JP2805496B2 - ミシンの糸切れ検知処理法 - Google Patents

ミシンの糸切れ検知処理法

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JP2805496B2 JP10016189A JP10016189A JP2805496B2 JP 2805496 B2 JP2805496 B2 JP 2805496B2 JP 10016189 A JP10016189 A JP 10016189A JP 10016189 A JP10016189 A JP 10016189A JP 2805496 B2 JP2805496 B2 JP 2805496B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、コンピュータ制御される自動刺しゅう機お
よび一般家庭用コンピュータミシンにおける糸切れ検知
処理法に関する。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
刺しゅう実行中の糸切れを検知する場合、1回だけの
糸切れ信号の検知認識では不確実であるということで、
数針分(n針分)続けて糸切れ信号を検知した場合のみ
糸切れと判断して、その後の処理を行う方法がある。 特公昭61−58584号公報にその技術が示されている。 該従来の方法は、第1回目の糸切れ信号による糸切れ
状態を検知後、そのままステッチデータに従い刺しゅう
運転を続行し、n針続けて糸切れ状態のとき、このn針
目のところで停止し、その後、無条件にm針分(m
n)バックして停止し、そこで再スタート待ちの状態と
なる。 ミシン作業者は、この再スタート待ちの状態で、針に
糸をセットし直す等の糸切れ処理を行うことができる。 従って、再スタート後においては、糸切れ部分の補修
が重ね縫いの形となる等の利点がある。 しかし、この従来の方法によると、実際の糸切れの場
合、空縫状態でn針先まで進行して停止するので、再ス
タート後の重ね縫い部を考慮に入れた逆方向の縫いの縫
目数、即ちステッチバック(以下逆方向の縫いをステッ
チバックという)の針数又は縫目数mは、必然的に多く
なり、ステッチバック用のデータの逆変換演算を行いな
がら1ステッチずつタイミングを取りながらステッチバ
ックを行う方式の場合、ステッチバックに要する時間が
長くなるという問題があった。 他の従来の方法として、第1回目の糸切れ信号を検知
したとこで前進せず、同一針落ち個所でn針の糸切れ検
知を行い、その他の動作は、前記した従来例と同様な方
法がある。 前記した他の従来の方法によると、実際の糸切れの場
合に、加工布の同一針落ち個所に何回も針が上下動する
ので、加工布を痛めるという問題があった。
【課題を解決するための手段及び発明の作用】
本発明は、上下動する針と該針と協働する糸輪捕捉手
段を有し加工布に縫目を形成する縫目形成手段と、該加
工布を保持する刺しゅう枠等の相対位置変更手段と、前
記縫目形成手段の針を上下働させる第1の駆動手段と、
前記針と加工布との相対位置を変化させるための第2の
駆動手段と、前記針と加工布との相対位置を指示する多
数のステッチデータを記憶する記憶手段と、糸の移動ま
たは張力等を利用して作動する糸切れ検知手段と、糸切
れ検知回数およびステッチバック量同時カウンタと、逆
変換手段と、前記加工布の移動開始タイミングを検出す
る上軸タイミング手段と、前記縫目形成手段と駆動手段
等を制御するために各種演算処理制御を行う制御手段と
を備えてなり、 模様形成運針中に糸切れ信号が発生したとき、引き続
き糸切れ検知をステッチバックにより針数がn針になる
まで行い、n針分全て糸切れ信号が発生しているときに
糸切れと認識すると共に、n針以内に糸切れ信号が無い
と判断されたとき、その時点から前進方向の縫い、即ち
ステッチフォーワード(以下前進方向の縫いをステッチ
フォーワードという)に戻り、通常の模様縫いを続行す
るようにした糸切れ検知処理法を提供するもので、本発
明によれば、第1に、糸切れ検知に当たり、空縫前進を
行わず且つ同一針落ち個所を針が何回も上下動すること
なく、n針分の糸切れ検知が行えるという作用がある。 第2に、前記した従来例の特公昭61−58584号公報に
記載された技術のように第1回目の糸切れ信号による糸
切れ状態を検知後、そのままステッチデータに従い前進
しながら刺しゅう運転を続行し、n針続けて糸切れ状態
のとき、このn針目のところで停止し、その後、無条件
にm針分(mn)バックして停止し、再スタート待ち
となるものに対し、本発明は、ステッチバックによるn
針分の糸切れ検知方式を採用したことにより、糸切れ検
知後、前記した従来例における糸切れ検知後のm針分の
バックを行うことが不要となり、言い換えれば、従来例
のm針は存在せず、強いて言えばm=0となるので、糸
切れ検知後の糸切れ補修に迅速に着手できると共に糸切
れ補修後の再スタート時に、従来と同様な重ね縫いによ
る糸切れ部の補修が自動的に行われるという作用があ
る。 第3に、多数の運針中に生じるたった1回の目飛びで
あっても、糸切れ検知がステッチバックで行われるの
で、目飛びの補修が自動的に行われるという作用があ
る。
【実施例】
以下、本発明を実施例により説明する。 ○実施例の概要 まず、第2図に示す制御の機能ブロック図を参照しな
がら実施例の概要について説明する。 同図において、記憶手段10には、多数のステッチデー
タが記憶されている。 糸切れ検知手段11は、糸切れセンサ(図示せず)およ
びこれに関連する回路を含む手段である。 上軸タイミング手段12は、刺しゅう枠等の加工布保持
手段の移動タイミングおよび糸切れ検知タイミング等の
上軸タイミングを検出する手段である。 糸切れ検知処理手段13は、後記するように模様形成運
針中に糸切れ信号が発生したとき、引き続き糸切れ検知
をステッチバックによりn針まで行い、n針分全て糸切
れ信号が発生しているときに糸切れと認識すると共に、
n針以内に糸切れ信号が無いと判断されたとき、その時
点からステッチフォーワードに戻り、縫いを続行させる
手段で、相対移動量を指示されるステッチデータを、ス
テッチバック用に逆変換演算するためのステッチバック
演算手段、糸切れ検知をn回までステッチバックしなが
ら行わせるためのカウンタ手段等を備えている。 第1の駆動手段14は、上下動する針および該針と協働
する釜を有する縫目形成手段15を駆動するための手段
で、第2の駆動手段16は、刺しゅう機の場合刺しゅう枠
のX、Y軸駆動用のステップモータ等からなり、電子ミ
シンの場合は、針棒振幅、布送り制御用のステップモー
タ等からなる手段である。 相対位置変更手段17は、第2の駆動手段により駆動さ
れるもので刺しゅう機の場合は刺しゅう枠等の布保持手
段である。 制御手段18は、縫目形成手段15と相対位置変更手段17
およびこれらの駆動手段等を制御するために各種演算処
理制御を行う手段である。 ○糸切れ検知の概要 本実施例における糸切れ検知は、ミシンの糸取りバネ
の動き等が利用される。 すなわち、糸が切れていない正常の場合は、1縫目形
成中に天秤により上糸を引き締める上軸位相で、糸取り
バネが引き上げられるが、糸切れ状態の場合は、糸取り
バネは引き上げられない。 従って、糸取りバネに小さな遮蔽板等を取り付け、天
秤による上糸の引き締め位相における糸取りバネの状態
をフォトセンサ等で検出すれば、糸切れ状態を電気信号
として捉えることができる。 本発明は、最初の糸切れ信号を受けて、ステッチバッ
クにより糸切れ検知を開始する。 しかし、実際に糸が切れていない場合でも、糸の張力
の状態により、または希に発生する目飛び(縫目が形成
されない)の場合には、糸が切れていないにも拘わらず
検出器が糸切れ信号を発生することがある。 糸が切れていない場合の糸切れ信号の発生は、続けて
起こることは確率的にごく少ないので、数回(n回)続
けて糸切れ信号が発生した場合に糸切れと認識し、n回
未満に糸切れ信号がなくなった場合には、糸切れではな
いと判断し、n回カウンターを0にクリヤーし、ステッ
チバックによる糸切れ検知からステッチフォーワードに
戻り、通常の模様縫を続行する。 ○糸切れ検知処理 次に、第1図のフローチャートを参照しながら糸切れ
検知処理について説明する。同図において、STn(n=
1,2,3……)は、処理の各ステップを示す。 糸切れ検知処理ルーチンは、第1回目の糸切れ信号を
受けてスタートする。 ST1 糸切れ信号の検出回数のデータセットのステップであ
り、第1回目の糸切れ信号の受信時には、このステップ
が実行される。 ここでn回カウンター(RAM)にカウントデータがセ
ットされる。 ここで使用されるカウントデータの元データは、ミシ
ン製造時に予めROMに固定セットしておいてもよいし、
またミシン作業者が所望する値に変更出来るようにして
おいてもよい。 ST2 糸切れ信号の受信の有無を判別するステップであり、
糸切れ信号有りの場合には、ST3に進む。 ST3 ステッチバックのステップであり、ここで1ステッチ
バックが行われる。 この1ステッチバックは、刺しゅう機の場合、ステッ
チデータを逆変換演算しながら針を上下動させて、今ま
で縫ってきた縫目を逆にたどることになる。 ST4 n回カウンターのデクリメントのステップであり、n
回カウンターを1つデクリメントする。 ST5 n=0の判別のステップであり、ST2で糸切れ信号が
無くなったと判別されない限り、nが0になるまで、ST
2〜ST4の各ステップが繰り返される。 この間、ST2で糸切れ信号がなくなったと判別される
と、処理はST2からST6に進む。 ST6 n回カウンタークリヤーのステップであり、糸切れで
ないことが判明したので、n回カウンターをクリヤー
し、次のST7に進む。 ST7 模様縫実行のステップであり、ステッチバックした位
置からステッチフォーワードに戻り、ステッチデータに
従って、通常の模様縫いが続行される。このように、糸
切れ検知がステッチバックで行われるので、多数の運針
中に生じるたった1回の目飛びであっても、目飛びの補
修が自動的に行われる。n回カウントの全てにおいて糸
切れ信号を得た場合には、ST5でn=0となり、糸切れ
であると認識され、次のST8に進む。 ST8 糸切れ認識後に、ミシンが停止するステップであり、
ミシンが停止する。 ここでミシン作業者は、糸切れの修復作業を行い、ス
タートボタン(図示せず)を押すと、ST9からST7に進
み、ステッチバックした位置からステッチフォーワード
に戻り、ステッチデータに従って、通常の模様縫いが続
行される。 このように、糸切れ検知がステッチバックで行われる
ので、この糸切れ補修後の再スタート時に、従来と同様
な重ね縫いによる糸切れ部の補修が自動的に行われる。
【発明の効果】
以上のように本発明は、模様形成運針中に糸切れ信号
が発生したとき、引き続き糸切れ検知をステッチバック
によりn針まで行い、n針分全て糸切れ信号が発生して
いるときに糸切れと認識すると共に、n針以内に糸切れ
信号がなくなったとき、その時点からステッチフォーワ
ードに戻り、通常の模様縫いを続行するようにした糸切
れ検知処理法を提供するもので、本発明によれば、 第1に、糸切れ検知に当たり、空縫前進を行わず且つ
同一針落ち個所を針が何回も上下動することなく、n針
分の糸切れ検知が行えるという効果が得られる。 第2に、前記した従来例の特公昭61−58584号公報に
記載された技術のように第1回目の糸切れ信号による糸
切れ状態を検知後、そのままステッチデータに従い前進
しながら刺しゅう運転を続行し、n針続けて糸切れ状態
のとき、このn針目のところで停止し、その後、無条件
にm針分(mn)バックして停止し、再スタート待ち
となるものに対し、本発明は、ステッチバックによるn
針分の糸切れ検知方式を採用したことにより、糸切れ検
知後、前記した従来例における糸切れ検知後のm針分の
バックを行うことが不要となり、言い換えれば、従来例
のm針は存在せず、強いて言えばm=0となるので、糸
切れ検知後の糸切れ補修に迅速に着手できると共に糸切
れ補修後の再スタート時に、従来と同様な重ね縫いによ
る糸切れ部の補修が自動的に行われるという効果が得ら
れる。 第3に、多数の運針中に生じるたった1回の目飛びで
あっても、糸切れ検知がステッチバックで行われるの
で、目飛びの補修が自動的に行われるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図は糸切れ検知処理
ルーチンを示すフローチャート、第2図は制御の機能ブ
ロック図である。 10は記憶手段、14は第1の駆動手段、15は縫目形成手
段、16は第2の駆動手段、17は相対位置変更手段であ
る。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上軸の回転に連動して上下動する針と該針
    と協働する糸輪捕捉手段を有して加工布に縫目を形成す
    る縫目形成手段と、前記針と加工布の相対位置を変化さ
    せるための駆動手段と、前記針と加工布の相対位置を決
    定する多数の縫いデータを記憶する記憶手段と、前記縫
    いデータに基いて前記駆動手段を動作させるコンピュー
    タミシンにおいて、模様縫い途上で糸切れ信号が発生し
    た時に、糸切れ検出を逆方向縫いにより針数がn針にな
    るまで続行し、前記n針すべてが糸切れ信号を発生して
    いる時に糸切れと認識して前記n針終了時点でミシンを
    停止し、糸切れ補修後の再スタートで前進方向縫いに復
    帰して縫いを続行し、前記n針終了前に糸切れ信号が無
    いと認められた時にその時点から前進方向縫いに復帰し
    て縫いを続行することを特徴とする糸切れ検出処理法。
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