JP2798881B2 - チップ部品の吸着不良検出装置及びチップ部品の吸着不良検出方法 - Google Patents

チップ部品の吸着不良検出装置及びチップ部品の吸着不良検出方法

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JP2798881B2
JP2798881B2 JP6005947A JP594794A JP2798881B2 JP 2798881 B2 JP2798881 B2 JP 2798881B2 JP 6005947 A JP6005947 A JP 6005947A JP 594794 A JP594794 A JP 594794A JP 2798881 B2 JP2798881 B2 JP 2798881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノズルに真空吸着され
て回路基板上に実装される表面実装用の電気チップ部品
(以下、単に「チップ部品」とする。)の吸着不良を検
出するチップ部品の吸着不良検出装置及びチップ部品の
吸着不良検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、抵抗やコンデンサや半導体部品
などのチップ部品を回路基板上に実装する表面実装装置
では、図6に示すように、内部を真空吸引されたノズル
1の先端に吸着された略直方体形状のチップ部品2を、
実装前に、矢印(イ)で示すように水平方向に移動可能
な2対の爪状のセンタリングチャック3で挟むことによ
って、チップ部品2の位置ずれ及び回転ずれを矯正して
中心出しを行うようになっている。
【0003】また、表面実装装置には、上述した中心出
しの際などに誤ってチップ部品2が落下してしまったこ
と、即ちノズル1にチップ部品2が吸着されていないこ
との検出を行う装置が備えられている。その検出装置
は、図7に示すように、ノズル1内を真空に吸引する真
空発生器4と、真空発生器4により生じるノズル1内の
負圧の大きさを検出するバキュームセンサ5と、その検
出された負圧の大きさに対応してバキュームセンサ5か
ら出力されるアナログの検出信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器(アナログ/デジタル変換器)6と、
そのA/D変換器6でデジタル変換されて入力された検
出信号に基づくノズル1内の負圧の大きさと予め記憶さ
れてなる正常にチップ部品が吸着された時の負圧値との
比較演算を行ってチップ部品2の吸着の有無を判定する
CPU等の演算装置7とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検出装置では、例えば図8(A)、(B)、(C)
に示すように、チップ部品2の本来の吸着面2a以外の
側面2b,2cや角部2dが吸着された所謂チップ立ち
状態の場合に、それを検出することができないという問
題点があった。
【0005】つまり、図9に示すように、従来のノズル
1の先端形状及び吸着穴1aの形状は円形であるため、
チップ部品2の厚さsが吸着穴1aの直径tよりも大き
ければ、チップ部品2がその側面2b,2cにおいて吸
着されていても、吸着穴1aは完全に閉塞されることと
なり、ノズル1内の負圧はチップ部品2が正常に吸着さ
れた時と変わらなくなってしまうからである。
【0006】また、チップ部品2が側面2b,2cや角
部2dにおいて吸着されていて、例えば図10に示すよ
うに吸着穴1aがチップ部品2により完全に塞がれずに
その一部(図10で斜線を付した部分)が僅かに露出す
る場合(図8(A)の状態に相当する。)、その露出部
分でエア漏れが起こってノズル1内の負圧が正常な吸着
状態における負圧よりも多少低くなるが、その差が僅少
であり上記従来の検出装置の検出限界(分解能)が低く
その差を認識できないため、ノズル1にチップ部品2が
吸着されているという検出結果しか得られないからであ
る。
【0007】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、チップ部品が本来の吸着面以外の部位
でノズルに吸着されるチップ立ちの状態を検出可能なチ
ップ部品の吸着不良検出装置及びチップ部品の吸着不良
検出方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るチップ部品の吸着不良検出装置は、チ
ップ部品を吸着するノズルと、該ノズル内を真空に吸引
する真空発生器と、該真空発生器により生じる前記ノズ
ル内の負圧の大きさを検出するバキュームセンサと、そ
の検出された負圧の大きさに対応して前記バキュームセ
ンサから出力される検出信号を増幅する増幅手段とを備
えた装置であって、前記増幅手段は、前記検出信号か
ら、同検出信号の値よりも小さい基準値を減ずる引算手
段と、該引算手段により基準値の減じられた抽出信号を
増幅して出力するn倍手段とを備えていることを特徴と
する。
【0009】この発明において、前記増幅手段は、前記
バキュームセンサから出力される検出信号を増幅せずに
出力する1倍手段と、前記検出信号の伝達経路を前記1
倍手段を経由する経路と前記n倍手段を経由する経路と
の間で切り換える切換手段とを有していてもよく、そし
て前記ノズルの先端に、同ノズルにチップ部品が正常に
吸着された状態における該チップ部品の長手方向に一致
する方向に細長く開口する吸着穴又は同方向に並んで開
口する2個以上の吸着穴が設けられているとよい。
【0010】また、本発明に係るチップ部品の吸着不良
検出方法は、ノズル内を真空に吸引して該ノズルの先端
に吸着されたチップ部品の吸着不良を検出する方法にお
いて、ノズル内の負圧を検出し、その検出された負圧の
大きさに対応する検出信号から、該検出信号の値よりも
小さい基準値を減じ、その基準値の減じられた抽出信号
を増幅し、その増幅された信号に基づいて吸着不良の判
定を行うようにしたものである。
【0011】
【作用】請求項1記載のチップ部品の吸着不良検出装置
によれば、チップ部品を吸着したノズル内の負圧の大き
さに対応してバキュームセンサより出力される検出信号
から、その検出信号の値よりも小さい基準値を減ずる引
算手段と、該引算手段により基準値の減じられた抽出信
号を増幅して出力するn倍手段とを備えた増幅手段を有
しているため、その増幅手段を介することにより前記検
出信号の微小な変化が検出可能な程度に増幅され、チッ
プ立ち状態で発生し得る微小なエア漏れによる負圧の僅
かな低下を検出することが可能となる。しかも、予め引
算手段で検出信号から基準値を減算してからn倍手段で
増幅するようになっているため、検出装置を構成するA
/D変換器などの他の構成要素の分解能は従来と同程度
で十分であり、多大なるコスト増を招く原因となりまた
ノイズの影響を受け易い高分解能のA/D変換器などを
用いずに済む。
【0012】従って、引算手段やn倍手段を設けること
による最小限のコスト増のみで、ノズル内の負圧を高精
度に測定し、微小なエア漏れを検出してチップ立ちの検
出を行うことが可能となる。
【0013】請求項2記載のチップ部品の吸着不良検出
装置によれば、前記増幅手段は、前記バキュームセンサ
から出力される検出信号を増幅せずに出力する1倍手段
と、前記検出信号の伝達経路を前記1倍手段を経由する
経路と前記n倍手段を経由する経路との間で切り換える
切換手段とを備えているため、請求項1記載の発明によ
る作用の他に、切換手段の切換えにより従来と同様にし
てノズルにチップ部品が吸着されているか否か又はノズ
ルが取り付けられているか否かを検出することができ
る。
【0014】請求項3記載のチップ部品の吸着不良検出
装置によれば、前記ノズルの先端に、同ノズルにチップ
部品が正常に吸着された状態における該チップ部品の長
手方向に一致する方向に細長く開口する吸着穴又は同方
向に並んで開口する2個以上の吸着穴が設けられている
ため、ノズルにチップ部品がチップ立ち状態で吸着され
た場合、チップ部品で塞がれずにエア漏れの原因となる
吸着穴の露出部分の面積が大きくなってエアの漏れ量が
多くなり、チップ部品の吸着不良の検出がより一層効果
的に行われるようになる。
【0015】請求項4記載のチップ部品の吸着不良検出
方法によれば、ノズル内の負圧を検出し、その検出され
た負圧の大きさに対応する検出信号から、該検出信号の
値よりも小さい基準値を減じ、その基準値の減じられた
抽出信号を増幅し、その増幅された信号に基づいて吸着
不良の判定を行うため、チップ部品の種々の吸着状態に
より得られる検出信号の微小な変化部分を抽出して検出
可能な程度に増幅するので、微小なエア漏れによる負圧
の僅かな低下を検出することができ、チップ立ちの検出
を行うことができる。
【0016】
【実施例】本発明に係るチップ部品の吸着不良検出装置
及びチップ部品の吸着不良検出方法の実施例を図1乃至
図5に基づき以下に説明する。
【0017】図1には、本発明に係るチップ部品の吸着
不良検出装置(以下、「検出装置」と略記する。)の一
例のブロック構成が示されている。同図に示すように、
この検出装置は、抵抗やコンデンサや半導体部品などの
チップ部品を回路基板上に実装する図示しない表面実装
装置に備えられており、チップ部品(図示省略)の吸着
に供せられるノズル10と、ノズル10内を真空吸引す
る真空発生器20と、真空発生器20により生じるノズ
ル10内の負圧の大きさを検出するバキュームセンサ3
0と、その検出された負圧の大きさに対応してバキュー
ムセンサ30から出力される検出信号を増幅する増幅回
路(増幅手段)40と、増幅回路40の出力するアナロ
グ信号をデジタル変換するA/D変換器(アナログ/デ
ジタル変換器)50と、A/D変換器50より入力され
る信号に基づいてチップ部品の吸着不良を判定する演算
装置60等とを備えている。そして、この検出装置にお
いては、ノズル10内の微小な負圧の低下等を検出して
吸着不良の有無を検出することが可能になっている。
【0018】ノズル10と真空発生器20はエアチュー
ブ70で接続されており、そのエアチューブ70の途中
で分岐するエアチューブ71を介してバキュームセンサ
30が接続されている。バキュームセンサ30と増幅回
路40とは信号線80により接続され、増幅回路40と
A/D変換器50とは信号線88により接続され、A/
D変換器50と演算装置60とは信号線89により接続
されている。
【0019】ノズル10は、表面実装装置本体のヘッド
機構に取り付けられており、周知のように水平方向及び
鉛直方向に移動自在に支持されている。
【0020】真空発生器20は、従来同様のものであ
り、例えば5kgf/cm2の元圧でノズル10内の真空吸引
を行う。
【0021】バキュームセンサ30は、従来同様、ノズ
ル10内の負圧を検出し、その検出した負圧の大きさに
対応する検出信号を信号線80を介して例えば電圧値と
して増幅回路40に出力する。特に限定しないが、本例
ではバキュームセンサ30から出力される電圧値はアナ
ログ値である。
【0022】増幅回路40は、必要に応じて、バキュー
ムセンサ30から入力されるノズル10内の負圧の大き
さに対応する検出信号の微小な変化部分を抽出し、その
抽出した変化部分の値をA/D変換器50の略最大入力
電圧範囲まで増幅して信号線88を介してA/D変換器
50に出力するものである。その詳細な構成等に付いて
は後述する。
【0023】A/D変換器50は、バキュームセンサ3
0から出力され、増幅回路40を介して入力するアナロ
グの検出信号をコンピュータ処理に適したデジタル値に
変換し、信号線89を介して演算装置60に出力する。
【0024】演算装置60は、例えばCPU(中央演算
処理装置)等からなり、A/D変換器50でデジタル変
換された検出信号が入力され、ノズル10内の負圧の大
きさと、内蔵又は外部のRAM等の記憶装置に予め記憶
されてなる正常にチップ部品が吸着された時の負圧値と
の比較演算を行ってチップ部品の吸着不良の有無の判定
を行うものである。また、演算装置60は、ノズル10
にチップ部品が吸着されていることの判定も行うように
なっている。なお、図示省略するが、演算装置60に
は、該演算装置60でチップ部品の吸着不良を検出した
際にアラーム等を発生する警告手段などが接続されてい
る。
【0025】図2には、本発明に係る検出装置の増幅回
路40の一例のブロック構成が示されている。同図に示
すように、この増幅回路40は、バキュームセンサ30
より入力される検出信号から、その検出信号の値よりも
小さい基準値V0を減ずる引算回路(引算手段)41
と、引算回路41により基準値V0の減じられた抽出信
号を増幅してA/D変換器50に出力するn倍回路(n
倍手段)43と、バキュームセンサ30から入力される
検出信号を増幅せずにA/D変換器50に出力する1倍
回路(1倍手段)45と、n倍回路43からの出力と1
倍回路45からの出力のうち何れをA/D変換器50に
入力させるかの切換えを行う切換手段を構成するスイッ
チ44,46を有している。また、増幅回路40には、
前記基準値V0を発生する基準電圧発生用電源42が設
けられている。
【0026】引算回路41は、バキュームセンサ30と
増幅回路40とを接続する前記信号線80から分岐する
分岐信号線81に接続されている。その引算回路41と
n倍回路43とは信号線83を介して接続され、またn
倍回路43は信号線84を介してスイッチ44に接続さ
れている。一方、1倍回路45は前記信号線80から分
岐する分岐信号線85に接続されているとともに、信号
線86を介してスイッチ46に接続されている。そし
て、それらスイッチ44,46は、共通信号線87を介
して、増幅回路40とA/D変換器50とを接続する前
記信号線88に共通接続されている。また、基準電圧発
生用電源42は、信号線82を介して引算回路41に接
続されている。
【0027】引算回路41は、信号線80及び分岐信号
線81を介してバキュームセンサ30より入力される検
出信号から、信号線82を介して基準電圧発生用電源4
2より入力される基準電圧値を減ずる減算を行って抽出
信号を作成し、その抽出信号をn倍回路43に信号線8
3を介して出力するように構成されたものであり、例え
ば周知のようにオペアンプ等を用いた回路で構成されて
いる。なお、その減算結果が0以下の値とならないよう
に、基準電圧発生用電源42においてその基準値V0の
設定がなされている。
【0028】図3には、引算回路41及びn倍回路43
の一例が示されているが、同図に示すように、引算回路
41は、例えば、前記分岐信号線81が抵抗R1を介し
てオペアンプ41aの反転入力端子に接続され、一方前
記信号線82が抵抗R2を介してオペアンプ41aの非
反転入力端子に接続され、オペアンプ41aの出力端子
に前記信号線83が接続されて構成されている。ここ
で、それら抵抗R1と抵抗R2と、オペアンプ41aの帰
還回路部分に設けられた抵抗R3と、非反転入力端子と
グラウンド(接地)間に設けられた抵抗R4とは同じ抵
抗値のものである。
【0029】n倍回路43は、引算回路41より入力す
る抽出信号を適当な倍率nでもって増幅し、スイッチ4
4及び信号線84,87,88を介してA/D変換器5
0に出力可能なように構成されたものであり、例えば周
知のようにオペアンプ等を用いた回路で構成されてい
る。
【0030】即ち、n倍回路43は、例えば図3に示す
ように、前記信号線83が抵抗R10を介してオペアンプ
43aの反転入力端子に接続され、一方オペアンプ43
aの非反転入力端子は抵抗R12を介して接地され、オペ
アンプ43aの出力端子に前記信号線84が接続されて
構成されている。ここで、オペアンプ43aの帰還回路
部分に設けられた抵抗(可変抵抗)R11は、抵抗R10の
n倍の抵抗値になっている。なお、図3中、D10及びD
11はダイオードである。
【0031】1倍回路45は、信号線80及び分岐信号
線85を介してバキュームセンサ30より入力される検
出信号を増幅せずにスイッチ46及び信号線86,8
7,88を介してA/D変換器50に出力可能なように
構成されたものであり、例えば周知のようにオペアンプ
等を用いた回路(具体的な回路例としては、上記n倍回
路43において抵抗R10と抵抗R11の抵抗値を同じにし
た回路)で構成されている。
【0032】ここで、スイッチ44,46は、例えば周
知のアナログスイッチであり、それらスイッチ44,4
6の何れか一方のみが選択的にオン(ON)するように
されている。つまり、スイッチ46がオン(ON)して
いる通常状態の時にはスイッチ44はオフ(OFF)状
態となっており、またスイッチ46がオフ(OFF)状
態となる時にスイッチ44がオン(ON)状態となる。
【0033】以上のように構成された検出装置により、
チップ部品の吸着不良は以下のようにして検出される。
【0034】先ず、従来同様にノズル10内を真空発生
器20で真空吸引してノズル10の先端にチップ部品が
吸着された後、センタリングチャック(図6参照)でチ
ップ部品の吸着位置の中心出しが行われる。その後、バ
キュームセンサ30によりノズル10内の負圧の大きさ
が検出され、その負圧の大きさに対応する検出信号が増
幅回路40に送られる。なお、バキュームセンサ30に
よる負圧の検出及び検出信号の出力は常時行われてい
る。
【0035】その際、増幅回路40は通常状態、即ちス
イッチ46がオン(ON)状態でスイッチ44がオフ
(OFF)状態になっており、バキュームセンサ30か
ら入力された前記検出信号は1倍回路45とスイッチ4
6を経て増幅されることなくA/D変換器50に出力さ
れる。そして、そのA/D変換器50に入力された前記
検出信号はデジタル信号に変換されて判定信号として演
算装置60に送られる。
【0036】演算装置60では、チップ部品の吸着状態
が正常な時の負圧値(予め記憶されている。)がRAM
等から読み込まれ、その正常状態の負圧値と、A/D変
換器50から入力された判定信号に基づくノズル10内
の負圧値との比較演算が行われる。従来と同様に、ノズ
ル10内の負圧値が正常状態の負圧値と略一致すればノ
ズル10にチップ部品が吸着されていると判定され、ノ
ズル10内の負圧値が正常状態の負圧値よりも著しく低
ければチップ部品が吸着されていないと判定される。
【0037】演算装置60でチップ部品が吸着されてい
ることの判定がなされた後、例えば演算装置60から出
力される切換信号等により増幅回路40のスイッチ46
がオフ(OFF)となってスイッチ44がオン(ON)
になる。それによって、バキュームセンサ30から増幅
回路40に送られた検出信号は引算回路41に入力さ
れ、そこで基準電圧発生用電源42から入力される基準
値V0の減算が行われる。
【0038】引算回路41で基準値V0を減じられた抽
出信号は、引算回路41からn倍回路43に送られ、A
/D変換器50の最大入力電圧範囲まで増幅される。そ
の増幅された信号は、スイッチ44を経てA/D変換器
50に送られ、デジタル信号に変換されて判定信号とし
てさらに演算装置60に送られる。
【0039】演算装置60では、RAM等から読み込ま
れた前記正常状態の負圧値から基準電圧発生用電源42
における前記基準値V0に相当する分を除いた値と、A
/D変換器50から入力された判定信号に基づく値との
比較演算が行われる。それら両者の値が一致すればノズ
ル10にチップ部品が正常な状態で吸着されていると判
定され、両者の値が一致しなければチップ部品がチップ
立ちなどの不良状態で吸着されていると判定される。
【0040】演算装置60でチップ部品が正常な状態に
吸着されていることの判定がなされた後、例えば演算装
置60から表面実装装置本体の駆動制御信号等が出力さ
れ、それに基づいてノズル10が図示しない回路基板の
チップ部品実装箇所上に移動される。そして、実装動作
が行われ、チップ部品が実装されることとなる。
【0041】一方、演算装置60でノズル10にチップ
部品が吸着されていないか、吸着されていてもその吸着
状態が正常ではないと判定されると、例えば演算装置6
0から警告発生信号等が出力され、図示しない警告手段
においてアラーム等が発生される。或は、アラーム等を
発生させる代わりに、ノズル10に吸着しているチップ
部品(吸着していない場合もある。)の廃棄動作を行っ
た後、再び新たなチップ部品の吸着を行わせるようにし
てもよい。
【0042】以上の二つの検出が終了したら、スイッチ
44,46は通常状態、即ちスイッチ46がオン(O
N)状態でスイッチ44がオフ(OFF)状態に復帰さ
れる。
【0043】ところで、本発明においては、上述した検
出装置における吸着不良検出をより効果的に行わせ得る
ように、ノズル10の吸着穴を従来の単一の円形状の穴
とは異ならせている。以下にその穴形状に付いて説明す
る。
【0044】図4には、本発明に係る検出装置に適用さ
れるノズル10の種々の形状が例示されている。例え
ば、図4(A)に示すノズル10Aでは吸着穴10aは
長穴になっており、図4(B)に示すノズル10Bでは
吸着穴10bは瓢箪形状になっており、図4(C)に示
すノズル10Cでは吸着穴10cが2個設けられてお
り、図4(D)に示すノズル10Dでは吸着穴10dは
長方形をしている。以上例示列挙したように、ノズル1
0の吸着穴(10a,10b,10c,10d)は、ノ
ズル10にチップ部品が正常に吸着された際のチップ部
品の長手方向に一致する方向に細長く開口する形状か、
或はその方向に2個以上設けられている。
【0045】そして、ノズル10にチップ部品が正常に
吸着された際のチップ部品の短手方向に対応するノズル
10,10A,10B,10C,10Dの吸着穴10
a,10b,10c,10dの寸法uは、チップ部品の
前記短手方向の長さよりも小さくなっている。つまり、
ノズル10にチップ部品が正常に吸着された場合には、
吸着穴10a,10b,10c,10dは完全に塞がれ
る。しかし、図5に示すように、チップ部品2の本来の
吸着面2a以外の側面が吸着された場合(図8(A)の
状態に相当する。)には、吸着穴10a,10b,10
c,10dの一部(図5で斜線を付した部分)が塞がれ
ずに露出するように、前記寸法uはチップ部品2の厚さ
sよりも大きくなっている。
【0046】ノズル10の吸着穴が以上のような寸法で
細長く開口するか、一方向に2個以上設けられているた
め、図5に示すようにチップ部品2の吸着状態が不良で
ある場合に、チップ部品2で塞がれずに露出する穴部分
が従来(図10参照)よりも増え、その露出する穴部分
で生じるエア漏れの量も従来よりも多くなる。
【0047】上記実施例によれば、増幅回路40の引算
回路41においてノズル10内の負圧の大きさに対応し
た検出信号から基準値V0を減じて抽出信号を作成し、
n倍回路43でその抽出信号を増幅して出力し、その増
幅された判定信号に基づいて吸着不良の判定を行うの
で、前記検出信号の微小な変化が検出可能な程度に増幅
され、チップ立ち状態で発生し得る微小なエア漏れによ
る負圧の僅かな低下を検出することが可能となる。しか
も、検出装置を構成するA/D変換器50などの他の構
成要素の分解能は従来と同程度で十分であり、多大なる
コスト増を招く原因となりまたノイズの影響を受け易い
高分解能のA/D変換器などを用いずに済む。
【0048】従って、引算回路41やn倍回路43を設
けることによる最小限のコスト増のみで、ノズル10内
の負圧を高精度に測定し、微小なエア漏れを検出してチ
ップ立ちの検出を行うことが可能となる。
【0049】また、増幅回路40には前記検出信号を増
幅せずに出力する1倍回路45が設けられており、スイ
ッチ44,46により1倍回路45側と前記n倍回路4
3側との切換えが行われるようになっているため、スイ
ッチ44,46を適宜オン(ON)/オフ(OFF)さ
せることにより従来と同様にしてノズル10にチップ部
品が吸着されているか否か又はノズルが取り付けられて
いるか否かの検出も行うことができる。
【0050】さらに、ノズル10の吸着穴が細長く開口
するか、一方向に2個以上設けられているため、チップ
部品の吸着不良時のエア漏れ量が多くなり、吸着不良の
検出がより一層効果的に行われる。
【0051】なお、上記実施例においては、引算手段の
一例として引算回路41を挙げ、その引算回路41はオ
ペアンプ等を用いた回路で構成されているとしたが、こ
れに限定されるものではなく、バキュームセンサ30よ
り入力される検出信号から、基準電圧発生用電源42よ
り入力される基準電圧値を減ずる減算を行って抽出信号
を作成し、その抽出信号をn倍回路43に出力するよう
に構成されていれば、如何ような構成の回路でもよい
し、回路に限らずCPU等のソフトウェアなどであって
もよい。
【0052】また、上記実施例においては、n倍手段の
一例としてn倍回路43、1倍手段の一例として1倍回
路45、を夫々挙げ、それらn倍回路43及び1倍回路
45は何れもオペアンプ等を用いた回路で構成されてい
るとしたが、これに限定されるものではなく、n倍回路
43は引算回路41より入力する抽出信号を適当な倍率
でもって増幅してA/D変換器50に出力可能であり、
一方1倍回路45はバキュームセンサ30より入力され
る検出信号を増幅せずにA/D変換器50に出力可能で
あるように夫々構成されていれば、如何ような構成の回
路でもよいし、回路に限らずCPU等のソフトウェアな
どであってもよい。
【0053】さらに、切換手段はスイッチ44,46に
限らないのは勿論であり、またスイッチ44,46も上
記実施例のようにアナログスイッチに限らず、それらス
イッチ44,46の何れか一方のみが選択的にオン(O
N)されるようになっていれば、如何なる構成のスイッ
チでもよい。
【0054】さらにまた、ノズル10の吸着穴は、上記
実施例で例示したものに限らないのはいうまでもない。
【0055】また、上記実施例においては、増幅手段は
引算回路41とn倍回路43とを備えた増幅回路40で
構成されているとしたが、これに限定されるものではな
く、少なくとも、バキュームセンサ30より入力される
検出信号から、その検出信号の値よりも小さい基準値を
減じて抽出信号を生成し、その生成した抽出信号を増幅
して出力するようになっていれば、如何ような構成の回
路でもよいし、回路に限らずCPU等のソフトウェアな
どであってもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載のチップ部品の吸着不良検
出装置によれば、チップ部品を吸着したノズル内の負圧
の大きさに対応してバキュームセンサより出力される検
出信号から、その検出信号の値よりも小さい基準値を減
ずる引算手段と、該引算手段により基準値の減じられた
抽出信号を増幅して出力するn倍手段とを備えた増幅手
段を有しているため、その増幅手段を介することにより
前記検出信号の微小な変化が検出可能な程度に増幅さ
れ、チップ立ち状態で発生し得る微小なエア漏れによる
負圧の僅かな低下を検出することが可能となる。しか
も、予め引算手段で検出信号から基準値を減算してから
n倍手段で増幅するようになっているため、検出装置を
構成するA/D変換器などの他の構成要素の分解能は従
来と同程度で十分であり、多大なるコスト増を招く原因
となりまたノイズの影響を受け易い高分解能のA/D変
換器などを用いずに済む。
【0057】つまり、従来と同程度の分解能を有するA
/D変換器を用いて、従来の検出装置の検出限界(分解
能)では認識できなかったチップ部品の不良吸着を検出
することができる。従って、引算手段やn倍手段を設け
ることによる最小限のコスト増のみで、ノズル内の負圧
を高精度に測定し、微小なエア漏れを検出してチップ立
ちの検出を行うことが可能となる。
【0058】請求項2記載のチップ部品の吸着不良検出
装置によれば、前記増幅手段は、前記バキュームセンサ
から出力される検出信号を増幅せずに出力する1倍手段
と、前記検出信号の伝達経路を前記1倍手段を経由する
経路と前記n倍手段を経由する経路との間で切り換える
切換手段とを備えているため、請求項1記載の発明によ
る効果の他に、切換手段の切換えにより従来と同様にし
てノズルにチップ部品が吸着されているか否か又はノズ
ルが取り付けられているか否かを検出することができ
る。
【0059】請求項3記載のチップ部品の吸着不良検出
装置によれば、前記ノズルの先端に、同ノズルにチップ
部品が正常に吸着された状態における該チップ部品の長
手方向に一致する方向に細長く開口する吸着穴又は同方
向に並んで開口する2個以上の吸着穴が設けられている
ため、ノズルにチップ部品がチップ立ち状態で吸着され
た場合、チップ部品で塞がれずにエア漏れの原因となる
吸着穴の露出部分の面積が大きくなってエアの漏れ量が
多くなり、チップ部品の吸着不良の検出がより一層効果
的に行われるようになる。
【0060】請求項4記載のチップ部品の吸着不良検出
方法によれば、ノズル内の負圧を検出し、その検出され
た負圧の大きさに対応する検出信号から、該検出信号の
値よりも小さい基準値を減じ、その基準値の減じられた
抽出信号を増幅し、その増幅された信号に基づいて吸着
不良の判定を行うため、チップ部品の種々の吸着状態に
より得られる検出信号の微小な変化部分を抽出して検出
可能な程度に増幅するので、微小なエア漏れによる負圧
の僅かな低下を検出することができ、チップ立ちの検出
を行うことができる。すなわち、従来と同程度の分解能
を有するA/D変換器を用いて、従来の検出装置の検出
限界(分解能)では認識できなかったチップ部品の不良
吸着を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップ部品の吸着不良検出装置の
一例のブロック構成図である。
【図2】その検出装置の増幅回路の一例のブロック構成
図である。
【図3】その増幅回路の引算回路及びn倍回路の一例の
回路図である。
【図4】その検出装置に適用される本発明に係るノズル
の端面形状を示す端面図である。
【図5】そのノズルにチップ部品が不良状態で吸着され
た状態の模式図である。
【図6】一般的な表面実装装置におけるチップ部品の中
心出しを行っている状態を示す概略側面図である。
【図7】従来のチップ部品の吸着不良検出装置のブロッ
ク構成図である。
【図8】一般的にノズルにチップ部品が吸着された際に
起こり得る不良状態を示す概略図である。
【図9】従来のノズルの端面形状を示す端面図である。
【図10】従来のノズルにチップ部品が不良状態で吸着
された状態の模式図である。
【符号の説明】
V0 基準値 2 チップ部品 10,10A,10B,10C,10D ノズル 10a,10b,10c,10d 吸着穴 20 真空発生器 30 バキュームセンサ 40 増幅回路(増幅手段) 41 引算回路(引算手段) 43 n倍回路(n倍手段) 44,46 スイッチ(切換手段) 45 1倍回路(1倍手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ部品を吸着するノズルと、該ノズ
    ル内を真空に吸引する真空発生器と、該真空発生器によ
    り生じる前記ノズル内の負圧の大きさを検出して検出信
    号を出力するバキュームセンサとを備えた表面実装装置
    において、 前記検出信号を増幅する増幅手段として、前記検出信号
    の値から同検出信号の値よりも小さい基準値を減ずる引
    算手段、および、該引算手段により基準値の減じられた
    抽出信号をn倍に増幅して出力するn倍手段と、 この増幅された信号をデジタル信号に変換して判定信号
    を出力するA/D変換器とを備え、 このA/D変換器から出力された判定信号に基づいてノ
    ズルに吸着されたチップ部品の吸着不良の判定を行う
    とを特徴とするチップ部品の吸着不良検出装置。
  2. 【請求項2】 前記増幅手段は、前記バキュームセンサ
    から出力される検出信号を増幅せずに出力する1倍手段
    と、前記検出信号の伝達経路を前記1倍手段を経由する
    経路と前記n倍手段を経由する経路との間で切り換える
    切換手段とを有していることを特徴とする請求項1記載
    のチップ部品の吸着不良検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズルの先端に、同ノズルに略直方
    体形状のチップ部品が正常に吸着された状態における該
    チップ部品の長手方向に一致する方向に細長く開口する
    吸着穴又は同方向に並んで開口する2個以上の吸着穴が
    設けられていることを特徴とする請求項1または2記載
    のチップ部品の吸着不良検出装置。
  4. 【請求項4】 ノズル内を真空に吸引して該ノズルの先
    端に吸着されたチップ部品の吸着不良を検出する方法に
    おいて、ノズル内の負圧を検出し、その検出された負圧
    の大きさに対応する検出信号の値から、該検出信号の値
    よりも小さい基準値を減じ、その基準値の減じられた抽
    出信号を増幅し、この増幅された信号をデジタル信号に
    変換し、このデジタル信号に変換された判定信号に基づ
    いてノズルに吸着されたチップ部品の吸着不良の判定を
    行うことを特徴とするチップ部品の吸着不良検出方法。
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