JP2801322B2 - 溶血性リステリア属に特異的なdnaプローブ - Google Patents

溶血性リステリア属に特異的なdnaプローブ

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JP2801322B2 JP1501457A JP50145789A JP2801322B2 JP 2801322 B2 JP2801322 B2 JP 2801322B2 JP 1501457 A JP1501457 A JP 1501457A JP 50145789 A JP50145789 A JP 50145789A JP 2801322 B2 JP2801322 B2 JP 2801322B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 リステリア・モノサイトゲネス(Listeria monocytog
enes)は、不偏性細胞内グラム陽性菌である。Listeria
属の中では、L.monocytogenesと、L.ivanoviiだけが人
や動物に対する病原菌である。L.monocytogenesは、人
及び動物の両者に対する重大な感染源として次第に認識
されるようになっている。妊婦、新生児及び免疫力低下
症(immurocompromised)患者は特に感染しやすい。
人間への感染を防ぐため、食物源が、Listeria属微生
物の存在について、日常的にスクリーニングされてい
る。リステリア属の他のいかなる種によってでも感染の
恐れのある食物源は、感染している生物が病原性か病原
性でないかを決定するのに要する時間と費用のために、
日常的に廃棄されている。したがって、病原性のLister
ia属を同定し、区別する手段が必要である。
さらに、病原性多び非病原性Listeria属の種間を容易
かつ効率よく識別する手段に対する別の必要性が起こっ
てきた。この情報は、リステリア感染症と疑われる場合
の処置方針を決定するためにまた、疫学的研究のデータ
を拡張させるために必要である。
本発明者らは、病原性のListeria属の種と非病原性の
Listeria属の種を識別することができるDNAプローブを
開発した。これらのプローブ及びその使用について以下
により詳細に説明する。
図面の簡単な説明 図1は、プラスミドpCL lozの制限地図である。制限
部位BamH Iは“B"で;Sal Iは“S"で;そして、Hind II
Iは“H"で示されている。逆三角形印はトランスボゾンT
r1545の挿入部位に相当する。
図2は、hlyA遺伝子のヌクレオチド配列とその近接
する領域を表す。
図3は、リステリオリジンO(LLO)、ストレプトリ
ジン(SLO)及びニュウモリジン(PLY)のアミノ酸配列
の模式的な比較を示す。直線で示される配列は相同位置
にあるシステイン上で並べられている。シグナル配列は
太線で示される。(△)は1個のアミノ酸の欠失を示
し、数字は蛋白配列中の座標を示す。
好ましい態様の説明 Listeria属微生物がマクロファージを含む細胞の中に
侵入し、生き残り成長することを可能にしている毒性因
子の中で、SH−活性化溶血素は、重要な一員である。溶
血素と毒性の相関関係を示唆する最初の観察は、非溶血
性のListeria属の株は、実験的に非病原性であり、List
eria属の全ての病原性株は、血液寒天プレート上で溶血
域を生ずることであった。溶血素の産生は、血液寒天プ
レート上で容易に確認できる表現型であるが、遺伝学的
研究がなされ、トランスポゾン突然変異誘発を行って非
溶血(Hly-)突然変異体を得た。この突然変異体は非毒
性で、トランスポゾンの単一のコピーの挿入は、溶血性
の表現型を不活性化した。トランスポゾンが自然欠失す
ると、Hly+表現型と毒性が回復した。さらに、Hly-突然
変異体は溶血性復帰突然変異体株とほぼ同じ率で食細胞
活動を受けたが、ファゴリソソームにとどまったままで
ヒト腸細菌様細胞系Caco−2内での複製の頻度はそれほ
ど高くなかった。電子顕微鏡による研究で細胞感染の
間、Hly-変異体由来の細菌がファゴソームの中にとどま
る一方、L.monocytogenes由来の溶血性細菌は細胞質中
に遊離状態になることがわかった。これらのデータは、
L.morocytogenesの溶血素産生株による液胞膜の崩壊
は、細菌がファゴソームから逃れ、細胞質内で増殖可能
となる主要な機構でありうることを強く示唆した。
ここで“リステリオリジンO"と称するSH−活性化溶血
素は、L.monocytogenesの培養上澄から精製されてい
る。それは、他の細菌のSH−活性化毒素と同様の典型的
な性質を有する。すなわち、(i)ごく微量のコレステ
ロールによる阻害、(ii)還元剤による活性化及び酸化
による溶血活性の抑制、(iii)ストレプトリジンOと
の交叉反応性である。この精製蛋白に対する抗血清から
Hly-変異体は、一部欠損した蛋白質を産生することが明
らかとなり、トランスポゾンはリステリオジンOの構造
遺伝子に挿入された事が示唆された。したがってトラン
スポゾンの挿入領域をクローン化し、配列を分析した結
果、それは転写解読枠(ORF)に挿入されたことが明ら
かとなった。このORFの推定配列は、ストレブトリジン
O及びニュウモリジンと相同性を共有していた。これに
より、hlyAと称するリステリオリジンO遺伝子内のトラ
ンスポゾン挿入座が決定された。
病原性に関するリステリオリジンOの役割を説明し、
かつ、Listeria属の溶血素の性質や数に関する対立する
考え方を整理して明確にするため、hlyAののった染色体
領域の構造的及び機能的な分析が行われた。後述する実
施例において、hlyAの完全なヌクレオチド配列、推定蛋
白配列の広範な分析、特に他の膜損傷SH−活性化溶血素
との比較について説明する。また、ここに述べるプロー
ブがListeria monocytogenesにのみ存在していることを
示すDNA−DNAハイブリダイゼーションについての研究も
行われた。
以上の分析により、Listeria monocytogenesのゲノム
の2.8kb部のDNA配列を同定した。この部分の染色体DNA
から、hlyAが同定されている。本遺伝子中で、651bpHin
d III(oligo 1309〜1960)断片がプローブとしての使
用に好ましい。また、ある種のこれより小さなオリゴ体
のプローブとしての使用が考えられる。好ましくは、ol
igo 1775−1805は、適したプローブとなるであろう。ま
たoligo 1412−1441、1643−1665及び1810−1835は、プ
ローブとしての使用が意図される。
当業者なら指摘するであろうが、これらプローブに要
求される性質は、Listeria monocytogenes由来のDNAと
ハイブリダイゼーションするが、他のListeria属の種由
来のDNAとはハイブリダイゼーションしないということ
である。また、これらのプローブがStreptocoocus属の
ような他の溶血性細菌の種由来のDNAと交叉反応しない
ということが好ましい性質である。
上述したプローブに加えて、種々の改良されたプロー
ブが意図される。これらのプローブでは、ある種の修飾
がなされるが、それは標的のDNAとハイブリッド形成す
るという能力を損なわず、ハイブリダイゼーション結合
の強さ及び/又は、ハイブリダイゼーションしたプロー
ブが検出される能力を増大する。一部分、これらの改良
は、類縁体による塩基対の置換又は、ある種の検出用化
合物を包含せしめるためのプローブの修飾を含む。
ある場合には、プローブ中のいくつかの塩基を非塩基
アナログで置換する方が望ましい。例えば、アデニン塩
基をジアミノプリンと置換する。この修飾は、プローブ
と試料中に存在するいかなる相同DNAとの間にもより強
い結合をもたらす。
ハイブリダイゼーションしたプローブの検出を容易に
するために、DNA配列への種々の化学的な修飾が可能で
ある。これらの修飾の一例はDNAのスルホン化である。
スルホン化DNAは、ELISA法のような反応における被検出
能を増大させる。さらに、ビチオン化あるいは特定塩基
のビチオン類縁体の使用で、ビチオン部位をプローブに
導入することが可能である。ビチオン部位の導入によ
り、アビジン−ビオチン系でのハリブリッド化プローブ
の検出が容易となるであろう。
さらに、放射線ラベルが、実験室でのプローブの使用
・検出のために、プローブに導入される。現在、32Pが
ラベル化法としての使用に好ましい。
試料中のListeria monocytogenesの存在を検出するた
めにこれらのプローブを用いて種々の方法が使用され
る。これらの方法には、当業者に通常知られている、ラ
ジオイムノアッセイ(RIA)、酵素結合免疫吸着法(ELI
SA)及び他のタイプの診断用定性試験法が含まれる。
実施例1−pCL102の創成 リステリオリジンOをコードするDNA領域の同定 Mbo Iで消化した溶血性のL.monocytogenesLO28株の染
色体DNAをコスミドベクターpHC79、BamH I部位でクロー
ン化したE.coli HB101中で形質転換した後、いくつかの
溶血性クローンを得、アンピシリン血液寒天プレート上
で、溶血斑を作るアンピシリン耐性のコロニーを同定し
た。オリジナルクローンの自然欠失したものは、安定な
pCL101誘導体となった。二つの欠失部分が、コスミドpC
L101上で、同一の制限部位(BamH I及びSal I,間で創成
され、L.monocytogenesDNAの8.5kbの挿入部分を含むpCL
102が得られた。その制限地図を図1に示す。Boyerによ
ってJ.Mol.Biol.41:459−464(1969)に記載されたpCL1
01またはpCL102(7.5HU/ml、一夜培養)をするListeria
monocytogenesHB101株の抽出物中で検出された溶血活
性は、リステリア上澄(64HU/ml、一夜培養)中で測定
されたものより低い。リステリオリジンOに対する抗血
清を用いる、ウエスタンブロット分析法により、リステ
リオリジンO(60キロダルトン)と同じ分子量をもつ蛋
白質を検出した。
抗リステリオリジンO血清の調製:高度に純化された
L.monocytogenes由来の溶血素を繰返し、皮下接種する
ことにより雌のアルビノのウサギを免疫した。仕様は、
完全フロイントアジバント中の75gの毒素を3回注射し
不完全フロイントアジュバンド中の同一投与単位(dos
e)を1回注射することが基本であった。血液は、最後
の接種後2週間目に採取した。
ウエスタンブロット分析: ウエスタンブロット分析のために蛋白質を、電気泳動
により、20%(v/v)のメタノールを含むブロット用緩
衝液を用いるトランスブロット(Trans−Blot)セル装
置のニトロセルロースシートに移した。これらのシート
を上記緩衝液で希釈(1:20)した抗リステリオリジンO
血清中で1時間インキュベートする前に、50mMトリス、
150mM NaCl溶液(pH8.0)及び5%(w/v)スキムミルク
中、室温で、振とうさせながら1時間インキュベートし
た。フィルターを緩衝液で8回洗浄し、1Ci(0.37kBq)
125I proteinAを含むミルク緩衝液20mlを加えた。振
とうをさらに1時間続け、次に、これらのフィルター
を、0.1%TritonX−100を加えた緩衝液で6回洗浄し
た。これらのフィルターを80℃で乾燥させ、次に、コダ
ック社製X−O−mat(SO−282)フィルムを用いて、オ
ートラジオグラフィーを行った。
実施例2−pCL102内hlyAの位置決定 pCL102中のhlyAの位置決定を、hlyAと称するリステリ
オリジンO遺伝子の一部分及びTn1545の一部分をもつ40
0塩基対のDNAプローブを用いて行った。pCL102内の410
塩基対のHind III断片がプローブとハイブリッド形成し
た。これにより、おそらくhlyA遺伝子の終わりであると
思われる。停止コドンの存在が明らかとなった。
ヌクレオチド配列の決定:Bigginらにより修正され
た、ジデオキシチェインターミネーターシーケンシング
法を用いた。T4ポリメラーゼを用いてクローニング部位
で始まる挿入配列の欠失を生じさせる手法をIBIの記載
に従い用いた。
hlyAのヌクレオチド配列 hlyAとその上流領域のヌクレオチド配列を図2に示
す。410塩基対のHind III断片(以下参照)中で終わる
転写解読枠は、1670塩基対のHind III断片中で開始し、
かつ1617塩基対の長さをもつ。この配列の最初のATG
は、このORFの初めから、30塩基対下流に位置する。そ
れは、10ヌクレオチド上流で、L.monocytogenesの16SRN
Aの3′末端と相補的なヘキサヌクレオチド(AAGGAG)
によって先行されている。このATGがhlyAの開始コドン
と考えれば、遺伝子はGCが36%含まれることになり、こ
れは、L.monocytogenesについての計算値(36−38%)
と一致する値である。この値は、この遺伝子に隣接する
配列よりも高い。
我々は、グラム陽性プロモーター様配列の存在を探索
した。ORFの上流に二つのTATAAT配列が検知されたが、
これらの配列は、コンセンサス(Consensus)配列TTGAC
Aに近い“−35"領域に先行されてはいない。鉄のような
因子によって調節されていることが知られている溶血素
の生成を、鉄結合調節蛋白をターゲットとして同定され
たコンセンサス配列に似た配列について調べたが、何も
検出されなかった。プロモーターの正確な配置は研究途
上にある。
hlyA中のコドンの使用を表3に報告するが、そこで
は、我々はまた、グラム陽生菌、すなわちStreptococcu
s及びStaphylococcusからの他の6つの遺伝子、またE.C
oli中の高度に発現される25の遺伝子における平均的な
コドンの使用も報告する。AあるいはTで終わるコドン
は、E.Coli遺伝子(44%)中よりもhlyA(72%)でより
広く使用されている。このことは、これら異なる生物で
のGC%の差と一致している。また、ほとんどの場合、hl
yAにおいて稀にしか使用されないコドンはグラム陽性菌
において、稀にしか使用されない。E.Coliで稀にしか使
用されないがStaphylococcusあるいはStreptococcus
使用されるコドンは、hlyAにおいても使用される。すで
に提起したように、このことは、おそらく異なるGC含量
の細菌間でのtARNsの分布の違いを反映しており、ま
た、おそらく、遺伝子の発現度を調節するためのゲノム
がとっている方策である。
推定される蛋白配列の分析 hlyA遺伝子は529個のアミノ酸からなる蛋白質をコー
ドし、これは58.6kDaの蛋白質に相当する。アミノ末端
配列はグラム陽性菌のシグナル配列の全ての特徴を表し
ている。最初の残基は、親水性で正に荷電している。約
20個の疏水性残基がそれに続いている。シグナルペプチ
ダーゼの想定される切断部位は、25番目のリジンで、26
番目の残基から開始される配列がListeria invanovii
により分泌されるSH−依存性溶血素のアミノ末端配列と
高い相同性を有しているため、25番目のリジンである。
リステリオリジンOのシグナル配列は、グラム陽性菌遺
伝子のシグナル配列の平均的な長さと同等の長さを有し
ている。したがって、分泌されたリステリオリジンO
(シグナル配列なし)は、504個のアミノ酸を含み、55.
8kDaの分子量をもつ。この値はL.monocytogenesの培養
上澄から単離した蛋白質の分子量と一致する。
この蛋白質のアミノ酸組成は、特異なシステリンの存
在を除き特別の特徴は何もない。この残基は、配列のカ
ルボキシ末端部分、すなわち、484番目に位置する。リ
ステリオリジンOはストレプトリジンO族のすべての細
胞毒素のように、SH−活性である。SH基をブロックする
試薬はこの毒素の活性を阻害し、また特に、コレステロ
ールへの結合を阻害するが、コレステロールとの結合は
この蛋白質の有毒性発現の最初の段階であると考えられ
ている。かくして、この特異なシステインを含むカルボ
キシ末端領域は、おそらく活性にとって必須のものであ
ろう。二つの系統の証拠がこのことを支持している
(i)Hly−突然変異体においては、トランスポゾン
は、システインコドンより3コドン上流にあるhlyAの48
1番目のコドンに入り込み、一部欠損した、溶血活性を
もたない蛋白質を産生する。(ii)リステリオリジンO
と他の二つのSH−依存性溶血素であるストレプトリジン
類、すなわち、ストレプトリジンO及びニュウモリジン
を比較すると、これら三つの蛋白質中には、この特異な
システインを含む保持されたウンデカペプチドの存在が
明らかとなる(次の実施例参照)。
実施例3−リステリオリジンOと、ストレプトリジンO
及びニュウモリジンとの比較 SH−活性化溶血素は、免疫学的に交叉反応することが
知られている。Streptococcus pyogenes由来のストレプ
トリジンOとStreptococcus pneumoniae由来のニュウモ
リジンは相同性を分かち有することが最近明らかとなっ
た。ニュウモリジンは非分泌型の蛋白質であるが、スト
レプトリジンOを分泌型の蛋白質と考えるなら、これら
の蛋白質は同一の分子量を有する。これらの蛋白質のカ
ルボキシ末端に存在する特異なシステインの部分で、配
列を並べた場合、この特異なシステインの領域で最も相
同性が高い。我々は、リステリオリジンO(LLO)のア
ミノ酸配列を、ストレプトリジンO(SLO)とニュウモ
リジン(PLY)の配列と比較した。これら三つの蛋白質
は大きさが類似している。LLO及びSLOの分泌型は、それ
ぞれ、504個と471個のアミノ酸の長さをもち、ニュウモ
リジンは471個のアミノ酸長である。LLOの想定上のシグ
ナル配列(25アミノ酸)は、SLOの配列(33)よりも短
い。三つの配列はSLOについてアミノ酸1個を2か所で
欠失し、PLYについてアミノ酸1個を1か所で欠失すれ
ば唯一のシステインのところで完全に並べられる。この
並びは強い相同性を示している。共通した469残基の領
域で二つづつ比較した二つの配列間のアミノ酸の一致率
は約42〜43%である。興味深いことに、リステリオリジ
ンOのシグナル配列はストレプトリジンOのN末端部分
に相当し、リステリオリジンOの疎水性アミン酸は親水
性のものにおきかわっている。この領域は最も相同性の
低い領域である。三つの蛋白質間の相同性は、全配列に
わたって明白であるが、カルボキシ末端側に近づく程高
くなっている。特に、特異なシステインの近傍、11個の
アミノ酸からなるペプチドはこれら三つの配列において
保持されている。類似性(同一性ではなく)という観点
から配列を比較すると、疎水性のプロフィールを重ねる
ことによって示されているように、さらに強い相同性を
見ることができる。
DNAレベルでは、遺伝子は強い相同性を示さない(三
つの遺伝子のいずれか二つを比較した場合、52%〜54%
の相同性である)。しかし、保持されたウンデカペプチ
ドをコードする領域ではDNAレベルの相同性はplyhlyA
間では73%、slohlyA間で88%、sloply間では82%
である。これらの結果は、前述の結果と一致している。
slo内のDNA断片をプローブとして用いると、S.pyogenes
L.monocytogenes間の相同性は検出できない。もちろ
ん、使用されたプローブは、相同性の最も高い部分と一
致しておらず、使用された条件では80%の相同性しか検
出できなかった。共通の11個のアミノ酸からなる領域を
コードしているヌクレオチド配列に対応するプローブを
使えば違った結果が得られたであろうことは大いにあり
うる。
実施例4−Listeria属の種々の種に存在するhlyAの検出 リステリオリジンOは、このように主要な有毒因子と
して考えられるので、Listeria属の他の種にhlyAが存在
するかどうかをテストするのは、興味あることである。
サザンブロット分析により、我々は数種のListeria mon
ocytogenes株及び他の同属の種、すなわちL.ivanovii,
L.seeligeri,L.innocua, L.welshimeri,L.murravihlyA
が存在するか調べた。遺伝子内のDNA断片からなるプロ
ーブ、特に、コドンからコドンに延びている651塩基対
Hind II断片を使うと、苛酷性(ストリンジェンシ
ー)が低い場合にも、結果はあいまいではなかった。特
に上述の651塩基対Hind IIあるいは、そこに含まれ、か
つ、15個好ましくは18個のヌクレオチドから(651−塩
基対のHind II断片の鎖に含まれるヌクレオチドの上限
の数まで)なるいかなる部分も病原性のListeria monocy
togenesと選択的にハイブリッド形成を行うが、他のLis
teria属のDNAとは低及び高度の厳密度の両条件下で、ハ
イブリッド形成しない。
同じ結果は、図2に含まれる配列に相当するDNA断片
であるが、図2のDNAの外側にあるもの、特に、図2で6
51塩基対Hind IIの下流側(配列を読み取る方向で)の
同断片に隣接したものを用いて、苛酷な条件下で得られ
た。厳密性の低い条件下では、後半部由来のDNAは、家
畜に病原性のListeria属(例えば、ivanovii)DN
A、あるいは、人にはほとんど見られない別のListeria
属(seeligeri)を認識する。
実験方法 − 高度な厳密性の条件は: ・ 50%のホルムアミド、5×SSPE、10×DENHARDT(デ
ンハルト溶液)中で200μg/mlの音波処理を行ったDNAを
42℃でハイブリダイゼーションし ・ 室温で、1SSC、0.1%SDSで各回30分間2回洗浄す
る。
− 低い厳密さの条件は: ・ 35%ホルムアミド、5×SSPE、10×DENHARDT200mg/
mlの音波処理を行ったDNAをハイブリダイゼーションし ・ 室温で1SSC、0.1%SDS中で各回30分間2回洗浄す
る。
標準的なハイブリダイゼーションの技術で、生物試料
や食品試料中の病原性Listeria属を検出することが可能
である。
血清試料の場合には、適量を適当な栄養培地でインキ
ュベートし、おそらくは存在するListeria属の生育を促
進させる。食品の場合には、従来の技術を用いてもよ
い。すなわち、栄養培地中で、当該食品をホモゲナイズ
し、また、上記のような条件で、インキュベートも行な
う。実施例によれば、適当な培地は、Lee,W.H及びMccla
inらによって公開されたLPMである。改良されたListeri
a monocytogenes選択寒天培地:Appl Environ,Microbio
l 52,1215−1217. 病原性のListeria属を含んでいるであろう培地からと
った試料は、次に、常法によりDNAを遊離させ、ヌクレ
オチドの大きさに従って場合により分画し、ハイブリダ
イゼーションを、本発明によるプローブを使って実行す
る。たとえば、 − この651塩基対のHind II断片からなるプローブを用
いる場合に低いもしくは高い厳密性の条件下か、あるい
は、Fig.2(図2)のDNAの別の部分を用いる場合には、
高い厳密性の条件下のどちらかで、[特に(そして、上
記の両方の場合において)ハイブリダイゼーション試験
が人に病原性のL.monocytogenesの検出を目的にしてい
る場合には] − または、図2の上記DNAの別の部分を使用し、ハイ
ブリッド形成試験が家畜に対し病原性のListeria属の検
出を目的とする場合には、厳密度が低い条件下で実行さ
れる。
DNAプローブ断片、特に、651塩基対のHind II断片中
に含まれるものは、ポリメラーゼ遺伝子反応手法に使用
するのに適している。例えば、文献としては下記のもの
参照。
1)Saiki RK、Scharf S.Faloona F.等。
鎌形赤血球性貧血診断のためのβ−グロビン全遺伝子
配列の酵素的増幅及び制限部位の分析、SCIENCE 1985:2
30:1350−4。
2)Saiki RK、Gelfand D H、Stoffel S.等。
熱耐性DNAポリメラーゼによるDNAのプライマーに向け
られた増幅、SCIENCE 1988:239:487−91。
図を参照することによりDNAを定義する請求項が局在
化された突然変異によって最初のものと別の範ちゅうと
なるが、なおここで述べたような厳密な条件下でもハイ
ブリッド形成をするようないかなる同等のDNAにも拡張
されることが理解される。
フロントページの続き (56)参考文献 Applied and Emvir onmental Microbiol ogy,53(9)(1987)P.2256− 2259 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12Q 1/68 C12N 15/00 GenBank

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リステリア・モノサイトゲネス(Listeria
    monocytogenes)のゲノムの部分とはハイブリダイズで
    きるが、他のListeria属の種及び他の溶血性細菌のゲノ
    ムの部分とはハイブリダイズしないhlyA遺伝子及びその
    断片のヌクレオチド配列を含むDNAプローブ。
  2. 【請求項2】図2におけるヌクレオチド配列のoligo 13
    09〜1960を含む請求項1記載のDNAプローブ。
  3. 【請求項3】図2におけるヌクレオチド配列のoligo 17
    75〜1805を含む請求項1記載のDNAプローブ。
  4. 【請求項4】図2におけるヌクレオチド配列のoligo 14
    12〜1441を含む請求項1記載のDNAプローブ。
  5. 【請求項5】図2におけるヌクレオチド配列のoligo 16
    43〜1665を含む請求項1記載のDNAプローブ。
  6. 【請求項6】図2におけるヌクレオチド配列のoligo 18
    10〜1835を含む請求項1記載のDNAプローブ。
  7. 【請求項7】試料中の病原性Listeria属を検出する方法
    であって、以下の工程: a)Listeria属細菌の成長を助ける培地に、該試料を置
    き; b)該媒地中の該試料を、試料中に存在するいかなるも
    のであってよい細菌の細胞を破壊し細菌のDNAを遊離さ
    せるに充分な方法で処理し; c)さらに該処理試料を処理して細菌DNAの変性を行
    い; d)該変性細菌DNAを、Listeria monocytogenesのゲノ
    ムの部分とはハイブリダイズできるが、他のListeria属
    の種及び他の溶血性細菌のゲノムの部分とはハイブリダ
    イズできない、hlyA遺伝子及びその断片のネクレオチド
    配列を含むDNAプローブと接触させ、該接触を、該DNAプ
    ローブをいかなる相同な変性細菌DNAともバイブリダイ
    ズさせるのに充分な条件下で行わせ;及び、 e)いかなるハイブリダイズしたプローブをも検出する
    工程、を包含する方法。
  8. 【請求項8】DNAプローブが図2におけるヌクレオチド
    配列のoligo 1309〜1960を含む請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】DNAプローブが図2におけるヌクレオチド
    配列のoligo 1775〜1805を含む請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】DNAプローブが図2におけるヌクレオチ
    ド配列のoligo 1412〜1441を含む請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】DNAプローブが図2におけるヌクレオチ
    ド配列のoligo 1643〜1665を含む請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】DNAプローブが図2におけるヌクレオチ
    ド配列のoligo 1810〜1835を含む請求項7記載の方法。
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