JP2799794B2 - Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法 - Google Patents

Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法

Info

Publication number
JP2799794B2
JP2799794B2 JP32504891A JP32504891A JP2799794B2 JP 2799794 B2 JP2799794 B2 JP 2799794B2 JP 32504891 A JP32504891 A JP 32504891A JP 32504891 A JP32504891 A JP 32504891A JP 2799794 B2 JP2799794 B2 JP 2799794B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing bars
diagonal
opening
ring
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32504891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05171738A (ja
Inventor
俊彦 山本
将文 豊田
恵治 梶原
潤治 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyu Construction Co Ltd
Original Assignee
Tokyu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyu Construction Co Ltd filed Critical Tokyu Construction Co Ltd
Priority to JP32504891A priority Critical patent/JP2799794B2/ja
Publication of JPH05171738A publication Critical patent/JPH05171738A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2799794B2 publication Critical patent/JP2799794B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、鉄筋コンクリー
ト(RC)造梁あるいは鉄骨鉄筋コンクリート(SR
C)造梁の開口部の補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のRCあるいはSRC梁開
口部の補強方法としては、図5に示すように、複数のリ
ング筋Rを同心円状に配置して放射状の枝筋Eにより連
結して補強筋を構成し、該補強筋を梁Bの開口部bの周
囲に配筋する工法があった。
【0003】本発明者等の強度実験によれば、上記従来
の補強筋は、梁Bの開口部bに接して延びる斜め約45
゜および約60゜の破壊線C1、C2に囲まれた破壊領
域Cのせん断ひび割れが拡大し易いことが判明した。リ
ング筋が通常の破壊線である開口中心を通る45゜方向
ひび割れを拘束し、開口部の耐力を高める結果、それ以
上の荷重に対しては補強効果が低下する破壊領域Cにひ
び割れが集中するためである。破壊領域Cでは、上記リ
ング筋Rがひび割れ方向に対して直交しなくなって、十
分なひび割れ抵抗力を発揮することが困難となり、また
上記従来の枝筋Eは上記ひび割れに対して直接的には働
き難いためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の補強
筋の補強能力をより一層高めることを目的とするもの
で、従来の枝筋Eの配筋方向を工夫することにより、上
記破壊領域に発生し易いひび割れに対して効果的に作用
し、その結果、梁の耐力を向上せしめることのできるR
CあるいはSRC梁開口部の補強方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のRCあるいはS
RC梁開口部の補強方法は、内外多重に配置した複数の
リング筋の、内側のリング筋から外側のリング筋に亘っ
て斜め補強筋を一体的に接合すると共に、該斜め補強筋
を内側のリング筋の接線方向に延びるように配置して構
成した開口補強筋を、RCまたはSRC梁の開口部の周
囲に配筋すると共に、上記斜め補強筋を開口部の45゜
接線にほぼ直交するように配筋したことを特徴とする。
また、本発明方法は、上記斜め補強筋を4本設け、該4
本の斜め補強筋の内端部を内側のリング筋の円周をほぼ
四等分した各々の位置に配置すると共に、4本の斜め補
強筋のうち隣合う2本の斜め補強筋同士を対(つい)と
する2対の組に分け、各対の2本の斜め補強筋あるいは
それらの延長線が相互に交差するような内側のリング筋
の接線方向に延びるように配筋することを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1において、1はリング筋であっ
て、硬鋼線等の鉄筋をリング状に曲げて、その両端部1
aを突合せ溶接して円環状に形成したものである。本実
施例では、各々直径の異なる3個のリング筋1を内側か
ら順次適当な間隔をあけて同心円状に配置して構成され
ている。
【0007】上記3本のリング筋1のそれぞれの直径や
相互の間隔あるいは鉄筋径等は、配筋すべき梁の大きさ
や、その開口部の直径等に応じて適宜決定するのが好ま
しい。また、各リング筋1の組み合わせは、本実施例の
ように3重に限定するものではなく、2重、4重、5重
等、多重に配置したものであれば、いずれでもよい。な
お、多重に配置した各リング筋1同士は、相互に偏心し
て配置してもよい。
【0008】2は斜め補強筋であって、内側のリング筋
1から外側のリング筋1に亘って、各リング筋1を横断
するように4本配置されている。各リング筋1と斜め補
強筋2との交差部は相互に溶接され、全体として一体的
に構成されている。
【0009】上記4本の斜め補強筋2の内端部2aは、
内側のリング筋1の円周をほぼ四等分した各々の位置に
配置されている。4本の斜め補強筋2のうち隣合う2本
の斜め補強筋2同士を対(つい)とする2対の組に分
け、各対の2本の斜め補強筋2あるいはそれらの延長線
が相互に交差するような内側のリング筋1の接線方向に
延びて配筋される。
【0010】上記実施例の開口補強筋は、以上のように
構成されているので、これを梁の開口部の周囲に配筋す
るには、図2および図3に示すように、梁3の開口部3
aのスリーブ4の周囲に、リング筋1を同心円状に配筋
する。この際、斜め補強筋2が梁3の開口部3aの45
゜接線Lに対してほぼ直交する方向に配筋する。
【0011】従って、図2から明らかなように、約45
゜破壊線C1と約60゜破壊線C2との間の破壊領域C
に対して、これに抵抗する直交方向に、上記斜め補強筋
2が配筋されるので、開口部のせん断ひび割れを効果的
に防止することができる。
【0012】図4は別の実施例を示すもので、内側のリ
ング筋1の一部と左右の斜め補強筋2を一体にした、く
字状補強筋5を弧状筋6により連結して構成することに
より、上記第1の実施例と同様のひび割れ防止効果を持
たせている。本実施例においては、上記く字状補強筋5
の直線部分5aが上記斜め補強筋2と同等の機能を発揮
する。
【0013】
【発明の効果】
1)梁の開口部の45゜接線に沿った破壊領域に直交す
るように補強筋を配筋することにより、この領域に発生
し易いせん断ひび割れを効果的に防止することができ
る。 2)構造が簡単で、製造コストがかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に使用する開口補強筋の一実施例の
正面図である。
【図2】本発明方法の説明図である。
【図3】図3のイ−イ線に沿った断面図である。
【図4】別の実施例を示す開口補強筋の正面図である。
【図5】従来の開口補強筋の説明図である。
【符号の説明】
1 リング筋 1a 両端部 2 斜め補強筋 2a 内端部 3 梁 3a 開口部 3b 長手方向軸線 4 スリーブ 5 く字状補強筋 5a 直線部分 6 弧状筋 C 破壊領域 C1 45゜破壊線 C2 60゜破壊線 L 45゜接線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 5/00 - 5/20 E04C 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外多重に配置した複数のリング筋の、
    内側のリング筋から外側のリング筋に亘って斜め補強筋
    を一体的に接合すると共に、該斜め補強筋を内側のリン
    グ筋の接線方向に延びるように配置して構成した開口補
    強筋を、RCまたはSRC梁の開口部の周囲に配筋する
    と共に、上記斜め補強筋を開口部の45゜接線にほぼ直
    交するように配筋したことを特徴とするRCあるいはS
    RC梁開口部の補強方法。
  2. 【請求項2】 上記斜め補強筋を4本設け、該4本の斜
    め補強筋の内端部を内側のリング筋の円周をほぼ四等分
    した各々の位置に配置すると共に、4本の斜め補強筋の
    うち隣合う2本の斜め補強筋同士を対(つい)とする2
    対の組に分け、各対の2本の斜め補強筋あるいはそれら
    の延長線が相互に交差するような内側のリング筋の接線
    方向に延びるように配筋することを特徴とする請求項1
    に記載のRCあるいはSRC梁開口部の補強方法。
JP32504891A 1991-11-14 1991-11-14 Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法 Expired - Fee Related JP2799794B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32504891A JP2799794B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32504891A JP2799794B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05171738A JPH05171738A (ja) 1993-07-09
JP2799794B2 true JP2799794B2 (ja) 1998-09-21

Family

ID=18172574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32504891A Expired - Fee Related JP2799794B2 (ja) 1991-11-14 1991-11-14 Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2799794B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05171738A (ja) 1993-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2799794B2 (ja) Rcあるいはsrc梁開口部の補強方法
JP2581302Y2 (ja) Rc造梁又はsrc造梁の開口部用補強金物
US4439972A (en) Circumferential stirrup panel
JP3556506B2 (ja) 鉄筋コンクリート有孔梁の補強金具
US3831890A (en) Method and fabric for forming pipe reinforcement
JP3826353B2 (ja) 柱と梁の接合構造
JP3728706B2 (ja) コンクリート構造物の開孔補強材及び補強構造
JP2000136597A5 (ja)
JP3519261B2 (ja) 鉄筋コンクリート有孔梁の補強金具
JP3826354B2 (ja) 柱と梁の接合構造
JPH0633601A (ja) 円筒状鉄筋組立枠
JPH04120343A (ja) 柱フープ用半プレハブ鉄筋による配筋方法
JPH06220957A (ja) 柱の連結帯筋構造
JPH0647859B2 (ja) Rc又はsrc梁の貫通孔用補強鉄筋
JPS5853882Y2 (ja) 鉄筋接合ピ−ス
JPS5931845Y2 (ja) 管柱
JP3169408B2 (ja) 鉄筋組立用筋枠
JP3032327B2 (ja) 鉄筋組立用筋枠
JPS6294641A (ja) コンクリ−ト構造物の開口部補強材
JPS6268951A (ja) 柱鉄筋の配筋構造
JP2673202B2 (ja) 掘削穴の覆工用筒状壁体における主壁部の接合構造
JP2517692B2 (ja) 鉄筋の施工方法
JP2005336894A (ja) 鉄筋コンクリート有孔梁の補強金具
JPH04228800A (ja) コンクリートセグメント
JPH0510004A (ja) 鉄筋組立枠

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080710

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090710

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100710

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110710

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees