JP2801135B2 - パイプラインプロセッサの命令読み出し方法及び命令読み出し装置 - Google Patents

パイプラインプロセッサの命令読み出し方法及び命令読み出し装置

Info

Publication number
JP2801135B2
JP2801135B2 JP5296940A JP29694093A JP2801135B2 JP 2801135 B2 JP2801135 B2 JP 2801135B2 JP 5296940 A JP5296940 A JP 5296940A JP 29694093 A JP29694093 A JP 29694093A JP 2801135 B2 JP2801135 B2 JP 2801135B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
branch
address
destination address
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5296940A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07152562A (ja
Inventor
愛一郎 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5296940A priority Critical patent/JP2801135B2/ja
Priority to US08/303,835 priority patent/US5642500A/en
Priority to EP94306879A priority patent/EP0655679B1/en
Priority to DE69429762T priority patent/DE69429762T2/de
Publication of JPH07152562A publication Critical patent/JPH07152562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2801135B2 publication Critical patent/JP2801135B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/38Concurrent instruction execution, e.g. pipeline, look ahead
    • G06F9/3802Instruction prefetching
    • G06F9/3804Instruction prefetching for branches, e.g. hedging, branch folding
    • G06F9/3806Instruction prefetching for branches, e.g. hedging, branch folding using address prediction, e.g. return stack, branch history buffer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブランチ・ヒストリーを
有し、命令読み出しを命令実行に先行してパイプライン
処理する情報処理装置(以下、「パイプラインプロセッ
サ」という。)の命令読み出し方法及び命令読み出し装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】パイプライン処理方式を採用した情報処
理装置においては、一つの命令の実行の完了を待たずに
実行ステージが空けば次々と命令を投入してその実行を
開始する。このことによって性能の増大を図ってきた。
しかしながら先行する命令の実行結果が後続の命令の実
行に影響を与えることで、先行する命令の実行を待たな
ければ後続の命令の実行ができないことが起こる。この
ような場合、パイプラインに乱れが生じて性能低下が引
き起こされる。
【0003】特に、命令実行に先行して読み出された命
令が分岐命令であって、分岐が成立するか否かは命令実
行後でなければわからない場合に、パイプラインに乱れ
が生じやすく、その出現頻度が高いこともあって、性能
低下を引き起こす大きな原因となっていた。
【0004】これを改善する目的で、分岐命令のアドレ
スと分岐先命令のアドレスである「分岐先アドレス」と
の対応関係を分岐命令の実行結果とともにブランチ・ヒ
ストリーと呼ばれる機構に記憶させておき、分岐命令の
成立・不成立と分岐先アドレスとを、分岐命令の実行以
前に、過去の実行結果に基づいて予測するとともに、分
岐成立が予想される場合に、その予測された分岐先アド
レスを用いて命令読み出しを行って分岐命令に続けて命
令実行ステージに投入する機構が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、分岐命令を
実行した結果、分岐が成立し、その分岐先の命令列中に
分岐命令があって、それがまた分岐成立するような場合
−この様なケースは、分岐命令によって次々と異なる命
令列を飛び回る場合のみならず、数命令先に条件分岐し
て選択的に処理を行う様な場合や、自身の命令列の先頭
の命令に分岐してループするような場合など、当然想定
すべきものである−に、始めの分岐命令の分岐先の命令
読み出しがブランチ・ヒストリーから限られた分岐先ア
ドレスを用いて分岐命令自身の実行以前に行われて、更
に、その命令読み出しで後の分岐命令の分岐先アドレス
がブランチ・ヒストリーから得られることは容易に想定
できる。
【0006】しかしながら、ブランチ・ヒストリーによ
って得られる分岐先アドレスを用いた分岐先の命令列の
読み出しは、読み出された命令列を保持する命令バッフ
ァー機構等の制約から無制限に行うことはできなかっ
た。また、命令バッファー機構等の使用効率を考慮した
場合には、読み出される命令列が実際に使用される可能
性が高い場合にのみ行うことが好ましい。
【0007】一方、上記のような場合に、後の分岐命令
の分岐先の命令列の読み出しをブランチ・ヒストリーか
ら得られる情報に基づいて行うことができないとすれ
ば、ブランチ・ヒストリーの効果を著しく損なってしま
うことになる。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、命令読み出しと命令実行とが独立にパイプライン処
理されるパイプラインプロセッサにあって、分岐命令の
出現頻度が高くても性能低下を引き起こしにくくし、ま
た、命令バッファー機構等のハードウェア量の増大を招
かずにブランチ・ヒストリーを効率的に使用することが
可能となる命令読み出し方法及び命令読み出し装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、分岐命令が格納されているアドレスと、こ
の分岐命令の分岐成立時のアドレスである分岐先アドレ
スとを、該分岐命令の過去の実行結果に関する情報とと
もに管理するブランチ・ヒストリーD3を有し、命令読
み出しを命令実行に先行してパイプライン処理するパイ
プラインプロセッサの命令読み出し方法を以下のステッ
プから構成した。図1は、本発明にかかるパイプライン
プロセッサの命令読み出し方法の第1原理フローであ
る。
【0010】アドレス生成ステップS11は、所定のア
ドレスから一定値ずつ増加するアドレスを生成するとと
もに、生成されたアドレスに格納されている命令列の中
に分岐命令が存在し、この分岐命令の分岐が成立する場
合に、その分岐先アドレスから一定値ずつ増加するアド
レスを生成する。
【0011】分岐可能性情報検索ステップS12は、前
記アドレス生成ステップS11で生成されたアドレスに
格納されている命令列の中に分岐命令が存在する場合
に、該分岐命令の分岐成立となる可能性を示唆する情報
を前記ブランチ・ヒストリーD3から検索する。
【0012】分岐先アドレス保持ステップS13は、前
記分岐可能性情報検索ステップS12で分岐成立可能性
を示唆する情報が得られる場合に、該分岐命令の分岐先
アドレスに格納されている命令が読み出し可能になるま
で該分岐先アドレスを保持する。
【0013】命令読み出しステップS14は、前記分岐
先アドレス保持ステップS13に保持されたアドレスに
格納された命令を読み出す。また、本発明は、前記課題
を解決するため、分岐命令が格納されているアドレス
と、この分岐命令の分岐成立時のアドレスである分岐先
アドレスとを、該分岐命令の過去の実行結果に関する情
報とともに管理するブランチ・ヒストリーD3を有し、
複数の命令列の命令読み出しを命令実行に先行してパイ
プライン処理するパイプラインプロセッサの命令読み出
し方法を以下のステップから構成した。図2は、本発明
にかかるパイプラインプロセッサの命令読み出し方法の
第2原理フローである。
【0014】アドレス生成ステップS21a、S21
b、S21cは、所定のアドレスから一定値ずつ増加す
るアドレスを生成するとともに、生成されたアドレスに
格納されている命令列の中に分岐命令が存在する場合
に、その分岐先アドレスから一定値ずつ増加するアドレ
スを生成する。
【0015】分岐可能性情報検索ステップS22は、前
記アドレス生成ステップS21a、S21b、S21c
で生成されたアドレスに格納されている命令列の中に分
岐命令が存在する場合に、該分岐命令の分岐成立となる
可能性を示唆する情報を前記ブランチ・ヒストリーD3
から検索する。
【0016】分岐先アドレス保持ステップS23a、S
23b、S23cは、前記分岐可能性情報検索ステップ
S22で分岐成立可能性を示唆する情報が得られる場合
に、該分岐命令の分岐先アドレスに格納されている命令
が読み出し可能になるまで該分岐先アドレスを保持す
る。
【0017】命令読み出しステップS24は、前記分岐
先アドレス保持ステップS23a、S23b、S23c
に保持されたアドレスに格納された命令を読み出す。さ
らに、本発明は、前記課題を解決するため、分岐命令が
格納されているアドレスと、この分岐命令の分岐成立時
のアドレスである分岐先アドレスとを、該分岐命令の過
去の実行結果に関する情報とともに管理するブランチ・
ヒストリーD3を有し、命令読み出しを命令実行に先行
してパイプライン処理するパイプラインプロセッサの命
令読み出し装置を以下の手段から構成した。図3は、本
発明にかかるパイプラインプロセッサの命令読み出し方
法の第1原理図である。
【0018】アドレス生成手段M11は、所定のアドレ
スから一定値ずつ増加するアドレスを生成するととも
に、生成されたアドレスに格納されている命令列の中に
分岐命令が存在し、この分岐命令の分岐が成立する場合
に、その分岐先アドレスから一定値ずつ増加するアドレ
スを生成する。
【0019】分岐可能性情報検索手段M12は、前記ア
ドレス生成手段M11で生成されたアドレスに格納され
ている命令列の中に分岐命令が存在する場合に、該分岐
命令の分岐成立となる可能性を示唆する情報を前記ブラ
ンチ・ヒストリーD3から検索する。
【0020】分岐先アドレス保持手段M13は、前記分
岐可能性情報検索手段M12で分岐成立可能性を示唆す
る情報が得られる場合に、該分岐命令の分岐先アドレス
に格納されている命令が読み出し可能になるまで該分岐
先アドレスを保持する。
【0021】命令読み出し手段M14は、前記分岐先ア
ドレス保持手段M13に保持されたアドレスに格納され
た命令を読み出す。そして、本発明は、前記課題を解決
するため、分岐命令が格納されているアドレスと、この
分岐命令の分岐成立時のアドレスである分岐先アドレス
とを、該分岐命令の過去の実行結果に関する情報ととも
に管理するブランチ・ヒストリーD3を有し、複数の命
令列の命令読み出しを命令実行に先行してパイプライン
処理するパイプラインプロセッサの命令読み出し装置を
以下の手段から構成した。図4は、本発明にかかるパイ
プラインプロセッサの命令読み出し方法の第2原理図で
ある。
【0022】アドレス生成手段M21a、M21b、M
21cは、所定のアドレスから一定値ずつ増加するアド
レスを生成するとともに、生成されたアドレスに格納さ
れている命令列の中に分岐命令が存在する場合に、その
分岐先アドレスから一定値ずつ増加するアドレスを生成
する。
【0023】分岐可能性情報検索手段M22は、前記ア
ドレス生成手段M21a、M21b、M21cで生成さ
れたアドレスに格納されている命令列の中に分岐命令が
存在する場合に、該分岐命令の分岐成立となる可能性を
示唆する情報を前記ブランチ・ヒストリーD3から検索
する。
【0024】分岐先アドレス保持手段M23a、M23
b、M23cは、前記分岐可能性情報検索手段M22で
分岐成立可能性を示唆する情報が得られる場合に、該分
岐命令の分岐先アドレスに格納されている命令が読み出
し可能になるまで該分岐先アドレスを保持する。
【0025】命令読み出し手段M24は、前記分岐先ア
ドレス保持手段M23a、M23b、M23cに保持さ
れたアドレスに格納された命令を読み出す。なお、以上
の説明で使用した「アドレス」は、「命令アドレス」と
同義である。
【0026】
【作用】本発明によれば、分岐先アドレスが保持され
て、なおかつこの分岐先アドレスに格納された命令が読
み出されて記憶される。そのため、命令実行に先行して
読み出された命令が分岐命令であって、分岐が成立する
か否かが命令実行後でなければわからない場合でも、分
岐命令の分岐成立が確定すれば、命令実行パイプライン
に分岐先アドレスに格納された命令を遅滞なく投入する
ことが可能となる。従って、分岐命令の出現頻度が高く
てもパイプラインプロセッサの性能低下を引き起こしに
くくする。
【0027】また、複数のアドレス生成ステップ(手
段)を設ければ、分岐命令の分岐先にまた分岐命令があ
る場合でも、各アドレス生成ステップ(手段)に各分岐
命令が格納されているアドレスから始まる命令列のアド
レスを生成させることが可能となる。そのため、単数の
アドレス生成ステップ(手段)を設けた場合に比べ、よ
りパイプラインプロセッサの性能低下を引き起こしにく
くする。
【0028】そして、以上のように命令バッファー機構
等のハードウェア量の増大を招かずにブランチ・ヒスト
リーを効率的に使用することが可能となる。
【0029】
【実施例】以下、パイプラインプロセッサに適用した実
施例に従って本発明を詳細に説明する。
【0030】なお、これまで「命令読み出し」として説
明した語句を「命令フェッチ」と、また、「読み出し」
として説明した語句を「フェッチ」として説明する。 <パイプラインプロセッサの概要>これから説明する実
施例のパイプラインプロセッサは、命令フェッチを行う
命令フェッチパイプラインと、この命令フェッチパイプ
ラインと独立に命令実行を行う命令実行パイプラインと
を備えている。
【0031】ここで、命令フェッチパイプラインは、I
Aサイクル(命令フェッチアドレスの計算サイクル)、
ITサイクル(アドレス変換サイクル)、IBサイクル
(バッファの読み出しサイクル)、IRサイクル(命令
実行パイプラインとの同期サイクル)という「IA−I
T−IB−IR」という4サイクル構成からなる。
【0032】一方、命令実行パイプラインは、Dサイク
ル(命令の解読サイクル)、Aサイクル(主記憶オペラ
ンドのアドレス計算サイクル)、Tサイクル(アドレス
変換サイクル)、Bサイクル(オペランドの読み出しサ
イクル)、Eサイクル(演算実行サイクル)、Wサイク
ル(演算結果格納サイクル)という「D−A−T−B−
E−W」という6サイクル構成からなる。
【0033】図4に、本発明により構成されるパイプラ
インプロセッサの全体構成を図示する。前記命令フェッ
チパイプラインは、アドレス生成回路IF_EAG、分
岐先アドレス保持回路BRHIS_TIAR、命令フェ
ッチパイプライン用キャッシュD1、命令フェッチパイ
プライン用タグ管理回路D2、ブランチ・ヒストリーD
3、命令バッファ回路IBR及び命令供給制御回路D4
を備えている。
【0034】また、前記命令実行パイプラインは、オペ
ランドアドレス生成回路D5、命令実行パイプライン用
キャッシュD6、演算器D7及び命令実行パイプライン
用タグ管理回路D8を備えている。
【0035】以下、命令フェッチパイプラインの各部に
ついて説明する。 <アドレス生成回路IF_EAG>アドレス生成回路I
F_EAGは、図6に示すように、A系列(ID=0
0)、B系列(ID=01)、C系列(ID=10)と
いう3系列の命令列のアドレス生成手段M21a〜cと
選択回路21から構成される。
【0036】まず、アドレス生成手段M21a〜cにつ
いて説明する。アドレス生成手段M21aは、A系列の
アドレスレジスタIARA、加算回路M21a1及び選
択回路M21a2から構成される。
【0037】前記A系列のアドレスレジスタIARAに
は、下記の(イ)〜(ロ)のいずれかのアドレスが入力
される。 (イ)パイプラインが作動状態になった時 プログラム・ステータス・ワードPSWの指すアドレス
がPSWIARから入力される。 (ロ)分岐命令を実行して分岐先の命令読み出しを行う
時 オペランドアドレス生成回路D5で生成された分岐先ア
ドレスOP_EAGが入力される。
【0038】前記加算回路M21a1は、選択回路21
によってフィードバックされたアドレスに、8バイトと
いう読み出しの命令長を加算して、A系列の次の命令フ
ェッチのためのアドレスを生成する。このようにするこ
とで、次々にフェッチのためのアドレスが生成されるこ
とになる。
【0039】前記選択回路M21a2は、IARAの保
持するアドレスか前記加算回路M21a1の生成するア
ドレスのいずれか一方を選択する。また、アドレス生成
手段M21bは、B系列のアドレスレジスタIARB、
加算回路M21b1及び選択回路M21b2から構成さ
れる。
【0040】前記B系列のアドレスレジスタIARBに
は、A系列の命令列中に分岐命令(J1)があり、その
分岐命令(J1)の分岐成立時の分岐先アドレスから連
続する命令列中に分岐命令(J2)があった場合に、分
岐命令(J2)のアドレスが入力される。
【0041】前記加算回路M21b1は、選択回路21
によってフィードバックされたアドレスに、8バイトと
いう読み出しの命令長を加算して、B系列の次の命令フ
ェッチのためのアドレスを生成する。このようにするこ
とで、次々にフェッチのためのアドレスが生成されるこ
とになる。
【0042】前記選択回路M21b2は、IARBの保
持するアドレスか前記加算回路M21b1の生成するア
ドレスのいずれか一方を選択する。さらに、アドレス生
成手段M21cは、C系列のアドレスレジスタIAR
C、加算回路M21c1及び選択回路M21c2から構
成される。
【0043】前記C系列のアドレスレジスタIARC
は、予備のためのアドレスレジスタであり、オペランド
アドレス生成回路D5からの命令フェッチが行われる場
合に備えて通常空けておかれる。
【0044】前記加算回路M21c1は、選択回路21
によってフィードバックされたアドレスに、8バイトと
いう読み出しの命令長を加算して、C系列の次の命令フ
ェッチのためのアドレスを生成する。このようにするこ
とで、次々にフェッチのためのアドレスが生成されるこ
とになる。
【0045】前記選択回路M21c2は、IARCの保
持するアドレスか前記加算回路M21c1の生成するア
ドレスのいずれか一方を選択する。次に、選択回路21
について説明する。
【0046】選択回路21は、選択回路M21a2、M
21b2、M21c2の出力するアドレスか、命令実行
パイプラインのオペランドアドレス生成回路D5の生成
するオペランドアドレス(OP_EAG)か、分岐先ア
ドレス保持回路BRHIS_TIARの選択回路23の
出力するアドレスのいずれかを選択して、命令フェッチ
パイプライン用キャッシュD1及びブランチ・ヒストリ
ーD3に渡していくとともに、選択したアドレスをIA
RA、IARB、IARCに戻していく。 <分岐先アドレス保持回路BRHIS_TIAR>分岐
先アドレス保持回路BRHIS_TIARは、図6に示
すように、A系列(ID=00)、B系列(ID=0
1)、C系列(ID=10)という3系列のアドレス保
持手段M23a〜cと選択回路23から構成される。
【0047】まず、アドレス保持手段M23a〜cにつ
いて説明する。前記アドレス保持手段M23aは、アド
レスレジスタTIARAから構成される。このTIAR
Aには、IB_BRHIS_TIARが入力される。こ
こで、IB_BRHIS_TIARAとは、ブランチ・
ヒストリーD3を索引して得られた分岐先アドレスを保
持する命令フェッチパイプラインのIBサイクルのタグ
である。また、SET_BRHIS_TIARAとは、
IB_BRHIS_TIARAをTIARAにホールド
させるための制御信号である。すなわち、分岐命令の分
岐先アドレスに格納されている命令が読み出し可能であ
れば、IB_BRHIS_TIARAは、TIARAに
ホールドされないが、読み出し可能でない場合は、読み
出し可能になるまでTIARAにホールドされることに
なる。
【0048】前記アドレス保持手段M23bは、アドレ
スレジスタTIARBから構成される。このTIARB
には、IB_BRHIS_TIARBが入力される。こ
こで、IB_BRHIS_TIARBとは、ブランチ・
ヒストリーD3を索引して得られた分岐先アドレスを保
持する命令フェッチパイプラインのIBサイクルのタグ
である。また、SET_BRHIS_TIARAとは、
IB_BRHIS_TIARBをTIARBにホールド
させるための制御信号である。すなわち、分岐命令の分
岐先アドレスに格納されている命令が読み出し可能であ
れば、IB_BRHIS_TIARBは、TIARBに
ホールドされないが、読み出し可能でない場合は、読み
出し可能になるまでTIARBにホールドされることに
なる。
【0049】前記アドレス保持手段M23cは、アドレ
スレジスタTIARCから構成される。このTIARB
には、IB_BRHIS_TIARCが入力される。こ
こで、IB_BRHIS_TIARCとは、ブランチ・
ヒストリーD3を索引して得られた分岐先アドレスを保
持する命令フェッチパイプラインのIBサイクルのタグ
である。また、SET_BRHIS_TIARCとは、
IB_BRHIS_TIARCをTIARCにホールド
させるための制御信号である。すなわち、分岐命令の分
岐先アドレスに格納されている命令が読み出し可能であ
れば、IB_BRHIS_TIARCは、TIARCに
ホールドされないが、読み出し可能でない場合は、読み
出し可能になるまでTIARCにホールドされることに
なる。
【0050】そして、各アドレス保持手段M23a〜c
は、それぞれアドレス生成回路IF_EAGのアドレス
生成手段M21a〜cに対応しており、、例えば、アド
レス生成手段M21aが生成したアドレスに分岐命令が
格納されていた場合に、その分岐命令の分岐先アドレス
はアドレス保持手段23aに保持される。
【0051】次に、選択回路23について説明する。選
択回路23は、アドレス保持手段M23a〜cの保持す
るアドレスか、IB_BRHIS_TIARのいずれか
を選択して、選択回路21に出力する。 <命令フェッチパイプライン用キャッシュD1>命令フ
ェッチパイプライン用キャッシュD1は、RAM(Rand
om Access Memory)と図示していない主記憶装置との接
続部を有している。
【0052】この命令フェッチパイプライン用キャッシ
ュD1は、読み出しアドレス生成手段IF_EAGから
命令アドレスを入力し、命令アドレスに対する命令語を
検索して命令バッファ回路IBRに出力する。検索でき
なかった(「ヒット」しなかった)場合には、主記憶装
置から命令語を読み出して命令バッファ回路IBRに出
力する。 <命令フェッチパイプライン用タグ管理回路D2>命令
フェッチパイプライン用タグ管理回路D2は、命令フェ
ッチパイプラインの実行サイクルに同期させて、ブラン
チ・ヒストリーD3の索引により得られる分岐命令のタ
グ情報を流していくよう管理する。
【0053】ここで、ブランチ・ヒストリーD3の索引
により得られる分岐命令のタグ情報の内、分岐先命令ア
ドレスBRHIS_TIARについては、IBサイクル
でアドレス生成回路IF_EAGの選択回路21に出力
されて命令フェッチに使用される。 <ブランチ・ヒストリーD3>ブランチ・ヒストリーD
3は、分岐命令が格納されているアドレスと、この分岐
命令の分岐先アドレスとの対応関係を分岐が成立したか
否か等の制御情報とともに管理する。ここで、このエン
トリーデータは、分岐命令を実行する命令実行パイプラ
インのWサイクルで登録されることになる。これは、W
サイクルでは、分岐命令の分岐成立または不成立が確定
していること、PSWの指すIARのアドレス(PSW
IAR)がWサイクルで実行中の命令のアドレスを指し
示すためである。
【0054】そして、エントリーデータの登録のため
に、ブランチ・ヒストリーD3には、PSWの指すIA
RのアドレスであるPSWIARと、命令実行パイプラ
インのWサイクルのタグであるWOARと、分岐命令の
実行結果が分岐成立であったことを示すタグのW_BR
_TKNとが入力されることになる。
【0055】ここで、WOARは主記憶オペランドアド
レスのタグで、オペランドアドレス生成回路D5の出力
をパイプラインに沿ってシフトしたものである。さら
に、ブランチ・ヒストリーD3は、命令フェッチパイプ
ラインに同期して、そのIAサイクルでIF_EAGを
アドレスにセットして、ITサイクルでアクセスする。
ブランチ・ヒストリーを参照してヒットした場合は、そ
の事と、分岐先アドレスが得られる。
【0056】ここで得られた情報は、IBサイクルで直
ちに命令フェッチに使用される場合と、ブランチ・ヒス
トリーにヒットした命令フェッチのIDに対応して、I
F_REQ_BRHIS_PEND_A/B/Cを付け
るとともに、アドレスが分岐先アドレス保持回路BRH
IS_TIARのTIARA/B/Cに保持されて、後
で命令フェッチに使用される場合がある。
【0057】本実施例では、命令フェッチを3系統備え
ているが、命令実行パイプラインで実行される命令で1
系列を占有し、また、命令実行パイプラインでブランチ
・ヒストリーにヒットしなかった分岐命令が実行されて
OP_EAGからの分岐先の命令フェッチが行われる場
合に備えて、1系列が空けておかれる。そのため、ブラ
ンチ・ヒストリーからの分岐先命令読み出しは、同時に
は1系列のみを許可する様に制御している。
【0058】従って、ブランチ・ヒストリーにヒットし
た場合にIBサイクルで直ちに命令読み出しに使用する
ことを禁止する理由の一つは、既にブランチ・ヒストリ
ーからの分岐先命令読み出しが行われている事である。
【0059】このほかにも、ちょうどこのサイクルで、
先行する何らかの命令フェッチが、キャッシュにヒット
しなかった等のために命令フェッチの要求が抑止された
場合も、ブランチ・ヒストリーからの分岐先命令読み出
しはIBサイクルで直ちに行えない。
【0060】いずれにせよ、ブランチ・ヒストリーにヒ
ットした命令フェッチのIDに対応して、IF_REQ
_BRHIS_PEND_A/B/Cを付けるととも
に、分岐先アドレスがTIARA/B/Cに保持される
(図7でIF_REQ_BRHIS_PEND_A/B
/Cをセットする場合、また、図6ではIB_BRHI
S_TIARがTIARA/B/Cにセットされる場
合)。
【0061】ここで保持されたブランチ・ヒストリーの
情報は、その後、上述した分岐先命令読み出しが直ちに
行えなかった条件が解消されると命令フェッチに使用さ
れる。しかし、それ以前に対応する命令フェッチの系列
が先行する分岐の確定によってキャンセルされた場合等
においては、使用されないで終わる場合もある(図7の
CANCEL_I_FCHやRESET_A/B/Cの
場合)。 <命令供給制御回路D4>命令供給制御回路D4は、命
令実行パイプラインに投入される命令語がブランチ・ヒ
ストリーD3にヒットした分岐命令であるときには、分
岐先の命令列を選択して、命令実行パイプラインに投入
していくよう処理する。 <命令バッファ回路IBR>命令バッファ回路IBR
は、命令フェッチパイプライン用キャッシュD1、命令
供給制御回路D4から命令語を入力して記憶する。
【0062】次に、本実施例の動作例を示す。 <動作例>図8に示す命令列を実施例のパイプラインプ
ロセッサ及び従来のパイプラインプロセッサで実行した
例を図9〜図12を用いて説明する。
【0063】まず、図8に示すように1000HEX 番地
に分岐先を2000HEX 番地とする分岐命令1aがあ
り、200CHEX 番地に分岐先を3000HEX 番地とす
る分岐命令があるものとする。
【0064】ここで、図9は、実施例の命令フェッチパ
イプラインの動作例である。図10は、実施例の命令実
行パイプラインの動作例である。図11は、従来例の命
令フェッチパイプラインの動作例である。図12は、従
来例の命令実行パイプラインの動作例である。
【0065】なお、命令長はいずれも4バイトであり、
命令実行パイプラインの1フローの処理で完了するもの
とする。また、図9〜図12において、整数で示された
時刻の時間間隔はτとする。さらに、命令実行パイプラ
インでブランチ・ヒストリーD3にヒットしなかった分
岐命令が実行された場合に、オペランドアドレス生成回
路D5が命令フェッチを行なえるようにするため、C系
列を空けておくものとする。 :時刻n+0で、ID=00でA系列を使用して、IF
_EAG=1000HEXで命令フェッチが開始され、命
令フェッチパイプラインのIA、IT、IB、IRの各
サイクルをこの命令フェッチ要求が流れていく。 :実施例及び従来例のいずれの命令フェッチパイプライ
ンの場合にも、IF_EAGを使用してブランチ・ヒス
トリーにアクセスしたところヒットして、IBサイクル
で命令フェッチに使用される。 :この命令フェッチはID=01でB系列を使用し、時
刻n+2でその1回目の命令フェッチが開始される。ま
た、時刻n+3では、これに+8したアドレスで後続の
命令列フェッチが行われる。 :実施例及び従来例のいずれの命令フェッチパイプライ
ンの場合にも、ID=01の2回目の命令フェッチでブ
ランチ・ヒストリーにヒットし、時刻n+5のIBサイ
クルでこれによる命令フェッチ条件が生成される。しか
し、図10、図12に示すように命令実行パイプライン
では、まだ1000HEX 番地の分岐命令が実行されてお
らず、ブランチ・ヒストリーからのターゲットフェッチ
が命令フェッチの系列の1つを占有しているため、時刻
n+5では新たにブランチ・ヒストリーからのターゲッ
トフェッチを行うことが許可されない。 :図31に示すように、従来例の命令フェッチパイプラ
インでは、IB_BRHS_HITを捨てている。しか
し、図9に示すように、実施例の命令フェッチパイプラ
インでは、IF_REQ_BRHIS_PEND_Bを
セットするとともに、ターゲットアドレスをTIARB
に保持している。 :実施例及び従来例のいずれの命令実行パイプラインの
場合にも、最初にブランチヒストリーにヒットした10
00HEX 番地の分岐命令は、Aサイクルで時刻n+8に
分岐命令が確定し、ID=01が現実行中のIDとなっ
て、これとともにIF_REQ_BRHIS_SEQU
ENTIALはリセットされる。
【0066】また、この時、命令フェッチの系列Aは不
要となって解放される。 :ここで、図9に示すように、実施例の命令実行パイプ
ラインではIF_REQ_BRHIS_SEQUENT
IALがリセットされたことを受けて、以下の(イ)か
ら(ハ)の動作が行われる。
【0067】(イ)TIARB上のアドレス3000
HEX を用いるとともに、ID=00のA系列を用いて、
それまで保持されていた2004HEX 番地の分岐命令の
ターゲットの命令フェッチが行われる。
【0068】(ロ)IF_REQ_BRHIS_SEQ
UENTIALがセットされる。 (ハ)IF_REQ_BRHIS_PEND_Bがリセ
ットされる。 :しかし、図31に示すように、従来例の命令実行パイ
プラインでは、2004HEX 番地の分岐命令の分岐先の
情報は時刻n+5で捨てられている(ブランチ・ヒスト
リーからの命令フェッチが行えなかったため)。そのた
め、2004HEX 番地の分岐命令が実行され、時刻n+
12のAサイクルでその分岐先のアドレスがオペランド
アドレス生成回路D5で求めて、分岐が行われる。
【0069】以上の動作例では、実施例のパイプライン
プロセッサが2000CHEX 番地の分岐命令に続いてそ
の分岐先の3000HEX 番地の命令1Cを実行するのに
対し、従来例のパイプラインプロセッサでは、分岐先フ
ェッチに要する時間だけ3000HEX 番地の命令1Cの
命令実行パイプラインへの投入が遅れ、3τの時間の遅
れを生じている。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、命令実行に先行して読
み出された命令列の中に分岐命令が存在し、分岐が成立
するか否かは命令実行後でなければわからない場合で
も、分岐先アドレスが保持されて、なおかつこの分岐先
アドレスに格納された命令が読み出されて記憶される。
そのため、分岐命令の分岐成立が確定した場合に、命令
実行パイプラインに分岐先アドレスに格納された命令を
遅滞することなく投入することが可能となり、分岐命令
の出現頻度が高くてもパイプラインプロセッサの性能低
下を引き起こしにくくするという効果がある。
【0071】そして、命令バッファー機構等のハードウ
ェア量の増大を招かずにブランチ・ヒストリーを効率的
に使用することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1原理フローである。
【図2】本発明の第2原理フローである。
【図3】本発明の第1原理図である。
【図4】本発明の第2原理図である。
【図5】実施例の全体ブロック図である。
【図6】アドレス生成回路の周辺回路の一実施例であ
る。
【図7】実施例のアドレス生成回路の制御回路である。
【図8】動作例の命令列である。
【図9】本発明の命令フェッチパイプラインの動作例で
ある。
【図10】従来例の命令フェッチパイプラインの動作例
である。
【図11】従来例の命令フェッチパイプラインの動作例
である。
【図12】従来例の命令実行パイプラインの動作例であ
る。
【符号の説明】
BRHIS_TIAR・・分岐先アドレス保持回路 IBR・・・・・・・・・命令バッファ回路 IF_EAG・・・・・・命令実行パイプライン用タグ
管理回路 S11、S21a、S21b、S21c・・・アドレス
生成ステップ S12、S22・・・・・分岐可能性情報検索ステップ S13、S23a、S23b、S23c・・・分岐先ア
ドレス保持ステップ S14、S24・・・・・命令読み出しステップ M11、M21a、M21b、M21c・・・アドレス
生成手段 M12、M22・・・・・分岐可能性情報検索手段 M13、M23a、M23b、M23c・・・分岐先ア
ドレス保持手段 M14、M24・・・・・命令読み出し手段 D1・・・・・・・・・・命令フェッチパイプライン用
キャッシュ D2・・・・・・・・・・命令フェッチパイプライン用
タグ管理回路 D3・・・・・・・・・・ブランチ・ヒストリー D4・・・・・・・・・・命令供給制御装置 D5・・・・・・・・・・オペランドアドレス生成回路 D6・・・・・・・・・・命令実行パイプライン用キャ
ッシュ D7・・・・・・・・・・演算器 D8・・・・・・・・・・命令実行パイプライン用タグ
管理回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐命令が格納されているアドレスと、
    この分岐命令の分岐成立時のアドレスである分岐先アド
    レスとを、該分岐命令の過去の実行結果に関する情報と
    ともに管理するブランチ・ヒストリー(D3)を有し、
    命令読み出しを命令実行に先行してパイプライン処理す
    るパイプラインプロセッサの命令読み出し方法であっ
    て、 所定のアドレスから一定値ずつ増加するアドレスを生成
    するとともに、生成されたアドレスに格納されている命
    令列の中に分岐命令が存在し、この分岐命令の分岐が成
    立する場合に、その分岐先アドレスから一定値ずつ増加
    するアドレスを生成するアドレス生成ステップ(S1
    1)と、 前記アドレス生成ステップ(S11)で生成されたアド
    レスに格納されている命令列の中に分岐命令が存在する
    場合に、該分岐命令の分岐成立となる可能性を示唆する
    情報を前記ブランチ・ヒストリー(D3)から検索する
    分岐可能性情報検索ステップ(S12)と、 前記分岐可能性情報検索ステップ(S12)で分岐成立
    可能性を示唆する情報が得られる場合に、該分岐命令の
    分岐先アドレスに格納されている命令が読み出し可能に
    なるまで該分岐先アドレスを保持する分岐先アドレス保
    持ステップ(S13)と、 前記分岐先アドレス保持ステップ(S13)に保持され
    たアドレスに格納された命令を読み出す命令読み出しス
    テップ(S14)とを備えたことを特徴とするパイプラ
    インプロセッサの命令読み出し方法。
  2. 【請求項2】 分岐命令が格納されているアドレスと、
    この分岐命令の分岐成立時のアドレスである分岐先アド
    レスとを、該分岐命令の過去の実行結果に関する情報と
    ともに管理するブランチ・ヒストリー(D3)を有し、
    複数の命令列の命令読み出しを命令実行に先行してパイ
    プライン処理するパイプラインプロセッサの命令読み出
    し方法であって、 所定のアドレスから一定値ずつ増加するアドレスを生成
    するとともに、生成されたアドレスに格納されている命
    令列の中に分岐命令が存在する場合に、その分岐先アド
    レスから一定値ずつ増加するアドレスを生成する複数の
    アドレス生成ステップ(S21a、S21b、S21
    c)と、 前記アドレス生成ステップ(S21a、S21b、S2
    1c)で生成されたアドレスに格納されている命令列の
    中に分岐命令が存在する場合に、該分岐命令の分岐成立
    となる可能性を示唆する情報を前記ブランチ・ヒストリ
    ー(D3)から検索する分岐可能性情報検索ステップ
    (S22)と、 前記分岐可能性情報検索ステップ(S22)で分岐成立
    可能性を示唆する情報が得られる場合に、該分岐命令の
    分岐先アドレスに格納されている命令が読み出し可能に
    なるまで該分岐先アドレスを保持する分岐先アドレス保
    持ステップ(S23a、S23b、S23c)と、 前記分岐先アドレス保持ステップ(S23a、S23
    b、S23c)に保持されたアドレスに格納された命令
    を読み出す命令読み出しステップ(S24)とを備えた
    ことを特徴とするパイプラインプロセッサの命令読み出
    し方法。
  3. 【請求項3】 分岐命令が格納されているアドレスと、
    この分岐命令の分岐成立時のアドレスである分岐先アド
    レスとを、該分岐命令の過去の実行結果に関する情報と
    ともに管理するブランチ・ヒストリー(D3)を有し、
    命令読み出しを命令実行に先行してパイプライン処理す
    るパイプラインプロセッサの命令読み出し装置であっ
    て、 所定のアドレスから一定値ずつ増加するアドレスを生成
    するとともに、生成されたアドレスに格納されている命
    令列の中に分岐命令が存在し、この分岐命令の分岐が成
    立する場合に、その分岐先アドレスから一定値ずつ増加
    するアドレスを生成するアドレス生成手段(M11)
    と、 前記アドレス生成手段(M11)で生成されたアドレス
    に格納されている命令列の中に分岐命令が存在する場合
    に、該分岐命令の分岐成立となる可能性を示唆する情報
    を前記ブランチ・ヒストリー(D3)から検索する分岐
    可能性情報検索手段(M12)と、 前記分岐可能性情報検索手段(M12)で分岐成立可能
    性を示唆する情報が得られる場合に、該分岐命令の分岐
    先アドレスに格納されている命令が読み出し可能になる
    まで該分岐先アドレスを保持する分岐先アドレス保持手
    段(M13)と、 前記分岐先アドレス保持手段(M13)に保持されたア
    ドレスに格納された命令を読み出す命令読み出し手段
    (M14)とを備えたことを特徴とするパイプラインプ
    ロセッサの命令読み出し装置。
  4. 【請求項4】 分岐命令が格納されているアドレスと、
    この分岐命令の分岐成立時のアドレスである分岐先アド
    レスとを、該分岐命令の過去の実行結果に関する情報と
    ともに管理するブランチ・ヒストリー(D3)を有し、
    複数の命令列の命令読み出しを命令実行に先行してパイ
    プライン処理するパイプラインプロセッサの命令読み出
    し装置であって、 所定のアドレスから一定値ずつ増加するアドレスを生成
    するとともに、生成されたアドレスに格納されている命
    令列の中に分岐命令が存在する場合に、その分岐先アド
    レスから一定値ずつ増加するアドレスを生成する複数の
    アドレス生成手段(M21a、M21b、M21c)
    と、 前記アドレス生成手段(M21a、M21b、M21
    c)で生成されたアドレスに格納されている命令列の中
    に分岐命令が存在する場合に、該分岐命令の分岐成立と
    なる可能性を示唆する情報を前記ブランチ・ヒストリー
    (D3)から検索する分岐可能性情報検索手段(M2
    2)と、 前記分岐可能性情報検索手段(M22)で分岐成立可能
    性を示唆する情報が得られる場合に、該分岐命令の分岐
    先アドレスに格納されている命令が読み出し可能になる
    まで該分岐先アドレスを保持する分岐先アドレス保持手
    段(M23a、M23b、M23c)と、 前記分岐先アドレス保持手段(M23a、M23b、M
    23c)に保持されたアドレスに格納された命令を読み
    出す命令読み出し手段(M24)とを備えたことを特徴
    とするパイプラインプロセッサの命令読み出し装置。
JP5296940A 1993-11-26 1993-11-26 パイプラインプロセッサの命令読み出し方法及び命令読み出し装置 Expired - Fee Related JP2801135B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5296940A JP2801135B2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 パイプラインプロセッサの命令読み出し方法及び命令読み出し装置
US08/303,835 US5642500A (en) 1993-11-26 1994-09-09 Method and apparatus for controlling instruction in pipeline processor
EP94306879A EP0655679B1 (en) 1993-11-26 1994-09-20 Method and apparatus for controlling instruction in pipeline processor
DE69429762T DE69429762T2 (de) 1993-11-26 1994-09-20 Verfahren und Vorrichtung zur Befehlsteuerung in einem Pipelineprozessor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5296940A JP2801135B2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 パイプラインプロセッサの命令読み出し方法及び命令読み出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07152562A JPH07152562A (ja) 1995-06-16
JP2801135B2 true JP2801135B2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=17840153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5296940A Expired - Fee Related JP2801135B2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 パイプラインプロセッサの命令読み出し方法及び命令読み出し装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5642500A (ja)
EP (1) EP0655679B1 (ja)
JP (1) JP2801135B2 (ja)
DE (1) DE69429762T2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5928357A (en) * 1994-09-15 1999-07-27 Intel Corporation Circuitry and method for performing branching without pipeline delay
JP3683968B2 (ja) * 1996-02-09 2005-08-17 富士通株式会社 情報処理装置
US5794028A (en) * 1996-10-17 1998-08-11 Advanced Micro Devices, Inc. Shared branch prediction structure
US6253316B1 (en) 1996-11-19 2001-06-26 Advanced Micro Devices, Inc. Three state branch history using one bit in a branch prediction mechanism
US6012134A (en) * 1998-04-09 2000-01-04 Institute For The Development Of Emerging Architectures, L.L.C. High-performance processor with streaming buffer that facilitates prefetching of instructions
US6370415B1 (en) 1998-04-10 2002-04-09 Medi-Physics Inc. Magnetic resonance imaging method
US6502188B1 (en) 1999-11-16 2002-12-31 Advanced Micro Devices, Inc. Dynamic classification of conditional branches in global history branch prediction
US6965983B2 (en) * 2003-02-16 2005-11-15 Faraday Technology Corp. Simultaneously setting prefetch address and fetch address pipelined stages upon branch
US20050278517A1 (en) 2004-05-19 2005-12-15 Kar-Lik Wong Systems and methods for performing branch prediction in a variable length instruction set microprocessor
US7797520B2 (en) * 2005-06-30 2010-09-14 Arm Limited Early branch instruction prediction
US7971042B2 (en) * 2005-09-28 2011-06-28 Synopsys, Inc. Microprocessor system and method for instruction-initiated recording and execution of instruction sequences in a dynamically decoupleable extended instruction pipeline
US7917731B2 (en) * 2006-08-02 2011-03-29 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for prefetching non-sequential instruction addresses
JP5444889B2 (ja) * 2009-06-30 2014-03-19 富士通株式会社 演算処理装置および演算処理装置の制御方法
US9892283B2 (en) 2010-05-25 2018-02-13 Via Technologies, Inc. Decryption of encrypted instructions using keys selected on basis of instruction fetch address
US9967092B2 (en) 2010-05-25 2018-05-08 Via Technologies, Inc. Key expansion logic using decryption key primitives
US9798898B2 (en) 2010-05-25 2017-10-24 Via Technologies, Inc. Microprocessor with secure execution mode and store key instructions
US9911008B2 (en) 2010-05-25 2018-03-06 Via Technologies, Inc. Microprocessor with on-the-fly switching of decryption keys
US8700919B2 (en) 2010-05-25 2014-04-15 Via Technologies, Inc. Switch key instruction in a microprocessor that fetches and decrypts encrypted instructions

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4200927A (en) * 1978-01-03 1980-04-29 International Business Machines Corporation Multi-instruction stream branch processing mechanism
DE3382350D1 (de) * 1982-11-17 1991-08-29 Nec Corp Anordnung zum vorabholen von befehlen mit vorhersage einer verzweigungszieladresse.
US4691277A (en) * 1984-10-24 1987-09-01 International Business Machines Corp. Small instruction cache using branch target table to effect instruction prefetch
US4679141A (en) * 1985-04-29 1987-07-07 International Business Machines Corporation Pageable branch history table
US4763245A (en) * 1985-10-30 1988-08-09 International Business Machines Corporation Branch prediction mechanism in which a branch history table is updated using an operand sensitive branch table
DE3785897T2 (de) * 1986-02-28 1993-09-30 Nec Corp Steuervorrichtung zum vorabruf von befehlen.
US5228131A (en) * 1988-02-24 1993-07-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Data processor with selectively enabled and disabled branch prediction operation
US4974155A (en) * 1988-08-15 1990-11-27 Evans & Sutherland Computer Corp. Variable delay branch system
US5099419A (en) * 1988-11-25 1992-03-24 Nec Corporation Pipeline microcomputer having branch instruction detector and bus controller for producing and carrying branch destination address prior to instruction execution
JP2508280B2 (ja) * 1989-07-28 1996-06-19 日本電気株式会社 分岐ヒストリテ―ブル制御方式
US5283873A (en) * 1990-06-29 1994-02-01 Digital Equipment Corporation Next line prediction apparatus for a pipelined computed system
US5276882A (en) * 1990-07-27 1994-01-04 International Business Machines Corp. Subroutine return through branch history table
US5394530A (en) * 1991-03-15 1995-02-28 Nec Corporation Arrangement for predicting a branch target address in the second iteration of a short loop
US5287467A (en) * 1991-04-18 1994-02-15 International Business Machines Corporation Pipeline for removing and concurrently executing two or more branch instructions in synchronization with other instructions executing in the execution unit
US5539911A (en) * 1991-07-08 1996-07-23 Seiko Epson Corporation High-performance, superscalar-based computer system with out-of-order instruction execution
US5367703A (en) * 1993-01-08 1994-11-22 International Business Machines Corporation Method and system for enhanced branch history prediction accuracy in a superscalar processor system

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
富田眞治著「並列計算機構成論」,昭晃堂,昭和61年(1986年)11月15日,P.39−42

Also Published As

Publication number Publication date
DE69429762T2 (de) 2002-06-20
JPH07152562A (ja) 1995-06-16
US5642500A (en) 1997-06-24
EP0655679B1 (en) 2002-01-30
EP0655679A2 (en) 1995-05-31
EP0655679A3 (ja) 1995-06-28
DE69429762D1 (de) 2002-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2801135B2 (ja) パイプラインプロセッサの命令読み出し方法及び命令読み出し装置
JP2603626B2 (ja) データ処理装置
US7676650B2 (en) Apparatus for controlling instruction fetch reusing fetched instruction
JP3656587B2 (ja) 並列演算プロセッサ、その演算制御方法及びプログラム
JP2504830Y2 (ja) デ―タ処理装置
JP3020212B2 (ja) ディジタル・データ処理システム及び命令シーケンス処理方法
US8171266B2 (en) Look-ahead load pre-fetch in a processor
JPH0231419B2 (ja)
JPS61100837A (ja) 命令メモリ制御方法
WO1992006426A1 (en) Method and apparatus for parallel decoding of instructions with branch prediction look-up
US6108768A (en) Reissue logic for individually reissuing instructions trapped in a multiissue stack based computing system
EP0297943B1 (en) Microcode reading control system
US7234046B2 (en) Branch prediction using precedent instruction address of relative offset determined based on branch type and enabling skipping
JP3335379B2 (ja) ブランチ・ヒストリーを持つ命令実行処理装置
US6237086B1 (en) 1 Method to prevent pipeline stalls in superscalar stack based computing systems
JPH09218786A (ja) 情報処理装置
JPH04321130A (ja) 分岐予測装置
JPH0512751B2 (ja)
JP2000172503A (ja) 複数のウェイを持つブランチヒストリを備える情報処理装置
JP2001100994A (ja) モードを変更する分岐命令を制御する命令処理装置および方法
JP6016689B2 (ja) 半導体装置
JPS6329292B2 (ja)
US6360310B1 (en) Apparatus and method for instruction cache access
JPS6236258B2 (ja)
JPH07200406A (ja) キャッシュシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980609

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100710

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100710

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110710

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110710

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees