JP2804901B2 - 竹輪の焼成装置 - Google Patents

竹輪の焼成装置

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JP2804901B2
JP2804901B2 JP7001513A JP151395A JP2804901B2 JP 2804901 B2 JP2804901 B2 JP 2804901B2 JP 7001513 A JP7001513 A JP 7001513A JP 151395 A JP151395 A JP 151395A JP 2804901 B2 JP2804901 B2 JP 2804901B2
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skewer
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bamboo wheel
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淳一 中山
美敏 大谷
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山崎工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、串杆に捲着された竹輪
材料を連続的に焼成して竹輪製品を製造する焼成装置に
関するもので、特に串杆の連続送り機構に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】まず、図12によって、この種竹輪の焼
成装置の大略の構造を説明すると、1は成形機であっ
て、図示しないベルトコンベヤ等によってホッパー2か
ら成形機1に竹輪材料である摺身が送り込まれ、同時に
該成形機1に、図2に示すような金属製の串杆3が送り
込まれる。そしてこの成形機1によって串杆3に所定量
の竹輪材料Sが図2に示すように捲着され、この状態で
串杆3は螺旋コンベヤ4によって上方に移送され、すわ
り処理室と称する低温処理部5に送り込まれる。該低温
処理部5には、加熱器5aと、該加熱器5aに沿って配
設される螺旋コンベヤ5bと、該螺旋コンベヤ5bの各
端部に配される反転用回転体5cとが設けられ、これら
の送り手段によって串杆3が蛇行状に移動する間に竹輪
材料Sに歯ざわりのよい弾力性、即ちこしが付与され、
次にその下部の高温処理部6に送り込まれる。この高温
処理部6には、ガスバーナーなどからなる加熱器6a
と、該加熱器6aに沿う螺旋コンベヤ6bとが設けら
れ、螺旋コンベヤ6bによって竹輪材料Sを捲着した串
杆3が自転しながら前方に移動される。そしてその移動
途上で竹輪材料Sは本格的に焼成され、この焼成された
竹輪材料Sは、次に自然冷却処理部7に移送される。こ
の自然冷却処理部7は、上下にジグザグ状に設けたチエ
ンコンベヤ7aからなり、このチエンコンベヤ7aに係
合された串杆2がジグザグ状に移動することによってそ
の移動途上で自然冷却され、冷却された竹輪材料Sは次
の串抜き機8に移送される。この串抜き機8において串
杆3と竹輪材料Sに分離され、竹輪材料Sは、竹輪製品
として取り出される。
【0003】一方、竹輪材料Sが分離された串杆3は、
更に串杆戻し用のエンドレスチエンコンベヤ9によって
上方に移送され、その上方部9aを経由して元の作業前
コンベヤ10に戻されるが、その経由途上で串杆3を清
掃するための串杆清掃装置11や、串杆3と竹輪材料S
との剥離性を良くするために串杆3に油を付着させる串
杆油付装置12が設けられ、串杆3がこれらを通過して
作業前コンベヤ10の位置まで戻され、この位置から再
び成形機1に串杆3が送り込まれ、上記の作業が繰り返
し行われることになる。なお、竹輪焼成装置の運転終了
時に、串杆3を作業前コンベヤ10から切換手段を介し
て収容するための串杆収容ドラム13が設けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、この種
竹輪の焼成装置において、串杆3がエンドレスに繰り返
し往復搬送され、その往復搬送途上で串杆3に、まず成
形機1によって竹輪材料Sが捲着され、次に低温処理部
5ですわり処理され、しかる後に高温処理部6で本格的
に焼成され、更に自然冷却処理部7で自然冷却され、最
終的に串抜き機8によって串杆3と竹輪材料Sが分離さ
れて、分離された竹輪材料Sは竹輪製品として取り出さ
れることになり、一方竹輪材料Sと分離された串杆3
は、串杆戻しコンベヤ9によって元の成形機1の位置に
戻されることになるが、従来にあっては、この串杆戻し
コンベヤ9は、上述の成形機1、低温処理部5、高温処
理部6、自然冷却処理部7および串抜き機8からなる一
連の装置よりもかなり高位側に配設され、この高位の位
置に配設された串杆戻り用のエンドレスチエンコンベヤ
9を通って成形機1側に串杆3が戻されるようになって
いた。そして、この高位の位置にある串杆戻りコンベヤ
9に串杆清掃装置11と、串杆油付け装置12とを設け
るようにしていた。
【0005】このように串杆戻りコンベヤ9を上記一連
の装置よりかなり高位に位置するため、該コンベヤ9は
その長手方向に一体のエンドレスチエンによって形成す
る必要があり、そのため設置作業が非常に困難であると
共に、当然に竹輪の焼成装置を据えつけるための座高が
高くなり、据え付け工場でかなりの設置高さを必要と
し、その分だけ設置費用が高価になると共に、串杆戻り
コンベヤ9そのものの、あるいは該コンベヤ9に設けた
上記串杆清掃装置11および串杆油付け装置12の保守
や管理のために高位作業を必要とし、このため作業性が
悪く、作業に危険を伴う難点があった。
【0006】本発明は、上記難点を払拭することを解決
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述したような課題を解
決するために、請求項1に係る発明にあっては、実施例
の参照符号を付して示せば、串杆3が成形機1に送りこ
まれて、該成形機1によって串杆3に所定量の竹輪材料
Sが捲着され、この状態で串杆3がコンベヤ手段4によ
って上方に移送されて、すわり処理室と称される低温処
理部5に送り込まれ、この処理部5で竹輪材料Sに歯ざ
わりのよい弾力性、即ちこしが付与され、次に高温処理
部6に送り込まれ、ここで本格的に焼成され、この焼成
された竹輪材料Sが自然冷却処理部7に移送されてここ
で自然冷却され、冷却された竹輪材料Sは、串抜き機1
4において串杆3と竹輪材料Sが分離され、竹輪材料S
は竹輪製品Saとして取り出され、一方串杆3は更に串
杆戻しコンベヤ15によって、冒頭の成形機1に送り込
まれる、というように串杆3がエンドレスな軌道を自動
的に繰り返し通るようになっている竹輪の焼成装置にお
いて、前記串杆戻しコンベヤ15は、串抜き機14に連
結された垂直コンベヤ16を介して上記一連の装置1,
5,6,7,14よりも低位側の接地面または接地面近
くに配設されてなることを特徴とする構成を採用するも
のである。
【0008】また請求項2に係る発明にあっては、前記
串抜き機14において、竹輪材料Sが分離された串杆3
を下方に送り出す垂直コンベヤ16と串杆戻しコンベヤ
15との間に二次元変位コンベヤ17が介在されて、串
杆戻しコンベヤ15は、上記一連の装置1,5,6,
7,14の直下の接地面または接地面近くに配設されて
なる請求項1記載の構成を採用するものである。
【0009】また請求項3に係る発明にあっては、前記
串杆戻しコンベヤ15には、該コンベヤによって搬送さ
れる串杆3を清掃する串杆清掃装置18と、串杆3に付
着した水分を除去する温風乾燥装置19と、串杆3に油
を付着させる串杆油付け装置20とがその戻し方向に順
次配設されてなる請求項1または2記載の構成を採用す
るものである。
【0010】また請求項4に係る発明にあっては、前記
串杆戻しコンベヤ15は、前記垂直コンベヤ16の下端
部につながれる始端側チエンコンベヤ17と、始端側チ
エンコンベヤ17につながれる中間側螺旋コンベヤ21
と、中間側螺旋コンベヤ21に互いにラップしてつなが
れる中継チエンコンベヤ22と、中継チエンコンベヤ2
2につながれる終端側螺旋コンベヤ23とからなる請求
項1〜3のいずれか記載の構成を採用するものである。
【0011】また請求項5に係る発明にあっては、図9
に示すように、前記串杆戻しコンベヤ15は、前記垂直
コンベヤ16の下端部につながれる始端側チエンコンベ
ヤ17と、始端側チエンコンベヤ17につながれる中間
側チエンコンベヤ24と、中間側チエンコンベヤ24に
つながれる終端側チエンコンベヤ25とからなる請求項
1〜3のいずれか記載の構成を採用するものである。
【0012】また請求項6に係る発明にあっては、前記
中間側チエンコンベヤ24に串杆清掃装置18が配設さ
れてなる請求項5記載の構成を採用するものである。
【0013】
【作用】請求項1に係る発明によれば、串杆戻しコンベ
ヤ15が、竹輪の焼成作用を果たす成形機1、低温処理
部5、高温処理部6、自然冷却処理部7および串抜き機
14らなる一連の装置よりも低位側の接地面または接地
面近くに配設されてなるため、装置全体の座高が低くな
り、それだけ据え付け工場ので設置高さを低く押さえる
ことができ、装置の設置費用や配管、配線費用を低減す
ることができる。
【0014】また、串杆戻しコンベヤ15そのもの、ま
たは串杆戻しコンベヤ15に設置した串杆清掃装置18
や串杆油付け装置20が損傷等により保守や管理を必要
とする場合に、接地面近くで行うことができるから、保
守管理作業に危険がなく効率的に行うことができる。
【0015】また請求項2に係る発明によれば、前記串
抜き機14において、竹輪材料Sが分離された串杆3を
下方に送り出す垂直コンベヤ16と串杆戻しコンベヤ1
5との間に二次元変位コンベヤ17が介在されて、串杆
戻しコンベヤ15は、上記一連の装置1,5,6,7,
14の直下の接地面または接地面近くに配設されてなる
ため、串杆戻しコンベヤ15が上記一連の装置1,5,
6,7,14に対して幅方向に突き出ることがなく装置
全体の設置幅をできるだけ狭くすることができ、それだ
け設置面積を小さく取って作業現場を有効に利用するこ
とができる。
【0016】また請求項3に係る発明によれば、前記串
杆戻しコンベヤ15には、串杆清掃装置18と、温風乾
燥装置19と、串杆油付け装置20とが串杆戻し方向に
順次配設されてなるため、串杆戻しコンベヤ15に送り
戻される串杆3をその戻し途上において、竹輪材料Sに
捲着するのに最適の状態にすることができる。
【0017】また請求項4に係る発明にあっては、前記
串杆戻しコンベヤ15は、前記垂直コンベヤ16の下端
部につながれる始端側チエンコンベヤ17と、始端側チ
エンコンベヤ17につながれる中間側螺旋コンベヤ21
と、中間側螺旋コンベヤ21に互いにラップしてつなが
れる中継チエンコンベヤ22と、中継チエンコンベヤ2
2につながれる終端側螺旋コンベヤ23とからなるた
め、串杆戻しコンベヤ15を可能な限り接地面からの高
さを低くして設置することができると共に、それぞれの
コンベヤが独立しており、且つ中間側螺旋コンベヤ21
と中継チエンコンベヤ22とが互いにラップしてつなが
れているため、串杆戻しコンベヤ15の一部に熱膨張を
生起しても歪みや弯曲の発生がない。
【0018】また請求項5に係る発明にあっては、前記
串杆戻しコンベヤ15は、前記垂直コンベヤ16の下端
部につながれる始端側チエンコンベヤ17と、始端側チ
エンコンベヤ17につながれる中間側チエンコンベヤ2
4と、中間側チエンコンベヤ24につながれる終端側チ
エンコンベヤ25とからなり、それぞれのコンベヤが独
立しており、且つ全て共通のチエンコンベヤからなるた
め、串杆戻しコンベヤ15の一部に熱膨張を生起しても
歪みや弯曲の発生がない。
【0019】また請求項6に係る発明にあっては、前記
中間側チエンコンベヤ24に串杆清掃装置18を配設
し、中間側チエンコンベヤ24を串杆清掃装置18の内
部に弯曲して配設することができるため、中間側チエン
コンベヤ24によって搬送される串杆3を串杆清掃装置
18に設けた液槽18aに浸漬して清掃することがで
き、それだけ確実に串杆3を清掃することができる。
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すもので、図
中左側の作業前コンベヤ26によって一本づつ搬送され
る串杆3は順次成形機1に送り込まれる。一方成形機1
には摺身送りポンプ2から摺身等の竹輪材料Sが送り込
まれ、図2に示すように、この成形機1によって串杆3
に竹輪材料Sが捲着される。竹輪材料Sを捲着した串杆
3は、乗り移りチエンコンベヤ27によって上部側に延
びる螺旋コンベヤ4に移送される。串杆3が乗り移りチ
エンコンべヤ27で移送される途上で、主に成形ブラシ
からなる除肉装置28によって串杆3に捲着された竹輪
材料Sの端部のはみだし部分を除去すると共に、串杆3
の露出表面が清掃される。
【0021】螺旋コンベヤ4によって上方に搬送される
串杆3は、その上端部で乗り移りコンベヤ29からすわ
り処理室である低温処理部5の螺旋コンベヤ30に移送
され、該螺旋コンベヤ30に沿って設けられた加熱器5
aによって加熱され、反転用回転体5cを経由して蛇行
状に送られる間に竹輪材料Sに適度の弾力性が付与さ
れ、次に高温処理部6の螺旋コンベヤ31に移送され、
ここで本格的に焼成される。なお、この高温処理部6で
の螺旋コンベヤ31も、その中央部で下手の螺旋コンベ
ヤ32との間で段差を設けた中継部33で互いにラップ
して接続されており、この中継部33で両螺旋コンベヤ
31,32の熱膨張による延びを吸収するようになって
いる。
【0022】この高温処理部6で串杆3に捲着された竹
輪材料Sが焼成された後、艶だし処理部34に移送され
る。艶だし処理部34は、チエンコンベヤあるいは螺旋
コンベヤ34aと、該コンベヤ34aに沿って設けられ
る加熱器34bと、送風機34cからコンベヤ34aに
向かって空気を吹きつける空気吹き出し口34dとから
なり、コンベヤ34aを串杆3を介して竹輪材料Sが移
動する間に加熱器34bで加熱しながら空気吹き出し口
34dから空気を吹きつけることによって竹輪材料Sの
表面が艶だしされる。
【0023】この焼成され、艶だしされた竹輪材料S
は、串杆3によって自然冷却処理部7に移送される。こ
の自然冷却処理部7はジグザグ状にエンドレスに配設さ
れたチエンコンベヤ7aからなり、このチエンコンベヤ
7aを経由する間に前工程で焼成され高温状態になって
いる竹輪材料Sは自然冷却され、この状態で次の串抜き
機14に移送される。
【0024】この串抜き機14の詳細を、図4の平面図
によって説明する。
【0025】即ち、自然冷却処理部7の終端部の垂直な
チエンコンベヤ7aに直交するようにして水平状態にベ
ルトコンベヤ14aが設けられ、この両側に串杆3を搬
送するためのチエンコンベヤ35と、その内側に串杆3
のみを自在に挿通するが、串杆3に捲着された竹輪材料
Sの幅方向への移動を規制する製品規制コンベヤ36と
が設けられる。この製品規制コンベヤ36は、図示しな
いエンドレスチエンの各リンクに、図中矢印上方向に部
分的に取り出して図示するように両側縁に半円状の穴3
6aの開いた板片36bが直列状に配列固着されエンド
レスに回転するようになったもので、一対の板片36
b,36b間に半円状の穴36a,36aが対向するこ
とによって串杆3を自在に挿通するための円形の挿通穴
36cが形成されると共に、その回転方向の両端部の曲
がり部分では互いに対向する半円状の穴36a,36a
が略V字状に広がり、上方が開口するようになってい
る。
【0026】そして製品規制コンベヤ36の側方に平面
視斜め状に該コンベヤ36から遠ざかるように串杆3を
引抜くためのチエンコンベヤ37が配設される。この引
抜き用チエンコンベヤ37は、図中矢印下方向に部分的
に取り出して図示するようにエンドレスチエン37a
と、該チエン37aのリンクに適当間隔に突設され製品
規制コンベヤ36と平行な面をなす係合片37bとから
なり、該係合片37bにはU字状の係合穴37cが設け
られている。
【0027】従って、串杆3が自然冷却処理部7のチエ
ンコンベヤ7aから串抜き機14のチエンコンベヤ35
と製品規制コンベヤ36とにわたって移送される際に
は、特に製品規制コンベヤ36は、上述のようにその端
部の曲がり部分では板片36b,36bの半円状の穴3
6a,36aが略V字状に広がり、上方が開口している
ため、半円状の穴36a,36a間に串杆3が係合する
ことになり、その後の移動途上の平面部では円形の穴と
なって串杆3の搬送方向への動揺を規制し、この状態で
串杆3が前方に移動するにしたがって、串杆3の端部に
設けた被係合鍔3a(図2)が引抜き用チエンコンベヤ
37における係合片37bのU字状の係合穴37cに係
合し、その状態で更に串杆3が移動するにしたがって串
杆3は製品規制コンベヤ36から引抜き用チエンコンベ
ヤ37に引き抜かれ、一方竹輪材料Sは製品規制コンベ
ヤ36の板片36bに規制されてベルトコンベヤ14a
上に滞留し、矢印で示すように外部に竹輪製品Saとし
て取り出される。
【0028】そして引抜き用チエンコンベヤ37に完全
に引き抜かれた串杆3は、中継スプロケット38を介し
て下方に延びる垂直コンベヤ16に移送され、該垂直コ
ンベヤ16を通って、図5に示す串杆戻しコンベヤ15
に移送されることになる。
【0029】再び図1にもどって、垂直コンベヤ16に
搬送される串杆3は、串杆戻しコンベヤ15の始端側チ
エンコンベヤ17に移送される。該始端側チエンコンベ
ヤ17は、二次元変位コンベヤ17からなるもので、そ
の詳細構造を図3、図5及び図6によって説明すると、
図3、特に図5および図6に示すように、二次元変位コ
ンベヤ17は、二次元方向、即ち水平面が自然冷却処理
部7の直下に来るよう弯曲するようにしてスプロケット
39,40間に掛合される水平弯曲走行自在なエンドレ
スチエン41と、該チエン41をその弯曲方向に支持す
る縦ガイドロール42と、これをガイドする縦ガイドレ
ール43と、該チエン41を水平面に支持するための横
ガイドロール44と、これをガイドする横ガイドレール
45とからなるもので、各ガイドレール43,45は当
然に機枠46に取付けられる。そして図6に示すように
縦ガイドロール42と横ガイドロール44とによって走
行方向に一定間隔に水平支持杆47が支持され、この水
平支持杆47に突設した串杆係合爪48に串杆3が係合
され、この状態で図1、特に図2に示すように自然冷却
処理部7から艶だし処理部34の直下を戻り方向に搬送
され、その搬送端で図1及び図5に示す、また図6に便
宜的に示す中間側螺旋コンベヤ21に乗り移るようにし
て移送される。
【0030】図5及び図7には、二次元変位コンベヤ1
7と中間側螺旋コンベヤ21との乗り移り部分の構造が
詳細に示されており、図5に示すように中間側螺旋コン
ベヤ21はその幅方向に一対設けられており、互いに同
調して回転するよう同調用傘歯車49,50によって連
繋されている。なお、図示しないが同調傘歯車49のの
軸49aには電動機などの駆動手段が連結されている。
また図7に示すように、中間側螺旋コンベヤ21と二次
元変位コンベヤ17とは互いにラップして設けられ、そ
のラップ部分に乗り移り用ガイドレール51が設けら
れ、二次元変位コンベヤ17の串杆係合爪48に係合さ
れて搬送されてくる串杆3は乗り移り用ガイドレール5
1に乗り移って中間側螺旋コンベヤ21に移送されるよ
うになっている。
【0031】再び図1に戻って、中間側螺旋コンベヤ2
1に搬送される串杆3は、串杆清掃装置18を通過する
ことによって清掃される。この串杆清掃装置18は、加
熱水を液槽18aに向かって噴出する噴出ノズル18b
と、回転ブラシ18cとからなるもので、串杆3の通過
途上で回転ブラシ18cで串杆3に付着する竹輪材料S
の残滓を削り取り、これを噴出ノズル18bで洗い流す
ようにするもである。
【0032】串杆清掃装置18を通過した串杆3は、温
風乾燥装置19の直下を通過し、ここで串杆3に串杆清
掃装置18で付着した水分を除去し、しかる後に中継チ
エンコンベヤ22に移送される。
【0033】この中継チエンコンベヤ22は、図8に示
すように、前後のスプロケット52,53とテンション
スプロケット54とガイドレール22aとで掛け渡さ
れ、中間側螺旋コンベヤ21の端部と中継チエンコンベ
ヤ22の一端部とがラップして設けられる。このよう
に、中間側螺旋コンベヤ21の端部が遊び状態で中継チ
エンコンベヤ22にラップすることによって中間側螺旋
コンベヤ21の熱膨張による伸びをこのラップ部分aで
吸収するようになっている。また中継チエンコンベヤ2
2の他端部では、同調傘歯車55を一端部に有する終端
側螺旋コンベヤ23が互いにラップして接続されてお
り、したがって中間側螺旋コンベヤ21から中継チエン
コンベヤ22に移送された串杆3は更に終端側螺旋コン
ベヤ23に移送される。なお図示しないが、同調傘歯車
55の軸55aにも電動機等の駆動手段が連結されてい
る。
【0034】再び図1に戻って、終端側螺旋コンベヤ2
3に移送された串杆3は、その搬送途上で串杆油付け装
置20を通過し、ここで串杆3に油が付着され、前述の
串抜き機14での串杆3と竹輪材料Sとの分離を円滑に
行うようにしている。
【0035】終端側螺旋コンベヤ23の終端部では適宜
乗り移り用チエンコンベヤ56を通ってエンドレス状に
設けられた作業前チエンコンベヤ26に移送され、これ
より串杆3は冒頭で説明した成形機1に再び送り込まれ
るようになっている。なお、13は串杆収容ドラムであ
る。
【0036】図9は、本発明の他の実施例を示すもの
で、串杆戻しコンベヤ15以外の構成は前記実施例と同
じであるので同一符号を付してその説明を省略し、串杆
戻しコンベヤ15のみについて説明すると、該コンベヤ
15は、前記始端側チエンコンベヤ17と、中間側チエ
ンコンベヤ24と、終端側チエンコンベヤ25とからな
り、すべてエンドレスチエンコンベヤからなることを特
徴とするもので、このようにすべてがチエンコンベヤか
らなることによって、チエンそのもので熱膨張による伸
びを吸収することができるから、前述のように中継チエ
ンコンベヤ22を介在する必要がなく、これだけ構成が
簡単になると共に、特に串杆清掃装置18の部分に中間
側チエンコンベヤ24を通過させることによって、中間
側チエンコンベヤ24そのものの撓み性によって、該チ
エン24を串杆清掃装置18の内部に弯曲して配設する
ことができ、中間側チエンコンベヤ24によって搬送さ
れる串杆3を串杆清掃装置18に設けた液槽18a内の
洗浄液に浸漬して清掃することができることになり、そ
れだけ確実に串杆3を清掃することができる。勿論、回
転ブラシ18で串杆3に付着する竹輪材料Sの残滓を削
り取り、これを噴出ノズル18bで洗い流すようにする
こともできる。
【0037】図10および図11は、始端側チエンコン
ベヤ17または終端側チエンコンベヤ25と中間側チエ
ンコンベヤ24との接続構造の詳細を示すもので、始端
側チエンコンベヤ17および終端側チエンコンベヤ25
と中間側チエンコンベヤ24とのそれぞれの端部は互い
にラップして接続されており、始端側チエンコンベヤ1
7の係合爪48に係合して搬送される串杆3は、中間側
チエンコンベヤ24のL状の係合爪57に乗り移るよう
にして移送されることになる。なお、58は終端側チエ
ンコンベヤ25を掛け渡すスプロケットである。また図
11において、59,60は中間側チエンコンベヤ24
のL状の係合爪57をガイドするガイドローラーとガイ
ドレールである。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、串杆戻し
コンベヤ15が、竹輪の焼成作用を果たす成形機1、低
温処理部5、高温処理部6、自然冷却処理部7および串
抜き機14らなる一連の装置よりも低位側の接地面また
は接地面近くに配設されてなるため、装置全体の座高が
低くなり、それだけ据え付け工場ので設置高さを低く押
さえることができ、装置の設置費用や配管あるいは配線
費用を低減することができる。
【0039】また、串杆戻しコンベヤ15そのもの、ま
たは串杆戻しコンベヤ15に設置した串杆清掃装置18
や串杆油付け装置20が損傷等により保守や管理を必要
とする場合に、接地面近くで行うことができるから、保
守管理作業に危険がなく効率的に行うことができる。
【0040】また請求項2に係る発明によれば、前記串
抜き機14において串杆3と竹輪材料Sが分離された串
杆3を下方に送り出す垂直コンベヤ16と串杆戻しコン
ベヤ15との間に二次元変位コンベヤ17を介在して、
串杆戻しコンベヤ15は、上記一連の装置1,5,6,
7,14の直下の接地面または接地面近くに配設されて
なるため、串杆戻しコンベヤ15が上記一連の装置1,
5,6,7,14に対して幅方向に突き出ることがなく
装置全体の設置幅をできるだけ狭くすることができ、そ
れだけ設置面積を小さく取って作業現場を有効に利用す
ることができる。
【0041】また請求項3に係る発明によれば、前記串
杆戻しコンベヤ15には、串杆清掃装置18と、温風乾
燥装置19と、串杆油付け装置20とが串杆戻し方向に
順次配設されてなるため、串杆戻しコンベヤ15に送り
戻される串杆3をその戻し途上において、竹輪材料Sに
捲着するのに最適の状態にすることができる。
【0042】また請求項4に係る発明によれば、前記串
杆戻しコンベヤ15は、前記垂直コンベヤ16の下端部
につながれる始端側チエンコンベヤ17と、始端側チエ
ンコンベヤ17につながれる中間側螺旋コンベヤ21
と、中間側螺旋コンベヤ21に互いにラップしてつなが
れる中継チエンコンベヤ22と、中継チエンコンベヤ2
2につながれる終端側螺旋コンベヤ23とからなるた
め、串杆戻しコンベヤ15を可能な限り接地面からの高
さを低くして設置することができると共に、それぞれの
コンベヤが独立しており、且つ中間側螺旋コンベヤ21
と中継チエンコンベヤ22とが互いにラップしてつなが
れているため、串杆戻しコンベヤ15の一部に熱膨張を
生起しても歪みや弯曲の発生がなく長期間にわたって安
定して使用することができる。
【0043】また請求項5に係る発明によれば、前記串
杆戻しコンベヤ15は、前記垂直コンベヤ16の下端部
につながれる始端側チエンコンベヤ17と、始端側チエ
ンコンベヤ17につながれる中間側チエンコンベヤ24
と、中間側チエンコンベヤ24につながれる終端側チエ
ンコンベヤ25とからなり、それぞれのコンベヤが独立
しており、且つ全て共通のチエンコンベヤからなるた
め、串杆戻しコンベヤ15の一部に熱膨張を生起しても
歪みや弯曲の発生がなく長期間安定して使用することが
できる。
【0044】また請求項6に係る発明によれば、前記中
間側チエンコンベヤ24に串杆清掃装置18を配設し、
中間側チエンコンベヤ24を串杆清掃装置18の内部に
弯曲して配設することができるため、中間側チエンコン
ベヤ24によって搬送される串杆3を串杆清掃装置18
に設けた液槽18aに浸漬して清掃することができ、そ
れだけ確実に串杆3を清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す竹輪の焼成装置の全体
正面図である。
【図2】本発明において用いられる串杆の斜視図であ
る。
【図3】本発明の図1の平面図である。
【図4】本発明の要部を示す平面図である。
【図5】本発明の他の要部を示す平面図である。
【図6】本発明の更に他の要部を示す縦断側面図であ
る。
【図7】本発明の更に他の要部を示す縦断正面図面であ
る。
【図8】本発明の更に他の要部を示す縦断正面図面であ
る。
【図9】本発明の他の実施例を示す竹輪の焼成装置の全
体正面図である。
【図10】同実施例の要部を示す縦断正面図である。
【図11】同実施例の要部を示す縦断側面図である。
【図12】従来の竹輪の焼成装置の全体正面図である。
【符号の説明】
1 成形機 2 摺身送りポンプ 3 串杆 4 コンベヤ手段 5 低温処理部 6 高温処理部 7 自然冷却処理部 14 串抜き機 15 串杆戻しコンベヤ 16 垂直コンベヤ 17 二次元変位コンベヤ(始端側チエンコン
ベヤ) 18 串杆清掃装置 19 温風乾燥装置 20 串杆油付け装置 21 中間側螺旋コンベヤ 22 中継チエンコンベヤ 23 終端側螺旋コンベヤ 24 中間側チエンコンベヤ 25 終端側チエンコンベヤ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/325 103

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】串杆が成形機に送りこまれて、該成形機に
    よって串杆に所定量の竹輪材料が捲着され、この状態で
    串杆がコンベヤ手段によって上方に移送されて、すわり
    処理室と称される低温処理部に送り込まれ、この部屋で
    竹輪材料に歯ざわりのよい弾力性、即ちこしが付与さ
    れ、次に高温処理部に送り込まれ、ここで本格的に焼成
    され、この焼成された竹輪材料が自然冷却用処理部に移
    送されてここで自然冷却され、冷却された竹輪材料は串
    抜き機において串杆と竹輪材料が分離され、竹輪材料は
    竹輪製品として取り出され、一方串杆は更に串杆戻し用
    コンベヤによって、冒頭の成形機に送り込まれる、とい
    うように串杆がエンドレスな軌道を自動的に繰り返し通
    るようになっている竹輪の焼成装置において、前記串杆
    戻しコンベヤは、上記一連の装置よりも低位側の接地面
    または接地面近くに配設されてなることを特徴とする竹
    輪の焼成装置。
  2. 【請求項2】前記串抜き機において、竹輪材料が分離さ
    れた串杆を下方に送り出す垂直コンベヤと串戻しコンベ
    ヤとの間に二次元変位コンベヤが介在されて、串杆戻し
    用コンベヤは、上記一連の装置の直下の接地面または接
    地面近くに配設されてなる請求項1記載の竹輪の焼成装
    置。
  3. 【請求項3】前記串杆戻しコンベヤには、該コンベヤに
    よって搬送される串杆を清掃するための串杆清掃装置
    と、串杆に付着した水分を除去するための温風乾燥装置
    と、串杆に油を付着させる串杆油付け装置とがその戻し
    方向に順次配設されてなる請求項1または2記載の竹輪
    の焼成装置。
  4. 【請求項4】前記串杆戻しコンベヤは、前記垂直コンベ
    ヤの下端部につながれる始端側チエンコンベヤと、始端
    側チエンコンベヤにつながれる中間側螺旋コンベヤと、
    中間側螺旋コンベヤに互いにラップしてつながれる中継
    チエンコンベヤと、中継チエンコンベヤにつながれる終
    端側螺旋コンベヤとからなる請求項1〜3のいずれか記
    載の竹輪の焼成装置。
  5. 【請求項5】前記串杆戻しコンベヤは、前記垂直コンベ
    ヤの下端部につながれる始端側チエンコンベヤと、始端
    側チエンコンベヤにつながれる中間側チエンコンベヤ
    と、中間側チエンコンベヤにつながれる終端側チエンコ
    ンベヤとからなる請求項1〜3のいずれか記載の竹輪の
    焼成装置。
  6. 【請求項6】前記中間側チエンコンベヤに前記串杆清掃
    装置を配設してなる請求項5記載の竹輪の焼成装置。
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