JP2799794B2 - Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法 - Google Patents
Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法Info
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Description
ト(RC)造梁あるいは鉄骨鉄筋コンクリート(SR
C)造梁の開口部の補強方法に関する。
口部の補強方法としては、図5に示すように、複数のリ
ング筋Rを同心円状に配置して放射状の枝筋Eにより連
結して補強筋を構成し、該補強筋を梁Bの開口部bの周
囲に配筋する工法があった。
の補強筋は、梁Bの開口部bに接して延びる斜め約45
゜および約60゜の破壊線C1、C2に囲まれた破壊領
域Cのせん断ひび割れが拡大し易いことが判明した。リ
ング筋が通常の破壊線である開口中心を通る45゜方向
ひび割れを拘束し、開口部の耐力を高める結果、それ以
上の荷重に対しては補強効果が低下する破壊領域Cにひ
び割れが集中するためである。破壊領域Cでは、上記リ
ング筋Rがひび割れ方向に対して直交しなくなって、十
分なひび割れ抵抗力を発揮することが困難となり、また
上記従来の枝筋Eは上記ひび割れに対して直接的には働
き難いためである。
筋の補強能力をより一層高めることを目的とするもの
で、従来の枝筋Eの配筋方向を工夫することにより、上
記破壊領域に発生し易いひび割れに対して効果的に作用
し、その結果、梁の耐力を向上せしめることのできるR
CあるいはSRC梁開口部の補強方法を提供することに
ある。
RC梁開口部の補強方法は、内外多重に配置した複数の
リング筋の、内側のリング筋から外側のリング筋に亘っ
て斜め補強筋を一体的に接合すると共に、該斜め補強筋
を内側のリング筋の接線方向に延びるように配置して構
成した開口補強筋を、RCまたはSRC梁の開口部の周
囲に配筋すると共に、上記斜め補強筋を開口部の45゜
接線にほぼ直交するように配筋したことを特徴とする。
また、本発明方法は、上記斜め補強筋を4本設け、該4
本の斜め補強筋の内端部を内側のリング筋の円周をほぼ
四等分した各々の位置に配置すると共に、4本の斜め補
強筋のうち隣合う2本の斜め補強筋同士を対(つい)と
する2対の組に分け、各対の2本の斜め補強筋あるいは
それらの延長線が相互に交差するような内側のリング筋
の接線方向に延びるように配筋することを特徴とする。
しながら説明する。図1において、1はリング筋であっ
て、硬鋼線等の鉄筋をリング状に曲げて、その両端部1
aを突合せ溶接して円環状に形成したものである。本実
施例では、各々直径の異なる3個のリング筋1を内側か
ら順次適当な間隔をあけて同心円状に配置して構成され
ている。
相互の間隔あるいは鉄筋径等は、配筋すべき梁の大きさ
や、その開口部の直径等に応じて適宜決定するのが好ま
しい。また、各リング筋1の組み合わせは、本実施例の
ように3重に限定するものではなく、2重、4重、5重
等、多重に配置したものであれば、いずれでもよい。な
お、多重に配置した各リング筋1同士は、相互に偏心し
て配置してもよい。
1から外側のリング筋1に亘って、各リング筋1を横断
するように4本配置されている。各リング筋1と斜め補
強筋2との交差部は相互に溶接され、全体として一体的
に構成されている。
内側のリング筋1の円周をほぼ四等分した各々の位置に
配置されている。4本の斜め補強筋2のうち隣合う2本
の斜め補強筋2同士を対(つい)とする2対の組に分
け、各対の2本の斜め補強筋2あるいはそれらの延長線
が相互に交差するような内側のリング筋1の接線方向に
延びて配筋される。
構成されているので、これを梁の開口部の周囲に配筋す
るには、図2および図3に示すように、梁3の開口部3
aのスリーブ4の周囲に、リング筋1を同心円状に配筋
する。この際、斜め補強筋2が梁3の開口部3aの45
゜接線Lに対してほぼ直交する方向に配筋する。
゜破壊線C1と約60゜破壊線C2との間の破壊領域C
に対して、これに抵抗する直交方向に、上記斜め補強筋
2が配筋されるので、開口部のせん断ひび割れを効果的
に防止することができる。
ング筋1の一部と左右の斜め補強筋2を一体にした、く
字状補強筋5を弧状筋6により連結して構成することに
より、上記第1の実施例と同様のひび割れ防止効果を持
たせている。本実施例においては、上記く字状補強筋5
の直線部分5aが上記斜め補強筋2と同等の機能を発揮
する。
るように補強筋を配筋することにより、この領域に発生
し易いせん断ひび割れを効果的に防止することができ
る。 2)構造が簡単で、製造コストがかからない。
正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 内外多重に配置した複数のリング筋の、
内側のリング筋から外側のリング筋に亘って斜め補強筋
を一体的に接合すると共に、該斜め補強筋を内側のリン
グ筋の接線方向に延びるように配置して構成した開口補
強筋を、RCまたはSRC梁の開口部の周囲に配筋する
と共に、上記斜め補強筋を開口部の45゜接線にほぼ直
交するように配筋したことを特徴とするRCあるいはS
RC梁開口部の補強方法。 - 【請求項2】 上記斜め補強筋を4本設け、該4本の斜
め補強筋の内端部を内側のリング筋の円周をほぼ四等分
した各々の位置に配置すると共に、4本の斜め補強筋の
うち隣合う2本の斜め補強筋同士を対(つい)とする2
対の組に分け、各対の2本の斜め補強筋あるいはそれら
の延長線が相互に交差するような内側のリング筋の接線
方向に延びるように配筋することを特徴とする請求項1
に記載のRCあるいはSRC梁開口部の補強方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32504891A JP2799794B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32504891A JP2799794B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05171738A JPH05171738A (ja) | 1993-07-09 |
JP2799794B2 true JP2799794B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=18172574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32504891A Expired - Fee Related JP2799794B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799794B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP32504891A patent/JP2799794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05171738A (ja) | 1993-07-09 |
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