設し、そのバ
ーナー等によって燃焼しているガス炎の色を炎色反応に
よって青緑色に着色する炎色反応部材およびその製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ローソク、ライター、トーチ
等の燃焼器具において、その燃焼炎を炎色反応材により
着色することは、観賞用、装飾用の価値を高める点で有
効であるとともに、無色燃焼炎に着色して識別性を付与
することは安全のために有効である。
【0003】前記炎色反応は、アルカリ金属、アルカリ
土類金属等の塩類をバーナーの炎の中で強熱すると、炎
は各金属に特有の色を発する現象を利用するものであ
り、燃焼炎着色のためには、必要とする炎色を発する金
属元素塩類を炎中に介在させればよい。
【0004】例えば、ローソクの場合は、炎色反応材と
してのステアリン酸金属塩をロー材に混合し、ローソク
燃焼の過程で溶融ロー材の揮発と同時に炎色反応材を混
合揮発させ、炎中での加熱によって発色させている。
【0005】一方、燃焼器具の場合は、水溶性無機塩の
水溶液を炎中に噴霧するか、担持材に含浸させて乾燥し
た後にこの担持材を炎中の高温部に設置し、発色させる
ようにしている。特に、ガスライターにおいては、火口
近傍にコイル状のニクロム線を設置し、これに炎色材を
塗布して着色炎を得るようにしている。
【0006】また、針金状の支持体に炎色材を含有する
炎色材料を浸漬等によって付着させ、この炎色材料が付
着した支持体を加熱して炎色材料のバインダー等を除去
させて、前記支持体に炎色反応物を支持させるように焼
き付けて炎色反応部材を製造する方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
炎色反応を利用して炎に着色するについて、1次空気を
混入するバーナーを備えたガス燃焼器具において、炎色
反応が定常的に発生して安定した着色炎が得られるとと
もに、繰り返しての燃焼に対して熱耐久性が高く長寿命
の炎色反応部材を得るのが困難であった。
【0008】具体的には、炎色反応を示すアルカリ金
属、アルカリ土類金属等の塩類による炎色材にバインダ
ー等を混合した粘性液状の炎色材料に、針金状の支持基
体を浸漬してこの炎色材料を付着させてから焼き付けて
炎色反応部材を設け、この炎色反応部材をガスライター
等のガス燃焼器具の火口に設置した場合に、炎色反応材
が化学的に不安定であると長時間放置されたときに前記
炎色反応材が変質して、所望の炎色反応が得られなくな
ったり、耐熱強度が不足すると着火燃焼と消火冷却とに
よる使用毎の冷熱サイクルによって炎色反応材に亀裂が
生じて、部分的に欠落し炎全体への着色が行えなくなる
などの問題を生じている。
【0009】また、炎色反応材は発色時にはガス炎によ
る加熱に応じて炎色金属が炎中に飛散して消耗するもの
であり、その使用に応じて炎色金属の飛散量が低減して
発色が不安定となったり薄くなって、繰り返しまたは長
時間の使用が行えないで寿命が短いという問題もあり、
さらに、炎色反応材の組成によっては炎色反応の活性が
低く加熱から発色までに時間を要する問題もある。特
に、ガスライターにおいては、その使用に伴う着火時間
が短く、点火してから炎色反応による炎への着色が発生
するまでの時間は極力短くする必要があり、さらに、加
熱冷却の繰り返しに対する高い耐久性が要求される。
【0010】さらに、前記炎色反応材の特性としては、
炎色反応材が支持基体に堅固に保持されていること、炎
色材が空気中に長時間放置されても化学的に安定である
こと、繰り返しての使用に対し炎色反応材の消耗が少な
く継続的に残留し常に炎色反応を示す長寿命化が要求さ
れる。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、青緑色に発色する炎色反応を得るについて、発色
性、耐久性に優れたガス燃焼器具用の炎色反応部材およ
びその製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の炎色反応部材は、青緑色に発色する炎色反応材
を、CuOによる炎色材と、該炎色材と混合溶融しガラ
ス化するB2 3 および低融ガラス材を含有する溶融材
とを混合溶融してなる化合物で構成したことを特徴とす
るものである。
【0013】前記溶融材は、さらにAl2 3 を含有す
るものが好適であり、また、前記低融ガラス材がSiO
2 、B2 3 およびZnOで組成されたもの、特に、S
iO2 :10%、B2 3 :25%、ZnO:65%で
組成されたものを使用するのが好適である。さらに、前
記低融ガラス材は、CuO−B2 3 −Al2 3 の3
元系素材に対し20〜40重量%混合するのが好まし
い。
【0014】前記CuO−B2 3 −Al2 3 の3元
系素材が、添付の図1に示すように、点A(CuO:1
0%,B2 3 :90%,Al2 3 :0%)、B(C
uO:10%,B2 3 :70%,Al2 3 :20
%)、C(CuO:20%,B23 :50%,Al2
3 :30%)、D(CuO:50%,B2 3 :20
%,Al2 3 :30%)、E(CuO:65%,B2
3 :20%,Al2 3 :15%)、F(CuO:6
5%,B2 3 :25%,Al2 3 :10%)、G
(CuO:50%,B2 3 :50%,Al2 3 :0
%)で囲まれる範囲で配合するのが好適である。
【0015】前記炎色材と溶融材とによる化合物による
炎色反応材を支持基体に融着して炎色反応部材を構成す
るのが好適である。この支持基体としては、耐熱強度の
高いニッケルクロム合金による線材の使用が適してい
る。
【0016】一方、本発明の炎色反応部材の製造方法
は、CuOによる炎色材と、該炎色材と混合溶融しガラ
ス化するB2 3 および低融ガラス材を含有する溶融材
とを混合して粘性液状とした混合素材を、支持基体に塗
着した後、前記混合素材をその融点以上の温度に加熱
し、溶融した化合物による炎色反応材を前記支持基体に
融着させることを特徴とするものである 前記混合素材にバインダーを配合して粘性液状としてか
ら、前記支持基体に塗着するのが好適であり、その際に
は融点以上に加熱する前に、バインダーを除去する前加
熱処理を行う。
【0017】
【作用】本発明のガス燃焼器具用の炎色反応部材は、C
uOによる炎色材にB2 3 および低融ガラス材を含有
する溶融材を混合し溶融した化合物で炎色反応材を構成
し、この炎色反応材はガラス化していることにより、化
学的性質が安定し湿度などの影響を受けることなく、炎
色反応が定常的に生じて青緑色の発色が安定して生起す
るとともに耐久性に優れている。
【0018】また、溶融材としてAl2 3 を含有する
もの、特に、SiO2 、B2 3 およびZnOで組成さ
れた低融ガラス材を混合したものを使用し、さらに、低
融ガラス材の配合量およびCuO−B2 3 −Al2
3 の配合比を前述の範囲とすると、青緑色の炎色反応お
よび化学的性質の安定化ともに、耐熱強度、機械強度お
よび支持基体への融着強度が高く良好な耐久性が得られ
るとともに、低融点により炎色部材の発色が容易であ
る。
【0019】また、本発明製造方法では、CuOによる
炎色材とB2 3 および低融ガラス材を含有する溶融材
とを混合して粘性液状とした混合素材を支持基体に塗着
した後、加熱することで化合物による炎色反応材を支持
基体に融着させるという簡易な工程で製造できるととも
に、溶融した化合物はその表面張力により球状にまとま
り、良好な融着状態を得ることができる。
【0020】前記炎色反応材による発色は、空気が混入
してほぼ無色の状態で燃焼しているガス炎によって炎色
反応材が加熱されると、加熱された化合物が溶融しその
炎色材の炎色金属酸化物としてのCuOが還元炎中で還
元反応し、還元したCu金属原子が炎中に飛散し、この
炎色金属原子が移動して、さらに空気が混入されて高温
で燃焼する高温燃焼炎中で加熱されることで輝線スペク
トルを発生し、ガス炎が青緑色に発色することになる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の炎色反応部材およびその製造
方法についての実施例を図面に沿って説明するが、本例
はガス燃焼器具としてのガスライターへの適用例を示し
ている。図2は炎色反応部材の作成工程を順に示す正面
図、図3は炎色反応部材を装着したガスライターの断面
図、図4は燃焼筒部分の断面拡大図である。
【0022】図2(C)に示すように、炎色反応部材1
は、ニッケル・クロム合金線(以下ニクロム線)などの
耐熱性材料による支持基体2と、該支持基体2に融着し
たガラス化合物によるガラス球状の炎色反応材3とで構
成されている。
【0023】前記支持基体2は、図2(A)に示すよう
に、ニクロム線の中央部分がコイル状に2回巻かれて巻
部2aが形成され、この巻部2aの両端の直線状の部分が取
付部2bに設けられている。具体例としては、直径が0.
15mmのニクロム線を使用し、巻部2aの直径(外径)が
約1.0mmに形成される。
【0024】前記炎色反応材3は支持基体2の巻部2aに
融着されるもので、炎色反応を示す銅Cuの酸化物すな
わち酸化銅CuOによる炎色材と、この炎色材と混合溶
融してガラス化する酸化ホウ素B2 3 、酸化アルミニ
ウムAl2 3 および低融ガラス材を含有する溶融材と
の混合材料を粘性液状としてから、この混合素材3′を
図2(B)に示すように前記支持基体2の巻部2aに塗着
し、混合素材3′の融点以上の温度に加熱し、溶融した
化合物の表面張力によって球状となった炎色反応材3を
図2(C)のように融着してなる。
【0025】前記溶融材は、B2 3 およびAl2 3
に、例えばSiO2 −B2 3 −ZnOで組成された低
融ガラス材とを混合したものなどで構成される。その具
体的配合例は後述する。
【0026】さらに、前記低融ガラス材としては、炎色
反応に影響を及ぼさない融点の低いもので、粉末状の接
着用ガラスフリット等が適宜選択使用される。その組成
としては、下記表1に示すようなものがある。
【0027】
【表1】
【0028】上記表1における低融ガラス材(以下、ガ
ラスフリット)は、そのものも多少の炎色反応を示すも
のであり、その炎色は、No.1が薄紫色、No.2が薄い
橙色、No.3が橙色である。このガラスフリットの炎色
が炎色材CuOによる青緑色の発色を阻害しないように
混合して炎色反応材3の強度を高め、実用性能の向上を
図る。なお、例示した以外の組成のガラスフリットも使
用可能である。
【0029】また、前記No.3のガラスフリットのよう
に融点が比較的高いものでは、強固に支持基体2に炎色
反応材3を融着できる特性を有している。
【0030】一方、前記炎色反応部材1の製造方法とし
ては、前記炎色材と溶融材の粉末を混合するとともに、
これにバインダーを加えて粘性状態とした混合素材3′
を、前記支持基体2の巻部2aに所定量塗着し、常温で乾
燥させた後、例えば300℃で15分保持し、この加熱
によってバインダーを除去させ、さらに、混合素材の融
点以上の温度、例えば800℃で30分加熱して焼成す
るものである。この焼成過程においては、巻部2aに塗着
した混合素材3′は、溶融してガラス化するとともに、
その表面張力によって巻部2aの内部およびそれを覆うよ
うに球形状となり、冷却固化してガラス球状の炎色反応
材3を融着するものである。
【0031】ここで、前記炎色反応部材1を有するガス
ライターの構造を図3および図4に基づいて説明する。
ガスライター10は、燃料ガスが貯蔵されたタンク本体11
を下部に有している。このタンク本体11は合成樹脂で成
形され、底部に底蓋11a が結合されて内部にブタンガス
等の高圧燃料ガスが貯蔵され、該タンク本体11の上部周
面には側壁部11b が一体に成形されている。上記タンク
本体11の上端には、燃料ガスを噴出するノズル13を有す
るバルブ機構12が、バルブハウジング32に収容されて装
着される。上記ノズル13の上方には、該ノズル13から噴
出された燃料ガスの燃焼を行う燃焼筒18が設置され、こ
の燃焼筒18によるガス燃焼方式としては燃焼炎を無色
(薄い青色)とするために1次空気を吸入混合した1次
空気混合内燃式になっている。
【0032】さらに、上記バルブ機構12の側方には圧電
ユニット14が配設され、該圧電ユニット14の上端に、前
記バルブ機構12を操作して燃料ガスを噴出させるととも
に圧電ユニット14を操作して点火を行う操作部材15が配
設されている。なお、上記圧電ユニット14、操作部材15
および前記燃焼筒18は、内部ハウジング16に保持されて
タンク本体11に組み付けられる。また、上記燃焼筒18お
よび操作部材15の上部を開閉する起倒式の蓋17が配設さ
れている。この蓋17には支点部材17a が固着され、該支
点部材17a がピン21によってタンク本体11に枢支される
とともに、蓋17の開位置と閉位置とを保持するべく支点
部材17a の2面に当接する押上部材22が上方に付勢され
て設置されている。
【0033】前記バルブ機構12は、ノズル13の上方移動
によって通路が開かれ先端からのガスの噴出を行うもの
であり、該ノズル13に一端部が係合するL字状の作動レ
バー19が配設され、該作動レバー19は中間の支点で回動
自在に枢支され、他端の操作部が前記操作部材15に設け
られたレバー押し15a と接触して回動操作され、上記ノ
ズル13によるガスの噴出を開閉する。上記ノズル13の先
端部には所定径(例えば50μm)の穴のあいたノズル
板20(図4参照)が設置され、燃焼筒18の底部に嵌挿さ
れ、高速でガスは燃焼筒18内へ噴出する。
【0034】さらに、前記バルブ機構12は、燃料ガスの
噴出量を温度変化に対して略一定量に調整するガス流量
調節フィルタ23を備えている。該ガス流量調節フィルタ
23は、バルブ機構12の底部に釘状固定子24によって圧縮
状態で設置されている。タンクから多孔性芯33を通って
移動した液化燃料ガスは、このフィルタ23を外周から中
心に半径方向に流通して気化するもので、このフィルタ
23の微細構造は、接点が微細孔にて連通するガス流路と
なる気泡と、温度変化により膨張または収縮してガス流
路を圧縮または拡大する独立気泡とを有するマイクロセ
ルポリマー発泡体で形成され、ガス流量を温度変化に対
して自動調節する作用を有している。
【0035】一方、前記燃焼筒18は図4にも示すよう
に、基部のベース部材25と、該ベース部材25に固着され
た上方に延びる燃焼管26とで構成されている。上記ベー
ス部材25は中心部にガス通路が貫通し、その下端にはノ
ズル13の先端が嵌挿され、その下端部より上方の両側に
は半径方向に貫通する1次空気穴25a が開口されてい
る。さらに、前記ベース部材25の上端部には、渦流板27
と金属メッシュ部材28とが載置されている。渦流板27
は、金属円板に開口が形成されてガス流に乱流を生成
し、燃料ガスと一次空気とのミキシングを向上するもの
である。また、金属メッシュ部材28は、円形状の金網で
構成され、火炎の逆行を阻止するものである。
【0036】操作部材15は圧電ユニット14との組付けに
より下方に向けて摺動可能に保持され、該操作部材15の
側方には前記圧電ユニット14に接続された放電電極29
が、前記燃焼筒18の燃焼管26の側面を貫通して配設され
た電極ホルダー30によって内部に臨んで配設されてい
る。
【0037】前記燃焼筒18のベース部材25は、1次空気
穴25a の上方外周部分が前記内部ハウジング16に係合支
持され、燃焼管26とともに保持され、電極29、電極ホル
ダー30が組み付けられ、その外側にカバー31が配設され
て燃焼筒18が固定され、これらが前記内部ハウジング16
によって圧電ユニット14、操作部材15とともに組立体と
され、タンク本体11に組み付けられるものであり、組み
立て工程の簡略化が図られる。
【0038】そして、前記燃焼筒18の燃焼管26の上端部
近傍には、前記炎色反応部材1が配設されている。この
炎色反応部材1は、巻部2aの両端に延びた取付部2bが燃
焼管26と同形の環体6に固着され、半径方向に架設され
ている。そして、上記環体6が燃焼管26の上端に設置さ
れ、外周にキャップ34が装着されて、炎色反応部材1が
燃焼管26の上端火口開口部に配設されている。
【0039】上記のようなガスライター10の構造におい
て、操作部材15を押し下げると、そのレバー押し15a が
作動レバー19を回動させてノズル13を持ち上げて燃料ガ
スを噴出させる。ノズル13からのガス流出の流速と流量
により生じる負圧で側面に開口している1次空気穴25a
から1次空気が吸入され、噴出ガスと混合し、逆火防止
用のメッシュ部材28を通った後、渦流板27にてガスと1
次空気が撹拌、混合されて燃焼管26内を上昇する。
【0040】続いて、前記操作部材15のさらなる押し下
げによって、圧電ユニット14を作動させて放電用の高電
圧が前記電極29に印加放電され、混合ガスへの点火が行
われ、空気との混合ガスは燃焼しながら上昇し、炎色反
応部材1を通過して燃焼筒18より外部に出る。燃焼筒18
より出た混合ガスはこの燃焼筒18の上端縁部で2次空気
が混入し、完全燃焼する。
【0041】この際の混合ガスの燃焼は、混合ガスの燃
焼速度に対し混合ガス流の上昇流速があるため、燃焼筒
18の上端内部での燃焼は行われているが未燃ガス流との
混在となり、炎色反応部材1の部分は燃焼熱により温度
は上昇するが、不完全燃焼領域となって還元雰囲気であ
る。混合ガスが燃焼筒18の上端部に達すると、外気中へ
燃焼ガス流が放散されると同時に、2次空気の混入が行
われて混合ガスは完全燃焼し、温度は燃焼筒18の上端内
部より急上昇して燃焼が継続される。
【0042】前記炎色反応部材1における炎色反応材3
は600℃〜1200℃前後の低融点材料による化合物
であり、ガスライター10に着火するとこの炎色反応材3
は温度上昇に伴って溶融する。この炎色反応材3には,
前述のように炎色材として酸化銅CuOおよび化合物を
形成する少なくともB2 3 および低融ガラスフリット
が含有され、温度上昇とともに分子活動は活発となり、
前記ガス炎の還元性雰囲気によってCuOが還元されて
炎色金属であるCuが解離し飛散する。そして、ガス流
とともに上昇し完全燃焼炎中に運ばれ、ここで高温に加
熱されることにより、炎色金属原子は励起されCu特有
の波長の輝線スペクトルを発して青緑色に発色し、ガス
炎に着色することになる。
【0043】前記炎色反応部材1は燃焼筒18の比較的奥
部に配設する方が破損防止等の点で好ましいが、ガス炎
の温度分布に対応して前記還元性雰囲気となる領域でか
つ温度上昇が速い部分に前記炎色反応部材1を配設する
ものである。
【0044】前記炎色反応部材1は、具体的には、前述
のように炎色材としては酸化銅CuOを、溶融材の一部
としては酸化ホウ素B2 3 および酸化アルミニウムA
23 を選び、これらを所定の組成範囲(後述する)
で混合したCuO−B2 3−Al2 3 の3元系素材
を得る。
【0045】さらに、溶融材として低融ガラス材を加え
るものであるが、この低融ガラス材としては前記表1に
示したSiO2 −ZnO−B2 3 組成のNO.2のガラ
スフリット(融点750℃)を選択し、前記3元系素材
に対してこのガラスフリットを30重量%混合する。こ
の混合粉末にバインダーとしてポリビニールアルコール
の5%水溶液を加えて混練し、粘性液状の混合素材を作
成し、これを前記支持基体2の巻部2aに所定量塗り付け
る。
【0046】常温で乾燥させた後、加熱炉に入れて30
0℃の温度で15分保持し、前記バインダーを熱分解除
去する。その後、さらに温度を上昇させて800℃で3
0分加熱して焼成するものであり、前記混合素材の融点
は約750℃であるので、これ以上の温度で加熱するこ
とで溶融し、その表面張力によって球形となり、冷却し
た状態ではガラス化合物となって炎色反応材3が融着す
る。
【0047】実際のガスライター10に組み込む炎色反応
部材1として具体的には、CuO:0.3g,B
2 3 :0.28g,Al2 3 :0.12gを混合
し、これに前記SiO2 −ZnO−B2 3 ガラスフリ
ットを0.4g混合し、この混合粉末にポリビニールア
ルコールの5%水溶液を1.5g加えて攪拌して粘性液
状とし、これを前記図2に示す支持基体2の巻部2aに塗
着する。常温乾燥した後、300℃×15分でポリビニ
ールアルコールを加熱除去し、800℃×30分で融着
させるものである。
【0048】上記配合比は最適条件であり、前記CuO
−B2 3 −Al2 3 の3元系素材の配合比を種々変
更して得た炎色反応部材1を、前記図3に示すライター
10に組み込んで炎色反応部材1としての特性を求める各
種実験を行い、その配合の適性範囲を得た実験結果を以
下に示す。ガスライター10に設置する炎色反応部材1と
して要求される特性は、着火後短時間で発色してガス炎
に着色すること、繰り返しての着火発色による熱変化に
耐える強度および耐久性を有することなどであり、この
ような要求特性に対応した試験は次の通りである。
【0049】1.ガラス化試験 低温で容易にガラス化することを求めるものであり、前
記3元系素材の配合量を種々変更し、それに前記NO.2
のガラスフリットを30%混合してバインダーで粘性液
状とした試料を前記支持基体2に塗着し、800℃×3
0分の熱処理後、試料の溶着状態を目視で判別した結果
を、図5に示す。支持基体2に球状に融着したものを完
全にガラス化したと判定し、固形状態となっているもの
をほぼガラス化したものと判定している。
【0050】なお、図5の配合率を示す図(後述の図お
よび図1でも同様)において、各頂点の物質の配合率は
対辺が0%で、頂点が100%であり、対辺と平行な線
が10%毎の目盛りを示している。
【0051】2.圧縮強度試験 融着した炎色反応材3の圧縮強度が高いことを求めるも
のであり、前記ガラス化試験で作成した試料を、圧縮試
験器を用いて、その炎色反応材に圧縮方向に荷重を加
え、徐々に荷重を増大して試料が割れた時の荷重値を読
み取り、圧縮強度としたものであり、その測定結果を図
6に示す。ガスライター用の炎色反応材3としては後述
の耐久試験前で5Kg以上、好ましくは10Kg以上の圧縮
強度があればよい。
【0052】圧縮強度の実測値例を示すと、 CuO:20%,B2 3 :70%,Al2 3 :10% ……15.3Kg CuO:10%,B2 3 :90%,Al2 3 : 0% …… 8.9Kg CuO:30%,B2 3 :20%,Al2 3 :50% …… 3.6Kg であった。
【0053】3.発色試験 初期の目的とする青緑色の発色が得られていることを試
験するものであり、前記ガラス化試験で作成した炎色反
応部材1をガスライター10に装着し、着火することによ
って発色程度を目視で判別した結果を、図7に示す。濃
い色にきれいに発色するのが最適状態であり、普通に発
色する領域で良好な結果が得られ、薄い領域でも十分に
使用可能である。
【0054】4.耐久試験 着火発色を繰り返し、ガスライターの使用に応じた必要
回数以上の耐久性を持つことを試験するものであり、前
記試料をガスライター10に装着し、普通以上の状態に発
色する迄の着火回数を測定した結果を、図8に示す。
【0055】5.連続着火試験 長時間連続してガス燃焼を継続し炎色状態が変化しない
ことを試験するものであり、前記試料をガスライター10
に装着し30秒間連続燃焼させた時の着色の変化を目視
で判別した結果を、図9に示す。
【0056】6.吸湿試験 大気中に放置した場合での吸湿変質がないことを試験す
るものであり、温度が50℃、湿度が80%の雰囲気に
24時間放置して試験した結果、ガラス化しているもの
では特に異常は認められなかった。
【0057】上記各種試験の結果によれば、ガラス化領
域は圧縮強度も高く、しかも、発色領域および耐久領域
も近似した領域であり、これらの領域はCuOがある程
度以上含有されるとともにB2 3 の配合量が多く、A
2 3 の配合量が比較的少ない領域であることが判明
し、総合的に適合する組成範囲および最適な組成範囲は
図10に示すような領域となる。
【0058】そして、図10の最適範囲を近似すると、
図1に示すような、点A(CuO:10%,B2 3
90%,Al2 3 :0%)、B(CuO:10%,B
2 3 :70%,Al2 3 :20%)、C(CuO:
20%,B2 3 :50%,Al2 3 :30%)、D
(CuO:50%,B2 3 :20%,Al2 3 :3
0%)、E(CuO:65%,B2 3 :20%,Al
2 3 :15%)、F(CuO:65%,B2 3 :2
5%,Al2 3 :10%)、G(CuO:50%,B
2 3 :50%,Al2 3 :0%)で囲まれる範囲と
なり、この範囲内でCuO−B2 3 −Al2 3 を配
合するのが好適である。
【0059】次に、前記ガラスフリットの配合量の影響
を測定した結果を示す。この試験は、前記最適3元系組
成の1例として、CuO:20%,B2 3 :70%,
Al23 :10%を選び、これは図10のP1 点であ
り、これに前記表1のSiO2−ZnO−B2 3 組成
のNO.2低融ガラスフリットの配合比を0%〜100%
迄変化させ前記ガラス化試験と同様に作成した試料の圧
縮強度を測定した結果を、図11に示す。また、この図
11には前記試料をガスライター10に装着し600回の
着火耐久試験の後の圧縮強度を測定した結果を併記して
いる。
【0060】上記ガラスフリットの配合量については、
低融ガラスフリット量が5%未満の領域では耐久試験前
の強度が低く、耐久試験後の圧縮強度の低下が20%未
満で特に大きくなっている。また、低融ガラスフリット
量が40%を越すと発色が、緑色から、緑+橙色とな
り、60%を越すと橙色に変化し、Cuの炎色反応色で
ある青緑色としては、前記低融ガラスフリットの配合量
は40%以下に制約される。
【0061】なお、上記炎色の色が変化する現象は、N
O.2のガラスフリットの炎色の色が薄い橙色であり、ガ
ラスフリットの配合量が増大するとガラスフリットの炎
色の影響が大きくなるためである。また、このNO.2の
ガラスフリットには多量のB2 3 が配合されており、
このB2 3 そのものの炎色反応の色は薄緑色で、Cu
の緑色の炎色にはある程度混合されていても緑色には影
響はなく、また、B23 は発色助剤としての効果があ
るので、できるだけ多い方が好ましく、緑色発色の基礎
となるCuOは少量混合していれば発色するので、B2
3 が多いと発色が安定する特性を有する。
【0062】また、前記3元系素材量を0.01gと
し、これに対する前記低融ガラスフリットの配合量を変
化させた試料をガスライター10に装着し、着火してから
ガス炎に発色する迄の時間を測定した結果を、図12に
示す。ガラスフリットの配合量が40%以上になると、
発色迄に要する時間が増大する。
【0063】さらに、上記と同様に0.01gの3元系
素材に対する低融ガラスフリットの配合量を変化させた
試料をガスライターに装着し、着火による発色回数の耐
久寿命を求めた結果を、図13に示す。Cuの炎色すな
わち青緑色が得られる40%以下の配合範囲において、
ガラスフリットの配合量が低減すると耐久回数が低減す
る傾向にある。
【0064】上記のような結果によれば、前記SiO2
−ZnO−B2 3 組成のガラスフリットは、前記Cu
O−B2 3 −Al2 3 の3元系素材に対し20〜4
0重量%配合するのが好適である。
【0065】なお、本例の3元系素材に対しては、前記
NO.2の組成のガラスフリットが、他の組成のガラスフ
リットより耐久性で優れていることから使用するように
しているが、使用されるガス燃焼器具によっては別のガ
ラスフリットを配合するのが好ましい場合がある。
【0066】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、炎色反応
材を、CuOによる炎色材と該炎色材と混合溶融しガラ
ス化するB2 3 および低融ガラス材を含有する溶融材
とを混合溶融してなる化合物で構成したことにより、化
学的性質が安定し湿度などの影響を受けることなく、青
緑色の炎色反応が定常的に生じて発色性、耐久性を改善
することができるものである。
【0067】また、本発明製造方法によれば、炎色材と
溶融材との混合素材を塗着し、加熱処理を施すという簡
易な工程で、発色性、耐久性に優れた炎色反応部材を製
造でき、しかも、炎色反応材は溶融時の表面張力により
球状にまとまり、良好な融着状態を得ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の3元系素材の最適配合範囲を示す図
【図2】本発明の炎色反応部材の作成工程を順に示す正
面図
【図3】本発明の炎色反応部材を有するガス燃焼器具と
してのガスライターを示す縦断面図
【図4】図3に示したガスライターの要部拡大断面図
【図5】3元系素材の配合比とガラス化範囲との関係を
示す図
【図6】3元系素材の配合比と圧縮強度との関係を示す
【図7】3元系素材の配合比と発色性との関係を示す図
【図8】3元系素材の配合比と耐久性との関係を示す図
【図9】3元系素材の配合比と連続着火試験結果との関
係を示す図
【図10】3元系素材の適性配合範囲を示す図
【図11】ガラスフリットの配合量と圧縮強度との関係
を示すグラフ
【図12】ガラスフリットの配合量と発色までの時間と
の関係を示すグラフ
【図13】ガラスフリットの配合量と耐久発色回数との
関係を示すグラフ
【符号の説明】
1 炎色反応部材 2 支持基体 2a 巻部 3 炎色反応材 10 ガスライター(ガス燃焼器具) 18 燃焼筒 F 火炎
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小見山 聡 静岡県駿東郡小山町須走下原3−4 株 式会社 東海 本部工場内 (56)参考文献 特開 平3−13718(JP,A) 実開 平4−10256(JP,U) 実開 平4−129657(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23Q 2/34

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炎色反応材をガス炎で加熱し、その炎色
    反応によって該ガス炎を青緑色に着色するガス燃焼器具
    用炎色反応部材であって、 前記炎色反応材を、CuOによる炎色材と、該炎色材と
    混合溶融しガラス化するB2 3 および低融ガラス材を
    含有する溶融材とを混合溶融してなる化合物で構成した
    ことを特徴とするガス燃焼器具用炎色反応部材。
  2. 【請求項2】 前記溶融材が、Al2 3 を含有してな
    ることを特徴とする請求項1記載のガス燃焼器具用炎色
    反応部材。
  3. 【請求項3】 前記低融ガラス材が、SiO2 、B2
    3 およびZnOで組成されていることを特徴とする請求
    項1記載のガス燃焼器具用炎色反応部材。
  4. 【請求項4】 前記低融ガラス材が、SiO2 :10
    %、B2 3 :25%、ZnO:65%で組成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載のガス燃焼器具用炎色
    反応部材。
  5. 【請求項5】 前記低融ガラス材が、CuO−B2 3
    −Al2 3 の3元系素材に対し20〜40重量%混合
    されたことを特徴とする請求項2記載のガス燃焼器具用
    炎色反応部材。
  6. 【請求項6】 前記CuO、B2 3 およびAl2 3
    が、添付の図1に示すように、点A(CuO:10%,
    2 3 :90%,Al2 3 :0%)、B(CuO:
    10%,B2 3 :70%,Al2 3 :20%)、C
    (CuO:20%,B2 3 :50%,Al2 3 :3
    0%)、D(CuO:50%,B2 3 :20%,Al
    2 3 :30%)、E(CuO:65%,B2 3 :2
    0%,Al2 3 :15%)、F(CuO:65%,B
    2 3 :25%,Al2 3 :10%)、G(CuO:
    50%,B2 3 :50%,Al2 3 :0%)で囲ま
    れる範囲で配合されていることを特徴とする請求項1記
    載のガス燃焼器具用炎色反応部材。
  7. 【請求項7】 前記炎色反応材が支持基体に融着されて
    なることを特徴とする請求項1記載のガス燃焼器具用炎
    色反応部材。
  8. 【請求項8】 CuOによる炎色材と、該炎色材と混合
    溶融しガラス化するB2 3 および低融ガラス材を含有
    する溶融材とを混合して粘性液状とした混合素材を、支
    持基体に塗着した後、前記混合素材をその融点以上の温
    度に加熱し、溶融した化合物による炎色反応材を前記支
    持基体に融着させることを特徴とするガス燃焼器具用炎
    色反応部材の製造方法。
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